JPH071297Y2 - ガイドレール装置 - Google Patents

ガイドレール装置

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JPH071297Y2
JPH071297Y2 JP10054688U JP10054688U JPH071297Y2 JP H071297 Y2 JPH071297 Y2 JP H071297Y2 JP 10054688 U JP10054688 U JP 10054688U JP 10054688 U JP10054688 U JP 10054688U JP H071297 Y2 JPH071297 Y2 JP H071297Y2
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JP
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guide rail
slider
elastic member
opening
seal member
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JP10054688U
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JPH0221024U (ja
Inventor
典芳 金子
Original Assignee
日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えば昇降移動する自動車のドアガラスを案
内するために用いられる、ガイドレール装置に関する。
従来の技術 従来のガイドレール装置としては、第4図に示した構造
のものが提案されている(特公昭61-6125562号公報参
照)。すなわち、車体1のドアに設けられたサッシュ2
には、上下方向に延在するガイドレール3が固定されて
おり、該ガイドレール3は、断面略C字形状であって、
長尺方向に沿って開口部4が設けられている。
前記ガイドレール3内には、スライダー5が摺動自在に
収容されており、該スライダー5にはロッド6の一端部
が、固持されている。該ロッド6は、前記開口部4に遊
挿されてガイドレール3外に突出し、他端部はドアガラ
ス7に固定されている。
かかる構造において、図外のレギュレータ装置を作動さ
せると、ドアガラス7が昇降移動し、該ドアガラス7昇
降移動に伴って、スライダー5はガイドレール3内を摺
動する。したがって、ロッド6を介してスライダー5に
連結されたドアガラス7は、ガイドレール3により移動
方向を規制され、所定の移動軌跡に沿ったドアガラス7
の昇降がなされるのである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のスライダー装置にあっ
ては、単に断面略C字形状のガイドレール3内にスライ
ダー5を収容配置した構造であることから、ガイドレー
ル3やスライダー5に成形誤差がある場合には、両部材
間に間隙が生じてしまう。このため、スライダー5がガ
イドレール3内において、円滑に摺動することなく振動
し、ドアガラス7の昇降移動の障害になるのみならず、
不快な振動音が発生するおそれがあった。
又ガイドレール3には、長尺方向に開口部4が設けられ
ていることから、該開口部4を介して、ガイドレール3
の内部やスライダー5が露呈し、よって、このガイドレ
ール装置を視認可能な車体の外部等に配設することは、
外観品質上好ましいものではなかった。
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、成形誤差がある場合においてもスライダーの振
動を防止し、かつ外観品質の向上を図るとともに、しか
もこれら振動の防止と外観品質の向上とを、低成形コス
トにて実現することを可能にしたガイドレール装置を提
供するこを目的とするものである。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本考案にあっては、長尺方向
に沿って開口部を有する断面略C字形状のガイドレール
内に、スライダーが摺動自在に配設され、前記開口部に
スライダーに結合されて、開口部内を移動するロッドが
遊挿された構造において、前記ガイドレールに、スライ
ダーと適宜の弾性をもって摺接する弾発部材、及び前記
ロッドの移動を許容しつつ開口部を閉鎖するシール部材
が設けられるとともに、前記弾発部材とシール部材とは
前記ガイドレールの成型時に同時成形されている。
作用 前記構成において、ガイドレールとスライダー間に、成
形誤差に起因する間隙があっても、スライダーはガイド
レールに設けられた弾発部材の弾性により適宜押圧され
振動することなく、ガイドレール内を摺動する。
又ガイドレールの内部や該ガイドレール内に配設された
スライダーは、ガイドレールの開口部を閉鎖するシール
部材によって防塵、防水が行われ、又外観上視認される
ことなく隠蔽される。
さらに、弾発部材とシール部材とは、ガイドレールが、
例えば押し出し成形あるいはロール成形される際に、同
時成形され、これにより単一の工程で弾発部材とシール
部材とを備えたガイドレールが成形される。
実施例 以下、本考案の一実施例について図面に従って説明す
る。すなわち、第3図に示した自動車用ドア8は、車室
外側に位置するドアアウタパネルと車室内側に位置する
ドアインナパネルとを接合した閉断面形状であって、両
パネル間にはドアガラス7が昇降自在に嵌挿されてい
る。該ドアガラス7には、後端部に黒色プリント10が施
されているとともに、前記ドアの後端部には、上下方向
に延在するドアピラー18が設けられている。該ドアピラ
ー18には、上下方向に延在するガイドレール3が配設さ
れており、ガイドレール3は、第1、2図に示したよう
に、断面略C字形状であって、長尺方向に沿って開口部
4が設けられている。
前記ガイドレール3内には、スライダー5が摺動自在に
収容されており、該スライダー5にはロッド6の一端
が、固持されている。又前記ロッド6は、前記開口部4
に遊挿されてガイドレール3外に突出し、他端部は前記
ドアガラス7に固定されている。
前記開口部4の両端縁部11、11には、ゴム等の弾性素材
で成形されたシール部材12、12が取り付けられている。
該シール部材12は、前記両端縁部11、11を受容する基部
13と、第2図に示したように、常時は相当接して開口部
4を閉鎖する尖状の端部14とを有し、該端部14は第1図
に示したように前記ロッド6の移動を許容する弾性を有
している。
一方、前記ガイドレール3の前記背面15には、前記シー
ル部材12と同様に、ゴム等の弾性素材で成形された弾発
部材17が取り付けられており、該弾発部材17は第2図に
示したように、常時は円弧状に膨出し、かつ第1図に示
したように前記背面15とスライダー15間に挟圧された
際、収縮変形する弾性を有している。
そして、前記シール部材12、12と弾発部材17と、ガイド
レール3を押し出し成形、あるいはロール成形する際
に、ガイドレール3の前述した各部位に同時成形されて
いる。なお、弾発部材17はガイドレール3の側面16、16
にも設けて良い。又シール部材12及び弾発部材17はドア
アウタパネルとドアインナパネルとの間に設けられるガ
イドレール18(第3図参照)に設けても良い。
以上の構成にかかる本実施例において、図外のレギュレ
ータ装置を作動させると、ドアガラス7が昇降移動し、
該ドアガラス7昇降移動に伴って、スライダー5はガイ
ドレール3内を摺動する。このとき、スライダー5は弾
発部材17の変形に伴って生ずる反力によ開口部4方向に
適宜押圧されるとともに、前記基部13の変形に伴って生
ずる反力により、背面15方向に押圧される。したがっ
て、ガイドレール3とスライダー5間に、成形誤差に起
因する間隙ΔSがあっても、スライダー5は前記弾発部
材17と基部13間に弾持されて、ガイドレール3内を摺動
する。
したがって、スライダー5がガイドレール3内におい
て、振動してしまうようなことはなく、不快な振動音の
発生は解消されるとともに、円滑にドアガラス7の昇降
移動を行うことが可能となる。
又ガイドレール3の開口部4は、シール部材12によって
閉鎖されていることから、黒色プリント10が施されたド
アガラス7を下降(第3図矢示D)させて、ドアピラー
18に装着されたガイドレール3を露呈させても、該ガイ
ドレール3の内部や、スライダー5はシール部材12、12
によって隠蔽され、外観上視認されることはない。よっ
て、この種スライダー装置の外観品質を向上させること
ができ、ガイドレール3を黙認可能な、特殊な形状を有
する自動車用ドア8にあっても、外観品質の低下を招く
ことなく用いることが可能となる。
さらに、弾発部材17とシール部材12とは前述のように、
ガイドレール3が、押し出し成形あるいはロール成形さ
れる際に、同時成形されることから、単一の工程で弾発
部材17とシール部材12とを備えたガイドレール3が成形
される。
よって、このように弾発部材17やシール部材12が設けら
れた構造であっても、成型上のコスト増加を伴うような
ことはなく、低コストにて前記振動の発生解消と外観品
質の向上とを、低成形コストにて実現することが可能と
なるのである。
なお、前記シール部材12の端部14は、前述のように常時
は相当接しているものの、ロッド6の移動を許容する弾
性を有していることから、シール部材12によって、ロッ
ド6の移動自在が阻害されることはない。
考案の効果 以上説明したように本考案は、断面略C字形状のガイド
レールに、スライダーに摺接する弾発部材が設けられた
ことから、スライダーを弾発部材の反力により適宜押圧
することができる。よって、ガイドレールとスライダー
間に、成形誤差に起因する間隙があっても、スライダー
の振動は防止され、不快な振動音の発生を解消し、円滑
な摺動を確保することができる。
又ガイドレールには、開口部に遊挿されたロッドの移動
を許容しつつ開口部を閉鎖するシール部材とが設けられ
たことから、ガイドレールに対する防塵、防水作用によ
りスライダーの円滑な摺動を保つことができ、又ガイド
レールの内部や、該ガイドレール内に配設されたスライ
ダーはシール部材によって隠蔽され、概観上視認される
ことはなく、この種ガイドレール装置の外観品質を向上
させることができる。
さらに、前記弾発部材とシール部材とは前記ガイドレー
ルの成型時に同時成形されたことら、単一の工程で弾発
部材とシール部材とを備えたガイドレール成形すること
が可能となる。よって、このように弾発部材やシールー
ル部材が設けられた構造であっても、成型上のコスト増
加を伴うようなことはなく、前記振動の発生解消と外観
品質の向上とを、低コストにて実現することが可能とな
るものである。
加えて、前述した実施例にあっては、弾発部材とシール
部材の基部との間で、スライダーを弾持するようにした
ことから、一層確実にスライダーの振動を防止し得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のスライダーが位置する状態
における第3図I−I線に沿う断面図、第2図は同実施
例のスライダーが位置しない状態における第3図I−I
線に沿う断面図、、第3図は同実施例にかかるガイドレ
ール装置の取り付け状態を示す説明図、第4図は従来の
ガイドレール装置の取り付け状態を示す説明図、第5図
は第4図V−V線に沿う断面図である。 3……ガイドレール、4……開口部、5……スライダ
ー、6……ロッド、12……シール部材、17……弾発部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺方向に沿って開口部を有する断面略C
    字形状のガイドレール内に、スライダーが摺動自在に配
    設され、前記開口部にスライダーとともに移動するロッ
    ドが遊挿された構造において、前記ガイドレールに、ス
    ライダーに摺接する弾発部材と、前記ロッドの移動を許
    容しつつ開口部を閉鎖するシール部材とが設けられると
    ともに、前記弾発部材とシール部材とは前記ガイドレー
    ルの成型時に同時成形されたことを特徴とするガイドレ
    ール装置。
JP10054688U 1988-07-28 1988-07-28 ガイドレール装置 Expired - Lifetime JPH071297Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10054688U JPH071297Y2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28 ガイドレール装置

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JP10054688U JPH071297Y2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28 ガイドレール装置

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Publication Number Publication Date
JPH0221024U JPH0221024U (ja) 1990-02-13
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JP2724927B2 (ja) * 1991-08-01 1998-03-09 西川ゴム工業株式会社 サッシュ一体型グラスラン
JP5460968B2 (ja) * 2008-02-21 2014-04-02 シロキ工業株式会社 車両用リヤドアの窓昇降装置用デビジョンバーユニット

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JPH0221024U (ja) 1990-02-13

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