JP2004246613A - 組戻し対応資金管理システム、組戻し対応資金管理システム用プログラム、組戻し対応資金管理システム用プログラムを記録した記録媒体、及び組戻し対応資金管理システムに使用可能な組戻しデータフォーマット - Google Patents
組戻し対応資金管理システム、組戻し対応資金管理システム用プログラム、組戻し対応資金管理システム用プログラムを記録した記録媒体、及び組戻し対応資金管理システムに使用可能な組戻しデータフォーマット Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】資金管理システム10は、子会社a1,a2…からの支払依頼に応じて支払元情報を含む支払依頼データを記録し、該支払依頼データに基づいて複数の支払案件をまとめた支払代行データを作成し、該支払代行データを銀行A,B,Cに伝送して各支払案件を処理させる。また、資金管理システム10は、組戻し発生時に銀行A,B,Cが作成する支払元情報を含む組戻しデータを自動的に取得し、該組戻しデータと記録している支払依頼データとを突合して両データに含まれている支払元情報から上記組戻しがいずれの子会社a1,a2…の支払案件に関するものかを自動的に特定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の企業が所属するグループにおいて該グループ所属企業の資金を一括管理する資金管理システム、より詳しくは、組戻しが発生したときの対応が改善された資金管理システム、そのシステム用プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、及びそのシステムに使用可能な組戻しデータフォーマットに関し、コンピュータによる業務管理技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
本明細書でいう「グループ」には、例えば資本関係を有する親会社と子会社、関係会社と関連会社等で構成されるグループの他、支払い代行サービスを業務とするサービス提供企業とそのサービスの提供を受ける顧客企業とで構成されるグループ等が含まれる。
【0003】
複数の企業で構成される企業グループにおいて該グループ所属企業の資金を一括管理するシステムが知られている。例えば特許文献1には、金融機関に設置した集中口座とグループ所属企業の口座とをリンクさせ、これらの口座間でグループ所属企業の口座残高が常に零又は一定金額になるように資金移動を行うようにした資金管理システムが開示されている。また、グループ所属企業からグループ外企業への支払代行サービスを行うようにした資金管理システムも提案されている。その場合、複数のグループ所属企業から依頼された複数の支払案件を1つにまとめて支払うと、支払代行業務の効率化、グループ全体の支払件数の減少、手数料の削減等が図られる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−339391号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように複数のグループ所属企業からの複数の支払案件をまとめて支払った場合に、例えば支払先の口座番号や口座名義等にエラーがあって組戻しが発生したときには、次のような対応が要求される。まず、その組戻しがいずれのグループ所属企業の支払案件に関するものかを特定しなければならない。また、特定したグループ所属企業に対して、組戻しが発生したことを通知しなければならない。さらに、特定したグループ所属企業に対して、組戻しの原因となったエラー情報を修正させたり、組戻された支払案件の処理方法を選択させなければならない。
【0006】
しかし、従来のシステムでは、担当者が自らデータを突合してグループ所属企業の特定を行っていたので、組戻しの対応に時間がかかり、担当者の負担が大きかった。また、次に、グループ所属企業を特定した後において、担当者がいちいちシステムの表示画面をクリックして、特定したグループ所属企業に対する組戻し発生の通知や、エラー情報の修正や、処理方法の選択等の作業を進めていたのでは、やはり組戻し対応が円滑でなく効率的でない。
【0007】
そこで、本発明は、グループ所属企業の支払を代行するようにした資金管理システムにおいて、組戻しが発生した場合の対応を改善し、担当者の負担を軽減すること、及び円滑で効率的な組戻し対応を提供することを課題とする。以下、その他の課題を含め、本発明を詳しく説明する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明は、グループに所属する複数の企業の資金を一括管理するシステムであって、グループ所属企業からの支払依頼に応じて少なくとも支払元情報を含む支払依頼データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている支払依頼データに基づいて複数の支払案件をまとめた支払代行データを作成する作成手段と、該作成手段で作成された支払代行データを金融機関に伝送して各支払案件を処理させる伝送手段と、組戻し発生時に上記金融機関が作成する少なくとも支払元情報を含む組戻しデータを取得する取得手段と、該取得手段で取得された組戻しデータと上記記録手段に記録されている支払依頼データとを突合して両データに含まれている支払元情報から上記組戻しがいずれのグループ所属企業の支払案件に関するものかを特定する支払元特定手段とを有することを特徴とする組戻し対応資金管理システムに関する。
【0009】
この発明によれば、グループ所属企業からの支払依頼に応じて支払依頼データが記録され、該支払依頼データに基づいて複数の支払案件をまとめた支払代行データが作成され、そして該支払代行データが金融機関に伝送されて代行処理される。
【0010】
その場合に、上記支払依頼データには、少なくとも支払元情報、すなわち支払依頼をしたグループ所属企業の情報が含まれ、一方、組戻し発生時に作成される組戻しデータにも、同様に、少なくとも支払元情報が含まれているから、これらの組戻しデータと支払依頼データとを突合すれば、両データに含まれている支払元情報に基づいて、この組戻しがいずれのグループ所属企業の支払案件に関するものかを確実に特定することが可能となる。
【0011】
しかも、上記組戻しデータの取得、組戻しデータと支払依頼データとの突合、及びグループ所属企業の特定といった作業を、人の手を煩わせず、当該システムが自動的に行うから、担当者の負担が軽減されると共に、組戻しの対応が円滑で効率的に行われ、時間的にも精度的にも改善する。
【0012】
次に、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の組戻し対応資金管理システムにおいて、記録手段は、支払元情報の他、支払先情報、支払金額情報及び支払日情報のうちの少なくとも1つよりなる付加情報を含む支払依頼データを記録し、取得手段は、支払元情報の他、支払先情報、支払金額情報及び支払日情報のうちの少なくとも1つよりなる付加情報を含む組戻しデータを取得すると共に、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業の支払案件が複数あるときは、上記両データに含まれている付加情報から、組戻しがそのうちのいずれの支払案件に関するものかを特定する支払案件特定手段を有することを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、支払依頼データ及び組戻しデータには、それぞれ、支払元情報に加えて、支払先情報、支払金額情報及び支払日情報のうちの少なくとも1つからなる付加情報が含まれているから、これらの組戻しデータと支払依頼データとを突合すれば、両データに含まれている付加情報に基づいて、たとえ特定したグループ所属企業の支払案件が複数あっても、組戻しがそのうちのいずれの支払案件に関するものかを確実に特定することが可能となる。
【0014】
次に、請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は請求項2に記載の組戻し対応資金管理システムにおいて、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しが発生したことを通知する通知手段を有することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、特定したグループ所属企業に対して組戻しの発生を通知するといったグループ所属企業を特定した後に行うべき作業もまた、人の手を煩わせず、当該システムが自動的に行うから、ここにおいても、担当者の負担が軽減されると共に、組戻しの対応が円滑で効率的に行われ、時間的にも精度的にも改善する。
【0016】
次に、請求項4に記載の発明は、上記請求項1から請求項3のいずれかに記載の組戻し対応資金管理システムにおいて、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しの原因となったエラー情報を修正させる修正手段と、同じく支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻された支払案件の処理方法を選択させる選択手段と、該選択手段で再処理が選択されたときは、上記修正手段で修正された情報に基づいて、上記支払案件を再処理する再処理手段とを有することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、特定したグループ所属企業に対してエラー情報を修正させたり、支払案件の処理方法を選択させるといったグループ所属企業を特定した後に行うべきさらに他の作業もまた、人の手を煩わせず、当該システムが自動的に行うから、ここにおいても、担当者の負担が軽減されると共に、組戻しの対応が円滑で効率的に行われ、時間的にも精度的にも改善する。
【0018】
しかも、再処理が選択されたときには、当該システムが上記修正された情報に基づいて支払案件を自動的に再処理するから、ここにおいても、担当者の負担が軽減されると共に、組戻しの対応が円滑で効率的に行われ、時間的にも精度的にも改善する。
【0019】
次に、請求項5に記載の発明は、上記請求項1から請求項4のいずれかに記載の組戻し対応資金管理システムにおいて、支払依頼データの作成の基礎となる情報を登録する登録手段を有し、記録手段は、上記登録手段に登録されている基礎情報を参照して作成された支払依頼データを記録すると共に、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しの原因となったエラー情報を修正させる修正手段と、該修正手段で修正された情報を上記登録手段に登録されている基礎情報に反映する反映手段とを有することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、特定したグループ所属企業によってエラー情報が修正されたときには、当該システムが上記修正された情報を自動的に基礎情報に反映するから、ここにおいても、担当者の負担が軽減されると共に、組戻しの対応が円滑で効率的に行われ、時間的にも精度的にも改善する。
【0021】
一方、請求項6に記載の発明は、グループに属する複数の企業の資金を一括管理するシステム用のプログラムであって、コンピュータを、グループ所属企業からの支払依頼に応じて少なくとも支払元情報を含む支払依頼データを記録する記録手段、該記録手段に記録されている支払依頼データに基づいて複数の支払案件をまとめた支払代行データを作成する作成手段、該作成手段で作成された支払代行データを金融機関に伝送して各支払案件を処理させる伝送手段、組戻し発生時に上記金融機関が作成する少なくとも支払元情報を含む組戻しデータを取得する取得手段、及び該取得手段で取得された組戻しデータと上記記録手段に記録されている支払依頼データとを突合して両データに含まれている支払元情報から上記組戻しがいずれのグループ所属企業の支払案件に関するものかを特定する支払元特定手段として機能させることを特徴とする組戻し対応資金管理システム用プログラムに関する。
【0022】
次に、請求項7に記載の発明は、上記請求項6に記載の組戻し対応資金管理システム用プログラムにおいて、コンピュータを、記録手段として機能させるときは、支払元情報の他、支払先情報、支払金額情報及び支払日情報のうちの少なくとも1つよりなる付加情報を含む支払依頼データを記録するように機能させ、取得手段として機能させるときは、支払元情報の他、支払先情報、支払金額情報及び支払日情報のうちの少なくとも1つよりなる付加情報を含む組戻しデータを取得するように機能させると共に、コンピュータを、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業の支払案件が複数あるときは、上記両データに含まれている付加情報から、組戻しがそのうちのいずれの支払案件に関するものかを特定する支払案件特定手段として機能させることを特徴とする。
【0023】
次に、請求項8に記載の発明は、上記請求項6又は請求項7に記載の組戻し対応資金管理システム用プログラムにおいて、コンピュータを、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しが発生したことを通知する通知手段として機能させることを特徴とする。
【0024】
次に、請求項9に記載の発明は、上記請求項6から請求項8のいずれかに記載の組戻し対応資金管理システム用プログラムにおいて、コンピュータを、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しの原因となったエラー情報を修正させる修正手段、同じく支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻された支払案件の処理方法を選択させる選択手段、及び該選択手段で再処理が選択されたときは、上記修正手段で修正された情報に基づいて、上記支払案件を再処理する再処理手段として機能させることを特徴とする。
【0025】
次に、請求項10に記載の発明は、上記請求項6から請求項9のいずれかに記載の組戻し対応資金管理システム用プログラムにおいて、コンピュータを、支払依頼データの作成の基礎となる情報を登録する登録手段として機能させ、コンピュータを、記録手段として機能させるときは、上記登録手段に登録されている基礎情報を参照して作成された支払依頼データを記録するように機能させると共に、コンピュータを、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しの原因となったエラー情報を修正させる修正手段、及び該修正手段で修正された情報を上記登録手段に登録されている基礎情報に反映する反映手段として機能させることを特徴とする。
【0026】
これらの請求項6から請求項10に記載の発明は、上記請求項1から請求項5に記載のシステムにそれぞれ対応するもので、当該プログラムをコンピュータに適用して実行することにより、対応するシステムについての上記作用と同様の作用が得られる。
【0027】
そして、請求項11に記載の発明は、上記請求項6から請求項10のいずれかに記載の組戻し対応資金管理システム用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、この記録媒体をコンピュータに適用して、請求項6から請求項10のいずれかに記載のプログラムを実行させることにより、請求項1から請求項5のいずれかに記載のシステムについての上記作用と同様の作用が得られる。
【0028】
そして、請求項12に記載の発明は、組戻し対応資金管理システムに使用可能な組戻しデータフォーマットであって、少なくとも支払元情報を含む組戻しデータが入力されるように構成された組戻しデータフォーマットに関する。この組戻しデータフォーマットを使用して組戻し発生時に金融機関と組戻し対応資金管理システムとが通信することにより、組戻し対応資金管理システムは、少なくとも支払元情報を含む組戻しデータを取得することが可能となる。以下、発明の実施の形態を通して、本発明をさらに詳しく説明する。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る、組戻し対応資金管理システムを機能させるコンピュータプログラムは、本発明に係る、組戻し対応資金管理システム用プログラムの実施の形態を構成する。
【0030】
図1に示すように、本実施の形態においては、組戻し対応資金管理システム10は、親会社a及び複数の子会社a1,a2…を構成員とする企業グループAに設けられている。この資金管理システム10は、親会社aのキャッシュセンター(財務担当部門)に備えられたコンピュータで構成され、中央処理装置11、記録装置12及び通信制御装置13を有する。資金管理システム10は、グループ内ネットワーク20を介して、親会社aの端末コンピュータや子会社a1,a2…の端末コンピュータ等と情報交換可能に接続している。また、資金管理システム10は、例えばインターネットや独立に敷設された個別ネットワーク等の通信情報ネットワーク30を介して、企業グループA(あるいは親会社a)の取引銀行A,B,C等と情報交換可能に接続している。
【0031】
通信情報ネットワーク30には、子会社a1,a2…の取引先X,Y,Z、及び該取引先X,Y,Zの取引銀行X,Y,Zが接続している。さらに、上記銀行A…Z同士は全銀データ通信ネットワーク40を介して相互に情報交換可能に接続している。ここで、取引先X,Y,Zの形態は問わない。企業グループであってもよいし、単一の企業であってもよい。
【0032】
企業グループAのキャッシュセンターの担当者は、上記通信情報ネットワーク30を利用して、システム10の端末(親会社aの端末と別であってもよいし、同じであってもよい)を操作することにより、取引銀行A,B,Cに開設した企業グループAの銀行口座を照会したり、該口座から銀行X,Y,Zに開設した取引先X,Y,Zの銀行口座へオンラインで金銭を振り込んだりすることができる。
【0033】
図2に示すように、資金管理システム10の記録装置12は、プログラム記録部12aとデータ記録部12bとを有する。プログラム記録部12aには、当該システム10を所定の機能を実現するように作動させるプログラムがインストールされている。データ記録部12bには、子会社マスター、取引先マスター、支払依頼テーブル、組戻しテーブル等が備えられている。
【0034】
図3に例示したように、子会社マスターには、子会社a1,a2…に関する種々の情報が登録されている。登録される情報としては、マスターID(符号ア)、会社コード、会社名、事業部コード、事業部名、担当者名、担当者のメールアドレス、システム10と取引銀行A,B,Cとの間で予め取り決めた通信用会社コード(符号カ)、通信用会社名(符号キ)等が含まれる。このように情報は事業部単位で登録されるので、子会社が異なれば異なるマスターIDが付与されるのはもちろん、子会社が同じでも事業部が異なれば異なるマスターIDが付与される。図3では、例えば、「a1株式会社」の「第1設計部」に関する情報にはマスターID「KS001」が付与されている。
【0035】
図4に例示したように、取引先マスターには、取引先X,Y,Zに関する種々の情報が登録されている。登録される情報としては、マスターID(符号ウ)、会社コード、会社名、事業部コード、事業部名、担当者名、連絡先住所、電話番号、ファクシミリ番号、取引銀行番号(符号ク)、銀行名(符号ケ)、支店番号、支店名、種目番号、預金種目、口座番号、口座名義等が含まれる。このように情報は事業部単位で登録されるので、取引先が異なれば異なるマスターIDが付与されるのはもちろん、取引先が同じでも事業部が異なれば異なるマスターIDが付与される。図4では、例えば、「X株式会社」の「総務部」に関する情報にはマスターID「TH001」が付与されている。
【0036】
図5に例示したように、支払依頼テーブルには、子会社a1,a2…からの支払依頼に関する種々の情報が記録されている。記録される情報としては、支払依頼子会社ID(符号ア)、テーブルID(符号イ)、取引先ID(支払を受ける取引先のID、すなわち支払先会社のID:符号ウ)、支払金額(符号エ)、支払日(符号オ)、支払元会社の担当者名、入力日時、承認者名、承認日時等が含まれる。このように情報は支払案件毎に記録され、支払案件毎に異なるテーブルIDが付与される。図5では、例えば、支払依頼子会社ID「KS001」すなわちa1株式会社の第1設計部から、取引先ID「TH001」すなわちX株式会社の総務部に、「500,000」円を、「平成15年1月20日」に支払う案件にはテーブルID「SI501」が付与されている。
【0037】
ここで、支払依頼テーブルには、支払済みフラグの欄が設けられている。この支払済みフラグの欄には、取引銀行A,B,Cから支払完了通知が伝送されてきたときに、支払完了を示す「1」がシステム10により自動的に記録される。図例では「0」が記録されているから、まだ各支払案件とも支払が済んでいない状態である。
【0038】
図6及び図7に亘って例示したように、組戻しテーブルには、組戻しが発生したときに取引銀行A,B,Cから伝送されてくる組戻しに関する種々の情報が記録されている。記録される情報としては、支払依頼子会社ID(符号ア)、テーブルID、支払依頼ID(符号イ)、取引先ID(支払先会社のID:符号ウ)、支払依頼子会社コード(図3の子会社マスターで説明した銀行通信用会社コード:符号カ)、支払依頼子会社名(同じく銀行通信用会社名:符号キ)、支払日(符号オ)、発生日時、照会番号(銀行A,B,Cが任意に採番する)、支払先銀行番号(符号ク)、銀行名(符号ケ)、支店番号、支店名、預金種目、口座番号、口座名義、支払金額(符号エ)、エラーコードの他、メール通知フラグ、メール発信日時、修正状態、処理方法、修正後の支払日、銀行番号、銀行名、支店番号、支店名、種目名、口座番号、口座名義、修正メモ、組戻し手数料、修正者名、修正日時、承認者名、承認日時等が含まれる。このように情報は組戻し案件(つまり支払案件)毎に記録され、組戻し案件毎に異なるテーブルIDが付与される。図6では、例えば、支払依頼ID「SI501」、すなわちa1株式会社の第1設計部からX株式会社の総務部に500,000円を平成15年1月20日に支払う案件の組戻しにはテーブルID「KM001」が付与されている。
【0039】
ここで上記エラーコードの欄には、組戻しの原因となったエラーの種類として、銀行番号のエラーを示す「1」、口座番号のエラーを示す「2」、支店番号のエラーを示す「3」、又は口座名義の不一致を示す「11」のいずれかが記録される。またメール通知フラグの欄には、組戻しが発生した支払案件の支払元会社に対する組戻し発生の通知が済んでいることを示す「1」、又は未だ済んでいないことを示す「0」が記録される。修正状態の欄には、エラー情報の修正が済んでいることを示す「1」、又は未だ済んでいないことを示す「0」が記録される。また処理方法の欄には、組戻しが発生した支払案件の処理方法として、この情報通信ネットワーク30を利用したオンラインによる再処理が選択されたことを示す「1」、支払元会社で別途振込むことが選択されたことを示す「2」、親会社(キャッシュセンター)で別途振込むことが選択されたことを示す「3」、又は未だ選択されていないことを示す「0」のいずれかが記録される。
【0040】
なお、組戻しテーブルに設けられた多数の欄のうち、図6に示した支払依頼子会社IDの欄(符号ア)、支払依頼IDの欄(符号イ)、及び取引先IDの欄(符号ウ)は、後述する図14の組戻しデータの中には存在せず、支払依頼子会社及び支払案件の特定作業の過程において順次システム10により自動的に記録される。
【0041】
次に、図8に示す業務フロー、及び図9に示すフローチャートを参照して、本実施形態に係る組戻し対応資金管理システム10及び同システム用プログラムによる支払代行処理を説明する。この場合、支払の依頼は子会社a1,a2…からであり、支払の口座は銀行A,B,Cにある親会社aの口座である。
【0042】
まず、子会社a1,a2…の担当者が、子会社端末を操作して、資金管理システム10にアクセスする(図8の符号a)。初期メニューで支払依頼を選択すると、図10に例示するような支払依頼画面が表示される。子会社担当者は、この画面上で、支払依頼子会社、同事業部、支払先会社、同事業部、支払日、支払金額、担当者、承認者等の必要事項を入力する。その後、OKボタン51をクリックすると、この入力データに基づいた支払依頼データが図5の支払依頼テーブルに記録される(図8の符号b及び図9のステップS11)。ここで、図10に示した入力データは、図5の支払依頼テーブルにおけるテーブルID「SI501」に対応している。
【0043】
すなわち、システム10は、この支払依頼にテーブルID(図5の符号イ)を付与したうえで、入力された支払依頼子会社及び同事業部を図3の子会社マスターに照らして支払依頼子会社ID(符号ア)を決定し、また、入力された支払先会社及び同事業部を図4の取引先マスターに照らして支払先会社ID(符号ウ)を決定して、これらのIDを図5の支払依頼テーブルにおける支払依頼子会社IDの欄及び取引先IDの欄にそれぞれ記録する(この例では「KS001」と「TH001」)。その他の支払日(符号オ)や支払金額(符号エ)等は入力データのまま支払依頼テーブルに記録する。このようにして、支払依頼テーブルには、時間の経過と共に、子会社a1,a2…からの支払依頼に応じた支払依頼データが蓄積されていく。
【0044】
次に、キャッシュセンターの担当者が、システム10の端末を操作して、資金管理システム10にアクセスする(図8の符号c)。初期メニューで支払指示を選択すると、図11に例示するような支払指示画面が表示される。キャッシュセンター担当者は、この画面上で、支払日を指定する。すると、図5の支払依頼テーブルに記録されている複数の支払依頼データのうち、指定した条件(つまり支払日)に合致する支払依頼データのみが抽出されて、図11の支払代行指示画面にまとめて表示される。その場合、支払代行指示画面には、支払依頼子会社毎に総支払金額が表示される。また、確認のため、支払合計件数及び支払合計金額が表示される。併せて、銀行名(企業グループAの取引銀行A,B,C)、支店名、預金種目、口座番号が表示されたうえで、各銀行A,B,C毎に、支払件数及び支払金額が表示される。そして、キャッシュセンター担当者が、これらの表示内容を確認した上で、OKボタン52をクリックすると、上記抽出された支払依頼データを1つにまとめた支払代行データが作成され、該データが取引銀行A,B,Cへ伝送される(図8の符号d及び図9のステップS12〜S13)。
【0045】
図12に例示したように、支払代行データは、ヘッダレコード、データレコード、トレーラレコード及びエンドレコードよりなる。ただし、本実施形態では、ヘッダレコード、データレコード及びトレーラレコードを1単位とし、この単位が複数回繰り返された後、最後にエンドレコードが1つ付与される。より具体的には、各単位は、支払日を共通とし、支払依頼子会社及び支払元銀行(より詳しくは、支払元となる親会社の口座)によって括られている。
【0046】
ヘッダレコードには、データ区分、支払依頼子会社コード(銀行通信用)、支払依頼子会社名(銀行通信用)、支払日、支払元となる親会社の取引銀行番号、銀行名、支店番号、支店名、預金種目及び口座番号の項目が設定されている。データ区分には、当該レコードがヘッダレコードであることを示す「1」が入力されている。支払依頼子会社コード及び支払依頼子会社名には、図3の子会社マスターで説明した銀行通信用会社コード(符号カ)及び会社名(符号キ)が入力されている。
【0047】
データレコードは支払案件毎に1つづつ作成される。例えば図12に示した最初の1単位においては支払案件が3つあるから3つのデータレコードが作成されている。データレコードには、データ区分、支払先銀行番号、銀行名、支店番号、支店名、預金種目、口座番号、口座名義、支払金額及び新規コードの項目が設定されている。データ区分には、当該レコードがデータレコードであることを示す「2」が入力されている。新規コードには、当該支払案件が1回目の支払代行処理であることを示す「1」が入力されている(因みに、当該支払案件が2回目の支払代行処理すなわち再処理であるときは「2」が入力され、当該支払案件が支払金額を2つ以上に分割した支払案件であるときは「0」が入力される)。ここで、支払先銀行データは、図4の取引先マスターに登録されている基礎情報を参照して作成される。
【0048】
トレーラレコードには、データ区分、支払合計件数及び総支払金額の項目が設定されている。データ区分には、当該レコードがトレーラレコードであることを示す「8」が入力されている。そして、エンドレコードには、データ区分の項目のみが設定され、該データ区分には、当該レコードがエンドレコードであることを示す「9」が入力されている。
【0049】
銀行A,B,Cはこの支払代行データを受けて、該支払代行データの内容に基づき、各支払案件を処理し、支払が完了すれば支払完了通知をシステム10へ伝送する。するとシステム10はこの支払完了通知を受けて、前述したように、図5の支払依頼テーブルの支払済みフラグの欄に支払完了を示す「1」を記録する。またシステム10は、キャッシュセンターから支払依頼子会社に対する貸付金が今回の支払分だけ増加するので、その貸借関係を清算する(図8の符号e)。
【0050】
次に、同じく図8に示す業務フロー、及び図13に示すフローチャートを参照して、本実施形態に係る組戻し対応資金管理システム10及び同システム用プログラムによる組戻し処理、特に、組戻しがいずれの支払依頼子会社のいずれの支払案件に関するものかを特定する作業について説明する。
【0051】
まず、資金管理システム10は、適宜タイミングで(例えば一定時間毎にあるいは毎日所定時刻に)、銀行A,B,Cから組戻しデータを自動的に取得して、図6〜図7の組戻しテーブルにその内容を展開して記録する(図8の符号f及び図13のステップS21)。もっとも、組戻しが発生していないときは、銀行A,B,Cは組戻しデータを作成しないから、システム10には組戻しデータは伝送されてこない。
【0052】
図14に例示したように、組戻しデータは、ヘッダレコード、データレコード、トレーラレコード及びエンドレコードよりなる。なお、この図14に示した、以下に述べる構成は、本発明に係る、組戻し対応資金管理システムに使用可能な組戻しデータフォーマットの1つの好ましい実施の形態を構成する。
【0053】
ヘッダレコードには、データ区分、種別コード、作成日、勘定日(自)、勘定日(至)、支払元となる親会社の取引銀行番号、銀行名、支店番号、支店名、預金種目、口座番号及び口座名義の項目が設定されている。種別コードには、当該データが組戻しデータであることを示す「09」が入力されている。この例では、勘定日(自)及び勘定日(至)に同一年月日(平成15年1月20日)が入力されているから、以下に続くデータレコードは、すべて、上記日に発生した組戻し案件に関するものである。なお、この場合、組戻し案件を、勘定日(自)、勘定日(至)及び親会社の銀行口座で括っているから、異なる支払依頼子会社の異なる取引先への異なる支払案件がいろいろに混在することはいうまでもない。
【0054】
データレコードは組戻し案件毎に1つづつ作成される。例えば図14に示した例では組戻し案件が3つあるから3つのデータレコードが作成されている。データレコードには、データ区分、支払依頼子会社コード(銀行通信用)、支払依頼子会社名(銀行通信用)、支払日、組戻勘定日、組戻起算日、照会番号(銀行A,B,Cが任意に採番する)、支払先銀行番号、銀行名、支店番号、支店名、預金種目、口座番号、口座名義、支払金額及びエラーコードの項目が設定されている。この例では、エラーコードに、組戻しの原因として、口座名義の不一致を示す「11」が入力されている。トレーラレコードには、データ区分、組戻合計件数及び組戻合計金額の項目が設定されている。エンドレコードには、データ区分の項目のみが設定されている。
【0055】
システム10はこの組戻しデータを受けて、その内容を図6〜図7の組戻しテーブル(特に図6に示した部分)に記録する。ただし、前述したように、図14の組戻しデータには、銀行通信用の支払依頼子会社コード及び支払依頼子会社名の項目はあるが、支払依頼子会社IDの項目、支払依頼IDの項目、及び取引先ID(支払先会社ID)の項目はない。これらの項目(図6の符号ア、イ、ウ)は、次に説明するように、システム10が、組戻しがいずれの子会社のいずれの支払案件に関するものであるかを特定する過程において、順次組戻しテーブルに自動的に記録する。
【0056】
すなわち、システム10は、図6の組戻しテーブルに記録した内容(組戻しデータ)と、図5の支払依頼テーブルに記録した内容(支払依頼データ)とを突合して、両データに含まれている支払元情報、つまり支払依頼子会社情報を拠所に、組戻しがいずれの子会社のいずれの支払案件に関するものであるかを特定する(図13のステップS22)。
【0057】
具体的には、まず、図6の組戻しデータ中に、支払元情報として、支払依頼子会社コード(符号カ)及び支払依頼子会社名(符号キ)が含まれているから、これらで図3の会社マスタを検索し、会社マスタID(符号ア)を特定する。次いで、この会社マスタIDで図5の支払依頼テーブルを検索し、支払依頼テーブルID(符号イ)を特定する。しかし、この例では、該当する支払依頼テーブルIDが3つあり(SI501,SI502,SI503)、1つに絞り込めない。つまり特定した子会社の支払案件が複数存在するのである。そこで、システム10は、支払元情報以外に、組戻しデータと支払依頼データとの両データに含まれているその他の付加情報(支払先情報、支払金額情報、支払日情報等)を拠所に、組戻しが複数の支払案件のうちのいずれの支払案件に関するものであるかを特定する(図13のステップS23)。
【0058】
具体的には、図6の組戻しデータ中に、支払先情報として、支払先銀行番号(符号ク)や支払先銀行名(符号ケ)等が含まれているから、これらで図4の取引先マスタを検索し、取引先マスタID(符号ウ)を特定する。次いで、この取引先マスタIDで図5の支払依頼テーブルを検索し、支払依頼テーブルID(符号イ)を特定する。もしそれでも1つに絞り込めない場合は、さらに支払金額(符号エ)や支払日(符号オ)等で1つに絞り込んでいく。
【0059】
このように、支払依頼データ及び組戻しデータには、いずれも支払元(支払依頼子会社)情報(カ)、(キ)、(ア)が含まれているから、これらの組戻しデータと支払依頼データとを突合すれば、両方の支払元情報(カ)、(キ)、(ア)に基づいて、この組戻しがいずれの子会社のいずれの支払案件に関するものであるかを、複数の支払依頼子会社及び複数の支払案件の中から確実に特定することが可能となる。
【0060】
しかも、上記組戻しデータの取得、組戻しデータと支払依頼データとの突合、及び子会社ないし支払案件の特定といった作業を、人の手を煩わせず、当該資金管理システム10が自動的に行うから、キャッシュセンターの担当者の負担が軽減され、組戻し発生時に行うべき一連の作業が、時間的にも精度的にも改善する。
【0061】
加えて、支払依頼データ及び組戻しデータには、いずれも支払先情報(ク)、(ケ)、(ウ)、支払金額情報(エ)及び支払日情報(オ)のうちの少なくとも1つからなる付加情報が含まれているから、これらの組戻しデータと支払依頼データとを突合すれば、両方の付加情報に基づいて、たとえ特定した子会社の支払案件が複数存在しても、組戻しがそれらのうちのいずれの支払案件に関するものかまで確実に特定することが可能となる。
【0062】
次に、同じく図8に示す業務フロー、及び図15に示すフローチャートを参照して、本実施形態に係る組戻し対応資金管理システム10及び同システム用プログラムによる組戻し処理、特に、組戻しがいずれのグループ所属企業のいずれの支払案件に関するものかを特定した後に行うべき一連の他の作業について説明する。
【0063】
まず、資金管理システム10は、組戻しがいずれの子会社のいずれの支払案件に関するものかを特定すると、その特定した支払依頼子会社に対して、組戻しが発生したことを自動的にメールで通知する(図8の符号g及び図15のステップS31)。このとき、図7の組戻しテーブルのメール通知フラグの欄に「1」が記録される。また資金管理システム10は、その際、その支払依頼子会社に関係する組戻しデータを伝送する。すると、その支払依頼子会社の端末には、図16に例示するような組戻し発生画面が表示される。子会社の担当者が進むボタン53をクリックすると、図17に例示するような組戻し一覧画面が表示される。この組戻し一覧画面の処理方法の欄には、組戻しが発生した当該支払案件の処理方法の選択が済んでいるかどうかが示され、最終処理日時の欄には、上記選択された処理方法による処理日時(予定も含む)が示される。
【0064】
子会社の担当者が、この組戻し一覧画面上で、選択ボックスをチェックし、詳細ボタン54をクリックすると、そのチェックした組戻し案件に関する詳細情報が画面に表示される(図8の符号h)。図18は、子会社端末に表示される組戻し詳細画面の好ましい1具体例を示す。この組戻し詳細画面の中央には各項目の現状(すなわち組戻しが発生したときの状態)が縦に並んで示され、その側方に修正欄が設けられている。
【0065】
例えば子会社の担当者(図7に示した修正者)は、この例では、エラー内容が口座名義不一致であるから、正しい口座名義を修正欄に入力する。ここでは、支払先銀行Zの口座名義において「ゼット」を「ズィー」に修正している。子会社担当者は、また正規の支払日が済んでしまっているので、次の新支払日を設定する。ここでは、新支払日として1月後の平成15年2月20日を指定している。子会社担当者は、また処理方法をプルダウンして選択する。そして、担当者が修正完了ボタン55をクリックすると(図8の符号i)、システム10は、上記修正された情報(支払先銀行Zの口座名義)で図4の取引先マスターに登録されている基礎情報を更新する(図15のステップS32)。
【0066】
また、子会社担当者が処理方法選択完了ボタン56をクリックすると(図8の符号j)、システム10は、上記修正された情報に基づいて、この支払案件を再処理する(図15のステップS33)。この再処理は、状況に応じて、例えば図5の支払依頼テーブルへの支払依頼データの記録のし直し、あるいは図12の支払代行データの作成のし直しから始まる。ただし、図8に符号kで示すように、システム10は、再処理する前に、一度行った支払依頼子会社に対する貸借関係を戻し清算しておく。また、前述したように、図12の支払代行データにおける新規コードは、再処理を示す「2」に変更される。
【0067】
一方、子会社担当者が、子会社で別途振込を選択したときは、子会社側で、この情報通信ネットワーク30に依らずに、例えば独自に取引銀行(図18の例では銀行Z)に出向いて行って、銀行ATMあるいは銀行窓口で振込みを行う(図8の符号m)。この場合はキャッシュセンターとの間で貸借関係の清算は発生しない。一方、子会社担当者が、親会社(キャッシュセンター)で別途振込を選択したときは、親会社側で、この情報通信ネットワーク30に依らずに、例えば独自に取引銀行に出向いて行って、銀行ATMあるいは銀行窓口で振込みを行う(図8の符号n)。この場合はキャッシュセンターから支払依頼子会社に対する貸付金が今回の支払分だけ増加するので、その貸借関係を清算する(図8の符号o)。
【0068】
キャッシュセンターでは、この組戻し事件を監視し続けることができる(図8の符号z)。図19は、キャッシュセンターのシステム10の端末に表示される組戻し発生画面の好ましい1具体例を示す。キャッシュセンターの担当者が進むボタン57をクリックすると、図20に例示したような一覧画面が表示され、各組戻し事件の対応状況がわかる。キャッシュセンター担当者は、未処理の組戻し案件があれば、子会社の担当者にメールや直接電話をして早期対応の催促をすることができる。キャッシュセンター担当者は、組戻しが発生しても、いっさい手を煩わせることなく、システム10により自動的に特定された子会社側で行う組戻し対応の事後処理・事後報告を受けたり追跡するだけでよく、負担が極めて軽くなる。
【0069】
このように、特定された支払依頼子会社への組戻し発生の事実の通知、特定された支払案件の処理方法の選択、組戻しの原因となったエラー情報の修正、修正された情報に基づく支払案件の再処理、及び修正された情報のマスターへの反映といった、子会社ないし支払案件の特定の後に行うべき一連の他の対応作業も、人の手を煩わせず、当該資金管理システム10が自動的に行うから、これによっても、キャッシュセンターの担当者の負担が軽減され、組戻し発生時の作業が、時間的にも精度的にも改善する。
【0070】
図21〜図24に「組戻し入金明細」として示したフォーマートは、組戻しデータフォーマットの別の好ましい1具体例である(すなわち請求項12に係る組戻しデータフォーマットの第2の実施の形態である)。この例においても、図14の構成と同じく、組戻しデータフォーマットは、ヘッダレコード、データレコード、トレーラレコード及びエンドレコードよりなる。また、データレコードは組戻し案件の数だけ繰り返し作成される。なお、桁数欄において「N」は数字、「C」は文字が入力されることを示し、括弧内の数字がその桁数(字数)を表す。
【0071】
図14の構成と比較すると、図21のヘッダレコードにおいて「3.コード区分」という欄が設けられている。これは、データの使用コード区分を表すもので「0」はJISコードを示し、「1」はEBCDICコードを示す。
【0072】
また、図22のデータレコードにおいて「2.振込元種別コード」という欄が設けられている。ここで「11」は給与振込を示し、「12」は賞与振込を示し、「21」はその他の総合振込を示す。また「18.新規コード」は、図12に例示した支払代行データのデータレコードにおける「新規コード」に準じて略同様である。さらに「19.顧客コード1」と「20.顧客コード2」という欄が設けられている。ここは、ユーザーが定めた受取人識別のための顧客コードを入力する欄である。さらに「21.振込指定区分」という欄が設けられている。ここで「7」または空白(スペース)は電信扱いであることを示す。また「22.識別表示」という欄が設けられている。ここが「Y」の場合、「19.顧客コード1」及び「20.顧客コード2」は連続したEDI情報として扱われる。
【0073】
このように、図21〜図24に例示した組戻しデータフォーマットもまた、少なくとも支払元情報(例えば図22のデータレコードにおける「3.振込元会社コード(振込依頼人コード)」や「4.振込元社名」等)を含む組戻しデータが入力されるように構成されており、組戻し対応資金管理システム10に好適に使用可能なものである。
【0074】
【発明の効果】
以上、具体例を挙げて詳しく説明したように、本発明は、グループ所属企業の複数の支払案件をまとめて代行処理するようにした資金管理システムにおいて、組戻しが発生したときの支払依頼子会社の特定、支払案件の特定、特定した支払依頼子会社に対する組戻しが発生したことの通知、特定した支払依頼子会社に対するエラー情報修正の催促、及び支払案件処理方法の選択の催促等、組戻し発生時に行うべき一連の対応作業を、人の手を煩わせず、上記資金管理システムが自動的に行うようにしたから、システム担当者の負担の軽減や、作業に要する時間の短縮、及び作業の精度の改善等が図られる。本発明は、情報通信ネットワークを利用した資金管理システムの技術分野において広汎な産業上の利用可能性が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る組戻し対応資金管理システムを取り巻く周辺環境の好ましい1具体例を示すブロック図である。
【図2】上記資金管理システムを構成するコンピュータに備えられた記録装置の記録内容の説明図である。
【図3】上記記録装置のデータ記録部に記録されている子会社マスターの説明図である。
【図4】同じく取引先マスターの説明図である。
【図5】同じく支払依頼テーブルの説明図である。
【図6】同じく組戻しテーブルの前半部分の説明図である。
【図7】同後半部分の説明図である。
【図8】上記資金管理システムによる支払代行処理及び組戻し処理の業務フロー図である。
【図9】同じく資金管理システムによる支払代行処理のフローチャートである。
【図10】企業グループの子会社の端末に表示される支払依頼画面の説明図である。
【図11】キャッシュセンターの端末に表示される支払指示画面の説明図である。
【図12】上記資金管理システムから取引銀行に伝送される支払代行データの構造図である。
【図13】上記資金管理システムによる組戻し処理の前半部分(支払依頼子会社及び支払案件の特定)のフローチャートである。
【図14】取引銀行から上記資金管理システムに伝送される組戻しデータの構造図である。
【図15】上記資金管理システムによる組戻し処理の後半部分(特定した支払依頼子会社への組戻しの通知、エラー情報の修正、処理方法の選択、マスターへの反映等)のフローチャートである。
【図16】特定された支払依頼子会社の端末に表示される組戻し発生通知画面の説明図である。
【図17】図16の画面で「進む」をクリックすると表示される、同じく特定された支払依頼子会社の端末に表示される組戻し一覧画面の説明図である。
【図18】図17の画面で「詳細」をクリックすると表示される、同じく特定された支払依頼子会社の端末に表示される組戻し詳細画面の説明図である。
【図19】キャッシュセンターのシステム端末に表示される組戻し事件監視画面の説明図である。
【図20】図19の画面で「進む」をクリックすると表示される、同じくキャッシュセンターのシステム端末に表示される組戻し事件監視画面の説明図である。
【図21】第2の実施の形態に係る組戻しデータフォーマット(組戻し入金明細)の構造図であって、ヘッダレコードの部分である。
【図22】同組戻しデータフォーマットの構造図であって、データレコードの部分である。
【図23】同組戻しデータフォーマットの構造図であって、トレーラレコードの部分である。
【図24】同組戻しデータフォーマットの構造図であって、エンドレコードの部分である。
【符号の説明】
10 組戻し対応資金管理システム
20 企業グループ内ネットワーク
30 情報通信ネットワーク
40 全銀データ通信ネットワーク
a 親会社
a1,a2… 子会社
Claims (12)
- グループに所属する複数の企業の資金を一括管理するシステムであって、グループ所属企業からの支払依頼に応じて少なくとも支払元情報を含む支払依頼データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている支払依頼データに基づいて複数の支払案件をまとめた支払代行データを作成する作成手段と、該作成手段で作成された支払代行データを金融機関に伝送して各支払案件を処理させる伝送手段と、組戻し発生時に上記金融機関が作成する少なくとも支払元情報を含む組戻しデータを取得する取得手段と、該取得手段で取得された組戻しデータと上記記録手段に記録されている支払依頼データとを突合して両データに含まれている支払元情報から上記組戻しがいずれのグループ所属企業の支払案件に関するものかを特定する支払元特定手段とを有することを特徴とする組戻し対応資金管理システム。
- 記録手段は、支払元情報の他、支払先情報、支払金額情報及び支払日情報のうちの少なくとも1つよりなる付加情報を含む支払依頼データを記録し、取得手段は、支払元情報の他、支払先情報、支払金額情報及び支払日情報のうちの少なくとも1つよりなる付加情報を含む組戻しデータを取得すると共に、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業の支払案件が複数あるときは、上記両データに含まれている付加情報から、組戻しがそのうちのいずれの支払案件に関するものかを特定する支払案件特定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の組戻し対応資金管理システム。
- 支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しが発生したことを通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組戻し対応資金管理システム。
- 支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しの原因となったエラー情報を修正させる修正手段と、同じく支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻された支払案件の処理方法を選択させる選択手段と、該選択手段で再処理が選択されたときは、上記修正手段で修正された情報に基づいて、上記支払案件を再処理する再処理手段とを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の組戻し対応資金管理システム。
- 支払依頼データの作成の基礎となる情報を登録する登録手段を有し、記録手段は、上記登録手段に登録されている基礎情報を参照して作成された支払依頼データを記録すると共に、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しの原因となったエラー情報を修正させる修正手段と、該修正手段で修正された情報を上記登録手段に登録されている基礎情報に反映する反映手段とを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の組戻し対応資金管理システム。
- グループに属する複数の企業の資金を一括管理するシステム用のプログラムであって、コンピュータを、グループ所属企業からの支払依頼に応じて少なくとも支払元情報を含む支払依頼データを記録する記録手段、該記録手段に記録されている支払依頼データに基づいて複数の支払案件をまとめた支払代行データを作成する作成手段、該作成手段で作成された支払代行データを金融機関に伝送して各支払案件を処理させる伝送手段、組戻し発生時に上記金融機関が作成する少なくとも支払元情報を含む組戻しデータを取得する取得手段、及び該取得手段で取得された組戻しデータと上記記録手段に記録されている支払依頼データとを突合して両データに含まれている支払元情報から上記組戻しがいずれのグループ所属企業の支払案件に関するものかを特定する支払元特定手段として機能させることを特徴とする組戻し対応資金管理システム用プログラム。
- コンピュータを、記録手段として機能させるときは、支払元情報の他、支払先情報、支払金額情報及び支払日情報のうちの少なくとも1つよりなる付加情報を含む支払依頼データを記録するように機能させ、取得手段として機能させるときは、支払元情報の他、支払先情報、支払金額情報及び支払日情報のうちの少なくとも1つよりなる付加情報を含む組戻しデータを取得するように機能させると共に、コンピュータを、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業の支払案件が複数あるときは、上記両データに含まれている付加情報から、組戻しがそのうちのいずれの支払案件に関するものかを特定する支払案件特定手段として機能させることを特徴とする請求項6に記載の組戻し対応資金管理システム用プログラム。
- コンピュータを、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しが発生したことを通知する通知手段として機能させることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の組戻し対応資金管理システム用プログラム。
- コンピュータを、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しの原因となったエラー情報を修正させる修正手段、同じく支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻された支払案件の処理方法を選択させる選択手段、及び該選択手段で再処理が選択されたときは、上記修正手段で修正された情報に基づいて、上記支払案件を再処理する再処理手段として機能させることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の組戻し対応資金管理システム用プログラム。
- コンピュータを、支払依頼データの作成の基礎となる情報を登録する登録手段として機能させ、コンピュータを、記録手段として機能させるときは、上記登録手段に登録されている基礎情報を参照して作成された支払依頼データを記録するように機能させると共に、コンピュータを、支払元特定手段で特定されたグループ所属企業に対し、組戻しの原因となったエラー情報を修正させる修正手段、及び該修正手段で修正された情報を上記登録手段に登録されている基礎情報に反映する反映手段として機能させることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載の組戻し対応資金管理システム用プログラム。
- 請求項6から請求項10のいずれかに記載の組戻し対応資金管理システム用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 組戻し対応資金管理システムに使用可能な組戻しデータフォーマットであって、少なくとも支払元情報を含む組戻しデータが入力されるように構成された組戻しデータフォーマット。
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