JP2004164074A - 決済システム、釣り銭預金システム、決済処理方法及びプログラム - Google Patents

決済システム、釣り銭預金システム、決済処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、現金決済により生じた釣り銭をより効果的に利用することができるシステムを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、指定された口座に対する振込処理を実行する銀行システムと通信可能に構成された決済システムであって、商品又はサービスの購入金額と、該購入金額に対して買い手から支払われた支払金額とを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された購入金額に対する支払金額の過不足を判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に応じて、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された口座振込の内容に基づく振込指示を前記銀行システムに送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現金による支払いに関する処理に関し、特に、店舗システムの現金決済処理と銀行システムの口座振込処理とを関連づける技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、現金決済にて生じた釣り銭に関する技術としては、様々な技術が提案されている。例えば、釣り銭を受け渡す際の煩雑さを解消するための装置として、釣り銭を購入者に返すかわりに、釣り銭に相当する額を所定の記憶カードに記憶する装置がある。この装置は、釣り銭が発生すると、釣り銭に相当する額を所定の記憶カードに記憶し、その釣り銭累計額が所定額に達すると、プリペイドカードと同様の料金支払い機能を持つように記憶カードを構成している(例えば、特開平6−223268を参照)。
【0003】
【特許文献】特開平6−223268
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の装置では、釣り銭累計額が所定額に達した段階でプリペイドカードとなるので、顧客が、所定額に達する前に記憶カードを紛失してしまった場合には、せっかく蓄積した釣り銭が無駄になってしまう。また、釣り銭累計額が所定額に達してプリペイドカードとなった後でも、プリペイドカードは、それを利用可能な場所や対象が特定されている場合が多いため、顧客が蓄積した釣り銭を使用しようとしても、その使用場所や用途が現金を使用する場合に比べて限定されやすい。
【0004】
従って、釣り銭をプリペイドカードに蓄積する構成では、その後の使用場所や用途が限定されてしまうとともに、プリペイドカードを使用しなければ、せっかく蓄積した釣り銭が無駄になってしまうという問題があった。すなわち、従来の釣り銭に関する技術では、現金決済により生じた釣り銭を、顧客にとってより効果的に蓄積したり使用したりしているとはいえなかった。
【0005】
そこで、本発明は、現金決済により生じた釣り銭をより効果的に利用することができるシステムを提供することを課題とする。
【0006】
具体的には、本発明の第1の課題は、現金決済により生じた釣り銭をより効果的に蓄積することができるシステムを提供することである。
【0007】
また、本発明の第2の課題は、蓄積された釣り銭をより効果的に使用することができるシステムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、銀行システムにおける口座振込処理工程を、現金の決済処理工程に組み込むという新規かつ斬新なアイデアに基づくものである。
【0009】
具体的には、本発明は、指定された口座に対する振込処理を実行する銀行システムと通信可能に構成された決済システムであって、商品又はサービスの購入金額と、該購入金額に対して買い手から支払われた支払金額とを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された購入金額に対する支払金額の過不足を判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に応じて、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された口座振込の内容に基づく振込指示を前記銀行システムに送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
前記決定手段は、前記判断手段による判断の結果、支払金額が購入金額よりも多い場合には、支払金額と購入金額との差額の一部または全部を前記売り手の口座から前記買い手の口座へ振り込むことを決定することを特徴とする。
【0011】
また、前記判断手段は、支払金額が購入金額よりも少ない場合には、前記買い手の口座の預金金額を前記銀行システムから取得し、支払金額と購入金額との差額が前記取得した買い手の口座の預金金額以下であるか否かを判断し、前記決定手段は、前記差額が前記取得した買い手の口座の預金金額以下である場合には、前記差額を前記買い手の口座から前記売り手の口座へ振り込むことを決定することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、支払金額と購入金額との差額の一部または全部を合計した合計金額を買い手ごとに記憶する記憶手段と、前記銀行システムにおいて前記振込指示に基づく口座振込が行われた場合には、前記売り手の口座から前記買い手の口座へ振り込まれた額については前記記憶手段に記憶された合計金額に加算し、前記買い手の口座から前記売り手の口座へ振り込まれた額については前記記憶手段に記憶された合計金額から減算する加算減算手段をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
前記判断手段は、前記記憶手段から前記買い手の合計金額を読み込み、前記差額が前記読み込まれた合計金額以下であるか否かを判断し、前記決定手段は、前記差額が前記取得した買い手の口座の預金金額以下である場合には、前記差額を前記買い手の口座から前記売り手の口座へ振り込むことを決定することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記決定手段により決定された口座振込の内容の実行の有無を買い手が選択する選択手段をさらに備え、前記送信手段は、前記選択手段により口座振込の内容を実行することが選択された場合に、振込指示を前記銀行システムに送信することを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、買い手のユーザID及びパスワードを記憶する買い手情報記憶手段と、買い手により提示されたユーザID及びパスワードを受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けたユーザID及びパスワードと、前記買い手情報記憶手段に記憶されたユーザID及びパスワードとを照合する照合手段と、をさらに備え、前記決定手段は、前記照合手段の結果が正しい場合に、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定することを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る決済システムは、売り手の口座と買い手の口座とをそれぞれ備える銀行システムと、該銀行システムと通信可能に構成された端末装置と、を備える決済システムであって、前記端末装置は、買い手が購入した商品又はサービスの購入金額と、該購入金額に対して買い手から支払われた支払金額とを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された購入金額に対する支払金額の過不足を判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に応じて、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定する決定手段と、前記決定手段の決定した口座振込の内容に基づく振込指示を前記銀行システムに送信する送信手段と、を備え、前記銀行システムは、前記送信された振込指示に基づいて売り手の口座または買い手の口座に対する金銭の振込処理を実行する振込処理手段を備えることを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る決済方法は、指定された口座に対する金銭の振込を実行する銀行システムと現金決済を処理する端末装置とが互いに通信可能に構成された決済システムにおける決済方法であって、前記端末装置は、買い手が購入した商品又はサービスの購入金額と、該購入金額に対して買い手から支払われた支払金額の入力を受け付け、前記受け付けた購入金額に対する支払金額の過不足を判断し、前記判断された結果に応じて、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定し、前記決定された口座振込の内容に基づく振込指示を前記銀行システムに送信することを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係る釣り銭預金システムは、売り手の口座と買い手の口座とをそれぞれ備える銀行システムと、現金決済を処理する端末装置とが通信可能に構成された釣り銭預金システムであって、前記端末装置は、現金決済において釣り銭が発生したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により釣り銭が発生したと判断された場合には、前記発生した釣り銭に相当する金額の一部または全部を、売り手の口座から買い手の口座へ振り込む振込指示を前記銀行システムに送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係るプログラムは、商品又はサービスの購入金額と、該購入金額に対して買い手から支払われた支払金額とを入力する機能と、前記入力手段により入力された購入金額に対する支払金額の過不足を判断する機能と、前記判断手段の判断結果に応じて、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定する機能と、前記決定手段により決定された口座振込の内容に基づく振込指示を前記銀行システムに送信する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする。
【0020】
なお、本明細書において、物の発明は方法の発明として把握することができ、方法の発明は物の発明として把握することができる。また、上記発明は、コンピュータに所定の機能を実現させるプログラムを記録した記録媒体またはプログラム製品としても成立する。なお、前記記録媒体とは、例えば、ハードディスク(HD)、DVD−RAM、フレキシブルディスク(FD)やCD−ROM等のほかに、RAMやROM等のメモリを含む。また、前記コンピュータとは、例えば、CPUやMPUといったいわゆる中央処理装置がプログラムを解釈することで所定の処理を行う、いわゆるマイクロコンピュータ等をも含む。
【0021】
また、本明細書において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合やハードウェア回路によって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されても良い。
【0022】
さらにまた、本明細書における手段は、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現可能である。ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによる実行は、例えば、所定のプログラムを有するコンピュータ・システムにおける実行が該当する。そして、1つの手段が有する機能が2つ以上のハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても、2つ以上の手段の機能が1つのハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0024】
[第1の実施の形態]
本実施の形態では、現金決済にて発生した現金の多すぎる分(釣り銭)については、釣り銭に相当する金額を店舗の銀行口座から顧客の銀行口座へ振り込むこととし、これにより、釣り銭が顧客の銀行口座に直接蓄積されるように構成した点を特徴としている。また、本実施の形態では、現金決済にて発生した現金の不足分については、不足分に相当する金銭を顧客の銀行口座から店舗の銀行口座へ振り込むこととし、これにより、蓄積した釣り銭を現金の支払いに充当することができるように構成した点を特徴としている。
【0025】
なお、本実施の形態では、現金決済において、顧客が買い手に該当し、店舗が売り手に該当するが、買い手と売り手は現金決済の内容に応じて適宜設定される。
【0026】
(システム概要図)
図1は、本実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。同図に示すように、本システムは、店舗端末20が、顧客端末10及び銀行サーバ30とそれぞれ接続されることにより構成される。
【0027】
1または1以上の顧客端末10は、顧客に関する情報を保持するためのものであり、現金決済の際にその保持する顧客情報が店舗端末20によって取得されるように構成されている。顧客端末10は、決済の際に顧客によって提供され、例えば、図2に示すような磁気カード(キャッシュカード)10aや携帯電話10b、PDA10c等が該当する。また、顧客情報には、ユーザIDやパスワード等がある。よって、顧客端末10が磁気カード10aの場合には、磁気データ記録領域にこれらの情報が記録されている。一方、顧客端末10が携帯電話10bやPDA10c磁気カードの場合には、図示しない記録領域にバーコード情報として記録されており、決済の際に、画面上にバーコードで表示される。なお、磁気カード(キャッシュカード)10aは、参考として図示したATM40にて使用されるカードをそのまま用いることもできる。
【0028】
1または1以上の店舗端末20は、商品又はサービスを顧客に提供する店舗に設置される。店舗端末20は、商品の代価や購入金額を登録し現金決済を処理する現金決済機能や、現金決済にて発生した差額分の現金(例えば、釣り銭)を顧客または店舗の口座へ振り込むための口座振込機能を備えている。
【0029】
図3は、店舗端末20の機能を表した機能構成図である。店舗端末20は、本システムにより提供されるサービス(例えば、釣り銭預金サービス)を利用する会員を登録する会員登録手段201、会員に関する情報を記憶する記憶手段としての会員DB202、決済の際に顧客が登録した会員であるか否かを認証する認証手段203を備えている。
【0030】
認証手段203は、顧客が提示した顧客端末10から読み取った情報と、会員DB202に記憶されている情報とに基づいて認証を行う。なお、本システム20は、顧客端末10に記憶された会員に関する情報を、顧客端末10の構成にあわせて読み取る読取手段(図示せず)、認証手段203は、この読取手段が読み取った情報に基づいて、会員の認証を行う。
【0031】
また、店舗端末20は、現金決済において、顧客が購入した商品等の金額(購入金額)を入力するとともに、顧客が現金により支払った支払金額を入力する金額入力手段204と、商品の代価(購入金額)と支払金額との差額を判断する差額判断手段205と、差額が発生した場合に、差額に基づく口座振込を実行するか否かを選択する選択手段211を備えている。
【0032】
金額入力手段204は、店舗の担当者が手入力により代価や支払金額を入力するもののほか、商品に付与されたバーコードから商品の代価を読み取るものや、いわゆるタッチパネルなど、店舗の形態などに応じたものを使用することができる。なお、金額入力手段204は、商品の代価を入力するための第1の入力手段と、支払金額を入力するための第2の入力手段とから構成されてもよい。
【0033】
差額判断手段205は、購入金額と支払金額との間に差額が発生した場合(顧客の支払に過不足がある場合)には、その旨を選択手段211に通知する。差額は、顧客が購入金額よりも多く現金を支払った場合や、購入金額よりも少なく現金を支払った場合に発生する。多く払った場合には、釣り銭が発生するので、顧客は、その釣り銭を自身の口座に預金する(口座振込の実行)か、現金として返してもらうかを選択することができる。一方、少なく払った場合には、現金が不足しているので、顧客は、不足分を自身の口座から支払うか(口座振込の実行)、現金として支払うかを選択することができる。選択手段211は、顧客が、口座振込の実行を選択した場合には、振込内容決定手段206にその旨と差額を通知する。
【0034】
店舗端末20は、差額に基づいて口座振込の内容を決定する振込内容決定手段206と、店舗に関する情報を記憶する記憶手段としての店舗DB207と、顧客が蓄積した釣り銭の額を管理する釣銭管理DB208と、振込指示などのデータを銀行サーバ30に送信するとともに、銀行サーバ30から振込結果などのデータを受信する送受信手段209と、銀行サーバ30から送信される振込結果に基づいて、釣銭管理DB208の釣銭蓄積額に加算処理あるいは減算処理を行う加算減算手段210と、を備えている。
【0035】
振込内容決定手段206は、顧客によって釣り銭の預金が選択された場合には、会員DB202に記憶された顧客の口座情報と、店舗DB207に記憶された店舗の口座情報とに基づいて、釣り銭に相当する金額を店舗の口座から顧客の口座へ振り込む旨の振込指示を生成する。一方、顧客によって不足分の口座からの支払いが選択された場合には、所定条件下で、不足分に相当する金額を顧客の口座から店舗の口座へ振り込む旨の振込指示を生成する。
【0036】
送受信手段209は、生成された振込指示を銀行サーバ40に送信する。これにより、銀行サーバでは、振込指示に基づく振込処理が実行され、その結果が店舗端末20に返信される。
【0037】
加算減算手段210は、銀行サーバ40からの通知を送受信手段209を介して受け取り、振込処理が正常に行われた場合には、振込内容に応じて釣銭管理DB208の釣銭蓄積額を更新する。顧客の口座に釣り銭が預金された場合には、釣銭蓄積額に預金した釣銭の額を加算し、顧客の口座から不足分が支払われた場合には、釣銭蓄積額から支払った釣銭の額を減算する。
【0038】
銀行サーバ30は、店舗側が予め預金をしておく店舗口座と、顧客ごとの顧客口座とを有している。店舗口座や顧客口座は、銀行サーバ30において管理される通常の銀行口座と同様のデータ構成により構成される。また、ここでは、銀行サーバ30は、店舗端末20と専用線を介して常時接続されている。
【0039】
なお、図1では、さらに、参考としてATM40を図示している。顧客は、ATM40を操作して、カードや通帳を用いた現金の払い出し・預け入れ、また振り込みなどを行うことができる。これに対し、本システムによるサービスでは、顧客は、現金決済にて発生した差額分の現金について、ATM40を利用することなく、実質的に自身の口座へ預け入れたり店舗の口座へ振り込んだりすることができるようになるのである。
【0040】
(データベースのデータ構造)
図4は、各データベースのデータ構造の一例を表す図である。
【0041】
図4(A)は、会員DB202のデータ構造の一例を表す図である。会員DB202には、顧客(ユーザ)を一意的に特定するユーザID、店舗端末20にて会員を認証するためのパスワード、及び顧客氏名などの顧客情報、顧客の口座を特定するとともに振込処理などに必要な銀行番号、支店番号及び口座番号を記憶する。
【0042】
図4(B)は、釣銭管理DB208のデータ構造の一例を表す図である。釣銭管理DB208には、顧客が蓄積(あるいは使用)した釣り銭の合計額が、釣銭蓄積額としてユーザIDと対応付けて記憶される。また、口座に蓄積した釣り銭の額や、口座から使用した不足額についての情報が、決済の履歴情報として記憶される。なお、顧客は、現金の支払が不足した場合には、釣銭蓄積額の範囲内でその不足分を支払うことができる。
【0043】
図4(C)は、店舗DB207のデータ構造の一例を表す図である。店舗DB207には、店舗名や店舗の住所などの店舗情報、銀行サーバ30にて店舗を認証するためのパスワード、店舗の口座を特定するとともに振込処理などに必要な銀行番号、支店番号及び口座番号を記憶する。
【0044】
(店舗端末における処理の流れ)
次に、図5を用いて店舗端末20における処理の流れについて説明する。店舗にて現金決済が発生すると、店舗端末20は、顧客を会員として登録する会員登録処理を実行する(S10)。会員登録処理10では、ユーザIDを発行し、顧客に関する情報(パスワードや顧客の口座振込情報を含む)を発行したユーザIDと対応付けて会員DB202に記録する。また、少なくともユーザID及びパスワードを顧客端末10の所定の記憶領域に記憶する。
【0045】
図6は、顧客端末10、店舗端末20及び銀行サーバ30間におけるデータの流れの一例を説明するための図である。会員登録処理により、顧客端末10には、ユーザIDやパスワードが記録され、店舗端末20には、ユーザIDやパスワード並びに顧客に関する他の情報(顧客氏名、銀行番号、支店番号、口座番号など)が記録されていることがわかる。なお、銀行サーバ30は、予め顧客の口座と店舗の口座とを備えており、これらは、通常の銀行口座と同様のデータ領域であり、店舗端末20とATM40のそれぞれから、アクセス可能に構成されている。
【0046】
一方、顧客が既に会員である場合には、店舗端末20は、認証処理を実行する(S20)。図7は、認証処理の詳細な流れを説明するフローチャートである。店舗端末20は、顧客端末10からユーザIDとパスワードを取得し(S201)、この取得したユーザIDに基づいて会員DB202を検索する(S202)。そして、取得したユーザIDとパスワードと、会員DB202のユーザIDとパスワードとを照合し、一致するか否かを判断する(S204)。両者が一致した場合には、会員認証が成立したので現金決済処理へ移行する(S205)。一方、両者が一致しない場合には、会員認証が成立しないので処理を中止する(S206)。
【0047】
店舗端末20は、認証処理にて認証が成立した場合には、現金決済処理を実行する(S30)。図8は、現金決済処理の詳細な流れを説明するフローチャートである。店舗端末20は、顧客に対する請求金額を入力し(S301)、また、顧客により支払われた現金に基づいて支払金額を入力する(S302)。そして、入力された請求金額から支払金額を減算することにより、差額が発生したか否かを計算する(S303)。そして、差額が発生した場合には、口座振込処理へ移行し(S50)、差額が発生していない場合には、処理を終了する(S401)。
【0048】
店舗端末20は、現金決済処理にて差額が発生した場合には、口座振込処理を実行する(S50)。図9は、口座振込処理の詳細な流れを説明するフローチャートである。店舗端末20は、差額が0よりも大きいか否かを判断し(S501)、大きいと判断した場合には、差額つまり釣り銭をプールするか否か(顧客の口座に預金するか否か)について顧客の選択を促す(S502)。顧客が、差額をプールすることを選択した場合には、発生した差額分の金銭を店舗の口座から顧客の口座へ振り込む旨の振込指示を生成する(S503)。具体的には、例えば、振込元に店舗DB207から読み込んだ店舗の口座情報とパスワードを設定し、振込先に会員DB202から読み込んだ顧客の口座情報を設定し、振込金額に差額を設定することにより振込指示を生成する。
【0049】
なお、顧客が差額をプールすることを選択しなかった場合には、差額は釣り銭として現金のかたちで顧客に返される。
【0050】
一方、店舗端末20は、差額が0よりも小さいと判断した場合には、差額をプール分から支払うか否か(顧客の口座から支払うか否か)について顧客の選択を促す(S504)。顧客が、差額をプール分から支払うことを選択した場合には、釣銭蓄積DB208から顧客の釣銭蓄積額(プール分)を取得し(S505)、釣銭蓄積額が差額以上であるか否かを判断する(S506)。そして、釣銭蓄積額が差額以上である場合には、次に、銀行サーバ30に顧客の預金金額を要求して銀行サーバ30から顧客の預金金額を受信し(S507)、預金金額が差額以上であるか否かを判断する(S508)。そして、預金金額が差額以上である場合には、口座から支払が可能であるので、差額つまり不足分の金銭を顧客の口座から店舗の口座へ振り込む旨の振込指示を生成する(S509)。具体的には、例えば、振込元に会員DB202から読み込んだ顧客の口座情報と顧客の銀行用パスワードを設定し、振込先に店舗DB207から読み込んだ店舗の口座情報を設定し、振込金額に差額を設定することにより振込指示を生成する。顧客の銀行用パスワードは、銀行が顧客を認証するために銀行と顧客の間で予め設定されているパスワードである。店舗端末20は、S504にて顧客が差額をプール分から支払うことを選択した場合には、銀行用パスワードの入力を顧客へ促す。なお、入力された銀行用パスワードは、S506にて銀行サーバ30に顧客の預金金額を要求する場合にも、顧客の口座情報とともに銀行サーバ30へ送信される。
【0051】
なお、顧客が差額をプール分から支払うことを選択しなかった場合(S504;NO)、釣銭蓄積額が差額以上でなかった場合(S506;NO)、預金金額が差額以上でなかった場合(S508;NO)には、顧客に対して不足分の現金を支払うことが促され、図8のS302の支払金額の入力処理へ移行する。
【0052】
店舗端末20は、生成された振込指示を銀行サーバへ送信する(S510)。銀行サーバ20では、受信した振込指示に基づいて振込処理を実行し、その結果などを銀行サーバへ返信する。店舗端末20は、銀行サーバ30から振込手続の完了と顧客の預金金額とを受信する(S511)。店舗端末20は、振込手続きが無事完了した場合には、差額を釣銭蓄積DB208の釣銭蓄積額に加算あるいは減算する。つまり、釣り銭をプールした場合には、差額を釣銭蓄積額に加算し、不足分を使用した場合には、差額を釣銭蓄積額から減算する。そして、受信した顧客の口座の預金金額と更新された釣銭蓄積額を、画面に表示するなどして顧客に提示する(S513)。
【0053】
(銀行サーバにおける処理の流れ)
次に、銀行サーバ40における処理の流れについて説明する。図10は、銀行サーバの処理を表すフローチャートである。銀行サーバ10は、店舗端末20からデータを受信すると(S601)、例えば顧客端末20から送信される会員フラグに基づいて顧客が会員であるか否かを判断し(S602)、会員でない場合には、エラー情報を店舗端末10へ送信する(S608)。
【0054】
一方、S602にて顧客が会員である場合には、銀行サーバ10は、データの種類を判別し(S603)、データが口座振込を指示する内容である場合には、内容に従って口座振込処理を実行する。つまり、顧客が釣り銭のプールを選択した場合には、指定された金額を店舗口座から顧客口座へ振り込む処理を実行する(S604)。一方、顧客が不足分の支払を選択した場合には、指定された金額を顧客口座から店舗口座へ振り込む処理を実行する(S605)。また、データが顧客の預金金額の出力指示である場合には、顧客の口座から預金金額を検索して店舗端末20へ送信する(S606)。なお、銀行サーバ10は、口座振込処理を実行した場合には、手続き完了報告と顧客の預金金額とを店舗サーバ20へ送信する(S607)。
【0055】
(本実施形態による効果)
本実施の形態によれば、現金決済にて発生した釣り銭に相当する額が、自動的に顧客の銀行口座に振り込まれる。よって、顧客は、釣り銭を受け取る手間や持ち歩く煩雑さから解放されるだけでなく、ATM等に赴いて自ら釣り銭を銀行口座に預金するといった行為が不要となるので、釣り銭を貯蓄する際の顧客の利便性をより向上させることができるようになる。
【0056】
また、本実施の形態によれば、顧客に返される釣り銭は、顧客の銀行口座に預金されるので、顧客は、口座から現金を引き出して使用するのと同じように釣り銭を使用することができ、その結果、蓄積された釣り銭の使用場所や使用用途を拡大することができる。
【0057】
また、本実施の形態によれば、顧客は、蓄積した釣り銭を使用するほか、蓄積したままにすることもできるので、蓄積された釣り銭の取り扱いについても、自由に決定することができるようになる。また、顧客は、釣り銭の額に応じて利息を得ることができるため、現金として貯金しておく場合よりも、釣り銭を効果的に用いることができるようになる。
【0058】
さらにまた、本実施の形態によれば、顧客は、店舗にて商品の代金を支払うという作業中に、自身の銀行口座の残高を知ることができるので、当該時点における自分の所持金を現金と口座の両側面から把握することができるようになる。
【0059】
また、本実施の形態によれば、顧客の釣り銭を自動的に預金させるというインフラを整備することができるようになる。
【0060】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、顧客は、釣銭蓄積額とは関係なく、現金決済における不足分を支払うことができるように構成している。よって、顧客は、釣り銭の蓄積額が少ないような場合でも、不足分を口座から支払うことができるようになり、顧客の利便性をより向上することができるようになる。
【0061】
第2の実施の形態では、第1の実施形態にて説明した口座振込処理と違う点について説明する。図11は、第2の実施の形態に係る口座振込処理を表すフローチャートである。
【0062】
店舗端末20は、差額が0よりも大きい場合において、顧客が差額を口座から支払うことを選択した場合には(S704)、銀行サーバ30に顧客の預金金額を要求して銀行サーバ30から顧客の預金金額を受信し(S705)、預金金額が差額以上であるか否かを判断する(S706)。そして、預金金額が差額以上である場合には、口座から支払が可能であるので、差額つまり不足分の金銭を顧客の口座から店舗の口座へ振り込む旨の振込指示を生成する(S707)。
【0063】
店舗端末20は、振込指示を銀行サーバ30に送信し(S708)、銀行サーバ30から振込手続の完了と顧客の預金金額とを受信する(S709)。店舗端末20は、振込手続きが無事完了した場合には、受信した顧客の口座の預金金額を画面に表示するなどして顧客に提示する(S710)。なお、第2の実施の形態では、店舗端末20は、釣り銭の蓄積額を管理していないので、釣銭蓄積額の加算あるいは減算処理は行わない。
【0064】
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、発生した差額の一部を口座へ預金あるいは差額の一部について口座から支払うことを特徴とする。ここでは、差額が発生した場合には、発生した差額に対して所定の端数処理を行い、算出された端数額について口座へ預金する(あるいは口座から支払う)場合について説明する。
【0065】
以下、第3の実施の形態では、第1及び第2の実施形態にて説明した口座振込処理と違う点について説明する。図12は、第3の実施の形態に係る口座振込処理を表すフローチャートである。
【0066】
店舗端末20は、差額が0よりも大きい場合において(S1201;Yes)、顧客が差額を口座へ預金することを選択した場合には(S1202)、差額に対して端数処理を実行する(S1203)。端数処理は、差額のうち、所定の単位に満たない端数の金額(端数額)を算出するためのものである。店舗端末20は、差額に対して端数処理を実行し、端数額を算出すると、算出した端数額について店舗口座から顧客口座へ振り込む旨の振込指示を生成する(S1204)。なお、差額のうち所定の単位を満たす金額については、釣り銭として現金にて顧客に手渡れることになる。
【0067】
例えば、商品の代価3,548円に対して、支払金額が10,000円の場合、6,452円の釣り銭が発生する。このような場合、所定の単位として「千円」が設定されている場合には、千円単位で端数処理が実行される。その結果、顧客は、差額の一部(例えば、紙幣である6,000円)については現金で受け取り、差額の他の部分(例えば、小銭となる452円)についてのみ口座へ振り込むことができるので、小銭を持ち歩くのが面倒だと思っている顧客の利便性をより向上することができるようになる。
【0068】
一方、店舗端末20は、差額が0よりも小さい場合において(S1201;NO)、顧客が差額を口座から支払うことを選択した場合にも(S1205)、同様に、差額に対して端数処理を実行する(S1206)。その後、店舗端末20は、
釣銭蓄積DB208から顧客の釣銭蓄積額(プール分)を取得し(S1207)、釣銭蓄積額が端数額以上であるか否かを判断する(S1208)。そして、釣銭蓄積額が端数額以上である場合には、次に、銀行サーバ30に顧客の預金金額を要求して銀行サーバ30から顧客の預金金額を受信し(S1209)、預金金額が端数額以上であるか否かを判断する(S1210)。そして、預金金額が端数額以上である場合には、口座から支払が可能であるので、端数額つまり不足分の金銭を顧客の口座から店舗の口座へ振り込む旨の振込指示を生成する(S1211)。なお、差額のうち所定の単位を満たす金額については、現金にて支払うことが顧客に要求される。
【0069】
なお、本実施形態では、発生した差額のうち口座へ預金すべき金額(あるいは口座から支払うべき金額)を端数処理によって決定したが、例えば、発生した差額を全て預金するか否か、また、差額のうち一部分を預金する場合に、端数処理の条件や預金する金額そのものを、顧客が指定できるように設定してもよい。
【0070】
[その他の実施の形態]
なお、上記実施の形態では、各処理をシーケンシャルに説明したが、動作に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するように構成しても良い。
【0071】
(1)また、店舗端末20については、顧客が、ATMを操作するのと同じような感覚で操作できるように構成してもよい。例えば、店舗端末20は、タッチパネル形式で所定の商品を画面に表示し、顧客が画面に表示された商品の中から所望の商品を選択すると、選択された商品の料金を計算して商品の合計金額を顧客に提示する。
【0072】
顧客は、合計金額を確認し、投入口に合計金額に対する現金を投入すると、店舗端末20は、投入された現金の金額を算出し、合計金額に対する過不足を判断する。そして、投入された現金の金額が多い場合には、釣り銭の発生として、釣り銭をプールするか否かを画面に提示し、顧客が、プールすることを選択した場合には、釣り銭に相当する金銭を店舗口座から顧客口座へ振り込む内容の振込指示を銀行サーバ30へ送信する。一方、投入された現金の金額が少ない場合には、不足分について、既述の処理を実行する。
【0073】
これによれば、顧客は、ATMを操作する感覚で、商品の支払や釣り銭の預金などを行うことができるので、現金決済の工程に釣り銭を口座に預金する(または、不足分を口座から支払う)という工程を組み込むことができるようになる。
【0074】
(2)また、上記実施形態では、顧客の預金金額を銀行サーバ30から取得して提示したが、店舗の預金金額も銀行サーバ30から取得するように構成してもよい。通常、店舗の口座には、顧客による釣り銭の預金額を想定した金額が預金されている。しかし、店舗の預金金額を取得することにより、預金金額を常に確認することができるので、店舗の預金金額が足りないため釣り銭を預金することができないといった事態を未然に防止することができるようになる。
【0075】
(3)また、上記実施の形態にて説明した釣り銭の蓄積額を、いわゆるポイントとして利用するように構成してもよい。例えば、顧客が、釣り銭を銀行口座へ預金すると、釣り銭の額がポイントに換算され、記録される。そして、その後、現金決済にて支払に不足が発生した場合には、顧客は、蓄積されたポイントを使用するか、銀行口座から支払うかを、選択することができる。顧客が、ポイントの使用を選択した場合には、ポイントに相当する分が商品の代価から減算され、これに伴いポイント(釣り銭蓄積額)も減算される。一方、顧客が銀行口座からの支払を選択した場合には、ポイント(釣り銭蓄積額)は減算されない。これによれば、顧客は、釣り銭の預金により、ポイントの取得というメリットをさらに得ることができるようになる。
【0076】
(4)また、上記実施の形態では、釣り銭の預金や支払について、その都度、顧客が選択する場合について説明した。しかし、差額が発生した場合には、自動的に差額分を店舗の口座から顧客の口座へ(あるいは顧客の口座から店舗の口座へ)振り込む旨を、顧客端末にあらかじめ記憶しておき、店舗端末は、顧客端末から読み込んだ情報(例えば、口座振込フラグ)に基づいて、自動的に口座振込指示を生成し、送信するようにしてもよい。これによれば、顧客は、その都度、選択する必要がなくなるので、簡易かつ素早く決済を済ませることができるようになる。
【0077】
(5)また、上記実施の形態では、店舗の口座と顧客の口座を対象とした口座振込処理について説明したが、本発明はこれに限られず、振込対象とする口座は適宜これを設定変更してもよい。例えば、釣り銭を預金する口座は、登録時点で固定設定としてもよいし、決済の時点で顧客(あるいは店舗が)指定することができるように構成してもよい。顧客は、自身が保有する銀行口座のうち、釣り銭を預金する口座を特定したい場合には、登録時に当該口座を指定すればよいし、釣り銭を預金する口座を特定したくない場合には、決済時点で所望する口座を選択することができるようになる。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、現金決済にて発生した釣り銭を、より効果的に蓄積することができるとともに、蓄積した釣り銭を使用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。
【図2】本実施形態に係る顧客端の概略構成を示す図である。
【図3】店舗端末20の機能を表した機能構成図である。
【図4】データベースのデータ構造の一例を表す図である。
【図5】店舗端末20における処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】顧客端末10、店舗端末20及び銀行サーバ30間におけるデータの流れの一例を説明するための図である。
【図7】認証処理の詳細な流れを説明するフローチャートである。
【図8】現金決済処理の詳細な流れを説明するフローチャートである。
【図9】口座振込処理の詳細な流れを説明するフローチャートである。
【図10】銀行サーバの処理を表すフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態に係る口座振込処理を表すフローチャートである。
【図12】第3の実施の形態に係る口座振込処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
10…顧客端末
20…店舗端末
30…銀行サーバ
40…ATM
50…顧客

Claims (11)

  1. 指定された口座に対する振込処理を実行する銀行システムと通信可能に構成された決済システムであって、
    商品又はサービスの購入金額と、該購入金額に対して買い手から支払われた支払金額とを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された購入金額に対する支払金額の過不足を判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に応じて、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された口座振込の内容に基づく振込指示を前記銀行システムに送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする決済システム。
  2. 前記決定手段は、
    前記判断手段による判断の結果、支払金額が購入金額よりも多い場合には、支払金額と購入金額との差額の一部または全部を前記売り手の口座から前記買い手の口座へ振り込むことを決定することを特徴とする請求項1記載の決済システム。
  3. 前記判断手段は、
    支払金額が購入金額よりも少ない場合には、前記買い手の口座の預金金額を前記銀行システムから取得し、支払金額と購入金額との差額が前記取得した買い手の口座の預金金額以下であるか否かを判断し、
    前記決定手段は、
    前記差額が前記取得した買い手の口座の預金金額以下である場合には、前記差額を前記買い手の口座から前記売り手の口座へ振り込むことを決定することを特徴とする請求項1記載の決済システム。
  4. 支払金額と購入金額との差額の一部または全部を合計した合計金額を買い手ごとに記憶する記憶手段と、
    前記銀行システムにおいて前記振込指示に基づく口座振込が行われた場合には、前記売り手の口座から前記買い手の口座へ振り込まれた額については前記記憶手段に記憶された合計金額に加算し、前記買い手の口座から前記売り手の口座へ振り込まれた額については前記記憶手段に記憶された合計金額から減算する加算減算手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から3いずれか記載の決済システム。
  5. 前記判断手段は、
    前記記憶手段から前記買い手の合計金額を読み込み、前記差額が前記読み込まれた合計金額以下であるか否かを判断し、
    前記決定手段は、
    前記差額が前記取得した買い手の口座の預金金額以下である場合には、前記差額を前記買い手の口座から前記売り手の口座へ振り込むことを決定することを特徴とする請求項4記載の決済システム。
  6. 前記決定手段により決定された口座振込の内容の実行の有無を買い手が選択する選択手段をさらに備え、
    前記送信手段は、
    前記選択手段により口座振込の内容を実行することが選択された場合に、振込指示を前記銀行システムに送信することを特徴とする請求項1から6いずれか記載の決済システム。
  7. 買い手のユーザID及びパスワードを記憶する買い手情報記憶手段と、
    買い手により提示されたユーザID及びパスワードを受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けたユーザID及びパスワードと、前記買い手情報記憶手段に記憶されたユーザID及びパスワードとを照合する照合手段と、をさらに備え、
    前記決定手段は、
    前記照合手段の結果が正しい場合に、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定することを特徴とする請求項1から7いずれか記載の決済システム。
  8. 売り手の口座と買い手の口座とをそれぞれ備える銀行システムと、該銀行システムと通信可能に構成された端末装置と、を備える決済システムであって、
    前記端末装置は、
    買い手が購入した商品又はサービスの購入金額と、該購入金額に対して買い手から支払われた支払金額とを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された購入金額に対する支払金額の過不足を判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に応じて、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定する決定手段と、
    前記決定手段の決定した口座振込の内容に基づく振込指示を前記銀行システムに送信する送信手段と、を備え、
    前記銀行システムは、
    前記送信された振込指示に基づいて売り手の口座または買い手の口座に対する金銭の振込処理を実行する振込処理手段
    を備えることを特徴とする決済システム。
  9. 指定された口座に対する金銭の振込を実行する銀行システムと現金決済を処理する端末装置とが互いに通信可能に構成された決済システムにおける決済方法であって、
    前記端末装置は、
    買い手が購入した商品又はサービスの購入金額と、該購入金額に対して買い手から支払われた支払金額の入力を受け付け、
    前記受け付けた購入金額に対する支払金額の過不足を判断し、
    前記判断された結果に応じて、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定し、
    前記決定された口座振込の内容に基づく振込指示を前記銀行システムに送信することを特徴とする決済方法。
  10. 売り手の口座と買い手の口座とをそれぞれ備える銀行システムと現金決済を処理する端末装置とが通信可能に構成された釣り銭預金システムであって、
    前記端末装置は、
    現金決済において釣り銭が発生したか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により釣り銭が発生したと判断された場合には、前記発生した釣り銭に相当する金額の一部または全部を、売り手の口座から買い手の口座へ振り込む振込指示を前記銀行システムに送信する送信手段とを備えることを特徴とする釣り銭預金システム。
  11. 商品又はサービスの購入金額と、該購入金額に対して買い手から支払われた支払金額とを入力する機能と、
    前記入力手段により入力された購入金額に対する支払金額の過不足を判断する機能と、
    前記判断手段の判断結果に応じて、売り手の口座または買い手の口座に対する口座振込の内容を決定する機能と、
    前記決定手段により決定された口座振込の内容に基づく振込指示を前記銀行システムに送信する機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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