JP4167269B2 - 口座振込システムと口座振込方法 - Google Patents
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Description
口座振込によれば、請求人(請求額の受取人)は、請求額と口座番号を請求先(請求額の支払人)に通知するだけで集金が可能となる。一方、支払人は、ATM装置(現金自動預払機)、あるいは、いわゆるネットバンキングサービスを利用可能であれば職場や自宅のパーソナルコンピュータなどから、受取人の口座番号を指定するだけで支払が完了する。
(1−1)
受信した口座番号と関連付けて記憶部に記憶されている口座の残高に受信した振込額を加算して口座の残高を更新する
(1−2)
振込予定額の振込完了通知を受取者のシステムに送信する
(1−3)
振込額を振込先の口座から引き出す際に用いる認証情報を生成し、以下の(a)〜(d)のいずれかを実現する。
(a)受取者のシステムに送信する
(b)振込額と関連付けて記憶部に記憶する
(c)口座を特定する口座番号と関連付けて記憶部に記憶し、口座番号を支払者のシステムから受信し、口座番号と関連付けて記憶部に記憶されている認証情報を受取者のシステムに送信する
(d)生成した認証情報を口座の残高と関連付けて記憶部に記憶すると共に受取者のシステムに送信し、認証情報と引出額とを受取者のシステムから受信し、受信した引出額と、受信した認証情報と関連付けて記憶部に記憶されている口座の残高と、を比較し、引出額と口座の残高とが一致するとき、認証情報を記憶部から削除する
(2−1)振込額の振込拒否通知を支払者のシステムに送信する
(2−2)振込額を口座の残高に加算して口座の残高を更新すると共に、振込予定額から振込額を減額した額を新たな振込予定額として記憶する
(3−1)
振込予定額の振込完了通知を受取者のシステムに送信する
(3−2)
振込額を振込先の口座から引き出す際に用いる認証情報を生成し、口座を特定する口座番号と関連付けて記憶部に記憶し、口座番号を支払者の端末から受信し、口座番号と関連付けて記憶部に記憶されている認証情報を受取者のシステムに送信する
さらに、認証情報は口座の残高と関連付けて記憶部に記憶されていて、認証情報と引出額とを受取者のシステムから受信し、受信した引出額と、受信した認証情報と関連付けて記憶部に記憶されている口座の残高と、を比較し、引出額と口座の残高とが一致するとき、認証情報を記憶部から削除する
(4−1)
受信した口座番号と関連付けて記憶部に記憶されている口座の残高に受信した振込額を加算して口座の残高を更新する
(4−2)
振込予定額の振込完了通知を受取者のシステムに送信する
(4−3)
振込額を振込先の口座から引き出す際に用いる認証情報を生成し、以下の(a)〜(d)を実現する。
(a)受取者のシステムに送信する
(b)口座の残高と関連付けて記憶部に記憶する
(c)口座を特定する口座番号と関連付けて記憶部に記憶し、口座番号を支払者のシステムから受信し、口座番号と関連付けて記憶部に記憶されている認証情報を受取者のシステムに送信する
(d)生成した認証情報を口座の残高と関連付けて記憶部に記憶すると共に受取者のシステムに送信し、認証情報と引出額とを受取者のシステムから受信し、受信した引出額と、受信した認証情報と関連付けて記憶部に記憶されている口座の残高と、を比較し、引出額と口座の残高とが一致するとき、認証情報を記憶部から削除する
(5−1)
振込額の振込拒否通知を支払者のシステムに送信する
(6−1)
振込期限を徒過していると判定されたとき、受信した口座番号と関連付けて第1記憶部に記憶されている振込予定額と第2記憶部に記憶されている利息の算定基準とを用いて利息を算出し、算出した利息を振込予定額に加算して新たな振込予定額を算出し、新たな振込予定額を支払者のシステムに送信する
(6−2)
振込先の口座への振込額を支払者のシステムから受信し、受信した振込額と、支払者のシステムに送信した新たな振込予定額と、を比較し、振込額と新たな振込予定額とが一致しないとき、振込額の振込拒否通知を支払者のシステムに送信する
(7−1)
振込予定額の振込完了通知を口座振込システムに送信する
(7−2)
収容した振込金を排出する
(7−3)
振込予定額と特定した振込金の金額の差額を算出し、算出した差額を表示する
ここで、落札者Aと出品者Bの間の決済は、いわゆるエスクローサービスで実現される。すなわち、出品者Bは、落札者Aが落札代金を所定の口座に振り込んだことを確認した上で、商品を落札者Aに発送する。落札者Aは、出品者Bから受け取った商品に問題が無い(落札した商品に相違ないなど)ことを確認した上で、出品者Bへの落札代金の支払を許可する。出品者Bは、落札者Aの許可があって、はじめて、口座に振り込まれた落札代金を手にすることができる。
取引システム4は、ネットオークションサイト(Webシステム)が動作している取引サーバ400を備えている。
また、本システム1は、支払者システム2から口座番号を含む振込情報を受信し、振込口座への落札代金の振込処理を実施する。
さらに、本システム1は、振込口座に振り込まれた落札代金を引き出す際に用いる認証情報を受取者システム3に送信する。以下に説明する実施の形態では、暗証番号を認証情報の例として用いる。
さらにまた、本システム1は、受取者システム3から認証情報を含む引出情報を受信し、振込口座に振り込まれた落札代金を出品者Bに引き出させる。
振込口座の認証情報は、受取者システム3にのみ送信されるため、振込口座の残高を引き出すことができるのは出品者Bのみである。一方、振込口座の口座番号のみ通知された落札者Aは、振込口座に入金することはできるが、振込口座の残高を引き出すことはできない。
振込口座は、落札者Aと出品者Bの取引額の決済用の口座であるから、振込口座に取引額が振り込まれた後には、この振込口座への振込(入金)はない。
振込口座の残高が「0円」、つまり、取引額の全額が引き出されたときには、振込口座はその目的を達しているため、以降、落札者A又は出品者Bが口座番号や暗証番号を用いることはない。
このように、出品者Bは、普段利用している自分の口座番号を落札者Aまたはエスクローサービス提供者などに開示することなく、落札者Aから落札代金を引き出す(受け取る)ことができる。
支払者システム2は、ATM20と端末200とを備える。
ATM20は、落札者Aが落札代金を振込口座に入金する際に操作するATM装置である。ATM20の表示部はタッチパネルで構成され、後述する振込処理画面が表示され、振込口座の口座番号を入力することができる。また、振込処理画面に入力された情報をATMサーバ10に送信する手段を備える。また、現金の投入口(現金を収容する手段)と、投入された現金の金額を特定(カウント)する手段と、投入された現金が振込予定額(取引額)と一致するか否かを判定する手段と、振込予定額の振込完了通知をATMサーバ10に送信する手段と、投入された現金と振込予定額の差額を算出する手段と、振込処理画面のレイアウト情報やATMサーバ10と送受信する情報を記憶するための記憶手段と、を有してなる。
端末200は、落札者Aが本システム1及び取引システム4と情報交換をする(情報を送受信する)ために用いるパーソナルコンピュータや携帯電話機などの情報処理装置である。すなわち、落札者Aは、端末200を用いて、取引システム4にアクセスしてネットオークションに参加し、出品商品を落札した後には、落札代金の振込先の口座番号を本システム1から受信する。
受取者システム3は、ATM30と端末300とを備える。
ATM30は、出品者Bが落札代金を引き出す際に操作するATM装置である。ATM30の表示部はタッチパネルで構成されていて、後述する引出処理画面が表示され、振込口座の口座番号と暗証番号並びに引出額を入力することができる。また、現金の排出口と、引出処理画面のレイアウト情報やATMサーバ10と送受信した情報を記憶する記憶手段と、を有してなる。
端末300は、出品者Bが本システム1及び取引システム4と情報交換するために用いるパーソナルコンピュータや携帯電話機などの情報処理装置である。すなわち、出品者Bは、端末300を用いて、取引システム4にアクセスしてネットオークションに参加し、出品商品が落札された後には、落札代金をATM30から引き出す際に用いる暗証番号を本システム1から受信する。
本システム1は、ATMサーバ10と振込仲介サーバ100(以下、「サーバ100」という)とを備える。ATMサーバ10とサーバ100とは、通信ネットワーク(図示省略)を介して接続している。
ATMサーバ10は、ATM20とATM30のそれぞれと通信ネットワーク(図示省略)を介して接続している。
サーバ100は、端末200と端末300と取引サーバ400のそれぞれと通信ネットワーク(図示省略)を介して接続している。
サーバ100は、ATMサーバ10を介してATM20やATM30と情報交換をする。
また、サーバ100と、ATMサーバ10や取引サーバ400との情報交換の手段は、後述するサーバ100とATM10の各処理を実現できるものであればよく、たとえばファイル転送などを用いる。
ここで、本プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体(以下、「本記録媒体」という)を用いれば、図示しないコンピュータを本システム1と同様に機能させることができる。すなわち、図示しないコンピュータが、本記録媒体から本プログラムを読取、実行することで、本方法を実現することができる。
図2は、サーバ100の構成の例を示すブロック図である。
サーバ100は、記憶部DB、取引情報受信部101、口座情報生成部102、口座番号送信部103、口座情報更新部106、振込完了通知送信部107、引出許可情報受信部121、認証情報送信部122、認証処理部133、引出処理部138、口座情報削除部150、を有してなる。
図3は、記憶部DBに記憶されている取引情報の例を示す模式図である。
なお、ここでは、支払者IDは落札者Aの電子メールのアドレス(以下、「メールアドレス」という)とし、受取者IDは出品者Bのメールアドレスとする。
図4は、記憶部DBに記憶されている利息情報の例を示す模式図である。
なお、ここでは、利息の算定基準は、取引額と、この取引額の支払の遅延日数との組合せに応じて定められた利率(%)とする。すなわち、図4に示すように、たとえば、取引額「5万円」で遅延日数が「3日」であれば利率は「5%」である。
また、図4中の「−」マークは、振込拒否を示す。すなわち、たとえば、取引額「5万円」で遅延日数「61日以上」の場合、振込拒否、つまり、振込口座への取引額の振り込みは禁止される。
(a)は、振込口座の口座情報が生成されたときの口座情報を示していて、暗証番号や振込日は空欄(情報が無い状態)であり、残高は「0円」である。
(b)は、振込口座に5万円が振り込まれた後の口座情報を示していて、残高欄が「5万円」に更新され、振込日欄に振込日が記憶されている。
(c)は、暗証番号を受取システム3に送信するときの口座情報を示していて、暗証番号欄に暗証番号が記憶されている。
(d)は、残高「5万円」の振込口座から3万円が引き出されたときの口座情報を示していて、残高が「2万円」に更新されている。
図6は、記憶部DBに記憶されている利用者情報の例を示す模式図であり、ユーザID「USERB」とパスワード「PASSB」の組合せからなる認証情報と、口座番号800,900,1000が関連付けて記憶されている。
なお、利用者情報を用いるのは、認証情報を受取者ごとに付与する場合であり、振込口座ごとの認証情報は不要とすることができる。したがって、利用者情報を用いる実施の形態の場合、口座情報には暗証番号は不要である。
先ず、落札者Aと出品者Bとの間で取引が成立する(S100)。すなわち、落札者Aが、出品者Bの出品した商品を落札する。
図8は、取引成立時にサーバ400から端末200,300に送信される取引成立画面の例を示す模式図である。画面P1には、取引を特定する取引ID、取引成立日、落札者と出品者の氏名(名称)、落札された商品の名称、落札額、落札額の支払期限、などが記載されている。落札者Aと出品者Bは、画面P1を閲覧することで、成立した取引内容を確認することができる。
図9は、端末200に送信された口座番号の例を示す模式図である。口座番号通知画面P2には、口座番号「1000」のほか、取引ID、出品者の氏名、商品、落札額「5万円」、落札額の支払期限「2006年3月1日」、などが記載されている。落札者Aは、画面P2を閲覧することで、落札代金「5万円」を「2006年3月1日」までに口座番号「1000」の口座に振り込まなければならないことを確認することができる。
落札者Aは、ATM20を操作して、落札代金を振込口座に振り込む(S104)。図10〜14は、ATM20に表示される振込処理画面の例を示す模式図である。
サーバ100は、ATM20から受信した口座番号を基に(口座番号を検索キーワードとして)記憶部DBを検索し、口座番号と関連付けて記憶されている出品者Bの氏名「Bさん」、振込予定額「5万円」、残高「0円」、支払期限「2006年3月1日」、を読み出す。
ATM20には、図11に示す画面P32が表示される。画面P32には、サーバ100から受信した出品者Bの氏名と振込予定額が表示されている。
なお、前述のとおり、振込予定額に対する遅延日数によっては、サーバ100は、利息を算出することなく、振込拒否通知をATMサーバ10を介してATM20に送信する。
サーバ100は、算出した利息と、新たな振込予定額と、記憶部DBから読み出した出品者Bの氏名と、をATM20に送信する。
ATM20には、図12に示す画面P33が表示される。画面P33には、サーバ100から受信した出品者Bの氏名と新たな振込予定額と利息が表示されている。
サーバ100は、図5(b)に示したように、受信した振込情報を用いて、振込口座の残高を更新、つまり、振込額を加算して口座情報DB3に記憶されている振込口座の残高を更新する(S106)。
すなわち、落札者Aが画面P35のボタンB351を選択すると、ATM20の現金の投入口のカバーが開いて、現金の投入が可能となる。投入口に現金が投入されると、ATM20は、投入された現金をカウントし、不足額と一致するか否かを判定する。
ATM20は、不足額と一致すると判定したときは、図13と同様の画面P34を表示し、不足額と一致しないと判定したときは、さらに不足額を算出して、図35と同様の画面P35を表示する。
落札者Aは、更新後の振込予定額、つまり、不足額「4万円」を、あとで振り込むこととなる。
この場合、口座情報DB3に記憶されている振込口座の残高は更新されず、落札者Aは、振込予定額「5万円」を、あとで振り込むこととなる。
サーバ100は、口座情報の更新(S106)後、記憶部DBに記憶されている振込口座の振込予定額と残高が一致するか否か判定し、一致すると判定したときは、振込完了通知を端末300に送信する(S107)。
図15は、端末300に表示された振込完了通知画面の例を示す模式図である。画面P4には、取引ID、支払者(振込者)の氏名、商品、振込額、振込日、口座番号、などが記載されている。画面P4を閲覧した出品者Bは、支払者「Aさん」が落札した「パソコン」の落札代金「5万円」が「2006年2月14日」に振り込まれたことなどを確認することができる。
落札者Aは、出品者Bから送付されてきた商品に問題がない(落札商品と相違しない)ことを確認した上で、引出許可通知をサーバ100に送信する。
図16は、端末200に表示された引出の許可・不許可を指定する画面の例を示す模式図である。
落札者Aが画面P5のボタンB51を選択すると、端末200からサーバ100に引出許可情報が送信される。
図17は、端末300に送信された暗証番号の例を示す模式図である。暗証番号通知画面P6には、暗証番号のほか、取引ID、支払者の氏名、商品、落札額、などが記載されている。出品者Bは、画面P6を閲覧することで、「Aさん」が落札した「パソコン」の落札代金「5万円」を引き出す際に用いる暗証番号が「1234」であることを確認することができる。
出品者Bは、ATM30を操作して振込口座に振り込まれた落札代金を引き出す。図18と図19は、ATM30に表示される画面の例を示す模式図である。
出品者Bが、図18に示す引出処理画面P71に、振込口座の口座番号「1000」と暗証番号「1234」を入力して、ボタンB71Bを選択すると、入力された口座番号と暗証番号がATM30からATMサーバ10を介してサーバ100に送信される(S131、S132)。
口座番号と暗証番号が関連付けて記憶されているとの判定結果の場合、ATM30には、図19に示す振込処理画面が表示される(S135)。
一方、口座番号と暗証番号が関連付けて記憶されていないとの判定結果の場合、ATM30には、口座番号と暗証番号の再入力を促す画面(図示省略)が表示される。
サーバ100は、受信した引出情報を用いて引出処理、つまり、引出情報に含まれる引出額と記憶部DBに記憶されている振込口座の残高とを比較して、引出額が振込口座の残高の範囲内であるか否かを判定し、ATMサーバ10を介して判定結果をATM30に送信する(S138、S139)。
さらに、本システム1は、振込期限を徒過して振込口座に振込みがなされるときには、取引額に加えて、振込の遅延期間に応じた利息が振り込まれたときにのみ、振込完了通知を受取者システム3に送信するように構成することもできる。
この構成によれば、受取者は、認証情報そのもの、さらには設定時期を自分で決めることができる。したがって、たとえば、振込口座の残高を引き出す直前に指定することで、認証情報が外部に漏洩して第三者に振込口座の残高を引き出されてしまう、などの被害を回避し得る。
先に説明した実施の形態は、振込口座に振り込まれた落札代金は、ATM30から引き出されていた。本実施の形態では、振込口座に振り込まれた落札代金を、一旦、出品者Bの口座(出品者Bがネットオークションとは無関係に開設して利用している口座)に振り込んだ後に、この出品者Bの口座から引き出すようにしたものである。
なお、口座9000用の口座番号(前述のキャッシュカードに記憶されている)と暗証番号と残高は、関連付けて記憶部DBに記憶されている。
以下、図20乃至26を参照しながら、本実施の形態について説明する。
まず、出品者Bは、端末300からサーバ100にアクセスして、図23に示すログイン画面を端末300に表示させる。出品者Bは、画面P9にログイン情報を入力し、ボタンB9を選択すると、画面P9に入力されたログイン情報がサーバ100に送信される(S223)。
図24は、端末300に表示された振込処理画面の例を示す模式図である。画面P10には、振込先の口座番号と振込額を指定する欄のほか、振込可能額が表示されている。この振込可能額は、記憶部DBに記憶されている振込口座1000の残高である。
振込指示情報には、画面P10に入力された振込先の口座番号「9000」と振込額「5万円」が含まれる。
出品者Bが、画面P11に口座9000の暗証番号を入力してボタンB11Bを選択すると、画面P11に入力された暗証番号と先に挿入したキャッシュカードに記憶されている口座番号9000が、ATMサーバ10を介してサーバ100に送信される(S231,S232)。
引出許可通知を受信したATM30は、引出情報に含まれていた引出金額に相当する現金を排出し(S240)、出品者Bは排出された現金を受け取る。
先に説明したログイン情報は振込口座ごとに生成されるものであったが、本実施の形態におけるログイン情報は受取者ごとに生成されるものである。
なお、先に説明した実施の形態と同様、出品者Bは、振込口座に振り込まれた振込額は引き出す(出品者Bの口座に振り込むなど)ことができ、ここでは、振込口座800の残高は3万円、振込口座900の残高は0円、振込口座1000の残高は5万円、である。
以下、本システム1による、この振込処理について、説明する。
先ず、サーバ100は、出品者Bが取引を行う前に予め、出品者Bのログイン情報を生成して端末300に送信する(S301)。このログイン情報は、出品者Bがその後にネットオークションに出品した商品が落札されたときに、その落札代金が振り込まれる振込口座への認証情報である。
端末300に送信された出品者Bのログイン情報は、その後に出品者Bが出品した商品の落札代金の振込口座の口座番号と関連付けて利用者情報DB4に記憶される。なお、後述するように、サーバ100は、生成した出品者Bのログイン情報を、出品者Bに振り込まれる落札代金(出品者Bが受け取る取引額)の振込先である振込口座の口座番号と、各振込口座の残高と、関連付けて記憶部DBに記憶する。
落札者Xと出品者Bの取引に関する取引ID「T0X」と取引額「8万円」、落札者Yと出品者Bの取引に関する取引ID「T0Y」と取引額「4万円」、落札者Yと出品者Bの取引に関する取引ID「T01」と取引額「5万円」、が記憶されている。
なお、前述のとおり、受取者ごとの認証情報である利用者情報を用いる本実施の形態において、口座情報には、先に説明した実施の形態のように、振込口座ごとの認証情報である暗証番号は含まれていない。
なお、図示しないが、記憶部DBには、口座9000の口座番号「9000」と残高が関連付けて記憶されている。
図32は、端末300に表示されたログイン画面の例を示す模式図である。出品者Bが、サーバ100から受信(S301)したログイン情報、つまり、ユーザID「USERB」とパスワード「PASSB」を画面P901に入力し、ボタンB901を選択すると、画面P901に入力されたログイン情報は端末300からサーバ100に送信される(S322)。
図33は、サーバ100から端末300に送信された振込口座の残高を表示している口座残高閲覧画面の例を示す模式図である。画面P101には、3つの振込口座800,900,1000のそれぞれの残高「3万円」「0円」「5万円」が、口座番号、支払者、落札代金と共に表示されている。また、画面P101には、3つの振込口座の残高の合計額「8万円」も表示されている。
出品者Bは、画面P102の振込先の口座番号欄に自分の口座9000の口座番号「9000」と共に、振込金額として、振込口座800から「1万円」、振込口座1000から「4万円」を入力している。
なお、画面P102には、振込合計額「5万円」が表示されている。また、振込口座900は残高「0円」であるから、振込額の入力欄は表示されない。
ここでの振込処理とは、振込元の口座の残高から振込額を減額して更新すると共に、振込先の口座の残高に振込額を加算して更新する処理である。
図31は、振込処理後の口座の残高を示す模式図である。(b)に示すように、振込処理(S327)の結果、口座番号800の残高は「2万円」(=「3万円」−「1万円」)、口座番号1000の残高は「1万円」(=「5万円」−「4万円」)に更新されている。また、振込処理(S327)の結果、記憶部DBに記憶されている口座9000の残高(図示省略)は、振込合計額「5万円」(=「1万円」+「4万円」)が加算されて更新されている。
図35は、振込処理(S327)後に、出品者Bが閲覧した残高閲覧画面の例を示す模式図である。画面P103には、口座情報DB3に記憶されている振込口座800の残高「2万円」と、振込口座1000の残高「1万円」とが表示されている。
2 支払者システム
3 受取者システム
4 取引システム
10 ATMサーバ
20 ATM装置
30 ATM装置
100 振込仲介サーバ
200 支払者の端末
300 受取者の端末
400 取引サーバ
Claims (9)
- 支払者のシステムと受取者のシステムのそれぞれと通信ネットワークを介して接続し、
口座を特定する口座番号と、この口座から引き出す際に用いる情報で、かつ、上記支払者のシステムと上記受取者のシステムのうち受取者のシステムにのみ送信される認証情報と、この口座への振込予定額と、この口座の残高と、を関連付けて記憶している記憶部と、
振込先の口座を特定する口座番号とこの口座への振込額を上記支払者のシステムから受信する手段と、
上記受信した振込額と、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている振込予定額と、を比較する手段と、
上記振込額と振込予定額とが一致するときのみ、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている口座の残高に上記受信した振込額を加算してこの口座の残高を更新すると共に、上記振込予定額の振込完了通知を上記受取者のシステムに送信した上で、上記振込先の口座を特定する口座番号を含む引出許可情報を上記支払者のシステムから受信したときのみ、この口座番号に関連付けて上記記憶部に記憶されている認証情報を上記受取者のシステムに送信する手段と、
を有してなることを特徴とする口座振込システム。 - 支払者のシステムと受取者のシステムのそれぞれと通信ネットワークを介して接続し、
口座を特定する口座番号と、この口座への振込予定額と、この口座の残高と、を関連付けて記憶している記憶部と、
振込先の口座を特定する口座番号とこの口座への振込額を上記支払者のシステムから受信する手段と、
上記受信した振込額と、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている振込予定額と、を比較する手段と、
上記振込額と振込予定額とが一致するときのみ、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている口座の残高に上記受信した振込額を加算してこの口座の残高を更新すると共に、上記振込予定額の振込完了通知を上記受取者のシステムに送信した上で、上記振込先の口座を特定する口座番号を含む引出許可情報を上記支払者のシステムから受信したときのみ、上記振込額を振込先の口座から引き出す際に用いる認証情報を指定する画面を上記受取者のシステムに送信し、この画面に入力された認証情報を上記受取者のシステムから受信して上記振込先の口座を特定する口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶する手段と、
を有してなることを特徴とする口座振込システム。 - 支払者のシステムと受取者のシステムのそれぞれと通信ネットワークを介して接続し、
口座を特定する口座番号と、この口座から引き出す際に用いる情報で、かつ、上記支払者のシステムと上記受取者のシステムのうち受取者のシステムにのみ送信される認証情報と、この口座への振込予定額と、この口座の残高と、を関連付けて記憶している記憶部と、
振込先の口座を特定する口座番号とこの口座への振込額を上記支払者のシステムから受信する手段と、
上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている口座の残高に上記受信した振込額を加算して更新する手段と、
上記更新された口座の残高と、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている振込予定額と、を比較する手段と、
上記更新された口座の残高と振込予定額とが一致するときのみ、上記振込予定額の振込完了通知を上記受取者のシステムに送信した上で、上記振込先の口座を特定する口座番号を含む引出許可情報を上記支払者のシステムから受信したときのみ、この口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている認証情報を上記受取者のシステムに送信する手段と、
を有してなることを特徴とする口座振込システム。 - 支払者のシステムと受取者のシステムのそれぞれと通信ネットワークを介して接続し、
口座を特定する口座番号と、この口座への振込予定額と、この口座の残高と、を関連付けて記憶している記憶部と、
振込先の口座を特定する口座番号とこの口座への振込額を上記支払者のシステムから受信する手段と、
上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている口座の残高に上記受信した振込額を加算して更新する手段と、
上記更新された口座の残高と、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている振込予定額と、を比較する手段と、
上記更新された口座の残高と振込予定額とが一致するときのみ、上記振込予定額の振込完了通知を上記受取者のシステムに送信した上で、上記振込先の口座を特定する口座番号を含む引出許可情報を上記支払者のシステムから受信したときのみ、上記更新された口座の残高を振込先の口座から引き出す際に用いる認証情報を指定する画面を上記受取者のシステムに送信し、この画面に入力された認証情報を上記受取者のシステムから受信して上記振込先の口座を特定する口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶する手段と、
を有してなることを特徴とする口座振込システム。 - コンピュータを、請求項1乃至4のいずれかに記載の口座振込システムとして機能させることを特徴とする口座振込プログラム。
- 支払者のシステムと受取者のシステムのそれぞれと通信ネットワークを介して接続し、
口座を特定する口座番号と、この口座から引き出す際に用いる情報で、かつ、上記支払者のシステムと上記受取者のシステムのうち受取者のシステムにのみ送信される認証情報と、この口座への振込予定額と、この口座の残高と、を関連付けて記憶している記憶部を備えたコンピュータシステムにより実行される方法であって、
上記コンピュータシステムが、振込先の口座を特定する口座番号とこの口座への振込額を上記支払者のシステムから受信するステップと、
上記コンピュータシステムが、上記受信した振込額と、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている振込予定額と、を比較するステップと、
上記コンピュータシステムが、上記振込額と振込予定額とが一致するときのみ、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている口座の残高に上記受信した振込額を加算してこの口座の残高を更新すると共に、上記振込予定額の振込完了通知を上記受取者のシステムに送信した上で、上記振込先の口座を特定する口座番号を含む引出許可情報を上記支払者のシステムから受信したときのみ、この口座番号に関連付けて上記記憶部に記憶されている認証情報を上記受取者のシステムに送信するステップと、
を有してなることを特徴とする口座振込方法。 - 支払者のシステムと受取者のシステムのそれぞれと通信ネットワークを介して接続し、
口座を特定する口座番号と、この口座への振込予定額と、この口座の残高と、を関連付けて記憶している記憶部を備えたコンピュータシステムにより実行される方法であって、
上記コンピュータシステムが、振込先の口座を特定する口座番号とこの口座への振込額を上記支払者のシステムから受信するステップと、
上記コンピュータシステムが、上記受信した振込額と、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている振込予定額と、を比較するステップと、
上記コンピュータシステムが、上記振込額と振込予定額とが一致するときのみ、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている口座の残高に上記受信した振込額を加算してこの口座の残高を更新すると共に、上記振込予定額の振込完了通知を上記受取者のシステムに送信した上で、上記振込先の口座を特定する口座番号を含む引出許可情報を上記支払者のシステムから受信したときのみ、上記振込額を振込先の口座から引き出す際に用いる認証情報を指定する画面を上記受取者のシステムに送信し、この画面に入力された認証情報を上記受取者のシステムから受信して上記振込先の口座を特定する口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶するステップと、
を有してなることを特徴とする口座振込方法。 - 支払者のシステムと受取者のシステムのそれぞれと通信ネットワークを介して接続し、
口座を特定する口座番号と、この口座から引き出す際に用いる情報で、かつ、上記支払者のシステムと上記受取者のシステムのうち受取者のシステムにのみ送信される認証情報と、この口座への振込予定額と、この口座の残高と、を関連付けて記憶している記憶部を備えたコンピュータシステムにより実行される方法であって、
上記コンピュータシステムが、振込先の口座を特定する口座番号とこの口座への振込額を上記支払者のシステムから受信するステップと、
上記コンピュータシステムが、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている口座の残高に上記受信した振込額を加算して更新するステップと、
上記コンピュータシステムが、上記更新された口座の残高と、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている振込予定額と、を比較するステップと、
上記コンピュータシステムが、上記更新された口座の残高と振込予定額とが一致するときのみ、上記振込予定額の振込完了通知を上記受取者のシステムに送信した上で、上記振込先の口座を特定する口座番号を含む引出許可情報を上記支払者のシステムから受信したときのみ、この口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている認証情報を上記受取者のシステムに送信するステップと、
を有してなることを特徴とする口座振込方法。 - 支払者のシステムと受取者のシステムのそれぞれと通信ネットワークを介して接続し、
口座を特定する口座番号と、この口座への振込予定額と、この口座の残高と、を関連付けて記憶している記憶部を備えたコンピュータシステムにより実行される方法であって、
上記コンピュータシステムが、振込先の口座を特定する口座番号とこの口座への振込額を上記支払者のシステムから受信するステップと、
上記コンピュータシステムが、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている口座の残高に上記受信した振込額を加算して更新するステップと、
上記コンピュータシステムが、上記更新された口座の残高と、上記受信した口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶されている振込予定額と、を比較するステップと、
上記コンピュータシステムが、上記更新された口座の残高と振込予定額とが一致するときのみ、上記振込予定額の振込完了通知を上記受取者のシステムに送信した上で、上記振込先の口座を特定する口座番号を含む引出許可情報を上記支払者のシステムから受信したときのみ、上記更新された口座の残高を振込先の口座から引き出す際に用いる認証情報を指定する画面を上記受取者のシステムに送信し、この画面に入力された認証情報を上記受取者のシステムから受信して上記振込先の口座を特定する口座番号と関連付けて上記記憶部に記憶するステップと、
を有してなることを特徴とする口座振込方法。
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