JPH07182135A - コンピュータ化ユーザ・インタフェース - Google Patents

コンピュータ化ユーザ・インタフェース

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JPH07182135A
JPH07182135A JP6245844A JP24584494A JPH07182135A JP H07182135 A JPH07182135 A JP H07182135A JP 6245844 A JP6245844 A JP 6245844A JP 24584494 A JP24584494 A JP 24584494A JP H07182135 A JPH07182135 A JP H07182135A
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0484Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] for the control of specific functions or operations, e.g. selecting or manipulating an object, an image or a displayed text element, setting a parameter value or selecting a range
    • G06F3/0485Scrolling or panning
    • G06F3/04855Interaction with scrollbars

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ノートブックまたはその他のポータブル・コ
ンピューティング環境で、ウィンドウ・アプリケーショ
ンの使い易さを改善する。 【構成】 トラック・ボールなど、コンピュータのポイ
ンティング・デバイスからのユーザ入力に対する応答と
して、アイコンを活動化すると、矢印などの少なくとも
一対の隣接対向するスクロール・アイコンが、表示画面
の両端に動的に作成される。その後、矢印のいずれか一
方を選択すると、対向する両方向のうち、その矢印に対
応する方向にウィンドウの内容がスクロールされる。動
的作成矢印が隣接しているために、対向する両方向に交
互にスクロールする必要がある場合は、必要な従来のポ
インティング・デバイスの動きが最小限になり、それに
より、表示画面上で隣接せずに対向する矢印間の大きい
距離をカーソルが従来通り移動するのを回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ化ユーザ
・インタフェースに関し、より具体的には、ポータブル
・コンピュータの画面などの電子表示装置と対話するた
めの改善されたシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、コンピュータ、イメージ・エディ
タ、ゲームなどの各種システムには、マウス、ジョイス
ティック、トラック・ボール、スタイラス・パッドなど
のポインティング・デバイスによりユーザとシステムと
の対話を容易にするための電子式ユーザ・インタフェー
スが設けられている。このようなシステムでは、図1の
モニタ4の画面10のような表示画面が使用され、これ
がユーザに対して視覚的フィードバックを行い、ユーザ
とシステムとの対話を可能にしている。このような対話
は、カーソル2を画面上で空間配置し、ポインティング
・デバイス上のボタンなどを活動化してカーソル位置に
ある所望の動作を示すことにより行う。一般に、このよ
うな画面は、従来のビデオ・モニタに設けられるか、ノ
ートブック、ラップトップ、またはその他のポータブル
・コンピュータ環境の場合は、コンピュータの一部とし
て開閉する比較的小型の液晶表示画面として設けられて
いる。
【0003】ポータブル・コンピューティング環境に使
用する表示画面の上記の例や、画面そのものの物理的寸
法が厳しく制限されるその他の例では、たとえば、当技
術分野で周知の図3に示すような見慣れたウィンドウ1
1などにより、比較的大きいデータ・セットの一部のみ
の選択表示を制御するために各種の技術が開発されてい
る。このウィンドウにより、データセット全体の所望の
部分だけを画面10に表示することができる。通常、こ
のような表示は、以下に詳述する各種のスクロール技術
によって行われる。
【0004】このような環境では、このようなウィンド
ウ11に関する各種の規則が作成されている。これにつ
いては、背景情報として、引き続き図3を参照してここ
で詳述する。表示画面10上に表示される通常のウィン
ドウ11は、タイトル・バー14と、水平スクロール・
バー16および垂直スクロール・バー18などの1つま
たは複数のスクロール・バーを含む。ウィンドウ11に
は、テキストやグラフィックなどの様々なタイプのデー
タ13を表示できるが、このようなデータ13は、通
常、ウィンドウなどの作業域12だけに表示できるもの
であって、タイトル・バー14や、水平または垂直スク
ロール・バー域16および18には表示できない。
【0005】タイトル・バー14は、通常、アイコンま
たはテキストを含み、カーソル2がその付近またはアイ
コン上に置かれ、マウス・ボタンなどをクリックするこ
とでカーソル2が活動化されると、追加の動作が行われ
るか、情報が表示されるようになっている。たとえば、
プルダウンまたはポップアップ・メニューのアイコンま
たは標識20の任意の位置にカーソル2を配置して、ボ
タンをクリックすると、対応するプルダウンまたはポッ
プアップ・メニュー21が画面に表示され、ユーザがメ
ニューに表示されている項目とさらに対話しやすくな
る。同様に、最小化ボタン22または最大化ボタン24
のそれぞれにカーソル2を配置すると、ウィンドウ11
が縮小されて表示画面10上のアイコンになるか、ある
いは、反対にウィンドウ11が表示画面10上で使用可
能なスペース全体を占めるようになる。
【0006】前述の通り、表示画面10で使用可能なス
ペースは制限される場合が多いため、(特に、ラップト
ップまたはノートブック・コンピュータなどのポータブ
ル・コンピューティングの表示装置の場合)当技術分野
では各種のスクロール技術が提供されている。これらの
技術は、画面の水平または垂直方向に、より広範囲のテ
キストまたはイメージ・データを含む可能性があるデー
タ・セット全体の一部だけを、所与の時期にウィンドウ
11に選択表示するものである。通常、垂直スクロール
・バー18などのスクロール・バーは、スクロール・バ
ー18の上部および下部にそれぞれスクロール・アップ
矢印26とスクロール・ダウン矢印27が設けられてい
る。スクロール・アップ矢印26およびスクロール・ダ
ウン矢印27の一方にポインティング・デバイスでカー
ソル2を配置し、ボタンなどによりそれを活動化する
と、表示画面10のウィンドウ11に表示されたデータ
13は、選択した矢印に応じて上または下に移動し、ウ
ィンドウ11から消えるようになっている場合もある。
これにより、スペースが解放されて、追加情報を表示で
きるようになるが、これは、フィルム・イメージがウィ
ンドウまたはアパーチャを越えてスクロールするのと同
じである。
【0007】具体的に一例を挙げると、スクロール・ア
ップ矢印26を活動化した場合には、データ13がウィ
ンドウ11の上部データ境界15を越えて上方向にスク
ロールを開始し、それまでは見えていなかった新たなデ
ータが下部データ境界17を越えて上方向に移動を始
め、表示画面10のウィンドウ11内に現れ始める。こ
のようにして、限られた表示域を持つ表示画面10に大
量のデータを表示するための技術が提供され、それによ
り、スクロール・アップ矢印26およびスクロール・ダ
ウン矢印27を必要に応じて交互に選択活動化して、デ
ータの所望部分を画面上に配置することができる。
【0008】同様に、一部の例では、本来は水平方向に
より大きい表示画面を必要とするデータの一部だけを選
択表示できるようにすることが望ましい。このような場
合には、スクロール・アップ矢印26およびスクロール
・ダウン矢印27について説明したのと同様の目的で、
水平スクロール・バー16にも、対応する左スクロール
矢印29と右スクロール矢印33を設けてもよい。
【0009】上記の技術は、ある程度までは表示画面の
表示域が限られている場合の問題に対応するためのもの
であるので、多くの理由により、完全に満足のいく解決
策ではなかった。特に、ポータブル・コンピューティン
グ環境では、ポインティング・デバイスが小型でなけれ
ばならず、そのため、マウスタイプのデバイスなど、従
来広く受け入れられているデバイスの中には、その物理
的サイズのためにまったく不適切になってしまったもの
もある。したがって、トラック・ボールや、カーソル2
に操縦活動化機能を提供する方向圧力感知キーなどのポ
インティング・デバイスが上記の用途のために設けられ
ている。しかし、これも、物理的な制約のため、いくつ
かの問題を引き起こしている。
【0010】さらに図3を参照して説明すると、たとえ
ば、このようなデバイスを使ってスクロール・アップ矢
印26を活動化すると、必要に応じてウィンドウ11全
体でデータ13を上方向に効果的にスクロールすること
ができる。しかし、処理を逆転させて下方向にスクロー
ルすることが必要な場合は、スクロール・アップ矢印2
6付近の位置からスクロール・ダウン矢印27までカー
ソル2を移動させ、これにより、図3の距離"A"を移動
させなければならない。これは、「細分性」が十分小さ
いポインティング・デバイスを設け、そのポインティン
グ・デバイスを小さく動かしただけで表示画面10のス
クロール・ダウン矢印27上の所望の位置までスペース
Aで比較的大きく移動させるようにすれば、容易に達成
できる。しかし、問題の1つを引き起こしているのは、
まさしく、ポインティング・デバイスの動きが小さいの
に対して、カーソル2の動きがこのように比較的大きい
点である。つまり、スクロール・バーでカーソル2がこ
のように大きく移動するために、より精密な細分性を必
要とする表示画面10においてデータ13と対話する際
にカーソルがほぼ無用なものになる恐れがある。
【0011】次に図4を参照して説明すると、ウィンド
ウ11で比較的大きいスクロール移動を提供しながら、
同時に、大量のデータ内の所望の位置に達したときによ
り精密な細分性または移動を提供するための解決策の1
つは、スクロール・バー域にロケータ・アイコン31を
設けることである。カーソル2をこのロケータ・アイコ
ン31上に置いて、ボタンなどを活動化することによ
り、ロケータ・アイコン31を位置28または30など
にドラッグして、表示画面10のウィンドウ11全体で
データを比較的大きく移動させることができる。これに
より、データ内を大きく移動することができるが、ウィ
ンドウ11内のテキストを精密な細分性を持って移動さ
せるためにスクロール・アップ矢印26などのスクロー
ル・バーの一端から反対側の端まで移動する必要性を完
全に除去できるわけではない。
【0012】この問題を認識した上で、図5に示すよう
に、ユーザ・インタフェース技術は、スクロール・アッ
プ矢印32などの追加の矢印をスクロール・ダウン矢印
27に隣接して永続的かつ静的に表示するまでに発展し
た。このような配置にすると、カーソル2をスクロール
・ダウン矢印27まで移動させたときに、スクロール・
アップが必要になった場合、反対方向にスクロールさせ
るには、隣接するスクロール・アップ矢印32までカー
ソルを比較的小さく移動させればよい。すなわち、ロケ
ータ・アイコン31またはスクロール・アップ矢印26
(矢印32と同じ目的で機能する)までカーソルを比較
的大きく移動させる必要がなくなったのである。
【0013】しかし、隣接する矢印対をスクロール・バ
ーに設ける際にこの方法が完全な解決策にならないこと
が、ユーザ・インタフェース設計者にはまもなく明らか
になった。その理由は簡単で、たとえば、ユーザがカー
ソルをウィンドウ11に移動させ、中間軸19(図3)
の上にある領域に移動させたときに、下方向へのスクロ
ールが必要になった場合、ユーザはスクロール・ダウン
矢印27までもう一度カーソルを比較的大きく移動させ
なければならないからである。ポータブル・コンピュー
ティング環境に適したトラック・ボールなどのデバイス
の特性により、ウィンドウ11で操作する際に有効な妥
当な細分性にポインティング・デバイスをセットした場
合、カーソル2をこのスクロール・ダウン矢印27に配
置するにはトラック・ボールを何度も回転させなければ
ならないという実行不可能な煩わしさが発生しそうだと
いうことが想起されるだろう。
【0014】したがって、ユーザ・インタフェース設計
者が、図5のスクロール・アップ矢印26およびスクロ
ール・ダウン矢印34のように、スクロール・バーの反
対側に1組の永続的かつ静的な追加矢印対を設けるとい
う解決策を試みるようになるまでに長くはかからなかっ
た。図3の中間軸19のどちら側にあっても、カーソル
2は、ウィンドウ11で作業を行う際にこのようにして
配置されるため、ユーザは、いずれの方向にも必要に応
じてスクロール活動するために、最も近い矢印対27―
32または26―34にカーソルを配置するだけでよ
い。
【0015】しかし、図5に示されていることから分か
るように、この方法でもさらに別の問題が発生すること
が明らかになった。矢印27―32または26―34な
どの、静的かつ永続的に表示される矢印対を設けると、
ロケータ・アイコン31を移動させるために以前は使用
できたスペースが小さくなり、図5の距離B(スクロー
ル・バーの一端に1組の矢印対を設け、反対側に1つの
矢印を設けた場合)しか移動できなくなった。さらに悪
いことに、2組の矢印対27―32および26―34
(図5)を設けた場合は、ロケータ・アイコン31を移
動させるのに使用できる直線空間が距離Cにさらに厳し
く限定される恐れもある。スクロール・バーの両端にあ
るスクロール矢印間のスペースがこのように制限される
ことにより、ロケータ・アイコン31が使用できる細分
性も厳しく制限されてしまい、したがってこの方法は受
け入れられないことが判明した。
【0016】上記の問題を解決しようとするその他の方
法としては、カーソルとそれに関連するポインティング
・デバイスに「加速」機能を提供することなどが挙げら
れる。このような方法では、カーソル2の移動距離は、
ユーザがポインティング・デバイスに授与する加速の度
合いによって制御され、しかも、場合によっては、この
加速プロファイルはユーザが構成可能で、メモリに格納
される。このため、操作時にユーザがトラック・ボール
などのポインティング・デバイスを小さく迅速に動かす
場合、ユーザが加速度を低くして同じ距離だけトラック
・ボールを移動させる場合に比べ、カーソルは表示画面
10上でより大きく弾道式に移動する恐れがある。
【0017】上記の方法は、本質的に、可変細分性を提
供するが、残念ながら、その他の問題を数多く伴うこと
が判明している。まず、適切なユーザ指定の加速度や個
人的好みの癖に応じてカーソルの動きを調整しようとす
る場合、ユーザが加速プロファイルと対話しなければな
らない。残念ながら、適切な加速度の設定は、実行する
特定のアプリケーションによって様々になる可能性があ
る。しかも、このような方法では、ユーザ側の技能や手
先の器用さは一切不要である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記の説明により、特
に、ノートブックまたはその他のポータブル・コンピュ
ーティング環境では、ウィンドウ・アプリケーションの
使い易さを改善できるようなユーザ・インタフェース・
システムおよび方法の必要性が非常に高くなっているこ
とが明らかになるだろう。
【0019】より具体的には、ユーザがスクロール・ア
ップとスクロール・ダウンまたは左右へのスクロール動
作を交互に繰り返さなければならないような、表示画面
のサイズが大幅に制限されるアプリケーションでは、こ
のような改善されたユーザ・インタフェースが必要であ
った。
【0020】さらに、カーソルを特定の位置に正確に配
置しなければならない一方で、ポインティング・デバイ
スによって広いデータ域を移動しなければならないこと
も多い場合に、トラック・ボールやその他の配置デバイ
スまたはポインティング・デバイスの細分性の問題に対
処する、このような改善されたユーザ・インタフェース
が必要であった。
【0021】さらに、トラック・ボールなどのデバイス
を使用するスクロール・バー設計に適合可能なユーザ・
インタフェース・システムを提供し、スクロール・バー
の一端にあるスクロール矢印から反対側までカーソルを
移動させながら、同時に、必要に応じてロケータ・アイ
コンを配置するために使用できるスクロール・バーのス
ペースを最大限に確保することが必要であった。
【0022】
【課題を解決するための手段】トラック・ボールなど、
コンピュータのポインティング・デバイスからのユーザ
入力に対する応答として、アイコンを活動化すると、そ
れに関連する第二のアイコンが活動化された第一のアイ
コンに隣接する位置に動的に作成される。例えばスクロ
ール・アイコンを活動化すると、矢印などの少なくとも
1つの隣接する反対方向のスクロール・アイコンが動的
に作成される。その後、矢印のいずれか一方を選択する
と、両方向のうち、その矢印に対応する方向にウィンド
ウの内容がスクロールされる。動的作成矢印が隣接して
いるために、両方向に交互にスクロールする必要がある
場合は、必要な従来のポインティング・デバイスの動き
が最小限になる。このようにして、両方向に交互にスク
ロールした場合、表示画面上で隣接せずに表示されてい
る互いに反対方向の矢印間の大きい距離をカーソルが従
来通り移動するのを回避する。
【0023】互いに反対の方向を指し示す2つのスクロ
ール・アイコン、例えば矢印が間隔をあけて配置されて
いる場合、いずれか一方の矢印を活動化したとき、その
活動化された矢印に隣接する位置だけでなく、もう一方
の矢印に隣接する位置にも反対方向の矢印を動的に作成
することもできる。
【0024】他のユーザ・インタフェース活動が発生し
たためにスクロールが不要になったことを示す指定の基
準の発生を検出すると、このように作成され、矢印対を
完成する矢印を自動的かつ動的に消去することもでき
る。このような基準としては、事前選択した距離を超え
てポインティング・デバイスが矢印から移動したことを
検出した場合、スクロール・バーの一端にある矢印から
反対側またはスクロール・バー上の他の位置まで移動し
た場合、ユーザの動作によって現行ウィンドウが再描画
された場合(選択した別のウィンドウをアクティブ・ウ
ィンドウにし、現行ウィンドウのサイズを変更する場合
など)、プルダウンまたはポップアップ・メニューが活
動化される場合などがある。
【0025】ある実施例では、それまでのユーザ対話と
行動ヒューリスティックの履歴に基づいて、このような
基準が動的に作成される。時間の経過とともに基準を定
義し詳細化するユーザ・プロファイルが作成され、格納
される。このため、特定のアプリケーションの場合に、
矢印から事前定義の距離を超えてしまっても(本来な
ら、動的作成矢印の消去を意味し、その消去を実行させ
るような事態である)、通常、ユーザがすばやくスクロ
ール機能に戻ることを、それまでのユーザ入力からシス
テムが学習すると、動的作成矢印の動的消去が無効にな
る。
【0026】
【実施例】まず図1を参照すると、同図には本発明を実
施するための環境を提供する一般的なシステムが示され
ていることが分かると思われるので、このシステムにつ
いて最初に説明する。コンピュータ6は、後述する処理
を実施するためにそのコンピュータにロードされたプロ
グラムにより本発明の方法を実行する。その処理では、
イメージ、アイコンなどが適切なモニタ4の表示画面1
0に表示される。キーボード3Aや、表示画面10上に
カーソル2を配置するためのトラック・ボール3Bまた
はマウス3Cなどの所望のポインティング・デバイスを
含む、様々な入出力装置がコンピュータ6とともに使用
される。このポインティング・デバイスは、通常、1つ
または複数のボタン3Dを含み、カーソル2が表示画面
10の所望の位置に配置されるとカーソル2を活動化す
る。
【0027】本発明のシステムおよび方法を効果的に使
用できる環境を一般的に示すことだけを目的として、汎
用コンピュータ・システムを図1に示している。しか
し、以下の説明から明らかになるように、本発明では、
所与の時点で表示画面10から表示可能な量より大量の
データ・セットの限定部分を表示画面10の限定領域上
で制御する必要があるいくつかの環境も可能である。こ
のため、図1には示していないが、特に本発明の利点を
利用できるように適合させたコンピュータ・システム環
境は、必然的に表示画面10の物理的な領域を制限しな
ければならないラップトップ、ノートブック、パーソナ
ル・ディジタル・アシスタントなどのポータブル・コン
ピュータ・システムの形態をとるだろう。
【0028】普遍性向上の問題として、本発明が対処す
る問題は必ずしも従来のコンピュータ・システムに限定
されず、むしろ、より一般的には、テキストかグラフィ
ック・イメージかにかかわらず、所与の時点では表示し
たいデータの一部しか表示できないような、データの電
子表示にも応用されるものであることは、容易に理解で
きるであろう。このため、本発明は、専用目的である可
能性があるために一般に容認された意味では図1に示す
ような汎用コンピュータ・システムとは見なされない、
ビデオ編集システムなどの応用も可能である。
【0029】次に図2を参照して説明すると、コンピュ
ータ6の内部には、通常、中央処理装置またはマイクロ
プロセッサ5を連結するシステム・バスが設けられてお
り、本発明を実施するためのステップを実行するようマ
イクロプロセッサ5に指示するコンピュータ・プログラ
ム6については、後述する必要がある。マイクロプロセ
ッサ5が中間データ、プログラム・コードなど、プログ
ラム6の実行結果を格納するのに使用する作業メモリ7
も設けられている。プログラム6は概略のみ図示されて
いるが、このプログラムが、アプリケーション・プログ
ラム、システム・メモリ、および入出力などを全般的に
制御するためのオペレーティング・システムやデバイス
・ドライバ・コードを包含するだけでなく、オペレーテ
ィング・システムとともに実行され、その結果、表示画
面10上にイメージおよびデータの様々な表示を行い、
カーソル2と、本明細書に記載するその他のビデオ・イ
メージをも表示するような各種のアプリケーション・プ
ログラムも包含することは、当業者には容易に明らかに
なるであろう。
【0030】さらに、汎用プログラム6は、スクロール
・アイコンの動的作成および消去、ならびにそれに関連
するウィンドウと、その様々なスクロール・バーなど、
以下に詳述する本発明の特定の要点を実施するのに必要
なコードを機能的に表現するためのものである。システ
ム・バスに接続されたコンピュータ・システム6を構成
する追加の構造上および機能上の要素としては、モニタ
4および入出力装置3A―3Cなどの外部構成要素とコ
ンピュータ6との間でシステム・バスによりインタフェ
ースをとるための汎用入出力装置8と、通常のディスク
またはテープ装置のように、本発明を実施するのに必要
なプログラム・コードおよびデータを不揮発的に記憶す
る大容量記憶装置9などがある。
【0031】次に図6を参照すると、同図には、ユーザ
・インタフェースが示され、より具体的には、ポータブ
ル・ラップトップまたはノートブック・コンピュータな
どに見られるような表示画面10で使用する本発明のウ
ィンドウ11が示されていることが分かるであろう。
【0032】本発明によると、垂直バー18などのスク
ロール・バーの対向する両端に配置された状態でそれぞ
れ示されている従来のスクロール・アップ矢印26とス
クロール・ダウン矢印27の他に、2つの追加の動的ス
クロール矢印36および38が破線形式で示されている
ことが分かるであろう。コンピュータ・アプリケーショ
ンの動作時には通常、これらの動的スクロール矢印が存
在せず、そのため、図3に示す先行技術の場合のよう
に、スクロール・バーに沿った直線空間"A"全体をロケ
ータ・アイコン31が使用できるようになっていること
を示すために、これらの矢印が破線形式で図示されてい
る。
【0033】本発明の特徴の1つは、ユーザがスクロー
ル動作を必要とするときに、その時点でスクロール・ア
ップ矢印26とスクロール・ダウン矢印27のどちらが
カーソル2に最も近いかに応じて、一方の矢印の付近に
カーソル2を配置できることである。このため、たとえ
ば、ユーザが所与のアプリケーションと対話している間
に、所与の時点でカーソル2がユーザ・スペースまたは
作業域12上で図3に示す中間軸19より上に位置する
場合、おそらくユーザは、近い方のスクロール・アップ
矢印26上またはそれに隣接する位置にカーソル2を配
置することを選ぶであろう。同様に、カーソルが中間軸
19より下にあれば、スクロール・ダウン矢印27上ま
たはそれに隣接する位置にカーソル2を配置するであろ
う。
【0034】その後、ボタンなどを押すかクリックして
ポインティング・デバイスを活動化すると、活動化した
ばかりの矢印に隣接する位置に、反対方向の矢印が動的
に作成され、表示されることが、本発明の特徴の1つで
ある。具体的に説明すると、たとえば、カーソル2をス
クロール・アップ矢印26上またはそれに隣接する位置
に配置して、クリック動作を行った場合、永続的なスク
ロール・アップ矢印26のすぐ隣に動的なスクロール・
ダウン矢印38が作成され、表示される。さらに、必要
であれば、スクロール・バーの下端側の永続的なスクロ
ール・ダウン矢印27に隣接する位置に、スクロール・
アップ矢印36がそれと同時に作成され、表示される。
これにより、ユーザ・スペース12での対話的処理の後
で、いずれか一方の矢印対26―38または27―36
にカーソルをもってくることでスクロールが可能にな
る。
【0035】ユーザがこのように1組または2組のスク
ロール矢印対を動的に作成すると、その後、ユーザは、
カーソルをその上またはそれに隣接する位置に配置し
て、ボタンを活動化するかクリックし、いずれか一方の
矢印対のいずれか一方の矢印を活動化すれば、所望の方
向にウィンドウ11内でデータ13をスクロールさせる
ことができる。
【0036】次に図7を参照すると、本発明の特徴の1
つは、動的に作成されたスクロール・アイコンまたは矢
印対が作成されるだけでなく、本発明のユーザ・インタ
フェースには、事前定義の基準を満たしたときにこのよ
うな動的作成アイコンを動的に消去できるようになって
いる点である。
【0037】図7を参照すると、従来の最新ユーザ・イ
ンタフェースでは、適切なアイコン20を活動化したと
きに、前述のプルダウンまたはポップアップ・メニュー
21(図3)のように、特定のアプリケーションがアイ
コンなどをタイトル・バー14に追加表示できるように
なっていることが分かるだろう。このように作成した追
加のスクロール・アイコンや矢印を必要に応じて動的に
削除させるこのような基準の一例としては、タイトル・
バーのアイコン20などの対応するアイコン上にカーソ
ルを配置して活動化することにより、図3に示すように
ユーザがこのようなプルダウンまたはポップアップ・メ
ニューを活動化した場合が考えられる。これは、このよ
うなユーザ動作によって、スクロール活動がもはや不要
になったが、ウィンドウの最小化(MIN)、別のプロ
グラムの実行(RUN)、ウィンドウの最大化(MA
X)、アプリケーションの終了(QUIT)(図3に示
す)など、メニューに示されているその他の動作または
機能を活動化することを示しているためである。
【0038】動的作成スクロール・アイコンまたは矢印
を自動的かつ動的に消去または除去することを要求する
このような基準のもう1つの例は、最新のグラフィカル
・ユーザ・インタフェースでは、複数のウィンドウを同
時にオープンしたり表示できることもすでに当たり前に
なっているという事実に関連する。このため、図7に示
すように、このようなウィンドウ表示域11Aが表示画
面10の前景に表示されるとともに、背景には第二のウ
ィンド表示域42が表示されることもあり得る。動的作
成スクロール矢印は、前景ウィンドウ11Aでユーザが
活動したときに作成されたはずである。しかし、その
後、第二のウィンドウなどをクリックするなどの様々な
手段で(図8に示すように)第二のウィンドウ42を前
景に引き出すと、これは、図7のウィンドウ11Aで行
った以前のスクロール活動がその後は不要になることを
意味する可能性がある。このような場合、本発明により
動的に作成された(図7の矢印32などの)ウィンドウ
11Aのスクロール・アイコンは、図8に示すように対
応するスクロール・バーから動的に消去されるはずであ
る。
【0039】動的作成スクロール矢印をその後、スクロ
ール・バーから動的かつ自動的に除去することが必要に
なるような代表的な基準のもう1つの例は、図7を参照
すれば理解されるだろう。同図でカーソル2は、動的に
作成されたスクロール矢印対27―32から距離Xの位
置にウィンドウ11内に配置された状態で示されてい
る。この場合の基準は、動的作成スクロール矢印対27
―32から事前定義の距離Xを超える位置にユーザがカ
ーソル2を配置したかどうかであり、これは、ユーザが
それ以上スクロール活動の続行を必要としていないこと
を意味する可能性がある。本発明のシステムがこれを検
出すると、これも、動的作成スクロール矢印、この場合
は、上方向の動的スクロール矢印32を自動的に除去さ
せるためのもう1つの基準となる可能性がある。
【0040】図7および図8に関連する上記の説明に従
って、事前に動的作成したスクロール矢印を必要に応じ
て自動的かつ動的に除去させる、すなわち、プルダウン
・メニューまたは重ね合わせたウィンドウを活動化する
か、または動的なスクロール・アイコン対から事前定義
の距離以上に移動させるための3つの基準を例示した。
しかし、本発明はこのように限定するためのものではな
く、動的作成スクロール矢印の動的消去を起動するため
に必要に応じて監視し、本ユーザ・インタフェース・シ
ステムによって検出できるその他の数多くの基準も可能
である。一般的な概念によれば、本発明のユーザ・イン
タフェース・システムは、おそらく、かなりの期間優勢
だった非常に精密なスクロール・モードから出ることを
ユーザが望んでいることを示すと思われるような所望の
基準がないかどうか、ユーザの活動を監視することがで
きる。その場合、貴重かつ限定された表示画面域を解放
するために動的作成スクロール矢印を除去することが最
も適切であると思われる。このように解放するのは、た
とえば、ロケータ・アイコン31をより長い距離を移動
できるようにして、細分性の低いスクロールを改善する
ためであると思われる。
【0041】本発明で企図するもう1つの点は、このよ
うな基準は一定にする必要がなく、むしろ、ユーザの活
動や特性の履歴を構築する機能として動的に調整できる
ものである。一例を挙げると、ユーザがスクロール矢印
対からXを超える距離の位置にカーソルを配置している
ときには必ずスクロール矢印の消去を呼び出すという不
変の基準は、不当に硬直したものになり、その結果、動
的作成矢印を除去するという決定が不適切なものになる
可能性もある。
【0042】たとえば、ユーザは、スクロール・モード
にもう一度入りたいと考えたときには、非常に限定され
た時間または限定されたユーザ動作回数の間だけ、Xを
超える距離までカーソルを移動させることができる。ユ
ーザの習慣などを監視、記録、分析し、ユーザ・プロフ
ァイルおよびアプリケーション・プロファイルを動的に
作成できるようにすることで、システムはこのような使
い方を考慮することができる。それにより、より高機能
で柔軟な基準に従って動的矢印の消去または除去を行え
る。一例を挙げると、ユーザが限定された期間または限
定された回数だけユーザ・インタフェースと対話してい
る間だけ、この距離Xを超えたときに、カーソルが矢印
対により近い位置に再配置された場合、一時的に距離X
を超えて移動したにもかかわらず、実際にはユーザは引
き続きほぼスクロール・モードに入っていることを見越
して、システムは必要に応じて動的矢印の消去を見合わ
せることも可能である。
【0043】次に図9を参照すると、同図には、スクロ
ール・アイコンを動的に作成するための前述の方法およ
び技法を実現するための流れ図の概略が示されているこ
とが分かるであろう。このような機能ブロックは、ラッ
プトップまたはノートブック・コンピュータのオペレー
ティング・システムまたはアプリケーション・プログラ
ムなど、図1および図2に示したコンピュータ・システ
ムとともに実現したユーザ・インタフェース・ソフトウ
ェアとして実現することが好ましいことは、容易に理解
されるであろう。
【0044】図9を参照すると、図1および図2のコン
ピュータ・システムが、必要に応じてポインティング・
デバイスによって配置されたカーソル2の位置を監視す
るためのプログラム・コード6を含んでいることが想起
されるだろう。しかし、このシステムは、この監視の1
つの機能として、本明細書に記載した基準に従って適切
な時期に動的スクロール・アイコンを生成し、それを配
置し、表示画面10からそれを消去するためのプログラ
ム・コードも含んでいる。
【0045】図9は、本発明に従って矢印などのスクロ
ール・アイコンを必要に応じて動的に作成させるための
プログラム・コードに実現可能な代表的な流れ図を例示
したものである。デバイス3A―3Dからのユーザ入力
により、システム・バス上で何らかの活動(動作が必要
であることを示す、カーソル配置以外のもの)が発生し
ていることを図1のコンピュータ・システムが入出力装
置8を介して判断すると、参照番号50で示したサブル
ーチンAに入る。このようなユーザ入力は、ノートブッ
ク・コンピュータなどのトラック・ボールでのボタン・
クリックで構成される場合もある。ステップ52に示す
ように、このユーザ入力が検出されると、コンピュータ
・システムは、プログラム6および作業メモリ7によ
り、スクロール・バー用の相補的動的作成スクロール・
アイコン(矢印記号など)がすでに事前に作成され、所
与のスクロール・バー上またはそれに隣接する位置でこ
のようなユーザ入力またはクリック活動が行われた後も
まだ表示画面10上に存在しているかどうかを判断す
る。このような状況検査に対する応答として、コンピュ
ータ・システムが、このような相補的アイコンがまだ存
在すると判断した場合、ユーザの入出力に対する応答と
してこのようなアイコンを作成する必要はないので、ま
だ存在すると判断した後で、プログラムの流れは判断ス
テップ54から左に出て、参照番号60のところで呼出
しプログラムに戻る。
【0046】これに対して、判断ステップ54で、(静
的に作成された既存のスクロール・アイコン上またはそ
れに隣接する位置にユーザ入力を行ったが、事前に作成
された動的アイコンが存在しないため)ユーザ入力に応
じてスクロール・アイコンを動的に作成すると判断した
場合は、プログラムの流れは判断ステップ54の"No"
の経路に出る。このとき、本発明を実施するプログラム
制御下にあるコンピュータ・システムは、参照番号56
に示すように、相補的矢印記号などの形式で相補的スク
ロール・アイコンを必要に応じて作成させ、表示画面1
0のスクロール・バーの適切な位置にこのアイコンを表
示させる。前述のように動的矢印を作成する必要がある
ことを示す基準の1つは、ユーザがスクロールを必要と
する使用モードに入っていることを示す、事前に静的に
表示した矢印を活動化するユーザ入力である。これは、
プログラムが存在検査(ステップ52、54)を完了し
て、動的矢印がまだ存在していないことを確認した後
で、処理ステップ56に従って相補的矢印記号が作成さ
れる場合の一例である。
【0047】引き続き図9について説明すると、ステッ
プ56による相補的動的矢印記号の作成後、プログラム
制御下にある図1および図2のコンピュータ・システム
は、静的矢印とこのように動的に作成された矢印が表示
されるスクロール・バーでロケータ・アイコンを使用す
るのに適したものになるように、特定のポインティング
・デバイスのスクロール単位(細分性)を自動的に調整
する。これは、スクロール・バー内でロケータ・アイコ
ン用に残っている領域が、新しい動的矢印を作成したた
めにその分だけ狭くなり、その結果、ロケータ・アイコ
ンの操作に使用できる領域も狭くなっているからであ
る。ステップ58でこのような調整を行った後、サブプ
ログラムは、呼出しプログラムに戻る(ステップ6
0)。
【0048】次に図10を参照すると、同図には、本発
明の教示に従って動的スクロール・アイコンを消去させ
るためのトリガ域の定義を図示した流れ図が示されてい
ることが分かるであろう。
【0049】引き続き図10を参照すると、上記の説明
により、事前に動的作成したスクロール・アイコンを外
部ユーザ・インタフェースから消去または除去し、それ
によりスライダが使用するために表示画面およびスクロ
ール・バーで追加のスペースを解放することが必要にな
る基準を自動的に検出することが本発明の特徴の1つで
あることが想起されるだろう。
【0050】図10について説明すると、これは、動的
作成スクロール・アイコンを消去する必要があるかどう
かの自動的判断を実行するために本発明のコンピュータ
・システム(図1および図2)が実行する適切なプログ
ラム・コードの機能図である。トリガ域判断サブルーチ
ン62に入ると、コンピュータ・システムは、ポインテ
ィング・デバイスからのユーザ入力を監視する。このユ
ーザ入力は、ユーザが特定の位置にカーソル2を配置し
たこと、ユーザがボタンのクリックなどによりポインテ
ィング・デバイスで任意の機能を活動化したこと、ある
いはその両方で構成される可能性がある。これらのユー
ザ入力は、ユーザがスクロール・モードから出ることを
示し、それにより、動的スクロール・アイコンの消去が
保証されることを示すものである。
【0051】図10に関してより具体的に説明すると、
システムは、図3の前述のメニュー・バー14、タイト
ル・バーなどのウィンドウ制御オブジェクト上の任意の
位置でクリックすることなどのユーザ入力64を検出で
きる。同様に、参照番号66には、ユーザが別のスクロ
ール・バーに沿った別の位置にカーソル2を配置したこ
とを検出する、自動コンピュータ検査が示されている。
同様に、参照番号68には、動的スクロール・アイコン
を作成させるために事前に活動化させた元のスクロール
・カーソルから事前定義値"dist"を超える距離にあ
る位置にユーザがカーソル2を配置したことを検出す
る、ユーザ入力に対する自動コンピュータ検査が示され
ている。このdistは、図7に示した前述の距離Xで
あると容易に理解されるだろう。
【0052】図10に関して最後に説明すると、参照番
号70に示すように、ユーザが前に静的スクロール・ア
イコンを活動化したときに作成された相補的矢印記号対
以外の表示画面10上の任意の位置がユーザ入力によっ
て選択された時期を検出する、追加検査を設けることが
できる。この検査の裏にあるのは、静的に存在する矢印
をクリックすることでユーザがスクロール・モードに入
ったときに、その意図が引き続きスクロール・モードに
いることであれば、ユーザはその後、静的矢印と動的作
成矢印(静的矢印を活動化したときに自動的に作成され
たもの)とを交互に活動化し、それにより、スクロール
・モード中に必要に応じて逆方向および順方向のスクロ
ールを実行するはずであるという原理である。しかし、
ユーザがその後、動的矢印対上またはそれに隣接する位
置以外の位置で活動化またはクリックを行った場合、こ
れは、ユーザがスクロール・モードから出たことを示唆
する活動を意味する可能性があり、その場合、動的作成
矢印の消去が適している。
【0053】次に、動的作成スクロール・アイコンを自
動的に消去させる「トリガ域」を示す、図10の代表的
な基準に関する上記の説明を念頭に置いて、図11につ
いて説明する。図11は、図10のトリガ事象が発生し
たときにこのような動的作成アイコンを動的かつ自動的
に消去させるための適切なコードの流れ図を示すための
ものである。具体的に説明すると、図11の参照番号7
6においてこのサブルーチンに入ると、その後、システ
ムは、参照番号78に示すように、マウスまたはトラッ
ク・ボールのクリックなどのユーザ入力が図10で定義
したトリガ域で発生したかどうかを検出する。参照番号
80に示す、ユーザ活動がトリガ活動域で行われたかど
うかの検査に対する応答として、トリガ活動域で行われ
ていない場合は、参照番号82に示すように、後で実行
される別のマウス・クリック操作が行われたと判断され
る。しかし、ユーザ入力がトリガ域基準で行われたこと
を示す肯定の検査結果(ステップ80)に対する応答と
して、プログラムの流れは判断ステップ80から出て、
事前に動的作成した相補的スクロール・アイコンが付い
たスクロール・バーが存在するかどうかというテスト
(参照番号84)に進む。テストの結果が肯定であれ
ば、判断ステップ86の左側に出て(これにより、相補
的矢印記号が付いたスクロール・バーが存在することを
示す)、参照番号88に示す機能が実行される。この機
能には、相補的矢印記号を表示装置から消去または除去
することと、その後、相補的矢印記号を除去した後でス
クロール・バー上に復元される領域に基づいて、スクロ
ール・バー上のスライダのスクロール単位を適切な値に
再調整することが含まれる。一方、テスト86で示され
た否定に対する応答として、システムは、参照番号90
に示すように呼び出しルーチンに戻るだけである。
【0054】これまでに説明した本発明の実施例は、ウ
ィンドウの外辺部の特定の位置にあるスクロール・バー
に表示された矢印など、動的作成アイコンの特定の形態
を示しているが、本発明がこのように限定されるもので
はないことは容易に明らかになるだろう。したがって、
本発明では、基本的に表示域のどこにでも表示できるス
クロール・アイコンを活動化したときに、スクロール・
バー、矢印標識などが存在しなくても、その活動化によ
ってそれに隣接する相補的スクロール・アイコンが動的
に作成される場合など、その他の形態も可能である。
【0055】同様に、特定の実施例では、動的作成アイ
コンを消去または除去させるための限定された数の特定
の事前定義基準を開示しているが、本発明はこのように
限定されるものではない。他の基準を使用する場合、ユ
ーザの使用習慣、アプリケーション・プログラムなどの
特性次第では、動的作成アイコンを動的に作成、消去、
または除去するための適切な時期を検出するためにシス
テムに組み込めるさらに別の基準が必要になる場合もあ
る。さらに、前述の通り、場合によっては、これらの基
準が、必要に応じていくつかのパラメータまたは一連の
事前ユーザ入力からなる複雑な機能になる場合もある。
さらに、実行されているアプリケーションに応じて、こ
れらの基準を動的に変更し、これらの基準に動的に達す
るための事前活動の期間も変更するとさらに好ましい場
合もあり、その基準は格納しておいて、ユーザ入力続行
中に動的に再呼出ししてもよい。
【0056】特定の実施例に関して本発明を図示し説明
してきたが、本発明の精神および範囲を逸脱せずに形態
および詳細において上記およびその他の変更を加えるこ
とができることは、当業者には理解されるであろう。
【0057】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0058】(1)少なくとも第一のアイコンと、該ア
イコンに対応しユーザが起動可能な第一の機能とを有す
るコンピュータ化表示装置とのユーザ対話を改善するた
めの方法であって、前記第一のアイコンを選択するステ
ップと、前記第一のアイコンの選択に応答して、前記第
一の機能に関連しユーザが起動可能な第二の機能を有す
る第二のアイコンを前記表示装置上の前記第一のアイコ
ンに隣接する位置に自動的に作成するステップとを含む
方法。 (2)前記第二のアイコンを自動的に作成する前記ステ
ップの後で、前記第一および第二の機能が活動化されな
い時期を検出するステップと、前記検出するステップに
応答して、前記表示装置から前記第二のアイコンを自動
的に除去するステップとをさらに含む、上記(1)に記
載の方法。 (3)前記第一の機能が、前記表示装置上で対応する第
一の方向にデータまたはグラフィックをスクロールす
る、上記(1)に記載の方法。 (4)前記第二の機能が、前記表示装置上で前記スクロ
ールを対応する第二の方向に行う、上記(3)に記載の
方法。 (5)前記第一の方向と前記第二の方向が互いに反対で
ある、上記(4)に記載の方法。 (6)前記第一および第二のアイコンが、前記第一およ
び第二の方向をそれぞれ示す標識である、上記(5)に
記載の方法。 (7)前記第二のアイコンを自動的に作成する前記ステ
ップの前に前記ユーザ対話を監視するステップをさらに
含み、前記検出するステップが、前記第二のアイコンを
自動的に作成する前記ステップの後に前記ユーザ対話を
監視するステップと、前記第二のアイコンを自動的に作
成する前記ステップの前後に監視した前記ユーザ対話を
比較するステップとを含む、上記(2)に記載の方法。 (8)前記第一のアイコンを選択する前記ステップの前
に少なくとも1つの前記ユーザ対話を事前定義するステ
ップと、前記第二のアイコンを自動的に作成する前記ス
テップの後に前記ユーザ対話を監視するステップとを含
み、前記検出するステップが、前記第二のアイコンを作
成する前記ステップ後の前記ユーザ対話が、事前定義さ
れた少なくとも1つの前記ユーザ対話に対応するかどう
かを検出するステップを含む、上記(2)に記載の方
法。 (9)事前定義された少なくとも1つの前記ユーザ対話
が、前記第二のアイコンを自動的に作成する前記ステッ
プ後に、前記表示装置において前記第一のアイコンから
事前定義の距離を超えた位置でのユーザ動作である、上
記(8)に記載の方法。 (10)前記表示装置が、ユーザが起動可能な少なくと
も1つのプルダウン・メニューまたはポップアップ・メ
ニューを含み、事前定義された少なくとも1つの前記ユ
ーザ対話が、ユーザによる前記プルダウン・メニューま
たはポップアップ・メニューの起動である、上記(8)
に記載の方法。 (11)前記表示装置が、複数のウィンドウを含み、事
前定義された少なくとも1つの前記ユーザ対話が、前記
第一のアイコンを活動化した後で前記ウィンドウのうち
の第一のウィンドウに対して行うユーザ動作と、前記ユ
ーザ動作の後で且つ、前記第二のアイコンを除去する前
記ステップの前に、前記ウィンドウのうちの第二のウィ
ンドウに対して行うユーザ動作とを含む、上記(8)に
記載の方法。 (12)前記表示装置上に表示されるコンピュータ・ア
プリケーションを実行するステップをさらに含み、事前
定義された少なくとも1つの前記ユーザ対話が、前記コ
ンピュータ・アプリケーションを実行するという機能と
して事前定義される、上記(8)に記載の方法。 (13)少なくとも第一のアイコンと、該アイコンに対
応しユーザが起動可能な第一の機能とを有するコンピュ
ータ化表示装置とのユーザ対話を改善するための装置で
あって、前記第一のアイコンを選択するための手段と、
前記第一のアイコンの選択に応答して、前記第一の機能
に関連しユーザが起動可能な第二の機能を有する第二の
アイコンを前記表示装置上の前記第一のアイコンに隣接
する位置に自動的に作成するための手段とを含む装置。 (14)前記第二のアイコンが自動的に作成された後
で、前記第一および第二の機能が活動化されない時期を
検出するための手段と、前記検出に応答して、前記表示
装置から前記第二のアイコンを自動的に除去するための
手段とをさらに含む、上記(13)に記載の装置。 (15)前記第一の機能が、前記表示装置上で対応する
第一の方向にデータまたはグラフィックをスクロールす
る、上記(13)に記載の装置。 (16)前記第二の機能が、前記表示装置上で前記スク
ロールを対応する第二の方向に行う、上記(15)に記
載の装置。 (17)前記第一の方向と前記第二の方向が互いに反対
である、上記(16)に記載の装置。 (18)前記第一および第二のアイコンが、前記第一お
よび第二の方向をそれぞれ示す標識である、上記(1
7)に記載の装置。 (19)前記第二のアイコンが自動的に作成される前に
前記ユーザ対話を監視するための手段をさらに含み、前
記検出するための手段が、前記第二のアイコンが自動的
に作成された後に前記ユーザ対話を監視するための手段
と、前記第二のアイコンの自動的作成の前後に監視した
前記ユーザ対話を比較するための手段とを含む、上記
(14)に記載の装置。 (20)前記第一のアイコンが選択される前に少なくと
も1つの前記ユーザ対話を事前定義するための手段と、
前記第二のアイコンが自動的に作成された後に前記ユー
ザ対話を監視するための手段とを含み、前記検出するた
めの手段が、前記第二のアイコンが作成された後の前記
ユーザ対話が、事前定義された少なくとも1つの前記ユ
ーザ対話に対応するかどうか検出するための手段を含
む、上記(14)に記載の装置。 (21)事前定義された少なくとも1つの前記ユーザ対
話が、前記第二のアイコンが自動的に作成された後に、
前記表示装置において前記第一のアイコンから事前定義
の距離を超えた位置でのユーザ動作である、上記(2
0)に記載の装置。 (22)前記表示装置が、ユーザが起動可能な少なくと
も1つのプルダウン・メニューまたはポップアップ・メ
ニューを含み、事前定義された少なくとも1つの前記ユ
ーザ対話が、ユーザによる前記プルダウン・メニューま
たはポップアップ・メニューの起動である、上記(2
0)に記載の装置。 (23)前記表示装置が、複数のウィンドウを含み、事
前定義された少なくとも1つの前記ユーザ対話が、前記
第一のアイコンを活動化した後で前記ウィンドウのうち
の第一のウィンドウに対して行うユーザ動作と、前記ユ
ーザ動作の後で且つ、前記第二のアイコンが除去される
前に、前記ウィンドウのうちの第二のウィンドウに対し
て行うユーザ動作を含む、上記(20)に記載の装置。 (24)前記表示装置上に表示されるコンピュータ・ア
プリケーションを実行するための手段をさらに含み、事
前定義された少なくとも1つの前記ユーザ対話が、前記
コンピュータ・アプリケーションを実行するという機能
として事前定義される、上記(20)に記載の装置。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、スクロール・アップお
よびスクロール・ダウンのように関連する2つの機能を
アイコンで実現する場合、一方のアイコンを常時表示し
ておき、他方のアイコンは必要に応じて動的に作成した
り、消去したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムおよび方法を効果的に実施で
きる1つの実施例を示す図である。
【図2】本発明によるシステムのブロック図である。
【図3】コンピュータ化グラフィカル・インタフェース
においてウィンドウ表示データのスクロールをユーザが
選択できるようにするための先行技術によるユーザ・イ
ンタフェースを示す図である。
【図4】ユーザが選択したスクロールを実行できるウィ
ンドウ・システムで使用するためのグラフィカル・ユー
ザ・インタフェースを先行技術により実現した別の例を
示す図である。
【図5】ウィンドウ表示ユーザ・インタフェースでスク
ロールできるようにするための先行技術による別のグラ
フィカル・ユーザ・インタフェース技法を示す図であ
る。
【図6】本発明によるグラフィカル・ユーザ・インタフ
ェースの別の実施例を示す図である。
【図7】動的作成アイコンを消去する前の状態の本発明
によるグラフィカル・ユーザ・インタフェースを示すと
ともに、このような消去を起動することができる本グラ
フィカル・ユーザ・インタフェースの機能を示す図であ
る。
【図8】図6に示した機能の1つを選択した後に、動的
作成アイコンの消去を起動する本発明によるユーザ・イ
ンタフェースを示す図である。
【図9】本発明によりスクロール機能を作成するために
図1のシステムにより実現された一般的なコンピュータ
化プログラムの流れ図である。
【図10】本発明のスクロール機能によりトリガ域を定
義するために図1のシステムにより実現された一般的な
コンピュータ化プログラムの流れ図である。
【図11】本発明のスクロール機能を消去するために図
1のシステムにより実現された一般的なコンピュータ化
プログラムの流れ図である。
【符号の説明】
11 ウィンドウ 18 垂直スクロール・バー 26 スクロール・アップ矢印 27 スクロール・ダウン矢印 36 動的スクロール・アップ矢印 38 動的スクロール・ダウン矢印

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第一のアイコンと、該アイコン
    に対応しユーザが起動可能な第一の機能とを有するコン
    ピュータ化表示装置とのユーザ対話を改善するための方
    法であって、 前記第一のアイコンを選択するステップと、 前記第一のアイコンの選択に応答して、前記第一の機能
    に関連しユーザが起動可能な第二の機能を有する第二の
    アイコンを前記表示装置上の前記第一のアイコンに隣接
    する位置に自動的に作成するステップとを含む方法。
  2. 【請求項2】前記第二のアイコンを自動的に作成する前
    記ステップの後で、前記第一および第二の機能が活動化
    されない時期を検出するステップと、 前記検出するステップに応答して、前記表示装置から前
    記第二のアイコンを自動的に除去するステップとをさら
    に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記第一の機能が、前記表示装置上で対応
    する第一の方向にデータまたはグラフィックをスクロー
    ルする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記第二の機能が、前記表示装置上で前記
    スクロールを対応する第二の方向に行う、請求項3に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】前記第一の方向と前記第二の方向が互いに
    反対である、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記第一および第二のアイコンが、前記第
    一および第二の方向をそれぞれ示す標識である、請求項
    5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記第二のアイコンを自動的に作成する前
    記ステップの前に前記ユーザ対話を監視するステップを
    さらに含み、 前記検出するステップが、 前記第二のアイコンを自動的に作成する前記ステップの
    後に前記ユーザ対話を監視するステップと、 前記第二のアイコンを自動的に作成する前記ステップの
    前後に監視した前記ユーザ対話を比較するステップとを
    含む、請求項2に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記第一のアイコンを選択する前記ステッ
    プの前に少なくとも1つの前記ユーザ対話を事前定義す
    るステップと、 前記第二のアイコンを自動的に作成する前記ステップの
    後に前記ユーザ対話を監視するステップとを含み、 前記検出するステップが、 前記第二のアイコンを作成する前記ステップ後の前記ユ
    ーザ対話が、事前定義された少なくとも1つの前記ユー
    ザ対話に対応するかどうかを検出するステップを含む、
    請求項2に記載の方法。
  9. 【請求項9】事前定義された少なくとも1つの前記ユー
    ザ対話が、 前記第二のアイコンを自動的に作成する前記ステップ後
    に、前記表示装置において前記第一のアイコンから事前
    定義の距離を超えた位置でのユーザ動作である、請求項
    8に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記表示装置が、ユーザが起動可能な少
    なくとも1つのプルダウン・メニューまたはポップアッ
    プ・メニューを含み、事前定義された少なくとも1つの
    前記ユーザ対話が、ユーザによる前記プルダウン・メニ
    ューまたはポップアップ・メニューの起動である、請求
    項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記表示装置が、複数のウィンドウを含
    み、事前定義された少なくとも1つの前記ユーザ対話
    が、 前記第一のアイコンを活動化した後で前記ウィンドウの
    うちの第一のウィンドウに対して行うユーザ動作と、 前記ユーザ動作の後で且つ、前記第二のアイコンを除去
    する前記ステップの前に、前記ウィンドウのうちの第二
    のウィンドウに対して行うユーザ動作とを含む、請求項
    8に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記表示装置上に表示されるコンピュー
    タ・アプリケーションを実行するステップをさらに含
    み、 事前定義された少なくとも1つの前記ユーザ対話が、前
    記コンピュータ・アプリケーションを実行するという機
    能として事前定義される、請求項8に記載の方法。
  13. 【請求項13】少なくとも第一のアイコンと、該アイコ
    ンに対応しユーザが起動可能な第一の機能とを有するコ
    ンピュータ化表示装置とのユーザ対話を改善するための
    装置であって、 前記第一のアイコンを選択するための手段と、 前記第一のアイコンの選択に応答して、前記第一の機能
    に関連しユーザが起動可能な第二の機能を有する第二の
    アイコンを前記表示装置上の前記第一のアイコンに隣接
    する位置に自動的に作成するための手段とを含む装置。
  14. 【請求項14】前記第二のアイコンが自動的に作成され
    た後で、前記第一および第二の機能が活動化されない時
    期を検出するための手段と、 前記検出に応答して、前記表示装置から前記第二のアイ
    コンを自動的に除去するための手段とをさらに含む、請
    求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】前記第一の機能が、前記表示装置上で対
    応する第一の方向にデータまたはグラフィックをスクロ
    ールする、請求項13に記載の装置。
  16. 【請求項16】前記第二の機能が、前記表示装置上で前
    記スクロールを対応する第二の方向に行う、請求項15
    に記載の装置。
  17. 【請求項17】前記第一の方向と前記第二の方向が互い
    に反対である、請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】前記第一および第二のアイコンが、前記
    第一および第二の方向をそれぞれ示す標識である、請求
    項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】前記第二のアイコンが自動的に作成され
    る前に前記ユーザ対話を監視するための手段をさらに含
    み、 前記検出するための手段が、 前記第二のアイコンが自動的に作成された後に前記ユー
    ザ対話を監視するための手段と、 前記第二のアイコンの自動的作成の前後に監視した前記
    ユーザ対話を比較するための手段とを含む、請求項14
    に記載の装置。
  20. 【請求項20】前記第一のアイコンが選択される前に少
    なくとも1つの前記ユーザ対話を事前定義するための手
    段と、 前記第二のアイコンが自動的に作成された後に前記ユー
    ザ対話を監視するための手段とを含み、 前記検出するための手段が、 前記第二のアイコンが作成された後の前記ユーザ対話
    が、事前定義された少なくとも1つの前記ユーザ対話に
    対応するかどうか検出するための手段を含む、請求項1
    4に記載の装置。
  21. 【請求項21】事前定義された少なくとも1つの前記ユ
    ーザ対話が、 前記第二のアイコンが自動的に作成された後に、前記表
    示装置において前記第一のアイコンから事前定義の距離
    を超えた位置でのユーザ動作である、請求項20に記載
    の装置。
  22. 【請求項22】前記表示装置が、ユーザが起動可能な少
    なくとも1つのプルダウン・メニューまたはポップアッ
    プ・メニューを含み、事前定義された少なくとも1つの
    前記ユーザ対話が、ユーザによる前記プルダウン・メニ
    ューまたはポップアップ・メニューの起動である、請求
    項20に記載の装置。
  23. 【請求項23】前記表示装置が、複数のウィンドウを含
    み、事前定義された少なくとも1つの前記ユーザ対話
    が、 前記第一のアイコンを活動化した後で前記ウィンドウの
    うちの第一のウィンドウに対して行うユーザ動作と、 前記ユーザ動作の後で且つ、前記第二のアイコンが除去
    される前に、前記ウィンドウのうちの第二のウィンドウ
    に対して行うユーザ動作を含む、請求項20に記載の装
    置。
  24. 【請求項24】前記表示装置上に表示されるコンピュー
    タ・アプリケーションを実行するための手段をさらに含
    み、 事前定義された少なくとも1つの前記ユーザ対話が、前
    記コンピュータ・アプリケーションを実行するという機
    能として事前定義される、請求項20に記載の装置。
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