JPH07128653A - カラー液晶表示素子 - Google Patents

カラー液晶表示素子

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JPH07128653A
JPH07128653A JP5271567A JP27156793A JPH07128653A JP H07128653 A JPH07128653 A JP H07128653A JP 5271567 A JP5271567 A JP 5271567A JP 27156793 A JP27156793 A JP 27156793A JP H07128653 A JPH07128653 A JP H07128653A
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JP
Japan
Prior art keywords
color
wavelength region
color filter
liquid crystal
filter
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Application number
JP5271567A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Takeda
伸宏 武田
Kazuyuki Funahata
一行 舟幡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】可視波長領域の短波長領域(500nm以
下),中波長領域(500〜600nm),長波長領域
(500nm以上)のいずれかを主に透過するカラーフ
ィルタ1とその補色である他の二つの波長領域を透過す
るカラーフィルタ4を組み合わせて画素を構成してカラ
ー表示を行う。 【効果】透過率が高く、白黒表示が可能なカラー液晶表
示素子が達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型のワードプロセッ
サ,パーソナルコンピュータに使用される、カラー液晶
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー液晶表示素子は、可視波長
領域の短波長領域(500nm以下)を主に透過する青
色フィルタ,中波長領域(500〜600nm)を主に
透過するカラーフィルタ,長波長領域(600nm以
上)を主に透過するカラーフィルタにより画素を構成
し、これらのカラーフィルタにそれぞれ対応する画素を
オン・オフすることによりカラー表示を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方法によりカラー
表示を行うために、各画素を三種類のカラーフィルタで
構成することにより、表示に利用できる画素面積の比率
である開口率が低下する。そして、可視長領域のうち、
中波長領域,長波長領域のうち一つの波長領域を主に透
過するカラーフィルタを使用することにより透過率が低
下する。このため、より明るい光源を必要とし、消費電
力が大きくなり、さらに光源の形状も大きくなる。
【0004】本発明の目的は、透過率の高いカラー液晶
表示素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では液晶表示素子には二種類のカラーフィル
タを使用する。このカラーフィルタの特徴は、可視波長
領域の短波長領域,中波長領域,長波長領域のいずれか
を主に透過するカラーフィルタとその補色である他の二
つの波長領域を透過するカラーフィルタを使用する。こ
のカラーフィルタを組み合わせてカラー表示を行う。
【0006】
【作用】上記のように二種類のカラーフィルタで画素を
構成することにより、画素の開口率が向上して透過率が
上がる。さらに可視波長領域の短波長領域,中波長領
域,長波長領域のいずれかを主に透過するカラーフィル
タとその補色である他の二つの波長領域を透過するカラ
ーフィルタを組み合わせてカラー表示を行うことによ
り、カラーフィルタの透過率を上げることができ、白黒
の表示も可能である。
【0007】
【実施例】本実施例では表示規模640×480画素
(画素ピッチ:0.3mm×0.3mm,画素サイズ0.27m
m×0.28mm,画面対角サイズ:9.4インチ)の表示素
子を主にして、本発明の構成(ドットピッチ:0.3mm
×0.15mm,ドットサイズ0.12mm×0.28mm)を
従来の構成(ドットピッチ:0.3mm×0.1mm,ドット
サイズ0.07mm×0.28mm)と比較し、本発明を実施
するに好適な液晶表示装置について、図面を用いて詳細
に説明する。
【0008】(実施例1)図1に本発明による青色フィ
ルタの透過率1及び黄色フィルタの透過率4を示す。こ
の青色フィルタの特徴は、500nm以下の波長領域
(以下、短波長領域とする。)を主に透過し、その透過
率は15%〜25%である。また黄色フィルタの透過率
4の特徴は、500nm〜600nmの波長領域(以
下、中波長領域とする。)と600nm以上の波長領域
(以下、長波長領域とする。)を主に透過し、その透過
率は、60%〜80%である。そして青色フィルタと黄
色フィルタは、互いに補色であるので、この組み合わせ
にすることにより、青色,黄色,白及び黒の表示が可能
になる。
【0009】図2に従来のカラーフィルタの透過率を示
す。青色フィルタの透過率1の特徴は、短波長領域を主
に透過し、その透過率は15%〜25%である。緑色フ
ィルタの透過率2の特徴は、中波長領域を主に透過し、
その透過率は40%〜55%である。赤色フィルタの透
過率3の特徴は、長波長領域を主に透過し、その透過率
は15%〜25%である。
【0010】図5に従来のカラーフィルタ及び透明電極
の平面図を示す。図に示すように、短波長領域を透過す
る青色フィルタ7,中波長領域を透過する緑色フィルタ
8,長波長領域を透過する赤色フィルタ9をそれぞれ幅
0.07mm,0.10mmピッチで配置した。それぞれのカ
ラーフィルタの間には幅0.03mm のブラックストライ
プ22を配置した。そして、カラーフィルタ7,8,9
と平行に幅0.08mmの信号側透明電極15を0.10mm
ピッチで配置した。また、カラーフィルタ7,8,9
と垂直の方向に幅0.28mmの走査側透明電極19を0.
30mmピッチで配置した。この構成により各カラーフィ
ルタの開口率が約22%になり、それぞれの透過率を掛
け合わせると、青色フィルタ7の透過率は3.3%〜5.
4%、緑色フィルタ8の透過率は8.7%〜12.0%、
赤色フィルタ9の透過率は3.3%〜5.4%となる。
【0011】図6に本発明によるカラーフィルタ及び透
明電極の平面図を示す。図に示すように、短波長領域を
主に透過する青色フィルタ7,中波長領域及び長波長領
域を透過する黄色フィルタ10をそれぞれ幅0.12m
m,0.15mmピッチで配置した。それぞれのカラーフィ
ルタの間には幅0.03mm のブラックストライプ22を
配置した。そして、カラーフィルタ7,10と平行に幅
0.13mm の信号側透明電極15を0.15mm ピッチで
配置した。また、カラーフィルタ7,11と垂直の方向
に幅0.28mmの走査側透明電極19を0.30mmピッチ
で配置した。このような構成にすることにより、従来の
構成では開口率は65%であったが、本発明の構成では
開口率が約75%になり、表示に利用できる画素の面積
が15%向上する。また、画素に対する各カラーフィル
タ7,10の開口率が従来は22%であったが、本発明
の構成で37%となり、各カラーフィルタ7,10の画
素に対する開口率が大きくなる。これにより、青色を表
示する場合には、透過率は同じであるが、開口率が従来
の22%から37%になるので約70%透過率が上が
る。また、従来は緑色フィルタ8と赤色フィルタ9によ
り黄色の表示を行うが、緑色フィルタ8の透過率は40
〜60%であり、赤色フィルタ9の透過率は15〜25
%であるので開口率を掛け合わせると黄色表示の透過率
は12〜18%となるが、黄色フィルタ10の場合は透
過率が24〜28%になり、50%〜100%向上する。
【0012】図9に従来のカラー液晶表示素子の構造を
断面図で示す。同図におけるカラー液晶表示素子は信号
側電極基板(厚さ:0.7mm,材質:ソーダライムガラ
ス)14及び走査側電極基板(厚さ:0.7mm,材質:ソ
ーダライムガラス)25,液晶18,走査側電極基板2
5にはブラックストライプ(アクリル系樹脂,分散剤:
カーボン,膜厚:1.3μm)22,カラーフィルタ(印
刷法,顔料タイプ膜厚:2.2μm)7,8,9,平坦
化膜(エポキシ系樹脂,膜厚1.0μm)20,走査側
透明電極(シート抵抗:8Ω/□,膜厚:1.3μm)1
9,配向膜(ポリイミド系樹脂,膜厚:1000Å)1
7を画素表示部及び表示に寄与しないその周辺部にも形
成した。一方、信号側電極基板14には、信号側透明電
極(シート抵抗:8Ω/□,膜厚:1.3μm)15,絶
縁膜(材質:酸化珪素,膜厚:1000Å)16,配向膜1
7を画素表示部及び表示に寄与しないその周辺部にも形
成した。また、パネル内の液晶18層の厚さを均一にす
るためシール部17に分散するスペーサ16の大きさ
は、所期の液晶18層の厚さにカラーフィルタ7,8,
9,平坦化膜20,透明電極15,配向膜17などの膜
厚の総和を加えた大きさにした。このような構成にする
ことにより、パネル化時に電極基板14,25の特定部
分に応力集中が発生せず、電極基板14,25全体の厚
さを均一にできる。また、本発明では、パネルの信頼性
が損なわないように、シール部17下にはカラーフィル
タ7,8,9,平坦化膜20,配向膜17及び絶縁膜1
6等を形成していない。
【0013】図10に本発明によるカラー液晶表示素子
の構造を断面図で示す。同図におけるカラー液晶表示素
子は信号側電極基板(厚さ:0.7mm,材質:ソーダライ
ムガラス)14及び走査側電極基板(厚さ:0.7mm,
材質:ソーダライムガラス)25,液晶18,走査側電
極基板25にはブラックストライプ(アクリル系樹脂,
分散剤:カーボン,膜厚:1.3μm)22,カラーフィ
ルタ(印刷法,顔料タイプ膜厚:2.2μm)7,1
0,平坦化膜(エポキシ系樹脂,膜厚1.0μm)2
0,走査側透明電極(シート抵抗:8Ω/□,膜厚:1.
3μm)19,配向膜(ポリイミド系樹脂,膜厚:10
00Å)17を画素表示部及び表示に寄与しないその周
辺部にも形成した。一方、信号側電極基板14には、信
号側透明電極(シート抵抗:8Ω/□,膜厚:1.3μ
m)15,絶縁膜(材質:酸化珪素,膜厚:1000
Å)16,配向膜17を画素表示部及び表示に寄与しな
いその周辺部にも形成した。また、パネル内の液晶18
層の厚さを均一にするためシール部17に分散するスペ
ーサ16の大きさは、所期の液晶18層の厚さにカラー
フィルタ7,10,平坦化膜20,透明電極15,配向
膜17などの膜厚の総和を加えた大きさにした。このよ
うな構成にすることにより、パネル化時に電極基板1
4,25の特定部分に応力集中が発生せず、電極基板1
4,25全体の厚さを均一にできる。また、本発明で
は、パネルの信頼性が損なわないように、シール部17
下にはカラーフィルタ7,10,平坦化膜20,配向膜
17及び絶縁膜16等を形成していない。
【0014】(実施例2)図3に本発明による緑色フィ
ルタの透過率2及びマゼンタフィルタの透過率5を示
す。この緑色フィルタの透過率2の特徴は、中波長領域
を主に透過し、その透過率は40〜55%である。また
マゼンタフィルタの透過率5の特徴は、短波長領域と長
波長領域を主に透過し、その透過率は、35〜50%で
ある。そして緑色フィルタとマゼンタフィルタは互いに
補色であるので、この組み合わせにすることにより、緑
色,マゼンタ,白及び黒の表示が可能になる。
【0015】図7に本発明によるカラーフィルタ及び透
明電極の平面図を示す。図に示すように、中波長領域を
主に透過する緑色フィルタ8,短波長領域及び長波長領
域を透過するマゼンタフィルタ11をそれぞれ幅0.1
2mm,0.15mmピッチで配置した。それぞれのカラー
フィルタの間には幅0.03mm のブラックストライプ2
2を配置した。そして、カラーフィルタ8,11と平行
に幅0.13mm の信号側透明電極15を0.15mm ピッ
チで配置した。また、カラーフィルタ8,11と垂直の
方向に幅0.28mmの走査側透明電極19を0.30mmピ
ッチで配置した。このような構成にすることにより、従
来の構成では開口率は65%であったが、本発明の構成
では開口率が約75%になり、表示に利用できる画素の
面積が15%向上する。また、画素に対する各カラーフ
ィルタ8,11の開口率が従来は22%であったが、本
発明の構成で37%となり、各カラーフィルタ8,11
の画素に対する開口率が大きくなる。これにより、緑色
を表示する場合には、透過率は同じであるが、開口率が
従来の22%から37%になるので約70%透過率が上
がる。また、従来は青色フィルタ7と赤色フィルタ9に
よりマゼンタの表示を行うが、青色フィルタ7の透過率
は15〜25%であり、赤色フィルタ9の透過率は15
〜18%であるので開口率を掛け合わせるとマゼンタ表
示の透過率は6.5〜11% となるが、マゼンタフィル
タ11の場合は13〜18%になり、64〜100%透
過率が上がる。
【0016】図11に本発明のカラー液晶表示素子の構
造を断面図で示す。同図におけるカラー液晶表示素子は
信号側電極基板(厚さ:0.7mm,材質:ソーダライムガ
ラス)14及び走査側電極基板(厚さ:0.7mm,材質:
ソーダライムガラス)25,液晶18,走査側電極基板
25にはブラックストライプ(アクリル系樹脂,分散
剤:カーボン,膜厚:1.3μm)22,カラーフィルタ
(印刷法,顔料タイプ膜厚:2.2μm)8,11,平
坦化膜(エポキシ系樹脂,膜厚1.0μm)20,走査
側透明電極(シート抵抗:8Ω/□,膜厚:1.3μm)
19,配向膜(ポリイミド系樹脂,膜厚:1000Å)
17を画素表示部及び表示に寄与しないその周辺部にも
形成した。一方、信号側電極基板14には、信号側透明
電極(シート抵抗:8Ω/□,膜厚:1.3μm)15,
絶縁膜(材質:酸化珪素,膜厚:1000Å)16,配向膜1
7を画素表示部及び表示に寄与しないその周辺部にも形
成した。また、パネル内の液晶18層の厚さを均一にす
るためシール部17に分散するスペーサ16の大きさ
は、所期の液晶18層の厚さにカラーフィルタ8,1
1,平坦化膜20,透明電極15,配向膜17などの膜
厚の総和を加えた大きさにした。このような構成にする
ことにより、パネル化時に電極基板14,25の特定部
分に応力集中が発生せず、電極基板14,25全体の厚
さを均一にできる。また、本発明では、パネルの信頼性
が損なわないように、シール部17下にはカラーフィル
タ8,11,平坦化膜20,配向膜17及び絶縁膜16
等を形成していない。
【0017】(実施例3)図4に本発明による赤色フィ
ルタの透過率3及びシアンフィルタの透過率6を示す。
この赤色フィルタの透過率3の特徴は、長波長領域を主
に透過し、その透過率は15%〜25%である。またシ
アンフィルタの透過率6の特徴は、短波長領域と中波長
領域を主に透過し、その透過率は、50%〜65%であ
る。そして赤色フィルタとシアンフィルタは互いに補色
であるので、この組み合わせにすることにより、赤色,
シアン色,白及び黒の表示を可能にする。
【0018】図8に本発明によるカラーフィルタ及び透
明電極の平面図を示す。図に示すように、長波長領域を
透過する赤色フィルタ9,短波長領域及び中波長領域を
透過するシアンフィルタ12をそれぞれ幅0.12mm,
0.15mmピッチで配置した。それぞれのカラーフィル
タの間には幅0.03mm のブラックストライプ22を配
置した。そして、カラーフィルタ7,10と平行に幅
0.13mm の信号側透明電極15を0.15mm ピッチで
配置した。また、カラーフィルタ9,12と垂直の方向
に幅0.28mmの走査側透明電極19を0.30mmピッチ
で配置した。このような構成にすることにより、従来の
構成では開口率は65%であったが、本発明の構成では
開口率が約75%になり、表示に利用できる画素の面積
が15%向上する。また、画素に対する各カラーフィル
タ7,10の開口率が従来は22%であったが、本発明
の構成で37%となり、各カラーフィルタ9,12の画
素に対する開口率が大きくなる。これにより、青色を表
示する場合には、透過率は同じであるが、開口率が従来
の22%から37%になるので約70%透過率が上が
る。また、従来は青色フィルタ7と緑色フィルタ8によ
りシアン色の表示を行い、青色フィルタ7の透過率は1
5〜25%であり、緑色フィルタ8の透過率は40〜5
5%であるので開口率を掛け合わせるとシアン表示の透
過率は12〜18%となるが、黄色フィルタ10の場合
は24〜28%になり、38〜50%透過率が上がる。
【0019】図12に従来のカラー液晶表示素子の構造
を断面図で示す。同図におけるカラー液晶表示素子は信
号側電極基板(厚さ:0.7mm,材質:ソーダライムガ
ラス)14及び走査側電極基板(厚さ:0.7mm,材質:
ソーダライムガラス)25,液晶18,走査側電極基板
25にはブラックストライプ(アクリル系樹脂,分散
剤:カーボン,膜厚:1.3μm)22,カラーフィルタ
(印刷法,顔料タイプ膜厚:2.2μm)9,12,平
坦化膜(エポキシ系樹脂,膜厚1.0μm20,走査側
透明電極(シート抵抗:8Ω/□,膜厚:1.3μm)1
9,配向膜(ポリイミド系樹脂,膜厚:1000Å)1
7を画素表示部及び表示に寄与しないその周辺部にも形
成した。一方、信号側電極基板14には、信号側透明電
極(シート抵抗:8Ω/□,膜厚:1.3μm)15,絶
縁膜(材質:酸化珪素,膜厚:1000Å)16,配向
膜17を画素表示部及び表示に寄与しないその周辺部に
も形成した。また、パネル内の液晶18層の厚さを均一
にするためシール部17に分散するスペーサ16の大き
さは、所期の液晶18層の厚さにカラーフィルタ9,1
2,平坦化膜20,透明電極15,配向膜17などの膜
厚の総和を加えた大きさにした。このような構成にする
ことにより、パネル化時に電極基板14,25の特定部
分に応力集中が発生せず、電極基板14,25全体の厚
さを均一にできる。また、本発明では、パネルの信頼性
が損なわないように、シール部17下にはカラーフィル
タ9,12,平坦化膜20,配向膜17及び絶縁膜16
等を形成していない。
【0020】図13に実施例1〜3に好適なカラー液晶
表示モジュールの構成を断面図で示す。図に示すよう
に、カラー液晶表示素子33、これを駆動するためのド
ライバLSI34,回路基板35からなり、光源として
バックライトを用いる透過型の液晶表示モジュールであ
る。そして、このバックライトは導光板(材質:アクリ
ル,厚さ:3mm)26,白色反射膜(分散剤:酸化チタ
ン,母材:ポリエステル系樹脂)27,反射シート(ダ
イヤホイル製:W−400,厚さ:0.125mm)28,
接着テープ(日東電工製:No.500)29,反射フィ
ルム(きもと製:GR−38W,厚さ:0.1mm)30,
冷陰極蛍光管(松下製:K−C240T)31,拡散シ
ート(きもと製:D−204,厚さ:0.1mm)32から
なる。表示装置として要求される明るさは一定なので液
晶パネルの透過率によってバックライトの明るさが決定
されてしまう。従って、液晶パネルの透過率を向上させ
ることにより、バックライトの明るさを抑えて、消費電
力を少なくすることができる。
【0021】
【発明の効果】二種類のカラーフィルタで画素を構成す
ることにより、画素の開口率が上がり透過率が上がる。
さらに可視波長領域の短波長領域,中波長領域,長波長
領域のいずれかを主に透過するカラーフィルタとその補
色である他の二つの波長領域を透過するカラーフィルタ
を組み合わせてカラー表示を行うことにより、カラーフ
ィルタの透過率を上げることができ、白黒の表示も可能
な液晶表示装置を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるカラーフィルタの透過率を示す
特性図。
【図2】従来のカラーフィルタの透過率を示す特性図。
【図3】本発明におけるカラーフィルタの透過率を示す
特性図。
【図4】本発明におけるカラーフィルタの透過率を示す
特性図。
【図5】従来のカラーフィルタ及び透明電極の構成を示
す説明図。
【図6】本発明におけるカラーフィルタ及び透明電極の
構成を示す配置図。
【図7】本発明におけるカラーフィルタ及び透明電極の
構成を示す配置図。
【図8】本発明におけるカラーフィルタ及び透明電極の
構成を示す配置図。
【図9】従来のカラー液晶表示素子の構成を示す断面
図。
【図10】本発明におけるカラー液晶表示素子の構成を
示す断面図。
【図11】本発明におけるカラー液晶表示素子の構成を
示す断面図。
【図12】本発明におけるカラー液晶表示素子の構成を
示す断面図。
【図13】本発明におけるカラー液晶表示モジュールの
構成を示す断面図。
【符号の説明】
1…青色フィルタの透過率、2…緑色フィルタの透過
率、3…赤色フィルタの透過率、4…黄色フィルタの透
過率。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方にカラーフィルタを配置した透明電極
    基板間にネマチック液晶を挟持したカラー液晶表示素子
    において、カラーフィルタとして、互いに補色の関係に
    ある二種類のカラーフィルタにより画素を構成したこと
    を特徴とするカラー液晶表示素子。
  2. 【請求項2】請求項1において、カラーフィルタに可視
    波長領域のうち、短波長領域を主に透過するカラーフィ
    ルタとその補色である中波長領域及び長波長領域を主に
    透過するカラーフィルタにより画素を構成したカラー液
    晶表示素子。
  3. 【請求項3】請求項1において、カラーフィルタに可視
    波長領域のうち、中波長領域を主に透過するカラーフィ
    ルタとその補色である短波長領域及び長波長領域を主に
    透過するカラーフィルタにより画素を構成したカラー液
    晶表示素子。
  4. 【請求項4】請求項1において、カラーフィルタに可視
    波長領域のうち、長波長領域を主に透過するカラーフィ
    ルタとその補色である短波長領域及び中波長領域を主に
    透過するカラーフィルタにより画素を構成したカラー液
    晶表示素子。
JP5271567A 1993-10-29 1993-10-29 カラー液晶表示素子 Pending JPH07128653A (ja)

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