JPH07127667A - 走行車両におけるクラッチ操作機構 - Google Patents

走行車両におけるクラッチ操作機構

Info

Publication number
JPH07127667A
JPH07127667A JP5275132A JP27513293A JPH07127667A JP H07127667 A JPH07127667 A JP H07127667A JP 5275132 A JP5275132 A JP 5275132A JP 27513293 A JP27513293 A JP 27513293A JP H07127667 A JPH07127667 A JP H07127667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
current value
pedal
operation amount
hydraulic piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5275132A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3383379B2 (ja
Inventor
Akihiro Asada
朝田  晃宏
Kazushige Komori
一重 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP27513293A priority Critical patent/JP3383379B2/ja
Publication of JPH07127667A publication Critical patent/JPH07127667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3383379B2 publication Critical patent/JP3383379B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電磁弁制御式の油圧操作型の多板摩擦式クラ
ッチの操作機構において、クラッチペダルの踏み込み状
況によらず、応答遅れの少ない操作を行う。 【構成】 圧油供給を解除するとバネによる戻し付勢力
でクラッチ切り状態に切り換わる多板摩擦式クラッチ1
と、クラッチペダル6の踏み込み量を検出するペダルセ
ンサ9と、油圧ピストン2に対する圧油量を、ペダル踏
み込み量が大であるほど小さい値になるように、比例流
量制御弁7に対する電流値を制御する制御装置8と、変
速装置H1,H2の変速位置を検出する変速位置検出セ
ンサSを備え、制御装置8は、クラッチペダル6の踏み
込み操作において、設定位置に至るまでは、クラッチ1
が動力伝達に必要な最低油圧が生じる電流値に維持する
べく制御し、設定位置に至ると、変速位置検出結果に基
づいて、電流値を変更させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧油供給により作動す
る油圧ピストンによって押圧してクラッチ入り状態に切
り換わり、前記油圧ピストンへの圧油供給を解除すると
付勢機構による戻し付勢力で前記油圧ピストンが引退し
てクラッチ切り状態に切り換わる多板摩擦式クラッチ
と、クラッチ入り位置に戻し付勢されたクラッチペダル
の踏み込み操作量を検出するクラッチ操作量検出手段
と、前記油圧ピストンに対する圧油量を、供給される電
流値に比例した流量に制御する比例流量制御弁と、前記
クラッチ操作量検出手段により検出される前記踏み込み
操作量が大であるほど小さい値になるように、前記比例
流量制御弁に対する電流値を制御する制御手段とを備え
てある走行車両におけるクラッチ操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】上記クラッチ操作機構において、従来で
は、クラッチペダルの操作位置と比例流量制御弁に対す
る電流値との制御特性を予め設定しておいて、クラッチ
ペダルの踏み込み量を前記クラッチ操作量検出手段の一
例としてポテンショメータにより検出し、その検出値に
基づいてクラッチペダルの操作位置を判別し、操作位置
に対応する電流値を比例流量制御弁に供給するように構
成したものが考えられ、前記制御特性としては、クラッ
チペダルの踏み込み操作量が大になるほど、電流値が小
さくなるように滑らかに変化する特性に設定されてい
た。つまり、クラッチペダルの非操作状態では、比例流
量制御弁に最大電流が供給されて油圧ピストンによる操
作圧が最大で確実にクラッチ入り状態が維持され、ペダ
ル踏み込み操作に伴って徐々に電流値が減少して油圧操
作力が徐々に低下して、最大踏み込み位置の少し手前で
電流供給が停止され、付勢機構による戻し付勢力でクラ
ッチ切り状態が現出されるよう構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造においては、比例流量制御弁に対する電流値がクラッ
チペダルの操作位置に対応して一定の変化特性で決定さ
れるので、次のような不具合があった。つまり、クラッ
チペダルを非操作位置〔油圧ピストンに対して最大油圧
力が作用している状態〕から踏み込み操作する際におい
て、踏み込み操作に伴って比例流量制御弁に対する供給
電流値が最大値から徐々に電流値が減少していくが、こ
のとき、流量制御弁においては、供給される電流によっ
てバルブスプールが移動して圧油が徐々に低下していく
ことになる。しかし、ペダル操作位置によって定まる一
定の変化特性により電流値が決定されるから、クラッチ
ペダルを非操作位置から急速に踏み込み操作すると、バ
ルブスプールの応答遅れが生じて、クラッチ切りタイミ
ングがペダル操作に対して少し遅れるおそれがあり、改
善の余地があった。本発明は上記不具合点を解消するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した走行車両におけるクラッチ操作機構におい
て、車体に設けられる走行用変速装置の変速位置を検出
する変速位置検出手段を備え、前記制御手段は、前記ク
ラッチ操作量検出手段の検出結果に基づいて、前記クラ
ッチペダルのクラッチ入り位置からクラッチ切り位置側
への踏み込み操作において、前記クラッチペダルが設定
位置に至るまでは、前記多板摩擦式クラッチが動力伝達
に必要な最低油圧操作力が生じる設定電流値に固定維持
するべく制御し、前記設定位置に至ると、予め定められ
るペダル操作量と電流値変化特性に基づいて電流値を制
御するよう構成するとともに、前記制御手段は、前記変
速位置検出手段の検出結果に基づいて、前記設定電流値
を変更させるように制御するよう構成してある点にあ
る。
【0005】
【作用】クラッチペダルを踏み込み操作する際、例え
ば、動力伝達は変化しないペダルの遊び操作域の終端位
置付近の設定位置に至るまでは、動力伝達に必要な最低
油圧操作力が生じる設定電流値に固定維持されるから、
比例流量制御弁のバルブスプールが最大油圧力発生位置
から、予め、必要最低限度まで出力油圧を下げる位置ま
で移動して、クラッチペダルが前記設定位置に至るまで
はその状態で待機することになる。従って、クラッチペ
ダルの非操作状態から遊び操作域の終端近くまでの操作
においては、比例流量制御弁は前記圧力低下状態で待機
することになるから、操作速度にかかわらず比例流量制
御弁は既に待機状態であり、その後の踏み込み操作にお
いて予め定められる変化特性に対するバルブスプールの
応答は素早く行われることになる。又、走行用変速装置
の変速位置に応じて走行負荷、即ち、必要伝達動力が異
なるから、この変速位置の変化によって、前記待機状態
における設定電流値を適宜変更させることで、比例流量
制御弁は常に適切な設定電流値で待機できることにな
る。
【0006】
【発明の効果】従って、非操作状態からクラッチペダル
を踏み込み操作する際において、ペダル操作速度あるい
は車体走行変速位置の違いにかかわらず、クラッチペダ
ルが設定位置に至った後におけるペダル操作に対する比
例流量制御弁の追従応答性が向上するものとなり、クラ
ッチ切りタイミングがペダル操作に対応するものとなっ
て操作性が向上するものとなった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に走行車両としての農用トラクタにおける動力伝動系を
示している。エンジンEの動力が湿式多板摩擦型の主ク
ラッチ1、主変速装置H1及び副変速装置H2を介して
車体走行車輪Wに動力が伝達されるよう伝動系を構成し
てある。
【0008】前記主クラッチ1の操作機構について説明
する。前記主クラッチ1は、図2に示すように、圧油供
給により作動する油圧ピストン2によって各摩擦板3,
4を押圧してクラッチ入り状態に切り換わり、油圧ピス
トン2への圧油供給を解除すると戻しスプリング5〔付
勢機構の一例〕による戻し付勢力で油圧ピストン2が引
退してクラッチ切り状態に切り換わるよう構成してあ
り、クラッチ入切操作はクラッチペダル6の踏み込み及
び解除操作によって行うよう構成してある。
【0009】詳述すると、油圧ピストン2の油室2aに
対する圧油を制御する油圧制御弁7を、供給される電流
値に比例して圧油量を制御する電磁式比例流量制御弁に
構成してあり、この電磁式比例流量制御弁7に対する供
給電流値を、クラッチペダル6の踏み込み操作量に基づ
いて、マイクロコンピュータを備えた制御装置8〔制御
手段の一例〕により変更制御するよう構成してある。ク
ラッチペダル6は、クラッチ入り位置に戻し付勢されて
おり、戻し付勢力に抗して踏み込み操作されると、その
回動量が枢支点に設けられたポテンショメータ型のペダ
ルセンサ9〔クラッチ操作量検出手段の一例〕により検
出され、このペダルセンサ9の検出値が制御装置8に与
えられる。従って、クラッチペダル6の非操作状態で
は、クラッチ入り状態であり油圧ピストン2が圧油によ
って押圧され動力伝達状態となっており、ペダル踏み込
み操作に伴って徐々に油圧力が解除され、戻しスプリン
グ5によって油圧ピストン2が戻り、クラッチ切り状態
となるよう構成してある。
【0010】そして、前記制御装置8は、ペダルセンサ
9の検出結果に基づいて、クラッチペダル6のクラッチ
入り位置からクラッチ切り位置側への踏み込み操作にお
いて、クラッチペダル6が設定位置に至るまでは、主ク
ラッチ1が動力伝達に必要な最低油圧操作力が生じる設
定電流値に固定維持するべく制御し、前記設定位置に至
ると、予め定められるペダル操作量と電流値変化特性に
基づいて電流値を制御するよう構成してある。又、前記
主変速装置H1及び副変速装置H2の夫々には変速操作
位置を検出する変速位置検出センサS,S〔変速位置検
出手段の一例〕を備えてあり、制御装置8は、これらの
変速位置検出センサS,Sの検出結果に基づいて前記設
定電流値を変更制御するよう構成してある。
【0011】図4に制御装置8の制御手順を示し、図3
に電流制御特性を示している。ペダルセンサ9及び各変
速位置検出センサS,Sの夫々の出力を読み込み、変速
位置の検出結果と、予め定められている機械的特性か
ら、主クラッチ1が動力伝達に必要な最低油圧操作力が
生じる電流値Iaを設定する〔ステップ1、2〕。そし
て、ペダルセンサ9の検出情報よりクラッチペダル6が
非操作位置にあるときは、電磁式比例流量制御弁7に対
して最大電流値Imを供給して油圧ピストン2が最大油
圧力でクラッチ入り状態に維持されるよう制御し〔ステ
ップ3、4〕、クラッチペダル6が非操作位置から少し
踏み込み操作されたことが検出されると、即座に電磁式
比例流量制御弁7に対して前記設定電流値Iaを出力
し、クラッチペダル6が設定位置Saに踏み込み操作さ
れるまでその電流値Iaを維持する〔ステップ5、
6〕。その後、クラッチペダル6が更に踏み込み操作さ
れ前記設定位置Saを越えると、図3に示すように、予
め定められるペダル操作量と電流値変化特性に基づい
て、踏み込み量が大きくなるに連れて電流値を徐々に滑
らかに減少させるように電流値を制御する〔ステップ
7〕。最大踏み込み位置では出力電流値は零となり、油
圧ピストン2は戻しスプリング5によってクラッチ切り
状態に操作される。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】主クラッチの断面図
【図3】電流制御特性図
【図4】制御フローチャート
【符号の説明】
1 多板摩擦式クラッチ 2 油圧ピストン 5 付勢機構 6 クラッチペダル 7 比例流量制御弁 8 制御手段 9 クラッチ操作量検出手段 H1,H2 変速装置 S 変速位置検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧油供給により作動する油圧ピストン
    (2)によって押圧してクラッチ入り状態に切り換わ
    り、前記油圧ピストン(2)への圧油供給を解除すると
    付勢機構(5)による戻し付勢力で前記油圧ピストン
    (2)が引退してクラッチ切り状態に切り換わる多板摩
    擦式クラッチ(1)と、 クラッチ入り位置に戻し付勢されたクラッチペダル
    (6)の踏み込み操作量を検出するクラッチ操作量検出
    手段(9)と、 前記油圧ピストン(2)に対する圧油量を、供給される
    電流値に比例した流量に制御する比例流量制御弁(7)
    と、 前記クラッチ操作量検出手段(9)により検出される前
    記踏み込み操作量が大であるほど小さい値になるよう
    に、前記比例流量制御弁(7)に対する電流値を制御す
    る制御手段(8)とを備えてある走行車両におけるクラ
    ッチ操作機構であって、 車体に設けられる走行用変速装置(H1),(H2)の
    変速位置を検出する変速位置検出手段(S)を備え、 前記制御手段(8)は、前記クラッチ操作量検出手段
    (9)の検出結果に基づいて、前記クラッチペダル
    (6)のクラッチ入り位置からクラッチ切り位置側への
    踏み込み操作において、前記クラッチペダル(6)が設
    定位置に至るまでは、前記多板摩擦式クラッチ(1)が
    動力伝達に必要な最低油圧操作力が生じる設定電流値に
    固定維持するべく制御し、前記設定位置に至ると、予め
    定められるペダル操作量と電流値変化特性に基づいて電
    流値を制御するよう構成するとともに、 前記制御手段(8)は、前記変速位置検出手段(S)の
    検出結果に基づいて、前記設定電流値を変更させるよう
    に制御するよう構成してある走行車両におけるクラッチ
    操作機構。
JP27513293A 1993-11-04 1993-11-04 走行車両におけるクラッチ操作機構 Expired - Fee Related JP3383379B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27513293A JP3383379B2 (ja) 1993-11-04 1993-11-04 走行車両におけるクラッチ操作機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27513293A JP3383379B2 (ja) 1993-11-04 1993-11-04 走行車両におけるクラッチ操作機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07127667A true JPH07127667A (ja) 1995-05-16
JP3383379B2 JP3383379B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=17551147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27513293A Expired - Fee Related JP3383379B2 (ja) 1993-11-04 1993-11-04 走行車両におけるクラッチ操作機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3383379B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2812919A1 (fr) * 2000-08-11 2002-02-15 Valeo Procede de commande d'un embrayage dans un vehicule automobile

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2812919A1 (fr) * 2000-08-11 2002-02-15 Valeo Procede de commande d'un embrayage dans un vehicule automobile

Also Published As

Publication number Publication date
JP3383379B2 (ja) 2003-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7125087B2 (en) Brake fluid pressure retaining device
US6334835B1 (en) Fuel-cut control device and fuel-cut control method
KR20040108712A (ko) 차량의 작동을 위한 방법, 장치 및 그 사용
JPH1059147A (ja) 自動車におけるブレーキ作用の制御装置
KR20130140173A (ko) 차량용 브레이크 시스템의 작동 방법
JPH106818A (ja) トルク伝達系の制御装置及び方法
JPH039330B2 (ja)
JPS6247742B2 (ja)
JPH09166160A (ja) クラッチ制御装置
JPH07127667A (ja) 走行車両におけるクラッチ操作機構
JP2002192991A (ja) ドライブトレインに設けられた自動クラッチ及び/又はオートマチックトランスミッションを備えた自動車
JPS6333584B2 (ja)
GB2382111A (en) Releasing a vehicle electric parking brake upon a significant loss in proportionality between engine torque and engine rotational acceleration
JPH07127666A (ja) クラッチ操作機構
JP3693684B2 (ja) クラッチ操作機構
JP4233667B2 (ja) 車両における制動力制御装置
KR100222825B1 (ko) 유압식 클러치 조작장치
JP3421406B2 (ja) クラッチ操作機構
JPH0123333B2 (ja)
JPS61196851A (ja) パ−キングブレ−キ制御装置
GB2338277A (en) Clutch control system.
KR100358894B1 (ko) 차량의 뒤로 밀림 방지장치
JP2519802Y2 (ja) フォークリフトトラックのインチング/ブレーキ制御装置
JPH07127665A (ja) クラッチ操作機構
JP2001165299A (ja) 車両用自動変速機のクリープ力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees