JPH0712761U - 除湿器用熱交換器 - Google Patents
除湿器用熱交換器Info
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- JPH0712761U JPH0712761U JP3797293U JP3797293U JPH0712761U JP H0712761 U JPH0712761 U JP H0712761U JP 3797293 U JP3797293 U JP 3797293U JP 3797293 U JP3797293 U JP 3797293U JP H0712761 U JPH0712761 U JP H0712761U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 予冷室に於ける熱交換率を向上することがで
きるとともに、組み立ての容易化を達成することができ
る除湿器用熱交換器を提供する。 【構成】 耐圧容器1内には複数の円筒状の副通路12
が形成された管路形成ブロック10が架設され、外周部
には第二室5が形成されている。副通路12内には外部
に螺旋状の溝13aが形成された第1、第2の伝熱管1
3L,13Uが配設され、螺旋通路14が形成されてい
る。各螺旋通路14の入口は耐圧容器1の一端側に配設
されるとともに互いに連通されている。又、各螺旋通路
14の出口は耐圧容器1の他端側に配設されるとともに
互いに連通されている。又、第1の伝熱管13Lの入口
及び第2の伝熱管13Uの出口は耐圧容器1の一端側に
配設され、第1の伝熱管13Lの出口及び第2の伝熱管
13Uの入口は他端側において連通されている。
きるとともに、組み立ての容易化を達成することができ
る除湿器用熱交換器を提供する。 【構成】 耐圧容器1内には複数の円筒状の副通路12
が形成された管路形成ブロック10が架設され、外周部
には第二室5が形成されている。副通路12内には外部
に螺旋状の溝13aが形成された第1、第2の伝熱管1
3L,13Uが配設され、螺旋通路14が形成されてい
る。各螺旋通路14の入口は耐圧容器1の一端側に配設
されるとともに互いに連通されている。又、各螺旋通路
14の出口は耐圧容器1の他端側に配設されるとともに
互いに連通されている。又、第1の伝熱管13Lの入口
及び第2の伝熱管13Uの出口は耐圧容器1の一端側に
配設され、第1の伝熱管13Lの出口及び第2の伝熱管
13Uの入口は他端側において連通されている。
Description
【0001】
本考案は、熱交換器に係わり、詳しくは圧縮空気を熱交換によって除湿する除 湿器用熱交換器に関するものである。
【0002】
従来、この種の除湿器用熱交換器が実公平2−49497号公報に開示されて いる。この除湿用熱交換器は、図6に示すように、耐圧容器21の一端側に空気 導入口22及び空気導出口23が配設されている。そして、空気導入口22から 耐圧容器21内に入った圧縮空気は耐圧容器21の他端下側に向かって流れるよ うに予冷室24が形成されている。次に、予冷室24の他端側には空気が反転し て耐圧容器21の他端側から一端側に向かって流れるように方向変換通路25が 連通されている。さらに、方向変換通路25の一端側には空気が一端側から他端 側に向かって流れるように冷却室26が連通されている。冷却室26内には冷媒 を流すための冷却管28が外部から耐圧容器21を貫通して配設されている。冷 却室26の他端上側には伝熱管27の入口が接続され、冷却室26を出た空気が 伝熱管27を通って一端側に流れるようになっている。そして、空気は一端側の 空気導出口23から外部に出る。
【0003】 予冷室24には多数の邪魔板29が交互に取りつけられており、空気流速を速 めて伝熱効率を高めるようになっている。又、冷却室26にも多数の邪魔板が交 互に配設されており、同様に伝熱効率を高めるようになっている。
【0004】 圧縮高温湿り空気は先ず予冷室24に入り、予冷室24を流れる間に伝熱管2 7内を流れる空気と熱交換されて予冷される。予冷された湿り空気は、次いで方 向変換通路25に入る。方向変換通路25で方向を変換された湿り空気は冷却室 26に入る。湿り空気は冷却室26を流れる間に冷却管28内を流れる冷媒と熱 交換が行われて冷却され、湿度が下げられる。冷却室26を通過した低温乾燥空 気は予冷室24内の伝熱管27に入る。低温乾燥空気は伝熱管27を流れる間に 予冷室24内の高温湿り空気により熱交換されて温度が上げられる。そして、予 冷室24内の高温湿り空気の流れる方向と伝熱管27内の低温乾燥空気の流れる 方向とは互いに対向する向流となっている。
【0005】
この除湿用熱交換器では予冷室24が耐圧容器21の長さ方向に一方向のみに 高温湿り空気を流すように構成されている。そして、この予冷室24で熱交換率 を稼ぐために、空気流速を速める多数の邪魔板29を伝熱管27に交互に取り付 けている。この邪魔板29の取り付けは溶接又は拡管等の手段により行われてい る。このように、多数の邪魔板29を予冷室24内に取り付ける構成は組み立て が面倒であるため、生産コストが大きくなっていた。
【0006】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は予冷 室に於ける熱交換率を向上することができるとともに、組み立ての容易化を達成 することができる除湿器用熱交換器を提供することにある。
【0007】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の考案では、容器内に、被除湿空 気が導入される予冷室と、その予冷室にて予冷された被除湿空気が導入され、そ の被除湿空気を冷却し除湿する冷却室と、その冷却室にて除湿された冷却除湿空 気を前記予冷室を通過させ容器外に導出する伝熱管とを備えた除湿器用熱交換器 において、前記予冷室は、管路形成部材により複数形成された管路で構成され、 その各管路の一端から被除湿空気が導入され、他端から前記冷却室に導出させる ものであり、前記冷却室は、前記管路形成部材の外側と容器の内側との間で形成 され、前記各管路からその一側に導出された被除湿空気を他側に導出させるもの であり、前記伝熱管は、第1の伝熱管と第2の伝熱管とからなり、第1及び第2 の伝熱管を前記管路形成部材により形成された各管路に遊挿し、第1及び第2の 伝熱管の他側を互いに連通させ、第1の伝熱管の一側から冷却室の冷却除湿空気 を導入し、第2の伝熱管の一側から導出させるようにしたことをその要旨とする 。
【0008】 又、請求項2に記載の考案では、第1の伝熱管の冷却除湿空気を導入する側を 、各予冷室を構成する各管路の被除湿空気が導入される側と同じ側に配設した。 又、請求項3に記載の考案では、前記各予冷室は、管路形成部材の管路に、そ の外部が螺旋状の溝を有するように形成された伝熱管を挿設することにより形成 された螺旋通路とした。
【0009】
従って、請求項1に記載の考案では、予冷室の一端から導入された被除湿空気 は予冷室の他側から冷却室に導出する。冷却室の一側に導出された被除湿空気は 冷却室内で冷却除湿され他側から第1の伝熱管に導出される。第1の伝熱管を通 過する過程で予冷室の被除湿空気と熱交換を行った空気は、第1の伝熱管の他側 から第2の伝熱管に導入する。第2の伝熱管を流れる過程で再び予冷室の被除湿 空気と熱交換を行った空気は、第2の伝熱管の一側から容器外部に排出される。 第1の伝熱管を流れる空気流と第2の伝熱管を流れる空気流とは互いに対向する 方向に流れ、何れか一方が予冷室の空気流と向流となる。又、空気流速が速まる 。
【0010】 請求項2に記載の考案では、第1の伝熱管を流れる除湿空気流は予冷室の被除 湿空気流に対して並流となる。又、第2の伝熱管を流れる除湿空気流は予冷室の 被除湿空気流に対して向流となる。第1の伝熱管に流入した温度の低い除湿空気 と予冷室の温度の高い被除湿空気との間では、並流においても効率の良い熱交換 が行われる。第1の伝熱管を通過して温度が上昇した除湿空気は第2の伝熱管を 予冷室の被除湿空気流と向流となるため、温度差の小さい状態でも効率の高い熱 交換が行われる。
【0011】 請求項3に記載の考案では、予冷室内に流入した被除湿空気は第1及び第2の 伝熱管の外部に形成された溝と予冷室の内側とで形成される螺旋通路を速い流速 で流れる。
【0012】
以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜図5に従って説明する。 図1に示すように、円筒形状の耐圧容器1は両端が開口した筒体1aとその筒 体1aの両開口部に取着された蓋体1b,1cとから構成されている。耐圧容器 1の内部両側部には区画板2,3が配設されている。そして、右側区画板2と右 側蓋体1bとの間に第一室4が形成され、両区画板2,3間に冷却室としての第 二室5が形成されている。又、左側区画板3と左側蓋体1cとの間に形成される 空間内には水平方向に仕切板6が形成され、この仕切板6により空間が第三室7 及び第四室8に区画されている。
【0013】 右側区画板2の中央部には筒状の導入筒2aが同区画板2を貫通するように一 体形成され、その導入筒2aの右側内部に空気導入パイプ9が右側蓋体1bを貫 通して連結される。従って、空気導入パイプ9から導入される空気は第一室4に 入ることなく第二室5側に案内される。
【0014】 又、右側区画板2には、導入筒2aを中心位置として円周上であって等角度( 60度)間隔に6個の貫通孔2bが形成されている。さらに、6個の貫通孔2b の形成位置は右側区画板2の導入筒2aから水平に上下を区切ったとき、上側に 3個、下側に3個となるように形成される。
【0015】 一方、左側区画板3には、前記右側区画板2に形成した各貫通孔2bと相対向 する位置に同径の貫通孔3aが形成されている。又、左側区画板3の第二室5側 には、6個の貫通孔3aを外部から囲むとともに、左側区画板3の中心を中心と する環状のフランジ3bが形成されている。このフランジ3bの内周部は切り欠 かれて段差面3cが形成されている。又、左側区画板3の下部には前記第三室7 と第二室5とを連通する通路3dが形成されている。
【0016】 両区画板2,3間に円柱状の管路形成部材としての管路形成ブロック10が支 持されている。管路形成ブロック10の中心部には断面円形状の主通路11が貫 設されている。そして、管路形成ブロック10はその左側外周縁が左側区画板3 のフランジ3bに対して段差面3cと当接するように連結され、主通路11の右 側内周縁が前記右側区画板2の導入筒2aと連結されている。又、管路形成ブロ ック10の左端は左側区画板3に対して段差面3cにより一定の間隔が保持され ている。さらに、管路形成ブロック10の右端は右側区画板2に対して一定の間 隔が保持されるように導入筒2aと連結されている。
【0017】 管路形成ブロック10には、両区画板2,3にそれぞれ相対向するように形成 した各貫通孔2b,3aと相対向する位置に管路としての副通路12が6個形成 されている。この6個の副通路12は主通路11より小径であって、主通路11 の外周に等角度間隔に形成される。尚、本実施例では、主通路11及び副通路1 2を備えた管路形成ブロック10はアルミニウムの押し出し成形加工により形成 されている。
【0018】 管路形成ブロック10の各副通路12にはそれぞれ伝熱管13が遊挿され、そ の各伝熱管13の両端部はそれぞれ対応する区画板2,3の各貫通孔2b,3a と連通するように固定されている。副通路12に遊挿された伝熱管13の外周部 には螺旋状に溝13aが形成され、副通路12の一端から他端はこの螺旋状の溝 13aで形成される予冷室としての螺旋通路14で連通されるようになっている 。
【0019】 従って、空気導入パイプ9から導入された空気は、管路形成ブロック10の主 通路11を介して左区画板3のフランジ3b内側まで案内される。フランジ3b 内側まで案内された空気は各副通路12に形成された螺旋通路14を通って右側 区画板2側に案内され、管路形成ブロック10外側の第二室5に導入される。そ して、第二室5に導入された空気は、左側区画板3下部の通路3dを介して第三 室7に案内される。
【0020】 第三室7に案内された空気は、その第三室7に連通するように配設された下側 3本の伝熱管13(以下、上側3本と区別するために下側3本を第1の伝熱管1 3Lとし、上側3本を第2の伝熱管13Uとする。)を通って第一室4に導入さ れる。そして、第一室4に導入された空気は次に第2の伝熱管13Uを通って第 四室8に導入される。
【0021】 前記管路形成ブロック10の外側の第二室5にはスパインフィンチューブ15 が管路形成ブロック10を巻くように螺旋状に配管されている。そして、スパイ ンフィンチューブ15の導入口15aと導出口15bは、蓋体1cを貫通して外 部の冷媒供給装置に接続されている。従って、導入口15aから低温の冷媒が供 給され、スパインフィンチューブ15を介して第二室5が冷却される。その結果 、第二室5を通過する空気はスパインフィンチューブ15のフィンに触れて冷却 される。
【0022】 前記第四室8には空気導出管16が接続され、第四室8に流入した空気を排出 する。又、第三室7の下側にはドレイン管17が設けられ、第二室5内で生成さ れる水を排出する。
【0023】 以上のように構成された除湿器用熱交換器の作用について説明する。 高温湿り空気は空気導入パイプ9から管路形成ブロック10の主通路11に入 り、左側区画板3側に移動する。そして、フランジ3b部でその方向を反転して 各副通路12に流入し、図5に矢印で示すように、第1、第2の伝熱管13L, 13Uの外側に形成された螺旋通路14を旋回しながら右区画板2側に流れる。 高温湿り空気は螺旋通路14を通過するに従って第1、第2の伝熱管13L,1 3U内を流れる低温乾燥空気との間で熱交換を行い、徐々に温度が低下する。温 度が低下した湿り空気は管路形成ブロック10と右側区画板2との間から第二室 5に流入する。螺旋通路14においては空気流路が螺旋状に形成されているため 、空気流速を十分に速めて熱交換率を高くすることができる。
【0024】 第二室5に流入した湿り空気は冷媒によって冷却されたスパインフィンチュー ブ15のフィンの間を流れ、流れるにつれて冷却作用によって熱を奪われて徐々 に低温になる。この熱交換作用によって湿り空気中の水分が取り除かれ、第二室 5を通過した空気は低温乾燥空気となる。除去された水は第二室5下部に溜まり 、溜まった水は通路3dを通って第三室7に流出し、ドレイン管17から外部に 排出される。
【0025】 第二室5を通過した低温乾燥空気は通路3dから第三室7に流入し、次に第1 の伝熱管13Lに流入する。第1の伝熱管13Lにおいて低温乾燥空気は螺旋通 路14の高温湿り空気と同じ方向(並流)に流れる。そして、第1の伝熱管13 Lを流れる乾燥空気と螺旋通路14を流れる湿り空気との間では同第1の伝熱管 13Lを介して熱交換が行われる。この結果、螺旋通路14を流れる空気は内方 から冷却される。又、第1の伝熱管13L内を流れる空気は温められる。第二室 5から第1の伝熱管13Lに流入した空気は十分に温度が低い。従って、螺旋通 路14内に流入した高温湿り空気との間の温度差が大きいため、並流においても 効率の高い熱交換が行われる。さらに、螺旋通路14を流れる空気流速が速いた め、第1の伝熱管13L内の空気との間でさらに高い熱交換が行われる。
【0026】 第1の伝熱管13Lを通過した低温乾燥空気は第一室4に流入し、上方に移動 して第2の伝熱管13Uに流入する。第2の伝熱管13Uにおいて低温乾燥空気 は螺旋通路14の高温湿り空気と対向する方向(向流)に流れる。そして、第2 の伝熱管13Uを流れる乾燥空気と螺旋通路14を流れる湿り空気との間では同 第2の伝熱管13Uを介して熱交換が行われる。この結果、螺旋通路14を流れ る空気は内方から冷却される。又、第2の伝熱管13U内を流れる空気は温めら れる。第1の伝熱管13Lから第2の伝熱管13Uに流入する乾燥空気の温度は 、第1の伝熱管13Lに流入する乾燥空気の温度よりも高くなる。従って、高温 湿り空気と並流となった場合には効率の高い熱交換が行われないが、実際には向 流であるため効率の高い熱交換が行われる。さらに、螺旋通路14を流れる空気 流速が速いため、第2の伝熱管13U内の空気との間でさらに高い熱交換が行わ れる。第2の伝熱管13Uを通過して温度が上昇した乾燥空気は第四室8から空 気導出管16を介して外部に排出される。
【0027】 以上のように、本考案の除湿器用熱交換器では第1の伝熱管13Lが第2の伝 熱管13Uと耐圧容器1の一端側で連通され、空気が第1の伝熱管13Lを通過 したのち反転して第2の伝熱管13Uを通過するように構成されている。この結 果、第1、第2の伝熱管13L,13Uを通過する空気の流速を速くすることが できるため、熱交換率を高めることができる。従って、空気流速を速めるための 邪魔板を多数設けることにより熱交換器が大型化することを防ぐとともに、螺旋 通路14における高い熱交換率を確保することができる。
【0028】 又、本実施例では第1の伝熱管13L内の低温乾燥空気流は螺旋通路14の高 温湿り空気流に対して並流となっている。しかし、第二室5から第1の伝熱管1 3Lに入った低温乾燥空気の温度が十分に低いため、高温湿り空気との間で効率 の高い熱交換が行われる。又、第2の伝熱管13U内の乾燥空気流は螺旋通路1 4の高温湿り空気流に対して向流となっている。第1の伝熱管13Lから第2の 伝熱管13Uに入った乾燥空気は温度が上昇しているが、向流であるため効率の 高い熱交換が行われる。従って、予冷室としての螺旋通路14全体で高い熱交換 率を確保することができる。
【0029】 又、本実施例の螺旋通路14は外部に螺旋状の溝13aが形成された第1、第 2の伝熱管13L,13Uを円筒状の副通路12に挿入することにより形成され る。従って、邪魔板を第1、第2の伝熱管13L,13Uに取りつけないため、 組み立てが容易になる。又、この螺旋通路14においては空気の流速を速めるこ とができるため、高い熱交換率が得られる。又、圧力損失も小さくすることがで きる。
【0030】 さらに、本実施例の除湿器用熱交換器は組み立てにあたり筒体1aと蓋体1b との接合部等に溶接を必要とするのみで、それ以外の部分の接合はかしめにより 行うことができるため、生産コストを下げることができる。
【0031】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない 範囲で例えば次のように構成することもできる。 (1) 上記実施例では、外部に螺旋状の溝13aが形成された第1、第2の 伝熱管13L,13Uを円筒状の副通路12に挿入することにより、予冷室とし ての螺旋通路14を形成した。これを、伝熱管に円板状の板を嵌着してもよく、 又、単に直管としてもよい。
【0032】 (2) 上記実施例では、管路形成部材としてアルミの押し出し成形による管 路形成ブロック10を用い、この管路形成ブロック10内に管路としての副通路 12を貫通形成した。これを、それぞれが副通路12を形成するパイプを複数集 合させて管路形成部材を構成するようにしてもよい。
【0033】
以上詳述したように本考案によれば、予冷室に於ける熱交換率を向上すること ができるとともに、組み立ての容易化を達成することができるという優れた効果 を奏する。
【図1】本考案を具体化した一実施例としての除湿器用
熱交換器を示す縦断面図である。
熱交換器を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】螺旋通路と第二室の連絡部分の構成を示す断面
図である。
図である。
【図6】従来例の除湿器用熱交換器を示す断面図であ
る。
る。
1…耐圧容器、5…冷却室としての第二室、10…管路
形成部材としての管路形成ブロック、12…管路として
の副通路、13a…溝、13L…第1の伝熱管、13U
…第2の伝熱管、14…予冷室としての螺旋通路。
形成部材としての管路形成ブロック、12…管路として
の副通路、13a…溝、13L…第1の伝熱管、13U
…第2の伝熱管、14…予冷室としての螺旋通路。
Claims (3)
- 【請求項1】 容器(1)内に、被除湿空気が導入され
る予冷室(14)と、その予冷室(14)にて予冷され
た被除湿空気が導入され、その被除湿空気を冷却し除湿
する冷却室(5)と、その冷却室(5)にて除湿された
冷却除湿空気を前記予冷室(14)を通過させ容器
(1)外に導出する伝熱管(13)とを備えた除湿器用
熱交換器において、 前記予冷室(14)は、管路形成部材(10)により複
数形成された管路(12)で構成され、その各管路(1
2)の一端から被除湿空気が導入され、他端から前記冷
却室(5)に導出させるものであり、 前記冷却室(5)は、前記管路形成部材(10)の外側
と容器(1)の内側との間で形成され、前記各管路(1
2)からその一側に導出された被除湿空気を他側に導出
させるものであり、 前記伝熱管は、第1の伝熱管(13L)と第2の伝熱管
(13U)とからなり、第1及び第2の伝熱管(13
L,13U)を前記管路形成部材(10)により形成さ
れた各管路(12)に遊挿し、第1及び第2の伝熱管
(13L,13U)の他側を互いに連通させ、第1の伝
熱管(13L)の一側から冷却室(5)の冷却除湿空気
を導入し、第2の伝熱管(13U)の一側から導出させ
るようにしたことを特徴とする除湿器用熱交換器。 - 【請求項2】 第1の伝熱管(13L)は、冷却除湿空
気を導入する側を、各予冷室(14)を構成する各管路
(12)の被除湿空気が導入される側と同じ側に配設し
たことを特徴とする請求項1に記載の除湿器用熱交換
器。 - 【請求項3】 前記各予冷室(14)は、管路形成部材
(10)の管路(12)に、その外部が螺旋状の溝(1
3a)を有するように形成された伝熱管(13L,13
U)を挿設することにより形成された螺旋通路(14)
であることを特徴とする請求項1に記載の除湿器用熱交
換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3797293U JP2555854Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 除湿器用熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3797293U JP2555854Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 除湿器用熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712761U true JPH0712761U (ja) | 1995-03-03 |
JP2555854Y2 JP2555854Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=12512485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3797293U Expired - Lifetime JP2555854Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 除湿器用熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555854Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS563689U (ja) * | 1979-06-23 | 1981-01-13 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP3797293U patent/JP2555854Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS563689U (ja) * | 1979-06-23 | 1981-01-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2555854Y2 (ja) | 1997-11-26 |
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