JPH0249497Y2 - - Google Patents

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JPH0249497Y2
JPH0249497Y2 JP11667085U JP11667085U JPH0249497Y2 JP H0249497 Y2 JPH0249497 Y2 JP H0249497Y2 JP 11667085 U JP11667085 U JP 11667085U JP 11667085 U JP11667085 U JP 11667085U JP H0249497 Y2 JPH0249497 Y2 JP H0249497Y2
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cooling chamber
compressed air
heat transfer
transfer pipe
chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、低湿度を必要とする場所に低露点空
気を供給する為の圧縮空気除湿装置に関するもの
である。
従来技術 従来の圧縮空気除湿装置としては、第5図に示
すように熱交換器のケースを形成する外周4の内
部に冷却器2を内装した内胴1を下方に偏心させ
て装着し、前記内外周1,4の間に形成した予冷
通路5に圧縮空気供給口11と空気流出口12と
を設け内胴1の内部に形成した除湿通路3の空気
流入口を前記予冷通路5の空気流出口に連通させ
ると共に、前記予冷通路5内の底部以外の部分に
伝熱パイプ14を貫通し、この伝熱パイプ14を
空気流出通路15として、除湿通路の空気流出口
とを連通させたことを特徴とする圧縮空気除湿装
置の熱交換器が知られている(実公昭58−
12041)。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる従来の熱交換器は、予備
冷却を行なう予冷室の構造を、複数の伝熱パイプ
を介して流入空気と伝熱パイプ内の流れが互いに
並行となるようにし、また熱交換率を高めるため
に伝熱パイプの本数を多くしている。
したがつて、従来の圧縮空気除湿装置の熱交換
器では伝熱パイプを多数用いるために熱交換器の
重量が重くなると共に、コスト高の原因となつて
いた。
熱交換量は一般的には次の式で与えられる。
Q=k・A・δt Q:熱交換量 k:総括熱伝達率(熱慣流率) A:熱交換表面積 δt:熱交換温度差 そこで本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、
伝熱パイプの使用本数が少なくて済むものを提供
するべく熱慣流率kを大きくすることを目的とす
る。
問題を解決するための手段 すなわち本考案は、熱交換器を形成する外筒の
内部に下方に偏心させて装着した冷凍サイクルの
蒸発器を収容したほぼ円筒状の冷却室と、該冷却
室の外周に配設された予備冷却室と、予備冷却室
と冷却室とを連通する方向返還流路と、冷却室及
び予備冷却室を経た圧縮空気を圧縮空気出口に導
く外筒の一端に設けた集溜室とからなる装置にお
いて、前記予備冷却室に冷却室と集溜室とを連通
させる複数の伝熱パイプが配設され、圧縮空気入
口が予備冷却室の伝熱パイプ内を流れる気体の下
流側に設けられている圧縮空気除湿装置により本
目的を達成する。
また予備冷却室の熱慣流率を高めるべく予備冷
却室の伝熱パイプに圧縮空気入口より流入した空
気の流れを蛇行させるためのバツフルプレートを
固着し、熱慣流率を大きくまた熱交換時間を長く
している。
作 用 本考案にかかる圧縮空気除湿装置の熱交換器で
は、圧縮空気入口よりまず予備冷却室内に湿つた
空気が流入する、流入した圧縮空気は伝熱パイプ
に固着されたバツフルプレートにより伝熱パイプ
に対してほぼ直角に蛇行しながら流れ、伝熱パイ
プを流れる冷却空気と熱交換される。このとき本
考案にかかる装置の予備冷却室内が、伝熱パイプ
を流れる冷却空気と伝熱パイプに対して蛇行しな
がら流れる空気とを対向させるように構成してい
るために、伝熱パイプを流れる冷却空気と伝熱パ
イプの周りを流れる湿つた空気の温度差がほぼ一
定の状態に保たれる。またバツフルプレートを用
いて予備冷却室内を流れる空気を蛇行させるよう
にしているために、総括熱伝達率(熱慣流率)は
大きくなる。
予備冷却室を出た空気は、方向変換流路を介し
て冷却室に流れ込む。そして、冷却室に収納され
た冷凍サイクルの蒸発器によつて圧縮空気は、冷
却・除湿される。冷却室で冷却・除湿された圧縮
空気は、冷却室と集溜室とを連通させる伝熱パイ
プ内を流れていく。このとき伝熱パイプの外周を
流れる空気と熱交換され、冷却空気の温度は上昇
する。従つて相対温度は、下がる。除湿・冷却さ
れた空気は、出口から所定の場所に供給される。
実施例 以下に本考案を第1図から第4図に示された実
施例に従つて詳細に説明する。
図において、外周面に圧縮空気入口21と圧縮
空気出口22を近接して設けたほぼ円筒形の外筒
23の内側には、内筒24を収容して冷却室25
を形成し、この冷却室25内には冷凍サイクル
(図示しない)の蒸発器26が装着されている。
27は蒸発器の冷却管、28は蒸発器の冷却フ
インである。29は内筒24の一端を閉塞しこれ
を外筒23に固定すると共に圧縮空気出口を有す
る集溜室30を区画する支持板である。
また内筒24の外周部には、内筒24の端部と
外筒23の内壁面に固着された遮蔽板31と、内
筒24の外側面と外筒23の内側面に固着された
仕切り板32とで仕切られた予備冷却室33が設
けられている。この予備冷却室33内は、前記集
溜室30と冷却室25とを連通させるべく遮遏板
31と支持板29とに伝熱パイプ40が複数本接
続されている。これら伝熱パイプ40には、第3
図に示すように予備冷却室33内を流れる圧縮空
気を蛇行させて熱慣流率を高めるために伝熱パイ
プに対してほぼ直角にバツフルプレート34が固
定されている。35は仕切り板32にあけられた
空気出口である。この空気出口は、伝熱パイプ4
0内を流れる冷却空気の上流側に設けられてい
る。従つて伝熱パイプ40を流れる冷却空気と伝
熱パイプ40の外周を流れる空気とはその流れが
対向するようになる。
36は内筒24にあけられた空気入口であり、
この空気入口24は支持板29側に設けられてい
る。
従つて内筒24と仕切り板32と外筒23と仕
切られた空間は予備冷却室33と冷却室25とを
連通する方向変換流路37としての役割を果た
す。
尚、第4図に示す38は伝熱パイプ40の熱交
換率を高めるためにパイプ40内に挿入される旋
回リボンであり、39は内筒24を覆い仕切り板
32から空気が漏れるのを防ぐ為に支持板29と
遮蔽板31と仕切り板32に固着されるカバーで
ある。
以上のような構成において、本考案にかかる圧
縮空気除湿装置では、圧縮空気入口21から流入
した圧縮空気は伝熱パイプ40に固定されたバツ
フルプレート34によつて伝熱パイプ40とほぼ
直角に蛇行しながら流れる。そして伝熱パイプ4
0内を流れる冷却空気と熱交換され予冷と除湿が
行なわれる。このとき伝熱パイプ40の内側と外
側の温度差は、空気の流れを対向するように構成
している為に、ほぼ等しい状態にある。
予備冷却室33で予冷及び除湿された空気は方
向変換流路37を通つて冷却室25内に流入し、
ここで冷凍サイクルの蒸発器26でさらに除湿・
冷却され乾燥した空気となる。冷却室25で冷
却・除湿された空気は、伝熱パイプ40内を通つ
て集溜室30に流れ込む。このとき伝熱パイプ4
0内を流れる空気は伝熱パイプの外周を流れる空
気と熱交換されて温度が上昇する。したがつて相
対湿度が下がる。そして集溜室30から圧縮空気
出口22を経て所定の場所に供給される。
尚本実施例では伝熱パイプの熱交換率を上昇さ
せる為に旋回リボンを挿入したが、これに限定さ
れるものではなく、伝熱パイプの熱交換率を高め
るものであるなら、例えば伝熱パイプの外周面に
スパイラル状にフインを有するものや、伝熱パイ
プの外周に溝部を有するものであつても良い。
効 果 本考案は以上述べたような構成よりなるため、
従来の圧縮空気除湿装置の熱交換器よりも、予備
冷却に使用する伝熱パイプの使用本数が少なくて
済む(半分以下)。また伝熱パイプの使用本数が
少なくて済む為に、出来上がる熱交換器の重量が
減少し持ち運びが容易となる。また伝熱パイプの
使用本数が従来より極端に少なくて済むので熱交
換器の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は、本考案にかかる圧縮空気
除湿装置の実施例を示すもので、第1図は装置の
縦断面図、第2図は第1図の−断面図、第3
図は予備冷却室に設けたバツフルプレートの状態
を示す一部透視断面図、第4図は熱交換器の外筒
内を示す一部透視斜視図、第5図は従来技術を示
す縦断面図である。 21……圧縮空気入口、22……圧縮空気出
口、23……外筒、24……内筒、25……冷却
室、26……蒸発器、27……冷却管、28……
冷却フイン、29……支持板、30……集溜室、
31……遮蔽板、32……仕切り板、33……予
備冷却室、34……バツフルプレート、35……
空気出口、36……空気入口、37……方向変換
流路、40……伝熱パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱交換器を形成する外筒23の内部に下方に
    偏心させて装着した冷凍サイクルの蒸発器26
    を収容したほぼ円筒状の冷却室25と、該冷却
    室25の外周に配設された予備冷却室33と、
    予備冷却室33と冷却室25とを連通する方向
    返還流路37と、冷却室25及び予備冷却室3
    3を経た圧縮空気を出口22に導く外筒23の
    一端に設けた集溜室30とからなる装置におい
    て、前記予備冷却室33に冷却室25と集溜室
    30とを連通させる複数の伝熱パイプ40が配
    設され、圧縮空気入口21が予備冷却室33の
    伝熱パイプ40内を流れる気体の下流側に設け
    られていることを特徴とする圧縮空気除湿装
    置。 (2) 予備冷却室33の伝熱パイプ40に圧縮空気
    入口21より流入した空気の流れを蛇行させる
    ためのバツフルプレート34が固着されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の圧縮空気除湿装置。 (3) 予備冷却室33に備えた伝熱パイプ40に熱
    交換率を高める旋回リボン38が挿入されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項記載の圧縮空気除湿装置。
JP11667085U 1985-07-30 1985-07-30 Expired JPH0249497Y2 (ja)

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JP11667085U JPH0249497Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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JP11667085U JPH0249497Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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Publication Number Publication Date
JPS6229558U JPS6229558U (ja) 1987-02-23
JPH0249497Y2 true JPH0249497Y2 (ja) 1990-12-26

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JP11667085U Expired JPH0249497Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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