JPH07129121A - Tfelパネルの選択画素を光らせる方法 - Google Patents

Tfelパネルの選択画素を光らせる方法

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JPH07129121A
JPH07129121A JP28667693A JP28667693A JPH07129121A JP H07129121 A JPH07129121 A JP H07129121A JP 28667693 A JP28667693 A JP 28667693A JP 28667693 A JP28667693 A JP 28667693A JP H07129121 A JPH07129121 A JP H07129121A
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JP
Japan
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voltage
column
row
electrodes
pulse
Prior art date
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Application number
JP28667693A
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English (en)
Inventor
Koorumei Ai
コールメイ アイ
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Planar Systems Inc
Original Assignee
Planar Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 速いスクロールでも潜像も像のにじみも発生
せず、列電極駆動でほとんど電力を消費しない方法でT
FEL上の選択画素を光らせる。 【構成】 パネルが複数の第1の行電極と複数の第2の
列電極とを含み、画像フレームを創作すべくTFELの
選択画素を光らせる方法において、第1のパルス波形が
正で第2のパルス波形が負である二重に引続くパルス電
圧波形で各行電極を順次に走査し、行が走査される時前
記第1のパルスおよび前記第2のパルスと代数的に加算
されて、行および列の選択交点を発光させるように2重
のパルス電圧波形で選択列電極を充電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は行走査信号の半分が正
で信号のもう半分が負である2つのパルスの対称駆動を
用いてTFELスクリーン上に可視画像を創作する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TFELパネルとは2つの絶縁層と前面
および背面電極層でサンドウイッチされた薄膜蛍光体材
料を具えるものである。電極層は1組の電極がスクリー
ンを垂直によぎって延在し他の1組が水平に延在する細
長い電極の2つの組からなっている。画素マトリクスは
垂直(列)および水平(行)電極の交点で規定されてい
る。特定の画素でスクリーンをよぎる電圧が蛍光体材料
の発光の閾値を越えるとき光がその点で放射される。
【0003】TFELパネルの選択画素を光らせる方法
には多くの方法がある。かゝる方法の1つは Flegal の
米国特許第4,733,228 号“TFELパネル用変圧器連結
駆動回路網 (Transformer Coupled Drive Network for
a TFEL Panel) ”に開示されている。前記特許第4,733,
228 号の駆動構成によれば、列電極は特定の行のオンま
たはオフ画素を表わす電圧データをのせている。ひとた
びそのデータが列に積載されてしまうと、特定の行が行
電極に電圧を印加して走査される。行および列電極上の
電圧の代数和は画素がオンかオフかを決定する。
【0004】前記特許第4,733,228 号は対称駆動として
知られた方法を使用している。この方法によれば、行は
データのあるフレームの期間正の電圧で走査され、別の
フレーム期間負の電圧で走査される。光を放射させたり
画素を暗く保持するために、列電圧は代数的に行電圧に
加算されたりから減算されたりするよう配列される。引
続くフレームには前のフレームに使用された極性のすべ
てが反転される。このことはもしそうでなく単一の極性
の駆動構成が用いられたときにはスクリーンに残るだろ
う“潜”像を除去するのに役に立つ。その理由はパネル
にかゝる電圧差によりもたらされる電荷が次のフレーム
が書込まれる以前に完全に消滅される必要な時間がない
からである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特許第4,733,228
号に示された駆動構成に対する改善は Flegal 他の米国
特許第4,982,183 号“分割スクリーンAC型TFEL表
示装置の走査電極用交互極性対称駆動(Alternate Pola
rity Symmetric Drive for Scanning Electrodesin a S
plit Screen AC TFEL Display Device ) ”に開示され
ている。前記特許第4,982,183 号ではあるフレームの期
間奇数番目の行は正のパルスで走査され、一方偶数番目
の行は負のパルスで走査され、次のフレーム期間には反
転される。この開示技術は潜像と同じようにフリッカの
発生を抑圧するが、スクリーンの速いスクロールで“像
のにじみ”をなくすのを困難にする分極電荷の問題を残
してしまう。加うるにこの対称駆動構成は列駆動回路の
電力消費を必ずしも最小にはしない。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って本発明の目的は、
速いスクロールでも潜像も像のにじみもない方法でTF
EL上に画像を光らせ、しかも列電極駆動器でほとんど
電力を消費しない選択画素を光らせる方法を提供せんと
するものである。本発明方法によれば選択行電極は、V
thを発光の閾値近傍の電圧Vm を変調電圧とした時、第
1の極性を有する Vth+Vm の電圧で充電される。同
時に選択列電極は零ボルト近傍の電圧を表わす電圧Vo
に充電される。上述の手順が完了した直後選択行電極は
第1の極性とは反対極性の電圧でVth−Vm/2 の振幅ま
で充電され、こゝでVm/2 =1/2Vm である。この手順
と同時に、選択列電極は第1の極性の電圧でVm/2 のレ
ベルまで充電され、その行列電極の交点で発光が生じ
る。
【0007】本発明方法によればそれ故各行は2重の極
性パルスすなわち初めに正の次には負のパルスで走査さ
れる。列は零ボルト近傍のはじめの電圧に充電され、は
じめに行走査電圧のみから発生して発光させ、引続いて
第2の電圧すなわち変調電圧の半分の電圧に充電され
る。この電圧はVm −Vm/2 の行走査電圧と代数的に加
算され行走査の後半の半分で発光を生じる。発光は正の
行走査後に残留する分極電荷に起因して発生する。その
電荷は発光を引起すべきパネルにかゝる十分な電位を発
生させるよう外部的に印加された行走査電圧に加算され
る内部電圧を提供する。かくて行はパネルに蓄積された
分極電荷を制御する正方向および負方向に向くパルス相
補型対で走査され、それで潜像を惹起するようなものを
そこに残さない。列電圧はより低くされ、好適には正規
の変調電圧の半分に等しくされる。相対的に低い列電圧
の使用は列駆動器と関連回路での正味の電力の節約をう
ながし、走査期間の極性の変化は分極電荷の蓄積を削減
し、画像のやきつきとそれによって速いスクロールの能
力が損なわれるのを防止する。
【0008】もしそれがよいなら、上述の行走査パター
ンが数フレーム間繰返えされ次に極正が数フレーム間反
転されてもよい。このことは最初の正の走査電圧が負の
走査電圧よりわずかに大きく、蓄積すべき正味の電荷は
わずかのフレーム毎に極性を切換えることにより、“消
去”されるから有利である。
【0009】この発明の主たる目的は列電極用電圧が小
さくてすみ、それによって費用のかゝらない列駆動器の
使用ができる駆動論理を使ってTFELパネルを光らせ
る方法を提供するにある。またこの発明の別の目的はス
クリーンを速くスクロールする時に像のにじみとか潜像
の原因となる分極電荷を削減させたTFELパネル用駆
動構成を提供せんとするものである。
【0010】
【実施例】本願発明の前述のおよび他の目的、構成の特
徴および効果については、添付図面を参照した以下に述
べる詳細な説明により容易に理解されるようになるだろ
う。図2を参照するに、TFELパネル10は複数の列
電極14と複数の行電極16の交点により形成される複
数の画素12を有している。典型的なパネルは128の
行電極16と276の列電極14を有している。列電極
14の各々は各1つの列駆動増幅器18により駆動され
ている。列電極14を駆動するに必要な高電圧は列集成
の電圧ライン20を介して列駆動器18の各々に供給さ
れている。行16はプッシュプル行駆動器22により駆
動されている。行駆動器22は行集成の電圧ライン24
(正)と26(負)に連結されている。このパネルを駆
動するに必要な電圧を創作するに適した駆動回路網は、
この発明にも参照されている前述の米国特許第4,733,22
8 号に示されている。
【0011】図2図示TFELパネルの動作原理は図1
の電気的モデルの略図で示される。図2のパネルは頂部
と底部の絶縁体層間にサンドウイッチされた発光蛍光体
層を有している。絶縁体層は例えばZnSからなり、コ
ンデンサのような作用をするエレクトロルミネセンスの
層と直列なコンデンサとして電気的にモデル化されても
よい。外部電圧が増加するにつれ絶縁体層上の電荷およ
びZnS層間の充電は上昇する。発光閾値をわずかに越
える電圧レベルで光が放射される。これは閾値電圧がツ
ェナーブレークダウン電圧Vbdで表わされる図1のツ
ェナーダイオードにより略式に表わされている。ZnS
層にかゝる電圧がVbdを越えると、ツェナーダイオー
ドを介して電荷が流れ(光放射を表す)、電荷はZnS
界面の反対側に蓄積する。これは通常分極電荷と称せら
れる。次に反対極性のパルスがこの画素に印加される
と、この蓄積された分極電荷はそのパルスに加わりZn
S層にかゝる付加電圧となる。この機能は前のパルスか
らの有効なパネル“メモリ”となる。
【0012】このメモリ効果は図3aに示されているよ
うに望ましいものではない。図3aはその波形が図4a
に示される従来の駆動構成を図解する電荷−電圧(Q−
V)線図を示すものである。このQ−Vプロットはパネ
ルの外部端子での電圧(例えば、図1の端子で測定され
る)に基づく内部電荷の決定を示すものである。しかし
ながら、外部電圧の測定はある与えられた時刻における
パネルにかゝり存在する電圧のすべてを考慮していな
い。これは図3aおよび3bに示されているように内部
的に蓄積された電荷に起因するものである。図4aが示
すように、各行は振幅VthとVmod を有する電圧パルス
でまず走査される。光放射を惹起するために列は零ボル
トに保持される。次のフレームに同じ行は列が+Vmod
の電圧まで上昇させられる間に負のVthの電圧で走査さ
れる。結果としてQ−V曲線は図3aに示されるように
なる。以前オンであった画素では、Vが零の時には正味
の負の電荷が存在する。この正味の蓄積された電荷はパ
ネルに対し有効な“メモリ”を表わすものとなる。この
電荷は次のオフパルスに加えられ意図せざる光放射を惹
起する。
【0013】今図4bを参照するに、本発明の好適な実
施例では、各行ははじめのパルスがVth+Vm の振幅を
有する2つの極性パルスからなる走査電圧で走査され
る。同時にオンに切換えられる画素を規定する列電極が
零近傍の電位に保持され、一方オフを保持する画素はV
m/2 の電圧に充電される。正の行走査直後に、行駆動器
はVth−Vm/2 の電位まで負に駆動される。同時にオン
に切換えられる列はVm/ 2 の正の電圧まで充電され、一
方オフ画素を規定する列は零電位近傍に保持される。
【0014】図3bに示されているように、この方法は
そうでなければスクリーンに蓄積されるであろう電荷を
削減する。オン画素に関しては画素の正味の電荷はVが
零の時は零である。オフ画素についてはいくらかの残留
電荷があるがその大きさは図4aの駆動方法に関してよ
り少なく、この残留電荷は次のオフパルスに光放射を惹
起するほど高くはない。このように速いスクロールでも
画像の焼つきがない。パネルの輝度は、1つのあとの右
に続くもう1つのパルスを有し、標準パルス幅に等しい
パルス幅を蓄積的に有する2つのパルスを持つことで保
持される。このことは行を駆動するに必要な電力を2の
因子だけ増加させるが、列に対する電力要求を急激に減
少させる。列はかなり小さな変調電圧しか必要としない
ので、より低い消費電力の駆動器が使用可能である。2
76(列)×128(行)パネルではこのことはかなり
電力消費を節約することになる。
【0015】本発明は列電圧がVm/2 の時特に効果的で
あることが示されてきたが、他の電圧でも本願発明の要
旨からはずれることなく使用される。電力とかスクロー
ル能力は影響されるけれども、輝度は列電圧Vm/2 から
m まで上昇させることで著しく増大することができ
る。ユーザに望まれるトレードオフ値は列電圧をVm/a
にえらび負の行変調電圧をVm/b とえらぶことにより選
択されてよく、こゝでVm/a +Vm/b =Vm である。
【0016】典型的な例を以下に表に示す。 オン画素 オフ画素 第1の行走査(正) Vth+Vm = 220V Vth+Vm = 220V 第1の列パルス VO =OV Vm/b =10V 第2の行走査(負) Vth−Vm/a =150 V Vth−Vm/a = 150V 第2の列パルス Vm/a =30V Vo =OV 第2の行走査の発光が発光の閾値においてのみ普通であ
る−180 Vで発生するのは注目に値するだろう。しかし
ながら図3bを参照すると外から印加された電圧が零の
時でさえパネルには正の電荷が蓄えられて存在するのが
わかる。この電荷は発光を惹起するに十分なパネルにか
ゝる合成電位差を創作するようパネルの他の側の負の電
荷に加算される。同様に210Vはオフ画素の最初の行
走査の間に外部から印加されるけれども、蓄積された正
の電荷が今や正の210Vから減算されるから光の放射
はない。電荷がQ−V曲線の負の部分でも創作されてオ
ン−オンまたはオン−オフ順次の期間に零に削減される
ようQ−V曲線を形成することにより残留画像はほぼ削
減される。オフ−オン遷移ではV=Oの時わずかの蓄積
電荷があるがそれは図3aに示される場合より大きさが
かなり小さい。
【0017】前述の駆動構成の他の利点は列に対して必
要な電力はほぼ削減される。列の電力消費は印加電圧の
自乗に比例する。列電圧を図4bに示されるように削減
すると結果的により低い電力消費でより有効な駆動構成
をなすことができる。
【0018】前述の明細書で使用されてきた用語とか表
現はこゝでは説明上のものであって限定的なものとして
使用されてはいなく、かゝる用語とか表現の使用では図
示され説明されてきた特徴またはその一部の均等物を排
除するものではなく、本願発明の要旨は特許請求の範囲
の記載によって規定され限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】TFELスクリーンの原理的電気モデルを表わ
す略線図。
【図2】本発明方法を使用したTFELパネルの略線
図。
【図3】(a) 従来例駆動構成のQ−V線図。 (b) 本発明駆動構成のQ−V線図。
【図4】(a) 従来例駆動構成の波形図。 (b) 本発明駆動構成の波形図。
【符号の説明】
10 TFELパネル 12 画素 14 列電極 16 行電極 18 列駆動増幅器 20 列集成電圧ライン 22 プッシュプル行駆動器 24 正の行集成電圧ライン 26 負の行集成電圧ライン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の手順を具えることを特徴とする、第
    1の複数の行電極と第2の複数の列電極とを有し、マト
    リクス状にアドレスされるTFELパネルの選択画素を
    光らせる方法。 (a) Vthを発光閾値近傍の電圧、Vm を変調電圧とする
    時、第1の極性を有する電圧Vth+Vm まで選択行電極
    を充電する手順。 (b) 手順(a) と同時に、選択列電極を零ボルトまたはそ
    の近傍の電圧を表わす電圧Vo まで充電する手順。 (c) 手順(a) および(b) の完了後、Vm/2 +Vm/2 =V
    m とする時、前記選択行電極を前記第1の極性とは反対
    極性でVth−Vm/2 の振幅を有する電圧まで充電する手
    順。 (d) 手順(c) と同時に、前記選択列電極をVm/2 のレベ
    ルまで前記第1の極性の電圧で充電する手順。
  2. 【請求項2】 手順(a) から(d) があらかじめ定められ
    た時間期間に実行され、次に第1のおよび第2の極性が
    反転されて手順(a) から(d) が次のあらかじめ定められ
    た時間期間に実行されることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 次の手順を具えることを特徴とする、そ
    のパネルが第1の複数の行電極と第2の複数の列電極と
    を有する、画像フレームを創作するためTFELパネル
    の選択画素を光らせる方法。 (a) 各行電極を第1の電圧パルスが正で第2の電圧パル
    スが負である引続く2つのパルス電圧で引続いて走査す
    る手順。 (b) 各行電極が走査される時、第1および第2の電圧パ
    ルスそれぞれと組合わされた時選択画素位置で発光を惹
    起する第1の列電圧で選択列電極を充電する手順。
  4. 【請求項4】 手順(a) および(b) があらかじめ定めら
    れた画像フレーム数について実行され、次に前記第1の
    電圧パルスが負に前記第2の電圧パルスが正とされ、手
    順(a) および(b) が第2のあらかじめ定められた画像フ
    レーム数について実行されることを特徴とする請求項3
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の電圧パルスと組合
    わされたとき他の画素位置を暗くする第2の列電圧で選
    択列電極を充電する手順(c) をさらに有することを特徴
    とする請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 Vthを閾値電圧、Vm を変調電圧とする
    時、前記第1の電圧パルスがVth+Vm に等しく、Vo
    を零ボルトまたはその近傍の電圧、Vm/a をVm より小
    さな零でない電圧とする時、前記第1の列電極がそれぞ
    れVo およびVm/a であることを特徴とする請求項5記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 Vm/b +Vm/a =Vm とする時、前記第
    2の列電圧がそれぞれVm/b およびVo であることを特
    徴とする請求項6記載の方法。
JP28667693A 1992-11-18 1993-11-16 Tfelパネルの選択画素を光らせる方法 Pending JPH07129121A (ja)

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