JPH0712900Y2 - 電磁流量計 - Google Patents
電磁流量計Info
- Publication number
- JPH0712900Y2 JPH0712900Y2 JP7734789U JP7734789U JPH0712900Y2 JP H0712900 Y2 JPH0712900 Y2 JP H0712900Y2 JP 7734789 U JP7734789 U JP 7734789U JP 7734789 U JP7734789 U JP 7734789U JP H0712900 Y2 JPH0712900 Y2 JP H0712900Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measured
- pair
- liquid
- capacitor
- flow meter
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、被測定液に検出電極が接触しない電磁流量計
に係り、特に温度変動の影響を受けないように改良され
た電磁流量計に関する。
に係り、特に温度変動の影響を受けないように改良され
た電磁流量計に関する。
〈従来の技術〉 通常の電磁流量計は被測定液に検出電極が接触して、こ
の検出電極に生じる起電力を測定するが、このタイプの
電磁流量計は検出電極に油滴、非導電性の沈澱物、固形
物などが付着すると出力誤差が生じる欠点がある。
の検出電極に生じる起電力を測定するが、このタイプの
電磁流量計は検出電極に油滴、非導電性の沈澱物、固形
物などが付着すると出力誤差が生じる欠点がある。
これに対して、被測定液に誘電体、例えば四弗化樹脂等
を介して検出電極が結合する容量式の電磁流量計があ
る。この形式の電磁流量計は被測定液に検出電極が接触
しないので検出電極に油滴、非導電性の沈澱物、あるい
は固形物などが付着しても出力誤差が生じない利点があ
る。
を介して検出電極が結合する容量式の電磁流量計があ
る。この形式の電磁流量計は被測定液に検出電極が接触
しないので検出電極に油滴、非導電性の沈澱物、あるい
は固形物などが付着しても出力誤差が生じない利点があ
る。
そして、この種の電磁流量計は、例えば特公昭54−3386
2号「発明の名称:電磁流量計」などで開示されてい
る。
2号「発明の名称:電磁流量計」などで開示されてい
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、この様な電磁流量計は被測定液と肉厚の
薄い絶縁体を介して検出電極が結合されているので、こ
の電極に発生する起電力を測定する変換器の入力インピ
ーダンスは極めて大きく設計しなければならない欠点が
ある。
薄い絶縁体を介して検出電極が結合されているので、こ
の電極に発生する起電力を測定する変換器の入力インピ
ーダンスは極めて大きく設計しなければならない欠点が
ある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、以上の課題を解決するために、セラミック導
管を介して被測定液に接するように構成されこの被測定
液に発生する起電力を容量結合により取り出す一対の検
出電極と、これ等の検出電極にそれぞれその反転入力端
が接続されると共に出力端とコンデンサを介して接続さ
れた一対の増幅器と、これ等の一対の増幅器の出力端に
生ずる電圧の差を演算する差動増幅手段とを具備し、セ
ラミック導管とコンデンサとを同一工程で焼成して形成
するようにしたものである。
管を介して被測定液に接するように構成されこの被測定
液に発生する起電力を容量結合により取り出す一対の検
出電極と、これ等の検出電極にそれぞれその反転入力端
が接続されると共に出力端とコンデンサを介して接続さ
れた一対の増幅器と、これ等の一対の増幅器の出力端に
生ずる電圧の差を演算する差動増幅手段とを具備し、セ
ラミック導管とコンデンサとを同一工程で焼成して形成
するようにしたものである。
〈作用〉 一対の検出電極でセラミック導管を介して被測定液に発
生する起電力を検出する。
生する起電力を検出する。
さらに、この起電力をセラミック導管と同一の焼成工程
で作られたコンデンサが反転入力端と出力端に接続され
た一対の増幅器の反転入力端に入力する。
で作られたコンデンサが反転入力端と出力端に接続され
た一対の増幅器の反転入力端に入力する。
次に、これ等の増幅器の出力の差を差動増幅器で演算し
て流量信号を出力する。
て流量信号を出力する。
これにより、温度変動の影響を受けない容量式の電磁流
量計が実現できる。
量計が実現できる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について図を用いて説明する。第
1図は本考案の一実施例の構成を示す構成図である。
1図は本考案の一実施例の構成を示す構成図である。
10は被測定液Qに磁場を印加するための励磁コイルであ
り、この励磁コイル10には例えば矩形波状、正弦波状、
または高周波と低周波の混在する2周波状の励磁電流が
励磁端子11A、11Bを介して図示しない励磁回路から流さ
れる。
り、この励磁コイル10には例えば矩形波状、正弦波状、
または高周波と低周波の混在する2周波状の励磁電流が
励磁端子11A、11Bを介して図示しない励磁回路から流さ
れる。
12は例えばセラミック製の円筒状の導管であり、この外
周面に円弧状の検出電極13A、13Bが一体に焼成して形成
されている。
周面に円弧状の検出電極13A、13Bが一体に焼成して形成
されている。
14は演算増幅器であり、その非反転入力端(+)は共通
電位点COMに接続され、反転入力端(−)は検出電極13A
に接続されると共にその出力端との間にセラミック製の
コンデンサC1を介して接続されている。
電位点COMに接続され、反転入力端(−)は検出電極13A
に接続されると共にその出力端との間にセラミック製の
コンデンサC1を介して接続されている。
15は演算増幅器であり、その非反転入力端(+)は共通
電位点COMに接続され、反転入力端(−)は検出電極13B
に接続されると共にその出力端との間にセラミック製の
コンデンサC2を介して接続されている。
電位点COMに接続され、反転入力端(−)は検出電極13B
に接続されると共にその出力端との間にセラミック製の
コンデンサC2を介して接続されている。
演算増幅器14、15の各出力は差動増幅器16にそれぞれ接
続されて、その出力端17に流量信号VQを出力する。
続されて、その出力端17に流量信号VQを出力する。
これ等のセラミック製のコンデンサC1、C2はセラミック
製の導管12と同一の焼成プロセスにより焼成されたもの
を用いる。
製の導管12と同一の焼成プロセスにより焼成されたもの
を用いる。
次に、以上のように構成された実施例の動作について説
明する。
明する。
被測定流体Qの中に発生する起電力をesとし、検出電極
13A、13Bと被測定液Qとの間に形成されるセラミック導
管12による静電容量(コンデンサ)をそれぞれC0とすれ
ば、検出電極13A、13Bとの間に発生する起電力e0は e0=(es/2)(C1/C0) -(-es/2)(C2/C0) =(es/2C0)(C1+C2) …(1) となる。
13A、13Bと被測定液Qとの間に形成されるセラミック導
管12による静電容量(コンデンサ)をそれぞれC0とすれ
ば、検出電極13A、13Bとの間に発生する起電力e0は e0=(es/2)(C1/C0) -(-es/2)(C2/C0) =(es/2C0)(C1+C2) …(1) となる。
ここで、コンデンサC0、C1、およびC2は同一のプロセス
により焼成されたセラミックを使用しているので同一の
温度係数βを持ち、 C0=C00(1+βt) …(2) C1=C10(1+βt) …(3) C2=C20(1+βt) …(4) となる。
により焼成されたセラミックを使用しているので同一の
温度係数βを持ち、 C0=C00(1+βt) …(2) C1=C10(1+βt) …(3) C2=C20(1+βt) …(4) となる。
従って、これ等の(1)式〜(3)式を(1)式に代入
すると、 e0=(C10+C20)(es/2C00) …(5) なり、セラミックの材質による温度係数βの影響を受け
ない。
すると、 e0=(C10+C20)(es/2C00) …(5) なり、セラミックの材質による温度係数βの影響を受け
ない。
このため、通常の演算増幅器を用いながら温度の影響を
受けない安定な電磁流量計を実現することが出来る。
受けない安定な電磁流量計を実現することが出来る。
〈考案の効果〉 以上、実施例と共に具体的に説明したように本考案によ
れば、セラミック製の導管と同一のプロセスにより焼成
されたセラミック製のコンデンサを受信用の増幅器の帰
還回路に用いるようにしたので、高い入力インピーダン
スを維持することなく温度変動の影響を受けがたい容量
式の電磁流量計を実現することができる。
れば、セラミック製の導管と同一のプロセスにより焼成
されたセラミック製のコンデンサを受信用の増幅器の帰
還回路に用いるようにしたので、高い入力インピーダン
スを維持することなく温度変動の影響を受けがたい容量
式の電磁流量計を実現することができる。
第1図は本考案の1実施例の構成を示す構成図である。 10…励磁コイル、12…導管、13、13B…検出電極、14、1
5…演算増幅器、16…差動増幅器、Q…被測定流体、C1、
C2…コンデンサ。
5…演算増幅器、16…差動増幅器、Q…被測定流体、C1、
C2…コンデンサ。
Claims (1)
- 【請求項1】セラミック導管を介して被測定液に接する
ように構成されこの被測定液に発生する起電力を容量結
合により取り出す一対の検出電極と、これ等の検出電極
にそれぞれその反転入力端が接続されると共に出力端と
コンデンサを介して接続された一対の増幅器と、これ等
の一対の増幅器の出力端に生ずる電圧の差を演算する差
動増幅手段とを具備し、前記セラミック導管と前記コン
デンサとを同一工程で焼成して形成されたことを特徴と
する電磁流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7734789U JPH0712900Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 電磁流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7734789U JPH0712900Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 電磁流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0317520U JPH0317520U (ja) | 1991-02-21 |
JPH0712900Y2 true JPH0712900Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=31619650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7734789U Expired - Lifetime JPH0712900Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 電磁流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712900Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP7734789U patent/JPH0712900Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0317520U (ja) | 1991-02-21 |
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