JPH07129208A - 数値制御装置 - Google Patents
数値制御装置Info
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- JPH07129208A JPH07129208A JP27415893A JP27415893A JPH07129208A JP H07129208 A JPH07129208 A JP H07129208A JP 27415893 A JP27415893 A JP 27415893A JP 27415893 A JP27415893 A JP 27415893A JP H07129208 A JPH07129208 A JP H07129208A
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- JP
- Japan
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- data
- internal memory
- storage device
- writing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 数値制御装置において、不揮発性タイプの外
部記憶装置のデータの信頼性を向上させることを目的と
する。 【構成】 不揮発性タイプの外部記憶装置2に格納され
るデータと同じデータを格納することができる、例えば
ハードディスク装置、フラッシュメモリ等が使用される
外部記憶手段4と、外部記憶手段4にデータを書き込む
ための書込制御手段3とを備える。変更データ1は、外
部記憶装置2に対する書き込み要求があったときには、
外部記憶装置2に書き込まれる。これと平行して、変更
データ1は書込制御手段3により、外部記憶手段4にも
書き込みが行われる。
部記憶装置のデータの信頼性を向上させることを目的と
する。 【構成】 不揮発性タイプの外部記憶装置2に格納され
るデータと同じデータを格納することができる、例えば
ハードディスク装置、フラッシュメモリ等が使用される
外部記憶手段4と、外部記憶手段4にデータを書き込む
ための書込制御手段3とを備える。変更データ1は、外
部記憶装置2に対する書き込み要求があったときには、
外部記憶装置2に書き込まれる。これと平行して、変更
データ1は書込制御手段3により、外部記憶手段4にも
書き込みが行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種データを保持してい
る不揮発性タイプの内部メモリを備えた数値制御装置に
関し、特に内部メモリのデータの保護機能を設けた数値
制御装置に関する。
る不揮発性タイプの内部メモリを備えた数値制御装置に
関し、特に内部メモリのデータの保護機能を設けた数値
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置はデータの記憶のため各種
の内部メモリを備えている。数値制御装置で記憶されて
いるデータには、システム制御用プログラムの他に、パ
ートプログラム、パラメータ、工具データ、機械の稼働
記録等、長期に渡って使用されるデータがある。その様
なデータは電源切断時においてもデータを保持する必要
がある。そのため、その様なデータを記憶するための内
部メモリとして、RAMファイルと呼ばれるバッテリバ
ックアップされた不揮発性メモリが使用されている。こ
れらの記憶されたデータはこれらに変更が生じるごと
に、RAMファイルに書き込まれ、更新される。
の内部メモリを備えている。数値制御装置で記憶されて
いるデータには、システム制御用プログラムの他に、パ
ートプログラム、パラメータ、工具データ、機械の稼働
記録等、長期に渡って使用されるデータがある。その様
なデータは電源切断時においてもデータを保持する必要
がある。そのため、その様なデータを記憶するための内
部メモリとして、RAMファイルと呼ばれるバッテリバ
ックアップされた不揮発性メモリが使用されている。こ
れらの記憶されたデータはこれらに変更が生じるごと
に、RAMファイルに書き込まれ、更新される。
【0003】第6図は従来の数値制御装置の内部メモリ
への書き込み手段を示すブロック図である。この図にお
いて、1aはRAMファイルとする不揮発性タイプの内
部メモリ2aに格納されるべき変更データであり、書込
制御手段3aによって内部メモリ2aに入力されるよう
に構成されている。内部メモリ2aにはバッテリ9aが
接続されており、電源切断時にはバッテリ9aが内部メ
モリ2aに電源を供給し、内部メモリ2aのデータを保
持する。
への書き込み手段を示すブロック図である。この図にお
いて、1aはRAMファイルとする不揮発性タイプの内
部メモリ2aに格納されるべき変更データであり、書込
制御手段3aによって内部メモリ2aに入力されるよう
に構成されている。内部メモリ2aにはバッテリ9aが
接続されており、電源切断時にはバッテリ9aが内部メ
モリ2aに電源を供給し、内部メモリ2aのデータを保
持する。
【0004】この様な構成において、内部メモリ2aに
対する書き込みの要求があった場合、変更データ1aは
書込制御手段3aによって内部メモリ2aに書き込ま
れ、更新される。その更新されたデータは内部メモリ2
aで保持される。
対する書き込みの要求があった場合、変更データ1aは
書込制御手段3aによって内部メモリ2aに書き込ま
れ、更新される。その更新されたデータは内部メモリ2
aで保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、数値制御装置
の不揮発性メモリ等の内部メモリのバッテリの寿命は限
られているため、長時間の停電があると内部メモリで保
持されていたデータが消去されてしまう。また、ハード
ウェア障害等においても内部メモリのデータは消去され
てしまう。消去された内部メモリのデータを復旧させる
には、作業者が手作業によりデータを入力しなければな
らない。そのためには、作業者は内部メモリの内容を変
更する場合、変更内容を常にノート等、他の記録媒体に
書き出しておかなければならない。また、機械の稼働記
録等、数値制御装置が自動的に内部メモリのデータを変
更するような場合もある。このようなデータを作業者が
手作業により復旧するには、作業者は内部メモリのデー
タを定期的にノート等、他の記録媒体に書き出しておか
なければならない。しかし、データを他の記録媒体に書
き出しておいても、復旧できるのは書き出した時までの
データである。それ以後のデータは復旧する事ができな
い。もしも、作業者が内部メモリのデータを、事前に他
の記録媒体に書き出しておくという作業を怠った場合に
は、内部メモリのデータを復旧することが全くできなく
なる。
の不揮発性メモリ等の内部メモリのバッテリの寿命は限
られているため、長時間の停電があると内部メモリで保
持されていたデータが消去されてしまう。また、ハード
ウェア障害等においても内部メモリのデータは消去され
てしまう。消去された内部メモリのデータを復旧させる
には、作業者が手作業によりデータを入力しなければな
らない。そのためには、作業者は内部メモリの内容を変
更する場合、変更内容を常にノート等、他の記録媒体に
書き出しておかなければならない。また、機械の稼働記
録等、数値制御装置が自動的に内部メモリのデータを変
更するような場合もある。このようなデータを作業者が
手作業により復旧するには、作業者は内部メモリのデー
タを定期的にノート等、他の記録媒体に書き出しておか
なければならない。しかし、データを他の記録媒体に書
き出しておいても、復旧できるのは書き出した時までの
データである。それ以後のデータは復旧する事ができな
い。もしも、作業者が内部メモリのデータを、事前に他
の記録媒体に書き出しておくという作業を怠った場合に
は、内部メモリのデータを復旧することが全くできなく
なる。
【0006】このように、内部メモリのデータが消去さ
れた場合、データの復旧には作業者の人手を介入させる
ことが不可欠である。そして、それらの消去されたデー
タを完全に復旧することは非常に困難であるという問題
点があった。
れた場合、データの復旧には作業者の人手を介入させる
ことが不可欠である。そして、それらの消去されたデー
タを完全に復旧することは非常に困難であるという問題
点があった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、内部メモリのデータの保護機能を設けた数値
制御装置を提供することを目的とする。
のであり、内部メモリのデータの保護機能を設けた数値
制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、数値制御に使用される各種データを保持
している不揮発性タイプの内部メモリを備えた数値制御
装置において、前記データを格納することができる外部
記憶装置と、前記内部メモリへデータを書き込むとき同
じデータを前記外部記憶装置にも並行して書き込む書込
制御手段と、を備えていることを特徴とする数値制御装
置が、提供される。
決するために、数値制御に使用される各種データを保持
している不揮発性タイプの内部メモリを備えた数値制御
装置において、前記データを格納することができる外部
記憶装置と、前記内部メモリへデータを書き込むとき同
じデータを前記外部記憶装置にも並行して書き込む書込
制御手段と、を備えていることを特徴とする数値制御装
置が、提供される。
【0009】
【作用】外部記憶装置は、不揮発性タイプの内部メモリ
が保持している各種データと同じデータを格納する。ま
た、書込制御手段は内部メモリと並行して、外部記憶装
置にデータの書き込みを行う場合の書き込みを制御す
る。
が保持している各種データと同じデータを格納する。ま
た、書込制御手段は内部メモリと並行して、外部記憶装
置にデータの書き込みを行う場合の書き込みを制御す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。図において、1はRAMファイルとする不揮発性タ
イプの内部メモリ2に格納されるべき変更データであ
り、書込制御手段3によって内部メモリ2に入力される
よう構成されている。また、変更データ1は書込制御手
段3によって外部記憶装置4にも入力されるように構成
されている。内部メモリ2にはバッテリ9が接続されて
おり、電源切断時にはバッテリ9が内部メモリ2へ電源
を供給し内部メモリ2のデータを保持する。外部記憶装
置4には、電源切断時にもデータを保持でき信頼性の高
い装置が使用される。好ましくは、外部記憶装置4とし
てハードディスク装置、フラッシュメモリ等が使用され
る。
する。図1は本発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。図において、1はRAMファイルとする不揮発性タ
イプの内部メモリ2に格納されるべき変更データであ
り、書込制御手段3によって内部メモリ2に入力される
よう構成されている。また、変更データ1は書込制御手
段3によって外部記憶装置4にも入力されるように構成
されている。内部メモリ2にはバッテリ9が接続されて
おり、電源切断時にはバッテリ9が内部メモリ2へ電源
を供給し内部メモリ2のデータを保持する。外部記憶装
置4には、電源切断時にもデータを保持でき信頼性の高
い装置が使用される。好ましくは、外部記憶装置4とし
てハードディスク装置、フラッシュメモリ等が使用され
る。
【0011】変更データ1は、内部メモリ2に対する書
き込みの要求があったときには、内部メモリ2に書き込
まれ、これと並行して書込制御手段3により、外部記憶
装置4に同じ変更データ1の書き込みが行われる。この
ことにより、変更データ1は内部メモリ2に格納される
だけでなく、外部記憶装置4にも保持される。内部メモ
リ2のデータが消去された場合には、外部記憶装置4で
保持されているデータを内部メモリ2に転送する事によ
りデータを復旧することができる。
き込みの要求があったときには、内部メモリ2に書き込
まれ、これと並行して書込制御手段3により、外部記憶
装置4に同じ変更データ1の書き込みが行われる。この
ことにより、変更データ1は内部メモリ2に格納される
だけでなく、外部記憶装置4にも保持される。内部メモ
リ2のデータが消去された場合には、外部記憶装置4で
保持されているデータを内部メモリ2に転送する事によ
りデータを復旧することができる。
【0012】また、なんらかの理由によりデータが破壊
され、内部メモリ2のデータを読むことが出来なくなっ
た場合にも同様にデータを復旧することができる。この
図の構成は、内部メモリ2が例えば、オフセットデータ
の如く、通常は専ら読み出しのために使用され、オフセ
ット値を入れ換えたり、測定し直したりした時だけデー
タが変更される、というような用途に向いている。
され、内部メモリ2のデータを読むことが出来なくなっ
た場合にも同様にデータを復旧することができる。この
図の構成は、内部メモリ2が例えば、オフセットデータ
の如く、通常は専ら読み出しのために使用され、オフセ
ット値を入れ換えたり、測定し直したりした時だけデー
タが変更される、というような用途に向いている。
【0013】図2は本発明の第2実施例を示すブロック
図である。この実施例の特徴は、変更箇所認識手段5と
変更箇所蓄積手段6とを設けて、変更箇所のデータのみ
を書き換えるようにした点にある。図において、変更デ
ータ1はバッテリ9によりバックアップされた内部メモ
リ2に入力されるように構成される。内部メモリ2に
は、変更箇所認識手段5が内部メモリ2の内容を監視す
るよう接続され、変更箇所認識手段5は内部メモリ2の
内容に変更があったときその変更箇所を変更箇所蓄積手
段6に入力するように構成される。書込制御手段3は変
更箇所蓄積手段6に蓄積されている変更箇所を受けて、
それらに該当する内部メモリ2のデータを外部記憶装置
4の対応する位置に書き込むように構成されている。
図である。この実施例の特徴は、変更箇所認識手段5と
変更箇所蓄積手段6とを設けて、変更箇所のデータのみ
を書き換えるようにした点にある。図において、変更デ
ータ1はバッテリ9によりバックアップされた内部メモ
リ2に入力されるように構成される。内部メモリ2に
は、変更箇所認識手段5が内部メモリ2の内容を監視す
るよう接続され、変更箇所認識手段5は内部メモリ2の
内容に変更があったときその変更箇所を変更箇所蓄積手
段6に入力するように構成される。書込制御手段3は変
更箇所蓄積手段6に蓄積されている変更箇所を受けて、
それらに該当する内部メモリ2のデータを外部記憶装置
4の対応する位置に書き込むように構成されている。
【0014】変更データ1が内部メモリ2に入力される
と内部メモリ2はそのデータを記憶する。変更箇所認識
手段5は、変更データが内部メモリに書き込まれる毎
に、内部メモリ2のどのデータが変更されたのかを認識
する。変更箇所認識手段5にて認識された変更箇所は、
変更箇所蓄積手段6に順次記憶されていく。書込制御手
段3はあるタイミングをもって、それまで蓄積された変
更箇所のデータを内部メモリ2から外部記憶装置4にま
とめて書き込む。このとき、書込制御手段3は変更箇所
蓄積手段6に記憶された変更箇所に該当する内部メモリ
2のデータのみを、外部記憶装置4の対応する箇所に書
き込むようにする。
と内部メモリ2はそのデータを記憶する。変更箇所認識
手段5は、変更データが内部メモリに書き込まれる毎
に、内部メモリ2のどのデータが変更されたのかを認識
する。変更箇所認識手段5にて認識された変更箇所は、
変更箇所蓄積手段6に順次記憶されていく。書込制御手
段3はあるタイミングをもって、それまで蓄積された変
更箇所のデータを内部メモリ2から外部記憶装置4にま
とめて書き込む。このとき、書込制御手段3は変更箇所
蓄積手段6に記憶された変更箇所に該当する内部メモリ
2のデータのみを、外部記憶装置4の対応する箇所に書
き込むようにする。
【0015】書込制御手段3による書き込みの時期とし
ては、定期的に行う場合と、プロセッサのアイドル時に
行う場合とがあり、これらは、内部メモリ2に記憶され
ているデータの内容や数値制御装置の使用環境によって
使い分けられる。すなわち、書き込みの頻度が非常に多
い場合であって、過渡的に電源が落とされる危険性が高
いというような場合には、優先順位の高い書き込み専用
のタスクを作っておき、定期的に、例えば100ミリ秒
に1回というような周期で、普段の処理を中断して、そ
の時点まで蓄積された変更データを強制的に書き込むよ
うにする。
ては、定期的に行う場合と、プロセッサのアイドル時に
行う場合とがあり、これらは、内部メモリ2に記憶され
ているデータの内容や数値制御装置の使用環境によって
使い分けられる。すなわち、書き込みの頻度が非常に多
い場合であって、過渡的に電源が落とされる危険性が高
いというような場合には、優先順位の高い書き込み専用
のタスクを作っておき、定期的に、例えば100ミリ秒
に1回というような周期で、普段の処理を中断して、そ
の時点まで蓄積された変更データを強制的に書き込むよ
うにする。
【0016】また、書き込みの頻度が非常に多い場合で
あって、電源が落とされる危険性がほとんどないような
場合には、積極的に書き込み専用のタスクを走らせると
いうのではなく、電源を落とすまでに必ず生じる空き時
間、つまりプロセッサの動作に余裕のあるアイドル時
に、それまで蓄積された変更データを外部記憶装置4に
書き込むようにする。
あって、電源が落とされる危険性がほとんどないような
場合には、積極的に書き込み専用のタスクを走らせると
いうのではなく、電源を落とすまでに必ず生じる空き時
間、つまりプロセッサの動作に余裕のあるアイドル時
に、それまで蓄積された変更データを外部記憶装置4に
書き込むようにする。
【0017】このプロセッサのアイドル時に書き込みを
行う場合についてさらに説明する。図3はプロセッサに
おけるタスクの実行手順を示す図である。プロセッサの
実行する各タスクには優先順位が設定されている。図で
は、優先順位の高い順に第3タスク、第2タスク、第1
タスクとし、最も優先順位の低いタスクを書き込みタス
クとする。図示の例では、時刻t0 から第1タスクが実
行され、時刻t1 で第2タスクが割り込んで実行され、
時刻t2 で第3タスクが割り込んで実行される。この様
に、優先順位の高いタスクが実行されると、それより低
いタスクの処理は保留されていく。時刻t3 で第3タス
クの処理が終了すると、保留されていた第2タスクの処
理が続行される。次に、時刻t4 で第2タスクの処理が
終了すると、保留されていた第1タスクの処理が続行さ
れる。最後に時刻t5 にて第1タスクの処理が終了す
る。そのとき、プロセッサは優先順位の高いタスクの実
行がすべて終了したことを確認し、優先順位の最も低い
書き込みタスクが実行される。
行う場合についてさらに説明する。図3はプロセッサに
おけるタスクの実行手順を示す図である。プロセッサの
実行する各タスクには優先順位が設定されている。図で
は、優先順位の高い順に第3タスク、第2タスク、第1
タスクとし、最も優先順位の低いタスクを書き込みタス
クとする。図示の例では、時刻t0 から第1タスクが実
行され、時刻t1 で第2タスクが割り込んで実行され、
時刻t2 で第3タスクが割り込んで実行される。この様
に、優先順位の高いタスクが実行されると、それより低
いタスクの処理は保留されていく。時刻t3 で第3タス
クの処理が終了すると、保留されていた第2タスクの処
理が続行される。次に、時刻t4 で第2タスクの処理が
終了すると、保留されていた第1タスクの処理が続行さ
れる。最後に時刻t5 にて第1タスクの処理が終了す
る。そのとき、プロセッサは優先順位の高いタスクの実
行がすべて終了したことを確認し、優先順位の最も低い
書き込みタスクが実行される。
【0018】図4は本発明の第3実施例を示すブロック
図である。この例の特徴は、データチェック手段7と復
旧手段8とを加えた点にある。その他の構成は、第2実
施例と基本的に同じであるので、同一構成部分には同一
の符号を付してそれらの説明を省略し、相違点のみを説
明する。
図である。この例の特徴は、データチェック手段7と復
旧手段8とを加えた点にある。その他の構成は、第2実
施例と基本的に同じであるので、同一構成部分には同一
の符号を付してそれらの説明を省略し、相違点のみを説
明する。
【0019】第3実施例によれば、バッテリ9によって
バックアップされたRAMファイルとする内部メモリ2
とハードディスク装置又はフラッシュメモリによって構
成された外部記憶装置4との間には、外部記憶装置4に
保護されているデータを内部メモリ2へ転送することが
できる経路が設けられている。内部メモリ2にはデータ
チェック手段7が設けられており、内部メモリ2のデー
タが破壊されていないかを監視している。データチェッ
ク手段7には、外部記憶装置4から内部メモリ2への書
き込みを制御する復旧手段8が接続されている。
バックアップされたRAMファイルとする内部メモリ2
とハードディスク装置又はフラッシュメモリによって構
成された外部記憶装置4との間には、外部記憶装置4に
保護されているデータを内部メモリ2へ転送することが
できる経路が設けられている。内部メモリ2にはデータ
チェック手段7が設けられており、内部メモリ2のデー
タが破壊されていないかを監視している。データチェッ
ク手段7には、外部記憶装置4から内部メモリ2への書
き込みを制御する復旧手段8が接続されている。
【0020】データチェック手段7はパリティーチェッ
ク等の手段を用いて、内部メモリ2のデータが破壊され
ていないかどうかの障害の検出を行う。障害が検出され
ると復旧手段8が起動して、外部記憶装置4に格納され
ている該当データを内部メモリ2に転送し内部メモリ2
の内容を復元する。また、内部メモリ2のハードウェア
的な障害が原因で、データが破壊された場合には、内部
メモリ2を交換した後、電源投入時にデータチェック手
段7が動作し、復旧手段8を起動させて、外部記憶装置
4の該当データを内部メモリ2に転送する。
ク等の手段を用いて、内部メモリ2のデータが破壊され
ていないかどうかの障害の検出を行う。障害が検出され
ると復旧手段8が起動して、外部記憶装置4に格納され
ている該当データを内部メモリ2に転送し内部メモリ2
の内容を復元する。また、内部メモリ2のハードウェア
的な障害が原因で、データが破壊された場合には、内部
メモリ2を交換した後、電源投入時にデータチェック手
段7が動作し、復旧手段8を起動させて、外部記憶装置
4の該当データを内部メモリ2に転送する。
【0021】このように、長時間の停電が続いてその間
にバッテリの寿命が尽きることにより、又はハードウェ
アの障害が原因により、内部メモリ2のデータに障害が
発生した場合には、すぐにデータを復旧させることがで
きる。このとき、作業者はデータの障害が検出されたこ
とを意識する必要はない。また、この実施例では内部メ
モリの、データの監視、データの障害の検出、及び障害
のあったデータの復旧、という作業を常に行っているた
め、内部メモリのデータの信頼性が向上する。
にバッテリの寿命が尽きることにより、又はハードウェ
アの障害が原因により、内部メモリ2のデータに障害が
発生した場合には、すぐにデータを復旧させることがで
きる。このとき、作業者はデータの障害が検出されたこ
とを意識する必要はない。また、この実施例では内部メ
モリの、データの監視、データの障害の検出、及び障害
のあったデータの復旧、という作業を常に行っているた
め、内部メモリのデータの信頼性が向上する。
【0022】図5は、本発明を実施するための数値制御
装置のハードウェアの概略構成図である。プロセッサ1
1は読み取り専用メモリ(ROM)12に格納されたシ
ステムプログラムに従って数値制御装置全体を制御す
る。ランダムアクセスメモリ(RAM)13は各種のデ
ータあるいは入出力信号が格納される。不揮発性メモリ
14には、電源切断後も保持すべきパラメータ、ピッチ
誤差補正量、工具補正量等が格納されている。ハードデ
ィスク装置(HDD)10には不揮発性メモリ14と同
じデータが記憶されており、不揮発性メモリのデータが
変更された場合、HDDのデータも同様に変更される。
長時間の停電やハードウェアの障害の原因により、不揮
発性メモリのデータが失われた場合には、HDD10に
記憶されたデータが不揮発性メモリ14に転送される。
装置のハードウェアの概略構成図である。プロセッサ1
1は読み取り専用メモリ(ROM)12に格納されたシ
ステムプログラムに従って数値制御装置全体を制御す
る。ランダムアクセスメモリ(RAM)13は各種のデ
ータあるいは入出力信号が格納される。不揮発性メモリ
14には、電源切断後も保持すべきパラメータ、ピッチ
誤差補正量、工具補正量等が格納されている。ハードデ
ィスク装置(HDD)10には不揮発性メモリ14と同
じデータが記憶されており、不揮発性メモリのデータが
変更された場合、HDDのデータも同様に変更される。
長時間の停電やハードウェアの障害の原因により、不揮
発性メモリのデータが失われた場合には、HDD10に
記憶されたデータが不揮発性メモリ14に転送される。
【0023】グラフィック制御回路15はディジタル信
号を表示用の信号に変換し、表示装置16に与える。表
示装置16にはCRTあるいは液晶表示装置が使用され
る。表示装置16は対話形式で加工プログラムを作成し
ていくときに、形状、加工条件等を表示する。
号を表示用の信号に変換し、表示装置16に与える。表
示装置16にはCRTあるいは液晶表示装置が使用され
る。表示装置16は対話形式で加工プログラムを作成し
ていくときに、形状、加工条件等を表示する。
【0024】キーボード17はシンボリックキー、数値
キー等からなり、必要な図形データ、NCデータをこれ
らのキーを使用して入力する。軸制御回路18はプロセ
ッサ11から、軸の移動指令を受けて、軸の指令をサー
ボアンプ19に出力する。サーボアンプ19はこの移動
指令を受けて、工作機械20のサーボモータを駆動す
る。これらの構成要素はバス21によって互いに結合さ
れている。
キー等からなり、必要な図形データ、NCデータをこれ
らのキーを使用して入力する。軸制御回路18はプロセ
ッサ11から、軸の移動指令を受けて、軸の指令をサー
ボアンプ19に出力する。サーボアンプ19はこの移動
指令を受けて、工作機械20のサーボモータを駆動す
る。これらの構成要素はバス21によって互いに結合さ
れている。
【0025】プログラマブル・マシン・コントローラ
(PMC)22はNCプログラムの実行時に、バス21
経由でT機能信号(工具選択指令)等を受け取る。そし
て、この信号をシーケンス・プログラムで処理して、動
作指令として信号を出力し、工作機械20を制御する。
また、工作機械20から状態信号を受けて、シーケンス
処理を行い、バス21を経由して、プロセッサ11に必
要な入力信号を転送する。
(PMC)22はNCプログラムの実行時に、バス21
経由でT機能信号(工具選択指令)等を受け取る。そし
て、この信号をシーケンス・プログラムで処理して、動
作指令として信号を出力し、工作機械20を制御する。
また、工作機械20から状態信号を受けて、シーケンス
処理を行い、バス21を経由して、プロセッサ11に必
要な入力信号を転送する。
【0026】このように、HDD10に不揮発性メモリ
14のデータを保持させておくことにより、不揮発性メ
モリのデータに障害があった場合、随時復旧することが
できる。このとき、データの復旧をさせる作業はプロセ
ッサ11が行うため、作業者が介入する必要はない。作
業者がキーボード17より命令を発行することにより、
HDD10に保持されていたデータを不揮発性メモリに
転送することもできる。
14のデータを保持させておくことにより、不揮発性メ
モリのデータに障害があった場合、随時復旧することが
できる。このとき、データの復旧をさせる作業はプロセ
ッサ11が行うため、作業者が介入する必要はない。作
業者がキーボード17より命令を発行することにより、
HDD10に保持されていたデータを不揮発性メモリに
転送することもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明では、外部記憶装置と、その外部
記憶装置への書き込みを制御する書込制御手段とを設け
たことにより、内部メモリのデータと同じデータを常に
外部記憶装置に保持しておくことができる。
記憶装置への書き込みを制御する書込制御手段とを設け
たことにより、内部メモリのデータと同じデータを常に
外部記憶装置に保持しておくことができる。
【0028】また、内部メモリのデータが消去された場
合には、外部記憶装置に保持されているデータを内部メ
モリに転送することにより、もとあったデータを完全に
復旧する事ができる。
合には、外部記憶装置に保持されているデータを内部メ
モリに転送することにより、もとあったデータを完全に
復旧する事ができる。
【0029】そして、変更箇所認識手段と変更箇所蓄積
手段とをさらに設けたことにより、外部記憶装置に、書
き込みを行う時期、及び書き込みを行う頻度を自由に設
定することができる。
手段とをさらに設けたことにより、外部記憶装置に、書
き込みを行う時期、及び書き込みを行う頻度を自由に設
定することができる。
【0030】また、変更箇所認識手段は変更があったデ
ータを認識しており、書き込みを行う場合には、変更が
なされたデータのみを外部記憶装置に書き込ませること
ができる。
ータを認識しており、書き込みを行う場合には、変更が
なされたデータのみを外部記憶装置に書き込ませること
ができる。
【0031】さらに、データチェック手段と復旧手段と
をさらに設けたことにより、内部メモリのデータが消去
された場合、作業者が全く介入することなく、消去され
てしまった内部メモリのデータをもとどおり復旧させる
ことができる。
をさらに設けたことにより、内部メモリのデータが消去
された場合、作業者が全く介入することなく、消去され
てしまった内部メモリのデータをもとどおり復旧させる
ことができる。
【0032】また、本発明の数値制御装置は内部メモリ
の、データの監視、データの障害の検出、及び障害のあ
ったデータの復旧、という作業を常に行っているため、
内部メモリのデータの信頼性が向上する。
の、データの監視、データの障害の検出、及び障害のあ
ったデータの復旧、という作業を常に行っているため、
内部メモリのデータの信頼性が向上する。
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図3】プロセッサにおけるタスクの実行手順を示す図
である。
である。
【図4】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明を実施するための数値制御装置のハード
ウェアの概略構成図である。
ウェアの概略構成図である。
【図6】従来の数値制御装置の内部メモリへの書き込み
手段を示すブロック図である。
手段を示すブロック図である。
1 変更データ 2 内部メモリ 3 書込制御手段 4 外部記憶装置 5 変更箇所認識手段 6 変更箇所蓄積手段 7 データチェック手段 8 復旧手段
Claims (7)
- 【請求項1】 数値制御に使用される各種データを保持
している不揮発性タイプの内部メモリを備えた数値制御
装置において、 前記データを格納することができる外部記憶装置と、 前記内部メモリへデータを書き込むとき同じデータを前
記外部記憶装置にも並行して書き込む書込制御手段と、 を備えていることを特徴とする数値制御装置。 - 【請求項2】 前記外部記憶装置は、ハードディスク装
置又はフラッシュメモリであることを特徴とする請求項
1記載の数値制御装置。 - 【請求項3】 数値制御に使用される各種データを保持
している不揮発性タイプの内部メモリを備えた数値制御
装置において、 前記データを格納することができる外部記憶装置と、 前記内部メモリのデータに変更があった時にその変更部
分を認識する変更箇所認識手段と、 前記変更箇所認識手段で認識された変更部分を蓄積して
おく変更箇所蓄積手段と、 前記変更箇所蓄積手段に蓄積された変更部分を参照して
前記変更部分に該当する前記内部メモリのデータを前記
外部記憶装置に書き込む書込制御手段と、 を備えていることを特徴とする数値制御装置。 - 【請求項4】 前記書込制御手段は、前記変更箇所蓄積
手段に蓄積されていた変更部分に該当する前記内部メモ
リのデータを前記外部記憶装置へ定期的に書き込む書込
手段を有することを特徴とする請求項3記載の数値制御
装置。 - 【請求項5】 前記書込制御手段は、プロセッサのアイ
ドル時に、前記変更箇所蓄積手段に蓄積されていた変更
部分に該当する前記内部メモリのデータを前記外部記憶
装置へ書き込む書込手段を有することを特徴とする請求
項3記載の数値制御装置。 - 【請求項6】 前記外部記憶装置は、ハードディスク装
置又はフラッシュメモリデータであることを特徴とする
請求項3記載の数値制御装置。 - 【請求項7】 前記内部メモリのデータをチェックする
データチェック手段と、 前記データチェック手段が前記内部メモリの障害発生を
検出すると起動されて前記外部記憶装置に書き込まれて
いるデータを前記内部メモリに転送する復旧手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項3記載の数
値制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27415893A JPH07129208A (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 数値制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27415893A JPH07129208A (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 数値制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07129208A true JPH07129208A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17537846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27415893A Pending JPH07129208A (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07129208A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004005400A (ja) * | 2002-04-17 | 2004-01-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 生産設備情報管理システム、生産設備情報収集方法、情報検索システム、及びプログラム |
JP2006164002A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Fanuc Ltd | 数値制御装置 |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP27415893A patent/JPH07129208A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004005400A (ja) * | 2002-04-17 | 2004-01-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 生産設備情報管理システム、生産設備情報収集方法、情報検索システム、及びプログラム |
JP4490634B2 (ja) * | 2002-04-17 | 2010-06-30 | 富士電機ホールディングス株式会社 | 生産設備情報管理システム、生産設備情報管理方法、及びプログラム |
JP2006164002A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Fanuc Ltd | 数値制御装置 |
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