JPH0713069A - 距離検出装置 - Google Patents

距離検出装置

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JPH0713069A
JPH0713069A JP5149398A JP14939893A JPH0713069A JP H0713069 A JPH0713069 A JP H0713069A JP 5149398 A JP5149398 A JP 5149398A JP 14939893 A JP14939893 A JP 14939893A JP H0713069 A JPH0713069 A JP H0713069A
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led
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、被写体に投光した光束の一
部が被写体に投光されず背景等に抜けた場合でも、正確
な被写体距離情報を得ることにある。 【構成】 発光素子に2つの駆動端子(A1,A2)を
設け、この2つの駆動端子にそれぞれ通電することによ
り、発光面上で基線方向に対し発光強度が連続的に傾
斜し且つ基線方向に垂直な方向にそれぞれの発光強度が
線対称である測距光を時系列に被写体に投光し、各々の
測距信号によりケラレ度合いを定量的に検出し、ケラレ
現象による誤測距を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光素子から被写体に
投光された光の反射光を受光素子により受光し、前記受
光素子によりこの反射光を電気信号に変換して被写体測
距を行う、いわゆるアクティブ方式のカメラ用距離検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のカメラにおける距離
検出は、発光素子、例えばLED(Light Emitting Dio
de)からの光を被写体に投光し、その反射光を光スポッ
トとして受光素子、例えばPSD(Position Sensitive
Device)で受光し、反射光のスポット位置に基づいて
被写体測距を行う三角測量の原理を応用したアクティブ
方式の距離検出装置が知られている。
【0003】しかしながら、従来のカメラに搭載されて
いる公知の距離検出装置では、投光素子から投光される
光線の一部が主被写体に投光されずに背景等に抜けてし
まった場合(このような場合をケラレ現象と呼ぶ)に、
PSD上の反射光の重心位置がずれてしまい誤測距とな
り、ピンボケ写真ができてしまう欠点があった。
【0004】ここで三角測量方式のアクティブAFの測
距動作について、図1を用いて説明する。同図におい
て、光源3より発せられた光が、この光源3と同一光軸
L1を有する投光レンズ4によりビ−ム状に絞られ、被
写体5に投光される。被写体5からの反射光は、投光レ
ンズ4の光軸と平行な光軸L2を有する受光レンズ2を
介して、この受光レンズ2の略焦点距離上で上記光軸L
2とその中心が一致し、かつ、光軸L2に直交するよう
に配置されたPSD1の受光面の適宜位置P点に結像す
ることになる。このとき、上記PSD1の二つの電極
A,Bを介して流れる電流をia,ib、反射光強度に応じ
て生成される電流をI0、PSD1の中心点Oから上記
P点までの長さをx,PSD1の有効抵抗長をm、上記
P点から上記電極A或いはBまでの抵抗値をRa,Rb
とすると、 ia=Rb/(Ra+Rb)×I0 … ib=Ra/(Ra+Rb)×I0 … なる式が成立する。
【0005】一方、PSDは、周知のように上述した長
さm中における非抵抗分布が一様である。従って、上記
抵抗値Ra,Rbは、上記P点から電極A,Bまでの距
離に比例することとなり、長さx及びmを用いて表すこ
とができる。つまり、上記,式は、 ia=(m/2+x)/m×I0 … ib=(m/2−x)/m×I0 … と書換えられる。
【0006】上記,式において、I0はP点に結像
する反射光の強さに比例する未知数であることから、上
記式、或いは式のどちらか一方の式だけで未知数x
を解くことはできない。従って、通常は、上記I0の影
響をなくすために、I0=ia+ibとなる関係を利用し、
上記iaと(ia+ib)の比Kを求める処理がなされること
が一般的である。すなわち、 K=ia/(ia+ib) =(1/2+x/m)×I0/I0 =1/2+x/m … となる。この結果、P点の位置を示す未知数xのみを含
んだ情報を得ることができる。つまり、ia,ibを測定す
ることにより、上記xを得ることができる。
【0007】ここで、投光レンズ4から被写体5までの
距離をD、受光レンズ2の焦点距離をf(通常PSDは
受光レンズの焦点距離の近傍に配置される)、投受光レ
ンズ4,2の光軸L1,L2の間隔(すなわち基線長)
をBLとし、かつ、PSD1上の中心点Oに反射光が結
像される被写体は無限遠被写体であるとすると、三角測
量法より、 BL/D=x/f … なる関係式が成立し、結局上記Dは、 D=BL×f/x … となる。従って、前述した比Kを求めることにより、上
記式の分子xが得られれば、被写体5までの距離Dを
求めることができる。
【0008】次にケラレ現象について詳しく説明する。
前述の図1の測距動作についての説明で被写体からの反
射光の結像位置をP点と述べたが、正確には、PSD1
上には点で結像するのではなく面で結像する。従って、
結像位置P点は反射光の受光強度分布に応じた重心位置
となる。
【0009】今、光源の基線方向のチップ幅をW、投光
レンズの焦点距離をf1、受光レンズの焦点距離をf2
とすると、図2において、PSD面上に結像される光源
像の幅WPSDは、 WPSD=W×(f2/f1) となる。図2に示す通り、受光光量がWPSDの中心線に
線対称の場合、重心位置すなわち結像位置P点はWPSD
の中心と判断されるわけである。
【0010】ここで、図3に示すようなケラレ現象が起
こった場合を考えると、PSD面上には、図4に示すよ
うな反射光が受光される。なお、図3において図1と同
一の部材には同一の符号を付けている。3’は被写体上
の光源3被写体上における投影像である。斜線部が被写
体に正確に投光されている部分で、その反射光はPSD
上に受光される。しかしながら、斜線部以外の部分は背
景に抜けてしまうため、その反射光はPSD面上にはほ
とんど受光されない。このような場合の重心位置、すな
わち結像位置はP’となり、ケラレ現象のない重心位置
Pと前記P’の重心位置差がケラレによる測距誤差とな
るわけである。またこのケラレによる測距誤差は、基線
方向(図3の場合は左右方向)において背後に抜ける光
束が多いほど大きくなる。また、図4に示した反射光量
において、周辺の丸みやはみ出しは、投受光レンズのフ
レア光などの影響である。図3に示した構成、すなわち
カメラ(距離検出装置)上面から見て基線方向が左右方
向で、投光手段が左、受光手段が右の場合、投光された
光源像が被写体の向かって右側にケラレた時、PSD面
上の受光像の重心位置P’は、ケラレが起こっていない
時の重心位置Pより近側の測距情報を与える。このよう
なケラレを『近ケラレ』と呼ぶ。逆に、投影された光源
像が被写体の向かって左側にケラレた時、PSD面上の
受光像の重心位置P’は、ケラレが起こっていない時の
重心位置Pより遠側の測距情報を与える。このようなケ
ラレを『遠ケラレ』と呼ぶ。また、上記システムとは逆
で、投光手段が右、受光手段が左の場合、投影された光
源像が被写体の向かって右側にケラレた時、PSD面上
の受光像の重心位置P’は、ケラレが起こっていない時
の重心位置Pより遠側の測距情報を与え、投影された光
源像が被写体の向かって左側にケラレた時、PSD面上
の受光像の重心位置P’は、ケラレが起こっていない時
の重心位置Pより近側の測距情報を与える。
【0011】これまでに提案されているケラレ補正距離
検出装置として、以下の如き2種の装置が知られてい
る。
【0012】第一の種類の装置は、図17に示すよう
に、受光部が投光部を中心に所定の基線長離れて対称に
2箇所配置される構成の距離検出装置である。1-L,1
-RはPSD、2-L,2-Rは受光レンズ、3は光源、3’
は投影像で斜線部が被写体に正確に投光されている部分
であり斜線部以外の部分は背景に抜けている部分であ
る。4は投光レンズ、5は被写体である。この装置で
今、図17に示すようなケラレ現象が起きた時(被写体
に対して向かって右にケラレている場合)、PSD1-L
では、光源3から発光された光の被写体からの反射光の
重心位置が、正解(ケラレ現象が起きていないとき)の
重心位置よりずれてしまい、正解の被写体距離情報より
遠側の情報(遠ケラレ)となる。PSD1-Rでは、光源
3から発光された光の被写体からの反射光の重心位置
が、正解(ケラレ現象が起きていないとき)の重心位置
よりずれてしまい、正解の被写体距離情報より近側の情
報(近ケラレ)となる。ここで、PSD1-LとPSD1
-Rの被写体距離情報を演算(平均など)することによ
り、正確な測距出力が得られる。
【0013】次に第二の種類の装置を、図18を基に説
明する。1はPSD,2は受光レンズ、LED1,LE
D2,LED3は光源、3’-1,3’-2,3’-3はLE
D1,LED2,LED3のそれぞれの投影像である。
4は投光レンズ、5は被写体である。この装置は、図1
8に示すように、多点距離検出装置において、ケラレ現
象が起こっているLED1の測距情報を近隣のLEDの
測距情報により補正する方法である。今、図18に示す
ようなケラレ現象が起こっているとする。この場合、L
ED1による被写体距離情報は、図示のように、正解の
情報より近側の情報(近ケラレ)となり、LED2によ
る被写体距離情報は、図示のように、被写体に正確に投
光されているため正解の情報になる。LED3は背景に
抜けているため、被写体よりかなり遠側の情報になる。
上記のような多点距離検出装置の場合、LED1,LE
D2,LED3のそれぞれの測距情報の中で、一番近い
測距情報を採用するのが一般的である。従って、図18
に示す状況でケラレ補正処理を行わなければ、LED1
による測距情報が採用されてしまい誤測距を起こしてし
まうことになる。しかし、この装置は以下の方法でケラ
レによる誤測距を補正している。
【0014】このシステムは被写体の反射率を一定と仮
定しており、一番近い測距情報を与えるLEDの反射光
は一番反射光量が多いと推測している。ここで図18で
の反射光量の多い順番は、LED2、LED1、LED
3となり、一番近い測距情報を与えるLED1の反射光
量は一番多くないことが解る。従って、これはLED1
が近ケラレを起こしているためであると判断し、LED
1の測距情報は不採用となり、次に近い測距情報を与え
るLED2の情報が採用されるため、正確な測距出力が
得られることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した第一
の種類の装置では、受光部が2つ必要にあるため、通常
の距離検出装置に比べ、受光レンズと受光素子がワンセ
ット余計に必要となり、コストが高くなる。また、投光
部を中心に所定の基線長離れて対称に受光部が配置され
ているため、通常のシステムに比べ単純に2倍のスペー
スが必要となり、サイズが大きくなる。
【0016】第二の種類の装置では、被写体の反射率を
一定と仮定しているため、被写体の反射率が各々のLE
Dで異なった場合、ケラレているかいないかがたちまち
不明となる。また近隣のLEDとの比較が必要なので多
点測距にしか応用することができず、一点測距ではこの
方式は使用できなくなる。
【0017】本発明の目的は、上述した従来のケラレ補
正装置に内在する欠点を排除し、低下価格でコンパク
ト、しかも高性能な距離検出装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の距離検出装置は、被写体の同一測距点に対し
て発光強度分布の異なる複数の測距光を異なるタイミン
グで投光する投光手段と、前記異なるタイミングで投光
された測距光による被写体からの反射光を受光しそれぞ
れの受光位置に応じた信号を出力する受光手段と、前記
複数の測距光によって得られる受光手段の複数の出力に
基いて被写体までの距離を算出する算出手段を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0019】
【作用】本発明の構成によると、被写体に投光した光束
の一部が被写体に投光されず背景等に抜けた場合でも、
基線方向の投光光束の被写体に投光された部分と投光さ
れなかった部分の比率が定量的に把握できるため、正確
な被写体距離情報が得られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第一の実施例を図面を参照し
て説明する。尚、距離検出装置としては、図1に示した
ものを用いることとする。
【0021】図5は、本発明のLEDチップ(光源3)
を示した図である。斜線部は電極部、A1はアノ−ド
1、A2はアノ−ド2、Eは発光面である。カソードは
図示しないリードフレームに接続されている。
【0022】図6-(a)は、本発明のLEDの等価回路で
あり、カソ−ドコモンであるため一つのチップ(発光
部)に二つのアノード(A1,A2)が接続された構成
になっている。またアノードコモンのLEDの場合、図
6-(b)に示すような等価回路となり、一つのチップ(発
光部)に二つのカソード(K1,K2)が接続された構
成になっている。ここでは前者のカソードコモンのLE
Dを基に説明する。
【0023】図7の(a)から(i)は、図5で示したLED
チップ図以外の色々なレイアウト例を示す。図5と同
様、2つの斜線部がアノードを表し、斜線部以外が発光
面を表す。
【0024】次に本発明のLEDの発光特性について説
明する。図8-(a)は、図5と同一のLEDチップを示し
ている。図8-(b)は、LEDのアノード1(以下A1)
にのみ通電した場合の、図8-(a)の断面ライン(1)上
の発光プロファイルを示す。図8-(b)から(d)の縦軸は
光量を表している。A1側(向かって左側)の光量が多
く、アノード2(以下A2)側(向かって右側)に行く
ほど光量は徐々に低下して行く。図8-(c)は本発明のL
EDのA2にのみ通電した場合の、図8-(a)の断面ライ
ン(1)上の発光プロファイルを示す。A2側(向かっ
て右側)の光量が多く、A1側(向かって左側)に行く
ほど光量は徐々に低下して行く。図8-(d)は、A1とA
2の両方に通電した場合の発光プロファイルを示す。前
述した図8-(b),(c)に比べその発光プロファイルは、L
EDチップの中心線に対し線対称となっている。尚、こ
こでは図8-(a)の断面ライン(1)上の発光プロファイ
ルについて述べたが、断面ライン(1)に平行な断面で
も上記図8-(b),(c),(d)の発光プロファイルと同等とな
るのは言うまでもない。
【0025】次に、本発明のLEDチップを用いたケラ
レ検出メカニズムについて、図9,図10を基に説明す
る。図9-(a),(b),(c),(d),(e),(f)の横軸はPSD面上
の基線方向を表し、縦軸はPSD面上に結像されるLE
D像の光量を表している。斜線部は被写体からの反射光
として受光した部分で、斜線部以外の部分は背景等に抜
けて反射光として受光されない部分である。また、反射
光量の周辺部の丸みやはみ出しは、投受光レンズ(2,
4)のフレア光などの影響である。尚、距離検出装置の
投光部,受光部の配置は、図3に示すように、基線方向
が左右方向で投光部が向かって左、受光部が向かって右
とする。また、LEDのA1,A2の方向は、基線方向
に沿って受光部側がA2、受光部側と逆側がA1とす
る。
【0026】今、ケラレ現象が起こっていない場合を考
える。 (1) A1のみ通電の場合 …図9-(a) 被写体からの反射光のPSD面上の重心位置はP1とな
る。 (2) A2のみ通電の場合 …図9-(b) 被写体からの反射光のPSD面上の重心位置はP2とな
る。 (3) A1とA2の両方に通電の場合 …図9-(c) 被写体からの反射光のPSD面上の重心位置はPとな
る。
【0027】次に、図3に示すように、LEDから投光
された光の右半分が背景に抜けるようなケラレ現象とな
った場合を考える。 (1) A1のみ通電の場合 …図9-(d) 被写体からの反射光のPSD面上の重心位置はP1’と
なり、ケラレ現象が起こっていない場合の重心位置P1
に比べ、G1分だけ重心位置が変化する。 (2) A2のみ通電の場合 …図9-(e) 被写体からの反射光のPSD面上の重心位置はP2’と
なり、ケラレ現象が起こっていない場合の重心位置P2
に比べ、G2分だけ重心位置が変化する。 (3) A1とA2の両方に通電の場合 …図9-(f) 被写体からの反射光のPSD面上の重心位置はP’とな
り、ケラレ現象が起こっていない場合の重心位置Pに比
べ、G3分だけ重心位置が変化する。 このように、ケラレがある場合、A1のみ,A2のみ,
A1とA2の両方に通電した場合の重心位置移動量G
1,G2,G3はそれぞれ異なる。つまり、A1のみ通
電時の重心位置移動量G1は多く、A2のみ通電時の重
心位置移動量G2は少ない。
【0028】ここで、図10を基に、ケラレ度合いと重
心位置移動量の関係について説明する。図10-(e)は図
10-(a),(b),(c),(d)の横軸を説明するための図であ
る。5が被写体、3’がある距離に存在している被写体
に投影されたLED像である。は、LED像が被写体
の中央に投影されており、ケラレ現象が生じていない状
態を示す。は、LED像が被写体の向かって右に投影
されており、LED光束の右半分が背景に抜けて近ケラ
レ現象が生じている状態を示す。は、LED像が被写
体の向かって左に投影されており、LED光束の左半分
が背景に抜けて遠ケラレ現象が生じている状態を示す。
は、LED像が被写体の向かって右に投影されてお
り、LED光束のほとんどが背景に抜けている状態を示
す。は、LED像が被写体の向かって左に投影されて
おり、LED光束のほとんどが背景に抜けている状態を
示す。
【0029】図10-(a)の(1)は、A1とA2の両方
に通電した場合の被写体からの反射光のPSD上での重
心位置(被写体距離情報)を表している。(2)は、A
2のみに通電した場合の被写体からの反射光のPSD上
での重心位置(被写体距離情報)を表している。(3)
は、A1のみに通電した場合の被写体からの反射光のP
SD上での重心位置(被写体距離情報)を表している。
上述したとおり、縦軸は重心位置(被写体距離情報)を
表しており、値が大きくなるとより近距離の情報を示
し、値が小さくなるとより遠距離の情報を示す。ここ
で、完全近ケラレの状態を+1、完全遠ケラレの状態を
−1、ケラレのない状態を±0とする。図10-(b)は図
10-(a)の(2)から(3)の減算値である。ケラレが
無いときが一番大きく、近ケラレまたは遠ケラレの度合
いが大きくなるに従ってその値は小さくなる。図10-
(c)はA1のみと、A2のみと、A1とA2の両方とに
通電した場合の被写体からの反射光量を表している。
(4)はA2のみ通電した場合の被写体からの反射光
量、(5)はA1のみ通電した場合の被写体からの反射
光量、(6)はA1とA2の両方に通電した場合の被写
体からの反射光量をそれぞれ表している。ここで、
(6)が所定レベル(V∞)以下ならS/Nが低く演算
する重心位置情報の信頼性が低いと判断する。このよう
な状況は、LED像が被写体にほとんど投光されていな
い場合に生じる(例えば、図中の,の状態)。図1
0-(d)の(7)は図10-(c)で示した(4)と(5)を
減算した値((7)=(5)−(4))であり、近ケラ
レ状態では負、遠ケラレ状態では正となっている。
【0030】尚、上記図10-(a)から(d)のデータは、
計算を簡略化するため、A1のみの通電時,A2のみの
通電時,A1とA2の両方に通電時のPSDに入射され
る反射光量を、図10-(f)に示すように直角三角形また
は長方形として考えている。実際は、LED面の輝度む
らや投受光レンズのフレアなどの影響で各頂点は丸みを
帯びるが、ケラレ検出性能に影響を及ぼすものではな
い。
【0031】図10からわかるように、A1通電時の重
心位置(3)とA2通電時の重心位置(2)との差(Δ
P=(2)ー(3))がケラレ度合いを示している。こ
の差ΔPは、被写体距離が変化しても変化は無く、ケラ
レ度合いのみにより変化する。例えば、ΔPがΔP1の
時ケラレは無いと判断でき、ΔPがΔP2の時は半分ケ
ラレと判断できる。ところが、この重心位置移動量差Δ
Pだけでは、近ケラレか遠ケラレかが不明である。そこ
で、前述した図10-(d)の(7)の情報、すなわち近ケ
ラレの場合は負の値を示し、遠ケラレの場合は正の値を
示す情報を利用する。
【0032】上記に述べてきたように、A1のみに通電
した場合の重心位置(3)とA2のみに通電した場合の
重心位置(2)との差を取ることにより、定量的なケラ
レ量を算出することができる。また、A1のみに通電し
た場合の受光光量(5)と、A2のみに通電した場合の
受光光量(2)とを比較することにより、近ケラレか遠
ケラレかの判別を行うことができる。従って、A1とA
2の両方に通電した時の重心位置、すなわち被写体距離
情報をこのケラレ量に基づいて補正することにより、ケ
ラレ現象が起こったとしても正確な被写体距離情報を得
ることができる。尚、ケラレ度合いを算出する方法とし
て、A1のみに通電した場合の重心位置(3)と、A2
のみに通電した場合の重心位置(2)との差をとると上
述したが、A1のみに通電した場合の重心位置(3)
と、A1とA2の両方に通電した時の重心位置(1)と
の差、あるいは、A2のみに通電した場合の重心位置
(2)と、A1とA2の両方に通電した時の重心位置
(1)との差をとっても良い。
【0033】次に本発明のLEDを駆動制御し、ケラレ
を検知し、測距出力を補正する距離検出装置の動作につ
いて説明する。
【0034】図11は本発明の制御回路のブロック図で
ある。3は本発明のLEDであり、アノードが前述のよ
うに2端子(A1,A2)ある。7はLED3に電流を
供給するLED駆動回路である。後述するマイコン8か
らの制御信号に基づいてA1のみ、A2のみ、またはA
1とA2の両方に所定期間、通電を行う。1はPSDで
ありLED3から投光レンズを介して発光されたパルス
光の被写体での反射光を受光レンズを介して受光し2つ
のアノード端子から入射光の重心位置に対応した電流i
a,ibを出力する。6はPSD1からの出力電流である
太陽光などの定常光電流(直流成分)と、投光手段から
発光されたパルス光の被写体での反射光に対応したパル
ス光電流の入力に対して、前記直流成分をカットし前記
パルス光電流のみを増幅し、マイコン8からの制御信号
に従って積分タイミング等のスイッチを駆動し、被写体
距離信号の演算や前記パルス光電流による被写体からの
反射光量信号のモニターを行い、VOUTとしてマイコン
8に出力する測距回路である。8はLED駆動回路7に
前述の制御信号を出しLEDの通電を行い、測距回路6
に制御信号を出し、測距シーケンスのコントロール行う
とともに、測距回路6からの出力である被写体距離信号
と被写体の反射光量信号などをAD変換し、所定の演算
によりケラレを検知し、被写体距離信号をケラレ補正し
て図示しないレンズ駆動回路にフォーカシング量を出力
するマイクロコンピュータなどの制御回路(以下マイコ
ン)である。また上記所定の演算時に測距回路6からの
反射光量信号の値がある値(V∞)以下ならこの反射光
量ではS/Nが低く演算する重心位置情報の信頼性が低
いと判断する無限判定を行う。9は測距回路6などに必
要な調整値を記憶するEEPROMなどの記憶装置であ
る。図12は本発明の測距回路(図11の6)の更に詳
しいブロック図である。図11と同一の物は同一の符号
を付けている。11はPSD1からの一方の端子からの
電流を入力し、直流成分(ILa)をカットし投光手段
から発光されたパルス光の被写体での反射光に対応した
パルス光電流(ia)のみを増幅し(ia→IA)、対数圧
縮(lnIA)して出力する測光回路である。12はP
SD1からの他方の端子からの電流を入力し、直流成分
(ILb)をカットし投光手段から発光されたパルス光
の被写体での反射光に対応したパルス光電流(ib)のみ
を増幅し(ib→IB)、対数圧縮(lnIB)して出力
する測光回路である。13は測光回路11の出力電圧l
nIAを受けて後段のスイッチ20の影響を演算回路1
5に与えないようにするためのバッファ機能と、後段の
トランジスタ16のコレクタ電流量をさらに後段の積分
コンデンサ19が適正な電圧範囲で動作するように調整
するレベルシフト等の調整回路を持ち出力電圧lnIA
+k1を出力するインターフェイス回路である。14は
測光回路12の出力電圧lnIBを受けて後段のスイッ
チ21の影響を演算回路15に与えないようにするため
のバッファ機能と、後段のトランジスタ17のコレクタ
電流量をさらに後段の積分コンデンサ19が適正な電圧
範囲で動作するように調整するレベルシフト等の調整回
路を持ち出力電圧lnIB+k2を出力するインターフ
ェイス回路である。15は測光回路11、12の出力l
nIA、lnIBを受け、ln(IA/(IA+I
B))を演算し後段のトランジスタ18のコレクタ電流
量をさらに後段の積分コンデンサ19が適正な電圧範囲
で動作するように調整するレベルシフト等の調整回路を
持ち、出力電圧ln(IA/(IA+IB))+k3を
出力する演算回路である。なおこれらの調整回路の調整
値は図示しないレジスタなどの記憶素子にマイコン8か
らのデータ入力でメモリしておけば良い。16はインタ
ーフェイス回路13の出力を伸長するトランジスタ、1
7はインターフェイス回路14の出力を伸長するトラン
ジスタ、18は演算回路15の出力を伸長するトランジ
スタであり、それぞれIA、IB、IA/(IA+I
B)に対応した電流をコレクタ電流として出力する。1
9はトランジスタ16、17、18のコレクタ電流を積
分する積分コンデンサであり、その積分電圧は被写体距
離信号や反射光量信号でありVOUTとしてマイコン8に
出力される。20はトランジスタ16のON/OFFを
行うスイッチ、21はトランジスタ17のON/OFF
を行うスイッチ、22はトランジスタ18のON/OF
Fを行うスイッチ、23は積分コンデンサ19のON/
OFFを行い、ONすれば積分コンデンサ19は初期化
され、OFFすればスイッチ20、スイッチ21、スイ
ッチ22と連係して積分コンデンサ19の充電やホール
ドを行う積分スイッチである。上記のように反射光量モ
ニターにも伸長積分機能を設けているため精度の高い出
力が得られる。
【0035】次に図11、図12と、タイミングチャー
ト図14と、フローチャート図16を基に測距駆動シー
ケンスを説明する。図14、図16において、まずLE
D駆動回路7によりLED3のA1側にt1からt3の
期間、通電を行う(#1)。このLED通電期間中スイ
ッチ20、21はOFFしており(トランジスタ16、
17はON)、スイッチ22はONしている(トランジ
スタ18はOFF)。この状態はトランジスタ16と1
7のコレクタ電流の和、すなわち反射光量信号を積分コ
ンデンサ19に充電しようとしている。またt2からt
3の期間、積分スイッチ23はOFFし、前述のトラン
ジスタ16、17のコレクタ電流の和(反射光量信号)
を積分コンデンサ19に充電する。次にt3からt4の
期間、スイッチ20、21がONとなるためトランジス
タ16、17はOFFされ充電はストップし、積分スイ
ッチ23がOFFしているため積分コンデンサ19の積
分電圧はホールドされることになり(図14の)、マ
イコン8は、AD変換を行い反射光量信号をこの期間内
にメモリする(#2)。次にLED駆動回路7によりL
ED3のA1側にt5からt7の期間、通電を行う(#
3)。このLED通電期間中スイッチ20、21はON
しており(トランジスタ16、17はOFF)、スイッ
チ22はOFFしている(トランジスタ18はON)。
この状態はトランジスタ18のコレクタ電流、すなわち
被写体距離信号を積分コンデンサ19に充電しようとし
ている。またt6からt7の期間、積分スイッチ23は
OFFし、前述のトランジスタ18のコレクタ電流(被
写体距離信号)を積分コンデンサ19に充電する。次に
t7からt8の期間、スイッチ22がONとなるためト
ランジスタ18はOFFされ充電はストップし、積分ス
イッチ23がOFFしているため積分コンデンサ19の
積分電圧はホールドされることになり(図14の)、
マイコン8は、AD変換を行い被写体距離信号をこの期
間内にメモリする(#4)。
【0036】LED3のA2側の通電も上記と同ように
行われる。図14、図16において、まずLED駆動回
路7によりLED3のA2側にt9からt11の期間、
通電を行う(#5)。このLED通電期間中スイッチ2
0、21はOFFしており(トランジスタ16、17は
ON)、スイッチ22はONしている(トランジスタ1
8はOFF)。この状態はトランジスタ16と17のコ
レクタ電流の和、すなわち反射光量信号を積分コンデン
サ19に充電しようとしている。またt10からt11
の期間、積分スイッチ23はOFFし、前述のトランジ
スタ16、17のコレクタ電流の和(反射光量信号)を
積分コンデンサ19に充電する。次にt11からt12
の期間、スイッチ20、21がONとなるためトランジ
スタ16、17はOFFされ充電はストップし、積分ス
イッチ23がOFFしているため積分コンデンサ19の
積分電圧はホールドされることになり(図14の)、
マイコン8は、AD変換を行い反射光量信号をこの期間
内にメモリする(#6)。次にLED駆動回路7により
LED3のA2側にt13からt15の期間、通電を行
う(#7)。このLED通電期間中スイッチ20、21
はONしており(トランジスタ16、17はOFF)、
スイッチ22はOFFしている(トランジスタ18はO
N)。この状態はトランジスタ18のコレクタ電流、す
なわち被写体距離信号を積分コンデンサ19に充電しよ
うとしている。またt14からt15の期間、積分スイ
ッチ23はOFFし、前述のトランジスタ18のコレク
タ電流(被写体距離信号)を積分コンデンサ19に充電
する。次にt15からt16の期間、スイッチ22がO
Nとなるためトランジスタ18はOFFされ充電はスト
ップし、積分スイッチ23がOFFしているため積分コ
ンデンサ19の積分電圧はホールドされることになり
(図14の)、マイコン8は、AD変換を行い被写体
距離信号をこの期間内にメモリする(#8)。
【0037】LED3のA1とA2の両方の通電も上記
と同ように行われる。図14、図16において、まずL
ED駆動回路7によりLED3のA1とA2の両方にt
17からt19の期間、通電を行う(#9)。このLE
D通電期間中スイッチ20、21はOFFしており(ト
ランジスタ16、17はON)、スイッチ22はONし
ている(トランジスタ18はOFF)。この状態はトラ
ンジスタ16と17のコレクタ電流の和、すなわち反射
光量信号を積分コンデンサ19に充電しようとしてい
る。またt18からt19の期間、積分スイッチ23は
OFFし、前述のトランジスタ16、17のコレクタ電
流の和(反射光量信号)を積分コンデンサ19に充電す
る。次にt19からt20の期間、スイッチ20、21
がONとなるためトランジスタ16、17はOFFされ
充電はストップし、積分スイッチ23がOFFしている
ため積分コンデンサ19の積分電圧はホールドされるこ
とになり(図14の)、マイコン8は、AD変換を行
い反射光量信号をこの期間内にメモリする(#10)。
【0038】次にLED駆動回路7によりLED3のA
1とA2の両方にt21からt23の期間、通電を行う
(#11)。このLED通電期間中スイッチ20、21
はONしており(トランジスタ16、17はOFF)、
スイッチ22はOFFしている(トランジスタ18はO
N)。この状態はトランジスタ18のコレクタ電流、す
なわち被写体距離信号を積分コンデンサ19に充電しよ
うとしている。またt22からt23の期間、積分スイ
ッチ23はOFFし、前述のトランジスタ18のコレク
タ電流(被写体距離信号)を積分コンデンサ19に充電
する。次にt23からt24の期間、スイッチ22がO
Nとなるためトランジスタ18はOFFされ充電はスト
ップし、積分スイッチ23がOFFしているため積分コ
ンデンサ19の積分電圧はホールドされることになり
(図14の)、マイコン8は、AD変換を行い被写体
距離信号をこの期間内にメモリする(#12)。次に#
2、#6、#10で得られたA1のみ、A2のみ、A1
とA2の両方に通電した時の反射光量信号と、#4、#
8、#12で得られたA1のみ、A2のみ、A1とA2
の両方に通電した時の被写体距離信号とにより、ケラレ
度合いを検知し、補正量を算出し、A1とA2の両方に
通電した時の被写体距離信号を補正し正確な被写体距離
を演算する(#13)。
【0039】今、図14、図16の発光シーケンスで、
A1の通電での反射光量信号モニターと被写体距離信号
モニター、A2の通電での反射光量信号モニターと被写
体距離信号モニター、A1とA2の両方の通電での反射
光量信号モニターと被写体距離信号モニターの順で説明
したが、その順番は特に決められたものではない。たと
えばA1の通電での反射光量信号モニター、A2の通電
での反射光量信号モニター、A1とA2の両方の通電で
の反射光量信号モニター、A1の通電での被写体距離信
号モニター、A2の通電での被写体距離信号モニター、
A1とA2の両方の通電での被写体距離信号モニターの
順番で行っても良い。
【0040】また図14、図16では説明の簡素化のた
めA1の通電での反射光量信号モニターと被写体距離信
号モニター、A2の通電での反射光量信号モニターと被
写体距離信号モニター、A1とA2の両方の通電での反
射光量信号モニターと被写体距離信号モニターを各一回
ずつ行っているが、実際は各々複数回行って、マイコン
8で平均演算などによりS/Nを高め、より精度の高い
データを出力するようにしているのは言うまでもない。
【0041】次に第二の実施例について説明する。図1
3は、本発明の第二の実施例の測距回路のブロック図で
ある。図12と同一の物は同一の符号を付けている。図
12との違いは反射光量信号を伸長して積分する機能を
削除したことである。その代わり演算回路15’にはl
n(IA+IB)の出力電圧が取り出されており、マイ
コン8に出力される。
【0042】この第二の実施例の動作を図15を基に説
明する。発光制御や積分制御などは前述の図14、図1
6の動作と同等であるため詳細な説明は省略するが、前
述との違いは反射光量モニタ−のAD変換をLED発光
中に行っていることである(図中t2からt3,t6か
らt7,t10からt11)。図13に示すように反射
光量モニター端子はln(IA+IB)として取り出さ
れているため発光中にのみ、その反射光量に対応した電
圧が出力される。このようにすれば反射光量モニターと
被写体距離信号モニターとが一回の発光で行えるため前
述の第一実施例(図12、図14、図16)の半分の発
光回数で測距が可能となる。もちろんこの第二の実施例
においても、A1のみ、A2のみ、A1とA2の両方の
通電の順番を変えても良い。また各々の発光回数も複数
回行って、マイコン8で平均演算などによりS/Nを高
め、より精度の高いデータを出力するようにするのは言
うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、被写体
の同一測距点に対して発光強度分布の異なる複数の測距
光を異なるタイミングで投受光し、その結果得られる受
光手段の複数の出力に基いて被写体までの距離を算出す
ることにより、たとえケラレ現象が起きたとしても正確
な被写体距離情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の距離検出装置の測距原理を説明する図
である。
【図2】PSD面上に結像されるLED像の重心位置を
表す図である。
【図3】ケラレ現象が起こっている状態を表す図であ
る。
【図4】ケラレ現象が起こっている状態でPSD面上に
結像されるLED像の重心位置を表す図である。
【図5】本発明のLEDチップを示した図である。
【図6】本発明のLEDの等価回路を表した図である。
【図7】本発明のLEDチップの色々なレイアウトを示
した図である。
【図8】本発明のLEDの発光プロファイルを示した図
である。
【図9】ケラレ現象が起こっていない状態と起こってい
る状態でのPSD面上に結像されるLED像の重心位置
を表す図である。
【図10】本発明のケラレ度合いと重心位置移動量と入
射光量との関係について説明した図である。
【図11】本発明の制御回路のブロック図である。
【図12】本発明の第一の実施例の測距回路のブロック
図である。
【図13】本発明の第二の実施例の測距回路のブロック
図である。
【図14】本発明の第一の実施例の測距動作時のタイミ
ングチャートである。
【図15】本発明の第二の実施例の測距動作時のタイミ
ングチャートである。
【図16】本発明の第一の実施例のマイコンの動作を示
すフローチャートである。
【図17】従来のケラレ補正距離検出装置の第一の種類
のものを説明する図である。
【図18】従来のケラレ補正距離検出装置の第二の種類
のものを説明する図である。
【符号の説明】
1 PSD 2 受光レンズ 3 光源 3’投影像 4 投光レンズ 5 被写体 6 測距回路 7 LED駆動回路 8 マイコン 9 EEPROM 11、12 測光回路 13、14 インターフェイス回路 15 演算回路 16、17、18 トランジスタ 19 積分コンデンサ 20、21、22、23 スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の同一測距点に対して発光強度分布
    の異なる複数の測距光を異なるタイミングで投光する投
    光手段と、 前記異なるタイミングで投光された測距光による被写体
    からの反射光を受光しそれぞれの受光位置に応じた信号
    を出力する受光手段と、 前記複数の測距光によって得られる受光手段の複数の出
    力に基いて被写体までの距離を算出する算出手段と、 を備えたことを特徴とする距離検出装置。
JP5149398A 1993-06-21 1993-06-21 距離検出装置 Pending JPH0713069A (ja)

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