JPH07130082A - ゼロクロス検出回路 - Google Patents

ゼロクロス検出回路

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JPH07130082A
JPH07130082A JP29608093A JP29608093A JPH07130082A JP H07130082 A JPH07130082 A JP H07130082A JP 29608093 A JP29608093 A JP 29608093A JP 29608093 A JP29608093 A JP 29608093A JP H07130082 A JPH07130082 A JP H07130082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zero
comparator
circuit
input signal
input
Prior art date
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Application number
JP29608093A
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English (en)
Inventor
Michio Fujii
教夫 藤井
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07130082A publication Critical patent/JPH07130082A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力信号に対して正確にゼロクロス点を検出
できるゼロクロス検出回路を提供することを目的とす
る。 【構成】 入力端子と基準端子とを有しこれら端子間に
入力信号を受けゼロ検出レベルの前後にしきい値がある
ヒステリシスコンパレータと、基準端子前記入力端子に
が接続され、入力端子が前記基準端子に接続されたコン
パレータとを備えていて、ヒステリシスコンパレータの
出力とコンパレータの出力との論理積により検出信号を
発生するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゼロクロス検出回路
に関し、詳しくは、ホール素子等のセンサにより回転基
準位置を検出してインデックスパルスを発生する、フロ
ッピーディスクのゼロクロス検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、入力信号が正から負に変わると
きの従来のゼロクロス検出回路の一例である。この回路
は、基準信号を受ける基準入力端子10a (オペアンプ
の(-)入力側)と入力信号Vinを受ける信号入力端子1
0b (オペアンプの(+) 入力側)を有するオペアンプで
構成されるコンパレータ(COM)10と帰還回路11
とからなる。帰還回路11は、トランジスタQ2 ,Q3
からなるカレントミラー11a とこれと並列に接続され
たトランジスタQ1 からなるスイッチ回路11b、そし
てこれらカレントミラー11a とスイッチ回路11b と
に共通に接続されこれらに電流を供給する電流源11c
とからなる。
【0003】ここで、信号入力端子10b には抵抗R1
が挿入されていてこれをを介して入力信号Vin(電圧信
号)を受ける。スイッチ回路11b は、トランジスタQ
1 のベースがコンパレータ10の出力を受け、トランジ
スタQ3 の電流流入側が抵抗R1 を介した入力信号Vin
を受け、入力信号Vinの電流をグランドへとシンクさせ
る。
【0004】その動作を説明すると、抵抗R1 とトラン
ジスタQ3 との接続点Aが(-) 入力より高いときにはコ
ンパレータ10の出力は、HIGHレベル(以下”
H”)になり、トランジスタQ1 がONして電流源11
c からの電流Ihyをグランドへとシンクする。その結
果、カレントミラー11a の電流がゼロになり、オペア
ンプの入力インピーダンスが高いので(+) 入力と信号入
力端子10b との間の電流がほとんど流れなくなる。そ
の結果、(+) 入力と信号入力端子10a との電位がほぼ
等しくなる。そこで、図6(a) に示されるように入力信
号Vinが上昇からやがて降下し基準レベル(オペアンプ
の(-) 入力側のレベル)を越えて低くなった時点で同図
(b) に示されるように、コンパレータ10の出力である
ゼロクロスの検出パルスdが立ち下がり、この立ち下が
りによりゼロクロス点を検出することができる。
【0005】コンパレータ10の出力がLOWレベル
(以下”L”)になると、トランジスタQ1 がOFFし
てカレントミラー11a が動作し、抵抗R1 にヒステリ
シスのための電流が流れ、抵抗R1 に発生する電圧降下
VTH分に相当する電圧分だけ入力信号Vinが上昇したと
きに検出パルスdが立ち上がって次のゼロクロス検出が
行われる。この場合の電圧降下VTHは、カレントミラー
がシンクする電流値と抵抗R1 とにより決定され、この
電圧降下VTHの閾値がノイズに対しての不感帯になる。
すなわち、実際の入力信号Vinには、ある程度ノイズ成
分が重畳されているので、このノイズ成分によるチャッ
タリングが問題になる。そこで、前記のようなヒステリ
シスが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
従来の回路にあっては、ゼロクロス検出のためにヒステ
リシスを解除しなければならず、そのために設けられた
トランジスタQ1 〜 Q3 までの動作が遅くなり、コン
パレートレベルが変化するまでに遅れ時間が発生する。
したがって、入力信号の周波数が高くなると、正確にゼ
ロクロス点の検出ができない問題がある。さらに、信号
入力端子に挿入した抵抗に電流を流すことによりヒステ
リシス特性を持たせているので、この動作電流が入力信
号のレベルにも影響を与える。そこで、カレントミラー
の動作電流はできるだけ微小なものにする必要がある。
微小にすればするほどヒステリシスの電圧レベルが低下
してノイズに弱くなる欠点がある。これを回避するため
に入力側の抵抗値を大きく採ればそれだけ、入力駆動電
流が少なくなり、コンパレータの動作速度が低下する。
この発明は、このような従来技術の問題点を解決するも
のであって、入力信号に対して正確にゼロクロス点を検
出できるゼロクロス検出回路を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のゼロクロス検
出回路の特徴は、入力端子と基準端子とを有しこれら端
子間に入力信号を受けゼロ検出レベルの前後にしきい値
があるヒステリシスコンパレータと、基準端子に前記入
力端子が接続され、入力端子が前記基準端子に接続され
たコンパレータとを備えていて、ヒステリシスコンパレ
ータの出力とコンパレータの出力との論理積により検出
信号を発生するものである。
【0008】
【作用】このようにヒステリシスコンパレータと通常の
コンパレータとを設けることにより、帰還回路によるこ
となく、単に論理回路だけで済むので、入力信号のレベ
ルに影響を与えず、動作遅れもない。その結果、比較的
高い周波数の入力信号に対しても正確なゼロクロス検出
ができる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の一実施例のゼロクロス検
出回路のブロック図、図2は、その動作を説明するため
の波形図、図3は、他の一実施例のゼロクロス検出回路
のブロック図、そして、図4は、その動作を説明するた
めの波形図である。1は、ヒステリシス特性を有するシ
ュミット回路であり、基準信号を受ける基準入力端子1
a と入力信号Vinを受ける信号入力端子1b との間にゼ
ロクロスを検出する入力信号Vinを受ける。2は、通常
のコンパレータであり、その基準入力端子2a がシュミ
ット回路1の信号入力端子1b に接続され、その信号入
力端子2b が基準入力端子1a に接続されている。シュ
ミット回路1の出力とコンパレータ2の出力は、それぞ
れ2入力ナンドゲート3に入力されている。
【0010】4は、2つのナンドゲートをけさがけにし
た基本的なフリップフロプ回路であり、このセット側入
力Sにシュミット回路1の出力を受け、リセット側入力
Rにナンドゲート3の出力を受ける。その結果、図2
(a) ,(b) に示すように、入力信号Vinの電圧が上昇し
て上側の閾値VTHを越えた時点でシュミット回路1の出
力が”H”になり、入力信号Vinの電圧が減少して下側
の閾値を越えた時点で”L”になる。
【0011】一方、コンパレータ2は、図2(c) に示す
ようにノイズに応じてパルスを発生し、入力信号Vinの
電圧がゼロクロスしてゼロレベルより低下した時点で”
H”になる。しかし、入力信号Vinにはノイズが乗って
いるので、これの立ち上がり時点でチャタリングが発生
する(右側拡大図参照)。そして、入力信号Vinの電圧
が再び上昇してゼロレベルの点を越えた時点で”L”に
なって、ノイズに応じたパルスを発生する。
【0012】その結果、フリップフロプ回路4は、同図
(d) に示されるように2入力ナンドゲート3の立ち下が
り出力(コンパレータ2の出力の立ち上がり)でリセッ
トされ、シュミット回路1の立ち下がりでセットされて
同図(e) に示されるような立ち下がりでゼロクロス検出
エッジを発生するゼロクロス検出パルスdが発生する。
なお、コンパレータ2の出力の立ち上がりとゼロクロス
検出パルスdの立ち下がりとのタイミングのずれtは、
2入力ナンドゲート3等の動作遅れ時間である。
【0013】図3は、シュミット回路1の出力をコンパ
レータ2のイネーブル信号とするものでコンパレータ2
の動作をシュミット回路1が出力している時間に限定し
たものである。また、チャタリング信号の除去として
は、コンパレータ2の出力をワンショット回路5に加え
ることで除去している。この回路の各部の波形は、図4
に示す通りである。図中、Tは、ワンショット回路5の
パルス幅である。
【0014】以上のように、この実施例では、帰還回路
を用いないためゼロクロス検出時点までに動作遅れがな
い。したがって、高い周波数の入力信号に対してもゼロ
クロス検出が可能であり、ノイズに影響されにくい。ま
た、入力端子の抵抗も排除することができる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にあって
は、ヒステリシスコンパレータと通常のコンパレータと
を設けることにより、帰還回路によることなく、単に論
理回路だけで済むので、入力信号のレベルに影響を与え
図、動作遅れもない。その結果、比較的高い周波数の入
力信号に対しても正確なゼロクロス検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例のゼロクロス検出
回路のブロック図である。
【図2】図2は、その動作を説明するための波形図であ
る。
【図3】図3は、他の一実施例のゼロクロス検出回路の
ブロック図である。
【図4】図4は、その動作を説明するための波形図であ
る。
【図5】図5は、従来のゼロクロス検出回路のブロック
図である。
【図6】図6は、その動作を説明するための波形図であ
る。
【符号の説明】
1…シュミット回路、1a …基準入力端子、1b …信号
入力端子、2…コンパレータ、2a …基準入力端子、2
b …信号入力端子、3…ナンドゲート、4…フリップフ
ロプ回路、5…ワンショット回路、10…コンパレー
タ、11…帰還回路、11a …カレントミラー、11b
…スイッチ回路、11c …電流源。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子と基準端子とを有しこれら端子間
    に入力信号を受けゼロ検出レベルの前後にしきい値があ
    るヒステリシスコンパレータと、基準端子に前記入力端
    子にが接続され、入力端子が前記基準端子に接続された
    コンパレータとを備え、前記ヒステリシスコンパレータ
    の出力と前記コンパレータの出力との論理積により検出
    信号を発生するゼロクロス検出回路。
  2. 【請求項2】さらに前記検出出力を受けるチャタリング
    防止回路を備える請求項1記載のゼロクロス検出回路。
JP29608093A 1993-11-01 1993-11-01 ゼロクロス検出回路 Pending JPH07130082A (ja)

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