JP5456841B2 - 与信機能を備えた匿名電子商取引システム及び方法 - Google Patents
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Description
ってしまうと該電子商取引サイトに参加する意義が低下する。特に、企業ユーザ間で希望価格を調整することが可能な場合には、電子商取引サイトへの参加費用及び仲介手数料分だけ取引における費用がかさむこととなり、電子商取引を介さずに直接取引をした方が安価な取引となる場合があり得る。
の条件はサイトオーナーが決定することができることを特徴とする。
子商取引サイトにおける参加企業ユーザの顧客情報を該電子商取引サイトの運営者(オーナ)のみが認識することができ、参加企業ユーザ間では取引成立後の納品・デリバリー及び決済まで終始完全に秘匿化させることが必要である。本発明は、このように参加企業ユーザの情報を互いに最後まで完全に秘匿化することにより、電子商取引サイトの利用者の減少を防止することができ、安定した電子商取引マーケットを拡大させることを目的としており、以下の特徴を有する。
、(b)匿名による買手として購入を希望する商品情報を前記サイトで公開し、(c)前記公開された商品情報を匿名による売手として前記サイトで閲覧し、(d)前記公開された商品情
報のうち販売を希望する場合は、匿名で売手が販売希望価格を提示し、(e)前記売手の販
売希望価格が前記買手の購入希望価格以下か判断し、(f)ステップ(e)において、前記売手の希望販売価格が前記買手の購入希望価格を上回るならば、他の売手を探索し、(g)前記
他の売手が見つからなかったならば、売手が見つかるまでステップ(a)乃至(f)の処理を繰り返し、前記他の売手が見つかったならばステップ(i)に移り、(h)ステップ(e)において
、前記売手の販売希望価格が前記買手の購入希望価格以下ならばステップ(i)に移り、(i)更に他に前記買手の購入希望価格以下の販売希望価格を提示した競合する売手がいるか判断し、(j)ステップ(i)において、競合状態であれば、より低い価格を提示した売手を落札させる競合解消ルーチンに移り、その後商取引が成立し、(k)ステップ(i)において、競合状態でなければ、商取引が成立する、というステップを少なくとも有することを特徴とする。
ら匿名性を確保しつつ前記商取引が成立した商品を引取り、前記商取引が成立した商品を匿名性を確保しつつ買手に納品し、前記買手及び売手の情報の匿名性を確保しつつ、商取引の決済をすることを特徴とする。
希望価格を設定し、(b)匿名による売手として販売を希望する商品情報を前記サイトで公
開し、(c)前記公開された商品情報を匿名による買手として前記サイトで閲覧し、(d)前記公開された商品情報のうち購入を希望する場合は、匿名で買手が購入希望価格を提示し、(e)前記買手の購入希望価格が前記買手の購入希望価格以下か判断し、(f)ステップ(e)に
おいて、前記買手の購入希望価格が前記売手の販売希望価格を下回るならば、他の買手を探索し、(g)前記他の買手が見つからなかったならば、買手が見つかるまでステップ(a)乃至(f)の処理を繰り返し、前記他の買手が見つかったならばステップ(i)に移り、(h)ステ
ップ(e)において、前記買手の購入希望価格が前記売手の販売希望価格以上ならばステッ
プ(i)に移り、(i)更に他に前記売手の販売希望価格以上の購入希望価格を提示した競合する買手がいるか判断し、(j)ステップ(i)において、競合状態であれば、より高い価格を提示した買手を落札させる競合解消ルーチンを経た後にステップ(l)に移り、(k)ステップ(i)において、競合状態でなければステップ(l)に移り、(l)まだ売手の販売希望商品が残っ
ているか否か判断し、(m)ステップ(l)において、まだ商品が残っているならばステップ(a)乃至(l)の処理を繰り返し、(n)ステップ(l)において、商品が残っていないならば販売を終了する、というステップを少なくとも有することを特徴とする。
する商品の希望価格を設定し、(b)匿名による売手として販売を希望する商品情報を前記
サイトで公開し、(c)前記公開された商品情報を匿名による買手として前記サイトで閲覧
し、(d)前記公開された商品情報のうち購入を希望する場合は、匿名で買手が購入希望価
格を提示し、(e)前記買手の購入希望価格が前記買手の購入希望価格以下か判断し、(f)ステップ(e)において、前記買手の購入希望価格が前記売手の販売希望価格を下回るならば
、他の買手を探索し、(g)前記他の買手が見つからなかったならば、買手が見つかるまで
ステップ(a)乃至(f)の処理を繰り返し、前記他の買手が見つかったならばステップ(i)に
移り、(h)ステップ(e)において、前記買手の購入希望価格が前記売手の販売希望価格以上ならばステップ(i)に移り、(i)更に他に前記売手の販売希望価格以上の購入希望価格を提示した競合する買手がいるか判断し、(j)ステップ(i)において、競合状態であれば、前記売手と複数の競合する買手とが個別に商談をすることにより特定の買手を決定した後にステップ(l)に移り、(k)ステップ(i)において、競合状態でなければステップ(l)に移り、(l)まだ売手の販売希望商品が残っているか否か判断し、(m)ステップ(l)において、まだ商
品が残っているならばステップ(a)乃至(l)の処理を繰り返し、(n)ステップ(l)において、商品が残っていないならば販売を終了する、というステップを少なくとも有することを特徴とする。
のうち購入を希望し発注する前に、当該商品のサンプルを匿名で請求し、その後匿名で買手が購入希望価格を提示することを特徴とする。
ーザ認証手段により許可されたユーザの企業情報を特定するユーザ情報特定手段と、少なくとも1つの与信先企業を特定するための与信先企業特定手段と、前記特定された与信先企業の企業情報を表示する与信先情報表示手段と、前記特定された与信先企業との商取引における希望取引限度額を前記ユーザ側端末から入力することができる希望取引限度額入力手段とを備え、ユーザ側から入力された前記希望取引限度額と前記特定された与信先企業の企業情報とを比較することにより、商取引の安全性の判断をユーザ側端末に略リアルタイムで提供することを特徴とする。
図2にECリスクマネージメントサイト20の概略図を示す。ユーザである売り手及び買い手は、外部認証局40を介して該サイト20にログオンする。ログオンの際に、当該サ
イト20を運営する主体によるサイト認証局70において認証を行う。サイト認証局70では、ユーザの認証を行うと共に、管理番号及び期限をつける。次いで期限・権限の管理局80において、予め登録してあるクレームデータ81、不安情報データ82などを参照して認証の期限の管理、及びクレーム、不安情報が発生していないかどうか、その度合いによって取引権限の管理を行い、突然不測の事態が発生した場合にも取引停止などの取引権限の管理を行う。
売り限度の判断
図2に示す判断1の売り限度の判断の具体例を図3に示す。ここで企業データ83は、企業情報データベース30からデータの提供を受けたものであり、ここで企業情報データベース30は、株式会社帝国データバンクの企業概要データベースCOSMOS2であるのが好ましい。本実施形態では、企業データ83はCOSMOS2のデータに基づいたものであり、企業概要データとして評点を備えている。本サイト20に参加する売り手企業の売り限度を、COSMOS2の評点に基づいて、評点が65点以上の企業は月商の10%まで、評点が49点以上65点未満の企業は月商の5%まで、その他の企業は月商の3%までと設定する。これらの判断を任意の期間毎に行い、売り限度を設定する。この期間は本サイト20のオーナが任意に決定することができる。ここで、売り限度とは、本サイトで、売主が掛け売りできる金額、つまり、サイトオーナー、買主から見た買掛債務残の限度額のことを言う。
買い限度の判断
図2に示す判断2の買い限度の判断の具体例を図4に示す。本サイトのオーナが任意に決定できる期間毎に企業データ83を用いて買い限度を設定するためにランク分けを行う。ここで、買い限度とは、本サイトで、買主が掛けで買うことができる金額、つまり、サイトオーナー、売主から見た売込債権額のことを言う。好ましい実施形態では、ランクをa1乃至a5及びCOD(Cash On Delivery)という6つのランクを設定する。CODとは代金引換のことを意味し、与信の対象外のランクである。本サイト20に参加する買い手企業の買い限度を、COSMOS2の評点に基づいて、評点が65点以上の企業をa1と、評点が49点以上65点未満の企業であり且つ売り上げが10億円以上で法人申告がある企業をa2と、評点が49点以上65点未満の企業であり且つ決算が黒字である企業をa3と、評点が49点以上65点未満の企業であり且つ資本金が10百万円以上の企業をa4と、評点が49点以上65点未満の企業であり且つ資本金が10百万円未満の企業をa5とランク分けする。また、評点が35点以上49点未満の企業については、表1に示したような項目に基づいて更に点数化し、合計の点数が0点以上の企業をa5と、0点未満の企業をCODとランク分けする。例えば、COSMOS2の評点動向が、上方(+1点)であり、売り上げ規模が0.5億円(−1点)であり、業歴が11年(0点)である企業の場合は、+1−1+0=0点となり、a5ランクとなる。別の例として、COSMOS2の評点動向が、下方(−1点)であり、売り上げ規模が4億円(0点)であり、業歴が9年(−1点)の企業の場合は、−1+0−1=−2点となり、CODランクとなる。また、COSMOS2の評点が35点未満の企業の場合は、無条件でCODランクとなり与信の対象外となる。
支払いぶりによる買い限度の調整
図2に示す判断3の支払いぶりによる買い限度の調整の具体例を図5に示す。本サイト20のオーナが任意に決定することができる期間毎に支払いぶりデータ84を用いて上記判断2のステップで分けたランクの上下動を調整する。好ましい実施形態では、所定の取
引実績の回数を上回る取引の回数の実績がある企業は、1ランクアップさせることができる。この所定の取引実績回数は、本サイト20のオーナが任意に決定することができる。また、本サイト20における商取引において、所定の日数以内の支払遅延が発生した場合は、1ランクダウンさせることができる。この所定の日数も、本サイト20のオーナが任意に決定することができる。更に、所定の日数以上の支払遅延が発生した場合、及び本サイト20のオーナが任意に設定した条件、例えば3ヶ月の間に2回目の所定の日数以内の支払遅延が発生した場合は、取引を停止する。これらのいずれの条件にも入らない場合は、ランクは現状維持とする。
買い限度額の入力/限度管理
上記のようなランクa1乃至a5に応じた買い限度額を予め設定する。例えば、a1には500万円、a2には400万円・・・・a5には100万円という買い限度額を設定することができる。この買い限度額とランクを連動させる。
ECリスクマネージメントサイトへの参加
売り手及び買い手となる企業ユーザは、外部認証局40において認証を取得する。次いで、外部認証の承認と、本サイト20における認証を行い、管理番号及び期限をつける。本サイトにログオンしようとする企業ユーザについて、認証の期限の管理とクレーム、不安情報が発生していないかどうか、その度合いによって取引権限の管理を行う。次いで、企業データ83に格納された例えばCOSMOS2の企業概要データと適合させる。上記好ましい実施形態で説明した与信判断プロセスにより、当該企業ユーザの与信判断を行い、売り限度と買い限度とを設定する。また支払いぶりデータをフィードバックしランクに反映させる。次いで、与信判断がされた企業ユーザは、取引サイトにログオンする。ただし、COD条件と判断された企業ユーザは、取引サイトにログインすることは可能であるが、決済条件がCODのみの取引となる。
電子商取引
図6に、インターネット上に構築された電子商取引サイトにおける電子商取引の好ましい実施形態を示す。取引サイトにログオンした企業ユーザのうち売り手企業は、取引サイトに売りたい商品について販売希望照会をする(ステップ1)。一方、買い手企業は、取引サイトに提示されている所望の商品について購入希望照会をする(ステップ1’)。次いで、買い手企業は、購入希望申込をし(ステップ2’)、売り手企業は販売希望申込をする(ステップ2)。ここで債権債務管理局90において、商取引の限度枠内であるかどうか判断され、限度枠内であれば売買が確定し、受発注管理システム91が起動する。この際、買い手企業側にはサイトオーナー又は売主からみて債権残が発生し、売り手企業側にはサイトオーナー又は買主からみて商品買掛債務が発生する。これらの債権債務を債権債務管理局90が管理し、受発注管理システム91から売り手企業に対して注文書が発行され(ステップ3)、一方、買い手企業に対しては購入確定通知が発行される(ステップ3’)。売り手企業は商取引の対象となる商品を出荷したときに受発注管理システム91
に対して出荷登録をし(ステップ4)、一方、受発注管理システム91は買い手企業に対して出荷通知をする(ステップ5)。次いで、買い手企業は商品を受領した後に、受発注管理システム91に対して受領・検収登録をし(ステップ6)、受発注管理システム91は売り手企業に対して受領・検収通知をする(ステップ7)。受発注管理システム91は、決算時に買い手企業に対して請求書を発行する(ステップ8)。受発注管理システム91は、上記一連のステップ(ステップ3乃至ステップ8)で発行された通知を電子文書として保管する。次いで、決済システム92に移行し、買い手企業は決済システム92に支払いをし(ステップ9)、決済システム92は売り手企業に支払いをする(ステップ10)。別の実施形態では、売り手企業及び買い手企業は既存の銀行などの決済機関を介して決済をすることができうる。次いで、売り手企業は決済システム92に対して入金の登録をし、それを受けて決済システム92は、買い手企業に対して債権残の消し込みをし、売り手企業に対して商品買掛債務の消し込みを行うと同時に、支払期日の管理を行う。具体的には、期日どおりの入金がされているかどうか確認し、その支払状況を支払いぶりデータ84に記録する。また決済システム92は、買い手企業に対しては債権残を把握し、該債権残が限度額内であるかどうか判断し、限度額超過になるのであれば追加取引をできなくさせ、一方、売り手企業に対しては納品買掛債務残を把握し、該納品債務残が限度額内であるかどうか判断し、限度額超過になるのであれば追加取引をできなくさせる。更に売り手企業及び買い手企業からのクレーム等をクレームデータに記録すると共に、売り手企業及び買い手企業に自動的にメール通知を行う。別の好ましい実施例では、サイトオーナーの権限によりクレームの度合、不安情報、倒産情報、手形不渡り、差押、クレームの度合等により、取引権限を剥奪することができる。また、上述の実施例における電子商取引は、サイトオーナーのみが商取引に関与する買主及び売主の企業名を識別することができ、買主及び売主という商取引に参加している者は互いの企業名を識別することができない匿名性を備えていても良い。この場合、匿名性を利用することにより実社会の系列販売などにとらわれることなく、実社会の商取引とは異なる取引相手と、実社会の商取引とは異なる取引量で電子商取引をすることができる。当該匿名商取引についての更に詳細な実施形態は後述する。
ましくは、インターネット10上でアクセス可能な匿名電子商取引サイト1130と、認証局1120と、審査局1121と、決済局1122と、物流局1123と、コンテンツ提供局1124とを有する。該サイト1130は、認証局1120に接続された審査局1121と接続された認証・与信サーバ1131と、決済局1122に接続された決済サーバ1132と、物流局1123に接続された物流サーバ1133と、コンテンツ提供局1124に接続されたコンテンツサーバ1134と、電子商取引サーバ1135とを包含する。該電子商取引サーバ1135は、少なくとも企業情報と、商品情報と、購買履歴とを包含するデータベース1136を包含する。インターネット10を介して、企業ユーザである売手企業1141,1142,1143・・・及び買手企業1151,1152,1153・・・は該匿名電子商取引サイト1130にアクセスすることができる。
リバースオークションによる完全匿名化電子商取引
前記リバースオークションの完全匿名化電子商取引の流れの概略を図11に示す。所定の審査条件を満たし、登録された会員は買手企業と売手企業に分類することができる。好ましい実施形態では、買手企業は例えば、出版社、印刷業者などのエンドユーザや、紙卸業者などが該当する。また売手企業は一次卸、総合商社、2次卸、製造業者(メーカ)などが該当する。
。一方、売手企業は上記入札情報のページ730で、注文を閲覧し(ステップ202)、注文に関する条件を見て倉庫前渡し価格を応札する(ステップ203)。
エクスチェンジによる完全匿名化電子商取引
エクスチェンジによる完全匿名化電子商取引の流れの概略を図13に示す。所定の審査条件を満たし、登録された会員は買手企業と売手企業に分類することができる。上記リバースオークションの場合と同様に、好ましい実施形態では、買手企業は例えば、出版社、印刷業者などのエンドユーザや、紙卸業者などが該当する。また売手企業は一次卸、総合商社、2次卸、製造業者(メーカ)などが該当する。
一切ないことを条件とすることができる。この際、紙のメーカ名、銘柄などは必ずしも明らかにしないが、品種、数量、倉庫での引取価格、寸法、最低発注単位、在庫場所などを明らかにする。また、当該製品が何故バーゲン(買い得)なのかを特記事項として情報を開示することができるのが好ましい。買手企業(ユーザ)は、かかる公開された情報を閲覧し(ステップ402)、必要に応じてサイト運営者にサンプルの請求をすることができる(ステップ403)。サイト運営者は、要求があったユーザにサンプルを送付することができる(ステップ403)。買手企業であるユーザ会員の発注表示画面(後述する850)には品代に加えて、指定配送場所までの物流費用が加わった合計価格が表示される。ユーザより発注があればサイト運用者が受注する。
ヤ)が販売希望価格を設定する(ステップ502)。次いで、買手(ユーザ)の購入希望価格が売手(サプライヤ)の販売希望条件に合致するか否か判断する(ステップ503)。もし売手の購入希望価格が買手の販売希望価格を上回るならば他の売手を探索する(ステップ504)。次いで、他の売手が見つかるか否か判断する(ステップ505)。売手が見つからないならば、上記ステップ502乃至505の処理を繰り返す。ステップ505において、他の買手が見つかったならば、次いで商談ルーチンに進む(ステップ506)。ステップ503において、買手の購入希望価格が売手の販売希望価格以下ならば、商談ルーチンに進む(ステップ506)。次いで、商品配分ルーチンに進み(ステップ507)、商品が残っているか否か判断する(ステップ508)。もし商品が子載っているならば、上記ステップ502乃至508の処理を繰り返す。商品が残っていなければ販売が終了する(ステップ509)。
リバースオークションによる完全匿名化電子商取引の実施例
買手企業(ユーザ)サイドの登録手続
リバースオークションによる完全匿名化電子商取引は、ユーザが購入したい製品の情報をリバースオークションサイトに登録し、これに対してサプライヤーは応札する。通常のオークションと異なる点は、低い価格を提示したサプライヤーが落札するということである。
サイドの情報端末装置においてリバースオークション形式の完全匿名化電子商取引に参加するためのスタート画面が表示される。図16に会員を確認するためのスタートページの一例を示す。登録ユーザは、サイトオーナから予め付与されたユーザ専用のID番号とパ
スワードをフィールド701及びフィールド702に入力し、「発注」ボタン704を選択し、実行する。画面上のボタンは、それぞれ実行コマンドが埋め込まれており(embedded)、実行することにより所定のイベントを実行する。画面700に包含されるボタン704乃至706はそれぞれ所定のページを表示させるイベントコマンドが埋め込まれている。好ましい実施形態では、これらの画面は、Microsoft(登録商標)のWindowsTMオペレーティングシステムのようなGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を
備えたクライアントコンピュータのディスプレィ上で確認することができ、キーボード若しくはマウスなどのような入力デバイスを用いて、画面上でボタンを選択及び実行(以下、「クリック」ともいう。)することにより実行することができる。他の好ましい実施形態では、クライアントコンピュータの代わりに、いわゆるPDA(Personal Digital Assistant)又は携帯電話などの他の情報端末装置を利用することも可能である。ユーザ専用のID番号及びパスワードを入力した場合は、「入札」ボタン705及び「再入札」ボタン706をクリックしてもエラーが返され実行することができないのが好ましい。
売手企業(サプライヤ)サイドの入札(応札)手続
完全匿名化電子商取引リバースオークションに参加する紙・板紙のサプライヤーは、図15のメニュー部602において(1)リバースオークション610を選択する。リバース
オークション形式の完全匿名化電子商取引に参加するためのスタート画面が売手(サプライヤ)サイドの情報端末装置に表示される(図16)。ここでサプライヤー専用のID番号とパスワードを各フィールド701及び702に入力し、「入札」ボタン705をクリックする。次いで、入札物件インデックスのページ730が表示される。入札物件インデックス画面の一例を図19に示す。売手企業は、入札したい物件があれば画面730上から選択して、品種名をクリックすることができる。例えば、「上質紙」を選択すると、図20に示したような個別物件の画面740が表示される。売手企業は、このページにおいて入札ボタン741をクリックすることにより入札をすることができる。入札ボタン741をクリックすることにより、入札画面が表示される。入札ページの一例を図21に示す。売手企業は、各フィールド751に、入札価格、会社名、ID番号、パスワード、担当者名、製品保管場所などを記入し、確認ボタン752をクリックする。次いで、入札確認の画面760が表示される。入札確認画面の一例を図22に示す。売手企業は、画面760の記載内容を確認し、入札画面750において記載した事項と相違ないことを確認したら、確認ボタン761をクリックすることにより入札が完了する。サイト運営者は、入札終了の所定の時間前になると、落札価格に変更がないかどうかを確認する通知を送信することができる。好ましい実施形態では、所定の時間は2時間であり、サイト運営者が任意に設定、変更することができるものである。また、通知の手段は電子メールであるのが好ましい。上記確認の通知を受け取った売手は、取引サイト130にアクセスし、初期画面600上でリバースオークション610をクリックする。図16に示した他面700が表
示され、ID番号及びパスワードを入力し、再入札ボタン706をクリックする。次いで、前回入札した事項が記載された再入札画面770が表示される。該再入札画面の一例を図23に示す。ここで売手企業は、入札価格を変更したい場合は、価格のみを書き換えて「確認」ボタン771をクリックする。次いで、再入札確認の画面780が表示される。該再入札確認の画面の一例を図24に示す。変更内容を含めた記載内容に誤りがないかどうか確認し、記載内容に相違がなければ確認ボタン781をクリックし、再入札を完了させる。
エクスチェンジによる完全匿名化電子商取引の実施例
売手企業(サプライヤ)サイドの登録手続
エクスチェンジによる完全匿名化電子商取引は、売手企業が売りたい製品とその売価を添えてお買い得情報サイト430に登録し、これに対して買手企業(ユーザ)が希望商品があれば購入するというシステムである。その際、売手企業の提示した価格、数量及び納期について該サイト上で直接交渉ができるのが好ましい。
ライヤ)サイドの情報端末装置において、エクスチェンジ形式の完全匿名化電子商取引に参加するためのスタート画面が表示される。図25に会員を確認するためのスタートページの一例を示す。前記リバースオークションの場合と同様に、登録サプライヤは、サイトオーナから予め付与されたサプライヤ専用のID番号とパスワードをフィールド801及びフィールド802に入力し、「登録」ボタン805をクリックする。画面上のボタンのプログラム的な特徴は、上述のリバースオークションの項目で説明したものと同様である。従って、キーボード若しくはマウスのような入力デバイスによって画面上でカーソルをボタンに重ねクリックする(選択及び実行する)ことにより、ボタンに埋め込まれたイベントを実行することができる。また、サプライヤ専用のID番号及びパスワードを入力した場合は「登録」ボタン805を、ユーザ専用のID番号及びパスワードを入力した場合は、「物件を見る」ボタン804をクリックしないと、エラーが表示され、画面が変更されないのが好ましい。
05/kgで販売したい場合を画面810内の各フィールドに入力した例を示す。(※注:100MTとは販売を希望する総数量を示すが、必ずしも1回で取り引きする単位ではない。) 売手は上記所定の項目に必要な入力事項を記入した後、「登録」ボタン812
をクリックする。次いで、登録確認のページ820が表示される。登録確認のページの一例を図27に示す。売手は、登録内容に相違がなければ「確認」ボタン821をクリックすることにより登録作業は終了する。登録が完了したら、登録した内容は自動的に「お買い得品市場インデックス」のページ830(図28参照)に転送される。
買手(ユーザ)サイドの注文手続
完全匿名化電子商取引エクスチェンジに参加する買手企業ユーザは、図15のメニュー部602において(2)お買い得市場611を選択する。エクスチェンジ形式の完全匿名化
電子商取引に参加するためのスタート画面が表示される(図25)。ここでユーザ専用のID番号とパスワードを各フィールド801及び802に入力し、「物件を見る」ボタン804をクリックする。次いで、お買い得品インデックスのページ830が表示される。お買い得品インデックス画面の一例を図28に示す。買手企業ユーザは、購入したい物件があれば画面830上から選択して、品種名をクリックすることができる。例えば、「上質紙」を選択すると、図29に示したような個別物件の画面840が表示される。発注する前に紙の実物見本を取り寄せたいときは、「見本請求」ボタン841をクリックすることができる。見本請求ボタン841をクリックすることにより、サイト運営者宛に「見本請求の希望」の通知がなされる。見本請求についてはこの段階で担当者の名前がなくても、ID番号とパスワードで予め登録されている会員宛に届けられる。買手企業ユーザは、このページ840において発注ボタン842をクリックすることにより発注の準備をすることができる。発注ボタン842をクリックすることにより、お買い得品市場発注画面850が表示される。発注ページの一例を図30に示す。買手企業は、各フィールド851に、購入数量、購入価格、納入日時、納入場所、発注会社名、担当部署名、担当者名などを記入する。予め売手企業が決めた値段で購入する場合は、「購入」ボタン853をクリックする。価格交渉をしたい場合は、「交渉」ボタン852をクリックする。次いで、電子メールのダイアログが起動し(図示せず)、希望する価格を記入して送信することができる。電子メールは取引サイト430を介して売手企業に送信される。売手企業は受信した電子メールに対して返事を書く。この交渉に関しては、主に価格、数量及び納期のみしか記入することができない定型フォームを使用することにより、互いの企業の特定をすることができないのが好ましい。サイト運営者は、この電子メールを用いた交渉の回数に制限を課すことができるのが好ましい。条件面で交渉が成立したら、お買い得品市場発注画面850にて「購入」ボタン853をクリックする。次いで、発注確認の画面860が表示される。発注確認画面の一例を図31に示す。買手企業は、画面860の記載内容を確認し、発注画面850において記載した事項と相違ないことを確認したら、確認ボタン861をクリックすることにより発注が完了する。サイト運営者は、交渉が成立したら、お買い得品市場登録サプライヤーに購入数量と価格、引取日時を通知し、出荷の準備を促すとともに、他に出荷しないようにする。また成約した時点で、その数量は、登録した数量より自動的に差し引いて提示するのが好ましい。
引取・納品及び決済の実施例
引取・納品(デリバリ)と代金決済は、第1の好ましい実施形態であるリバースオークションサイト並びに第2の好ましい実施形態であるお買い得情報サイト(エクスチェンジ)において同様の手順で処理することができる。
デリバリ
商談成立の後、サイト運営者は契約物流会社123にユーザ名とサプライヤ名、納期、製品の引取場所及び納入場所、製品名、米坪、寸法、連量、連数(巻き取りの場合は1本の巻き取り連数と必要な巻き取りの数)を通知する。物流会社123は、納期に間に合うようにサプライヤの倉庫まで製品を引取に行く。サプライヤには事前に引き取る運送会社と車番を知らせておく。即ち、このデリバリの時点においても、買手及び売手の双方は互いに秘匿状態である。基本的には引取日と納入日は同じであるのが好ましい。引取後、指定納入先に納期どおりに配送する。
決済
計上は製品の納入を基準に行うのが好ましい。第1の好ましい実施形態である上記のリバースオークションの場合であれば、例えば、5月19日にサプライヤより製品が引き取られたとしても、ユーザ指定の納入先には5月20日にデリバリされた場合には、5月20日が計上日となる。月末の5月31日に締め切られ、一定の期間(例えば3ヶ月)を経過後(8月31日)に決済を実行する。
払う。サプライヤに対しては、取引成立金額(例えば161.7万円)より一定の手数料(例えば3%)を差し引いた金額に消費税を加えた金額をサイト運営者が支払う。
リアルタイム信用情報検索の好ましい実施形態
図32乃至37に、本発明の好ましい実施形態による与信判断システムを利用したリアルタイム信用情報検索サービスを提供するためのユーザ側端末画面の概略図を示す。図32は、本発明による与信判断システムを利用したリアルタイム信用情報検索サービスを利用するユーザに提示することができる端末の初期入力認証画面の一例(3200)を示す。入力端末画面は、キーボードのみならず、マウスなどのポインティングデバイスにも対応したグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)により構成されるのが好ましい。リアルタイム信用情報検索サービスを利用するユーザは、所定の入力デバイスによりフィールド3210に所定のユーザIDを、フィールド3220に所定のパスワードを入力する。上記所定の事項を入力した後、利用条件に同意し、サービスを利用する場合にはボタン3230をクリックする。利用条件に同意せず、サービスを利用しない場合にはボタン3240をクリックする。
」フィールド3540及び「回収月数」フィールド3550を入力することができる。ユーザが上記項目に所望の値を入力した後、フィールド3560は、フィールド間の計算を実行した結果を表示するようにプログラムすることができる。好ましい実施形態では、希望取引限度額フィールド3560には、月毎の売り上げフィールド3540及び回収月数フィールド3550にそれぞれ入力された値の積を表示するようにプログラムすることができる。ユーザは、与信先企業及び当該与信先企業との希望取引限度額の入力後、確認ボタン3580をクリックすることにより、次のステップに進むことができる。サービスの進行を望まない場合は、ボタン3570をクリックすることにより前画面3300若しくは3400に戻ることができる。
ここで、dは本システムで求められたランク毎に対応させた倒産確率である。当該倒産確率はランクから統計的手法を用いて算出され、0.05%乃至10%の範囲内で設定されるのが好ましい。資本コスト率は、好ましい実施形態では所定の業界平均の値を用いることができうる。他の好ましい実施形態では、以下の式(2)に示した関係式で求めることができる。
ここで、任意係数αは、業界毎に統計的に算出される係数であり、配当、法人税などを加味した値であり、好ましくは2.0%である。経費率は、好ましい実施形態では所定の業界
平均の値を用いることができうる。他の好ましい実施形態では、以下の式(3)に示した関係式で求めることができる。
更に、フィールド3660に取引目標を表示させることができる。ここで取引目標は、好ましい実施形態では以下の式(4)に示したような関係式で求めることができる。
−フィールド3640の希望限度額)
/回収期間3550 (4)
ここで、推薦限度額が希望限度額よりも大きい場合は、取引目標額がプラスとなるため取引拡大目標を提示することができ、反対に推薦限度額が希望限度額よりも小さい場合には、取引目標額がマイナスとなるため取引縮小目標額を提示することになる。上記のような
最低必要口銭率及び取引目標をユーザに提示することにより、リアルタイムな信用情報コンサルティングが可能となる。更に、好ましい実施形態では、上記数値を提供するだけではなく、フィールド3670に適当なコメントを表示させることができうる。当該コメントは、最低必要口銭率及び取引拡大目標額の値に応じて、予め登録してあるコメントを表示させるのが好ましい。他の好ましい実施形態では、集中与信管理表示3675を表示させることができる。集中与信管理とは、当該与信先企業が重要取引先である場合、所定の条件下で高率の信用を付与することをいう。この場合、常時、取引先の業状を把握し、信用状況が悪化した場合でも、合理化協力、支援協力、経営参加又は取引停止、撤退等の対応策が直ちに可能となるような管理を行う必要がある。好ましい実施形態では、ユーザの売込月商額が与信先企業の月商の15%超である場合(即ち、与信先の月商の15%を1ヶ月間に売り込む場合)、当該与信先企業を集中与信先という。このような状況に該当した場合、本発明にかかる与信管理システムでは「集中管理が必要です」3675というアラートを表示させることができる。
電子商取引における金融サービス
更に別の実施形態では、本発明に係る電子商取引においてユーザに種々の金融サービスを提供することができる。図38に、ユーザが与信先企業と電子商取引を行う際に金融サービスを選択することができるユーザインターフェースを備えた端末側画面の一例を示す(3800)。好ましい実施形態では、ユーザは所望の金融サービスが表示されたボタン3810をクリックすることができる。また、所定の金融サービスを選択するにあたって、特定の条件を設定することが可能である。好ましい実施形態では、予め特定の条件をリスト表示したユーザインターフェース3820を提供することができ、ユーザは入力デバイスを介して1以上の条件を選択することができる。図38では、「顧客ポートフォリオ全体のリスクを下げたい」、「リスクヘッジ額より料率が低い方が良い」及び「煩雑な手続は避けたい」という3つの条件を選択した例を示す。
ることができる。特に、所定の与信先企業情報を略リアルタイム若しくは日毎に更新して提供することにより、より柔軟な与信判断サービスを提供することができる。更に、ポートフォリオ管理した与信先企業との商取引を行う際に種々の金融サービスを提供することができる。
項目指示子 点数
商号 1点
郵便番号 2点
所在地 2点
電話番号 2点
FAX 2点
代表取締役 3点
資本金 3点
設立 4点
創業 4点
従業員 5点
証券コード 6点
そして、実際にデータが取得できた場合に、以下の綱目毎に得点を加算する。
項目指示子 点数
商号 1点
郵便番号 2点
所在地 2点
電話番号 2点
FAX 2点
代表取締役 3点
資本金 3点
設立 4点
創業 4点
従業員 5点
証券コード 6点
更に、好ましい実施形態ではWebサイトクローラ3910が、クローリングして、収集したウェブサイトのURLについても以下のように得点を設定することができる。
得点
トップドメインしかないURL 0点
ドメイン以降の指定があるURL 10点
かかる好ましい実施形態では、合計点の最大値は78となる。企業情報ページだと判別する閾値は、おおよそ20乃至30前後を目安とすることができる。
20・・・ECリスクマネージメントサイト
30・・・企業情報データベース
40・・・認証局
51,52,53...・・・売手
61,62,63...・・・買手
81・・・不安情報・クレームデータ
83・・・企業データ
84・・・支払いぶりデータ
100、110・・・与信判断システム
111,112,113・・・ユーザ
120・・・企業データ
1120・・・認証局
1121・・・審査局
1122・・・決済局
1123・・・物流局
1124・・・コンテンツ提供局
1130・・・取引サイト
1131・・・認証・与信サーバ
1132・・・決済サーバ
1133・・・物流サーバ
1134・・・コンテンツサーバ
1135・・・電子商取引サーバ
1136・・・データベース
3210、3220・・・ユーザ認証手段へユーザ情報を提供する入力フィールド
3310・・・ユーザ情報特定手段により特定されたユーザ企業情報
3400・・・ユーザ側端末から訂正可能なユーザ企業情報
3510・・・与信先企業特定手段に情報を提供する与信先企業情報入力フィールド
3520・・・希望取引限度額入力フィールド
3540・・・月商入力フィールド
3550・・・回収月数入力フィールド
3610・・・与信先企業情報
3620・・・ランク表示フィールド
3630・・・推薦限度額表示フィールド
3640・・・希望限度額表示フィールド
3650・・・最低必要口銭率表示フィールド
3660・・・取引目標額表示フィールド
3670・・・与信判断コメント表示フィールド
3710・・・与信先企業ポートフォリオ管理画面
3720,3730,3740・・・ソートボタン
3800・・・金融サービス提供画面
3810・・・金融サービス選択ボタン
3820・・・金融サービス適用条件リスト
Claims (5)
- コンピュータネットワーク上に構築されたサイト上で企業と企業とがリアルタイムの与信判断に基づいて商取引を可能にする商取引与信システムにおいて、
前記サイトを管理するコンピュータが、
前記サイト上での商取引に売主または買主として新たに関与しようとする者が入力した参加条件のデータを前記コンピュータが審査局に参加条件を判断させ、参加の条件を充足している場合に取引者として前記コンピュータが認証させる取引者認証手段と、
前記認証を受けた取引者に関する、資本金、売上高及び業歴の少なくとも一つを含む所定の企業データに基づいて前記取引者のランクを前記コンピュータが設定させるランク設定手段であって、前記企業データが、Webサイトクローラによって収集されたデータから、所定の得点方式で集計し、判別手段(3960)により企業情報か否かを判別し、企業情報を抽出し、中継ファイル(3970)に出力し、該中継ファイル(3970)を経て企業情報データベース(30)に格納されたデータから抽出された企業情報に基づくものであることを特徴とする、ランク設定手段と、
該ランク設定手段によって設定されたランクに基づいて前記取引者の前記商取引の取引限度額を前記コンピュータが設定させる取引限度額設定手段と、
前記設定されたランクに基づいて与信先企業の倒産確率を算出させる倒産確率評価手段と、
前記商取引の額が該商取引の売主または買主の前記取引限度額を超える場合に前記コンピュータが前記商取引を制限させる商取引制限手段であって、前記取引限度額を超える場合に売主または買主に警告を発し、若しくは商取引を停止させることを特徴とする商取引制限手段と、
前記認証を受けた取引者に関し前記サイト上での過去の取引に関する所定の取引データを前記コンピュータが管理させる取引データ管理手段であって、前記ランクを決定するに際して該取引データ管理手段によって管理されている前記取引データを参照させ、所定の条件にしたがってランクを設定させる判断をさせることを特徴とする取引データ管理手段と、
前記算出された倒産確率と、与信先企業の資本コスト率と、与信先企業の経費率との和を最低必要口銭率として設定させる口銭率評価手段と、
を有し、
前記取引データには、前記商取引において何らかのクレームがあったかどうかに関する前記取引者についてのクレーム情報、取引者の倒産情報、取引者が関与する手形の不渡りに関する情報、最低必要口銭率、取引者が関与する差し押さえに関する情報、何らかの経営の悪化を示す兆候の有無についての前記取引者に関する不安情報の少なくとも1つの情報が含まれることを特徴とし、前記得点方式は特定の項目指示子が存在する場合、項目毎に得点を定めて加算し、所定の閾値を超えた場合に企業情報のページであると判断することを特徴とし、前記中継ファイル(3970)を用いることにより常に新鮮な企業情報に基づいた与信管理を行うことが出来ることを特徴とする商取引与信システム。 - 前記取引データには、前記商取引における取引者の支払いぶりに関する情報が含まれており、前記取引データ管理手段は、所定期間ごとに取引者の支払いぶりに関する情報をチェックし前記企業データに反映させるようになっており、
前記企業データを数値で評価し、その数値評価に基づいて前記ランクが決定されることを特徴とし、
取引者の平均月商と前記企業データの数値評価に基づいて前記取引限度額を決定することを特徴とする請求項1に記載の商取引与信システム。 - 前記取引データに基づき、所定の期間内に所定回数以上前記商取引を行った取引者の前記ランクを上位に変更するように構成され、
前記取引データに基づき、所定の期間内に所定日数以上の遅延支払いの商取引を行った取引者の前記ランクを下位に変更するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の商取引与信システム。 - コンピュータネットワーク上に構築されたサイト上で企業と企業とがリアルタイムの与信判断に基づいて商取引を可能にする商取引与信方法において、
前記サイトを管理するコンピュータが、
前記サイト上での商取引に売主または買主として新たに関与しようとする者が入力した参加条件のデータを審査局に参加条件を判断させ、参加の条件を充足している場合に取引者として前記コンピュータが認証させるステップと、
前記認証を受けた取引者に関する、資本金、売上高及び業歴の少なくとも一つを含む所定の企業データに基づいて前記取引者のランクを前記コンピュータが設定させるステップであって、前記企業データが、Webサイトクローラによって収集されたデータから、所定の得点方式で集計し、判別手段(3960)により企業情報か否かを判別し、企業情報を抽出し、中継ファイル(3970)に出力し、該中継ファイル(3970)を経て企業情報データベース(30)に格納されたデータから抽出された企業情報に基づくものであることを特徴とする、ランク設定手段と、
該ランクに基づいて前記取引者の前記商取引の取引限度額を前記コンピュータが設定させるステップと、
前記設定されたランクに基づいて与信先企業の倒産確率を算出させるステップと、
前記商取引の額が該商取引の売主または買主の前記取引限度額を超える場合に前記コンピュータが前記商取引を制限させるステップであって、売主または買主に警告を発し、若しくは商取引を停止させることを特徴とするステップと、
前記認証を受けた取引者に関し前記サイト上での過去の取引に関する所定の取引データを前記コンピュータが管理させるステップであって、前記ランクを決定するに際して該管理させるステップによって管理されている前記取引データを参照し、所定の条件にしたがってランクを設定させる判断をさせることを特徴とするステップと、
前記算出された倒産確率と、与信先企業の資本コスト率と、与信先企業の経費率との和を最低必要口銭率として設定させるステップと、
を有し、
前記取引データには、前記商取引において何らかのクレームがあったかどうかに関する前記取引者についてのクレーム情報、取引者の倒産情報、取引者が関与する手形の不渡りに関する情報、最低必要口銭率、取引者が関与する差し押さえに関する情報、何らかの経営の悪化を示す兆候の有無についての前記取引者に関する不安情報の少なくとも1つの情報が含まれることを特徴とし、前記得点方式は特定の項目指示子が存在する場合、項目毎に得点を定めて加算し、所定の閾値を超えた場合に企業情報のページであると判断することを特徴とし、前記中継ファイル(3970)を用いることにより常に新鮮な企業情報に基づいた与信管理を行うことが出来ることを特徴とする商取引与信方法。 - 前記商取引に関与する者の企業名を含む名称を少なくともサイトオーナーは識別することができるが、前記サイト内で特定の識別標識により取引者を特定することにより、買主又は売主は選択により匿名で商取引を行うようになっており、
前記取引データには、前記商取引における取引者の支払いぶりに関する情報が含まれており、前記取引データを前記コンピュータが管理させるステップは、所定期間ごとに取引者の支払いぶりに関する情報をチェックし前記企業データに反映させることを特徴とし、
前記企業データを数値で評価し、その数値評価に基づいて前記ランクが決定されることを特徴とし、
取引者の平均月商と前記企業データの数値評価に基づいて前記取引限度額を決定することを特徴とする請求項4に記載の与信方法。
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