JPH07128523A - 光学用フイルムおよびその製造法 - Google Patents

光学用フイルムおよびその製造法

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JPH07128523A
JPH07128523A JP29249893A JP29249893A JPH07128523A JP H07128523 A JPH07128523 A JP H07128523A JP 29249893 A JP29249893 A JP 29249893A JP 29249893 A JP29249893 A JP 29249893A JP H07128523 A JPH07128523 A JP H07128523A
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Shiyodou Tou
緒堂 陶
Toshiyuki Watanabe
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Tokuharu Suu
徳春 鄒
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悟 下田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定で高い二次の非線形光学特性を有し、視
野角依存性の小さい位相差フイルムに適する高分子材料
およびその配向法を提供する。 【構成】 NO2 基を有するジハロジフェニルスルホン
と対応するジアミンとの反応より得られる特定構造のポ
リマーであって、該ポリマーフイルムの面に垂直方向に
電界を印加して双極子を配向させ、該方向の屈折率を高
めることにより、安定かつ高い二次の非線形光学材料を
得る。また、未延伸または延伸フイルムを用いて、フイ
ルム面に垂直方向の屈折率が面内の進相軸方向のそれよ
り高い光学用配向フイルムを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は面に対して垂直方向の屈
折率(nz )が制御された光学用配向フイルムとその製
造法に関するものである。そして光伝送、光記録分野に
おいて有用な非線形光学フイルムあるいは液晶ディスプ
レイ分野において有用な位相差フイルムを提供する。
【0002】
【従来の技術】有機結晶からなる非線形光学材料は無機
の非線形光学材料に比べて、非線形光学効果、応答速
度、レーザー光に対する安定性において優れているいる
点が注目され鋭意研究されている。しかしながら、有機
結晶は無機結晶同様に賦形性に欠ける致命的欠点を有す
る。そのため、光伝送用導波路あるいは光記録用波長変
換素子等で薄膜として使用するには不向きである。この
様な観点から、高分子タイプの非線形光学材料の研究開
発が活発に行われている。このような高分子タイプの非
線形光学材料において高い二次の非線形光学特性を発現
させるためには、高い双極子モーメントを有する官能基
を導入する必要があり、しかもその双極子が一方向に向
いている必要がある。そのため電界印加をすることによ
り双極子の方向を揃える工夫が提案されている。その提
案の多くは高い双極子を有する官能基を側鎖に有するい
わゆる側鎖型高分子に関するものである。しかしながら
このタイプの高分子は、側鎖の自由度が高い。そのため
電界配向には有利に働くが、一旦形成した配向は緩和し
やすく安定性に劣る。このような観点から、双極子が配
向しやすいが、配向緩和が起こりにくい高分子材料の出
現が待たれている。
【0003】一方、光学用配向高分子は上記非線形高分
子以外に液晶デイスプレーにも活用されている。その中
で、STN型液晶デイスプレーの進歩が特に著しい。こ
のデイスプレー素子においては画像の視認性を向上させ
るために液晶層と偏光板との間に位相差フイルムが積層
されている。この位相差フイルムは、液晶層を透過した
楕円偏光を直線偏光に変換する役割を担っている。そし
て、その材質は主としてビスフェノールAからなるポリ
カーボネートの一軸延伸フイルムが用いられ、実用化さ
れている。その理由は、(1)透明性が高い、(2)高
い屈折率異方性を示す、(3)耐熱性が高いなど位相差
フイルムに要求される特性を満たしているからである。
しかしながら、このフイルムを用いても画像を斜め方向
から見た場合に位相差フイルムの効果が十分に発揮され
ず、視野角依存性の問題は依然解決されていない。この
ような問題点を取り除くためにはフイルムに対して垂直
方向の屈折率(nz )をフイルム面内の進相軸方向の屈
折率(nf )より大きくするとよいことが原理的に知ら
れている。そして、延伸方向の屈折率がそれと直行する
方向の屈折率より高い正の複屈折率を有するポリカーボ
ネートフイルムに、延伸方向の屈折率がそれと直行する
方向の屈折率より低い負の屈折率を有するフイルムを張
り合わせる方法が数多く提案され、そのいくつかは実用
化されている。しかしながら、単層フイルムでこのよう
な特性を満足するものはまだ実現されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、双極
子の配向を制御することの出来る材料および配向法を提
案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高い双極
子を有する高分子材料の双極子をフイルム面に垂直な方
向に揃えることが出来れば、高い二次の非線形光学特性
が得られる、特定構造の高分子材料を用いることで、配
向した双極子の緩和を抑え、安定性に優れた非線形光学
特性が得られる、また、一軸配向したフイルムの双極子
を面に垂直な方向に配向出来れば、その方向の屈折率
(nz )は進相軸方向の屈折率(nf )より高めること
が出来、視野角依存性の小さい位相差フイルムが得られ
る、等の観点から鋭意検討を重ねた結果、高い双極子を
有する官能基を導入した特定の構造の高分子フイルムに
電界印加することによりそのフイルム面に対して垂直な
方向に双極子を揃えることが可能であり、その結果該方
向の屈折率が高められ、またさらにはnz をnf より高
めることが可能になることを見いだし得、本発明に到達
した。
【0006】すなわち、本発明は下記繰り返し単位
(I)
【0007】
【化9】
【0008】[式中、R1 は酸素原子を含んでもよく、
2 および/またはR3 と結合して環を形成してもよい
炭素数2〜20の脂肪族、脂環族または芳香族基、R2
およびR3 は水素原子または互いに結合するかR1 と結
合して環を形成してもよい炭素数1〜3の炭化水素基]
を必須成分とするポリマーより形成されていることを特
徴とする光学用フイルムおよびその製造法に関する。
【0009】この高分子は大きい双極子を有するニトロ
基(NO2 )がベンゼン核に導入されている主鎖型の高
分子である。しかも、その置換ベンゼン核はSO2 およ
びイミノ基により結合されておりC−S結合およびC−
N結合の回転は強くは束縛されていない。そのために、
電界印加により回転させることが出来、電界方向(主鎖
に直交)に双極子を並べることが可能である。また、主
鎖骨格に剛直な芳香族基が存在するためにその耐熱性
(Tg)も高い。さらに高い双極子を有する官能基を側
鎖に有する側鎖型高分子でないために、配向した双極子
の緩和が小さく、安定性に優れることが期待できる。
【0010】以下、本発明について詳述する。
【0011】本発明において用いられるポリマーは前記
式(I)で示される繰り返し単位を必須成分とするポリ
イミンである。式中、R1 は酸素原子を含んでいてもよ
く、R2 および/またはR3 と結合して環を形成しても
よい炭素数2〜20の脂肪族、脂環族、芳香族基であ
る。好適に用いられる脂肪族基としては直鎖状あるいは
枝分かれしたアルキレン基、例えば−(CH2 2-10
、−(CH2 3 CH(CH3 )CH2 −、−CH2
C(CH3 2 CH2 CH(CH3 )CH2 −等が挙げ
られる。また、脂環族基としては、1,3−および1,
4−シクロヘキシレン基、2,2−プロピレンビス
(1,4−シクロヘキシレン)基、1,4−ジメチレン
シクロヘキサンおよび下記式で示されるスピロピラン環
を含む基が挙げられる。
【0012】
【化10】
【0013】芳香族基としてはm−およびp−フェニレ
ン、メチレンビス(1,4−フェニレン)、メチレンビ
ス(1,3−フェニレン)、オキシジ(1,4−フェニ
レン)、1,2−エチレンビス(1,4−フェニレ
ン)、1,2−エチレンビス(2−メチル−1,4−フ
ェニレン)、p−キシリレン基等が好適に用いられる。
また、R2 、R3 は水素原子または互いに結合するかR
1 と結合して環を形成していてもよい炭素数1〜3の炭
化水素基である。好適にはメチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基が挙げられる。また、R1 と結合
して環を形成しているR2 、R3 の例をジアミンの形で
表記すると
【0014】
【化11】
【0015】[式中、n=1〜14]が挙げられる。ま
た、R2 とR3 が互いに結合していて環を形成している
例をジアミンの形で表記すると
【0016】
【化12】
【0017】が挙げられる。これらの脂肪族基、脂環族
基、芳香族基は単独でもよいし二種以上を併用してもよ
い。
【0018】本発明において用いられるポリマーは前記
式(I)からなる繰り返し単位を必須成分とするが、必
要に応じてその他の繰り返し単位を併用してもよい。そ
の場合、前記式(I)からなる繰り返し単位を必須成分
とするポリマーは、式(I)の割合が30モル%以上、
好適には50モル%以上、さらに好適には70モル%以
上とする。かかる繰り返し単位としては下記一般式(VI
I)で示される単位が好適に用いられる。
【0019】
【化13】
【0020】[式中、R1 、R2 およびR3 は、前記の
通り。]なお、式(VII)の割合は70モル%以下、好
適には50モル%以下、さらに好適には30モル%以下
である。それ以上では電界配向効果が十分でないので好
ましくない。
【0021】かかるポリマーは、対応するジハロジフェ
ニルスルホンと対応するジアミンとの縮合反応により合
成することが出来る。例えば、式(I)に対応するジハ
ロジフェニルスルホンとしては、4,4’−ジフルオロ
−3,3’−ジニトロジフェニルスルホンや4,4’−
ジクロロ−3,3’−ジニトロジフェニルスルホンが好
適に用いられ、式(VII)に対応するジハロジフェニル
スルホンとしては、4,4’−ジフルオロジフェニルス
ルホンや4,4’−ジクロロジフェニルスルホンが好適
に用いられる。縮合反応は一般には非プロトン性極性溶
媒中で、必要に応じて脱酸剤の共存下で低温溶液重合す
るのが好ましい。その場合、溶媒としてはジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒が
好適に用いられる。
【0022】本発明において用いられるポリマーの分子
量は製膜性および得られたフイルムの力学的物性等を支
配する因子である。その範囲を一般に用いられている尺
度である溶液粘度で表示するとηSP/C=0.3〜5.0
dl/g、好ましくは0.5〜3.0dl/gである。
それ未満ではフイルムが脆くなるために好ましくない
し、それを越えると製膜に使用するドープの粘度が高す
ぎるために製膜困難になり好ましくない。
【0023】得られたポリマーの製膜法は特には限定は
ないが通常溶液製膜法により製膜される。代表的な方法
として、スピンコーテイング法、バーコート法、グラビ
ュアコート法、ドクターナイフによるキャスト法、流延
法、ダイから溶液を押出すキャスト法などが挙げられ
る。使用する溶媒としては、得られたポリマーを溶解す
る溶媒であれば特に限定はないが、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジ
メチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ジオキ
サン、1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン等の
環状エーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、ク
ロロホルム、クロロベンゼンなどのハロゲン系炭化水
素、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエス
テル類、プロピレンカーボネート等のカーボネート類、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素類などが
好適に用いられる。これらの溶媒は単独で用いてもよい
し、二種類以上の混合溶媒として用いてもよい。ポリマ
ー濃度は特には限定されないが一般には3〜30%、好
ましくは5〜20%の範囲で製膜が行われる。それを越
えると溶液粘度が高すぎて製膜が困難であり、それ未満
では溶液粘度が低すぎて均一製膜が困難になり好ましく
ない。また、それ未満では高希釈による経済的損失も好
ましくない理由の一つである。
【0024】ここでいう光学用フイルムの厚さは用途に
より異なるが、非線形光学材料として用いる場合は0.
1〜50μm、位相差フイルムとしては20〜300μ
mが好ましい。
【0025】得られたポリマーフイルムは使用目的に応
じて支持基板から剥離して用いてもよいし、また剥離し
ないでそのまま用いてもよい。基板材料としては特に限
定しないが、一般にはポリエステルフイルムなどのプラ
スチックフイルム、金属基板、ガラス基板、石英基板な
どが用いられる。また、電界配向を容易ならしめるため
に、インジウム−スズオキシド(ITO)を蒸着したガ
ラスあるいはポリエステルフイルム等も好んで用いられ
る。
【0026】こうして得られたフイルムは、一般には加
熱下で該フイルム面に垂直方向に高電界をかけることで
電界配向処理が行われる。この高電界処理によって、ポ
リマーの双極子がフイルム面に垂直方向、すなわちフイ
ルムの膜厚方向に配向し、かかる方向の屈折率(nz
が高められたフイルムが得られる。該フイルムは非線形
光学材料としてそのまま用いてもよいし、積層してもよ
い。ガラス等の支持基板上に担持された状態であっても
よい。
【0027】電界印加法としては直流電界を印加するこ
とが好ましい。この電界の印加方法としてはコロナ放電
法、直接印加法が挙げられる。コロナ放電とは、一般に
平板状下部電極上にフイルムを密着させ、フイルム上空
間を隔てて針電極を配置し、針状電極と平板電極間に高
電圧を印加することによりコロナ放電を発生させ、該フ
イルムを帯電させる方法である。この時の現象として、
空気中の分子がイオン化して、平板方向にイオンが飛翔
し、結果的にポリマーフイルム上に帯電される。印加す
る電圧範囲は1〜20KV、好ましくは5〜15KVで
ある。これ未満では効果が十分発現しないし、これを越
えると絶縁破壊を起こすので好ましくない。また、直接
印加する方法は二枚の電極間にフイルムを配置し両電極
間に高電圧を印加する方法である。印加する電圧は20
〜100V/μm 、好適には40〜70V/μm であ
る。これ未満では効果が十分ではなく、これを越えると
絶縁破壊を起こすので好ましくない。これらの電界印加
はフイルムを加熱状態で行うのが好ましい。その温度
は、使用するフイルムのTgに依存し、一般には(Tg
−100)℃以上(Tg+50)℃以下、好ましくは
(Tg−50)℃以上(Tg+30)℃以下が用いられ
る。それ未満では、ポリマーの分子運動が凍結されてい
るために均一配向が困難になるために好ましくない。ま
たそれを越えると配向緩和が起こるために好ましくな
い。電界印加時間は一般には1秒〜1時間、好ましくは
10秒〜30分の間で行われる。この高電界処理の際に
用いるフイルムは未延伸フイルムでもよいし一軸延伸で
もよい。
【0028】本発明の光学用配向フイルムとは、該ポリ
マーフイルム面に垂直方向の屈折率(nz )が面内の進
相軸方向の屈折率(nf )より高い、すなわちnz >n
f である光学用フイルムである。かかるフイルムは上記
電界配向処理によりポリマーの双極子がフイルム面に垂
直に配向し、nz が高められ、nf 以上、好ましくはは
f より大きくなることにより達成される。
【0029】一般に位相差フイルム用には、一軸延伸配
向フイルムを用いる。一軸延伸は縦一軸延伸法、テンタ
ー横一軸延伸法、ロール延伸法などが用いられる。面内
方向の遅相軸方向の屈折率をns とするとき、未延伸フ
イルムで電界配向をかけた場合は、nz >nf =ns
なるが、一軸延伸フイルムで電界配向をかけた場合は、
延伸条件等にもよるがns >nz ≧nf にすることが出
来る。したがって液晶ディスプレイ用位相差フイルムと
してns >nz ≧nf が好ましく実施できる。但し、押
出法により製膜した場合は条件によっては流動配向が起
こるので、延伸しなくとも電界配向をかけるとns >n
z ≧nf になる場合もある。
【0030】延伸温度は、使用するフイルムのTgに依
存し、一般には(Tg−100)℃以上(Tg+50)
℃以下、好ましくは(Tg−50)℃以上(Tg+3
0)℃以下が用いられる。それを越えるとポリマー鎖の
配向緩和起こり延伸効果が著しく減じるために好ましく
ない。それ未満では、ポリマーの分子運動が凍結されて
いるために均一配向が困難になり好ましくない。また、
延伸倍率は、目的とするフイルムのリターデーション
[Re=Δnd、Δnd=ns −nf 、dは膜厚]の大
きさに応じて適宜選択すればよい。
【0031】また、一軸延伸配向と電界配向を同時に行
うことが出来る。すなわち、フイルムを一軸延伸するこ
とにより延伸軸方向に配向を生じさせ、同時にフイルム
面と直行する方向に電界配向させる方法である。一軸延
伸と電界配向を逐次的に行うと、電界配向時の加熱によ
り一軸延伸方向の配向緩和が起こるために一軸延伸と電
界配向を同時に行う方が効果的である。
【0032】
【発明の効果】本発明において得られたフイルムは高い
Tgを有し、かつ少なくとも面方向に双極子が配向して
いるために高い非線形光学特性が得られ、安定性も高
い。また、この配向を利用することにより視野角依存性
が改良された位相差フイルムを得ることが出来る。
【0033】
【実施例】以下に、実施例により本発明を詳述する。但
し、本発明はこれに限定されるものではない。
【0034】本発明における屈折率は、m−line法
で測定した。ただし、キャスト法で得たフイルムは、自
動複屈折計KOBRA−21ADH(KSシステムズ
(株))を用いて測定した。ポリマーの溶液粘度は、N
−メチルピロリドン中、30℃で測定した。Tg、熱分
解温度はDSCにより測定した。
【0035】[実施例1]4,4’−ジフルオロ−3,
3’−ジニトロジフェニルスルホン0.01mol、2
−メチル−1,5−ペンタンジアミン0.01molを
N−メチルピロリドン中に加えて、窒素気流下50℃で
24時間加熱撹拌する。得られた粘ちょう液体を大量の
水に激しく撹拌しながら投入してポリマーフレークを得
た。得られたポリマーのN−メチルピロリドン中で測定
した溶液粘度はηSP/C=1.3dl/gであり高分子量
であることが示された。このポリマーのTgは130℃
であり熱分解温度270℃であった。また、CuKαを
用いて広角X線回折を測定したところブロードなハロー
を示し、非晶性であることが示された。このポリマーを
N−メチルピロリドンに溶解した20%溶液をITOガ
ラス上にスピンコート法により塗工してフイルムを得
た。このフイルムにコロナ放電法により70℃、60分
間5KVの電圧を印加して電界配向膜を得た。また比較
のために電界配向処理をしないフイルムも作成した。電
界配向処理をしないフイルムについてTE光とTM光を
導入して屈折率を測定した。TE光による屈折率は1.
7466(測定波長532nm)、1.6968(63
3nm)、1.6504(1064nm)であり、TM
光による屈折率は1.7377(532nm)、1.6
896(633nm)、1.6424(1064nm)
であった。この結果からいずれの波長においてもフイル
ム面内方向の屈折率は垂直方向の屈折率より高い値を示
した。これはスピンコートによる流動配向に基づくもの
である。それに対して電界配向処理をしたフイルムのT
E光による屈折率は1.7427(532nm)、1.
6887(633nm)、1.6474(1064n
m)であり、TM光による屈折率は1.7485(53
2nm)、1.6912(633nm)、1.6483
(1064nm)であった。この結果から電界配向によ
りフイルム面に垂直方向の屈折率(nz )が著しく増大
した。また、電界配向したフイルムの非線形光学特性値
はd33=7.6pm/V、d31=2.5pm/Vであり
Y−カット水晶(d11=0.4pm/V)に比べてはる
かに高い特性値を示した。
【0036】[実施例2]実施例1の2−メチル−1,
5−ペンタンジアミンに代えて1,10−ジアミノデカ
ンを用いて、他は実施例1に準拠して重合を行いポリマ
ーを得た。得られたポリマーのN−メチルピロリドン中
で測定した溶液粘度はηSP/C=1.8dl/gであり高
分子量であることが示された。このポリマーのTgは7
8℃であり熱分解温度275℃であった。また、CuK
αを用いて広角X線回折を測定したところブロードなハ
ローを示し、非晶性であることが示された。このポリマ
ーをN−メチルピロリドンに溶解した20%溶液をIT
Oガラス上にスピンコート法により塗工してフイルムを
得た。このフイルムにコロナ放電法により100℃、6
0分間5KVの電圧を印加して電界配向膜を得た。電界
配向処理をしないフイルムのTE光による屈折率は1.
7090(測定波長532nm)、1.6682(63
3nm)、1.6401(1064nm)であり、TM
光による屈折率は1.7062(532nm)、1.6
602(633nm)、1.6365(1064nm)
であった。この結果からいずれの波長においてもフイル
ム面内方向の屈折率は垂直方向の屈折率より高い値を示
した。これはスピンコートによる流動配向に基づくもの
である。それに対して電界配向処理をしたフイルムのT
E光による屈折率は1.7073(532nm)、1.
6654(633nm)、1.6381(1064n
m)であり、TM光による屈折率は1.7103(53
2nm)、1.6685(633nm)、1.6385
(1064nm)であった。この結果から電界配向によ
りフイルム面に垂直方向の屈折率(nz )が増大した。
また、電界配向したフイルムの非線形光学特性値はd33
=17.6pm/V、d31=5.4pm/Vであり高い
非線形光学特性を示した。
【0037】[実施例3]実施例1の2−メチル−1,
5−ペンタンジアミンに代えてN,N’−ジメチル−
1,6−ヘキサンジアミンを用いて、他は実施例1に準
拠して重合を行いポリマーを得た。得られたポリマーの
N−メチルピロリドン中で測定した溶液粘度はηSP/C
1.2dl/gであり高分子量であることが示された。
このポリマーのTgは105.7℃であり熱分解温度2
65℃であった。また、CuKαを用いて広角X線回折
を測定したところブロードなハローを示し、非晶性であ
ることが示された。このポリマーをN−メチルピロリド
ンに溶解した20%溶液をITOガラス上にスピンコー
ト法により塗工してフイルムを得た。このフイルムにコ
ロナ放電法により130℃、60分間5KVの電圧を印
加して電界配向膜を得た。電界配向処理をしないフイル
ムのTE光による屈折率は1.6735(測定波長63
3nm)であり、TM光による屈折率は1.6726
(633nm)であった。この結果からフイルム面内方
向の屈折率は垂直方向の屈折率より高い値を示した。こ
れはスピンコートによる流動配向に基づくものである。
それに対して電界配向処理をしたフイルムのTE光によ
る屈折率は1.7027(532nm)、1.6386
(1064nm)であり、TM光による屈折率は1.7
038(532nm)、1.6340(1064nm)
であった。また、電界配向したフイルムの非線形光学特
性値はd33=12pm/V、d31=4.2pm/Vであ
り高い非線形光学特性を示した。
【0038】[実施例4]実施例1の2−メチル−1,
5−ペンタンジアミンに代えて1,2−ビス(2−メチ
ル−4−アミノフェニル)エタンを用いて、他は実施例
1に準拠して重合を行いポリマーを得た。得られたポリ
マーのN−メチルピロリドン中で測定した溶液粘度はη
SP/C=1.9dl/gであり高分子量であることが示さ
れた。このポリマーのTgは192℃であり熱分解温度
260℃であった。また、CuKαを用いて広角X線回
折を測定したところブロードなハローを示し、非晶性で
あることが示された。このポリマーをN−メチルピロリ
ドンに溶解した20%溶液をITOガラス上にスピンコ
ート法により塗工してフイルムを得た。このフイルムに
コロナ放電法により170℃、60分間5KVの電圧を
印加して電界配向フイルムを得た。スピンコート直後の
電界配向前のフイルムのTE光による屈折率は、1.7
302(633nm)、1.6942(833nm)、
1.6729(1064nm)であり、TM光よる光の
屈折率は1.7015(633nm)、1.6689
(833nm)、1.6512(1064nm)であっ
た。この結果からいずれの波長においてもフィルム面内
方向の屈折率は垂直方向の屈折率より高い値を示した。
これはスピンコートによる流動配向に基づくものであ
る。それに対して電界配向処理をしたフィルムのTE光
による屈折率は1.7289(633nm)、1.68
73(833nm)、1.6654(1064nm)で
あり、TM光よる光の屈折率は1.7059(633n
m)、1.6699(833nm)、1.6541(1
064nm)であった。この結果から電界配向によりフ
イルム面に垂直方向の屈折率(nz )が増大した。ま
た、電界配向したフイルムの非線形光学特性値はd33
9.2pm/V、d31=3.0pm/Vであり高い非線
形光学特性を示した。
【0039】[実施例5]実施例1の2−メチル−1,
5−ペンタンジアミンに代えて1,3−ビス(4−ピペ
リジル)プロパンを用いて、他は実施例1に準拠して重
合を行いポリマーを得た。得られたポリマーのN−メチ
ルピロリドン中で測定した溶液粘度はηSP/C=1.9d
l/gであり高分子量であることが示された。このポリ
マーのTgは148℃であり熱分解温度253℃であっ
た。また、CuKαを用いて広角X線回折を測定したと
ころブロードなハローを示し、非晶性であることが示さ
れた。このポリマーをN- メチルピロリドンに溶解した
20%溶液をITOガラス上にスピンコート法により塗
工してフイルムを得た。このフイルムにコロナ放電法に
より135℃、60分間5KVの電圧を印加して電界配
向フイルムを得た。電界配向前のフイルムのTE光によ
る屈折率は1.6973(532nm)、1.6588
(633nm)、1.6415(833nm)、1.6
318(1064nm)であり、TM光による屈折率
は、1.6749(532nm)、1.6413(63
3nm)、1.6286(833nm)、1.6140
(1064nm)であった。この結果からいずれの波長
においてもフィルム面内方向の屈折率は垂直方向の屈折
率より高い値を示した。これはスピンコートによる流動
配向に基づくものである。それに対して電界配向処理を
したフィルムのTE光による屈折率は1.6966(5
32nm)、1.6551(633nm)、1.636
9(833nm)、1.6268(1064nm)であ
り、TM光による屈折率は1.6868(532n
m)、1.6442(633nm)、1.6323(8
33nm)、1.6164(1064nm)であった。
この結果から電界配向によりフイルム面に垂直方向の屈
折率(nz )が増大し、この電界配向したフイルムの非
線形光学特性値はd33=8.0pm/V、d31=2.4
pm/Vであり高い非線形光学特性を示した。
【0040】[実施例6]実施例4で得た電界配向が未
処理のフイルムを用いて、コロナ放電法により200
℃、60分間5KVの電圧を印加して得た電界配向フイ
ルムのTE光による屈折率は1.7160(633n
m)、1.6818(833nm)、1.6621(1
064nm)であり、TM光による屈折率は1.718
5(633nm)、1.6832(833nm)、1.
6626(1064nm)であった。この結果から電界
配向によりフイルム面に垂直方向の屈折率(nz )が増
大し、面内方向の屈折率よりも高いことが示された。こ
のことからnz >nf であることが証明された。また、
電界配向したフイルムの非線形光学特性値はd33=9.
4pm/V、d31=3.1pm/Vであり高い非線形光
学特性を示した。
【0041】[実施例7]実施例6で得た電界配向した
フイルムを室温下で2週間保管した。このフイルムの非
線形光学特性値d33は初期値の96%を示し、配向緩和
が極めて抑制されており、非常に安定性に優れていた。
【0042】[実施例8]実施例5で得た電界配向が未
処理のフイルムを用いて、コロナ放電法により170
℃、60分間5KVの電圧を印加して得た電界配向フイ
ルムのTE光による屈折率は1.6505(633n
m)、1.6350(833nm)、1.6226(1
064nm)であり、TM光による屈折率は1.653
4(633nm)、1.6361(833nm)、1.
6231(1064nm)であった。この結果から電界
配向によりフイルム面に垂直方向の屈折率(nz )が増
大し、面内方向の屈折率よりも高いことが示された。こ
のことからnz >nf であることが証明された。
【0043】[実施例9]実施例4で合成したポリマー
をN−メチルピロリドンに溶解した20%溶液を用いて
ガラス基板上にドクターナイフを使ってフイルムをキャ
ストした。得られたフイルムを8KVの電圧を印加しな
がら170℃で一軸延伸した。得られたフイルムの63
3nmにおけるリタデーション(Re=△nd、但し、
△n=ns−nf 、dは膜厚)は520nmであった。
また、このフイルムの屈折率はns=1.7131、n
z =1.7122、nf =1.7011でありns >n
z ≧nf を満足した。
【0044】[実施例10]実施例1の4,4’−ジフ
ルオロ−3,3’−ジニトロジフェニルスルホンに代え
て4,4’−ジフルオロ−3,3’−ジニトロジフェニ
ルスルホンおよび4,4’−ジフルオロジフェニルスル
ホン(モル比80/20)を用い、2−メチル−1,5
−ペンタンジアミンに代えて1,3−ビス(4−ピペリ
ジル)プロパンを用いて、他は実施例1に準拠して重合
を行いポリマーを得た。得られたポリマーのN−メチル
ピロリドン中で測定した溶液粘度はηSP/C=0.89d
l/gであり高分子量であることが示された。このポリ
マーをN−メチルピロリドンに溶解した20%溶液を用
いてガラス基板上にドクターナイフを使ってフイルムを
キャストした。得られたフイルムを8KVの電圧を印加
しながら168℃で一軸延伸した。得られたフイルムの
633nmにおけるリタデーションは480nmであっ
た。また、nz とnf との差は0.0035であり電界
配向によりフイルム面に垂直方向の屈折率が増大してい
ることがわかった。
【0045】[実施例11]実施例9の電界配向フイル
ムをSTN型表示装置の上偏光板と液晶セルの間に配置
した。上下、左右方向の視野角の範囲を調べたところ、
いずれの方向においても30°以上の広い視野角が得ら
れた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 敏行 東京都八王子市横山町21番4号 ハイツエ クセル 302号 (72)発明者 鄒 徳春 東京都小金井市本町2丁目11番15号 中田 荘 202号 (72)発明者 下田 悟 東京都墨田区八広5丁目24番8号 (72)発明者 宮本 洋志 兵庫県姫路市飾磨区今在家1044番地 住友 精化株式会社佑啓寮内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記繰り返し単位(I) 【化1】 [式中、R1 は酸素原子を含んでもよく、R2 および/
    またはR3 と結合して環を形成してもよい炭素数2〜2
    0の脂肪族、脂環族または芳香族基、R2 およびR3
    水素原子または互いに結合するかR1 と結合して環を形
    成してもよい炭素数1〜3の炭化水素基]を必須成分と
    するポリマーより形成されていることを特徴とする光学
    用フイルム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学用フイルムであっ
    て、該フイルム面に垂直方向の屈折率(nz )が高めら
    れたことを特徴とする光学用フイルム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光学用フイルムであっ
    て、該フイルム面に垂直方向の屈折率(nz )が面内の
    進相軸方向の屈折率(nf )より高いことを特徴とする
    光学用配向フイルム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のポリマーより形成されて
    いる未延伸または延伸フイルムの面に対し、垂直方向に
    電界を印加することを特徴とする光学用フイルムの製造
    法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の光学用フイルムを使用す
    ることを特徴とする非線形光学材料。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のポリマーより形成されて
    いる未延伸または延伸フイルムの面に対し、垂直方向に
    電界を印加しながら一軸延伸することを特徴とする光学
    用フイルムの製造法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の光学用配向フイルムであ
    って、かつ面内方向の遅相軸方向の屈折率(nS )、面
    に垂直方向の屈折率(nz )および面内の進相軸方向の
    屈折率(nf )が下記の関係式を満たすことを特徴とす
    る液晶ディスプレイ用位相差フイルム。 【数1】ns >nz ≧nf
  8. 【請求項8】 ポリマーが、下記式(II)〜(VI) 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 の少なくとも一種の繰り返し単位からなることを特徴と
    する請求項1記載の光学用フイルム。
  9. 【請求項9】 下記繰り返し単位(I) 【化7】 [式中、R1 は酸素原子を含んでもよく、R2 および/
    またはR3 と結合して環を形成してもよい炭素数2〜2
    0の脂肪族、脂環族または芳香族基、R2 およびR3
    水素原子または互いに結合するかR1 と結合して環を形
    成してもよい炭素数1〜3の炭化水素基]と下記繰り返
    し単位(VII) 【化8】 [式中、R1 は酸素原子を含んでもよく、R2 および/
    またはR3 と結合して環を形成してもよい炭素数2〜2
    0の脂肪族、脂環族または芳香族基、R2 およびR3
    水素原子または互いに結合するかR1 と結合して環を形
    成してもよい炭素数1〜3の炭化水素基]よりなり、
    (I)が少なくとも30モル%以上からなる請求項1記
    載の光学用フイルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007502911A (ja) * 2003-02-24 2007-02-15 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー コレステリック液晶乾燥プロセスおよび溶剤
KR20140128225A (ko) * 2013-04-26 2014-11-05 제이에스알 가부시끼가이샤 액정 배향제, 액정 배향막, 액정 표시 소자, 위상차 필름, 위상차 필름의 제조 방법, 중합체 및 화합물
WO2016084777A1 (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 ポリイミドフィルム、それを用いた基板、及び、ポリイミドフィルムの製造方法

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