JPH07130311A - 回転陽極型x線管 - Google Patents

回転陽極型x線管

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JPH07130311A
JPH07130311A JP5277243A JP27724393A JPH07130311A JP H07130311 A JPH07130311 A JP H07130311A JP 5277243 A JP5277243 A JP 5277243A JP 27724393 A JP27724393 A JP 27724393A JP H07130311 A JPH07130311 A JP H07130311A
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勝弘 小野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、軸受部分の温度上昇を抑えて長
期に亘り安定した回転特性を維持できるX線管を提供す
ることを目的とする。 【構成】 この発明は、液体金属で潤滑される動圧すべ
り軸受30,31を介して陽極ターゲット11が固定さ
れた回転体12を回転可能に保持する固定体15が、軸
受面となる表面部28,29の内側芯部27が高熱伝導
材からなり、且つ高熱伝導材が真空容器外に延長された
管外延長部27aを有する回転陽極型X線管である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転陽極型X線管に
係わり、とくにその陽極ターゲットを支える回転機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】回転陽極型X線管は、周知のように、円
板状の陽極ターゲットを、相互間に軸受を有する回転体
および固定体で支え、真空容器外に配置したステータ電
磁コイルを付勢し高速回転させながら陰極から電子ビー
ムを放出して陽極ターゲットに当ててX線を放出する。
軸受は、ボールベアリングのようなころがり軸受や、軸
受面にらせん溝を形成するとともにガリウム(Ga)、
又はガリウム−インジウム−錫(Ga−In−Sn)合
金のような液体金属を潤滑剤として用いた動圧すべり軸
受で構成される。後者のすべり軸受を用いた例は、たと
えば特公昭60−21463号、特開昭60−9753
6号、特開昭60−117531号、特開昭61−29
14号、あるいは特開昭60−287555号の各公報
に開示されている。
【0003】ところで、陽極ターゲットを支える回転体
は通常、電気伝導度の高い銅からなる外側円筒のロータ
ーをろう接により一体的に接合したターゲット支持部を
備えた構成になっている。このローターに、管外のステ
ータ電磁コイルから回転磁界を作用させ、誘導電動機の
原理で高速回転させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
によると、次のような不都合がある。すなわち、液体金
属を潤滑剤として使用した場合には、軸受の磨耗が少な
く、回転音がほとんど生じない特長があるが、陽極ター
ゲットを支える回転体や固定体は、ターゲットから伝導
する熱のために高温になる。ところが、前記した液体金
属の潤滑剤は非常に活性であるため、軸受構成材料と反
応を起こし、軸受の間隙が徐々に変わって回転特性が劣
化してしまうおそれがある。この不都合を解消するた
め、冷媒を軸受構成部材の内部に送り込んで強制冷却す
る構造も知られている。しかしながら、このようなX線
管では、冷媒循環装置を付加する必要があり、X線装置
が複雑化してしまう。
【0005】この発明は、以上のような不都合を解決す
るものであり、軸受部分の温度上昇を抑えて長期に亘り
安定した回転特性を維持できる回転陽極型X線管を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、液体金属で
潤滑される動圧すべり軸受を介して陽極ターゲットが固
定された回転体を回転可能に保持する固定体が、軸受面
の内側芯部が高熱伝導材で構成されてなるとともに、こ
の高熱伝導材が真空容器外に延長されている回転陽極型
X線管である。
【0007】
【作用】この発明は、固定体に達する熱が速やかに管外
に放散されるので、軸受部分の温度上昇が抑制され長期
に亘り安定した軸受回転性能が維持される。したがって
また、陽極ターゲットへの熱入力を増大させることがで
きる。
【0008】
【実施例】以下その実施例を図面を参照して説明する。
なお、同一部分は同一符号であらわす。図1及び図2に
完成状態及び使用状態を示す。この実施例の回転陽極型
X線管10は、重金属からなる円盤状陽極ターゲット1
1が円筒状回転体12の一端に突設されたターゲット支
持シャフト13に固定ねじ14により一体的に結合固定
されている。円筒状回転体12の内側には、固定体15
が同軸的に密接して挿入されており、回転体の下端部に
は回転体開口部を閉じるスラストリング16が複数個の
ねじにより固定されている。固定体15の下端部17
は、接続リング18、封着リング19,20を介して真
空容器21のガラス製円筒部22に気密接合されてい
る。真空容器21は陽極ターゲット11を包囲する径大
な金属容器部23を有し、その一部にX線放射窓24が
設けられている。さらにこの真空容器21は、陽極ター
ゲット11に対向して配置された陰極構体25を支える
ガラス製円筒部26を有している。
【0009】そこで、円柱状の固定体15は、好ましい
組立て方法を後述するが、銅のような高熱伝導材からな
る芯部27、その管外延長部27a、及びそれを覆う高
速度工具鋼のような高硬度材の表面部28,29を有し
ている。この高硬度材表面部28,29は、後述するよ
うに、回転体の内面とともに動圧すべり軸受面を構成す
るので、例えばSKD−11(JIS規格)のような高
速度工具鋼の如き高い硬度及び高温強度を有するととも
に、Ga合金のような液体金属潤滑剤でよく濡れるがこ
の潤滑剤と反応しにくい材料で構成する。
【0010】そして、該して円筒状の高硬度材表面部2
8の外周面には、2組の動圧式ラジアルすべり軸受3
0,31の一部となる一対のヘリンボンパターンらせん
溝32,33が形成されている。また、この高硬度材表
面部28の中央付近には、第1の潤滑剤リザーバ34を
構成するための円周方向の窪み35が形成されている。
なお、円筒状のまま延長された高硬度材表面部28の図
示下端部17には、鉄合金からなる接続リング18が前
述のようにヘリアーク溶接により気密接合されている。
さらに、円筒状の高硬度材表面部28の図示上端部に
は、縦断面略U字状の高硬度材表面部29の平坦フラン
ジ部29aが気密接合され一体化されている。このU字
状高硬度材表面部29の内側空間は、第2の潤滑剤リザ
ーバ36を構成しており、一方、平坦フランジ部29a
上面には、一方のスラストすべり軸受37となるサーク
ル状ヘリンボンパターンらせん溝38が形成されてい
る。なお、高硬度材表面部28の下方肩部に接するスラ
ストリング16の面には、他方のスラストすべり軸受3
9となるサークル状ヘリンボンパターンらせん溝40が
形成されている。そして、高熱伝導材からなる芯部27
には、同じく高熱伝導材からなる円柱状の管外延長部2
7aが螺合部27bで熱的及び機械的に一体結合されて
いる。この高熱伝導材芯部の外方延長部27aは、高硬
度材表面下端部17の内部に密接して真空容器外に延長
され、銅又はアルミニウムのような高熱伝導材からなる
放熱器41が伝熱的に接続固定されている。なお、高硬
度材表面下端部17に一体的に固着されている接続リン
グ18は、電気絶縁体からなるX線管支持体42により
X線管収容容器43の内部の所定位置に支持固定され
る。
【0011】このような固定体15は、図3及び図4の
ように組立てることができる。すなわちまず、図3の
(a)に示すように、プレス加工或いは切削加工により
2つの円筒状及び縦断面略U字状の高硬度材表面部2
8,29を製作する。そして同図の(b)に示すよう、
これらを組合わせてレーザ溶接により気密接合部Bで一
体結合した上で、断面U字状表面部29が下になるよう
に天地逆にして水素炉中に置き、端部17の上方開口か
ら芯部27となる溶融銅を注入し、銅の融点以上の温度
に所定時間保持して鋳込む。この鋳造法としては、ロス
トワックス法やキャスティング法等を採用できる。
【0012】こうして、高硬度材表面部の内部に銅から
なる芯部を鋳込んだ素材を完成し、次に図4の(a)及
び(b)に示すように、高硬度材表面部28,29の外
周壁を切削やエッチングにより中央の窪み35や各らせ
ん溝32,33,38を形成する。また、芯部27に別
に用意した銅製の管外延長部27aを螺合固着する。こ
の螺合部27bは、ろう接を行ってもよい。こうして、
固定体15を完成する。
【0013】一方、円筒状の回転体12は、陽極ターゲ
ット11がシャフト13を介して一体的に結合された中
間円筒44と、その内側に第1の断熱間隙G1 を保って
嵌合された有底内側円筒45と、さらに中間円筒44の
外周に嵌合された銅製の外側円筒46とを有している。
有底内側円筒45の上端外周には、4個の小さい突起4
5aが形成され、これらが中間円筒44の内周壁に小さ
い接触面積で接して、第1の断熱間隙G1 を維持しつつ
両者の正確な同軸位置関係を保っている。銅製外側円筒
46は、その図示上端部が中間円筒44に部分的に固着
されて一体に回転するようになっており、両者間の大部
分には第2の断熱間隙G2 が設けられている。両断熱間
隙G1,G2 の半径方向の幅寸法は、0.1〜1mmの範
囲、例えば0.5mmである。そして、銅製外側円筒4
6の外周面の下側約3分の2を占める領域には、熱放射
性のすぐれた黒色被膜47が付着されている。
【0014】なお、有底内側円筒45は、その内面の一
部が固定体表面部とともに動圧すべり軸受面を構成する
ので、やはりモリブデン(Mo),ステンレス鋼,ある
いはSKD−11(JIS規格)のような高速度工具鋼
の如き高い高度及び高温強度を有するとともに、液体金
属潤滑剤でよく濡れ且つそれと反応しにくい材料で構成
する。
【0015】中間円筒44は、熱伝導率が鈍鉄よりも十
分小さく、0〜500℃の範囲において、0.1(ca
l/cm・sec・℃)以下、より好ましくは0.08
(cal/cm・sec・℃)以下の材料で構成する。
この中間円筒の上端部はシャフト13に固着され、下端
部は陽極ターゲットから伝熱的に遠い方で内側円筒45
に溶接により一体結合されている。この中間円筒44と
しては、例えば、鉄・ニッケルを主体とする合金、鉄・
ニッケル・コバルトを主体とする合金、鉄・クロムを主
体とする合金、鉄・クロム・ニッケルを主体とする合
金、鉄・クロム・炭素・モリブデン又はタングステンを
主体とする工具鋼、又はセラミックスの中から選択され
た材料を使用し得る。なお、これら中間円筒および内側
円筒の少なくとも一方を、強磁性体で構成することが、
ステータ48の回転磁界との磁気作用効率の上から好ま
しい。
【0016】こうして、回転体12の内側円筒45と固
定体15の高硬度材表面部28,29との間には、およ
そ20μm程度の軸受間隙が保たれるが、前述のように
両者間にラジアル方向及びスラスト方向の動圧すべり軸
受が構成されるので、この軸受部間隙、及び第1、第2
潤滑剤リザーバ34,36にGa合金のような金属潤滑
剤を充填する。なお、潤滑剤の量は潤滑剤リザーバ3
4,36を完全に満たす必要は必ずしもなく、長期間の
軸受動作を保証できる量であればよい。
【0017】この回転陽極型X線管10が固定されたX
線管収容容器43の内部には、絶縁油が満たされ、図示
しない冷却器及びポンプにより循環されて使用される。
固定体の高熱伝導材外方延長部27aに固定した放熱器
41に冷却された絶縁油を点線矢印の如く当てて強制冷
却するようにすれば、軸受部の冷却作用が高まるのでよ
り一層好ましい。或いは、X線管の製造工程、とくに排
気工程で、固定体外方延長部27aに放熱器又は冷却器
を接続してこれを冷却しながら、陽極ターゲットに電子
ビームを衝突させて高温でガス放出、排気を行うことが
できる。それによって、長期間にわたり真空度のよい、
信頼性の高いX線管動作性能を維持させることができ
る。
【0018】このようにこの発明の回転陽極型X線管
は、一方において回転体12が陽極ターゲット11で発
生する熱を極力軸受部に達しないようにし、他方におい
て固定体15が軸受部の熱を高熱伝導材からなる芯部で
管外に効率的に伝導、放散するようにしている。それに
よって、この回転陽極型X線管の組立て工程中、或いは
動作中に液体金属潤滑の動圧すべり軸受の温度上昇を抑
制し、軸受面と潤滑剤との不所望な反応促進を効果的に
抑制することができる。
【0019】なお、固定体15の高熱伝導材芯部27及
びその管外延長部27aは、銅又は銅を主体とする合金
が好ましいが、それに限らず、0〜300℃の範囲にお
ける熱伝導率が0.07(cal/cm・sec・℃)
以上、より好ましくは0.1(cal/cm・sec・
℃)以上の材料で構成する。その具体例としては、アル
ミニウム又はアルミニウムを主体とする合金、純鉄又は
鉄を主体とする合金、ニッケル又はニッケルを主体とす
る合金等である。
【0020】また、高硬度材表面部28,29は、上述
するような高速度工具鋼に限らず、例えばモリブデン
(Mo)又はMo合金,タンタル(Ta)又はTa合
金、ニオブ(Nb)又はNb合金、ステンレス鋼,ある
いは鉄・ニッケルを主体とする合金、鉄・ニッケル・コ
バルトを主体とする合金、鉄・クロムを主体とする合
金、鉄・クロム・ニッケルを主体とする合金、鉄・クロ
ム・炭素・モリブデン又はタングステンを主体とする工
具鋼等を使用し得る。
【0021】図5に示す実施例は、固定体15の芯部2
7及びその管外延長部27aを高熱伝導材の一体物で製
作し、その少なくとも回転体の内部に位置する部分の表
面部に他の金属元素を所定深さまで含浸させて高硬度材
表面部28としてものである。具体的には、芯部を純鉄
で構成し、その表面部にクロム(Cr)、炭素(C)、
又はボロン(B)の少なくとも1つを、深さ50〜20
0μmまで拡散させる。なお、クロム(Cr)と炭素
(C)とを同時に拡散させることは、とくに有効であ
る。これらの表面層からなる軸受面は、Ga合金との高
温における反応速度が比較的小さく、且つ高温硬度の高
いので、一層好ましい。また、この軸受面は、拡散の前
にらせん溝を形成しておいてもよいし、或いは拡散の後
に表面を切削するとともにエッチングによりらせん溝を
形成してもよい。
【0022】なお、この固定体15の中心軸部には、軸
方向に延びる長穴からなる第2潤滑剤リザーバ36を穿
設してある。また、この第2潤滑剤リザーバ36から半
径方向に延びて第1潤滑剤リザーバとなる窪み35の壁
面に開口する4個の潤滑剤通路36aを形成してある。
それによって、潤滑剤が種々の方向に流動することを可
能にしている。
【0023】この実施例によれば、固定体の軸受面を含
む極く表面部以外の大部分が実質的に高熱伝導材で構成
されるので、軸受部の熱放散性が一層高く、軸受面と潤
滑剤との反応の促進を一層抑制することができる。
【0024】図6に示す実施例は、固定体15の芯部2
7の高熱伝導材と表面部28の高硬度材とが、途中で徐
々に含有量が変化する傾斜機能材で構成したものであ
る。図中の領域Sは、両材料の含有量が半径方向にわた
って徐々に変化している部分である。
【0025】これによって、高熱伝導材と高硬度材とが
比較的熱膨張率が異なっていても、両者の差による歪み
が局部的に集中するおそれがなく、安定した軸受性能と
X線管の安定動作を維持することができる。
【0026】なお、この発明は中心部に陽極ターゲット
と一体結合されて回転する円柱状の回転体を配置し、こ
の回転体12を包囲して略円筒状の固定体を設けた構造
の回転陽極型X線管の固定体にも適用できる。すなわ
ち、その固定体の軸受面となる表面部を高硬度材とし、
それを保持し管外まで延長される主要部に高熱伝導材を
使用して構成する。
【0027】なおまた、液体金属潤滑剤は、Ga又はG
a合金に限らず、例えばビスマス(Bi)を相対的に多
く含むBi−In−Pb−Sn合金、あるいはInを相
対的に多く含むIn−Bi合金、又はIn−Bi−Sn
合金を使用し得る。これらは融点が室温以上であるの
で、陽極ターゲットを回転させる前に金属潤滑剤をその
融点以上の温度に予熱したうえで回転させることが望ま
しい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
軸受部の温度上昇が抑制され、したがって、軸受面の素
材と潤滑剤との不所望な反応が抑制され、長時間にわた
って安定な軸受の回転性能が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【図2】この発明のX線管を装着した装置の例を示す概
略縦断面図である。
【図3】図1の固定体の組立て状態を例示する分解縦断
面図である。
【図4】同じく図1の固定体の組立て状態を例示する縦
断面図及びその上面図である。
【図5】この発明の他の実施例をその一部を拡大して示
す要部側面図である。
【図6】この発明のさらに他の実施例を示す要部縦断面
図である。
【符号の説明】
11…陽極ターゲット 12…回転体 15…固定体 27…芯部 27a…管外延長部 28,29…表面部 30,331,37,39…軸受 41…放熱器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に陽極ターゲットが固定された回転
    体と、この回転体と嵌合し該回転体を回転可能に保持す
    る固定体と、前記回転体および固定体の嵌合部に設けら
    れた液体金属で潤滑される動圧すべり軸受とを具備する
    回転陽極型X線管において、 上記固定体は、上記軸受面の内側芯部が高熱伝導材で構
    成されてなるとともに、前記高熱伝導材が真空容器外に
    延長されていることを特徴とする回転陽極型X線管。
  2. 【請求項2】 上記固定体は、芯部よりも軸受面が高い
    硬度である請求項1記載の回転陽極型X線管。
  3. 【請求項3】 固定体の高熱伝導材からなる芯部は、0
    〜300℃の範囲における熱伝導率が0.07(cal
    /cm・sec・℃)以上の材料である請求項1記載の
    回転陽極型X線管。
  4. 【請求項4】 固定体は、高熱伝導材と表面部の高硬度
    材とが途中で徐々に含有量の変化する傾斜機能材で構成
    されている請求項1記載の回転陽極型X線管。
  5. 【請求項5】 真空容器外に延長された高熱伝導材に放
    熱器が伝熱的に接続されている請求項1記載の回転陽極
    型X線管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1094491A2 (en) * 1999-10-18 2001-04-25 Kabushiki Kaisha Toshiba X-ray tube of rotary anode type
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