JPH07129690A - 手数料処理を備える取引処理システム - Google Patents

手数料処理を備える取引処理システム

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JPH07129690A
JPH07129690A JP27368893A JP27368893A JPH07129690A JP H07129690 A JPH07129690 A JP H07129690A JP 27368893 A JP27368893 A JP 27368893A JP 27368893 A JP27368893 A JP 27368893A JP H07129690 A JPH07129690 A JP H07129690A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラブル発生の機会を減少させて取引の信頼
性、正確性の向上を図ることができる手数料処理を備え
る取引処理システムを提供する。 【構成】 手数料負担者情報記憶手段M1が手数料負担
者情報を予め記憶する。手数料負担者情報抽出手段M2
は、受注者情報に基づいて手数料負担者情報記憶手段M
1に記憶されている手数料負担者情報を検索し抽出す
る。一方、手数料額把握手段M4は、少なくとも取引情
報に基づいて手数料額を把握する。次に、抽出された手
数料負担者情報に基づいて、手数料負担者表示情報生成
手段M3が、発注者もしくは受注者のどちらが手数料負
担者かを示す情報を生成する。この情報及び手数料額に
基づいて、手数料徴収処理手段M5が手数料を徴収する
処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば金融機関におけ
る為替振込取引に用いられる取引処理システムに関し、
特に、手数料を伴う取引処理を行なうための取引処理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、顧客が金融機関を利用して為替振
込取引を行う場合、金融機関に振込手数料を支払う必要
がある。この振込手数料を負担する者は、1つは振込を
依頼する振込人の場合であり、他の1つは振込金の受取
人の場合である。
【0003】金融機関においては取引の迅速化、省力化
等を目的として自動取引装置を設置しており、為替振込
取引が可能な自動取引装置も存在している。自動取引装
置を利用して振込を行なう際の手数料処理に関する技術
は、例えば特開平5ー174043号公報に開示されて
いる。この公報に開示された技術は、顧客により装置内
に挿入された取引用カードを基に、当該顧客が会員か非
会員かを判断し、それぞれの場合に応じた手数料を算出
するものである。従来においては、自動取引装置を利用
して顧客である振込人自身が操作を行なう際には、振込
人が手数料の負担者はどちらであるかを指定しており、
この指定に従った処理を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように手数料
負担者は振込人の指定により決定されるため、例えば、
本来は振込人が負担すべき取引であるにもかかわらず、
誤って受取人負担である旨を指示すると、この指示通り
に手数料負担処理がなされて受取人が負担することとな
ってしまう。この結果最悪の場合には、振込人と金融機
関もしくは受取人との間でトラブルが発生する可能性も
ある。このようなトラブルを回避するためには、振込人
は取引毎に手数料負担者がどちらであるか正確に把握し
かつ正確に指定する必要がある。このため、振込人にと
って煩わしく心理的負担も大きい。金融機関にとっても
顧客サービスの観点から望ましいことではなく、また上
述したようなトラブルが発生するとイメージダウンにつ
ながるおそれがある。
【0005】本発明は上述した事情を考慮して創作され
たものであり、顧客にとって取引を行なう際の心理的負
担が減少し、顧客及び金融機関等のシステム運用者にと
ってトラブル発生の機会を減少させて取引の信頼性、正
確性の向上を図ることができる手数料処理を備える取引
処理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては以下のようにした。即ち、発注者に
関する発注者情報及び受注者に関する受注者情報並びに
取引情報に基づいて、手数料を伴う所定の取引を行なう
手数料処理を備える取引処理システムにおいて手数料負
担者情報を予め記憶する手数料負担者情報記憶手段と、
前記受注者情報に基づいて、前記手数料負担者情報記憶
手段に記憶されている手数料負担者情報を検索し抽出す
る手数料負担者情報抽出手段と、少なくとも前記取引情
報に基づいて手数料額を把握する手数料額把握手段と、
前記抽出された手数料負担者情報に基づいて、前記発注
者もしくは前記受注者のどちらが手数料負担者かを示す
情報である手数料負担者表示情報を生成する手数料負担
者表示情報生成手段と、前記手数料額及び前記手数料負
担者表示情報に基づいて、手数料を徴収する処理を行な
う手数料徴収処理手段とを有することとしたものであ
る。
【0007】また、発注者に関する発注者情報及び受注
者に関する受注者情報並びに取引情報に基づいて、手数
料を伴う所定の取引を行なう手数料処理を備える取引処
理システムにおいて、手数料負担者情報を予め記憶する
手数料負担者情報記憶手段と手数料負担者指示情報を入
力する手数料負担者指示情報入力手段と、前記受注者情
報に基づいて、前記手数料負担者情報記憶手段に記憶さ
れている手数料負担者情報を検索し抽出する手数料負担
者情報抽出手段と、少なくとも前記取引情報に基づいて
手数料額を把握する手数料額把握手段と、前記手数料負
担者指示情報及び前記抽出された手数料負担者情報に基
づいて、前記発注者もしくは前記受注者のどちらが手数
料負担者かを示す情報である手数料負担者表示情報を生
成する手数料負担者表示情報生成手段と、前記手数料額
及び前記手数料負担者表示情報に基づいて、手数料を徴
収する処理を行なう手数料徴収処理手段とを有すること
としたものである。
【0008】また、端末装置と処理装置とが存在し、前
記端末装置により入力された、発注者に関する発注者情
報及び受注者に関する受注者情報並びに金額を含む取引
情報に基づいて、手数料を伴う所定の取引を行なう手数
料処理を備える取引処理システムにおいて、前記端末装
置は、手数料負担者指示情報を入力する手数料負担者指
示情報入力手段と、前記受注者情報、前記取引情報及び
前記手数料負担者指示情報を前記処理装置に送信する第
1の送信手段と、第2の送信手段により送信された手数
料負担者表示情報を受信する第1の受信手段と、前記手
数料負担者表示情報及び前記取引情報に含まれる金額に
基づいて、手数料額を含む前記取引に伴う金額を把握す
る金額把握手段と、前記金額把握手段により把握された
金額に相当する現金を収納する現金収納手段とを有し、
前記処理装置は、手数料負担者情報を予め記憶する手数
料負担者情報記憶手段と、前記第1の送信手段により送
信された前記受注者情報及び前記手数料負担者指示情報
を受信する第2の受信手段と、前記受注者情報に基づい
て、前記手数料負担者情報記憶手段に記憶されている手
数料負担者情報を検索し抽出する手数料負担者情報抽出
手段と前記手数料負担者指示情報及び前記抽出された手
数料負担者情報に基づいて、前記発注者もしくは前記受
注者のどちらが手数料負担者かを示す情報である手数料
負担者表示情報を生成する手数料負担者表示情報生成手
段と、前記手数料負担者表示情報を前記端末装置に送信
する前記第2の送信手段とを有することとしたものであ
る。
【0009】また、さらに前記手数料負担者情報は手数
料負担比率情報を含み、前記手数料負担者表示情報生成
手段は、前記手数料負担比率情報に基づいて、前記発注
者及び前記受注者各々の手数料負担比率を示す情報であ
る手数料負担者表示情報を生成することとしたものであ
る。
【0010】
【作用】本発明によれば、以上の構成の手数料処理を備
える取引処理システムは、まず手数料負担者情報抽出手
段が、例えば操作者等により入力された受注者情報に基
づいて、手数料負担者情報記憶手段により予め記憶され
ている手数料負担者情報を検索し抽出する。一方、手数
料額把握手段は、例えば操作者等により入力された取引
情報及び必要に応じ前述の受注者情報等に基づいて手数
料額を把握する。次に、手数料負担者表示情報生成手段
が、前述の抽出された手数料負担者情報に基づいて、発
注者もしくは受注者のどちらが手数料負担者かを示す情
報である手数料負担者表示情報を生成する。その後、手
数料徴収処理手段が、手数料額及び手数料負担者表示情
報に基づいて、手数料を徴収する処理を行なうこととし
たものである。
【0011】また、手数料負担者指示情報入力手段が、
手数料負担者指示情報を入力する。さらに手数料負担者
情報抽出手段が、例えば操作者等により入力された受注
者情報に基づいて、手数料負担者情報記憶手段により予
め記憶されている手数料負担者情報を検索し抽出する。
一方、手数料額把握手段は、例えば操作者等により入力
された取引情報及び必要に応じ前述の受注者情報等に基
づいて手数料額を把握する。次に、手数料負担者情報生
成手段が、前述の入力された手数料負担者指示情報及び
抽出された手数料負担者情報に基づいて、発注者もしく
は受注者のどちらが手数料負担者かを示す情報である手
数料負担者表示情報を生成する。その後手数料徴収処理
手段が、手数料額及び手数料負担者表示情報に基づい
て、手数料を徴収する処理を行なうこととしたものであ
る。
【0012】また、端末装置においては、まず手数料負
担者指示情報入力手段が手数料負担者指示情報を入力す
る。次に、第1の送信手段が、例えば操作者等により入
力された受注者情報及び取引情報並びに前述の手数料負
担者指示情報を後述する処理装置に送信する。後述する
ように、この処理装置の第2の送信手段が手数料負担者
表示情報を送信してくるので、第1の受信手段はこの情
報を受信する。次に、前述の手数料負担者表示情報及び
取引情報に含まれる金額に基づいて、金額把握手段が、
手数料額を含む当該取引に伴う金額を把握すると、現金
収納手段がこの把握された金額に相当する現金を収納す
る。処理装置においては、第2の受信手段が、前述の第
1の送信手段により送信された受注者情報及び手数料負
担者指示情報を受信する。これにより、手数料負担者情
報抽出手段が、前述の受注者情報に基づいて、手数料負
担者情報記憶手段に予め記憶されている手数料負担者情
報を検索し抽出する。次に、手数料負担者表示情報生成
手段が、前述の入力された手数料負担者指示情報及び抽
出された手数料負担者情報に基づいて、発注者もしくは
受注者のどちらが手数料負担者かを示す情報である手数
料負担者表示情報を生成する。その後、第2の送信手段
が、前述の手数料負担者表示情報を前述の端末装置に送
信することとしたものである。
【0013】また、さらに前述の手数料負担者情報には
手数料負担比率情報を含ませておきこの手数料負担比率
情報に基づいて、前述の手数料負担者表示情報生成手段
は、発注者及び受注者各々の手数料負担比率を示す情報
である手数料負担者表示情報を生成することとしたもの
である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は本発明の概念図、図2はシス
テム構成例、図3は自動取引装置のハードウェア構成
図、図4はホストコンピュータのハードウェア構成図、
図5は端末制御装置のハードウェア構成図、図6は処理
概要のフローチャート、図7は自動取引装置における処
理のフローチャート(その1)、図8は自動取引装置に
おける処理のフローチャート(その2)、図9はホスト
コンピュータにおける処理のフローチャート、図10は
顧客ファイル内情報例、図11は入力画面例である。
【0015】図3は本発明が適用される自動取引装置の
ハードウェア構成例である。1は銀行の各営業店等に設
置されている自動取引装置である。3は自動取引装置1
と同一の営業店に設置されている端末制御装置(以下、
「TC」という)であり自動取引装置1と接続されてい
る。また、自動取引装置1は、プロセッサ101、メモ
リ102、フロッピーディスク装置103、通信制御部
104、ディスク(以下、「DK」という)制御部10
5、DK106、キーボード107、表示部108、印
字部109、カード読取部110、現金処理部111及
びタイマ112等により構成されている。
【0016】図4は本発明が適用されるホストコンピュ
ータ(以下、「HOST」という)2のハードウェア構
成例である。HOST2は例えば事務センタに設置され
ており、回線5を介してTC3と接続されている。ま
た、HOST2は、プロセッサ201、メモリ202、
通信制御部203、ディスク(DK)制御部204、D
K205、磁気テープ制御部206、入出力部207、
端末制御部208、及びタイマ209等により構成され
ている。さらに、HOST2は、当該HOST2を保有
する金融機関とは異なる金融機関等が保有しているコン
ピュータ4と回線を介して接続されている。なおコンピ
ュータ4もHOST2と同様のハードウェアで構成され
ている。
【0017】図5は本発明が適用されるTC3のハード
ウェア構成例である。TC3は、プロセッサ301、メ
モリ302、フロッピーディスク装置303、端末制御
部304、ディスク(DK)制御部305、DK30
6、入出力部307、通信制御部308及びタイマ30
9等により構成されている。またTC3は、端末制御部
304を介し自動取引装置1と接続されており、通信制
御部308と回線5を介しHOST2と接続されてい
る。
【0018】本実施例においては金融機関の営業店に設
置されている自動取引装置1を利用して為替振込取引を
行なうシステムに本発明を適用したこととして説明す
る。
【0019】本発明の概要を主に図6を用いて説明す
る。顧客が来店し、当該店舗内に設置されている自動取
引装置1にて取引を開始する。顧客が自動取引装置1の
入力部107から依頼人情報、受取人情報、振込金額等
の振込取引に関する情報を入力する(ステップS10
1)。また、振込手数料を受取人負担とするのかそれと
も振込人負担とするかを指示する手数料負担者指示情報
も合わせて入力する(ステップS102)。
【0020】顧客による振込取引に関する情報及び振込
手数料負担者指示情報の入力が完了すると、自動取引装
置1はこれらの情報をTC3を経由してHOST2に送
信する。HOST2が前述の情報を受信すると、受信し
た振込取引に関する情報に含まれている受取人情報を基
に、DK205に予め記憶している顧客情報ファイルを
検索し、当該受取人情報に対応する手数料負担者情報を
取り出す。次に取り出された手数料負担者情報と受信し
た手数料負担者指示情報とを比較し、判定結果に従っ
て、以下に示す処理を行なう(ステップS103、ステ
ップS104、ステップS110)。
【0021】(1)受信した手数料負担者指示情報は受
取人負担を示し、取り出された手数料負担者情報も受取
人負担可能である旨を示していると判定した場合には、
顧客の指示通りに受取人負担であると決定し、手数料が
受取人負担であることとして振込金額等を基に手数料処
理を行なう(ステップS111)。引き続き、振込取引
に関する情報に基づいて振込取引処理を行なう(ステッ
プS109)。
【0022】(2)受信した手数料負担者指示情報は受
取人負担を示し、取り出された手数料負担者情報は受取
人負担可能でない旨を示していると判定した場合には、
顧客の指示にもかかわらず受取人負担とはできないと決
定し、その旨の情報を自動取引装置1に送出し、顧客に
対しその旨を表示部108に表示する(ステップS11
2)。その後、顧客が手数料を振込人負担であるように
訂正して再度取引を行なうようにすべくステップS10
2に移行する。
【0023】(3)受信した手数料負担者指示情報は受
取人負担でない旨(即ち、振込人負担である旨)を示
し、取り出された手数料負担者情報は受取人負担可能で
ない旨を示していると判定した場合には、顧客の指示通
りに振込人負担とすると決定し、手数料が振込人負担で
あることとして、手数料金額等を基に手数料処理を行な
う(ステップS108)。引き続き、振込取引に関する
情報に基づいて振込取引処理を行なう(ステップS10
9)。
【0024】(4)受信した手数料負担者指示情報は振
込人負担を示し、取り出された手数料負担者情報は受取
人負担可能である旨を示していると判定した場合には、
顧客の指示にもかかわらず受取人負担可能であるので、
その旨を自動取引装置1に送出し顧客に対しその旨を表
示部108に表示して、どちらを負担者とするか選択を
求める(ステップS105)。そして、顧客の選択結果
に従った負担者にて手数料処理を行ない(ステップS1
07、ステップS108、ステップS111)、引き続
き、振込取引に関する情報に基づいて振込取引処理を行
なう(ステップS109)。
【0025】次に、実施例の処理の詳細を主に図7乃至
図9を用いて説明する。始めに、図7及び図8を説明す
る。この処理は顧客が自動取引装置1にて振込取引操作
を行なう時の処理である。顧客が為替振込取引を行うた
め営業店に来店し、この店舗に設置されている自動取引
装置1にて振込取引を選択した旨の情報を入力部107
から入力し、さらに振込人の氏名、住所、振替口座番号
等の振込人情報及び振込先金融機関名、営業店名、口座
番号、受取人氏名等の受取人情報を入力部107から入
力するので、プロセッサ101はこれらの情報をメモリ
102に記憶する(ステップS201、ステップS20
2)。
【0026】続いて、顧客は手数料負担者は受取人なの
か振込人(即ち、顧客)なのかを示す手数料負担者指示
情報を入力部107から入力するので、メモリ102に
記憶する(ステップS203)。次に、予め記憶されて
いる手数料負担者は受取人又は振込人どちらであるかを
HOST2に問い合わせるため、プロセッサ101は入
力された受取人情報を基に問合電文を作成し(ステップ
S204)、通信制御部104及びTC3を介しHOS
T2に送信する(ステップS205)。この送信された
問合電文を基に、HOST2は後述する図9に示すステ
ップS406の処理を行なって回答電文を作成し自動取
引装置1に送信してくるので、プロセッサ101は、通
信制御部104を介しこの回答電文を受信する(ステッ
プS206)。
【0027】次に、プロセッサ101は、ステップS2
03にて入力された手数料負担者は受取人かどうかを判
定し(ステップS207)、受取人でないと判定する
と、ステップS209に移行する。
【0028】受取人であると判定すると、回答電文内に
設定されている手数料負担者情報に基づいて、受取人負
担とすることが可能であるかどうかを判定する(ステッ
プS208)。受取人負担可能であると判定すると図8
に示すステップS301に移行する。
【0029】受取人負担可能でないと判定すると、その
旨を示す文言を表示部108に表示する(ステップS2
10)。顧客がこの表示された文言により受取人負担可
能でないことを確認すると、確認した旨を示す入力部1
07に設けられた所定のキーを押し(ステップS21
1)、例えば手数料負担者を振込人とするよう手数料負
担者指示情報を入力し直す(ステップS212)。この
後、処理はステップS207に戻る。
【0030】ステップS207において手数料負担者は
受取人でないと判定すると、回答電文内に設定されてい
る手数料負担者情報に基づいて、受取人負担とすること
が可能であるかどうかを判定する(ステップS20
9)。
【0031】受取人負担可能でないと判定すると、プロ
セッサ101は、当該受取人は手数料負担を行なわない
と認識し、図8に示すステップS301に移行する。
【0032】受取人負担可能であると判定すると、その
旨を示す文言を表示部108に表示する(ステップS2
10)。顧客がこの表示された文言により、受取人負担
可能(または必須)であることを確認すると、確認した
旨を示す入力部107に設けられた所定のキーを押し
(ステップS211)、例えば手数料負担者を受取人と
するよう手数料負担者指示情報を入力し直す(ステップ
S212)。この後、処理はステップS207に戻る。
【0033】なお、ステップS209において、受取人
負担可能であると判定した場合は、受取人負担であれば
通常は振込人に有利であるので、ステップS212にお
ける顧客による手数料負担者指示情報の再入力なしに受
取人負担とみなしてその旨の情報を設定後、図8に示す
ステップS301に移行するように構成しても良い。
【0034】図8に示すステップS301においては、
必要に応じ手数料を含む振込金額を顧客が入力部107
から入力するので、プロセッサ101はメモリ102に
記憶する(ステップS301)。
【0035】本説明における自動取引装置1では、顧客
が金額を入力する時点では、内訳としての正味振込金額
と手数料それぞれの金額は不明で、合計金額のみが判明
している場合があることを考慮して、図11に示すよう
に正味の振込金額と手数料とを区別して入力可能なばか
りでなく、手数料込の合計金額のみを入力することも可
能にしている。
【0036】なお、手数料負担者指示情報は振込人負担
であることを示しているにもかかわらず、金額入力の際
に正味振込金額のみの入力がなされた場合等、手数料負
担者指示情報と金額の内訳とが矛盾していると判断した
場合にはエラー文言を表示部108に表示して、再度金
額及び/又は手数料負担者指示情報の訂正入力を顧客に
行なわせるように構成している。
【0037】金額が入力されると、入力金額は手数料込
であるかどうか、即ち、合計金額が入力されたのかどう
かを判定し(ステップS302)、手数料込でないと判
定するとステップ304に移行する。
【0038】手数料込であると判定すると、合計金額を
基に必要に応じ受取人情報やタイマ112等を参照し手
数料と正味の振込金額とを計算する(ステップS30
3)。この計算は例えば、入力された合計金額を基にこ
の金額に対応する手数料(振込先が自行もしくは他行、
取引時刻等を参照して)を求め、合計金額からこの手数
料を減額し仮の正味振込金額を求める。次に、この仮の
正味振込金額に対応する手数料を求め、前に求めた手数
料と一致していれば仮の正味振込金額を正規の正味振込
金額として確定する。前に求めた手数料と一致しなかっ
た場合には、手数料の差額分等で仮の正味振込金額を補
正し、これを新たな仮の正味振込金額としてこの手数料
を計算し、前の手数料と一致するまで同様の処理を繰り
返す等による。また、合計金額を基準に正味振込金額と
手数料を対応させたテーブルを予めDK106等に用意
しておき、合計金額を基に正味振込金額と手数料を検索
により取り出したり、計算とテーブルの検索とを併用し
たりしても良い。上記計算等は自動取引装置1独自で、
もしくはTC3やHOST2と協同して行なう。
【0039】ステップS304においては、ステップS
301にて入力されたもしくはステップS303にて求
めた正味振込金額及び必要であれば手数料を表示部10
8に表示する(ステップS304)。この表示された正
味振込金額及び手数料を顧客が見て、正しいと確認する
と次のステップS304の処理を行なう。顧客が正しく
ないと判断すると取消や訂正等を示す情報を入力部10
7より入力するので、例えばステップS301からやり
直す。
【0040】顧客が正しいと確認すると、振込金額(必
要であれば手数料を含む)に相当する(もしくは超え
る)現金を顧客が図示しない現金投入口に投入するの
で、現金処理部111にて現金を計数及び収納し計数結
果を表示部108に表示する(ステップS305)。顧
客がこの表示を見て正しい金額であることを確認し所定
のキーを押すと、プロセッサ101は、メモリ102に
記憶している前述の振込人情報、受取人情報、手数料負
担者はどちらであるかを示す情報、振込金額、手数料そ
の他必要な情報を基に振込電文を作成し(ステップS3
06)、通信制御部104及びTC3を介しHOST2
に送信する(ステップS307)。この送信された電文
を基にHOST2は後述する図9に示す処理を行なって
振込結果電文を作成し自動取引装置1に送信してくるの
で、プロセッサ101は通信制御部104を介しこの振
込結果電文を受信する(ステップS308)。
【0041】次にプロセッサ101は受信した振込結果
電文に従った処理を行なう。例えばこの電文が取引正常
終了を示していれば、正常終了の旨を表示部108に表
示する(ステップS309)。そして、ステップS30
5にて計数した金額から金融機関が顧客から徴収すべき
金額(例えば、ステップS301にて入力されたもしく
は振込結果電文内に設定された正味振込金額もしくは手
数料を含む合計金額)を減算し、釣銭があると判定する
とこの釣銭分の金額を現金により現金処理部1111よ
り放出する(ステップS310)。その後、受取人情
報、振込金額、手数料額及び手数料負担者等の取引結果
情報をレシートに印字部109にて印字及び排出し(ス
テップS311)、処理を終了する。
【0042】なお、上述したステップS203とステッ
プS301の処理、即ち、手数料負担者の入力と金額入
力の処理については種々の仕方があるので、その例を以
下に示す。
【0043】(1)手数料負担者は明示的に入力しな
い。金額入力において、内訳としての正味振込金額のみ
が入力された場合には、受取人が負担者として入力され
たとみなし、その他の場合には振込人が負担者として入
力されたとみなす。
【0044】(2)手数料負担者は明示的に入力しな
い。金額入力において、内訳としての手数料が入力され
なかった場合には受取人が負担者として入力されたとみ
なし、手数料が入力された場合には振込人が負担者とし
て入力されたとみなす。手数料及び合計金額が入力され
ていれば、手数料は合計金額を基に算出する。
【0045】(3)図11とは異なり合計金額の入力欄
は設けず、正味の振込額と手数料の入力欄のみを設け
る。手数料負担者は明示的に入力しない。手数料が入力
された場合には振込人が負担者として入力されたとみな
し、手数料が入力されなかった場合には受取人が負担者
として入力されたとみなす。
【0046】(4)図11とは異なり合計金額の入力欄
は設けず、正味の振込額と手数料の入力欄のみを設け
る。手数料負担者も明示的に入力する。
【0047】次に図9を説明する。この処理は顧客が自
動取引装置1にて振込取引操作を行なった際の情報に基
づいてHOST2にて行なう処理である。前述したよう
に、図7に示すステップS205及び図8に示すステッ
プS307にて自動取引装置1がHOST2に電文を送
信してくるので、プロセッサ201は通信制御部203
を介しこの電文を受信する(ステップS401)。この
電文内には電文種別が設定されているのでこれを判定す
る。まず、問合電文であるかどうかを判定する(ステッ
プS402)。
【0048】問合電文であると判定するとステップS4
03に移行する。問合電文でないと判定すると、振込電
文であるかどうかを判定する(ステップS410)。振
込電文であると判定するとステップS411に移行し、
振込電文でないと判定すると電文種別に従った図示しな
い処理を行なう。
【0049】ステップS403においては、問合電文内
に設定されている受取人情報を取り出し、受取人情報の
一部である金融機関名等を基に自行宛の振込かどうかを
判定する(ステップS403)。自行宛であると判定す
ると、前述の受取人情報の一部である口座番号を検索キ
ーとして、DK306に予め記憶されている顧客ファイ
ルを検索する。即ち、顧客ファイル内の口座番号を順次
取り出して、一致する口座番号を有する顧客情報を検索
する(ステップS404)。
【0050】検索の結果、前述の口座番号が顧客ファイ
ルに無い場合には振込先指定エラーと判定し、図示しな
い処理を行なう。
【0051】前述の口座番号が顧客ファイルにあれば、
当該口座番号を有する顧客情報を取り出して(ステップ
S405)、ここに予め設定されている手数料負担者情
報を基に回答電文を作成し(ステップS406)、TC
3を介し自動取引装置1に送信する(ステップS40
7)。
【0052】なお、DK306の容量や顧客管理上等の
理由により、前述の顧客ファイルは手数料負担者情報を
明確にしている顧客のみを対象として構築する場合があ
る。この場合、検索の結果前述の口座番号が無いと判明
すると以下の処理を行なうように構成しても良い。例え
ば、顧客ファイルに登録されていない旨の情報を回答電
文に設定し、その後の手数料負担者の決定は自動取引装
置1にまかせることとしたり、登録されていない受取人
は一律に手数料負担しないとみなして手数料負担者は振
込人である旨の情報を回答電文に設定するようにする。
【0053】また、DK306内の顧客ファイル及び必
要に応じ取引履歴ファイルに予め記憶されている当該振
込人に対応する顧客情報や取引履歴情報等を、当該振込
人に対応する検索キー(具体的には、振込人の口座番号
や住所・氏名等)により検索して取り出し、これらの情
報に基づいて、当該振込人が現時点までに行なっている
取引内容や信用度等を加味して、予め決定された所定の
基準を基に、重要顧客であり、かつ手数料も小額である
ので例え受取人が手数料を負担せずにリスクを金融機関
側が負うことになってもかまわないと判断した場合には
受取人負担とみなして、後刻の受取人への手数料請求の
ためや監査等のためにDK306にこの取引に関する情
報を記憶して手数料負担者は振込人である旨の情報を回
答電文に設定するように構成しても良い。なお、この例
のみに限定されない。
【0054】また、ステップS405において、取り出
した手数料負担者情報のみでなく他の情報を考慮して手
数料負担者は誰であるかを決定しても良い。例えば、受
取人負担とするとはいっても無条件ではなく、例えば受
取人にとって振込人が優良顧客である場合に、当該振込
人に対する特別サービスとして手数料負担を行ないたい
場合がある。このような事情を考慮して、受取人に対応
する顧客情報には受取人負担とする際の条件を予め設定
しておく。そして、この条件を加味して判断したい場合
には、当該振込人に対応する検索キーにより顧客ファイ
ルを検索し、当該振込人に対応する顧客情報を取り出
し、この顧客情報に基づいて前述の条件と比較して、受
取人負担とするかどうかを決定し、決定した結果を回答
電文に設定するように構成しても良い。前述の条件とし
ては、例えば振込金額(即ち受取人の立場から見れば購
入金額等)、振込人の年齢や性別等、当該受取人に対す
る取引頻度、ホワイトリスト者もしくはブラックリスト
者等特定の者等の全部もしくは一部のある定められた基
準を満たすものとして設定する。
【0055】また、例えば前述と同様の条件等に基づい
て、手数料は金融機関即ち、システムの運用者自体が手
数料の全部もしくは一部を負担すると判断すると、受取
人及び振込人両者とも負担者では無い旨の情報もしくは
決定された手数料負担者と減額分や減額後の手数料を回
答電文に設定するように構成しても良い(なお、この回
答電文を受信した自動取引装置1では、HOST2にて
決定された手数料に基づいて、例えば手数料の表示や釣
銭計算等所定の処理を行なう)。
【0056】ステップS403において、他行宛である
と判定すると、前述の金融機関名に対応する金融機関が
保有する予め定められたコンピュータ4に問合電文に相
当する電文を送信する(ステップS408)。当該コン
ピュータ4においては前述のHOST2と同様の処理を
行ないHOST2に回答電文に相当する電文を返送して
くるのでこの電文を受信し(ステップS409)、当該
電文に設定されている手数料負担者情報を基に回答電文
を作成し(ステップS406)、TC3を介し自動取引
装置1に送信する(ステップS407)。
【0057】なお、本発明を適用できるように各金融機
関一斉にシステムを構築できるとは限らないことを考慮
して、他行宛の振込である場合には、手数料負担者情報
の問い合わせ可否を示す情報を金融機関名に対応させて
予めDK205に設定しておき、この情報を参照し問い
合わせ可能であると判定した場合にのみステップS40
8に移行するようにし、問い合わせ可能でなければその
旨を回答電文に設定し自動取引装置1に通知するように
構成しても良い。また他行宛の場合には、既に説明した
顧客ファイルに登録されていない場合と同様に、例えば
受取人は一律に手数料負担しないとみなして手数料負担
者は振込人である旨の情報を回答電文に設定するように
しても良い。
【0058】ステップS411においては、振込電文内
に設定されている手数料負担者はどちらであるかを示す
情報及び振込金額に基づいて手数料処理を行なう。即
ち、受取人負担であるという情報が設定されていると判
定した場合には次の処理を行なう。振込電文内に設定さ
れている手数料を取り出して(手数料が設定されていな
い場合には合計金額を基に手数料を計算し)、例えば、
顧客ファイルから検索済の顧客情報内に設定されている
所定の口座から手数料に相当する金額の引き落し処理を
行なったり、後刻、受取人に請求するため受取人及び手
数料並びに請求する際に必要とする振込に関する情報を
DK205に記憶したりする。
【0059】振込人負担であるという情報が設定されて
いると判定すると、振込電文内に合計金額のみ設定され
ている場合には手数料を計算し、合計金額から手数料を
減額し正味振込金額を算出して次のステップの振込処理
に備える。なお、本実施例においてはステップS305
にて既に現金を受領しているため手数料徴収処理は不要
であるが、必要に応じ、例えば顧客ファイルから振込人
に対応する顧客情報を検索し、この顧客情報内に設定さ
れている所定の口座から手数料に相当する金額の引き落
し処理を行なったり、後刻、振込人に請求するため振込
人及び手数料並びに請求する際に必要とする振込に関す
る情報をDK205に記憶したりするように構成しても
良い。
【0060】その後、必要に応じ証拠確保のため、当該
取引における手数料負担者及び手数料並びに振込に関す
る情報をDK205に記憶しておく(ステップS41
1)。続いて、振込電文内に設定されているかもしくは
ステップS411にて算出された正味振込金額に従って
振込処理を行ない(ステップS412)、処理結果に基
づいて振込結果電文を作成し(ステップS413)、T
C3を介し自動取引装置1に送信する(ステップS40
7)。
【0061】以下に上述の実施例の変形例を説明する。
上述の実施例においては、原則としては振込人もしくは
受取人いずれか一方が手数料をすべて負担することとし
て説明した。しかし、一方のみ全額負担ではなく両者負
担とするが、予め負担比率(勿論、割合や比率に応じた
金額そのもの等実質的に比率を表現できるもので良い)
を決め、この取り決めに基づいて手数料を負担するよう
にしたい場合がある。この場合には、以下のように構成
すれば良い。即ち、顧客ファイルの手数料負担者情報と
して、各受取人毎に手数料負担者(この場合には振込人
及び受取人両者共負担者)に加え両者の手数料負担比率
を設定しておく。そして、ステップS405における回
答電文作成の際に負担者及び負担比率を回答電文に設定
する。自動取引装置1においては、この回答電文内に設
定されている負担者及び負担者比率並びにステップS3
01にて入力された手数料金額もしくはステップS30
3にて計算された手数料金額に基づいて、両者の負担す
べき手数料金額を計算する。その後、必要に応じステッ
プS304にて、両者負担の旨及び両者の負担手数料額
等を追加表示する。
【0062】なお、両者の負担額は振込人一律ではな
く、受取人にとっての優良顧客等振込人の属性等を勘案
し負担比率を変更するようにしても良い。この場合には
ステップS405の箇所にて既に説明した手数料負担者
を決定するのと同様な方法等により構成可能である。な
お、負担比率の一方が0%で他方が100%の場合には
実質的に振込人もしくは受取人いずれか一方が手数料を
すべて負担するのと同等であるので、手数料負担比率の
情報にて、いずれが手数料をすべて負担する者かを示す
情報を兼ねることもできる。
【0063】上述の実施例においては、手数料に関する
情報を含む顧客ファイルはホストが有していることとし
て説明した。しかしDK306の容量もしくは当該ファ
イル情報内容によっては、HOST6のみではなくTC
3と(さらには必要に応じ自動取引装置1等とも合わせ
て)分担してそれぞれが顧客ファイルの全部もしくは一
部を持つように構成することが有利な場合もある。この
ように構成しても上述の処理は若干の変更で適用可能で
ある。例えば、ステップS404における顧客ファイル
の検索処理を説明すれば次の通りである。即ち、当該フ
ァイルがTC3にある場合には問合電文をTC3が受信
すると、HOST2に送信せずにTC3自身がこの電文
に基づいてDK306に記憶している顧客ファイルを検
索しその結果を回答電文に組み立てて自動取引装置1に
送信する。そして、自動取引装置1はこの電文を受信
後、この電文内に設定されている検索結果を使用するよ
うに構成すれば良い。
【0064】また、ファイルではなく、例えば振込カー
ド等の記録媒体に記録されていても良い。この場合に
は、例えばステップS203等において、カード読取部
110により振込カード内の手数料に関する情報を読取
ってメモリ102に記憶しておき、ステップS205及
びステップS206において前述の情報をメモリ102
から読み出してステップS207以降の処理を行なうよ
うに構成すれば良い。
【0065】上述した実施例において、回答電文内の手
数料負担者情報が手数料負担者は振込人である旨を示し
ている場合においても、何等かの理由(例えば、手数料
は受取人とするように決定し振込人に通知しているが、
その旨の金融機関への届出が遅延している)で振込人は
受取人負担であると確信している場合がある。この場合
を考慮して、ステップS203において、強制的に受取
人負担とする旨の情報を入力でき、この情報が付加され
ていればステップS411において無条件に受取人負担
とするように構成しても良い。
【0066】ただしこの場合には、振込人の間違いや故
意により、前述の情報を入力すると本来は受取人負担で
はないにもかかわらず受取人負担となることにより、受
取人と金融機関との間でトラブルが発生する可能性があ
るシステムにおいては、振込人による手数料の立替指
定、即ち取引の時点では仮に振込人が手数料を負担して
おき、後刻返却してもらうことを可能にするように構成
しても良い。この場合、ステップS203において、立
替にて振込人負担とする旨の情報を入力する。そして、
ステップS412においては、受取人に請求するため受
取人及び手数料並びに請求する際に必要とする振込人等
振込に関する情報をDK205に記憶しておく。そして
後刻、この情報を出力して受取人に通知して振込人に返
却を依頼したり、受取人の口座から振込人の口座に振替
たりする処置を取る。
【0067】上述の実施例においては、振込人が現金に
て振込取引を行なうこととして説明したがこれに限定さ
れず、口座振替等現金を用いることなく行なうこととし
ても構成できる。この場合には次のように構成すれば良
い。例えばステップS301にて振込人の口座番号を入
力し、ステップ305を省略する。ステップS411及
びステップS412においては前述の口座番号に基づい
て所定の金額の引き落しを行なうように構成すれば良
い。
【0068】上述の実施例においては、問合電文を用い
て手数料負担者情報を入手するように構成しているが、
振込電文のみを用いるようにすることもできる。この場
合には以下のように構成する。自動取引装置1において
は、ステップS203にて入力された手数料負担者指示
情報を付加して、ステップS306において振込電文を
作成する。HOST2においては、振込電文を受信する
とステップS403乃至ステップS406及びステップ
S408乃至ステップS409に相当する処理を行な
う。そして、受信した手数料負担者指示情報とHOST
2が検索した手数料負担者情報とが整合しているかどう
かを判定し、整合していればこの負担者による手数料負
担でステップS411の手数料処理を行なう。整合して
いなければその旨を自動取引装置1に送信し振込人に通
知し、再度手数料負担者指示情報の入力を依頼する。
【0069】上述した実施例においては、振込人が手数
料負担者指示情報を入力し(即ち、振込人に手数料負担
者を意識させて)、予め記憶している手数料負担者情報
と比較して整合性を確認するようにしている。しかし、
振込人による手数料負担者指示情報の入力無しに、予め
記憶している手数料負担者情報のみに基づいて手数料負
担者を決定するように構成してもよい。この場合には、
例えば、ステップS203及びステップS203の処理
を省略し、ステップS207乃至ステップS212は、
受信した手数料負担者を表示して振込人に確認させるよ
うに変更する。あるいは、前述の振込人による確認も省
略し、HOST2が記憶している手数料負担者情報を基
にステップS411の手数料処理を行なうようにしても
良い。
【0070】本発明の適用が上述した取引やシステムに
限定されるものではない。即ち、金融機関における為替
振込業務のみでなく例えば種々の商品販売や劇場等にお
ける予約等、手数料負担が発生する業務処理に用いられ
るすべてのシステム等に適用できる。例えば商品販売に
関するシステムにおいて、顧客である注文者が、当該シ
ステムに加入している、ある販売業者に対して購入予約
情報と共に必要に応じ購入金の入金を行ない、手数料と
してシステム使用料及び通信料等を顧客もしくは販売業
者のどちらか又は両者がある比率にて負担するようなシ
ステムに対しても適用できる。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば以下の効果が期待できる。即ち、受注者情報に基づ
いて、予め記憶している手数料負担者情報を検索し抽出
する。一方、取引情報等に基づいて手数料額を把握す
る。そして、抽出された手数料負担者情報に基づいて、
発注者もしくは受注者のどちらが手数料負担者かを示す
情報を生成する。その後、この情報及び手数料額に基づ
いて手数料を徴収する。
【0072】従って、予めシステム等が記憶している手
数料負担者が手数料を負担することになるので、取引を
行なう際に顧客等は手数料負担者情報を入力する必要が
なくシステム等が記憶しているので正確である。このた
め顧客にとっては取引を行なう際の手間と心理的負担が
減少し、顧客及び金融機関等のシステム運用者にとって
は手数料負担者の間違いによって生じるトラブル発生の
機会が減少し、取引の信頼性、正確性が向上する。
【0073】また、手数料負担者指示情報を入力する。
続いて、受注者情報に基づいて、予め記憶している手数
料負担者情報を検索し抽出する。一方、取引情報に基づ
いて手数料額を把握する。そして、手数料負担者情報と
手数料負担者指示情報に基づいて、発注者もしくは受注
者のどちらが手数料負担者かを示す情報を生成する。そ
の後前述の手数料額及び手数料負担者表示情報に基づい
て手数料を徴収する。
【0074】従って、顧客が入力した手数料負担者と予
めシステム等が記憶している手数料負担者との整合が確
認できた場合に当該手数料負担者が手数料を負担するこ
とになるので、顧客による手数料負担者の明示的指示が
可能であると共に正当な負担者を確認できるので正確で
ある。このため、顧客にとっては取引を行なう際に手数
料負担者を明示できると共に心理的負担が減少し、顧客
及び金融機関等のシステム運用者にとっては手数料負担
者の間違いによって生じるトラブル発生の機会が減少
し、取引の信頼性、正確性が向上する。
【0075】また、端末装置は、手数料負担者指示情報
を入力し受注者情報及び取引情報と共に処理装置に送信
する。処理装置では、これらを受信し、受注者情報に基
づいて予め記憶している手数料負担者情報を検索し抽出
する。そして、手数料負担者指示情報及び手数料負担者
情報に基づいて、発注者もしくは受注者のどちらが手数
料負担者かを示す情報を生成し端末装置に送信する。端
末装置は、この情報を受信し、この情報及び取引情報に
含まれる金額に基づいて、手数料に相当する金額を含む
取引に伴う金額を把握しこの金額に相当する現金を収納
する 。
【0076】従って、顧客が入力した手数料負担者と予
めシステム等が記憶している手数料負担者との整合が確
認できた場合に当該手数料負担者が手数料を負担するこ
とになる。このため、取引の信頼性、正確性が増加する
と共に手数料を含む取引に伴う現金をその場で収納でき
るので顧客及びシステム運用者にとって手間がかからな
い。さらに、手数料負担者情報は制御装置で持つので、
端末装置ではこの情報を記憶する記憶装置が不要とな
り、端末装置のコスト低減や小型化を図ることができ
る。
【0077】また、さらに手数料負担者情報には手数料
負担比率情報を含ませておき、この手数料負担比率情報
に基づいて、発注者及び受注者各々の手数料負担比率を
求めてこの比率に従って両者から手数料を徴収する。
【0078】従って、どちらか一方のみの手数料負担の
場合のみでなく、種々の手数料負担のパターンに対応可
能なため取引の運用等における柔軟性が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念図である。
【図2】システム構成例である。
【図3】自動取引装置のハードウェア構成図である。
【図4】ホストコンピュータのハードウェア構成図であ
る。
【図5】端末制御装置のハードウェア構成図である。
【図6】処理概要のフローチャートである。
【図7】自動取引装置における処理のフローチャート
(その1)である。
【図8】自動取引装置における処理のフローチャート
(その2)である。
【図9】ホストコンピュータにおける処理のフローチャ
ートである。
【図10】顧客ファイル内情報例である。
【図11】入力画面例である。
【符号の説明】
1 自動取引装置 2 ホストコンピュータ(HOST) 3 端末制御装置(TC) 101、201、301 プロセッサ 102、202、302 メモリ 104、203、308 通信制御部 106、205、306 ディスク(DK) 107 入力部 108 表示部 109 印字部 110 カード読取部 111 現金処理部 112、209、309 タイマ M1 手数料負担者情報記憶手段 M2 手数料負担者情報抽出手段 M3 手数料負担者表示情報生成手段 M4 手数料額把握手段 M5 手数料徴収処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久島 康子 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発注者に関する発注者情報及び受注者に
    関する受注者情報並びに取引情報に基づいて、手数料を
    伴う所定の取引を行なう手数料処理を備える取引処理シ
    ステムにおいて、 手数料負担者情報を予め記憶する手数料負担者情報記憶
    手段と、 前記受注者情報に基づいて、前記手数料負担者情報記憶
    手段に記憶されている手数料負担者情報を検索し抽出す
    る手数料負担者情報抽出手段と、 少なくとも前記取引情報に基づいて手数料額を把握する
    手数料額把握手段と、 前記抽出された手数料負担者情報に基づいて、前記発注
    者もしくは前記受注者のどちらが手数料負担者かを示す
    情報である手数料負担者表示情報を生成する手数料負担
    者表示情報生成手段と、 前記手数料額及び前記手数料負担者表示情報に基づい
    て、手数料を徴収する処理を行なう手数料徴収処理手段
    とを有することを特徴とする手数料処理を備える取引処
    理システム。
  2. 【請求項2】 発注者に関する発注者情報及び受注者に
    関する受注者情報並びに取引情報に基づいて、手数料を
    伴う所定の取引を行なう手数料処理を備える取引処理シ
    ステムにおいて、 手数料負担者情報を予め記憶する手数料負担者情報記憶
    手段と、 手数料負担者指示情報を入力する手数料負担者指示情報
    入力手段と、 前記受注者情報に基づいて、前記手数料負担者情報記憶
    手段に記憶されている手数料負担者情報を検索し抽出す
    る手数料負担者情報抽出手段と、 少なくとも前記取引情報に基づいて手数料額を把握する
    手数料額把握手段と、 前記手数料負担者指示情報及び前記抽出された手数料負
    担者情報に基づいて、前記発注者もしくは前記受注者の
    どちらが手数料負担者かを示す情報である手数料負担者
    表示情報を生成する手数料負担者表示情報生成手段と、 前記手数料額及び前記手数料負担者表示情報に基づい
    て、手数料を徴収する処理を行なう手数料徴収処理手段
    とを有することを特徴とする手数料処理を備える取引処
    理システム。
  3. 【請求項3】 端末装置と処理装置とが存在し、前記端
    末装置により入力された、発注者に関する発注者情報及
    び受注者に関する受注者情報並びに金額を含む取引情報
    に基づいて、手数料を伴う所定の取引を行なう手数料処
    理を備える取引処理システムにおいて、 前記端末装置は、 手数料負担者指示情報を入力する手数料負担者指示情報
    入力手段と、 前記受注者情報、前記取引情報及び前記手数料負担者指
    示情報を前記処理装置に送信する第1の送信手段と、 第2の送信手段により送信された手数料負担者表示情報
    を受信する第1の受信手段と、 前記手数料負担者表示情報及び前記取引情報に含まれる
    金額に基づいて、手数料額を含む前記取引に伴う金額を
    把握する金額把握手段と、 前記金額把握手段により把握された金額に相当する現金
    を収納する現金収納手段とを有し、 前記処理装置は、 手数料負担者情報を予め記憶する手数料負担者情報記憶
    手段と、 前記第1の送信手段により送信された前記受注者情報及
    び前記手数料負担者指示情報を受信する第2の受信手段
    と、 前記受注者情報に基づいて、前記手数料負担者情報記憶
    手段に記憶されている手数料負担者情報を検索し抽出す
    る手数料負担者情報抽出手段と、 前記手数料負担者指示情報及び前記抽出された手数料負
    担者情報に基づいて、前記発注者もしくは前記受注者の
    どちらが手数料負担者かを示す情報である手数料負担者
    表示情報を生成する手数料負担者表示情報生成手段と、 前記手数料負担者表示情報を前記端末装置に送信する前
    記第2の送信手段とを有することを特徴とする手数料処
    理を備える取引処理システム。
  4. 【請求項4】 前記手数料負担者情報は手数料負担比率
    情報を含み、 前記手数料負担者表示情報生成手段は、前記手数料負担
    比率情報に基づいて、前記発注者及び前記受注者各々の
    手数料負担比率を示す情報である手数料負担者表示情報
    を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3いず
    れかに記載の手数料処理を備える取引処理システム。
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