JPH0712829Y2 - 空調吹出口 - Google Patents

空調吹出口

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JPH0712829Y2
JPH0712829Y2 JP10882490U JP10882490U JPH0712829Y2 JP H0712829 Y2 JPH0712829 Y2 JP H0712829Y2 JP 10882490 U JP10882490 U JP 10882490U JP 10882490 U JP10882490 U JP 10882490U JP H0712829 Y2 JPH0712829 Y2 JP H0712829Y2
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JP
Japan
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napped
sheet
foam sheet
air conditioning
conditioning outlet
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JP10882490U
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JPH0468948U (ja
Inventor
勝巳 川口
Original Assignee
川口合成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空調吹出口に関するものである。
〔従来の技術〕
空調吹出口には冷風または温風の吹出し方向を調節する
ためのルーバーが設けられているが、特に冷風が吹出す
際にルーバー表面に結露を生じ、こゝを冷風が通過する
際に加温され、所定の温度を維持することが困難にな
る。そこでルーバー表面に立毛層を形成して結露を防止
することが考えられるが、従来ルーバー表面に立毛層を
形成するには静電植毛法が採用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし静電植毛にあっては工程に手間がかゝり、また植
毛強度が充分でなく、耐摩耗性に劣る製品しか得られな
いので脱毛が発生し易く、脱毛すれば結露防止効果は低
減する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、
加熱軟化状態の熱可塑性プラスチック発泡体シート
(2)の両面に基材シート(1)を重合接着した上で、
該重合物(4)の両面を引張って該加熱軟化状態の熱可
塑性プラスチック発泡体シート(2)を開裂させ、該開
裂面には多数の延伸糸体(21)を形成せしめることによ
って立毛層(22)を設けた立毛材料(3)によって、空
調吹出口(14)にルーバー(10)を形成した空調吹出口
(14)を提供するものである。
本考案に用いられる熱可塑性プラスチック発泡体は、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリス
チレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリ
ル−スチレン−ブタジエン共重合体等の発泡体である。
本考案に用いられる基材シートはポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタン
等のプラスチックシート、金属、紙、木材等である。
〔作用〕
本考案では加熱軟化状態の熱可塑性プラスチック発泡体
シート(2)の両面に基材シート(1),(1)を重合
接着した上で、該重合物(4)の両面を引張って該加熱
軟化状態の熱可塑性プラスチック発泡体シート(2)を
開裂させ、該開裂面には多数の延伸糸体(21)を形成せ
しめることによって立毛層(22)を設けるから、該延伸
糸体(21)は延伸によって強化され、該立毛層(22)の
耐摩耗性は極めて大きなものとなり、殆んど抜毛現象を
起さない。
〔考案の効果〕
したがってこのような立毛材料を用いた空調吹出口のル
ーバーは表面に立毛層が存在して結露が確実に防止され
るが、該立毛層は殆んど抜毛現象を起さないので該結露
防止効果は永続する。
〔実施例〕
本考案を第1図〜第6図に示す一実施例によって説明す
れば、熱可塑性プラスチック溶融物はアゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾジカルボンアミド等の化学発泡剤およ
び/または空気混合により発泡されつゝTダイから押出
されて熱可塑性プラスチック発泡体シート(2)とな
り、該シート(2)がTダイから押出された直後で加熱
軟化状態を維持している間に第1図に示すように両面に
基材シート(1),(1)が重合され、押圧ロール
(5),(5)により圧着され重合物(4)となる。こ
の際、該熱可塑性プラスチック発泡体シート(2)の表
面部分は該基材シート(1),(1)との接触によって
冷却されるが芯部はいまだ加熱軟化状態にある。次いで
第2図に示すように該熱可塑性プラスチック発泡体シー
ト(2)の芯部が加熱軟化状態を維持している間に該重
合物(4)の両面を吸盤(6)Aで吸引して引張り、該
熱可塑性プラスチック発泡体シート(2)を開裂させ
る。この際、第2図に示すように該熱可塑性プラスチッ
ク発泡体シート(2)の開裂面には多数の糸引きが生
じ、該糸引きが二つに別れて多数の延伸糸体(21)が形
成される。そして開裂面にはノズル(7)から冷風を吹
付けて冷却し、その後所望なれば、エアーナイフ等によ
って該延伸糸体(21)の先端を切り揃える。
このようにして第3図に示すような表面に多数の延伸糸
体(21)からなる立毛層(22)を設けた熱可塑性プラス
チック発泡体層(2)と基材シート(1)とからなる立
毛材料(3)が製造される。
上記立毛材料(3)は第4図に示すように短冊形にカッ
トされ、点線で折り曲げて第5図に示すように表面側に
立毛層(22)を配した立毛板材(3)Aとし、該立毛板
材(3)Aを用いて第6図に示すようなルーバー(10)
の枠体(11)と横桟(12)とを組立て、該ルーバー(1
0)は左右側面から差出されている回転軸(13),(1
3)を空調吹出口(14)の左右側壁の軸穴(15),(1
5)に嵌着することにより上下に回転自在に空調吹出口
(14)に取付けられる。
本実施例以外、例えば第7図に示すように波形に成形し
た立毛材料(3)の一対を基材シート(1)相互を接し
て高周波等で融着重合し、点線一でカットすることによ
り製造した第8図に示す立毛板材(3)Bでルーバーを
組立てゝもよい。
更に本実施例以外、基材シート(1)と熱可塑性プラス
チック発泡体シート(2)とは接着剤によって接着され
てもよいが、本実施例のように接着剤を用いない場合
は、接着剤の変性、劣化等による基材シート(1)と熱
可塑性プラスチック発泡体シート(2)との剥離が防止
される。
更に本実施例以外、熱可塑性プラスチック発泡体シート
をTダイ押出法、鋳込法等でまず製造し、次いで該シー
トを加熱して軟化してもよい。
またルーバーの横桟のみを本考案の立毛材料で作っても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すものであり、
第1図は表皮重合圧着工程の説明図、第2図は開裂工程
の説明図、第3図は製造されたシートの側断面図、第4
図は短冊形にカットした立毛材料の斜視図、第5図は立
毛板材の横断面図、第6図は空調吹出口の説明図、第7
図は立毛材料重合状態図、第8図は立毛板材の横断面図
である。 図中、(1)……基材シート、(2)……熱可塑性プラ
スチック発泡体シート、(21)……延伸糸体、(22)…
…立毛層、(3)……立毛材料、(4)……重合物、
(10)……ルーバー、(14)……空調吹出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱軟化状態の熱可塑性プラスチック発泡
    体シートの両面に基材シートを重合接着した上で、該重
    合物の両面を引張って該加熱軟化状態の熱可塑性プラス
    チック発泡体シートを開裂させ、該開裂面には多数の延
    伸糸体を形成せしめることによって立毛層を設けた立毛
    材料によって空調吹出口にルーバーを形成したことを特
    徴とする空調吹出口
JP10882490U 1990-10-17 1990-10-17 空調吹出口 Expired - Lifetime JPH0712829Y2 (ja)

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JP10882490U JPH0712829Y2 (ja) 1990-10-17 1990-10-17 空調吹出口

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JP10882490U JPH0712829Y2 (ja) 1990-10-17 1990-10-17 空調吹出口

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JPH0468948U JPH0468948U (ja) 1992-06-18
JPH0712829Y2 true JPH0712829Y2 (ja) 1995-03-29

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