JPH09331243A - ゼロクロス検出回路 - Google Patents
ゼロクロス検出回路Info
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- JPH09331243A JPH09331243A JP15121896A JP15121896A JPH09331243A JP H09331243 A JPH09331243 A JP H09331243A JP 15121896 A JP15121896 A JP 15121896A JP 15121896 A JP15121896 A JP 15121896A JP H09331243 A JPH09331243 A JP H09331243A
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- zero
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 交流信号のゼロクロスのタイミングの前後に
前記交流信号へノイズが重畳すると、タイミング信号に
は不要なノイズパルスが発生する課題があった。 【解決手段】 交流信号の瞬時値をグランドレベルの第
1の基準電圧と比較回路で比較して検出したゼロクロス
ポイントのタイミングをもとに、前記比較回路へ与えら
れている基準電圧を、前記第1の基準電圧より所定量電
位の高い第2の基準電圧へ切り替え、さらに前記比較回
路で前記第2の基準電圧と比較して検出した前記交流信
号のクロスポイントのタイミングをもとに、前記比較回
路へ与えられている基準電圧を前記第2の基準電圧から
前記第1の基準電圧へ切り替える基準電圧切替回路を備
える。
前記交流信号へノイズが重畳すると、タイミング信号に
は不要なノイズパルスが発生する課題があった。 【解決手段】 交流信号の瞬時値をグランドレベルの第
1の基準電圧と比較回路で比較して検出したゼロクロス
ポイントのタイミングをもとに、前記比較回路へ与えら
れている基準電圧を、前記第1の基準電圧より所定量電
位の高い第2の基準電圧へ切り替え、さらに前記比較回
路で前記第2の基準電圧と比較して検出した前記交流信
号のクロスポイントのタイミングをもとに、前記比較回
路へ与えられている基準電圧を前記第2の基準電圧から
前記第1の基準電圧へ切り替える基準電圧切替回路を備
える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流信号のゼロ
クロスポイントを検出し、検出したゼロクロスポイント
で変化するタイミング信号を生成するゼロクロス検出回
路に関するものである。
クロスポイントを検出し、検出したゼロクロスポイント
で変化するタイミング信号を生成するゼロクロス検出回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のゼロクロス検出回路の構
成を示す回路図であり、図において、1は交流信号vi
nが入力される入力端子、2は入力端子1とVcc電源
との間に逆方向の極性で接続されている第1保護ダイオ
ード、3は入力端子1とグランドとの間に逆方向の極性
で接続されている第2保護ダイオードである。これら第
1保護ダイオード2と第2保護ダイオード3は、入力端
子1から入力される交流信号の振幅をグランドレベルと
Vcc電源電圧レベルとの間でクランプする機能を有し
ている。4はコンパレータであり、その非反転入力端子
は入力端子1へ接続され、反転入力端子はグランドレベ
ルへ接続され、このグランドレベルが基準電圧Vref
として用いられる。5はコンパレータ4で生成されたタ
イミング信号の出力端子である。
成を示す回路図であり、図において、1は交流信号vi
nが入力される入力端子、2は入力端子1とVcc電源
との間に逆方向の極性で接続されている第1保護ダイオ
ード、3は入力端子1とグランドとの間に逆方向の極性
で接続されている第2保護ダイオードである。これら第
1保護ダイオード2と第2保護ダイオード3は、入力端
子1から入力される交流信号の振幅をグランドレベルと
Vcc電源電圧レベルとの間でクランプする機能を有し
ている。4はコンパレータであり、その非反転入力端子
は入力端子1へ接続され、反転入力端子はグランドレベ
ルへ接続され、このグランドレベルが基準電圧Vref
として用いられる。5はコンパレータ4で生成されたタ
イミング信号の出力端子である。
【0003】次に動作について説明する。このゼロクロ
ス検出回路は、入力端子1から入力された交流信号の振
幅レベルをコンパレータ4によりグランドレベルと比較
し、その比較結果をタイミング信号Doutとして出力
する。図7は、入力端子1から入力される交流信号vi
nとコンパレータ4から出力されるタイミング信号Do
utとを示す波形図である。この波形図に示すように、
コンパレータ4の出力するタイミング信号Doutは、
時刻t0と時刻t4で交流信号vinの瞬時値がグラン
ドレベルの基準電圧Vrefを負から正の方向へ横切
り、交流信号vinの振幅がグランドレベルより大きく
なるため‘H’レベルに立ち上がる。また、時刻t3で
交流信号vinの瞬時値がグランドレベルの基準電圧V
refを正から負の方向へ横切り、交流信号vinの振
幅が負の振幅レベルへ移行してグランドレベルより小さ
くなるため、コンパレータ4の出力するタイミング信号
Doutは‘L’レベルに立ち下がる。
ス検出回路は、入力端子1から入力された交流信号の振
幅レベルをコンパレータ4によりグランドレベルと比較
し、その比較結果をタイミング信号Doutとして出力
する。図7は、入力端子1から入力される交流信号vi
nとコンパレータ4から出力されるタイミング信号Do
utとを示す波形図である。この波形図に示すように、
コンパレータ4の出力するタイミング信号Doutは、
時刻t0と時刻t4で交流信号vinの瞬時値がグラン
ドレベルの基準電圧Vrefを負から正の方向へ横切
り、交流信号vinの振幅がグランドレベルより大きく
なるため‘H’レベルに立ち上がる。また、時刻t3で
交流信号vinの瞬時値がグランドレベルの基準電圧V
refを正から負の方向へ横切り、交流信号vinの振
幅が負の振幅レベルへ移行してグランドレベルより小さ
くなるため、コンパレータ4の出力するタイミング信号
Doutは‘L’レベルに立ち下がる。
【0004】このようなゼロクロス検出回路において、
交流信号vinにノイズが重畳する場合を考える。図6
のN1,N2はノイズを示しており、交流信号vinへ
重畳されたグランド方向の負極性ノイズである。このよ
うなノイズが交流信号vinへ重畳されそのピークがグ
ランドレベルに達した場合には、コンパレータ4の出力
するタイミング信号Doutは‘L’レベルへ変化す
る。通常このようなノイズの幅は小さいため、‘L’レ
ベルへ変化したタイミング信号Doutは、ノイズの幅
に応じて短時間の内に‘H’レベルへ戻る。従って、タ
イミング信号Doutには本来のゼロクロスポイントで
発生するエッジの他に前記ノイズによるエッジが発生す
る。
交流信号vinにノイズが重畳する場合を考える。図6
のN1,N2はノイズを示しており、交流信号vinへ
重畳されたグランド方向の負極性ノイズである。このよ
うなノイズが交流信号vinへ重畳されそのピークがグ
ランドレベルに達した場合には、コンパレータ4の出力
するタイミング信号Doutは‘L’レベルへ変化す
る。通常このようなノイズの幅は小さいため、‘L’レ
ベルへ変化したタイミング信号Doutは、ノイズの幅
に応じて短時間の内に‘H’レベルへ戻る。従って、タ
イミング信号Doutには本来のゼロクロスポイントで
発生するエッジの他に前記ノイズによるエッジが発生す
る。
【0005】今、ノイズN1とノイズN2とのピーク値
が共に等しく、かつ交流信号の振幅最大値Vmより小さ
いと仮定した場合、これらノイズによるタイミング信号
Doutでのノイズパルスの発生は、交流信号vinの
ゼロクロスポイントとノイズが交流信号vinへ重畳す
るタイミングに応じて左右される。つまり、交流信号v
inの瞬時値はVmsinωtで変化しているため、例
えピークの小さなノイズであってもノイズの重畳するタ
イミングによってはノイズ先端がグランドレベルを下回
り、タイミング信号Doutにノイズによるエッジが発
生する。ノイズN1はこのようなタイミングで交流信号
に重畳したノイズである。ノイズN2はノイズN1と同
程度のピーク値を有したノイズであるが、交流信号vi
nへ重畳するタイミングが前記ノイズN1より遅れてお
り、交流信号vinの振幅がほぼ最大値を示す付近で交
流信号vinへ重畳しているため、ノイズN2のピーク
先端はグランドレベルへ達しておらず、タイミング信号
DoutにはノイズN2によるノイズパルスが発生して
いない。
が共に等しく、かつ交流信号の振幅最大値Vmより小さ
いと仮定した場合、これらノイズによるタイミング信号
Doutでのノイズパルスの発生は、交流信号vinの
ゼロクロスポイントとノイズが交流信号vinへ重畳す
るタイミングに応じて左右される。つまり、交流信号v
inの瞬時値はVmsinωtで変化しているため、例
えピークの小さなノイズであってもノイズの重畳するタ
イミングによってはノイズ先端がグランドレベルを下回
り、タイミング信号Doutにノイズによるエッジが発
生する。ノイズN1はこのようなタイミングで交流信号
に重畳したノイズである。ノイズN2はノイズN1と同
程度のピーク値を有したノイズであるが、交流信号vi
nへ重畳するタイミングが前記ノイズN1より遅れてお
り、交流信号vinの振幅がほぼ最大値を示す付近で交
流信号vinへ重畳しているため、ノイズN2のピーク
先端はグランドレベルへ達しておらず、タイミング信号
DoutにはノイズN2によるノイズパルスが発生して
いない。
【0006】このように交流信号vinがゼロクロスす
る時刻t0直後に交流信号vinへ重畳されるグランド
方向のノイズは、そのピークが比較的小さい場合であっ
ても交流信号が正弦波の形態であることからノイズのピ
ーク先端がグランドレベルに達してしまい、タイミング
信号Doutにはノイズの影響によるノイズパルスが発
生する。また、交流信号vinの振幅値が正から負へ移
行する過程のゼロクロスの時刻t3でも同様のことが生
じる。つまり、この場合には交流信号vinの振幅が負
となる時刻t3から時刻t4の間で交流信号vinに正
極性ノイズN3,N4が重畳すると、ほぼ同一のピーク
値を有したノイズであっても、ノイズN3についてはタ
イミング信号DoutにノイズN3によるノイズパルス
が発生し、ノイズN4についてはノイズパルスは発生し
ない。
る時刻t0直後に交流信号vinへ重畳されるグランド
方向のノイズは、そのピークが比較的小さい場合であっ
ても交流信号が正弦波の形態であることからノイズのピ
ーク先端がグランドレベルに達してしまい、タイミング
信号Doutにはノイズの影響によるノイズパルスが発
生する。また、交流信号vinの振幅値が正から負へ移
行する過程のゼロクロスの時刻t3でも同様のことが生
じる。つまり、この場合には交流信号vinの振幅が負
となる時刻t3から時刻t4の間で交流信号vinに正
極性ノイズN3,N4が重畳すると、ほぼ同一のピーク
値を有したノイズであっても、ノイズN3についてはタ
イミング信号DoutにノイズN3によるノイズパルス
が発生し、ノイズN4についてはノイズパルスは発生し
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のゼロクロス検出
回路は以上のように構成されているので、ゼロクロス検
出回路の出力するタイミング信号Doutをマイクロコ
ンピュータの割込み信号に利用したり、タイミング信号
Doutのエッジを計数してその計数値を利用する場合
には、特に交流信号vinのゼロクロスのタイミングの
前後に前記交流信号vinへノイズが重畳すると、ノイ
ズによる影響がタイミング信号Doutに現われ、タイ
ミング信号Doutには不要なノイズパルスが発生す
る。この場合、ノイズの極性の違いによりタイミング信
号への影響は異なるが、タイミング信号Doutをマイ
クロコンピュータの割込み信号に利用する場合には、前
記ノイズパルスのエッジにより割込みの回数が増加して
マイクロコンピュータのプログラム動作が遅くなってし
まう。またタイミング信号Doutのエッジを計数して
その計数値を利用する場合には計数値が増えてしまい、
前記マイクロコンピュータや前記計数値を利用するシス
テムの正常な動作に支障を来す課題があった。
回路は以上のように構成されているので、ゼロクロス検
出回路の出力するタイミング信号Doutをマイクロコ
ンピュータの割込み信号に利用したり、タイミング信号
Doutのエッジを計数してその計数値を利用する場合
には、特に交流信号vinのゼロクロスのタイミングの
前後に前記交流信号vinへノイズが重畳すると、ノイ
ズによる影響がタイミング信号Doutに現われ、タイ
ミング信号Doutには不要なノイズパルスが発生す
る。この場合、ノイズの極性の違いによりタイミング信
号への影響は異なるが、タイミング信号Doutをマイ
クロコンピュータの割込み信号に利用する場合には、前
記ノイズパルスのエッジにより割込みの回数が増加して
マイクロコンピュータのプログラム動作が遅くなってし
まう。またタイミング信号Doutのエッジを計数して
その計数値を利用する場合には計数値が増えてしまい、
前記マイクロコンピュータや前記計数値を利用するシス
テムの正常な動作に支障を来す課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、特に交流信号のゼロクロスポイン
トの近傍で前記交流信号に重畳されるノイズによるノイ
ズパルスの発生などのタイミング信号へ与える悪影響を
排除することの可能なゼロクロス検出回路を得ることを
目的とする。
めになされたもので、特に交流信号のゼロクロスポイン
トの近傍で前記交流信号に重畳されるノイズによるノイ
ズパルスの発生などのタイミング信号へ与える悪影響を
排除することの可能なゼロクロス検出回路を得ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るゼロクロス検出回路は、交流信号の瞬時値を第1の基
準電圧と比較回路で比較したときのゼロクロスポイント
のタイミングをもとに、前記比較回路へ与えられている
基準電圧を、前記第1の基準電圧から所定量電位の高い
第2の基準電圧へ切り替え、さらに前記比較回路で前記
交流信号を前記第2の基準電圧と比較して検出したクロ
スポイントのタイミングをもとに、前記比較回路へ与え
られている基準電圧を前記第2の基準電圧から前記第1
の基準電圧へ切り替える基準電圧切替回路を備えるよう
にしたものである。
るゼロクロス検出回路は、交流信号の瞬時値を第1の基
準電圧と比較回路で比較したときのゼロクロスポイント
のタイミングをもとに、前記比較回路へ与えられている
基準電圧を、前記第1の基準電圧から所定量電位の高い
第2の基準電圧へ切り替え、さらに前記比較回路で前記
交流信号を前記第2の基準電圧と比較して検出したクロ
スポイントのタイミングをもとに、前記比較回路へ与え
られている基準電圧を前記第2の基準電圧から前記第1
の基準電圧へ切り替える基準電圧切替回路を備えるよう
にしたものである。
【0010】請求項2記載の発明に係るゼロクロス検出
回路は、振幅が正から負へ移行する過程の交流信号の瞬
時値を比較回路が第1の基準電圧と比較して検出したゼ
ロクロスポイントのタイミングで、前記比較回路に与え
られている基準電圧を第2の基準電圧へ切り替え、さら
に振幅が負から正へ移行した後の前記交流信号の瞬時値
を前記比較回路が前記第2の基準電圧と比較して検出し
たクロスポイントのタイミングで、前記比較回路に与え
られている基準電圧を前記第2の基準値から前記第1の
基準電圧へ切り替える基準電圧切替回路を備えるように
したものである。
回路は、振幅が正から負へ移行する過程の交流信号の瞬
時値を比較回路が第1の基準電圧と比較して検出したゼ
ロクロスポイントのタイミングで、前記比較回路に与え
られている基準電圧を第2の基準電圧へ切り替え、さら
に振幅が負から正へ移行した後の前記交流信号の瞬時値
を前記比較回路が前記第2の基準電圧と比較して検出し
たクロスポイントのタイミングで、前記比較回路に与え
られている基準電圧を前記第2の基準値から前記第1の
基準電圧へ切り替える基準電圧切替回路を備えるように
したものである。
【0011】請求項3記載の発明に係るゼロクロス検出
回路は、複数の電界効果トランジスタを用いて各ゲート
電位を固定電位にしたときの前記各電界効果トランジス
タの電流増幅特性の違いから第2の基準電圧を生成する
基準電圧生成回路を備えるようにしたものである。
回路は、複数の電界効果トランジスタを用いて各ゲート
電位を固定電位にしたときの前記各電界効果トランジス
タの電流増幅特性の違いから第2の基準電圧を生成する
基準電圧生成回路を備えるようにしたものである。
【0012】請求項4記載の発明に係るゼロクロス検出
回路は、複数の異なった第2の基準電圧を有し、その複
数の第2の基準電圧の中からいずれかの第2の基準電圧
を基準電圧選択回路が選択し、基準電圧切替回路は第1
の基準電圧を第2の基準電圧へ切り替えるときには前記
基準電圧選択回路が選択した第2の基準電圧へ切り替え
を行う構成を備えるようにしたものである。
回路は、複数の異なった第2の基準電圧を有し、その複
数の第2の基準電圧の中からいずれかの第2の基準電圧
を基準電圧選択回路が選択し、基準電圧切替回路は第1
の基準電圧を第2の基準電圧へ切り替えるときには前記
基準電圧選択回路が選択した第2の基準電圧へ切り替え
を行う構成を備えるようにしたものである。
【0013】請求項5記載の発明に係るゼロクロス検出
回路は、基準電圧切替回路が、第1の基準電圧を比較回
路へ与えるための第1のスイッチ回路と、複数の異なっ
た第2の基準電圧のいずれかを前記比較回路へ与えるた
めの各第2の基準電圧毎に設けられた第2のスイッチ回
路とを備え、基準電圧選択回路が、前記複数の第2の基
準電圧のいずれかを選択するための基準電圧選択情報を
記憶したレジスタと、振幅が正から負へ移行する過程の
交流信号の瞬時値を前記比較回路で第1の基準電圧と比
較して検出したゼロクロスポイントのタイミングで、前
記レジスタに設定された基準電圧選択情報により前記第
2のスイッチ回路のいずれかを選択して導通させるゲー
ト回路とを備えるようにしたものである。
回路は、基準電圧切替回路が、第1の基準電圧を比較回
路へ与えるための第1のスイッチ回路と、複数の異なっ
た第2の基準電圧のいずれかを前記比較回路へ与えるた
めの各第2の基準電圧毎に設けられた第2のスイッチ回
路とを備え、基準電圧選択回路が、前記複数の第2の基
準電圧のいずれかを選択するための基準電圧選択情報を
記憶したレジスタと、振幅が正から負へ移行する過程の
交流信号の瞬時値を前記比較回路で第1の基準電圧と比
較して検出したゼロクロスポイントのタイミングで、前
記レジスタに設定された基準電圧選択情報により前記第
2のスイッチ回路のいずれかを選択して導通させるゲー
ト回路とを備えるようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
ゼロクロス検出回路の構成を示す回路図であり、図にお
いて、1は交流信号vinが入力される入力端子、2は
入力端子1とVcc電源との間に逆方向の極性で接続さ
れている第1保護ダイオード、3は入力端子1とグラン
ドとの間に逆方向の極性で接続されている第2保護ダイ
オードである。これら第1保護ダイオード2と第2保護
ダイオード3は、入力端子1から入力される交流信号の
振幅をグランドレベルとVcc電源電圧レベルとの間で
クランプする機能を有している。4はコンパレータ(比
較回路)であり、その非反転入力端子は入力端子1へ接
続されている。また、反転入力端子にはグランドレベル
の第1の基準電圧Vref1あるいはグランドレベルよ
り所定量電位の高い第2の基準電圧Vref2が供給さ
れる。
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
ゼロクロス検出回路の構成を示す回路図であり、図にお
いて、1は交流信号vinが入力される入力端子、2は
入力端子1とVcc電源との間に逆方向の極性で接続さ
れている第1保護ダイオード、3は入力端子1とグラン
ドとの間に逆方向の極性で接続されている第2保護ダイ
オードである。これら第1保護ダイオード2と第2保護
ダイオード3は、入力端子1から入力される交流信号の
振幅をグランドレベルとVcc電源電圧レベルとの間で
クランプする機能を有している。4はコンパレータ(比
較回路)であり、その非反転入力端子は入力端子1へ接
続されている。また、反転入力端子にはグランドレベル
の第1の基準電圧Vref1あるいはグランドレベルよ
り所定量電位の高い第2の基準電圧Vref2が供給さ
れる。
【0015】6は抵抗R1と抵抗R2との直列回路をV
cc電源とグランド間へ接続し、抵抗R1と抵抗R2と
の比によりVcc電源電圧レベルを分圧することで第2
の基準電圧Vref2を生成する基準電圧生成回路であ
る。抵抗R1と抵抗R2との比は例えば9対1の比に設
定されている。9はコンパレータ4の出力を反転するイ
ンバータ回路である。7,8はトランスミッションゲー
トであり、トランスミッションゲート7は基準電圧生成
回路6で生成した前記第2の基準電圧Vref2をコン
パレータ4の反転入力端子へ供給する際の制御を行う。
また、トランスミッションゲート(第1のスイッチ回
路)8はグランドレベルの第1の基準電圧Vref1を
コンパレータ4の反転入力端子へ供給する際の制御を行
う。
cc電源とグランド間へ接続し、抵抗R1と抵抗R2と
の比によりVcc電源電圧レベルを分圧することで第2
の基準電圧Vref2を生成する基準電圧生成回路であ
る。抵抗R1と抵抗R2との比は例えば9対1の比に設
定されている。9はコンパレータ4の出力を反転するイ
ンバータ回路である。7,8はトランスミッションゲー
トであり、トランスミッションゲート7は基準電圧生成
回路6で生成した前記第2の基準電圧Vref2をコン
パレータ4の反転入力端子へ供給する際の制御を行う。
また、トランスミッションゲート(第1のスイッチ回
路)8はグランドレベルの第1の基準電圧Vref1を
コンパレータ4の反転入力端子へ供給する際の制御を行
う。
【0016】トランスミッションゲート7の一方の制御
端子はインバータ回路9の出力側へ接続され、他方の制
御端子はインバータ回路9の入力側と接続されている。
またトランスミッションゲート8の一方の制御端子はイ
ンバータ回路9の入力側と接続され、他方の制御端子は
インバータ回路9の出力側へ接続されている。10は基
準電圧生成回路6、トランスミッションゲート7,8、
インバータ回路9などを有した基準電圧切替回路であ
る。
端子はインバータ回路9の出力側へ接続され、他方の制
御端子はインバータ回路9の入力側と接続されている。
またトランスミッションゲート8の一方の制御端子はイ
ンバータ回路9の入力側と接続され、他方の制御端子は
インバータ回路9の出力側へ接続されている。10は基
準電圧生成回路6、トランスミッションゲート7,8、
インバータ回路9などを有した基準電圧切替回路であ
る。
【0017】次に動作について説明する。先ず、交流信
号のゼロクロスポイントの近傍、特に交流信号vinの
瞬時値が負から正へ移行する過程のゼロクロスポイント
P1の近傍で交流信号に重畳されたノイズの影響につい
て説明する。図2は、コンパレータ4の非反転入力端子
へ入力される交流信号vinと、コンパレータ4から出
力されるタイミング信号Doutとを示す波形図であ
る。最初、コンパレータ4の出力するタイミング信号D
outは‘L’レベルとなっていると仮定する。この結
果、トランスミッションゲート7が導通しており、第2
の基準電圧Vref2がコンパレータ4の反転入力端子
へ入力されている。この状態で交流信号vinがコンパ
レータ4の非反転入力端子へ入力され、負から正へ移行
する交流信号vinの瞬時値がクロスポイントP2で第
2の基準電圧Vref2を越えると、コンパレータ4の
出力は時刻t0で‘H’レベルへ変化する。この結果、
トランスミッションゲート7が非導通となる一方、トラ
ンスミッションゲート8が導通する。従って、コンパレ
ータ4の反転入力端子へ供給される基準電圧はグランド
レベルの第1の基準電圧Vref1となる。
号のゼロクロスポイントの近傍、特に交流信号vinの
瞬時値が負から正へ移行する過程のゼロクロスポイント
P1の近傍で交流信号に重畳されたノイズの影響につい
て説明する。図2は、コンパレータ4の非反転入力端子
へ入力される交流信号vinと、コンパレータ4から出
力されるタイミング信号Doutとを示す波形図であ
る。最初、コンパレータ4の出力するタイミング信号D
outは‘L’レベルとなっていると仮定する。この結
果、トランスミッションゲート7が導通しており、第2
の基準電圧Vref2がコンパレータ4の反転入力端子
へ入力されている。この状態で交流信号vinがコンパ
レータ4の非反転入力端子へ入力され、負から正へ移行
する交流信号vinの瞬時値がクロスポイントP2で第
2の基準電圧Vref2を越えると、コンパレータ4の
出力は時刻t0で‘H’レベルへ変化する。この結果、
トランスミッションゲート7が非導通となる一方、トラ
ンスミッションゲート8が導通する。従って、コンパレ
ータ4の反転入力端子へ供給される基準電圧はグランド
レベルの第1の基準電圧Vref1となる。
【0018】その後、交流信号vinの瞬時値が正から
負へ移行すると、交流信号vinの瞬時値はコンパレー
タ4で第1の基準電圧Vref1と比較される。そし
て、時刻t1で交流信号vinの瞬時値が第1の基準電
圧Vref1を下回ることで、コンパレータ4の出力は
‘L’レベルへ変化する。また、これと同時にそれまで
導通していたトランスミッションゲート8が非導通とな
るとともに、非導通であったトランスミッションゲート
7が導通し、コンパレータ4の反転入力端子へ第2の基
準電圧Vref2が供給されるようになる。
負へ移行すると、交流信号vinの瞬時値はコンパレー
タ4で第1の基準電圧Vref1と比較される。そし
て、時刻t1で交流信号vinの瞬時値が第1の基準電
圧Vref1を下回ることで、コンパレータ4の出力は
‘L’レベルへ変化する。また、これと同時にそれまで
導通していたトランスミッションゲート8が非導通とな
るとともに、非導通であったトランスミッションゲート
7が導通し、コンパレータ4の反転入力端子へ第2の基
準電圧Vref2が供給されるようになる。
【0019】このように、交流信号vinの瞬時値と比
較される基準電圧が切り替わる状態で、図2に示すよう
なタイミングで負極性のノイズN1とノイズN2とが交
流信号vinに重畳した場合を考える。ノイズN1とノ
イズN2のピーク値は両者ほぼ等しく、ノイズN2はノ
イズN1より遅れて交流信号vinに重畳し、また、ノ
イズN1とノイズN2のピーク値は第2の基準電圧Vr
ef2とほぼ等しい値を示していると仮定する。従来の
ゼロクロス検出回路では、交流信号vinと比較される
基準値はグランドレベルに固定されていたため、ノイズ
N1が図2に示すタイミングで交流信号vinに重畳し
たときには破線で示すノイズパルス11がコンパレータ
4の出力するタイミング信号Doutへ現われる。これ
に対し、この実施の形態のゼロクロス検出回路では、ノ
イズN1が重畳されているときに交流信号vinと比較
されている基準値は第2の基準値Vref2であるた
め、コンパレータ4の出力するタイミング信号Dout
にはノイズN1によるノイズパルスは出現しない。
較される基準電圧が切り替わる状態で、図2に示すよう
なタイミングで負極性のノイズN1とノイズN2とが交
流信号vinに重畳した場合を考える。ノイズN1とノ
イズN2のピーク値は両者ほぼ等しく、ノイズN2はノ
イズN1より遅れて交流信号vinに重畳し、また、ノ
イズN1とノイズN2のピーク値は第2の基準電圧Vr
ef2とほぼ等しい値を示していると仮定する。従来の
ゼロクロス検出回路では、交流信号vinと比較される
基準値はグランドレベルに固定されていたため、ノイズ
N1が図2に示すタイミングで交流信号vinに重畳し
たときには破線で示すノイズパルス11がコンパレータ
4の出力するタイミング信号Doutへ現われる。これ
に対し、この実施の形態のゼロクロス検出回路では、ノ
イズN1が重畳されているときに交流信号vinと比較
されている基準値は第2の基準値Vref2であるた
め、コンパレータ4の出力するタイミング信号Dout
にはノイズN1によるノイズパルスは出現しない。
【0020】従って、交流信号vinのゼロクロスポイ
ントの近傍、特に交流信号vinの瞬時値が負から正へ
移行する過程の第1の基準電圧Vref1と交差するゼ
ロクロスポイントP1から第2の基準電圧Vref2と
交差するクロスポイントP2までの期間に交流信号vi
nへ負極性のノイズが重畳しても、ノイズのピーク値の
大きさにかかわらずコンパレータ4の出力するタイミン
グ信号Doutには影響が及ばない。
ントの近傍、特に交流信号vinの瞬時値が負から正へ
移行する過程の第1の基準電圧Vref1と交差するゼ
ロクロスポイントP1から第2の基準電圧Vref2と
交差するクロスポイントP2までの期間に交流信号vi
nへ負極性のノイズが重畳しても、ノイズのピーク値の
大きさにかかわらずコンパレータ4の出力するタイミン
グ信号Doutには影響が及ばない。
【0021】次に、交流信号vinのゼロクロスポイン
トの近傍、特に交流信号vinの瞬時値が正から負へ移
行する過程のゼロクロスポイントP3の近傍で交流信号
に重畳されたノイズの影響について説明する。
トの近傍、特に交流信号vinの瞬時値が正から負へ移
行する過程のゼロクロスポイントP3の近傍で交流信号
に重畳されたノイズの影響について説明する。
【0022】図2に示すようなタイミングで正極性のノ
イズN3とノイズN4とが交流信号vinに重畳した場
合を考える。ノイズN3とノイズN4のピーク値は両者
ほぼ等しく、ノイズN4はノイズN3より遅れて交流信
号vinに重畳し、また、ノイズN3とノイズN4のピ
ーク値は第2の基準電圧Vref2とほぼ同等な値を示
していると仮定する。従来のゼロクロス検出回路では、
交流信号vinと比較される基準値はグランドレベルに
固定されていたため、ノイズN3が図2に示すタイミン
グで交流信号vinに重畳したときには破線で示すノイ
ズパルス12がコンパレータ4の出力するタイミング信
号Doutへ現われる。これに対し、この実施の形態の
ゼロクロス検出回路では、ノイズN3が重畳されている
タイミングで交流信号vinと比較される基準値は第2
の基準値Vref2であるため、コンパレータ4の出力
するタイミング信号DoutにはノイズN3によるノイ
ズパルスは出現しない。
イズN3とノイズN4とが交流信号vinに重畳した場
合を考える。ノイズN3とノイズN4のピーク値は両者
ほぼ等しく、ノイズN4はノイズN3より遅れて交流信
号vinに重畳し、また、ノイズN3とノイズN4のピ
ーク値は第2の基準電圧Vref2とほぼ同等な値を示
していると仮定する。従来のゼロクロス検出回路では、
交流信号vinと比較される基準値はグランドレベルに
固定されていたため、ノイズN3が図2に示すタイミン
グで交流信号vinに重畳したときには破線で示すノイ
ズパルス12がコンパレータ4の出力するタイミング信
号Doutへ現われる。これに対し、この実施の形態の
ゼロクロス検出回路では、ノイズN3が重畳されている
タイミングで交流信号vinと比較される基準値は第2
の基準値Vref2であるため、コンパレータ4の出力
するタイミング信号DoutにはノイズN3によるノイ
ズパルスは出現しない。
【0023】従って、交流信号vinのゼロクロスポイ
ントの近傍、特に交流信号vinの瞬時値が正から負へ
移行する過程の第1の基準電圧と交差するゼロクロスポ
イントの直後に、交流信号vinへピーク値がVcc/
10を越えない範囲の正極性のノイズが重畳しても、コ
ンパレータ4の出力するタイミング信号には影響が及ば
ない。
ントの近傍、特に交流信号vinの瞬時値が正から負へ
移行する過程の第1の基準電圧と交差するゼロクロスポ
イントの直後に、交流信号vinへピーク値がVcc/
10を越えない範囲の正極性のノイズが重畳しても、コ
ンパレータ4の出力するタイミング信号には影響が及ば
ない。
【0024】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2によるゼロクロス検出回路の構成を示す回路図で
あり、図3において図1と同一または相当の部分につい
ては同一符号を付し説明を省略する。この実施の形態2
では、基準電圧生成回路の構成が実施の形態1と異なっ
ている。図において、21と22はMOSFET(電界
効果トランジスタ)であり、共にゲートがVcc電源に
接続されており、各MOSFETにはVcc電源電圧が
印加され、各MOSFETは定電流を流す状態になって
いる。そして、各MOSFETの電流増幅特性βの違い
から第2の基準電圧Vref2が生成される。23は基
準電圧生成回路、30は基準電圧切替回路である。第2
の基準電圧Vref2と第1の基準電圧Vref1を用
いたゼロクロス検出動作は前記実施の形態1のゼロクロ
ス検出回路と同様であり、同様の効果を奏することにな
るが、基準電圧生成に抵抗の分圧回路を用いるのではな
くMOSFETを使用していることから、LSIチップ
として他の回路と一体的に構成する場合に基準電圧生成
回路の構成が容易である効果がある。
形態2によるゼロクロス検出回路の構成を示す回路図で
あり、図3において図1と同一または相当の部分につい
ては同一符号を付し説明を省略する。この実施の形態2
では、基準電圧生成回路の構成が実施の形態1と異なっ
ている。図において、21と22はMOSFET(電界
効果トランジスタ)であり、共にゲートがVcc電源に
接続されており、各MOSFETにはVcc電源電圧が
印加され、各MOSFETは定電流を流す状態になって
いる。そして、各MOSFETの電流増幅特性βの違い
から第2の基準電圧Vref2が生成される。23は基
準電圧生成回路、30は基準電圧切替回路である。第2
の基準電圧Vref2と第1の基準電圧Vref1を用
いたゼロクロス検出動作は前記実施の形態1のゼロクロ
ス検出回路と同様であり、同様の効果を奏することにな
るが、基準電圧生成に抵抗の分圧回路を用いるのではな
くMOSFETを使用していることから、LSIチップ
として他の回路と一体的に構成する場合に基準電圧生成
回路の構成が容易である効果がある。
【0025】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3によるゼロクロス検出回路の構成を示す回路図で
ある。この実施の形態3のゼロクロス検出回路では、グ
ランドレベルの第1の基準電圧Vref1の切り替えは
前記実施の形態1と同様に行われるが、第2の基準電圧
への切り替えは、電位の異なった複数の、例えば2種類
の第2の基準電圧Vref21,Vref22の中から
基準電圧選択情報に従って選択された第2の基準電圧へ
切り替えられる。
形態3によるゼロクロス検出回路の構成を示す回路図で
ある。この実施の形態3のゼロクロス検出回路では、グ
ランドレベルの第1の基準電圧Vref1の切り替えは
前記実施の形態1と同様に行われるが、第2の基準電圧
への切り替えは、電位の異なった複数の、例えば2種類
の第2の基準電圧Vref21,Vref22の中から
基準電圧選択情報に従って選択された第2の基準電圧へ
切り替えられる。
【0026】図4において図1と同一または相当の部分
については同一符号を付し説明を省略する。40は基準
電圧生成回路であり、抵抗R1と抵抗R2と抵抗R3の
直列回路により構成され、Vcc電源とグランド間に接
続されている。そして抵抗R1と抵抗R2と抵抗R3の
抵抗値の比は9対1対1の比に設定されており、この抵
抗R1と抵抗R2と抵抗R3の直列回路によりVcc電
源電圧が分圧され、抵抗R1と抵抗R2との接続点から
Vcc・2/11の電位の第2の基準電圧が得られ、抵
抗R2と抵抗R3との接続点からはVcc/11の電位
の第2の基準電圧が得られる。41,42はトランスミ
ッションゲート(第2のスイッチ回路)であり、トラン
スミッションゲート41は基準電圧生成回路40の抵抗
R1と抵抗R2との接続点の電位である第2の基準電圧
Vref22をコンパレータ4の反転入力端子へ供給す
るための制御を行う。また、トランスミッションゲート
42は抵抗R2と抵抗R3との接続点の電位である第2
の基準電圧Vref21をコンパレータ4の反転入力端
子へ供給するための制御を行う。
については同一符号を付し説明を省略する。40は基準
電圧生成回路であり、抵抗R1と抵抗R2と抵抗R3の
直列回路により構成され、Vcc電源とグランド間に接
続されている。そして抵抗R1と抵抗R2と抵抗R3の
抵抗値の比は9対1対1の比に設定されており、この抵
抗R1と抵抗R2と抵抗R3の直列回路によりVcc電
源電圧が分圧され、抵抗R1と抵抗R2との接続点から
Vcc・2/11の電位の第2の基準電圧が得られ、抵
抗R2と抵抗R3との接続点からはVcc/11の電位
の第2の基準電圧が得られる。41,42はトランスミ
ッションゲート(第2のスイッチ回路)であり、トラン
スミッションゲート41は基準電圧生成回路40の抵抗
R1と抵抗R2との接続点の電位である第2の基準電圧
Vref22をコンパレータ4の反転入力端子へ供給す
るための制御を行う。また、トランスミッションゲート
42は抵抗R2と抵抗R3との接続点の電位である第2
の基準電圧Vref21をコンパレータ4の反転入力端
子へ供給するための制御を行う。
【0027】43,45はインバータ回路であり、トラ
ンスミッションゲート41の一方の制御端子はインバー
タ回路43の出力側と接続され、他方の制御端子はイン
バータ回路43の入力側と接続されている。またトラン
スミッションゲート42の一方の制御端子はインバータ
回路45の出力側と接続され、他方の制御端子はインバ
ータ回路45の入力側と接続されている。
ンスミッションゲート41の一方の制御端子はインバー
タ回路43の出力側と接続され、他方の制御端子はイン
バータ回路43の入力側と接続されている。またトラン
スミッションゲート42の一方の制御端子はインバータ
回路45の出力側と接続され、他方の制御端子はインバ
ータ回路45の入力側と接続されている。
【0028】44,46は2入力のNAND回路(ゲー
ト回路)、47は基準電圧選択情報をそれぞれ記憶した
記憶素子48,49から構成されたレジスタである。N
AND回路44の出力側はインバータ回路43の入力側
と接続され、NAND回路44の一方の入力端子はレジ
スタ47の記憶素子48と接続され、NAND回路44
の他方の入力端子はインバータ回路9の出力側と接続さ
れている。また、NAND回路46の出力側はインバー
タ回路45の入力側と接続され、NAND回路46の一
方の入力端子はレジスタ47の記憶素子49と接続さ
れ、NAND回路46の他方の入力端子はインバータ回
路9の出力側と接続されている。
ト回路)、47は基準電圧選択情報をそれぞれ記憶した
記憶素子48,49から構成されたレジスタである。N
AND回路44の出力側はインバータ回路43の入力側
と接続され、NAND回路44の一方の入力端子はレジ
スタ47の記憶素子48と接続され、NAND回路44
の他方の入力端子はインバータ回路9の出力側と接続さ
れている。また、NAND回路46の出力側はインバー
タ回路45の入力側と接続され、NAND回路46の一
方の入力端子はレジスタ47の記憶素子49と接続さ
れ、NAND回路46の他方の入力端子はインバータ回
路9の出力側と接続されている。
【0029】そして、トランスミッションゲート8,4
1,42とインバータ回路9,43,45により基準電
圧切替回路61が構成され、インバータ回路9とNAN
D回路44,46とレジスタ47により基準電圧選択回
路62が構成される。50は基準電圧生成回路40と基
準電圧切替回路61と基準電圧選択回路62を備えた基
準電圧制御部である。
1,42とインバータ回路9,43,45により基準電
圧切替回路61が構成され、インバータ回路9とNAN
D回路44,46とレジスタ47により基準電圧選択回
路62が構成される。50は基準電圧生成回路40と基
準電圧切替回路61と基準電圧選択回路62を備えた基
準電圧制御部である。
【0030】次に動作について説明する。このゼロクロ
ス検出回路では、グランドレベルの第1の基準電圧Vr
ef1の切り替えは前記実施の形態1と同様に行われ
る。第2の基準電圧への切り替えは、レジスタ47の各
記憶素子48,49に記憶された基準電圧選択情報に従
って行われる。この基準電圧選択情報が例えば記憶素子
48に“1”として記憶され、記憶素子49には“0”
として記憶されている情報であると、コンパレータ4の
出力が‘L’レベルのときにはNAND回路44の出力
が‘L’レベル、NAND回路46の出力が‘H’レベ
ルとなっている。従って、トランスミッションゲート4
1が導通し、トランスミッションゲート42は非導通の
状態にある。このため、導通しているトランスミッショ
ンゲート41を介して抵抗R1と抵抗R2との接続点か
ら得られる電位の高い方の第2の基準電圧Vref22
(Vcc・2/11)が選択されて、コンパレータ4の
反転入力端子へ印加される。なお、選択される第2の基
準電圧を低い方の第2の基準電圧Vref21(Vcc
/11)にしたい場合には、基準電圧選択情報として記
憶素子48に“0”、記憶素子49には“1”を記憶す
る。
ス検出回路では、グランドレベルの第1の基準電圧Vr
ef1の切り替えは前記実施の形態1と同様に行われ
る。第2の基準電圧への切り替えは、レジスタ47の各
記憶素子48,49に記憶された基準電圧選択情報に従
って行われる。この基準電圧選択情報が例えば記憶素子
48に“1”として記憶され、記憶素子49には“0”
として記憶されている情報であると、コンパレータ4の
出力が‘L’レベルのときにはNAND回路44の出力
が‘L’レベル、NAND回路46の出力が‘H’レベ
ルとなっている。従って、トランスミッションゲート4
1が導通し、トランスミッションゲート42は非導通の
状態にある。このため、導通しているトランスミッショ
ンゲート41を介して抵抗R1と抵抗R2との接続点か
ら得られる電位の高い方の第2の基準電圧Vref22
(Vcc・2/11)が選択されて、コンパレータ4の
反転入力端子へ印加される。なお、選択される第2の基
準電圧を低い方の第2の基準電圧Vref21(Vcc
/11)にしたい場合には、基準電圧選択情報として記
憶素子48に“0”、記憶素子49には“1”を記憶す
る。
【0031】図5は、このようにして選択された第2の
基準電圧を用いたときのコンパレータ4から出力される
タイミング信号Doutと交流信号vinとを示す波形
図である。この実施の形態3でも実施の形態1と同様の
効果を奏することになるが、この実施の形態3のゼロク
ロス検出回路では、ノイズの発生しやすい環境下で使用
することがあらかじめ判明している場合、第2の基準電
圧を高い方の第2の基準電圧Vref22に設定してタ
イミング信号を生成する。
基準電圧を用いたときのコンパレータ4から出力される
タイミング信号Doutと交流信号vinとを示す波形
図である。この実施の形態3でも実施の形態1と同様の
効果を奏することになるが、この実施の形態3のゼロク
ロス検出回路では、ノイズの発生しやすい環境下で使用
することがあらかじめ判明している場合、第2の基準電
圧を高い方の第2の基準電圧Vref22に設定してタ
イミング信号を生成する。
【0032】このようにすると、交流信号vinのゼロ
クロスポイントの近傍、特に図5に示す交流信号vin
の瞬時値が負から正へ移行する過程で第1の基準電圧V
ref1と交差するゼロクロスポイントP4から、電位
の高い方の前記第2の基準電圧Vref22と交差する
時刻t3のクロスポイントP5までの期間に交流信号v
inへ負極性のノイズが重畳しても、ノイズのピークの
大きさにかかわらずコンパレータ4の出力するタイミン
グ信号Doutには影響が及ばない。つまり、交流信号
vinに重畳されたノイズによるタイミング信号Dou
tへ及ぼす影響が排除される期間が、前記実施の形態1
のゼロクロス検出回路に比べて、時刻t0から時刻t3
までの期間、第2の基準電圧Vref22のレベルに応
じて延長されることになる。
クロスポイントの近傍、特に図5に示す交流信号vin
の瞬時値が負から正へ移行する過程で第1の基準電圧V
ref1と交差するゼロクロスポイントP4から、電位
の高い方の前記第2の基準電圧Vref22と交差する
時刻t3のクロスポイントP5までの期間に交流信号v
inへ負極性のノイズが重畳しても、ノイズのピークの
大きさにかかわらずコンパレータ4の出力するタイミン
グ信号Doutには影響が及ばない。つまり、交流信号
vinに重畳されたノイズによるタイミング信号Dou
tへ及ぼす影響が排除される期間が、前記実施の形態1
のゼロクロス検出回路に比べて、時刻t0から時刻t3
までの期間、第2の基準電圧Vref22のレベルに応
じて延長されることになる。
【0033】また、交流信号vinのゼロクロスポイン
トの近傍、特に交流信号vinの瞬時値が正から負へ移
行する過程の第1の基準電圧Vref1と交差するゼロ
クロスポイントP6直後に、ピークの先端が第2の基準
電圧Vref22のレベルVcc・2/11を越えない
範囲の正極性のノイズN3,N4が交流信号vinへ重
畳しても、コンパレータ4の出力するタイミング信号D
outには影響が及ばない。
トの近傍、特に交流信号vinの瞬時値が正から負へ移
行する過程の第1の基準電圧Vref1と交差するゼロ
クロスポイントP6直後に、ピークの先端が第2の基準
電圧Vref22のレベルVcc・2/11を越えない
範囲の正極性のノイズN3,N4が交流信号vinへ重
畳しても、コンパレータ4の出力するタイミング信号D
outには影響が及ばない。
【0034】従って、この実施の形態3では、ゼロクロ
ス検出回路の使用される環境がノイズの発生しやすい環
境であるか否かに応じて第2の基準電圧を切り替えて使
用することができるため、ノイズ環境に応じて柔軟にノ
イズ耐性を変えることができる。
ス検出回路の使用される環境がノイズの発生しやすい環
境であるか否かに応じて第2の基準電圧を切り替えて使
用することができるため、ノイズ環境に応じて柔軟にノ
イズ耐性を変えることができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、交流信号の瞬時値をグランドレベルの第1の基準
電圧と比較回路で比較して検出したゼロクロスポイント
のタイミングをもとに、前記比較回路へ与えられている
基準電圧を、前記第1の基準電圧から第2の基準電圧へ
切り替え、さらに前記比較回路で前記第2の基準電圧と
比較して検出した前記交流信号のクロスポイントのタイ
ミングをもとに、前記比較回路へ与えられている基準電
圧を前記第2の基準電圧から前記第1の基準電圧へ切り
替える基準電圧切替回路を備えるように構成したので、
前記第2の基準電圧へ基準電圧の切り替えが行われるゼ
ロクロスポイントの直後に前記交流信号へ重畳した正極
性のノイズ、あるいは前記第1の基準電圧へ基準電圧の
切り替えが行われる前記クロスポイントの直前に前記交
流信号へ重畳した負極性のノイズによるノイズパルスの
発生などのタイミング信号へ与える悪影響を有効に防止
できる効果がある。
れば、交流信号の瞬時値をグランドレベルの第1の基準
電圧と比較回路で比較して検出したゼロクロスポイント
のタイミングをもとに、前記比較回路へ与えられている
基準電圧を、前記第1の基準電圧から第2の基準電圧へ
切り替え、さらに前記比較回路で前記第2の基準電圧と
比較して検出した前記交流信号のクロスポイントのタイ
ミングをもとに、前記比較回路へ与えられている基準電
圧を前記第2の基準電圧から前記第1の基準電圧へ切り
替える基準電圧切替回路を備えるように構成したので、
前記第2の基準電圧へ基準電圧の切り替えが行われるゼ
ロクロスポイントの直後に前記交流信号へ重畳した正極
性のノイズ、あるいは前記第1の基準電圧へ基準電圧の
切り替えが行われる前記クロスポイントの直前に前記交
流信号へ重畳した負極性のノイズによるノイズパルスの
発生などのタイミング信号へ与える悪影響を有効に防止
できる効果がある。
【0036】請求項2記載の発明によれば、振幅が正か
ら負へ移行する過程の交流信号の瞬時値を比較回路が第
1の基準電圧と比較して検出したゼロクロスポイント
で、前記比較回路に与えられている基準電圧を第2の基
準電圧へ切り替え、さらに振幅が負から正へ移行した後
の前記交流信号の瞬時値を前記比較回路が前記第2の基
準電圧と比較して検出したクロスポイントで、前記比較
回路に与えられている基準電圧を前記第1の基準電圧へ
切り替える基準電圧切替回路を備えるように構成したの
で、前記第2の基準電圧へ基準電圧の切り替えが行われ
るゼロクロスポイントの直後に前記交流信号へ重畳した
正極性のノイズに対してノイズマージンを増加させるこ
とができ、ノイズパルスの発生などのタイミング信号へ
与える悪影響を有効に防止する効果がある。また、前記
第1の基準電圧へ基準電圧の切り替えが行われる前記ク
ロスポイントの直前に前記交流信号へ重畳した負極性の
ノイズに対しては、そのピーク値の大きさにかかわらず
ノイズパルスの発生などのタイミング信号へ与える悪影
響を有効に防止する効果がある。
ら負へ移行する過程の交流信号の瞬時値を比較回路が第
1の基準電圧と比較して検出したゼロクロスポイント
で、前記比較回路に与えられている基準電圧を第2の基
準電圧へ切り替え、さらに振幅が負から正へ移行した後
の前記交流信号の瞬時値を前記比較回路が前記第2の基
準電圧と比較して検出したクロスポイントで、前記比較
回路に与えられている基準電圧を前記第1の基準電圧へ
切り替える基準電圧切替回路を備えるように構成したの
で、前記第2の基準電圧へ基準電圧の切り替えが行われ
るゼロクロスポイントの直後に前記交流信号へ重畳した
正極性のノイズに対してノイズマージンを増加させるこ
とができ、ノイズパルスの発生などのタイミング信号へ
与える悪影響を有効に防止する効果がある。また、前記
第1の基準電圧へ基準電圧の切り替えが行われる前記ク
ロスポイントの直前に前記交流信号へ重畳した負極性の
ノイズに対しては、そのピーク値の大きさにかかわらず
ノイズパルスの発生などのタイミング信号へ与える悪影
響を有効に防止する効果がある。
【0037】請求項3記載の発明によれば、複数の電界
効果トランジスタを用いて各ゲート電位を固定電位にし
たときの前記各電界効果トランジスタの電流増幅特性の
違いから第2の基準電圧を生成する基準電圧生成回路を
備えるように構成したので、LSIチップなどに他の回
路と共に一体的に構成することが容易になり、交流信号
へ重畳したノイズによるノイズパルスの発生などのタイ
ミング信号へ与える悪影響を有効に防止する機能を有し
たLSIチップの実現が可能になる効果がある。
効果トランジスタを用いて各ゲート電位を固定電位にし
たときの前記各電界効果トランジスタの電流増幅特性の
違いから第2の基準電圧を生成する基準電圧生成回路を
備えるように構成したので、LSIチップなどに他の回
路と共に一体的に構成することが容易になり、交流信号
へ重畳したノイズによるノイズパルスの発生などのタイ
ミング信号へ与える悪影響を有効に防止する機能を有し
たLSIチップの実現が可能になる効果がある。
【0038】請求項4記載の発明によれば、基準電圧選
択回路が複数の異なった第2の基準電圧の中から選択し
たいずれかの第2の基準電圧へ、第1の基準電圧を基準
電圧切替回路が切り替えるように構成したので、異なっ
たレベルの第2の基準電圧をノイズ環境に応じて選択す
ることが可能となり、交流信号へ重畳したノイズによる
ノイズパルスの発生などのタイミング信号へ与える悪影
響を防止する能力をノイズ環境に応じて柔軟に変えられ
る効果がある。
択回路が複数の異なった第2の基準電圧の中から選択し
たいずれかの第2の基準電圧へ、第1の基準電圧を基準
電圧切替回路が切り替えるように構成したので、異なっ
たレベルの第2の基準電圧をノイズ環境に応じて選択す
ることが可能となり、交流信号へ重畳したノイズによる
ノイズパルスの発生などのタイミング信号へ与える悪影
響を防止する能力をノイズ環境に応じて柔軟に変えられ
る効果がある。
【0039】請求項5記載の発明によれば、複数の異な
った第2の基準電圧毎に設けられた第2のスイッチ回路
の導通,非導通が制御されることで前記複数の第2の基
準電圧のいずれかを比較回路へ与える基準電圧切替回路
と、瞬時値が正から負へ移行する過程の交流信号の瞬時
値を第1の基準電圧と比較して検出したゼロクロスポイ
ントのタイミングで、基準電圧選択情報に応じた前記第
2のスイッチ回路を導通,非導通させる基準電圧選択回
路とを備えるように構成したので、前記基準電圧選択情
報により異なったレベルの第2の基準電圧をノイズ環境
に応じて選択することが可能となり、交流信号へ重畳し
たノイズによるノイズパルスの発生などのタイミング信
号へ与える悪影響をノイズ環境に応じて柔軟に変えられ
る効果がある。
った第2の基準電圧毎に設けられた第2のスイッチ回路
の導通,非導通が制御されることで前記複数の第2の基
準電圧のいずれかを比較回路へ与える基準電圧切替回路
と、瞬時値が正から負へ移行する過程の交流信号の瞬時
値を第1の基準電圧と比較して検出したゼロクロスポイ
ントのタイミングで、基準電圧選択情報に応じた前記第
2のスイッチ回路を導通,非導通させる基準電圧選択回
路とを備えるように構成したので、前記基準電圧選択情
報により異なったレベルの第2の基準電圧をノイズ環境
に応じて選択することが可能となり、交流信号へ重畳し
たノイズによるノイズパルスの発生などのタイミング信
号へ与える悪影響をノイズ環境に応じて柔軟に変えられ
る効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1によるゼロクロス検
出回路の構成を示す回路図である。
出回路の構成を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるゼロクロス検
出回路の動作を示す交流信号とタイミング信号の波形図
である。
出回路の動作を示す交流信号とタイミング信号の波形図
である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるゼロクロス検
出回路の構成を示す回路図である。
出回路の構成を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるゼロクロス検
出回路の構成を示す回路図である。
出回路の構成を示す回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるゼロクロス検
出回路の動作を示す交流信号とタイミング信号の波形図
である。
出回路の動作を示す交流信号とタイミング信号の波形図
である。
【図6】 従来のゼロクロス検出回路の構成を示す回路
図である。
図である。
【図7】 従来のゼロクロス検出回路の動作を示す交流
信号とタイミング信号の波形図である。
信号とタイミング信号の波形図である。
4 コンパレータ(比較回路)、8 トランスミッショ
ンゲート(第1のスイッチ回路)、10,61 基準電
圧切替回路、21,22 MOSFET(電界効果トラ
ンジスタ)、23 基準電圧生成回路、41,42 ト
ランスミッションゲート(第2のスイッチ回路)、47
レジスタ、44,46 NAND回路(ゲート回
路)、62 基準電圧選択回路。
ンゲート(第1のスイッチ回路)、10,61 基準電
圧切替回路、21,22 MOSFET(電界効果トラ
ンジスタ)、23 基準電圧生成回路、41,42 ト
ランスミッションゲート(第2のスイッチ回路)、47
レジスタ、44,46 NAND回路(ゲート回
路)、62 基準電圧選択回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 交流信号の瞬時値をグランドレベルの第
1の基準電圧と比較回路で比較して前記交流信号のゼロ
クロスポイントを検出し、ゼロクロスポイントを検出し
たタイミングで変化するタイミング信号を生成するゼロ
クロス検出回路において、前記比較回路へ与えられてい
る基準電圧を、前記ゼロクロスポイントの検出タイミン
グをもとに前記第1の基準電圧より所定量電位の高い第
2の基準電圧へ切り替え、さらに前記比較回路で前記第
2の基準電圧と比較して検出した前記交流信号のクロス
ポイントのタイミングをもとに、前記比較回路へ与えら
れている基準電圧を前記第2の基準電圧から前記第1の
基準電圧へ切り替える基準電圧切替回路を備えたことを
特徴とするゼロクロス検出回路。 - 【請求項2】 基準電圧切替回路は、振幅が正から負へ
移行する過程の前記交流信号の瞬時値を比較回路が第1
の基準電圧と比較して検出したゼロクロスポイントのタ
イミングで、前記比較回路に与えられている基準電圧を
第2の基準電圧へ切り替え、さらに振幅が負から正へ移
行した後の前記交流信号の瞬時値を前記比較回路が前記
第2の基準電圧と比較して検出したクロスポイントのタ
イミングで、前記比較回路に与えられている基準電圧を
前記第1の基準電圧へ切り替えることを特徴とする請求
項1記載のゼロクロス検出回路。 - 【請求項3】 複数の電界効果トランジスタを用いて各
ゲート電位を固定電位にしたときの前記各電界効果トラ
ンジスタの電流増幅特性の違いから前記第2の基準電圧
を生成する基準電圧生成回路を備えていることを特徴と
する請求項1または請求項2記載のゼロクロス検出回
路。 - 【請求項4】 複数の異なった第2の基準電圧と、該複
数の第2の基準電圧の中からいずれかの第2の基準電圧
を選択する基準電圧選択回路を備え、基準電圧切替回路
は第1の基準電圧を前記基準電圧選択回路により選択さ
れた第2の基準電圧へ切り替えることを特徴とする請求
項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のゼロクロ
ス検出回路。 - 【請求項5】 基準電圧切替回路は、第1の基準電圧を
比較回路へ与えるための第1のスイッチ回路と、複数の
異なった第2の基準電圧のいずれかを前記比較回路へ与
えるための第2の基準電圧毎に設けられた第2のスイッ
チ回路とを備え、基準電圧選択回路は前記複数の第2の
基準電圧のいずれかを選択するための基準電圧選択情報
を記憶したレジスタと、振幅が正から負へ移行する過程
の交流信号の瞬時値を前記比較回路で前記第1の基準電
圧と比較して検出したゼロクロスポイントで、前記レジ
スタに設定された基準電圧選択情報により前記第2のス
イッチ回路のいずれかを選択して導通させるゲート回路
とを備えていることを特徴とする請求項4記載のゼロク
ロス検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15121896A JPH09331243A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | ゼロクロス検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15121896A JPH09331243A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | ゼロクロス検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09331243A true JPH09331243A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15513836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15121896A Pending JPH09331243A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | ゼロクロス検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09331243A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010039421A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Canon Finetech Inc | 画像形成装置およびゼロクロス検出制御方法 |
JP2016126030A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電力供給装置及び画像形成装置 |
CN107769799A (zh) * | 2017-11-22 | 2018-03-06 | 思创医惠科技股份有限公司 | 应用于商品防盗天线检测装置抗电源干扰的方法及天线工作基准信号提供装置 |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP15121896A patent/JPH09331243A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010039421A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Canon Finetech Inc | 画像形成装置およびゼロクロス検出制御方法 |
JP2016126030A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電力供給装置及び画像形成装置 |
CN107769799A (zh) * | 2017-11-22 | 2018-03-06 | 思创医惠科技股份有限公司 | 应用于商品防盗天线检测装置抗电源干扰的方法及天线工作基准信号提供装置 |
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