JPH07129360A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

Info

Publication number
JPH07129360A
JPH07129360A JP5277135A JP27713593A JPH07129360A JP H07129360 A JPH07129360 A JP H07129360A JP 5277135 A JP5277135 A JP 5277135A JP 27713593 A JP27713593 A JP 27713593A JP H07129360 A JPH07129360 A JP H07129360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
scroll bar
user
display
display control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5277135A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Ogawa
知也 小川
Hiroyuki Yoshida
裕之 吉田
Rieko Yamamoto
里枝子 山本
Hiroko Nakayama
裕子 中山
Kenji Nagahashi
賢児 長橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5277135A priority Critical patent/JPH07129360A/ja
Publication of JPH07129360A publication Critical patent/JPH07129360A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はグラフィカル・ユーザ・インタフェー
ス環境における表示制御に関し、ウインドウのスクロー
ル操作を柔軟かつ容易に行えるようにすることを目的と
する。 【構成】ディスプレイ5、キーボード6、マウス7等の
入出力装置、および、ウインドウ等のグラフィカル・ユ
ーザ・インタフェース(GUI)を管理するGUI管理
モジュール1、アプリケーション・モジュール4をもつ
コンピュータ・システムにおいて、ユーザのキーあるい
はマウスボタンの押し下げ、あるいはアプリケーション
・モジュール4の指示を受けてスクロール・バーをポッ
プアップ、あるいは消去、移動、拡大縮小するスクロー
ル管理手段2と、スクロール管理手段2が一定時間の後
にスクロール・バーをポップアップ/消去する場合に、
該時間を計測して、該時間が経過したことをスクロール
管理手段2に通知する時間管理手段3で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、GUI(Graphical Us
er Interface) 環境におけるスクロールの表示制御方式
に係り、さらに詳しくは、スクロール操作を柔軟に、か
つ容易に行なうことを可能にする表示制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ワークステーションの発展に伴
い、人間にとって使いやすいユーザ・インタフェースが
求められるようになり、このためGUI(Graphical Us
er Interface) 環境が提供されている。GUI環境での
作業においてはスクロール操作を行なうことが多い。
【0003】図19はコンピュータ・システムにおける
従来の表示制御のソフトウエア・システム構成図であ
る。ユーザ1920がコンピュータ・システム1910上でアプ
リケーション・プログラム1930を実行する。アプリケー
ション・プログラム1930は、例えば、表計算やワードプ
ロセサ等のプログラムである。ユーザ1920は、マウスや
キーボード等を使用してアプリケーション・プログラム
1930を起動し、実行する。このとき、マウス・ボタンの
クリックやマウスの移動、キーボードのキーの押し下げ
が検出され、何らかの表示、あるいは表示の変更が必要
な場合には、ユーザ1920とアプリケーション・プログラ
ム1930の間に位置するGUI管理モジュール1940がそれ
に対応する処理を行なう。
【0004】図20はGUI管理モジュールの動作フロ
ーチャートである。コンピュータ・システム1910を起動
すると、GUI管理モジュール1940も起動され、初期化
が行われる(S2010)。初期化が完了すると、例えば、
マウス・ボタンのクリックや、マウスの移動、キーボー
ドのキーの押し下げ等のGUI管理モジュール1940が検
出するイベントの登録を行なう(S2020)。この登録で
は、各イベントと、それに対応して実行する手続きを対
にして、GUI管理モジュール内のイベント・テーブル
に格納する。以上の処理により、ユーザ1920のコンピュ
ータ・システム操作の受け付けが可能になり、ユーザ19
20の各種の操作、すなわちイベントの発生を待機する状
態になる(S2030)。S2030では、イベントが発生した
か否かの判定を繰り返して行ない、何らかのイベントが
発生した場合には、イベント・テーブルを参照して、該
イベントに対応した手続きを実行する。そして、該手続
きの実行が完了すると、再度、イベント発生の待機状態
に戻る。
【0005】例えば、ユーザ1920がディスプレイ上に表
示されたいくつかのアプリケーション・プログラム名の
一つにマウス・カーソルを合わせてボタンをクリックし
たとする。すなわち、ユーザは該アプリケーション・プ
ログラム1930を選択し、起動しようとしたとする。この
場合には、GUI管理モジュール1940は、該アプリケー
ション・プログラム名にカーソルを合わせたうえでクリ
ックされたことを検出して、該アプリケーション・プロ
グラム1930の起動を要求する。アプリケーション・プロ
グラム1930が起動されると、該アプリケーション・プロ
グラム1930のウインドウ表示をGUI管理モジュール19
40に依頼し、GUI管理モジュール1940がウインドウの
表示処理を実行する。
【0006】すなわち、GUI管理モジュール1940は、
マウス等の入力装置からのユーザの操作を検出し、該操
作に応じた表示処理をアプリケーション・プログラム19
30の要求に従って実行する。例えば、ウインドウの生成
に伴い、ウインドウの表示処理を行ったり、表示されて
いたウインドウを削除したり、ウインドウの位置を移動
させたりする処理を行なう。ウインドウの形状はアプリ
ケーション・プログラム1930によって決められたものを
GUI管理モジュール1940が表示する。
【0007】以上のような従来の構成に場合には、ウイ
ンドウのスクロール・バーはウインドウを生成した時点
に表示され、ウインドウを閉じるまで常に画面上に表示
されたままである。また、従来、スクロール・バーの表
示位置は、縦、あるいは横の辺に沿って置かれ、位置は
固定されている(図21)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では、スクロール・バーは画面上に表示されたまま
であり、限られたスペースしかないディスプレイ画面を
有効に活用できない、表示の分かり易さを損なわずにス
クロール操作を容易に行なうことができないという問題
があった。
【0009】すなわち、スクロール・バーの領域がウイ
ンドウごとに必ず画面上に取られることになり、ウイン
ドウの中身をできるだけ大きく分かりやすく表示すると
いう意味で問題である。
【0010】本発明は、スクロールの表示、あるいは操
作を柔軟かつ容易に行うことを可能とする表示制御装置
の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1図は、本発明の機能
ブロック図である。本発明は、ディスプレイ5やキーボ
ード6、マウス7を有し、ユーザのキーボード6やマウ
ス7による操作を検出し、それに伴うディスプレイ5へ
の表示処理を管理するGUI管理モジュール1と、ユー
ザが所望するアプリケーション・モジュール4をもつコ
ンピュータ・システムを前提とする。
【0012】まず、スクロール管理手段2を有する。ス
クロール管理手段2は、GUI管理モジュール1からキ
ーの押し下げやマウス・カーソルの位置、マウス・ボタ
ンの押し下げの情報を受けるか、あるいは、アプリケー
ション・モジュール4からの指示を受けて、スクロール
・バーをポップアップ/消去/移動/拡大縮小を行な
う。また、スクロール管理手段2は、時間管理手段3を
起動して時間の測定を実行させ、ある一定時間後にスク
ロール・バーをポップアップ/消去するとともに、該一
定時間の時間設定をユーザの指示により行なう。また、
表示内容の変化回数を計数し、一定回数に達したらスク
ロール・バーのポップアップ/消去を行なう。また、回
数の設定をユーザの指示により行なう。さらに、スクロ
ール・バーの移動先の表示内容に応じてスクロール動作
や形状の設定を行なう。
【0013】次に、時間管理手段3を有する。時間管理
手段3は、スクロール管理手段2が指定した時間を測定
し、該時間が経過したらその旨を通知する。
【0014】
【作用】次に、図1の機能ブロック図の作用を説明す
る。ユーザはマウスやキーボードを使用してディスプレ
イ上の表示を見ながら入力を行なう。今、ディスプレイ
上にはウインドウが表示されているものとする。ユーザ
はディスプレイ上のカーソルをマウスで移動し、該カー
ソルをウインドウ内に移動させてマウス・ボタンをクリ
ックしたとする。GUI管理モジュール1はこれを検出
して、スクロール管理手段2を起動し、スクロール管理
手段2は、カーソルの位置にスクロール・バーをポップ
アップする。
【0015】また、スクロール・バーが表示されてお
り、ユーザが該スクロール・バーにカーソルを合わせ
て、キーやマウス・ボタンを押し下げたとする。このよ
うな場合は、GUI管理モジュール1は、どの位置で、
またどのキーあるいはマウス・ボタンを、またどのよう
に押し下げたかの情報をスクロール管理手段2に渡す。
スクロール管理手段2はこの情報を受けて、スクロール
・バーの消去や移動、拡大縮小等の処理を実行する。
【0016】一方、アプリケーション・モジュール4が
スクロール管理手段2に対してスクロール・バーのポッ
プアップや消去、移動等を指示することもある。このよ
うな場合には、スクロール管理手段2は、アプリケーシ
ョン・モジュール4からスクロール・バーをどうするの
かの情報を受け、スクロール・バーについての処理を行
なう。
【0017】また、スクロール管理手段2は、時間管理
手段3に時間データを受渡し、該時間データの時間を測
定させ、該時間経過をスクロール管理手段2に通知させ
る。これにより、スクロール管理手段2は、何らかのタ
イミングから一定時間後にスクロール・バーをポップア
ップ/消去させる。また、ユーザが該時間データの設定
を要求する場合には、スクロール管理手段2はダイアロ
グボックスを出力してユーザに設定させる。
【0018】
【実施例】図2は、一実施例のシステム構成図である。
本発明は、CPU200 と主記憶RAM210 、入出力イン
タフェース220 等からなるコンピュータ本体と、該コン
ピュータ本体と入出力インタフェース220 を介して接続
されたディスプレイ230 やキーボード240 、マウス250
、外部記憶装置260 からなるコンピュータ・システム
を前提とする。
【0019】主記憶RAM210 内には、該コンピュータ
・システムのごく基本的な機能を制御するシステム領域
211 やオペレーティング・システム(OS)212 がまず
格納されている。また、OS212 のうえには該OS212
上でグラフィック・ユーザ・インタフェースの管理を行
なうGUI管理モジュール213 が格納されている。
【0020】本発明のスクロール管理手段2と時間管理
手段3は、主記憶RAM210 上のソフトウエアとして実
現することができる(それぞれスクロール管理モジュー
ル214 と時間管理モジュール215 )。
【0021】そして、主記憶RAM210 内には、例え
ば、表計算やワードプロセサ等のユーザ所望のアプリケ
ーション・プログラム216 が格納される。次に、本シス
テム構成の動作を説明する。
【0022】ユーザがキーボード240 やマウス250 で何
らかの入力を行なうとGUI管理モジュール213 はどの
キーボードのキーが押されたか、また、マウスのカーソ
ルの位置や、マウスのボタンの押し方を検出し、スクロ
ール・バーに関することについての入力であればスクロ
ール管理モジュール214 を起動する。
【0023】スクロール管理モジュール214 は、GUI
管理モジュール213 からの情報を受けて、スクロール・
バーをポップアップしたり、消去したり、移動したり、
拡大縮小する等の処理を実行する。
【0024】時間管理モジュール215 は、スクロール管
理モジュール214 が指定した時間を測定し、その時間が
経ったらスクロール管理モジュール214 に知らせる処理
を行なう。これにより、スクロール管理モジュール214
は何らかの動作後一定時間経ってからスクロール・バー
を制御する処理を行なうことが可能になる。
【0025】また、アプリケーション・モジュール216
はスクロール管理モジュール214 にスクロール・バーを
ポップアップさせたり、消去したり等の処理を行なうよ
うに指示する。
【0026】図3は、一実施例のGUI管理モジュール
213 のウインドウ管理についての動作フローチャートで
ある。GUI管理モジュール213 が起動されると、カー
ソルが画面上のウインドウ内に入るのを待機する状態に
なる(S310 )。すなわち、カーソルがウインドウ内に
入ったか否かを判定し、カーソルがウインドウ内にない
場合(no)には同じ判定を繰り返す。カーソルがウイ
ンドウ内に入ると(yes)、ウインドウを制御するた
めの各種の制御項目を該ウインドウ内に表示する(S32
0 )。
【0027】このように、カーソルがウインドウ内に入
ればウインドウ制御項目が表示されるが、ユーザがウイ
ンドウ制御項目を選択しようとしてカーソルを動かす場
合もあるが、期せずしてカーソルが動いてしまう場合も
ある。このような場合を考えて、ウインドウ制御項目が
表示されてから一定時間経ってもウインドウ制御項目の
選択がなされない場合は、表示した各種のウインドウ制
御項目の表示を消去する一連の処理(S330 〜S360
)。
【0028】すなわち、一定時間経過したかを判定し
(S330 )、経過していない場合は(no)、ユーザが
ウインドウ制御を入力したか否かを判定し(S340 )、
入力がない場合(no)は、ユーザがユーザ制御項目の
表示を解除するボタンを入力したか否かを判定する(S
350 )。解除していない場合(no)は、一定時間が経
過したか否かを判定するS330 に戻り、S330 〜S350
のループを繰り返す。一定時間が経過した場合(S330
のyes)および、ユーザが解除ボタンを入力した場合
(S350 のyes)には、ウインドウ内に表示したウイ
ンドウ制御項目を消去する(S360 )。
【0029】一方、一定時間以内にユーザがウインドウ
制御項目を選択して入力があった場合(S340 のye
s)、該ウインドウ制御項目に対応する制御操作を実行
する(S370)。
【0030】ウインドウ制御項目の消去処理(S360 )
あるいは対応するウインドウ制御操作の実行(S370 )
後、再びウインドウ内にカーソルが入るのを待機する状
態S310 に戻る。
【0031】ウインドウ制御項目としては、例えば、ウ
インドウの生成や削除、移動などがある。ユーザはこれ
らの項目から選択することにより、ウインドウを生成/
削除したり、移動したりすることが可能になる。
【0032】本発明では、ウインドウ内にカーソルを移
動し、キーボードのキーやマウスボタンを押し下げるイ
ベントをGUI管理モジュール213 が検出し、その場合
には、スクロール管理モジュール214 が起動され、スク
ロール・バーをユーザ所望の位置に表示したり、移動す
る処理を行なうようにしている。
【0033】すなわち、S340 においてウインドウ内に
カーソルがときにキーやマウスボタンの押し下げがある
とウインドウ制御入力があった(yes)と判断し、S
370において、スクロール管理モジュール214 の起動
や、カーソルの位置等の情報のスクロール管理モジュー
ル214 への受け渡しを行なう。
【0034】図4〜図10のディスプレイ表示((a) 〜
(x))は、一実施例のスクロール・バー表示画面である。
これらのスクロール・バーの制御方法を、それぞれ、図
11〜図18の一実施例の動作フローチャート((a)〜
(p))に示す。
【0035】図4(a)は、ユーザがディスプレイ400
上の一つのウインドウ410 内にマウス・カーソル420 を
持っていき、マウス・ボタンをクリックしてスクロール
・バーを表示しようとしているところを示している。ま
た、図11(a)は、図4(a)に対応し、キー/マウ
ス・ボタンのクリックによりスクロール・バーを出力す
るスクロール管理モジュール214 の動作フローチャート
である。
【0036】GUI管理モジュール213 はマウス・ボタ
ンがウインドウ内でクリックされたことを検出して、ス
クロール管理モジュール214 を起動する(S370 )。ス
クロール管理モジュール214 はGUI管理モジュール21
3 からキーボードのキーの押し下げあるいはマウス・ボ
タンがクリックされたことをイベント情報として受け取
る(S1100)。この情報を受け取って、マウス・カーソ
ルの位置にスクロール・バーをホップアップするように
GUI管理モジュール213 に指示する(S1110)。これ
により、図4(b)に示すようなスクロール・バー430
がカーソルの位置に出現する。
【0037】このスクロール・バーにより、ウインドウ
内の表示をスクロールさせることができる。ユーザがス
クロール・バーのつまみを動かすと、GUI管理モジュ
ール213 がその移動を検出し、移動情報をスクロール管
理モジュール214 に渡す。スクロール管理モジュール21
4 は、この移動情報からどれだけスクロールするかを求
め、GUI管理モジュール213 に指示し、スクロールを
実行させる。
【0038】スクロール・バー430 はウインドウ内の表
示の邪魔にならない位置にポップアップすることがで
き、また、カーソルのところにスクロール・バーが出現
するので、従来のようにスクロール・バーの位置までカ
ーソルをわざわざ持っていく必要がなく便利である。
【0039】図4(c)、図11(b)は、それぞれ、
アプリケーション・モジュール216の指示によりスクロ
ール・バーをポップアップする場合のディスプレイ表示
と動作フローチャートである。
【0040】例えば、動画を表示するようなアプリケー
ションの場合、表示中にスクロール・バーを出しておく
必要はないので、動画が停止してから一定時間後にスク
ロール・バーをポップアップするようにすることが望ま
しい。そこで、アプリケーション・モジュール216 が動
画が停止した時点にスクロール管理モジュール214 に対
して一定時間後のスクロール・バーのポップアップを指
示する。
【0041】図11(b)に示すように、アプリケーシ
ョン・モジュール216 からの指示をスクロール管理モジ
ュール214 が受ける(S1120)。この指示を受け、ま
ず、変数popup に‘1’を代入する(S1130)。その
後、時間管理モジュール215 を呼び出し、前もって決め
たある一定時間の時間データを渡すことにより、一定時
間を測定させ、一定時間経ったらスクロール管理モジュ
ール214 に制御を戻す(S1140)。その後、変数popup
が1ならば(S1150のyes)、マウス・カーソルの位
置、あるいは予め登録された位置にスクロール・バーを
ポップアップして(S1160)処理を終了する。変数popu
p が1でない場合(S1150のno)は、そのまま処理を
終了する。
【0042】以上のような動作により、動画表示のよう
なアプリケーションにおいて、動画表示が停止した段階
にアプリケーションからの指示により一定時間後に自動
的にスクロール・バーをポップアップさせることが可能
になる。その結果、動画表示の停止に連動して、例えば
図4(c)のようなスクロール・バーをポップアップで
きる。因みに図4(c)では、縦方向のスクロール・バ
ーに加えて横方向のスクロール・バーもポップアップし
ている。
【0043】一方、該ユーザから一定時間後の自動的な
スクロール・バーのポップアップを止める指示(指示解
除)があった場合には(S1170)、popup に0を代入し
て(S1180)処理を終わる。
【0044】先の、時間管理モジュール215 による一定
時間の測定は、スクロール管理モジュール214 が時間デ
ータを時間管理モジュール215 に渡すことに実行される
が、この時間データをユーザが変更することが可能であ
る。
【0045】図4(d)および図12(c)は、スクロ
ール管理モジュール214 による時間データ設定のディス
プレイ表示および動作フローチャートである。まず、ユ
ーザは例えば、表示されているスクロール・バーの位置
で特定のマウスボタンを押し、時間データ設定を行なう
ことをシステムに伝える。マウスボタンの押し方は、例
えば、シウトキーを押しながら特定のマウスボタンを押
す等の方法が考えられる。システムが自由にカスタマイ
ズすることができる。
【0046】GUI管理モジュール213 はマウスボタン
の押し下げを検出して、スクロール管理モジュール214
を起動する(S1200)。そして、まず、図4(d)のよ
うに、ダイアログボックスをポップアップする(S121
0)。このダイアログボックスのデータをユーザが書き
換える(S1220)と、ダイアログボックスを消去し(S
1230)、指定された時間データをスクロール・バーをポ
ップアップするまでの時間データとして格納しておく
(S1240)。
【0047】以上の処理により、スクロールバーが自動
的にポップアップされるまでの時間を自由に設定しなお
すことが可能になる。図5(e)、(f)、および、図
12(f)は、スクロール・バーの消去についてのディ
スプレイ表示および動作フローチャートである。
【0048】ユーザは、スクロール・バーにカーソルを
合わせて、消去を指示する特定のマウスボタンをクリッ
クする(図5(e))。これをGUI管理モジュール21
3 が検出してスクロール管理モジュール214 を起動する
(S1250)。スクロール管理モジュール214 は、GUI
管理モジュール213 から消去を示すマウス・ボタンの押
し下げがあった旨を受けて、スクロール・バーを画面上
から消去する(S1260)(図5(f))。これにより、
ユーザが自由にスクロール・バーを消去することが可能
になる。
【0049】また、スクロール・バーの操作が終了して
から一定時間が経過した後に自動的にスクロール・バー
を消去することも可能である。図13(e)は、それを
実現するための動作フローチャートである。
【0050】アプリケーション・モジュール216 がスク
ロール操作が完了したことをスクロール管理モジュール
214 に通知すると、スクロール管理モジュール214 では
スクロール操作終了イベントが発行される(S1300)。
まず、変数erase に‘1’を代入する(S1301)。その
後、時間管理モジュール215 を呼び出し、前もって決め
たある一定時間の時間データを渡すことにより、一定時
間を測定させ、一定時間経ったらスクロール管理モジュ
ール214 に制御を戻す(S1302)。その後、変数erase
が1ならば(S1303のyes)、表示されているスクロ
ール・バーを消去して(S1304)処理を終了する。変数
erase が1でない場合(S1303のno)は、そのまま処
理を終了する。
【0051】以上のような動作により、スクロール・バ
ー操作後一定時間後に自動的にスクロール・バーを消去
させることが可能になる。一方、スクロール・バー操作
後一定時間後のスクロール・バー消去を止める要求(指
示解除)がユーザからあった場合には(S1310)、eras
e に0を代入して(S1311)処理を終わる。すなわち、
S1301においてerase に1が代入された後にユーザが指
示解除を行なうことによりS1303がnoとなり、スクロー
ル・バーの消去は行われない。
【0052】先の、一定時間後の消去においては、該時
間データをユーザが変更することが可能である。図13
(f)は、スクロール管理モジュール214 による時間デ
ータ設定の動作フローチャートである。
【0053】まず、ユーザは例えば、表示されているス
クロール・バーの位置でクリックする。GUI管理モジ
ュール213 がこれを検出して、スクロール管理モジュー
ル214 が起動される(S1350)。
【0054】そして、まず、ダイアログボックスをポッ
プアップする(S1351)。すると、図4(d)と同様の
ダイアログボックスが表示される。このダイアログボッ
クスのデータをユーザが書き換える(S1352)と、ダイ
アログボックスを消去し(S1353)、指定された時間デ
ータをスクロール・バーを消去するまでの時間データと
して格納しておく(S1354)。
【0055】以上の処理により、スクロールバーが自動
的に消去されるまでの時間を自由に設定しなおすことが
可能になる。スクロール・バーの一定時間後の消去が設
定されている場合でも、一時的にその機能を無効にし
て、画面上にスクロール・バーを表示しておきたい場合
もある。
【0056】図5(g)、(h)および図14(g)
は、それぞれ、スクロール・バーの一定時間後の消去機
能を一時的に止める場合のディスプレイ表示、および、
スクロール管理モジュール214 の動作フローチャートで
ある。
【0057】図5(g)に示すように、スクロール・バ
ーには保持バタンを500 が用意されている。保持ボタン
500 のクリックをGUI管理モジュール213 が検出し、
スクロール管理モジュール214 を起動し(S1400)、変
数erase に0を代入して(S1401)処理を終了する。デ
ィスプレイ上では、保持ボタン500 をクリックし、以上
の処理が完了すると、保持ボタンの表示を変化させる
(図5(h))。
【0058】スクロール・バー消去の一時的な中止は、
再度図5(h)の状態の保持ボタンをクリックすること
により解除される。このとき、スクロール管理モジュー
ル214 は図13(e)のスクロール操作終了イベント発
行時に動作フローチャートを実行する。
【0059】また、ユーザはスクロール・バー消去の一
時的な中止を解除するために、通常のスクロール・バー
消去の操作(シフトキーを押しながらマウスボタンをク
リックする)を行なってもよい(図12(d))。
【0060】一方、スクロール・バーが画面上に表示さ
れており、その対象の表示内容が何らかの変化を繰り返
し起こすような状況、例えば、コマンドの入力に対して
出力を表示するktermや、ビデオ風のインタフェー
スをもつ動画表示の状況で、表示内容が何度か変化した
にも係わらずスクロール・バーが使用されないような場
合は、そのスクロール・バーは当分使用されないと予想
される。
【0061】そこで、このような場合、決められた回数
以上表示内容が変化し、かつ、その間にスクロール・バ
ーが使用されない場合、スクロール・バーを自動的に画
面上から消去できるとよい。
【0062】図6(i)、(j)、および、図14
(h)は、上記の場合のディスプレイ表示および動作フ
ローチャートである。ktermや動画表示のようなア
プリケーションでは、スクロール・バーをポップアップ
した後(S1450)、変化回数をカウントする変数count
に0を代入しておく(S1451)。
【0063】そして、表示対象に変化が起こった場合
(表示対象の変化イベントの発行を受けて)(S146
0)、変数count の値を1インクリメントし(S146
2)、その値が前もって決めておいたスクロール・バー
を画面上から消去するまでの表示対象の変化回数nより
も大きければ(S1462のyes)スクロール・バーを画
面上から消去し(S1463)、処理を終了する。count ≦
nの場合(S1462のno)はそのまま処理を終了する。
【0064】一方、スクロール・バーを画面上から消去
するまでの間にスクロール・バーを使用した場合(S14
70)には、count の値を0に戻してく(S1471)。図1
5(i)は、スクロール・バーを画面上から消去するま
での表示対象の変化回数nをユーザに設定させるための
処理の動作フローチャートである。
【0065】ユーザが例えば、表示されているスクロー
ル・バーの位置でクリックする。GUI管理モジュール
213 がこれを検出して、スクロール管理モジュール214
が起動される(S1510)。まず、ダイアログボックスを
ポップアップする(S1520)。すると、図4(d)と同
じようなダイアログボックスが表示される。この場合に
は、前に設定した変化回数nの値がダイアログボックス
のなかに表示されている。このダイアログボックスのデ
ータをユーザが書き換える(S1530)と、ダイアログボ
ックスを消去し(S1540)、指定された変化回数nの値
を格納する(S1550)。
【0066】以上の処理により、スクロール・バーが自
動的に消去されるまでの表示内容の変化回数nをユーザ
が設定することが可能になる。スクロール・バーがディ
スプレイ上の表示の邪魔になる位置にポップアップされ
ているようなときにはスクロール・バーを邪魔にならな
い位置に移動できるとよい。
【0067】図6(k)および図15(j)は、スクロ
ール・バーをディスプレイ上で移動する場合のディスプ
レイ表示とスクロール管理モジュール214 の動作フロー
チャートである。
【0068】ユーザは、スクロール・バーの移動を示す
キーを押し下げた後、マウス・カーソルをスクロール・
バーに合わせて、マウス・ボタンを押したままマウス・
カーソルを移動する(マウスのドラッグ)。
【0069】GUI管理モジュール213 はキーの押し下
げとマウスのドラッグを検出し、スクロール管理モジュ
ール214 のスクロール・バー移動を起動する(S156
0)。スクロール管理モジュール214 は、ユーザがマウ
スをドラッグしていくカーソルの位置にスクロール・バ
ーを移動して表示する(S1570)。
【0070】以上の処理により、ユーザがスクロール・
バーを容易に移動させることが可能になる。アプリケー
ションのなかには、一つのウインドウ中に複数の表示内
容を表示するような場合がある。このような場合、次々
に他の表示内容をスクロールしたい場合がある。
【0071】図7(l)、(m)、および、図16
(k)は、このような場合のディスプレイ表示と、スク
ロール管理モジュール214 の動作フローチャートであ
る。ユーザは現在表示されているスクロール・バーをマ
ウスでつかんで他の表示内容の表示位置に移動する。ス
クロール・バーの移動は図15(j)の動作フローチャ
ートに従って行なう。この結果、図7(m)のように他
の表示内容上にスクロール・バーが移動する。
【0072】マウスの移動終了を示すイベントが発行さ
れると(S1610)、スクロール管理モジュール214 はG
UI管理モジュール213 から移動先の表示内容が何かに
関する情報を送ってもらう(S1620)。そして、その表
示内容をスクロールできるようにスクロール動作を獲得
し(S1630)、獲得したスクロール動作を手続きとして
設定する(S1640)。この場合、表示内容とスクロール
動作に関する手続きの対応を得る表をアプリケーション
に持たせる。
【0073】以上の処理により、移動したスクロール・
バーを使用して、その表示内容のスクロール動作を実行
することが可能になる。図8(n)〜(p)、および、
図16(l)は、スクロール・バー移動先の表示内容に
応じたスクロール・バー形状を設定するディスプレイ表
示、および、動作フローチャートである。
【0074】表示内容を複数持つアプリケーションで
は、表示内容ごとに異なる形状のスクロール・バーを持
てることが好ましい。図8の例では、縦軸目盛り部分で
は縦スクロール・バー(同図(n))、横軸目盛り部分
では横スクロール・バー(同図(o))、その他の部分
では二次元スクロール・バーが表示されている。
【0075】ユーザがマウス・カーソルでスクロール・
バーを移動すると、移動終了イベントが発行され(S16
50)、これにより、スクロール管理モジュール214 が移
動先の表示内容に合ったスクロール・バーを選択する処
理を行なう。まず、GUI管理モジュール213 から移動
先の表示内容の情報を通知してもらう(S1660)。そし
て、その情報により、該表示内容の位置によって適切な
スクロール・バーの形状を獲得し(S1670)、その形状
を設定する(S1680)。表示内容とスクロール・バーの
形状の対応はアプリケーションに対応表を持たせ、この
対応表を引くことにより得る。スクロール・バーの形状
はビットマップなどのイメージ・データとして持つこと
が考えられる。
【0076】以上の処理により、表示内容に適した形状
のスクロール・バーが表示できるようになる。一方、表
示内容上のどこにもスクロール・バーを置く位置がない
ような場合には、その他の表示内容上に該スクロール・
バーを置いてスクロールを行なえるとよい。
【0077】図9(q)、(r)、および、図17
(m)は、スクロール・バーの操作対象を変更せずにス
クロール・バーを移動する(操作対象とは違う場所にス
クロール・バーを移動する)場合のディスプレイ表示、
および、動作フローチャートである。
【0078】図9(q)では、現在、ウインドウ内の左
側の表示内容の上にスクロール・バーが表示され、該表
示内容のスクロールを行なっている。スクロールは行な
いたいが、このスクロール・バーが表示上邪魔なときが
ある。このような場合には、同図(r)のように、スク
ロール・バーは右側の表示内容の上に置き、スクロール
操作は左側の表示内容に対して行なうようにすればよ
い。
【0079】このような場合、スクロール・バーに操作
対象固定ボタン500 を表示し(同図(q))、クリック
する。これにより操作対象固定イベントが発行される
(S1700)。スクロール管理モジュール214 は、操作対
象固定イベントが発行されると、変数fix に値1を代入
する(S1701)。その後、図15(j)の動作フローチ
ャートに従い、スクロール・バーをユーザ所望の位置に
移動する。移動が完了すると、マウス移動終了イベント
が発行される(S1710)。
【0080】スクロール管理モジュール214 は、変数fi
x が1であるか否かを判定し(S1711)、fix が1でな
い場合(no)は、移動先の表示対象をGUI管理モジ
ュール213 から獲得し(S1712)、獲得した表示対象を
スクロール対象に設定する(S1713)。一方、fix=1 の
場合は(S1711のyes)、何もせずに処理を終了す
る。この場合、該スクロール・バーの操作対象は、その
前に表示してあった位置の表示内容のままとなり、スク
ロール・バー操作対象を変更せずにスクロール・バーの
移動が可能になる。
【0081】逆に、スクロール・バーの位置はそのまま
で、操作対象を変更したいような場合もある。図9
(s)、(t)、および、図17(n)は、このような
場合のディスプレイ表示例および動作フローチャートで
ある。
【0082】まず、スクロール・バーに操作対象変更ボ
タン510 を表示し(同図(s))、クリックする。これ
により操作対象変更イベントが発行される(S1750)。
スクロール管理モジュール214 は、操作対象変更イベン
トが発行されると、ユーザによる操作対象の指定情報
(ユーザはマウス・カーソルを操作対象に移動し、これ
をGUI管理モジュール213 が検出する)をGUI管理
モジュールから受ける(S1760)。そして、指定された
操作対象をスクロールの操作対象として設定する(S17
52)。
【0083】これにより、スクロール・バーの位置を変
えずに操作対象を変更することが可能になる。スクロー
ル操作の精度を変更するために、スクロール・バーの大
きさを変更したい場合がある。図10(u)、(v)、
および、図18(o)は、スクロール・バーの拡大縮小
のディスプレイ表示例、および、動作フローチャートで
ある。
【0084】ユーザは、何らかの方法でスクロール・バ
ーの拡大縮小を指示する。例えば、シフト・キーを押し
ながらスクロール・バーの端をドラッグする。これをG
UI管理モジュール213 が検出し、スクロール管理モジ
ュール214 のスクロール・バー拡大縮小イベントを発行
する(S1810)。スクロール管理モジュール214 はこれ
を受けてスクロール・バーを拡大縮小する(S1820)。
【0085】スクロール・バーではなくウインドウその
ものをつかんで画面内を移動する場合がある。このよう
なときに、マウス・カーソルがウインドウの端まで来て
操作しにくくなるようなときがある(ウインドウ・リー
ブ)。このようなときにスクロール・バーが表示される
と使いやすい。
【0086】図10(w)、(x)、および、図18
(p)は、ウインドウ・リーブ時にスクロール・バーを
ポップアップするときのディスプレイ表示例、および、
動作フローチャートである。
【0087】ユーザがマウスで画面をつかんで、マウス
カーソルが図面の端まできたとする。GUI管理モジュ
ール213 がこれを検出し、ウインドウリーブ・イベント
を発行する(S1830)。スクロール管理モジュール214
は、ウインドウリーブ・イベントの発行を受けて、その
表示画面上にスクロール・バーをポップアップする
((S1840)。
【0088】以上のような、動作フローチャートに沿っ
たソフトウエア(図11(a)〜図18(p))をスク
ロール管理モジュール214 、時間管理モジュール215 、
および、GUI管理モジュール213 に設けることによ
り、スクロール・バーをユーザが出したいときに、また
出したい所にポップアップしたり、移動したり、拡大縮
小することが可能になる。また、アプリケーション・モ
ジュール216 の指示により、一定時間後にスクロール・
バーをポップアップしたり、消去したりすることも可能
になる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、GUI環境において、
スクロール・バーによるスクロール操作を柔軟に、かつ
容易に行なうことが可能になる。すなわち、ユーザが出
したいときに、出したいところにスクロール・バーをポ
ップアップすることが可能になるとともに、消去した
り、移動したり、拡大縮小することが可能になる。ま
た、一定時間後、あるいは表示対象の変化回数によって
スクロール・バーをポップアップ/消去することも可能
になる。時間設定もユーザが行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図である。
【図2】一実施例のシステム構成図である。
【図3】一実施例のGUI管理モジュールのウインドウ
管理についての動作フローチャート
【図4】一実施例のスクロール・バー表示画面(その
1)。
【図5】一実施例のスクロール・バー表示画面(その
2)。
【図6】一実施例のスクロール・バー表示画面(その
3)。
【図7】一実施例のスクロール・バー表示画面(その
4)。
【図8】一実施例のスクロール・バー表示画面(その
5)。
【図9】一実施例のスクロール・バー表示画面(その
6)。
【図10】一実施例のスクロール・バー表示画面(その
7)。
【図11】一実施例の動作フローチャート(その1)。
【図12】一実施例の動作フローチャート(その2)。
【図13】一実施例の動作フローチャート(その3)。
【図14】一実施例の動作フローチャート(その4)。
【図15】一実施例の動作フローチャート(その5)。
【図16】一実施例の動作フローチャート(その6)。
【図17】一実施例の動作フローチャート(その7)。
【図18】一実施例の動作フローチャート(その8)。
【図19】従来のシステム構成図。
【図20】GUI管理モジュールの動作フローチャー
ト。
【図21】従来のスクロール・バーの表示例。
【符号の説明】
1 GUI管理モジュール 2 スクロール管理手段 3 時間管理手段 4 アプリケーション・モジュール 5 ディスプレイ 6 キーボード 7 マウス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 裕子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 長橋 賢児 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイとキーボード、マウス等の
    入出力装置と、ウインドウ等のグラフィカル・ユーザ・
    インタフェースを管理するグラフィカル・ユーザ・イン
    タフェース(GUI)管理モジュール、および、アプリ
    ケーション・モジュールを有するGUI環境のコンピュ
    ータ・システムにおいて、 ウインドウのスクロール操作に使用するスクロール・バ
    ーを制御するスクロール管理手段と、 前記スクロール管理手段が設定した時間を計測し、該時
    間が経過したことを前記スクロール管理手段に通知する
    時間管理手段とを有することを特徴とする表示制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスクロール管理手段
    は、ユーザが行なうキーやマウスボタンの押し下げによ
    る特定の情報をGUI管理モジュールから受けることに
    より、スクロール・バーあるいは二次元スクロール・バ
    ーをユーザが指定した位置にポップアップしたり、移動
    したり、画面上からの消去するなどのスクロール・バー
    を制御する処理を実行することを特徴とする表示制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のスクロール管理手段
    は、アプリケーション・モジュールの指示により、スク
    ロール・バーあるいは二次元スクロール・バーをユーザ
    が指定した位置にポップアップしたり、移動したり、画
    面上からの消去するなどのスクロール・バーを制御する
    処理を実行することを特徴とする表示制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のスクロール管理手段
    は、アプリケーション・モジュールからの特定の指示を
    受けた後、時間管理手段を起動し、アプリケーション・
    モジュールからの指示後一定時間の後にスクロール・バ
    ーをポップアップすることを特徴とする表示制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のスクロール管理手段
    は、ユーザからの要求により、スクロール・バーをポッ
    プアップするまでの時間をユーザに設定させることを特
    徴とする表示制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のスクロール管理手段
    は、ユーザからの要求により、スクロール・バーの一定
    時間後のポップアップを中止することを特徴とする表示
    制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のスクロール管理手段
    は、スクロール操作終了とともに時間管理手段を起動
    し、一定時間の後スクロール・バーを画面上から消去す
    ることを特徴とする表示制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のスクロール管理手段
    は、ユーザからの要求により、スクロール・バーを消去
    するまでの時間をユーザに設定させることを特徴とする
    表示制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のスクロール管理手段
    は、ユーザからの要求により、スクロール・バーの一定
    時間後の消去を中止することを特徴とする表示制御装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のスクロール管理手段
    は、ユーザによるキーやマウスボタンの押し下げ/アイ
    コンのクリックにより、スクロール・バーを画面上から
    消去しないように設定することを特徴とする表示制御装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のスクロール管理手段
    は、表示対象に一定回数以上の変化があり、かつスクロ
    ール・バーが使用されない場合にスクロール・バーを画
    面上から消去することを特徴とする表示制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のスクロール管理手
    段は、スクロール・バーを消去するまでに表示対象に起
    こる変化回数を、ユーザに設定させることを特徴とする
    表示制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のスクロール管理手
    段は、ユーザからの要求により、一定回数以上の表示回
    数の変化があり、かつ、スクロール・バーが使用されな
    い場合のスクロール・バーの消去を中止することを特徴
    とする表示制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載のスクロール管理手段
    は、ユーザによるキーやマウスボタンの押し下げ/アイ
    コンのクリックにより、スクロール・バーを移動するこ
    とを特徴とする表示制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のスクロール管理手
    段は、スクロール・バーの移動先の表示内容に応じたス
    クロール動作を選択してスクロール処理を行なうことを
    特徴とする表示制御装置。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載のスクロール管理手
    段は、スクロール・バーの移動先の表示内容に応じたス
    クロール・バーの形状を選択して表示することを特徴と
    する表示制御装置。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載のスクロール管理手
    段は、スクロール操作対象は変更せずにスクロール・バ
    ーの位置を移動することを特徴とする表示制御装置。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載のスクロール管理手段
    は、スクロール操作の対象を設定したり、変更すること
    を特徴とする表示制御装置。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載のスクロール管理手段
    は、ユーザが行なうキーやマウスボタンの押し下げ/ア
    イコンのクリックにより、スクロール・バーを拡大/縮
    小することを特徴とする表示制御装置。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載のスクロール管理手段
    は、マウスによって画面をつかんで移動し、ウインドウ
    の端まで来た場合にスクロール・バーを自動的にポップ
    アップすることを特徴とする表示制御装置。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の表示制御装置であっ
    て、 ユーザが指定する位置へのスクロール・バーのポップア
    ップ/移動、ユーザやアプリケーション・モジュールの
    指示によるスクロール・バーの消去、スクロール・バー
    の自動消去の解除、アプリケーション・モジュールの指
    示による一定時間後のスクロール・バーのポップアップ
    /消去、該一定時間のユーザによる設定、一定時間後の
    スクロール・バーのポップアップ/消去のユーザによる
    解除、表示内容の変化回数が一定回数に達してもスクロ
    ール・バーを使用しないときのスクロール・バーの自動
    消去、該一定回数のユーザによる設定、スクロール・バ
    ー移動先の表示内容に応じたスクロール動作/スクロー
    ル・バー形状の設定、スクロール・バー操作対象の変更
    なしのスクロール・バーを移動、スクロール・バー位置
    の変更なしの操作対象の変更、スクロール・バーの拡大
    /縮小、ウインドウ移動によりウインドウが画面の端に
    きた場合のスクロール・バーのポップアップ処理を実行
    することを特徴とする表示制御装置。
JP5277135A 1993-11-05 1993-11-05 表示制御装置 Withdrawn JPH07129360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5277135A JPH07129360A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 表示制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5277135A JPH07129360A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 表示制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07129360A true JPH07129360A (ja) 1995-05-19

Family

ID=17579287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5277135A Withdrawn JPH07129360A (ja) 1993-11-05 1993-11-05 表示制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07129360A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001084073A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Fujitsu Ltd グラフィカルユーザインターフェース表示装置及びその装置での処理をコンピュータにて行なわせるためのプログラムを格納した記録媒体
JP2002014755A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Nec Corp ブラウジング操作方法
JP2005251074A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Sii Nanotechnology Inc 数値入力装置
JP2009295173A (ja) * 2009-07-15 2009-12-17 Sharp Corp コンテンツ表示制御装置、方法、及びプログラム
JP2012501496A (ja) * 2008-08-29 2012-01-19 マイクロソフト コーポレーション 内部スクロールのアクティブ化およびカーソルの装飾
JP2013025369A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 表示制御装置、及び情報処理装置
US8531427B2 (en) 2008-08-12 2013-09-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for controlling information scrolling on touch-screen
WO2016185806A1 (ja) * 2015-05-19 2016-11-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 表示装置および表示制御方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001084073A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Fujitsu Ltd グラフィカルユーザインターフェース表示装置及びその装置での処理をコンピュータにて行なわせるためのプログラムを格納した記録媒体
JP2002014755A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Nec Corp ブラウジング操作方法
JP2005251074A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Sii Nanotechnology Inc 数値入力装置
US8531427B2 (en) 2008-08-12 2013-09-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for controlling information scrolling on touch-screen
JP2012501496A (ja) * 2008-08-29 2012-01-19 マイクロソフト コーポレーション 内部スクロールのアクティブ化およびカーソルの装飾
JP2009295173A (ja) * 2009-07-15 2009-12-17 Sharp Corp コンテンツ表示制御装置、方法、及びプログラム
JP2013025369A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 表示制御装置、及び情報処理装置
WO2016185806A1 (ja) * 2015-05-19 2016-11-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 表示装置および表示制御方法
JPWO2016185806A1 (ja) * 2015-05-19 2018-01-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 表示装置および表示制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7539945B2 (en) Computer system with graphical user interface including drawer-like windows
KR970008545B1 (ko) 객체 생성 그래픽 방법
US5550969A (en) Graphical method of indicating the position of and performing an operation on a plurality of selected objects in a computer system
US7712037B2 (en) Computer system with graphical user interface including spring-loaded enclosures
US5500936A (en) Multi-media slide presentation system with a moveable, tracked popup menu with button and title bars
US7350154B2 (en) Virtual desktop manager
US5611060A (en) Auto-scrolling during a drag and drop operation
US5845122A (en) Method and apparatus for allowing a user to select from a set of mutually exclusive options
US5452414A (en) Method of rotating a three-dimensional icon to its original face
US5546527A (en) Overriding action defaults in direct manipulation of objects on a user interface by hovering a source object
JP3180850B2 (ja) ツールの移動及び機能の制御方法及びコンピュータシステム
US5745111A (en) Method and system for automatic presentation of default-drop target icons at window borders
JP2000293290A (ja) 情報処理装置、表示制御方法及び記憶媒体
JPH07182135A (ja) コンピュータ化ユーザ・インタフェース
JPH07129360A (ja) 表示制御装置
JP2006092531A (ja) 現状態を有するオブジェクトを編集する方法
JP2002175143A (ja) 画像表示装置、プログラムおよび記録媒体
JPH0561632A (ja) アイコン表示装置
KR102179370B1 (ko) 컴퓨터 프로그램의 콘텐츠 복사 및 붙여넣기 실행 시스템, 그 방법 및 그 실행 방법을 컴퓨터로 실행할 수 있는 프로그램이 저장된 기록매체
JPH04233628A (ja) 直接入力操作方法
JP2000187547A (ja) スクロール制御装置および方法
JP2887808B2 (ja) 編集処理装置
JP3208174B2 (ja) ワードプロセッサにおけるバックアップシステム
JPH04256126A (ja) コンピュータシステムにおける多数の選択オブジェクトのオペレーションの図形的実行方法
CN113918037A (zh) 一种切换鼠标操作模式的方法、计算设备及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130