JP5342917B2 - レンタル情報提供装置、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
このような専門業者によって提供される物品は、レンタルサービスに供することを前提として用意され、確立されたビジネスを介して有効に利用されている。
しかしながら、個人が所有する物品を貸し出そうにも、確立された手段がないために、身内や知り合い等の関係を越えて、第三者に貸し出す機会は得られていなかった。
また、特許文献2には、インターネットを介して、物品の販売や賃貸等のオークションを仲介するための技術であって、予め出品に関する情報を登録しておいた上、当該情報をインターネットサイト上に公開し、これに対して顧客端末から入札情報を受信すると、入札結果を情報の登録者に対して送信して、入札結果に基づいて決定された落札者に関する情報を、当該登録者から受信するシステムが提案されている。
また、特許文献2に記載の技術によれば、ネットオークションを介して物品の貸し借りを行うことができるが、もともと他人同士の関係で貸し借りを行うことや、物品の販売のように単に物品を譲渡するのとは異なり、貸主借主間でやり取りされるべき情報が多いことから、実際に物品の貸し借りが事前の情報通りに行われたか否かを踏まえた手当が必要である。例えば、実際の物品の貸し借りが不調に終わった場合の対応等も考慮しておかなければならない。また、物品の賃貸は、同一の物品ないしは同一の貸主借主間で反復的にやり取りがなされることが想定されるため、このような事情に即した技術を提供することが出来れば、より有用である。
また、実際の物品の貸し借りの成否に即した対応をとることができる技術を提供することを目的とする。
さらに、同一の物品ないしは同一の貸主借主間で反復的に貸し借りがなされ得るという事情に好適な技術を提供することを目的とする。
なお、本発明において、借主に対して課金される料金、及び貸主に対して支払われる対価について、その名目は何ら限定されない。即ち、借主に対して課金される料金は、例えば、出品情報の提供料であってもよいし、物品をレンタルしたことに対するレンタル料であってもよい。また一方、貸主に対して支払われる対価は、出品情報の提供についての対価であってもよいし、物品をレンタルに供したことについての対価であってもよい。
所定のタイミングとは、例えば、予め設定されていた出品期間の満了時である。
ここで、所定のタイミングとは、出品が落札されたときや、予め設定されていた出品期間の満了時である。
また、実際の物品の貸し借りの成否に即した対応をとることができる。
さらに、同一の物品ないしは同一の貸主借主間で反復的に貸し借りがなされ得るという事情に好適な技術が提供される。
図1は、本実施形態に係るレンタル情報提供装置1を用いたシステムの概要を示す図である。
図1に示されるように、本実施形態に係るレンタル情報提供装置1は、自己が所有する物品を貸し出す貸主が利用する貸主端末3と、貸主が貸し出す物品を借りる借主が利用する借主端末4とインターネット等のネットワークを介して通信可能に構成されている。
なお、レンタル情報提供サイトとは、貸主からの出品情報をウェブ上に公開したり、借主から入札を受け付けたりするために用意されたウェブサイトである。
物品の貸し借りが終了すると、借主は、取引の結果について取引報告をレンタル情報提供装置1に対して送信する(S4)。この取引報告は、実際に物品の貸し借りに係る取引が成立したか否かを内容としたものである。
以上の処理により、貸主から借主に対して物品が貸し出され、また、借主はレンタル情報提供サイトから情報を入手して利用したことに応じた情報料を支払い、貸主は物品の出品に関する情報提供の対価を得る。
図2は、本実施形態に係るレンタル情報提供装置1、貸主端末3、借主端末4、及び決済処理機関端末5が備える機能を示した機能ブロック図である。
このレンタル情報提供装置1は、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムや所定のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)及びハードディスクドライブなどの外部記憶装置により、会員情報記憶部11、物品情報記憶部12、出品情報記憶部13、履歴情報記憶部14、物品情報抽出部15、出品処理部16、落札処理部17、取引成否判別部18、決済処理部19、履歴情報処理部20、通信処理部21から構成される。
ここで、本実施形態において会員とは、レンタル情報提供サイトに参加する資格を有した者を指し示しており、ある会員が物品を貸し出す側に立つ場合には当該会員は貸主となり、他方、当該会員が借りる側に立つ場合には借主となる。即ち、貸主ないしは借主とは、ある会員が物品を貸し出す側に立つか借りる側に立つかによって変わる相対的な立場を表すものである。
なお、この他に、会員IDに関連付けて、会員を認証するためのパスワードを併せて記憶するものとしてもよい。
なお、この保険情報については、借主端末4から入札があった場合に、落札処理部17により保険加入の有無を判別して、保険に加入していない借主を落札不可と判断させることができる。
物品に関する情報は、出品の際に参照される情報であり、出品に伴ってレンタル情報提供サイト上でその一部が公開されたり、借主に対して提供されたりする。
タイプとは、セダン、軽自動車、ミニバン等、所謂ボディタイプのことであり、借主がレンタル情報提供サイト上で借りたい車を検索する際にキーワードとなり得る情報である。
また、所在地とは、車の所在を表す住所情報である。例えば、会員の自宅に置かれている場合には当該会員の自宅住所であり、他の月極駐車場等におかれている場合には当該駐車情報の住所である。
また、その他詳細とは、車に関する詳細な情報であって、例えば、ミッション、年式、排気量等のスペックやグレードに関する情報、走行距離、事故歴等の使用状態に関する情報、カーナビ、ETC(Electronic Toll Collection System、登録商標)、チャイルドシート等の装備に関する情報などを示す。
このほか、物品情報として車の画像等を含んでもよい。
この出品情報記憶部13には、例えば図5に示されるように、出品情報を識別するための出品ID、出品情報の提供者となると共に、物品の貸主となる会員の会員IDを示す貸主側会員ID、物品を貸し出す際の条件を示す貸出条件情報、出品情報が落札された場合において、物品を借りる借主の会員IDを示す借主側会員IDを互いに関連付けて記憶することができる。
この貸出条件には、物品の貸出期間の開始日時、当該貸出期間の終了日時、出品情報をレンタル情報提供サイト上に公開する期間を示す出品期間、出品情報の提供に対する対価の料金を示す価格、会員毎に下された所定の評価により落札者を制限する条件情報を示す落札制限、車を引き渡す場所と方法を示す引渡方法、貸主が出品情報に付するコメントを記憶することができる。
この履歴情報記憶部14には、例えば図6に示されるように、会員ID、レンタル情報提供サイトを介したこれまでの全取引回数、取引に対する評価情報、取引履歴情報を互いに関連付けて記憶することができる。
評価情報は、会員が取引の行った際に他方当事者から下される評価に関する情報である。この評価情報はさらに、評点とコメントから構成される。
評点は、数値化された評価を蓄積してなる点数情報であり、取引毎に他方当事者から下された評点を加算なしは減算して更新される。例えば、評点「2」の状態から、取引によって評点「3」が下された場合には、評点は、その合計値である「5」として更新される。また、他の例では、評点「2」の状態から、取引によって評点「−1」が下された場合には、評点は、その合計値である「1」として更新される。
また、コメントは、取引後に他方当事者から任意に受け付ける情報であって、当該会員の評価に関する具体的な情報である。
他方、出品情報記憶部13において落札制限が設定されていなかった場合、及び、会員の評点が出品情報記憶部13において設定されていた評点以上であった場合には、当該入札を行った借主を落札者に決定し、当該出品IDに当該会員IDを借主側会員IDとして関連付けて出品情報記憶部13に記憶する処理を実行する。
なお、借主からの入札を落札するか否かの判別において、落札処理部17に、借主の保険加入を有無に基づき、保険に加入していない借主を落札不可と判断させることもできる。この場合には、落札処理部17は、借主端末4から受信した借主の会員IDに基づき、会員情報記憶部11を参照して、当該借主の保険加入の有無を判別する。その結果、保険に加入していない場合には、落札できないものとして、エラーメッセージを返す。
即ち、貸主端末3との間においては、借主の会員情報を会員IDに基づいて会員情報記憶部11から抽出した上、通信処理部21をして、当該会員情報と、当該出品IDに係る出品が当該借主によって落札された旨とからなる落札情報を貸主端末3に対して送信させる。
一方、借主端末4との間においては、出品IDに基づき、出品情報記憶部13を参照して出品を行った貸主側会員IDを抽出すると共に、当該貸主側会員IDに係る会員情報を会員情報記憶部11から抽出した上、通信処理部21をして、当該貸主の会員情報と、当該出品IDに係る出品が落札された旨とからなる落札情報を借主端末4に対して送信させる。
一方、貸主に対する支払においても同様に、まず当該貸主の会員IDと関連付けられている決済情報を会員情報記憶部11から抽出する。そして、通信処理部21により、当該決済情報と、出品情報記憶部13において上記受信した出品IDと関連付けられた価格とを、決済処理機関端末5に送信させて、決済処理機関に当該会員に対する出品の対価の支払を要求する。
この処理は例えば、借主端末4から、当該借主の会員IDと出品IDとを、取引が成立した旨の取引報告と共に受信した際に、まず、履歴情報記憶部14を参照して、当該借主の会員IDと関連付けられた取引回数を1回分加算する。
また同時に、履歴情報記憶部14を参照して、上記借主に関し、取引の相手方の履歴情報を内容とする取引履歴情報を更新する。この処理においては、既に上記借主の会員IDと関連付けて、上記貸主の会員IDが取引履歴情報に記憶されている場合には、当該会員IDと関連付けられた取引回数に「1」を加算する。一方、未だ上記貸主の会員IDが取引履歴情報に記憶されていない場合には、当該会員IDを新たに相手方会員IDとして記憶すると共に、当該会員IDに関連付けて取引回数「1」を記憶する。
また、借主の取引履歴情報を更新したのと同様に、履歴情報記憶部14を参照して、上記貸主に関し、取引履歴情報を更新する。この処理においては、既に上記貸主の会員IDと関連付けて、上記借主の会員IDが取引履歴情報に記憶されている場合には、当該会員IDと関連付けられた取引回数に「1」を加算する。一方、未だ上記借主の会員IDが取引履歴情報に記憶されていない場合には、当該会員IDを新たに相手方会員IDとして記憶すると共に、当該会員IDに関連付けて取引回数「1」を記憶する。
なお、取引回数の加算にあたっては、同時に全取引回数についても同様に加算して更新する。
また、同時に、履歴情報記憶部14を参照して、上記貸主に関し、取引履歴情報を更新する。この処理は、上記と同様にして取引回数を加算等するものである。
他方、取引の相手方である借主に関しては、まず、上記貸主端末3から受信した出品IDに基づき、出品情報記憶部13を参照して、当該出品IDと関連付けられた借主側会員IDを特定する。それから、履歴情報記憶部14を参照して、当該借主の会員IDと関連付けられた取引回数を1回分加算する。
また、同時に、履歴情報記憶部14を参照して、上記借主に関し、取引履歴情報を更新する。この処理についても、上記と同様にして取引回数を加算等するものである。
借主端末4から取引の相手方である貸主の評価情報を、貸主IDと共に受信した際には、履歴情報処理部20は、履歴情報記憶部14を参照して、当該評価情報を当該貸主の会員IDに関連付けて記憶する。この処理においては、評価情報に含まれる評点を、既存の評点に加算ないし減算すると共に、評価情報にコメントが含まれる場合には、当該コメントを記憶する。
また、貸主端末3から取引の相手方である借主の評価情報を、借主IDと共に受信した際には、履歴情報処理部20は、履歴情報記憶部14を参照して、当該評価情報を当該借主の会員IDに関連付けて記憶する。この処理も上記と同様であり、評価情報に含まれる評点を、既存の評点に加算ないし減算すると共に、評価情報にコメントが含まれる場合には、当該コメントを記憶する。
この通信処理部21は、貸主端末3との間で、出品情報を構成する貸出条件情報を受信したり、落札情報を送信したりする。また、借主端末4との間で、入札情報を受信したり、落札情報を送信したりする。また、決済処理機関端末5との間では、貸主ないしは借主の決済情報や決済額を、決済要求と共に送信したりする。
この貸主端末3は、いわゆるパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)等により構成され、入出力処理部31、通信処理部32の各機能ブロックを備える。
この通信処理部32は例えば、レンタル情報提供装置1に対して出品情報を構成する貸出条件情報を送信したり、レンタル情報提供装置1から落札情報を受信したりする。
この借主端末4は、いわゆるパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA等により構成され、入出力処理部41、通信処理部42の各機能ブロックを備える。
この通信処理部42は例えば、レンタル情報提供装置1に対して入札情報を送信したり、レンタル情報提供装置1から落札情報を受信したりする。
ここで、決済処理機関とは例えば、銀行や信販会社等であり、レンタル情報提供装置1からの決済要求に応じて、振り込みや引き落とし等の各種決済処理を実行する。
なお、本実施形態では、レンタル情報提供装置1と、決済処理機関端末1とを別個に構成しているが、これに限らず、レンタル情報提供装置1が、決済処理機関端末5が備えるべき機能を備え、課金処理や支払処理等の一連の決済処理を実行可能なものとしてもよい。
なお、本実施形態において、貸主あるいは借主となる会員は予め会員登録を行い、会員情報を会員情報記憶部11に登録しておく。そして、会員がレンタル情報提供装置1によって提供されるレンタル情報提供サイトを利用する際には、会員IDにより、所定のログイン認証処理を経て会員固有のセッションを確立した上で、データの送受信等を実行する。これにより、レンタル情報提供装置1は、貸主端末3あるいは借主端末4と、夫々の端末を利用する会員の会員IDを認識してデータの送受を実行する。
レンタル情報提供サイトを利用して貸主となる会員は、物品を出品するに際し、予め物品情報を物品情報記憶部12に登録しておく(S101)。
図8に示されるように、物品情報登録画面には、物品情報記憶部12に記憶されるべき物品情報の入力欄が設けられている。即ち、物品情報を構成する「メーカー」、「車種」、「車所在地」、及びスペックや装備等に関する「その他詳細」が当該入力欄から入力可能となっている。
なお、物品情報として記憶される「タイプ」は、物品情報登録画面に所定の入力欄を設けて、貸主の任意で入力可能としてもよいし、レンタル情報提供装置1が「タイプ」を車種別に分類したテーブルを予めもっておき、貸主から物品情報を受け付けた際に、当該テーブルに基づいて「車種」から「タイプ」を割り出すものとしてもよい。また、物品情報として、車の画像を含んでもよい。
この出品画面には、出品情報記憶部13に記憶される出品情報を構成する貸出条件情報の入力欄、及び物品IDの指定欄が設けられている。貸出条件情報の入力欄は、「貸したい日時」、「出品期間」、「価格」、「落札制限」、「車の引き渡し方法」、及び「コメント」の各入力欄から構成されている。
また、「貸したい車」の入力欄は、物品IDの指定欄を構成している。この指定欄からは、物品情報記憶部12において、貸主の会員IDと関連付けて記憶されていた全ての物品IDを、ドロップダウンリストから個別に選択できるようになっている。なお、選択可能な物品IDは、当該物品IDと関連付けられた車種名で表示することもできる。
貸主は、各情報を入力した上、画面上に設けられた「出品」ボタンを押下することで、上記出品画面において入力された物品IDと貸出条件情報は、貸主の会員IDと共にレンタル情報提供装置1に対して送信される。
これに応じて出品処理部16は、出品情報に対して出品IDを発行して出品情報記憶部13に記憶する(S104)。
抽出された物品情報は、出品処理部16により、出品IDと出品情報と共にレンタル情報提供サイト上に公開され、これにより出品処理が完了する(S106)。
貸主端末3から受け付けた出品情報のほかに、予め物品情報記憶部12に登録されていた情報が反映されて、借主が選ぶのに必要な情報が全て表示されている。
借主となる会員は、レンタル情報提供サイトを検索して所望の出品を見つけると、通信処理部41により、レンタル情報提供装置1に対して会員IDと出品IDとからなる入札情報を送信する(S108)。
図11に示される入札画面上には、入札を行う会員の会員情報が表示されているほか、出品情報が表示され、さらに、出品者に対するコメントを受け付けるコメント欄が設けられている。
当該借主となる会員は、この入札画面で情報を確認した上で、「入札」ボタンを押下して入札する。
これに応じて落札処理部17は、受信した出品IDに基づき、出品情報記憶部13を参照して、落札制限が設定されているか否かを参照する。そして、落札制限が設定されている場合には、受信した会員IDに基づき、会員情報記憶部11から当該会員の評点を抽出した上、当該会員の評点が、出品情報記憶部13において設定されていた評点以上であるか否かを判別することにより、当該会員の落札が制限されるか否かを判別する(S110)。
なお、借主からの入札を落札するか否かの判別において、落札処理部17に、借主の保険加入を有無に基づき、保険に加入していない借主を落札不可と判断させることもできる。この場合には、落札処理部17は、借主端末4から受信した借主の会員IDに基づき、会員情報記憶部11を参照して、当該借主の保険加入の有無を判別する。その結果、保険に加入していない場合には、落札できないものとして、エラーメッセージを返す。
また、本例では、入札者を募って落札者を決定するのではなく、落札を制限されない最初の入札者が落札者として決定される。
即ち、貸主端末3との間においては、借主の会員情報を会員IDに基づいて会員情報記憶部11から抽出した上、通信処理部21をして、当該会員情報と、当該出品IDに係る出品が当該借主によって落札された旨とからなる落札情報を貸主端末3に対して送信させる。
一方、借主端末4との間においては、出品IDに基づき、出品情報記憶部13を参照して出品を行った貸主側会員IDを抽出すると共に、当該貸主側会員IDに係る会員情報を会員情報記憶部11から抽出した上、通信処理部21をして、当該貸主の会員情報と、当該出品IDに係る出品が落札された旨とからなる落札情報を借主端末4に対して送信させる。
この打ち合わせを経て、実際に物品の取引が行われる(S114)。
借主は、貸主と取引を行って、貸主所有の車をレンタルし終えると、借主端末4から、レンタル情報提供装置1に対して、出品IDと、借主IDと共に取引報告を送信し、レンタル情報提供装置1はこれを受信する(S201)。
図13に示されるように、取引報告の入力画面上には、取引報告の内容を入力する欄として、取引が成立したか否かを入力する欄、取引が不成立であった場合にその理由を入力する理由欄が設けられている。
また、同画面中には併せて、貸主を評価するための評価入力欄が設けられている。この評価入力欄には、貸主の評価を評点によって入力する欄、具体的な評価内容を入力するコメント欄が設けられている。また、同画面中には、取引の対象となった出品の出品ID、評価する借主の会員IDが表示されていると共に、これら出品IDと会員ID、及び入力した取引報告内容をレンタル情報提供装置1に対して送信するための「確定」ボタンが設けられている。
また、本実施形態では、取引報告と併せて評価情報が送信可能となっており、借主が評価情報を入力していた場合には、取引報告の送信と併せて、借主により入力された評価情報と、評価対象となる貸主の会員IDとがレンタル情報提供装置1に対して送信される。
なお、本実施形態では、取引報告に併せて評価情報を入力可能に構成しているが、これに限らず、取引報告と評価情報の入力を個別に分けて構成してもよい。
なお、借主端末4から取引報告と併せて評価情報が送信されていた場合には、レンタル情報提供装置1は、当該評価情報と、評価対象である貸主の会員IDとを併せて受信する。
これに応じて決済処理部19は、S201の処理において受信した会員IDに係る借主に対し、取引が成立した出品情報に関する料金を課金し、また、出品情報記憶部13に上記受信した出品IDと関連付けて記憶されている貸主側会員IDに係る貸主に対して、上記出品の対価の支払処理を実行することにより、決済処理を実行する(S203)。
一方、貸主に対する支払においても同様に、まず当該貸主の会員IDと関連付けられている決済情報を会員情報記憶部11から抽出する。そして、通信処理部21により、当該決済情報と、出品情報記憶部13において上記受信した出品IDと関連付けられた価格とを、決済処理機関端末5に送信させて、決済処理機関に当該会員に対する対価の支払を要求する。
この処理は、借主端末4から受信した借主の会員IDに基づき、履歴情報記憶部14を参照して、当該借主の会員IDと関連付けられた取引回数を1回分加算する。
また同時に、出品情報記憶部13を参照して出品IDから貸主側会員IDを特定した上、履歴情報記憶部14を参照し、上記借主に関して、取引の相手方の履歴情報を内容とする取引履歴情報を更新する。この処理においては、既に上記借主の会員IDと関連付けて、上記貸主の会員IDが取引履歴情報に記憶されている場合には、当該会員IDと関連付けられた取引回数に「1」を加算する。一方、未だ上記貸主の会員IDが取引履歴情報に記憶されていない場合には、当該会員IDを新たに相手方会員IDとして記憶すると共に、当該会員IDに関連付けて取引回数「1」を記憶する。
また、借主の取引履歴情報を更新したのと同様に、履歴情報記憶部14を参照して、上記貸主に関し、取引履歴情報を更新する。この処理においては、既に上記貸主の会員IDと関連付けて、上記借主の会員IDが取引履歴情報に記憶されている場合には、当該会員IDと関連付けられた取引回数に「1」を加算する。一方、未だ上記借主の会員IDが取引履歴情報に記憶されていない場合には、当該会員IDを新たに相手方会員IDとして記憶すると共に、当該会員IDに関連付けて取引回数「1」を記憶する。
図14に示されるように、この報告画面上には、不成立となった取引の報告内容として、出品ID、借主からの取引報告が取引不成立であった旨、取引不成立の理由が表示されているほか、取引が不成立であることを貸主が受諾しない場合にその理由を入力する欄、受諾しない理由と共に受諾しない旨をレンタル情報提供装置1に対して送信するための「受諾しない」ボタン、取引が不成立であったことを受諾する旨をレンタル情報提供装置1に対して送信するための「受諾する」ボタンが設けられている。
これに応じて取引成否判別部18は、貸主が取引不成立を受諾したか否かを判別する(S207)。
なお、貸主が取引不成立を受諾していなかった場合には、貸主端末3から受信した取引不成立を受諾しない理由を、借主端末4に対して送信するようにしてもよい。
また、同時に、履歴情報記憶部14を参照して、上記貸主に関し、取引履歴情報を更新する。この処理は、上記と同様にして取引回数を加算等するものである。
他方、取引の相手方である借主に関しては、まず、上記貸主端末3から受信した出品IDに基づき、出品情報記憶部13を参照して、当該出品IDと関連付けられた借主側会員IDを特定する。それから、履歴情報記憶部14を参照して、当該借主の会員IDと関連付けられた取引回数を1回分加算する。
また、同時に、履歴情報記憶部14を参照して、上記借主に関し、取引履歴情報を更新する。この処理についても、上記と同様にして取引回数を加算等するものである。
借主端末4から取引の相手方である貸主の評価情報を、貸主IDと共に受信した際には、履歴情報処理部20は、履歴情報記憶部14を参照して、当該評価情報を当該貸主の会員IDに関連付けて記憶する。この処理においては、評価情報に含まれる評点を、既存の評点に加算ないし減算すると共に、評価情報にコメントが含まれる場合には、当該コメントを記憶する。この処理は例えば、S201の処理において、借主端末4から、取引報告と共に評価情報を受信した場合には、取引履歴情報の更新と併せて実行してもよい。
また、貸主端末3から取引の相手方である借主の評価情報を、借主IDと共に受信した際には、履歴情報処理部20は、履歴情報記憶部14を参照して、当該評価情報を当該借主の会員IDに関連付けて記憶する。この処理も上記と同様であり、評価情報に含まれる評点を、既存の評点に加算ないし減算すると共に、評価情報にコメントが含まれる場合には、当該コメントを記憶する。
以上の本実施形態によれば、広く個人間で物品の貸し借りを行うことを可能とである。また、実際の物品の貸し借りの成否に即して料金を課金したり支払ったりすることが出来る。
本実施形態は、第一の実施形態と異なり、入札者を募って、複数の入札者の中から落札者を決定する。
本実施形態に係るレンタル情報提供装置1は、図15に示されるように、第一の実施形態と同様の機能を備えた上、さらに入札情報記憶部22を有している。
この入札情報記憶部22には、例えば図16に示されるように、落札処理部17による判別の結果、入札が受け付けられた借主の会員IDが、入札者会員IDとして、出品IDと関連付けて記憶されている。
なお、ここで所定のタイミングとは例えば、出品を行った貸主が、出品に際して設定した出品期間の満了時である。また、その他の例では、出品期間とは別に、出品を行う貸主が予め入札受付期間を定めておき、当該期間の満了時を所定のタイミングとしてもよい。
なお、本実施形態に係る処理は、図7に示される第一の実施形態における処理とS110〜S113の処理においてのみ異なり、ここでは当該S110〜S113における処理について説明する。
レンタル情報提供装置1は、S110の処理において、落札処理部17により、入札者である借主の落札制限を判別した結果、出品情報記憶部13において落札制限が設定されていなかった場合、及び、当該借主の評点が出品情報記憶部13において設定されていた評点以上であった場合に、当該借主からの入札を受け付け、当該借主の会員IDと出品IDとを関連付けて入札情報記憶部22に記憶させる(S301)。
ここで、所定のタイミングとは例えば、出品を行った貸主が、出品に際して設定した出品期間の満了時である。また、その他の例では、出品期間とは別に、出品を行う貸主が予め入札受付期間を定めておき、当該期間の満了時を所定のタイミングとしてもよい。
なお、この際、履歴情報記憶部14から、各入札者の評価を抽出しておいてもよい。
ここで、図18に、貸主端末3上において提示される入札者一覧の一例を示す。
図18に示されるように、入札者一覧の画面には、入札を受け付けられた入札者の会員ID、出品した貸主とのこれまでの取引履歴、及び入札者の評価が示されているほか、いずれかの入札者を落札者に選択するための「選択」ボタンが各入札者毎に設けられている。
なお、本例では、入札者を入札者の会員IDにより示しているが、これに限らず、会員情報記憶部11に記憶された、各入札者のより詳細な情報を示すようにしてもよい。
また、S110における処理において、落札処理部17によって借主の保険加入の有無を判断せず、当該入札者情報として、各入札者の保険加入の有無に係る情報を示し、保険加入の有無により落札を認めるか否かを貸主に委ねるようにしてもよい。
これに応じて、レンタル情報提供装置1は、入札者の選択に係る情報を、選択された入札者の会員IDと共に受信する(S305)。
以降は、第一の実施形態と同様の処理が実行される。
本実施形態によれば、貸主は、これまでに取引をよく行ったことのある借主を選ぶことができ、信頼性のある取引の機会が得られる。
本実施形態は、第二の実施形態において、出品を行った貸主に入札者一覧を提示し、貸主の選択に従って落札者を決定したのとは異なり、レンタル情報提供装置1において自動的に落札者を決定するものである。
なお、本実施形態に係るレンタル情報提供装置1が備える他の機能は、第二の実施形態におけるのと同様である。
なお、本実施形態に係る処理は、図17に示される第二の実施形態における処理とS303〜S113の処理においてのみ異なり、ここでは当該S303〜S113における処理について説明する。
落札処理部17は、S303の処理においてソートされた入札者情報に基づき、出品を行った貸主との間でこれまで最も取引を行った入札者を落札者として決定し、当該入札者の会員IDを借主側会員IDとして、出品IDに関連付けて出品情報記憶部13に記憶する(S401)。
以降は、第一の実施形態と同様の処理が実行される。
本実施形態によれば、貸主の手を煩わすことなく、これまでに取引をよく行ったことのある借主が自動的に選択されて簡便である。
本実施形態は、貸主による出品が、出品期間の満了や、落札によって終了した時に、自動的に次の出品が行われるものである。
本実施形態に係るレンタル情報提供装置1は、図20に示されるように、第一の実施形態と同様の機能を備えた上、さらに出品設定報記憶部23と出品情報生成処理部24を有している。
この出品設定情報記憶部23には、例えば図21に示されるように、物品IDと、当該物品IDに係る物品の貸主となる会員の会員IDである貸主側会員IDと、当該物品IDに係る物品を出品する際の出品設定情報とが互いに関連付けて記憶されている。
ここで、物品の貸出期間の開始日時と終了日時は、特定の日時である必要はなく、例えば、曜日により指定したものであってもよい。
この処理は、まず、ある出品が落札され、又は出品期間が満了した際、当該出品の出品IDに基づき、出品情報記憶部13を参照して、当該出品IDと関連付けられた物品IDを特定する。そして、出品設定情報記憶部23を参照して、当該特定された物品IDと関連付けられた貸主側会員IDと出品設定情報とを抽出することにより、当該物品IDと、貸主側会員IDと、出品設定情報とからなる出品情報が生成される。
なお、出品情報の生成において、物品を貸し出す開始日時と終了日時は、例えば、物品の貸出期間の開始日時が「土曜日」に設定され、終了日時が「日曜日」に設定されていた場合には、現在日時から次に訪れる「土曜日」を貸出期間の開始日時とし、この「土曜日」から最も早く訪れる「日曜日」を貸出期間の終了日時に設定する。
本実施形態において、出品情報生成処理部24は、レンタル情報提供サイト上の出品が落札されたか否かを常時監視する(S501)。
また、出品情報生成処理部24は同時に、レンタル情報提供サイト上の出品が、出品期間を満了したか否かを常時監視する(S502)。
この処理は、ある出品が落札され、又は出品期間が満了した出品の出品IDに基づき、出品情報記憶部13を参照して、当該出品IDと関連付けられた物品IDを特定する。そして、出品設定情報記憶部23を参照して、当該特定された物品IDと関連付けられた貸主側会員IDと出品設定情報とを抽出することにより、当該物品IDと、貸主側会員IDと、出品設定情報とからなる出品情報を生成する。
そして、抽出された物品情報が、出品処理部16により、出品IDと出品情報と共にレンタル情報提供サイト上に公開され、これにより出品処理が完了する(S106)。
本実施形態によれば、S501からS504までの処理が繰り返し実行される結果、出品を行う貸主の都合に合った日時に、自動的かつ繰り返し出品が行われるため、便利である。
本実施形態は、第一の実施形態と異なり、借主側から、貸主に対して物品の借り受けを要望するリクエストを送信するものである。
本実施形態に係るレンタル情報提供装置1は、図23に示されるように、第一の実施形態と同様の機能を備えた上、さらにリクエスト情報記憶部25、及びリクエスト処理部26を有している。
このリクエスト情報記憶部25には、図24に示されるように、リクエストを識別するためのリクエストID、リクエストを送信した貸主の会員IDを示す貸主側会員ID、貸し出しを希望する物品の物品ID、物品の貸出条件に関する借受条件情報、リクエストを行う借主の会員IDを示す借主側会員IDを互いに関連付けて記憶することができる。
この借受条件には、物品の借受期間の開始日時、当該借受期間の終了日時、リクエスト情報の提供に対する対価の料金を示す価格、車を引き渡す場所と方法を示す引渡方法、借主がリクエスト情報に付するコメントを記憶することができる。
この指定貸主IDは、会員の任意によって設定され、複数記憶しておくこともできる。
即ち、借主端末3との間においては、貸主の会員情報を会員IDに基づいて会員情報記憶部11から抽出した上、通信処理部21をして、当該会員情報と、当該リクエストIDに係るリクエストが当該貸主によって受諾された旨とからなる落札情報を貸主端末3に対して送信させる。
一方、貸主端末4との間においては、リクエストIDに基づき、リクエスト情報記憶部25を参照してリクエストを行った借主側会員IDを抽出すると共に、当該借主側会員IDに係る会員情報を会員情報記憶部11から抽出した上、通信処理部21をして、当該借主の会員情報と、当該リクエストIDに係るリクエストが落札された旨とからなる落札情報を貸主端末4に対して送信させる。
リクエストを行って借主となる会員は、リクエストを行うに際し、予め指定貸主情報を会員情報記憶部11に登録しておく(S601)。
図27に示されるように、この画面中には、貸主となる会員の会員情報と、当該貸主となる会員が所有する物品に関する情報が、会員情報記憶部11及び物品情報記憶部12から抽出されて表示されている。また、貸主となる会員の情報ごとに、当該会員を指定貸主として登録することを、レンタル情報提供装置1に対して要求するためのボタンが設けられている。
リクエストを行う借主は、所望の会員を選択した上、借主端末4により、当該借主の会員IDと、当該選択した会員の会員IDと共に、当該選択した会員を指定貸主とする旨の通知をレンタル情報提供装置1に対して送信する。
これに応じて、レンタル情報提供装置1は、会員情報記憶部11を参照して、借主の会員IDと関連付けて、選択された会員の会員IDを指定貸主IDとして記憶する。
このとき、借主となる会員がリクエストを要求する際の画面の一例を図28に示す。
図28に示されるように、画面中には、リクエスト情報記憶部25に記憶されるデータに対応して、「指定貸主」、「借りたい車」、「借りたい期間」、「価格」、「引渡方法」、「コメント」の各情報入力欄が設けられている。
ここで、「指定貸主」入力欄は、ドロップダウンリストによって、リクエストを要求する借主の指定貸主が選択可能となっている。また、「指定貸主」を選択することによって、当該指定貸主たる会員が所有する物品が、「借りたい車」入力欄を構成するドロップダウンリストに一覧表示される。
なお、指定貸主は任意で複数入力することができるようになっている。
これにより、入力された情報と、当該借主の会員IDとからなるリクエスト情報が、リクエスト要求と共にレンタル情報提供装置1に対して送信される(S602)。
そして、リクエスト処理部26は、リクエスト情報に対してリクエストIDを発行してリクエスト情報記憶部25に記憶する(S604)。
また、通信処理部21をして、リクエストの要求対象である指定貸主に係る会員を相手方として、リクエスト情報を送信させる(S605)。
これに対してレンタル情報提供装置1は、通信処理部21により、上記送信されたリクエストIDと、貸主の会員IDとを、リクエストを受諾する旨と共に受信する(S607)。
即ち、借主端末3との間においては、貸主の会員情報を会員IDに基づいて会員情報記憶部11から抽出した上、通信処理部21をして、当該会員情報と、当該リクエストIDに係るリクエストが当該貸主によって受諾された旨とからなる落札情報を貸主端末3に対して送信させる。
一方、貸主端末4との間においては、リクエストIDに基づき、リクエスト情報記憶部25を参照してリクエストを行った借主側会員IDを抽出すると共に、当該借主側会員IDに係る会員情報を会員情報記憶部11から抽出した上、通信処理部21をして、当該借主の会員情報と、当該リクエストIDに係るリクエストが落札された旨とからなる落札情報を貸主端末4に対して送信させる。
この打ち合わせを経て、実際に物品の取引が行われる(S610)。
本実施形態によれば、借主側の希望によって、物品の貸し出しをリクエストすることが出来るため、所望の出品がない場合でも物品を借りる機会を得ることができる。また、予め気に入った会員を登録しておくことで、より自分の希望する物品及び貸主を容易に選択して、リクエストを行うことができる。
また、以上の本実施形態においては、物品情報を予め登録し、当該登録してある物品情報の中から貸主が選択して出品を行ったが、これに限らず、出品の都度、物品情報を登録するようにしてもよい。
11 会員情報記憶部
12 物品情報記憶部
13 出品情報記憶部
14 履歴情報記憶部
15 物品情報抽出部
16 出品処理部
17 落札処理部
18 取引成否判別部
19 決済処理部
20 履歴情報処理部
21 通信処理部
22 入札者情報記憶部
23 出品設定情報記憶部
24 出品情報生成処理部
25 リクエスト情報記憶部
26 リクエスト処理部
3 貸主端末
31 入出力処理部
32 通信処理部
4 借主端末
41 入出力処理部
42 通信処理部
5 決済処理機関端末
NW ネットワーク
Claims (6)
- 物品を貸し出す貸主が利用する貸主端末と、
上記物品を上記貸主から借りる借主が利用する借主端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
上記貸主と上記借主との間における上記物品の貸し借りを支援する装置であって、
上記物品に関する物品情報を、当該物品を識別する物品識別情報と、当該物品を貸し出す貸主を識別する貸主識別情報と関連付けて記憶する物品情報記憶手段と、
上記物品の取引がなされた後に、当該取引を行った貸主の貸主識別情報、及び借主の借主識別情報を互いに関連付けてなる取引履歴情報を、累積的に記憶する第一の取引履歴情報記憶手段と、
上記貸主端末から、上記貸主識別情報と、上記物品識別情報と、当該物品識別情報に係る物品の貸出条件に関する貸出条件情報とからなる出品情報を、出品要求と共に受信する出品要求受信手段と、
上記受信した出品情報を識別する出品識別情報を発行して、当該出品情報と出品識別情報とを関連付けて記憶する出品情報記憶手段と、
上記物品情報記憶手段を参照して、上記物品識別情報と関連付けられた物品情報を抽出する物品情報抽出手段と、
上記出品情報を、上記抽出した物品情報と共に所定のウェブサイト上で公開することにより出品処理を実行する出品処理手段と、
上記借主端末から、上記借主を識別する借主識別情報と、上記出品識別情報と共に、当該出品識別情報に係る出品情報に対する入札を受信する入札受信手段と、
上記借主端末から受信した上記借主識別情報と上記出品識別情報とを関連付けて記憶する第一の入札者情報記憶手段と、
所定のタイミングにおいて、上記第一の入札者情報記憶手段において、上記出品識別情報と関連付けられた借主識別情報のうち、上記第一の取引履歴記憶手段において、上記出品を行った貸主の貸主識別情報と最も多く関連付けられている借主を落札者として、当該借主を識別する借主識別情報を、当該借主が落札した出品情報に係る出品識別情報と関連付けて上記出品情報記憶手段に記憶する落札処理手段と、
上記物品を落札した借主の借主端末から、上記出品識別情報と共に、上記落札された出品情報に基づく実際の取引の成否に関する取引報告を受信する取引報告受信手段と、
上記受信した取引報告に基づき、取引の成否を判別する取引成否判別手段と、
上記判別の結果、上記取引報告の内容が取引成立であった場合に、上記出品情報記憶手段を参照して、上記受信した出品識別情報と関連付けて記憶されている借主に対し、当該取引が成立した出品情報に関する料金を課金すると共に、上記受信した出品識別情報と関連付けて記憶されている貸主に対して、上記出品の対価の支払処理を実行する決済処理手段と、を有する、
ことを特徴とするレンタル情報提供装置。 - 上記取引報告受信手段により受信した取引報告に基づき、報告内容が取引不成立であった場合に、上記貸主端末に対して、当該報告内容と共に、当該取引報告の内容確認要求を送信する確認要求送信手段、を有する、
請求項1記載のレンタル情報提供装置。 - 上記入札受信手段により上記借主端末から受信した上記借主識別情報と上記出品識別情報とを関連付けて記憶する第二の入札者情報記憶手段と、
所定のタイミングにおいて、上記出品を行った貸主の貸主端末に対して、上記出品識別情報と共に、上記第二の入札者情報記憶手段に記憶された借主識別情報に係る借主の一覧を送信する入札者情報送信手段と、
上記貸主端末から、上記入札者一覧に基づき、上記貸主の任意によって落札者として決定された借主の借主識別情報を、上記出品識別情報と共に受信する落札者情報受信手段と、を有し、
上記落札処理手段は、上記受信した借主識別情報に係る借主を落札者として、当該借主識別情報を、当該借主が落札した出品に係る出品識別情報と関連付けて上記出品情報記憶手段に記憶する、
請求項1又は2記載のレンタル情報提供装置。 - 上記物品の取引がなされた後に、当該取引を行った貸主の貸主識別情報、及び借主の借主識別情報を互いに関連付けてなる取引履歴情報を、累積的に記憶する第二の取引履歴情報記憶手段、を有し、
上記入札者情報送信手段は、所定のタイミングにおいて、上記出品を行った貸主の貸主端末に対して、上記出品識別情報と共に、上記第二の入札者情報記憶手段に記憶された借主識別情報に係る借主の一覧と、上記第二の取引履歴情報記憶手段に記憶されている取引履歴情報のうち、当該貸主識別情報と関連付けられた取引履歴情報を送信する、
請求項3記載のレンタル情報提供装置。 - 物品を貸し出す貸主が利用する貸主端末と、
上記物品を上記貸主から借りる借主が利用する借主端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
上記物品に関する物品情報を、当該物品を識別する物品識別情報と、当該物品を貸し出す貸主を識別する貸主識別情報と関連付けて記憶する物品情報記憶手段と、
上記物品の取引がなされた後に、当該取引を行った貸主の貸主識別情報、及び借主の借主識別情報を互いに関連付けてなる取引履歴情報を、累積的に記憶する第一の取引履歴情報記憶手段と、
上記貸主端末から、上記貸主識別情報と、上記物品識別情報と、当該物品識別情報に係る物品の貸出条件に関する貸出条件情報とからなる出品情報を、出品要求と共に受信したときに、当該受信した出品情報を識別する出品識別情報を発行して、当該出品情報と出品識別情報とを関連付けて記憶する出品情報記憶手段と、
上記借主端末から受信した上記借主識別情報と上記出品識別情報とを関連付けて記憶する第一の入札者情報記憶手段と、を有するコンピュータにより、
上記貸主と上記借主との間における上記物品の貸し借りを支援する方法であって、
上記貸主端末から、上記貸主識別情報と、上記物品識別情報と、当該物品識別情報に係る物品の貸出条件に関する貸出条件情報とからなる出品情報を、出品要求と共に受信する処理と、
上記物品情報記憶手段を参照して、上記物品識別情報と関連付けられた物品情報を抽出する処理と、
上記出品情報を、上記抽出した物品情報と共に所定のウェブサイト上で公開することにより出品処理を実行する処理と、
上記借主端末から、上記借主を識別する借主識別情報と、上記出品識別情報と共に、当該出品識別情報に係る出品情報に対する入札を受信する処理と、
所定のタイミングにおいて、上記第一の入札者情報記憶手段において、上記出品識別情報と関連付けられた借主識別情報のうち、上記第一の取引履歴記憶手段において、上記出品を行った貸主の貸主識別情報と最も多く関連付けられている借主を落札者として、当該借主を識別する借主識別情報を、当該借主が落札した出品情報に係る出品識別情報と関連付けて上記出品情報記憶手段に記憶する処理と、
上記物品を落札した借主の借主端末から、上記出品識別情報と共に、上記落札された出品情報に基づく実際の取引の成否に関する取引報告を受信する処理と、
上記受信した取引報告に基づき、取引の成否を判別する処理と、
上記判別の結果、上記取引報告の内容が取引成立であった場合に、上記出品情報記憶手段を参照して、上記受信した出品識別情報と関連付けて記憶されている借主に対し、当該取引が成立した出品情報に関する料金を課金すると共に、上記受信した出品識別情報と関連付けて記憶されている貸主に対して、上記出品の対価の支払処理を実行する処理と、を実行する、
ことを特徴とするレンタル情報提供方法。 - 物品を貸し出す貸主が利用する貸主端末と、
上記物品を上記貸主から借りる借主が利用する借主端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
上記物品に関する物品情報を、当該物品を識別する物品識別情報と、当該物品を貸し出す貸主を識別する貸主識別情報と関連付けて記憶する物品情報記憶手段と、
上記物品の取引がなされた後に、当該取引を行った貸主の貸主識別情報、及び借主の借主識別情報を互いに関連付けてなる取引履歴情報を、累積的に記憶する第一の取引履歴情報記憶手段と、
上記貸主端末から、上記貸主識別情報と、上記物品識別情報と、当該物品識別情報に係る物品の貸出条件に関する貸出条件情報とからなる出品情報を、出品要求と共に受信したときに、当該受信した出品情報を識別する出品識別情報を発行して、当該出品情報と出品識別情報とを関連付けて記憶する出品情報記憶手段と、
上記借主端末から受信した上記借主識別情報と上記出品識別情報とを関連付けて記憶する第一の入札者情報記憶手段と、を有するコンピュータを、
上記貸主と上記借主との間における上記物品の貸し借りを支援するレンタル情報提供装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
上記コンピュータに対して、
上記貸主端末から、上記貸主識別情報と、上記物品識別情報と、当該物品識別情報に係る物品の貸出条件に関する貸出条件情報とからなる出品情報を、出品要求と共に受信する処理と、
上記物品情報記憶手段を参照して、上記物品識別情報と関連付けられた物品情報を抽出する処理と、
上記出品情報を、上記抽出した物品情報と共に所定のウェブサイト上で公開することにより出品処理を実行する処理と、
上記借主端末から、上記借主を識別する借主識別情報と、上記出品識別情報と共に、当該出品識別情報に係る出品情報に対する入札を受信する処理と、
所定のタイミングにおいて、上記第一の入札者情報記憶手段において、上記出品識別情報と関連付けられた借主識別情報のうち、上記第一の取引履歴記憶手段において、上記出品を行った貸主の貸主識別情報と最も多く関連付けられている借主を落札者として、当該借主を識別する借主識別情報を、当該借主が落札した出品情報に係る出品識別情報と関連付けて上記出品情報記憶手段に記憶する処理と、
上記物品を落札した借主の借主端末から、上記出品識別情報と共に、上記落札された出品情報に基づく実際の取引の成否に関する取引報告を受信する処理と、
上記受信した取引報告に基づき、取引の成否を判別する処理と、
上記判別の結果、上記取引報告の内容が取引成立であった場合に、上記出品情報記憶手段を参照して、上記受信した出品識別情報と関連付けて記憶されている借主に対し、当該取引が成立した出品情報に関する料金を課金すると共に、上記受信した出品識別情報と関連付けて記憶されている貸主に対して、上記出品の対価の支払処理を実行する処理と、を実行させる、
コンピュータプログラム。
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