JP2003271824A - 振込依頼処理装置および方法 - Google Patents

振込依頼処理装置および方法

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JP2003271824A
JP2003271824A JP2002070777A JP2002070777A JP2003271824A JP 2003271824 A JP2003271824 A JP 2003271824A JP 2002070777 A JP2002070777 A JP 2002070777A JP 2002070777 A JP2002070777 A JP 2002070777A JP 2003271824 A JP2003271824 A JP 2003271824A
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JP2002070777A
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Tetsushi Hirose
哲士 廣瀬
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MUFG Bank Ltd
Original Assignee
Bank of Tokyo Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振込依頼に対する振込が不能となった場合の
手続きを簡便化する。 【解決手段】 依頼人から振込依頼があると(S100)、振
込依頼電文を作成し(S102)、その際、依頼人が自動返金
サービスの対象顧客であれば、照会不要フラグをセット
する(S104,S106)。振込元口座から資金を引き落とす
(S108)と共に振込依頼電文を送出する(S110)。被仕
向ホストコンピュータ12にて振込不能となり、かつ、
振込依頼電文に照会不要フラグがセットされていれば、
資金返還電文が返送される(S118)。この資金返金電文
に基づいて返金処理を行い(S120〜S124)、さらに、組
戻明細データを作成する(S126)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金融機関において顧
客からの振込依頼を処理するためのシステムおよび方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】金融機関の振込サービスにおいて、顧客
からの振込依頼の内容に口座番号や受取人名等の誤りが
ある場合は、指定された振込先口座への振込を行うこと
ができない。従来、このような振込不能が発生した場合
には以下の手続きが行なわれている。先ず、振込先金融
機関から振込元金融機関へ照会電文が送信される。照会
電文を受けた振込元金融機関では、該当する振込依頼人
に対して電話等により振込不能の旨を連絡し、振込依頼
人から訂正または組戻しの指示を受けたうえで、依頼人
本人であることの確認のために訂正・組戻し依頼書を徴
求する。そして、振込依頼人から受け取った訂正・組戻
し依頼書に基づいて、振込依頼の訂正または組戻しの処
理を実行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、振込依
頼に対する振込処理が不能である場合、組戻し・訂正の
依頼が振込依頼人本人からのものであることを確認する
ために、紙ベースの手続きが必要となっている。しかし
ながら、このような手続きは、特に、大量の振込依頼を
行なう企業等の顧客にとって、振込不能が発生する都
度、逐一通知を連絡を受けてそれに対応しなければなら
ず、煩わしい。また、金融機関にとっても、振込が不能
の旨を振込依頼人(企業の場合はその担当者)へ連絡し
なければならず、相手方の不在等のためすぐに連絡がつ
かない場合には何度も連絡を試みることが必要になる
等、業務効率が悪い。このように、従来の振込不能時の
手続きは振込依頼人および金融機関の双方にとって不便
なものであった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、振込依頼に対する振込が不能となった場合の手続
きを簡便化することが可能な振込依頼処理装置および方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、顧客からの振込依頼
を処理するための振込依頼処理装置であって、前記振込
依頼に応じて振込元口座から資金を引き落とす引落し手
段と、前記振込依頼に応じて振込先口座への振込を行な
うための処理を実行する振込処理手段と、前記振込処理
手段による振込が不能である場合に、該当する振込依頼
の依頼人について予め定められた口座への返金処理を実
行する返金手段とを備えることを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1記載の振込依頼処理装置において、前記振込処理手
段は、前記振込依頼の振込先が他の金融機関の口座であ
る場合に、当該振込先金融機関宛の振込依頼信号を送出
する振込依頼送出手段を含み、前記返金手段は、前記振
込依頼信号に応じた振込が不能である旨の通知信号を受
信した場合に前記返金処理を実行する手段を含むことを
特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載された発明は、請求
項2記載の振込依頼処理装置において、前記通知信号を
受信した場合に、該当する振込依頼人に宛てた振込不能
通知を送信する手段を備えることを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載された発明は、請求
項2または3記載の振込依頼処理装置において、前記振
込依頼送出手段は、前記振込依頼信号を、金融機関のシ
ステム間を接続するネットワークシステムへ送出し、前
記ネットワークシステムは、前記送出された振込依頼信
号をその振込先金融機関のシステムへ伝送し、前記通知
信号は、当該振込先金融機関のシステムから前記ネット
ワークシステムを介して送信されてくることを特徴とす
る。
【0009】また、請求項5に記載された発明は、請求
項2乃至4のうち何れか1項記載の振込依頼処理装置に
おいて、振込依頼に対する振込が不能の場合には一律に
返金すべき振込依頼人として予め指定された顧客が登録
されたデータベースを参照する手段を備え、前記振込依
頼送出手段は、当該振込依頼の依頼人が前記データベー
スに記録されている場合に、所定の情報を前記振込依頼
信号に付加して送出し、前記所定の情報が付加された振
込依頼信号に応じた振込が不能となった場合に送信され
てくる前記通知信号は、振込不能となった振込依頼信号
を識別するための識別情報を含む資金返還信号であるこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項6に記載された発明は、請求
項5記載の振込依頼処理装置において、前記データベー
スには、各振込依頼人について返金用口座を特定するた
めの口座情報が記録されており、前記返金手段は、前記
資金返還信号に含まれる前記識別情報に基づいて振込不
能となった振込依頼を特定し、該特定した振込依頼の依
頼人についての口座情報を前記データベースから取得
し、該取得した口座情報で特定される返金用口座への返
金処理を実行することを特徴とする。
【0011】また、請求項7に記載された発明は、請求
項5または6記載の振込依頼処理装置において、前記資
金返還信号を受信した場合に、当該資金返還信号に基づ
いて、顧客が電子データで振込依頼を行なう場合の振込
依頼データと同じデータ形式を有する組戻明細通知デー
タを作成する手段を備えることを特徴とする。
【0012】また、請求項8に記載された発明は、請求
項1乃至7のうち何れか1項記載の振込依頼処理装置に
おいて、前記返金手段は、当該振込依頼の振込額から所
定の組戻手数料を差し引いた額の資金を前記返金用口座
へ入金する処理を行なうことを特徴とする。
【0013】また、請求項9に記載された発明は、振込
元金融機関からの振込依頼を処理するための振込依頼処
理装置であって、振込元金融機関のシステムから振込依
頼信号を受信する手段と、前記受信した振込依頼信号に
応じて振込先口座への入金が可能である場合には入金処
理を行う手段と、前記受信した振込依頼信号に応じて振
込先口座への入金を行なうことが不能である場合には、
当該振込依頼信号に照会不要を表す所定の情報が付加さ
れているか否かを判別し、付加されている場合には、当
該振込依頼信号を識別するための識別情報を含む資金返
還用の電文を前記振込元金融機関のシステムへ送信する
手段とを備えることを特徴とする。
【0014】また、請求項10乃至13に記載された発
明は、振込依頼を処理するための振込依頼処理方法に係
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
るシステムの全体構成図である。本実施形態のシステム
は、金融機関と予め契約を交わした顧客に対して、振込
依頼に応じた振込が不能である場合に、依頼人への照会
を行なうことなく、予め指定した口座へ一律に返金処理
を行なうサービス(以下、自動返金サービスという)を
提供する機能を有している。なお、本実施形態では、顧
客が仕向金融機関(振込元金融機関)Aの口座から被仕
向金融機関(振込先金融機関)Bの口座への振込依頼を
行なうものとして説明する。
【0016】図1に示すように、仕向金融機関Aのホス
トコンピュータ(以下、仕向ホストコンピュータとい
う)10と、被仕向金融機関Bのホストコンピュータ
(以下、被仕向ホストコンピュータという)12とは、
全銀データ通信システム等のネットワークシステム14
を介して相互に接続されている。また、仕向ホストコン
ピュータ10には、金融機関Aが電子バンキング(ファ
ームバンキング、インターネットバンキング、テレフォ
ンバンキング等)のサービスを提供するためのEBサー
バー16、各営業店に設置されたATM(Automatic Te
ller Machine;現金自動預入支払機)18、磁気テープ
(MT)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)等
の記録媒体に格納された振込依頼データを読み取るため
の端末20等が接続されている。また、仕向ホストコン
ピュータ10には、顧客データベース22および振込依
頼データベース24が設けられている。
【0017】顧客は、金融機関Aの営業店に出向いてA
TM18で振込操作を行い、あるいは、振込依頼データ
を記録したMTやFDを取引店窓口へ提出することによ
り振込依頼を行なう。また、顧客が金融機関Aとの間で
電子バンキングサービスの契約を交わしている場合に
は、コンピュータ端末や電話端末等からEBサーバー1
6へアクセスして振込依頼を行なうこともできる。顧客
からの振込依頼内容を表す振込依頼データは、その依頼
方法に応じて、ATM18、営業店端末20、またはE
Bサーバー16から仕向ホストコンピュータ10へ送ら
れる。仕向ホストコンピュータ10は、受け取った振込
依頼データを振込依頼データベース24に記録すると共
に、この振込依頼データに基づいて後述するような振込
のための処理を実行する。
【0018】図2は、振込依頼データベース24に記録
された振込依頼データの構成を示す。同図に示すよう
に、振込依頼データベース24には、依頼電文発信番
号、依頼日、依頼人名、依頼人の顧客番号、振込種類
(本実施形態では「電信」)、振込額、振込先金融機関
名・店名、振込先口座種目・口座番号、受取人名、依頼
方法(MT、ATM、電子バンキング等の別)等の項目
を含む振込依頼データが記録される。なお、依頼電文発
信番号は、後述するように振込依頼データに基づいて振
込依頼電文が作成される際に割り当てられる発信番号で
あり、振込依頼電文が作成される時点で振込依頼データ
ベース24に記録される。
【0019】また、顧客データベース22には、金融機
関Aとの間で自動返金サービスの契約を交わした顧客の
データが記録されている。図3は、顧客データベース2
2に記録された顧客データの構成を示す。同図に示すよ
うに、顧客データベース22には、各顧客について、顧
客番号、顧客氏名、顧客住所・電話番号等、返金用口座
口座種目・口座番号、連絡先メールアドレス等を含む顧
客データが記録される。
【0020】図4は、本実施形態において実行される処
理の流れを示す。顧客から金融機関Aに対して上記のよ
うに振込依頼が行なわれると(S100)、仕向ホスト
コンピュータ10は振込依頼データを振込依頼データベ
ース24に記録すると共に、振込依頼データに基づいて
振込処理のための振込依頼電文を作成する(S10
2)。
【0021】図5は、振込依頼電文の構成を示す。同図
に示すように、振込依頼電文には、宛先符号・通過番
号、取扱日、通信種目、付加コード、受信(振込先)金
融機関名・店名、振込金額、銀行間手数料、振込先口座
種目・口座番号、受取人名、依頼人名、備考欄、発信番
号、照会番号等の各欄が含まれている。このうち、発信
番号欄には、当該振込依頼電文に固有となるように割り
当てられた番号が格納され、また、照会番号欄は空欄と
される。
【0022】仕向ホストコンピュータ10は、振込依頼
電文の作成にあたり、振込依頼人が顧客データベース2
2に登録されているか否か(つまり、自動返金サービス
の対象顧客であるか否か)を判別する(S104)。そ
の結果、振込依頼人が顧客データベース22に登録され
ている場合には、振込依頼電文の付加コード欄に、自動
返金サービスの対象となる振込依頼であることを示す照
会不要フラグをセットする(S106)。そして、振込
元口座から振込依頼額および振込手数料を引き落とす
(S108)と共に、作成した振込依頼電文をネットワ
ークシステム14へ送出する(S109)。ネットワー
クシステム14へ送出された振込依頼電文は受信金融機
関の被仕向ホストコンピュータ12へ伝送される。
【0023】振込依頼電文を受信した被仕向ホストコン
ピュータ12は、振込依頼電文に応じた振込が可能であ
るか否か(具体的には、振込依頼電文で指定された振込
先口座番号の口座が存在し、かつ、その口座名義が受取
人名と一致するか否か)を判別し(S110)、振込可
能である場合には、振込先口座への入金処理を実行する
(S112)。一方、振込不能である場合には、被仕向
ホストコンピュータ12は、振込依頼電文に照会不要フ
ラグがセットされているか否かを判別し(S114)、
セットされていなければ、従来通り、振込不能を通知す
るための照会電文をネットワークシステム14へ送出す
る(S200)。
【0024】図6は、振込不能を通知する照会電文の構
成を示す。同図に示すように、照会電文には、宛先符号
・通過番号、受信金融機関名・店名、発信金融機関名・
店名、取扱日、通信種目、振込不能となった元の振込依
頼の振込金額、振込先口座種目・口座番号、振込不能事
由、発信番号、照会番号等の欄が含まれる。このうち、
照会番号の欄には、元の振込依頼電文の発信番号が格納
される。また、受信金融機関名として仕向金融機関Aが
格納され、これにより、当該照会電文は金融機関Aの仕
向ホストコンピュータ10へ伝送される。
【0025】照会電文を受信した仕向金融機関Aでは、
照会番号に基づいて振込不能となった振込依頼を特定
し、その振込依頼人へ振込が不能である旨を連絡する
(S202)。そして、振込依頼人から訂正・組戻し等
の回答指示を受けたうえで(S204)、訂正・組戻し
電文を被仕向ホストコンピュータ12宛に送信する(S
206)。このような振込不能時の振込依頼人への連絡
や、振込依頼人による訂正・組戻しの回答指示等の手続
きが金融機関および振込依頼人の双方にとって不便であ
ることは上記した通りである。
【0026】これに対して、本実施形態では、振込依頼
電文に照会不要フラグがセットされている場合には、被
仕向ホストコンピュータ12は、振込依頼電文の内容に
基づいて資金返還電文を作成して(S116)、ネット
ワークシステム14へ送出する(S118)。
【0027】図7は、資金返還電文の例を示す。同図に
示すように、資金返還電文には、宛先符号・通過番号、
受信金融機関名・店名、発信金融機関名・店名、取扱
日、通信種目、返還金額、振込不能となった元の振込依
頼の振込先口座種目・口座番号、受取人名、資金返還で
ある旨の文、発信番号、照会番号等の欄が含まれる。上
記照会電文の場合と同様に、照会番号の欄には元の振込
依頼電文の発信番号が格納され、また、受信金融機関名
の欄に仕向金融機関Aが格納されることで当該資金返還
電文は金融機関Aの仕向ホストコンピュータ10へ伝送
される。
【0028】なお、以上の説明では、振込不能の場合の
照会電文または資金返還電文の作成・送信を被仕向ホス
トコンピュータ12が全て自動的に行なうものとした
が、これらの処理に人手が介在してもよい。例えば、振
込不能である場合にその旨を端末に表示し、担当者が端
末操作を行なうことにより、照会電文または資金返還電
文を作成し、その送信指示を行なうようにしてもよい。
【0029】資金返還電文を受信した仕向ホストコンピ
ュータ10は、資金返還電文に含まれる元の振込依頼の
依頼人名・受取人名、および照会番号に基づき、振込依
頼データベース24を参照して、当該振込依頼の振込依
頼データを特定する(S120)。そして、特定した振
込依頼データの振込依頼人の顧客番号から、顧客データ
ベース22を参照して返金用口座情報を取得し(S12
2)、その口座へ振込依頼額から組戻手数料を差し引い
た額の資金を入金する(S124)。
【0030】また、仕向ホストコンピュータ10は、資
金返還電文に基づいて組戻明細データを作成する(S1
26)。この組戻明細通知データは、磁気テープやフロ
ッピーディスク等の記録媒体により振込依頼を行なう場
合の振込依頼データと同様のデータ形式を有しており、
資金返還電文で通知された振込不能事由が付加されてい
る。作成された組戻明細通知データは適宜な手段で振込
依頼人に提供される。例えば、組戻明細通知データを電
子メールに添付して送信してもよいし、あるいは、元の
振込依頼が電子バンキングによる依頼である場合には、
電子バンキングの顧客画面から参照あるいはダウンロー
ドできるようにしてもよい。
【0031】なお、被仕向金融機関Bにおいて資金返還
電文が端末操作によって作成された場合には、照会番号
等の誤入力のために元の振込依頼データを特定できない
ことが起こり得る。そのような資金返還電文について
は、仕向金融機関Aの担当者が人手で元の振込依頼を特
定し、端末操作により振込元口座への入金処理を行な
う。その際、組戻明細通知データ作成の指示操作も併せ
て行い、この指示操作に応じて仕向ホストコンピュータ
10が組戻明細通知データを作成するものとする。
【0032】上記のように組戻明細通知データは振込依
頼データと同様のフォーマットを有しているので、振込
依頼人は、組戻明細通知データを利用して若干の加工を
加えるだけで、再振込依頼のための振込依頼データを作
成することができる。そして、その振込依頼データを用
いて、再度振込依頼を行うことができる。
【0033】なお、上記の説明では、仕向金融機関Aと
被仕向金融機関Bとが別の金融機関であるものとした
が、同じ金融機関の振込元口座から振込先口座への振込
依頼についても上記と同様に、振込不能時に返金処理を
行なうようにしてもよい。すなわち、振込元口座と同じ
金融機関の振込先口座への振込依頼についてはネットワ
ークシステム14を介さずに金融機関内で処理が完結す
ることになるが、この場合にも、振込不能となった振込
依頼の依頼人が顧客データベース22に登録されている
(つまり自動返金サービスの対象顧客である)場合に
は、当該顧客について指定された返金用口座へ返金処理
を行なうのである。
【0034】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、自動返金サービスの対象者からの振込依頼につい
て、振込不能の場合には一律に指定口座への返金処理を
行なう。このため、従前のように、振込不能が生じた場
合にその都度振込依頼人へ照会し、振込依頼人からの回
答指示に基づく訂正あるいは組戻しを行なうなどの煩雑
な処理が不要となる。したがって、本実施形態のシステ
ムによれば、振込不能時の処理を簡便化することがで
き、振込依頼人および金融機関の双方にとって利便性の
高い振込サービスを実現できる。
【0035】なお、上記のように自動返金サービスは金
融機関にとってもメリットが大きいため、その見返りと
して自動返金サービスの対象である顧客に対する組戻手
数料を割り引くようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、振込依頼に対する振込
が不能となった場合の手続きを簡便化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるシステムの全体構成
図である。
【図2】振込依頼データベースに記録された振込依頼デ
ータの構成を示す図である。
【図3】顧客データベースに登録された顧客データの構
成を示す図である
【図4】本実施形態において実行される処理の流れを示
す図である。
【図5】振込依頼電文の一例を示す図である。
【図6】振込不能を通知する照会電文の一例を示す図で
ある。
【図7】資金返還電文の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 仕向ホストコンピュータ 12 被仕向ホストコンピュータ 14 ネットワークシステム 22 顧客データベース 24 振込依頼データベース

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客からの振込依頼を処理するための振
    込依頼処理装置であって、 前記振込依頼に応じて振込元口座から資金を引き落とす
    引落し手段と、 前記振込依頼に応じて振込先口座への振込を行なうため
    の処理を実行する振込処理手段と、 前記振込処理手段による振込が不能である場合に、該当
    する振込依頼の依頼人について予め定められた口座への
    返金処理を実行する返金手段とを備えることを特徴とす
    る振込依頼処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の振込依頼処理装置におい
    て、 前記振込処理手段は、前記振込依頼の振込先が他の金融
    機関の口座である場合に、当該振込先金融機関宛の振込
    依頼信号を送出する振込依頼送出手段を含み、 前記返金手段は、前記振込依頼信号に応じた振込が不能
    である旨の通知信号を受信した場合に前記返金処理を実
    行する手段を含むことを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の振込依頼処理装置におい
    て、 前記通知信号を受信した場合に、該当する振込依頼人に
    宛てた振込不能通知を送信する手段を備えることを特徴
    とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の振込依頼処理装
    置において、 前記振込依頼送出手段は、前記振込依頼信号を、金融機
    関のシステム間を接続するネットワークシステムへ送出
    し、 前記ネットワークシステムは、前記送出された振込依頼
    信号をその振込先金融機関のシステムへ伝送し、 前記通知信号は、当該振込先金融機関のシステムから前
    記ネットワークシステムを介して送信されてくることを
    特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のうち何れか1項記載の
    振込依頼処理装置において、 振込依頼に対する振込が不能の場合には一律に返金処理
    を行なうべき振込依頼人として予め指定された顧客が登
    録されたデータベースを参照する手段を備え、前記振込
    依頼送出手段は、当該振込依頼の依頼人が前記データベ
    ースに記録されている場合に、所定の情報を前記振込依
    頼信号に付加して送出し、 前記所定の情報が付加された振込依頼信号に応じた振込
    が不能となった場合に送信されてくる前記通知信号は、
    振込不能となった振込依頼信号を識別するための識別情
    報を含む資金返還信号であることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の振込依頼処理装置におい
    て、 前記データベースには、各顧客について返金用口座を特
    定するための口座情報が記録されており、 前記返金手段は、前記資金返還信号に含まれる前記識別
    情報に基づいて振込不能となった振込依頼を特定し、該
    特定した振込依頼の依頼人についての口座情報を前記デ
    ータベースから取得し、該取得した口座情報で特定され
    る返金用口座への返金処理を実行することを特徴とする
    振込依頼処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の振込依頼処理装
    置において、 前記資金返還信号を受信した場合に、当該資金返還信号
    に基づいて、顧客が電子データで振込依頼を行なう場合
    の振込依頼データと同じデータ形式を有する組戻明細通
    知データを作成する手段を備えることを特徴とする装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のうち何れか1項記載の
    振込依頼処理装置において、前記返金手段は、当該振込
    依頼の振込額から所定の組戻手数料を差し引いた額の資
    金を前記返金用口座へ入金する処理を行なうことを特徴
    とする装置。
  9. 【請求項9】 振込元金融機関からの振込依頼を処理す
    るための振込依頼処理装置であって、 振込元金融機関のシステムから振込依頼信号を受信する
    手段と、 前記受信した振込依頼信号に応じて振込先口座への入金
    が可能である場合には入金処理を行う手段と、 前記受信した振込依頼信号に応じて振込先口座への入金
    を行なうことが不能である場合には、当該振込依頼信号
    に照会不要を表す所定の情報が付加されているか否かを
    判別し、付加されている場合には、当該振込依頼信号を
    識別するための識別情報を含む資金返還用の電文を前記
    振込元金融機関のシステムへ送信する手段とを備えるこ
    とを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 顧客からの振込依頼を処理するための
    振込依頼処理方法であって、 前記振込依頼に応じて振込元口座から資金を引き落とす
    第1ステップと、 前記振込依頼に応じて振込先口座への振込を行なうため
    の処理を実行する第2ステップと、 前記振込処理手段による振込が不能である場合に、該当
    する振込依頼の依頼人について予め定められた口座への
    返金処理を実行する第3ステップとを備えることを特徴
    とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の振込依頼処理方法に
    おいて、 前記第2ステップは、前記振込依頼の振込先が他の金融
    機関の口座である場合に、当該振込先金融機関宛の振込
    依頼信号を送出するステップを含み、 前記第3ステップは、前記振込依頼信号に応じた振込が
    不能である旨の通知信号を受信した場合に前記返金処理
    を実行するステップを含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 振込元金融機関からの振込依頼を処理
    するための振込依頼処理方法であって、 振込元金融機関のシステムから振込依頼信号を受信する
    ステップと、 前記受信した振込依頼信号に応じて振込先口座への入金
    が可能である場合には入金処理を行うステップと、 前記受信した振込依頼信号に応じて振込先口座への入金
    を行なうことが不能である場合には、当該振込依頼信号
    に照会不要を表す所定の情報が付加されているか否かを
    判別し、付加されている場合には、当該振込依頼信号を
    識別するための識別情報を含む資金返還用の電文を前記
    振込元金融機関のシステム宛に送信するステップとを備
    えることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 顧客からの振込依頼を処理するための
    振込依頼処理方法であって、 振込元金融機関のシステムにおいて、前記振込依頼に応
    じて振込元口座から資金を引き落とすと共に、振込先金
    融機関宛の振込依頼信号を送出し、 振込先金融機関のシステムにおいて、前記振込元金融機
    関のシステムから送信された振込依頼信号を受信し、該
    受信した振込依頼信号に応じて振込先口座への入金が可
    能である場合には入金処理を行い、前記受信した振込依
    頼信号に応じて振込先口座への入金を行なうことが不能
    である場合には、当該振込依頼信号に照会不要を表す所
    定の情報が付加されているか否かを判別して、付加され
    ている場合には、当該振込依頼信号を識別するための識
    別情報を含む資金返還信号を該当する振込元金融機関の
    システム宛に送信し、 前記振込元金融機関のシステムにおいて、前記資金返還
    信号を受信した場合に、当該資金返還信号に含まれる前
    記識別情報に基づいて振込不能となった振込依頼を特定
    し、該特定した振込依頼の依頼人について予め指定され
    た返金用口座への返金処理を実行することを特徴とする
    方法。
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