JPH07131021A - 半導体装置およびその作製方法 - Google Patents

半導体装置およびその作製方法

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JPH07131021A JP6162726A JP16272694A JPH07131021A JP H07131021 A JPH07131021 A JP H07131021A JP 6162726 A JP6162726 A JP 6162726A JP 16272694 A JP16272694 A JP 16272694A JP H07131021 A JPH07131021 A JP H07131021A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮光層を有する薄膜トランジスタを得る。 【構成】 マスク16を利用して窒素または酸素のイオ
ン注入を行ない、活性層領域以外を18で示されるよう
に窒化または酸化させる。材料として珪素やアルミを用
いれば、上記の窒化または酸化によって透光性となるの
で、その領域は光を透過する。また、マスク16によっ
てマスクされた領域は活性層として利用する。こうする
ことで、活性層は遮光され、他の領域は透光性を有する
構成とすることができる。この構成は、アクティブマト
リックス型液晶表示装置の画素電極に設けられるTFT
に利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮光が必要とされる半
導体装置およびその作製方法に関する。例えばTFT
(薄膜トランジスタ)およびその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より薄膜トランジスタ(以下TFT
という)をアクティブマトリックス型液晶表示装置やイ
メージセンサに用いる構成が知られている。特にアクテ
ィブマトリックス型の液晶表示装置の各画素領域にTF
Tを形成し、画素をスイッチングさせる素子として利用
する構成は、高速動作を行うことのできる液晶表示装置
として注目されている。
【0003】周知のように液晶表示装置の画素部分は、
光が透過しなければならない。しかしながら、TFTの
活性層は非晶質珪素膜または結晶性珪素膜で構成されて
おり、光が照射されることによって、伝導度が高くなっ
てしまう。活性層の伝導度が高くなると、画素に設けら
れるTFTとして重要な特性であるオフ電流が大きくな
ってしまい、画素電極における電化保持率が低下してし
まう。そこで、TFTの活性層、特にチャネル形成領域
に光が照射されないような構成とする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、TFTの活
性層に光が照射されないような構成を実現することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施態
様例である図2(C)を示し、本発明を説明する。図2
(C)に示されるTFTにおいては、光が基板側から入
射するものとする。このTFTにおいて、ソース/ドレ
イン領域22、24とチャネル形成領域23とが形成さ
れる活性層の下部にリンがドープされた珪素膜12が存
在しており、このリンがドープされた珪素膜12によっ
て遮光が実現されている。また珪素膜12の斜線部で示
す活性層に対応する以外の領域は、窒化または酸化され
ており、透光性が有せしめられている。また、活性層の
周囲も28で示されるように窒化または酸化されてお
り、特にこの下部が遮光層となっているので、活性層に
光が回り込むことを防ぐ構成となっている。ここでは、
珪素にドープする元素としてリンの場合の例を示した
が、リンの代わりにIIIb族元素であるB(ボロン)、Al
(アルミ)、Vb族元素であるAs(ヒソ)を用いることも
できる。
【0006】図3(D)に本発明の他の好ましい実施態
様例を示す。このTFTにおいても光は基板側(図面下
側)から入射するものとする。図3(D)において、ソ
ース/ドレイン領域40、42とチャネル形成領域41
とが形成されている活性層の下部には、アルミニウム膜
32が存在しており、このアルミニウム膜によって活性
層への遮光が実現されている。またそれ以外の領域、即
ち活性層に対応する以外の領域においては、窒素または
酸素が注入され、窒化アルミまたは酸化アルミとなって
いるので、透光性が有せしめられている。また、48で
示されるマージンでもって、活性層周辺部にもアルミ膜
32が残存しているので、活性層にガラス基板31側か
ら光が回り込むのを防ぐことができる。
【0007】本明細書で開示する発明において、リンが
ドープされた珪素は遮光層として機能する。またこの珪
素膜に酸素または窒素をドープすることによって、透光
性を有する膜とすることができる。即ち、リンがドープ
された珪素膜に対して選択的に酸素または窒素をドープ
することによって、選択的に遮光層を形成することがで
きる。またこのリンがドープされた珪素膜に対して、酸
素と窒素の両方をドープすることで、SiOx y で示
される透光性を有する膜とすることもできる。このリン
がドープされたSiOx y は静電気に対する絶縁破壊
が非常に起こりにくく、薄膜トランジスタの静電気に対
する耐性を大きく高めることができる。
【0008】またアルミ膜はそのままでは遮光層として
機能するが、窒素または酸素の注入によって、AlN 、Al
2O3 となり、透光性となる。従って、この場合も選択的
に遮光層を形成することができる。
【0009】ここでは、主に珪素とアルミを用いた場合
を説明したが、他にMo、Ta、Wo等の金属を用いる
こともできる。またこれら金属と珪素との積層を用いる
こともできる。また珪素中にMo、Ta、Wo等の金属
から選ばれた一種または複数種類の金属を0.1 〜30原子
%添加したものを用いるのでもよい。特に珪素中に金属
を添加したものは、遮光層にヒートシンクとしての機能
を有せしめることができ有用である。
【0010】
【作用】遮光膜としてリンがドープされた珪素膜を利用
することで、遮光膜としての作用の他に、 ・リンがドープされることで膜が導電性となり、チャネ
ル形成領域をグランドレベルに固定できる。 ・リンの作用により基板側からの不純物をブロッキング
できる。 ・リンの作用によりNi等の金属元素のゲッタリングを
行うことができる。
【0011】また、窒化または酸化されたアルミ膜を利
用することで、 ・選択的に遮光層を設けることができ、基板側からTF
Tに対する遮光を実現できる。(即ち、必要とする領域
のみの遮光を実現できる) ・ヒートシンクとしての機能をも得ることができ、熱的
にTFTの動作を安定させることができる。
【0012】
【実施例】〔実施例1〕以下において、図1と図2に本
実施例の作製工程を示す。本実施例では、一つのNチャ
ネル型TFTを作製する例を示すが、ソース/ドレイン
領域をP型とすることで、Pチャネル型TFTを作製す
ることもできる。また、Pチャネル型TFTとNチャネ
ル型TFTとを相補型に構成したCMOS構成の回路を
形成することもできる。本実施例において説明するTF
Tは、アクティブマトリックス型の液晶表示装置やイメ
ージセンサー、さらには光を透過させる必要がある基板
上に集積化される回路に利用することができる。
【0013】まず、ガラス基板11上に500Å(20
0Å〜500Å)のリンがドープされた珪素膜12を形
成する。リンがドープされた珪素膜は、導電性を有して
いるため、後に形成されるTFTのチャネル形成領域の
電位をグランドレベルに保持する機能を有する。またこ
の珪素膜12は遮光層としても機能する。なおリンのド
ーピング量は、1×1019〜5×1021cm-3、好まし
くは1×1020〜5×1020cm-3とする。
【0014】つぎに、酸化珪素膜13を500Å(30
0Å〜600Å)の厚さにスパッタリング法で形成し、
さらに非晶質珪素膜14を1000Å(500Å〜15
00Å)の厚さにプラズマCVD法で形成する。この非
晶質珪素膜14は、後にTFTの活性層を構成すること
なる。また必要に応じて非晶質珪素膜を結晶化させて結
晶性珪素膜とする。結晶珪素膜を得るには、非晶質珪素
膜を加熱アニールする方法、非晶質珪素膜にレーザー光
を照射する方法、予め結晶性を有する珪素膜を形成する
方法がある。また、加熱による結晶化の後に、赤外線の
照射によるアニールを併用することは有用である。
【0015】さらに酸化珪素膜15を500Å(200
Å〜1000Å)の厚さにスパッタリング法で形成す
る。さらに2000Å(2000Å〜3000Å)の厚
さにアルミニウム膜16を蒸着法で形成する。さらにレ
ジスト17でマスクを形成し、図1(A)の状態を得
る。
【0016】さらに、レジスト17をマスクとして、ア
ルミ膜16、酸化珪素膜15、珪素膜14をエッチング
し、島状の積層を形成する。そして図1(B)に示すよ
うに、等方性のドライエッチングによって、アルミ膜1
6をサイドエッチングする。このサイドエッチングは、
図2(D)に示すTFTの完成時において、活性層周囲
に28で示されるマージンでもって遮光層を残すための
ものである。
【0017】つぎに、レジスト17を取り除き、窒素イ
オンのイオン注入を行う。この際、アルミ膜16がマス
クとなり、斜線18で示される部分がに窒素が注入され
る。この工程の後に、アニールを行い窒素が注入された
領域を窒化し透光性とする。このアニール工程は、強光
(赤外光)の照射によって行うことが好ましい。赤外光
は珪素に選択的に吸収されるが、ガラスにはあまり吸収
されないので、選択的に珪素を1000度以上の高温に
することができ、1000℃以上の熱アニールによるも
のと同様の効果を得ることができる。
【0018】この工程によって、窒素が注入されなかっ
た部分のリンドープ珪素膜12以外の領域を透光性とす
ることができる。即ち、図1(C)の斜線で示す部分を
窒化させ、透光性とすることができる。つぎに、アルミ
膜16を取り除いて、図1(D)の状態を得る。この状
態において、遮光され、またその周囲が窒化された活性
層が確定し、その他の領域を透光性とすることができ
る。
【0019】つぎに図2(A)に示すように、酸化珪素
膜19を1000Åの厚さにスパッタリング法で形成す
る。この酸化珪素膜は、ゲイト絶縁膜として機能する。
そして、アルミ膜(1〜2%の珪素を含有する)を60
00Åの厚さに形成し、パターニングを行うことによっ
て、ゲイト電極20を形成する。さらに、このアルミニ
ウムよりなるゲイト電極の周囲に2000Å厚の陽極酸
化物層21を形成する。この工程は、酒石液が1〜5%
含まれたエチレングルコール溶液中でゲイト電極20を
陽極として陽極酸化を行うことで実行される。この陽極
酸化物層21は、後のP(燐)のイオン注入工程におい
て、オフセットゲイト領域を形成するマスクとして機能
する。こうして、図2(A)に示す形状を得る。なお、
ゲイト電極としては公知の珪素を主成分としたものを用
いてもよく、また珪素と金属の積層やシリサイドを利用
したものであってもよい。
【0020】つぎに、図2(B)に示すように、P(リ
ン)のイオン注入を行い、N型化されたソース/ドレイ
ン領域22、24の形成と、チャネル形成領域23とを
自己整合的に形成する。この後、注入されたPの活性化
とアニールをレーザー光の照射または強光の照射によっ
て行う。強光を用いる場合には、0.5μm〜5μm程
度の赤外光を用い、数分以内の短時間における加熱アニ
ールを行うのが有効である。
【0021】そして層間絶縁物25として酸化珪素また
はポリイミドを形成し、さらに電極26、27を形成
し、TFTを完成する。(図2(C))
【0022】この図2(C)に示すTFTは、ソース/
ドレイン領域22、24とチャネル形成領域が形成され
る活性層(22、23、24で示される)の周辺部28
に窒素が注入され窒化されているので、この領域での絶
縁性が高められ、ゲイト電極と活性層端部との間におい
てショートやリークの問題を低減させることができる。
この様子を図2(D)に示す。図2(D)は、図2
(C)に示すTFTを上から見た図である。ゲイト電極
20の下には、チャネル形成領域23が形成されている
が、200で示される活性層の端部が段差になっている
ので、この部分の酸化珪素膜の膜厚が薄くなり、ゲイト
電極20とチャネル形成領域23との間でショートやリ
ークが生じる問題がある。しかし本実施例の構成を採用
した場合、活性層の端部周囲に窒化物28が形成されて
いるので、電界集中を緩和するとともにその領域におけ
るリークを防ぐことができる。
【0023】また活性層の下側には、リンドープ珪素膜
12が形成されており、遮光を実現するとともに不純物
のゲッタリング効果を得ることができる。そして、活性
層以外の領域は、リンドープ珪素膜が窒化されて透光性
となっているので、TFTには光が照射されず、その他
の領域は光が透過する構成とすることができる。
【0024】〔実施例2〕本実施例の作製工程図を図3
に示す。まず、ガラス基板31上にアルミ膜32を50
0Å(200〜1000Å)の厚さにスパッタリング法
で形成する。さらに酸化珪素膜33を500Å(200
〜800Å)の厚さにスパッタリング法で形成する。さ
らに非晶質珪素膜34をプラズマCVD法で1000Å
の厚さに形成する。そしてこの非晶質珪素膜34を60
0度、24時間の熱アニールにより結晶化させる。次に
酸化珪素膜35を500Åの厚さにスパッタリング法で
形成し、さらにアルミ膜36を1000Åの厚さにスパ
ッタリング法で形成し、レジスト30を形成する。この
レジスト30によって、アルミ膜36と酸化珪素膜35
をパターニングし、さらにアルミ膜36をサイドエッチ
ングすることによって図3(A)に示すような形状を得
る。
【0025】次に、図3(B)で示すように、窒素また
は酸素イオン、ここでは窒素イオン(N+ )を注入し、
37の領域を窒化する。ここで、窒素イオンが注入され
た非晶質珪素膜34は窒化珪素膜となるので、透光性と
なる。また、窒素イオンが注入された酸化珪素膜33は
酸化窒化珪素となるので当然透光性となる。また、窒素
イオンが注入されたアルミ膜32は窒化アルミ(AlN) と
なりこれも透光性となる。即ち、窒素イオンが注入され
た領域は全て透光性となる。なお、窒素イオンの代わり
に酸素イオンを用いた場合でも、アルミ膜が酸化アルミ
膜となるので、やはり透光性とすることができる。
【0026】そして、レジスト30、アルミ膜36、酸
化珪素膜35を取り除く。さらに、ゲイト絶縁膜となる
酸化珪素膜46を1000Åの厚さにスパッタリング法
によって形成する。さらに6000Åの厚さにアルミ膜
(珪素が1%添加)を形成し、パターニングを行うこと
によって、アルミのゲイト電極38を形成する。さらに
陽極酸化工程によって酸化物層39を2000Åの厚さ
に形成し、図3(C)に示す形状を得る。
【0027】そして、イオン注入法によって、Pイオン
を注入することによって、ソース/ドレイン領域40、
42とチャネル形成領域41とを自己整合的に形成す
る。この後、レーザ光または強光によりアニールを行
う。強光によるアニールとしては、0.5〜5μm好ま
しくは、1.3μm程度の赤外光による光アニールが効
果的である。赤外光は珪素膜に選択的に吸収されるの
で、ガラス基板をそれ程加熱することなしに、珪素膜中
の不対結合手や欠陥を効率良くアニールすることができ
る。
【0028】そして、層間絶縁物43を形成し、穴明け
工程の後、ソース/ドレイン電極となる電極44、45
を形成し、TFTを完成する。(図3(D))
【0029】以上示したような構成を採用することで、
窒素イオンが注入されなかった領域のアルミ膜32を遮
光層として利用することができる。この遮光層は、ヒー
トシンクとしても機能するので、熱的に薄膜トランジス
タの動作を安定させることができるという効果も有す
る。
【0030】以上において、遮光層としてアルミ膜を用
いた例を示した。しかし、これらの膜の代わりにチタン
膜を用い、窒素または酸素イオンを注入することによ
り、酸化チタンまたは窒化チタンとしてもよい。この場
合、酸化チタンは透光性であるが、窒化チタンは不透明
であるので、画素部分の構成には利用できない。
【0031】〔実施例3〕本実施例は、本明細書で開示
する発明を利用して透過型の液晶ディスプレイを構成し
た場合の例を示す。本実施例で示す構成は、バックライ
ト型の液晶ディスプレイ、投影型の液晶表示装置、光ス
イッチ等に利用することができる。
【0032】本実施例における液晶ディスプレイの概略
の構成を図4に示す。図4は、アクティブマトリクス型
の液晶表示装置の一断面を示したものである。図4に示
されるのは、一対のガラス基板51と52、この一対の
ガラス基板間に保持された液晶53、液晶53に電界を
加えるための一対の電極50と58、遮光層として機能
するリンがドープされた珪素膜54、酸化珪素膜55、
TFT56、TFTのドレインに接続された画素電極5
8、層間絶縁膜57、が示されている。画素電極58は
複数マトリクス状に配置されており、一方の基板51側
に配置された共通電極50とで画素毎に一対の電極を構
成している。また電極50と58とは透光性を有するI
TOから成っている。
【0033】薄膜トランジスタ56の下部には、リンが
ドープされた珪素膜54が設けられている。この珪素膜
54の59で示される斜線部分以外の領域には、酸素イ
オンまたは窒素イオンが注入されており、透光性を有し
ている。即ち、リンがドープされた珪素膜54におい
て、59で示される斜線部分のみが遮光層として機能
し、他の領域は光(珪素に対して光伝導効果を与える波
長の光という意味)が透過する。光はディスプレイの一
方から501で示されるように照射され、502で示さ
れるようにディスプレイを透過していく。液晶ディスプ
レイに入射する光501は、遮光層の59の領域で遮蔽
され、薄膜トランジスタ56には照射されない。
【0034】本実施例においては、遮光層54としてリ
ンがドープされた珪素膜を用いたが、リンの他にボロン
やアルミまたはヒソをドープした珪素膜を用いるのでも
よい。またアルミを主成分とした膜とするのでもよい。
【0035】
【効果】リンがドープされた珪素膜、またアルミ膜を遮
光層とし、また光を透過させる部分には、窒素または酸
素を注入することによって、透光性とすることで、高信
頼性を有するTFTを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の作製工程を示す。
【図2】 実施例の作製工程を示す。
【図3】 実施例の作製工程を示す。
【図4】 透過型のヂィスプレイの概略の構成を示す。
【符号の説明】
11・・・・ガラス基板 12・・・・PSG膜 13・・・・酸化珪素膜 14・・・・珪素膜 15・・・・酸化珪素膜 16・・・・アルミ膜 17・・・・レジスト 18・・・・窒化された部分 19・・・・酸化珪素膜(ゲイト絶縁膜) 20・・・・ゲイト電極 21・・・・陽極酸化物層 22・・・・ソース/ドレイン領域 23・・・・チャネル形成領域 24・・・・ドレイン/ソース領域 25・・・・層間絶縁物 26・・・・電極 27・・・・電極 28・・・・窒化された部分 31・・・・ガラス基板 32・・・・アルミ膜 33・・・・酸化珪素膜 34・・・・珪素膜 35・・・・酸化珪素膜 36・・・・アルミ膜 30・・・・レジスト 37・・・・窒化された部分 46・・・・酸化珪素膜(ゲイト絶縁膜) 38・・・・ゲイト電極 39・・・・陽極酸化層 40・・・・ソース/ドレイン領域 41・・・・チャネル形成領域 42・・・・ドレイン/ソース領域 43・・・・層間絶縁物 44・・・・電極 45・・・・電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜を介して、リン、ヒソ、ボロン、
    アルミから選ばれた少なくとも一種類の元素が添加され
    た珪素膜上に形成された薄膜トランジスタであって、 薄膜トランジスタが形成されている領域以外は、前記珪
    素膜が窒化珪素または酸化珪素となっており、透光性を
    有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁膜を介して、アルミ膜上に形成され
    た薄膜トランジスタであって、 薄膜トランジスタが形成されている領域以外は、前記ア
    ルミ膜が窒化アルミまたは酸化アルミとなっており、透
    光性を有することを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、薄膜
    トランジスタの活性層端部周辺が窒化または酸化されて
    いることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 基板上にリン、ヒソ、ボロン、アルミか
    ら選ばれた少なくとも一種類の元素が添加された第1の
    珪素膜を形成する工程と、 前記珪素膜上に絶縁膜を介して活性層を構成する第2の
    珪素膜を形成する工程と、 前記活性層を構成する第2の珪素膜が形成されている以
    外の領域の第1の珪素膜に窒素イオンまたは酸素イオン
    を選択的に注入する工程と、 前記活性層を構成する第2の珪素膜を用いて薄膜トラン
    ジスタを形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  5. 【請求項5】 基板上にアルミ膜を形成する工程と、 前記珪素膜上に絶縁膜を介して活性層を構成する珪素膜
    を形成する工程と、 前記活性層を構成する珪素膜が形成されている以外の領
    域の前記アルミ膜に窒素イオンまたは酸素イオンを選択
    的に注入する工程と、 前記活性層を構成する珪素膜を用いて薄膜トランジスタ
    を形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009016742A (ja) 2007-07-09 2009-01-22 Nec Lcd Technologies Ltd 薄膜トランジスタ及びその製造方法

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