JPH0713009U - ディザ信号を印加したボールネジの駆動装置 - Google Patents

ディザ信号を印加したボールネジの駆動装置

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Publication number
JPH0713009U
JPH0713009U JP4016693U JP4016693U JPH0713009U JP H0713009 U JPH0713009 U JP H0713009U JP 4016693 U JP4016693 U JP 4016693U JP 4016693 U JP4016693 U JP 4016693U JP H0713009 U JPH0713009 U JP H0713009U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball screw
servo motor
dither signal
screw
torque
Prior art date
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Pending
Application number
JP4016693U
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English (en)
Inventor
康男 野間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
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Publication of JPH0713009U publication Critical patent/JPH0713009U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直動式アクチュエーターとして用いられるボ
ールネジの非線形摩擦の影響を低減して位置決め制御や
速度制御、トルク制御の精度を向上させる。 【構成】 ボールネジBのネジ4をサーボモーター7に
て駆動して位置決め制御を行う構成において、該サーボ
モーター7の駆動回路10にディザ信号を印加して微細
トルクを発生させてサーボモーター7を駆動した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は直動式アクチュエーターとして用いられるボールネジの非線形摩擦の 影響を低減して位置決め精度を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からボールネジにより回転運動を直線方向に変換して、動力を伝達駆動す る技術は公知となっており、該ボールネジはネジとナットの間に多数の鋼球(ボ ール)を挿入し、ボールを転動させながら循環させて、回転運動を直線運動に変 換するものであり、滑りネジに比べて摩擦が小さく、また、ネジとナットの間に ボールを介装しているために精度や剛性を確保できるように余圧等が加えられ、 摩擦トルクが大きなものが使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなボールネジのネジをサーボモーターで駆動して伝達トルクを制御す るとき、このトルク検出はセンサーにより検出することになるが、高価で安定性 などに問題があり、このような場合には、サーボモーターに流す電流をもってモ ーターの発生トルクとし、ボールネジの駆動トルクとしている。この場合、摩擦 トルクが大きく伝達特性に非線形成分が混じるボールネジを使用したシステムで は、モーターの電流から伝達トルクを制御することが困難であった。そこで摩擦 トルクの大きな余圧式ボールネジを用いて、モーターの発生する微細なトルクを 伝達可能な直動式アクチュエーターを構成することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記のような課題を解決するために次のように構成したものである。 即ち、ボールネジのネジをサーボモーターにて駆動して位置決め制御を行う構成 において、該サーボモーターの駆動回路にディザ信号を印加して微細トルクを発 生させてサーボモーターを駆動したものである。
【0005】
【作用】
このような手段を用いることによって、サーボモーター7を駆動して送り台3 を摺動させたときに、可動部分において、非線形摩擦が生じるが、ディザ信号を 加えて駆動回路10よりサーボモーター7を駆動させるので、サーボモーター7 の回転は微振動を発生しながら回転することになり、ネジ4とボールと嵌合部3 aの間で生じる非線形摩擦が抑えられて線形の摩擦特性となりスムースに摺動し て正確な位置決めができるようになる。
【0006】
【実施例】
本考案の解決しようとする課題及び解決手段は以上の如くであり、添付した図 面に従い研磨機に本考案の制御機構を用いた実施例の構成について説明する。図 1は本考案のディザ信号を印加する制御ブロック図と研磨機の側面図であり、研 磨機Aはその据付基礎部Cに枢支されたテーブル1上方に、砥石等の研磨部材2 をその取付部Dに保持されるように配置し、該研磨部材2が研磨作業時に高速回 転される。
【0007】 前記テーブル1上には送り台3が載置され、該送り台3上にワークWが固定さ れて、前記研磨部材2により研磨されるようにし、該送り台3の下部には嵌合部 3aが形成され、該嵌合部3aにナットを形成してネジ4を螺装挿入し、この嵌 合部3aとネジ4の間の螺装部に図示しないボールが多数介装されてボールネジ Bを形成してスムースに回転できるようにし、該ネジ4を回転することにより送 り台3をネジ4の軸方向に摺動可能としている。そして、該ネジ4の一端はテー ブルに回転自在に枢支し、他端には歯車5が固設され、該歯車5には歯車6が噛 合され、該歯車6はサーボモーター7の駆動軸7aに固設され、該サーボモータ ー7には駆動軸7aの回転数と回転位置を検出するエンコーダ9が付設されてい る。但し、このネジ4の軸方向に対して直角方向のボールネジを配置して、テー ブル1をX−Y方向に移動できるようにすることも可能である。
【0008】 そして、該サーボモーター7は駆動回路10より電力が供給されて駆動され、 該駆動回路10には制御回路11とディザ信号発生器12が接続されて、出力電 流を制御して回転数や回転トルクを制御し、ディザ信号発生器12からは5〜2 0Hz程度の振動信号が加えられ、出力電流にディザ信号を重合させて微細トル クを含んだ出力としており、前記エンコーダ9からの検知信号は制御回路11に 入力され、回転数と回転速度を演算して、適正な出力となるようにしている。
【0009】 このような構成において、研磨機AによりワークW上面のバリaを除去する作 業の場合、研磨部材2をワークW上面の高さに合わせて高さ調整し、制御回路1 1からの制御信号により駆動回路10より電流を供給しサーボモーター7を駆動 してネジ4を回動して送り台3を摺動させて、ワークW上面の一側から研磨部材 2を当接させながら移動してバリaを除去する。この送り台3はサーボモーター 7の回動により歯車5・6を介してネジ4が回動されて送り台3が摺動するが、 この可動部分において、非線形摩擦が生じ、この非線形摩擦は位置決め精度を低 下させ、応答性も低下させるので、サーボモーター7駆動時に、制御信号にディ ザ信号発生機12よりディザ信号を加えて駆動回路10よりサーボモーター7を 駆動させると、サーボモーター7の回転トルクには低周波を含んだ回転となり、 微細トルクを有した回転となる。
【0010】 この微細トルクによる微振動はネジ4とボールと嵌合部3aの間で生じる非線 形摩擦を抑えて線形の摩擦とすることができ、全体の摺動摩擦は線形となって目 標の位置までスムースに摺動させることができ、また、供給電流を変更すること により回転トルクも変更できて、同時に微細トルクも発生するので、非線形摩擦 トルクが除去されて正確なトルク制御を行うことができるため、砥石よりワーク にかかる力を微細にコントロールすることができ、バリ取り作業はきれいに仕上 げることができる。また、エンコーダ9によってフィードバックされた位置及び 速度の値も正確となって応答性もよくなる。
【0011】
【考案の効果】 本考案は以上のように構成したので次のような効果を奏するものである。即ち 、ボールネジのネジを回転駆動するときにサーボモーターの駆動制御信号にディ ザ信号を加えてやることによって、ボールネジの摺動部において微振動が発生し て非線形摩擦が抑えられて線形され、位置決め制御や、速度制御及びトルク制御 が正確に行えるようになり、応答性、精度の向上を図ることができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のディザ信号を印加する制御ブロック図
と研磨機の側面図である。
【符号の説明】 A 研磨機B ボールネジ 1 テーブル 3 送り台 3a 嵌合部 4 ネジ 7 サーボモーター 10 駆動回路 11 制御回路 12 ディザ信号発生器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールネジのネジをサーボモーターにて
    駆動して位置決め制御を行う構成において、該サーボモ
    ーターの駆動回路にディザ信号を印加して微細トルクを
    発生させてサーボモーターを駆動したことを特徴とする
    ディザ信号を印加したボールネジの駆動装置。
JP4016693U 1993-07-22 1993-07-22 ディザ信号を印加したボールネジの駆動装置 Pending JPH0713009U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4016693U JPH0713009U (ja) 1993-07-22 1993-07-22 ディザ信号を印加したボールネジの駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4016693U JPH0713009U (ja) 1993-07-22 1993-07-22 ディザ信号を印加したボールネジの駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0713009U true JPH0713009U (ja) 1995-03-03

Family

ID=12573187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4016693U Pending JPH0713009U (ja) 1993-07-22 1993-07-22 ディザ信号を印加したボールネジの駆動装置

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JP (1) JPH0713009U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020196024A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 ファナック株式会社 スポット溶接システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020196024A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 ファナック株式会社 スポット溶接システム

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