JPH07127410A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents
内燃機関の可変動弁装置Info
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- JPH07127410A JPH07127410A JP29433993A JP29433993A JPH07127410A JP H07127410 A JPH07127410 A JP H07127410A JP 29433993 A JP29433993 A JP 29433993A JP 29433993 A JP29433993 A JP 29433993A JP H07127410 A JPH07127410 A JP H07127410A
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Abstract
合状態を解除し、タペットを休止状態とし、またリフト
機能の異なる2個のカムに応じた2種類のバルブリフト
状態とし、更に高速用タペットと低速用タペットとの使
用状態を切り換えるとともに、任意の気筒を燃焼休止状
態に制御し得ることを目的としている。 【構成】 このため、アッパボディと、ロアボディと、
ピストンと、ボールと、凹部とにより休止機構を有する
タペットを構成している。また、リフト機能の異なる2
個のカムに接触させてタペットを配設するとともに2個
のタペットと2個のバルブのバルブステム間に1個のロ
ッカアームを配設している。更に、高速用タペットと低
速用タペットとに連絡する第1〜第3油圧通路に第1〜
第3開閉バルブを設け、第1〜第3開閉バルブの開閉動
作を制御する制御部を設けている。
Description
置に係り、特にタペットに休止機構を付与し、油圧によ
って切換動作させる内燃機関の可変動弁装置に関する。
カム軸を回転可能に軸支させ、カム軸をチェーン等の伝
達手段によりクランク軸と連動させ、カム軸のカムによ
ってロッカアームを介して吸・排気バルブをバルブスプ
リングの付勢力に抗して押し下げ、燃焼室に開口する吸
・排気バルブを開閉している。この吸・排気バルブの開
閉タイミングは、カムの形状によって決定されている。
上部をカムに接触させるとともに、タペットにバルブの
バルブステムを連絡させた直動式のものもある。
公平3−12208号公報に開示されるものがある。こ
の公報に開示される内燃機関の動弁機構は、所定のばね
定数を有するばね手段に対して直接的、あるいは間接的
に流体圧を作用させることにより、所定弁リフト時にお
けるばね手段のばね荷重を変化されるための流体加圧装
置を備え、少なくとも低速作動域におけるばね荷重より
も、高速作動域におけるばね荷重の方を大きくすべく、
ばね手段に作用する流体加圧装置の流体圧を、高速作動
域においてより大きくしている。
されるものがある。この公報に開示される内燃機関の可
変バルブタイミングリフト装置は、カムシャフトの低速
用カムと高速用カムを可変機構により切り換える可変バ
ルブタイミングリフト装置において、吸気バルブと当接
するリフタ本体の上部に嵌合溝を設けるとともに、低速
用カムに摺接する低速用リフタを設け、且つ低速用リフ
タの内部に上下動自在に設けられた高速用リフタの下面
に嵌合溝に嵌脱する突起部を形成し、リフタ本体を機関
運転状態に応じて回転させる変換手段を設け、機関低速
時と高速時のバルブリフト・バルブタイミング特性を可
変とし、低速側と高速側との切り換え応答性を向上させ
るとともに、バルブの打音や破損を防止している。
機関の動弁装置においては、カムに接触する第1本体部
と吸・排気バルブに連絡される第2本体部とによりロッ
カアームを形成し、第1、第2本体部を挿脱可能なピン
にて連結したバルブの休止機構がある。
いて2つのカムからの駆動力の伝達を切り換える可変リ
フト構造のものもある。
ッカアームを、エンジンの高速運転中にピンを出し入れ
して結合あるいは分離を行うためには、ピン挿入孔とピ
ンとの間に大きなクリアランスが必要となり、運転中の
バルブリフトタイミングが設計値に対して多少ズレるこ
ととなり、実用上不利であるという不都合がある。
アームの耐久性を考慮すると、ロッカアームを大型化せ
ざるを得ず、レイアウト上、コンパクトな設計とするこ
とができないとともに、重量が大となる不具合があり、
改善が望まれていた。
述不都合を除去するために、タペット上部をカムに接触
させるとともにタペットにロッカアームを介してバルブ
のバルブステムを連絡させロッカアームを揺動させてバ
ルブを開閉動作する直動式の内燃機関の動弁装置におい
て、アッパボディと、このアッパボディに係合するロア
ボディと、アッパボディ内を油圧によって軸方向に移動
するピストンと、ピストン外周に配設されるボールと、
このボールが係合した際に前記アッパボディとロアボデ
ィとを結合させて一体化するとともにピストンの動作に
よってボールの係合状態を解除した際には前記アッパボ
ディとロアボディとの結合を解除して機能を休止させる
べくロアボディ内に形成された凹部とにより休止機構を
有する前記タペットを構成したことを特徴とする。
ともにタペットにロッカアームを介してバルブのバルブ
ステムを連絡させロッカアームを揺動させてバルブを開
閉動作する直動式の内燃機関の動弁装置において、リフ
ト機能の異なる2個のカムを一対として設け、これらの
カムに接触させて休止機構を有するタペットを夫々配設
するとともに2個のタペットと2個のバルブのバルブス
テム間に1個のロッカアームを配設し、前記タペットを
油圧にて切り換えカムのリフト機能に応じた2種類の状
態とするとともにバルブの休止状態をも生起させる動弁
機構を構成したことを特徴とする。
ともにタペットにロッカアームを介してバルブのバルブ
ステムを連絡させロッカアームを揺動させてバルブを開
閉動作する直動式の内燃機関の動弁装置において、休止
機構を有する高速用タペットと休止機構を有する低速用
タペットとを一対として設け、これら高速用タペットと
低速用タペットとを気筒数に合致させて配設し、高速用
タペットに連絡する第1油圧通路を設け、低速用タペッ
トの少なくとも1個に連絡する第2油圧通路を設けると
ともに残りの低速用タペットに連絡する第3油圧通路を
設け、第1〜第3油圧通路途中に第1〜第3開閉バルブ
を夫々設け、これら第1〜第3開閉バルブを開閉動作さ
せリフトを可変とするとともに任意の気筒を燃焼休止状
態とすべく制御する制御部を設けたことを特徴とする。
するタペットの動作時には、油圧によってピストンを動
作させ、ボールと凹部との係合状態を解除し、アッパボ
ディとロアボディとの結合を解除して休止状態としてい
る。
油圧にて切り換えてリフト機能の異なる2個のカムに応
じた2種類のバルブリフト状態とするとともに、バルブ
の休止状態をも生起させている。
3開閉バルブの開閉動作が制御され、第1〜第3油圧通
路を通過する油圧を制御して休止機構を有する高速用タ
ペットと休止機構を有する低速用タペットとの使用状態
を切り換えるとともに、任意の気筒を燃焼休止状態に制
御している。
に説明する。
ものである。図1において、2はタペットである。
に接触させるとともに、下部を図示しないロッカアーム
を介してバルブ(図示せず)のバルブステムに連絡させ
ロッカアームを揺動させてバルブを開閉動作する直動式
の動弁装置に使用されている。
4と、このアッパボディ4に係合するロアボディ6と、
アッパボディ4内を油圧によって軸方向に移動するピス
トン8と、ピストン8外周に配設されるボール10と、
このボール10が係合した際に前記アッパボディ4とロ
アボディ6とを結合させて一体化するとともにピストン
8の動作によってボール10の係合状態を解除した際に
は前記アッパボディ4とロアボディ6との結合を解除し
て機能を休止させるべくロアボディ6内に形成された凹
部12とにより休止機構14を構成している。
に示す如く、有蓋筒状に形成され、上部に図示しないカ
ムに接触するシム16を配設するとともに、内部に第1
油圧通路18を形成している。
ィ6側に突出するアッパ側筒状部20を形成し、この筒
状部20内にピストン8を移動自在に保持する保持部2
2を装着する。
外側に装着時に脱落を防止するフランジ部24を形成す
るとともに、内側にはアッパボディ4側に突出するロア
側筒状部26を形成し、アッパボディ4とロアボディ6
とを係合させた際に、接続部位の外周をカバー部28に
て覆い、アッパ側筒状部20の外周にロア側筒状部26
が係合される。
部22は、ピストン8に形成されるフランジ部8fと保
持部22内周面とによって第1、第2空間部30、32
を形成し、第1空間部30内に第1スプリング34を配
設し、この第1スプリング34は付勢力によって第2空
間部32を縮小、つまりピストン8をロアボディ6側に
突出させるべく配設されている。
に、前記第1油圧通路18に連絡する第2油圧通路36
を形成し、この第2油圧通路36の端部を第2空間部3
2に連絡させ、第2空間部32を油圧室として機能させ
るものである。
6との係合によって、外部に第3空間部38が形成され
るとともに、内部には第4空間部40が形成される。
ディ4とロアボディ6とを離間する方向に付勢する第2
スプリング42を配設し、前記第4空間部40内には、
前記ピストン8の先端8aを突出させるとともに、この
ピストン8外周にボール10を配設し、このボール10
の落下を落下防止部材44により防止している。
ロアボディ6内、つまりロア側筒状部26の内周面に形
成されている。
側から小径部8−1、斜面部8−2、大径部8−3が順
次形成されている。
ない場合には、図1に示す如く、第1スプリング34の
付勢力によってピストン8がロアボディ6の第4空間部
40内に突出され、ピストン8の大径部8−3によって
ボール10を外側方向に押し出し、ボール10を凹部1
2に係合させ、アッパボディ4とロアボディ6とをロッ
ク状態とし、一体化している。
示しないカムからの駆動力が伝達されると、一体化した
タペット2が駆動力を図示しないバルブのバルブステム
に伝達させ、バルブを開閉動作させている。
1、第2油圧通路18、36を介して第2空間部32に
供給されると、図3及び図4に示す如く、第1スプリン
グ34の付勢力に抗して油圧が第2空間部32を拡大さ
せ、ピストン8を保持部22内に引き込ませ、ボール1
0をピストン8の小径部8−1外周部分に位置させ、ア
ッパボディ4とロアボディ6とのロック状態を解除し、
フリー状態となる。
示しないカムからの駆動力が伝達されると、図3に示す
如く、第2スプリング42の付勢力に抗してタペット2
のアッパボディ4とロアボディ6との係合状態が深くな
り、タペット2が上下方向から圧縮されて全長が短くな
り、駆動力が図示しないバルブのバルブステムに伝達さ
せず、バルブを開閉動作できないものである。
3空間部38内に配設した第2スプリング42の付勢力
によってアッパボディ4とロアボディ6との係合状態が
通常の状態となり、タペット2の全長が復帰する。
カムの動きに応じて図3に示す如き縮む動作と図4に示
す如き伸びる動作とを繰り返している。
ット2をロック状態とすることができ、逆に油圧の供給
を継続すれば、タペット2のロックが解除された状態、
つまりフリー状態を継続することとなる。
ペット2によって確実なフリー状態とすることができ、
従来のものに比し、運転中のバルブリフトタイミングが
ズレる惧れが全くなく、実用上有利である。
動作させることにより、ロッカアームの耐久性を考慮す
る必要がなく、ロッカアームが大型化せず、レイアウト
上、コンパクトな設計とすることができるとともに、重
量が大となる不具合がないものである。
すものである。この第2実施例において、上述第1実施
例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明す
る。
ペット50を油圧にて切り換えカムのリフト機能に応じ
た2種類のバルブリフト状態とするとともにバルブの休
止状態をも生起させる動弁機構52を構成した点にあ
る。
を構成するシリンダヘッド56の燃焼室58に連絡する
吸気ポート60と排気ポート62とを設け、吸気ポート
60の下流側端部を開閉する2個の吸気バルブ64−
1、64−2を設けるとともに、排気ポート62の上流
側端部を開閉する2個の排気バルブ66−1、66−2
を設ける。
テム68−1、68−2には、図5に示す如く、1個の
Y字形状の吸気側ロッカアーム70を介して2個のタペ
ット72−1、72−2が配設され、タペット72−
1、72−2上部にはカム74−1、74−2が当接し
ている。
ルブステム76−1、76−2には、図5及び図8〜図
10に夫々示す如く、Y字形状の排気側ロッカアーム7
8を介して2個のタペット80−1、80−2が配設さ
れ、タペット80−1、80−2上部にはカム82−
1、82−2が当接している。
気バルブ64−1、64−2間の隔間調整用アジャスタ
ネジ、84bはナット、86は排気側ロッカアーム78
と排気バルブ66−1、66−2間の隔間調整用ラッシ
ュアジャスタ、88は隔間調整用のシムである。
を生起させる動弁機構52を配設する。この動弁機構5
2は、図8〜図10に夫々示す如く、リフト機能の異な
る、つまり高速用と低速用とからなる2個のカム82−
1、82−2を一対として設け、これらのカム82−
1、82−2に接触させて休止機構90−1、90−2
を有するタペット80−1、80−2を夫々配設すると
ともに、2個のタペット80−1、80−2と2個の排
気バルブ66−1、66−2のバルブステム76−1、
76−2間に1個のY字形状の排気側ロッカアーム78
を配設し、前記タペット80−1、80−2を油圧にて
切り換えカム82−1、82−2のリフト機能に応じた
2種類のバルブリフト状態とするとともに排気バルブ6
6−1、66−2の休止状態をも生起させる構成とす
る。
油圧通路92−1、92−2が形成され、これら油圧通
路92−1、92−2から2個のタペット80−1、8
0−2にオイルが供給されるものである。
図8に示す如く、油圧通路92−2を介してタペット8
0−2にオイルが供給され、タペット80−1をロック
状態とするとともに、タペット80−2はロック解除状
態たるフリー状態とし、高速用カム82−1からの駆動
力をタペット80−1を介して排気側ロッカアーム78
に伝達させ、この排気側ロッカアーム78によって排気
バルブ66−1、66−2を開閉動作させている。
となっており、低速用カム82−2からの駆動力は伝達
されないものである。
に示す如く、油圧通路92−1を介してタペット80−
1にオイルが供給され、タペット80−2をロック状態
とするとともに、タペット80−1はフリー状態とし、
低速用カム82−2からの駆動力をタペット80−2を
介して排気側ロッカアーム78に伝達させ、この排気側
ロッカアーム78によって排気バルブ66−1、66−
2を開閉動作させている。このとき、タペット80−1
はフリー状態となっており、高速用カム82−1からの
駆動力は伝達されないものである。
0に示す如く、油圧通路92−1、92−2を介してタ
ペット80−1、80−2にオイルが夫々供給され、タ
ペット80−1、80−2を夫々フリー状態とし、高速
用カム82−1及び低速用カム82−2からの駆動力は
タペット80−1、80−2の伸び・縮み動作に吸収さ
れて排気側ロッカアーム78に伝達されず、排気バルブ
66−1、66−2は開閉動作させないものである。こ
の切換動作を特定の気筒のみに応用すれば、可変気筒エ
ンジンとすることも可能である。
ット80−1、80−2により、高速リフト状態と低速
リフト状態、そしてフリー状態に確実に切り換えること
ができ、従来のものに比し、運転中のバルブリフトタイ
ミングがズレる惧れが全くなく、実用上有利である。
油圧によって切換動作させることにより、ロッカアーム
の耐久性を考慮する必要がなく、ロッカアームが大型化
せず、レイアウト上、コンパクトな設計とすることがで
きるとともに、重量が大となる不具合がないものであ
る。
を示すものである。
フトを可変とするとともに任意の気筒を燃焼休止状態、
つまり可変気筒とすべく制御する制御部100を設けた
点にある。
した休止機構を有する高速用タペット102と休止機構
を有する低速用タペット104とを一対として設け、こ
れら高速用タペット102と低速用タペット104とを
気筒数、例えば4気筒に合致させて夫々配設し、高速用
タペット102に連絡する第1油圧通路106を設け、
低速用タペット104の少なくとも1個、例えば第2、
第4低速用タペット104−2、104−4に連絡する
第2油圧通路108を設けるとともに、残りの低速用タ
ペットたる第1、第3低速用タペット104−1、10
4−3に連絡する第3油圧通路110を設け、第1〜第
3油圧通路106、108、110途中に第1〜第3開
閉バルブ112、114、116を夫々設け、これら第
1〜第3開閉バルブ112、114、116の開閉動作
を前記制御部100にて制御するものである。
3開閉バルブ112、114、116の開閉動作を制御
することにより、図12に示す如く、高速モードと低速
モード、そして2、4気筒休止モードとの切換制御する
ことができものである。
閉鎖するとともに、第2開閉バルブ(V2)114と第
3開閉バルブ(V3)116とを開放すると、高速モー
ドとすることができ、第1開閉バルブ112を開放する
とともに、第2、第3開閉バルブ114、116を閉鎖
すると、低速モードとなり、第1、第2開閉バルブ11
2、114を開放するとともに、第3開閉バルブ116
を閉鎖すると、2、4気筒休止モードとすることができ
る。
閉バルブ112、114、116が閉鎖していることに
より、各タペット102、104にオイルが供給されて
おらず、両タペット102、104ともロック状態にな
ろうとしており、始動時のカムの回転に応じてタペット
が順次ロック状態となる。
14、116中の所定の開閉バルブが開放され、第1〜
第3油圧通路106、108、110中の所定の油圧通
路によってオイルがタペットに供給されるまでの始動時
の数秒間は、リフトの大なるカムにより開閉バルブが開
閉動作される。
〜第3開閉バルブ112、114、116の開閉動作を
制御することにより、油圧によって高速モードと低速モ
ード、そして2、4気筒休止モードとに円滑に切換制御
することができ、従来のものに比し、運転中のバルブリ
フトタイミングがズレる惧れが全くなく、実用上有利で
ある。
114、116の開閉動作を制御部100によって制御
することにより、ロッカアームの耐久性を考慮する必要
が全くなく、ロッカアームが大型化せず、レイアウト
上、コンパクトな設計とすることができるとともに、重
量が大となる不具合がないものである。
ば、アッパボディと、アッパボディに係合するロアボデ
ィと、アッパボディ内を油圧によって軸方向に移動する
ピストンと、ピストン外周に配設されるボールと、ボー
ルが係合した際にアッパボディとロアボディとを結合さ
せて一体化するとともにピストンの動作によってボール
の係合状態を解除した際にアッパボディとロアボディと
の結合を解除して機能を休止させるべくロアボディ内に
形成された凹部とにより休止機構を有するタペットを構
成したので、油圧によって切換動作するタペットによっ
て確実なフリー状態とすることができ、従来のものに比
し、運転中のバルブリフトタイミングがズレる惧れが全
くなく、実用上有利であるとともに、ロッカアームの耐
久性を考慮する必要がなく、ロッカアームが大型化せ
ず、レイアウト上、コンパクトな設計とすることができ
るとともに、重量が大となる不具合がないものである。
対として設け、これらのカムに接触させて休止機構を有
するタペットを夫々配設するとともに2個のタペットと
2個のバルブのバルブステム間に1個のロッカアームを
配設し、タペットを油圧にて切り換えカムのリフト機能
に応じた2種類の状態とするとともにバルブの休止状態
をも生起させる動弁機構を構成したので、油圧によって
切換動作するタペットにより高速リフト状態と低速リフ
ト状態、そしてフリー状態に確実に切り換えることがで
き、従来のものに比し、運転中のバルブリフトタイミン
グがズレる惧れが全くなく、実用上有利である。
を一対として設け、これら高速用タペットと低速用タペ
ットとを気筒数に合致させて配設し、高速用タペットに
連絡する第1油圧通路を設け、低速用タペットの少なく
とも1個に連絡する第2油圧通路を設けるとともに残り
の低速用タペットに連絡する第3油圧通路を設け、第1
〜第3油圧通路途中に第1〜第3開閉バルブを夫々設
け、これら第1〜第3開閉バルブを開閉動作させリフト
を可変とするとともに任意の気筒を燃焼休止状態とすべ
く制御する制御部を設けたので、制御部によって第1〜
第3開閉バルブの開閉動作を制御でき、油圧によって高
速モードと低速モード、そして2、4気筒休止モードと
に円滑に切換制御することができ、従来のものに比し、
運転中のバルブリフトタイミングがズレる惧れが全くな
く、実用上有利である。
である。
部位の断面図である。
す断面図である。
す断面図である。
である。
用概略構成図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 タペット上部をカムに接触させるととも
にタペットにロッカアームを介してバルブのバルブステ
ムを連絡させロッカアームを揺動させてバルブを開閉動
作する直動式の内燃機関の動弁装置において、アッパボ
ディと、このアッパボディに係合するロアボディと、ア
ッパボディ内を油圧によって軸方向に移動するピストン
と、ピストン外周に配設されるボールと、このボールが
係合した際に前記アッパボディとロアボディとを結合さ
せて一体化するとともにピストンの動作によってボール
の係合状態を解除した際には前記アッパボディとロアボ
ディとの結合を解除して機能を休止させるべくロアボデ
ィ内に形成された凹部とにより休止機構を有する前記タ
ペットを構成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁
装置。 - 【請求項2】 タペット上部をカムに接触させるととも
にタペットにロッカアームを介してバルブのバルブステ
ムを連絡させロッカアームを揺動させてバルブを開閉動
作する直動式の内燃機関の動弁装置において、リフト機
能の異なる2個のカムを一対として設け、これらのカム
に接触させて休止機構を有するタペットを夫々配設する
とともに2個のタペットと2個のバルブのバルブステム
間に1個のロッカアームを配設し、前記タペットを油圧
にて切り換えカムのリフト機能に応じた2種類の状態と
するとともにバルブの休止状態をも生起させる動弁機構
を構成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 - 【請求項3】 タペット上部をカムに接触させるととも
にタペットにロッカアームを介してバルブのバルブステ
ムを連絡させロッカアームを揺動させてバルブを開閉動
作する直動式の内燃機関の動弁装置において、休止機構
を有する高速用タペットと休止機構を有する低速用タペ
ットとを一対として設け、これら高速用タペットと低速
用タペットとを気筒数に合致させて配設し、高速用タペ
ットに連絡する第1油圧通路を設け、低速用タペットの
少なくとも1個に連絡する第2油圧通路を設けるととも
に残りの低速用タペットに連絡する第3油圧通路を設
け、第1〜第3油圧通路途中に第1〜第3開閉バルブを
夫々設け、これら第1〜第3開閉バルブを開閉動作させ
リフトを可変とするとともに任意の気筒を燃焼休止状態
とすべく制御する制御部を設けたことを特徴とする内燃
機関の可変動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29433993A JP3198762B2 (ja) | 1993-10-30 | 1993-10-30 | 内燃機関の可変動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29433993A JP3198762B2 (ja) | 1993-10-30 | 1993-10-30 | 内燃機関の可変動弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07127410A true JPH07127410A (ja) | 1995-05-16 |
JP3198762B2 JP3198762B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=17806429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29433993A Expired - Fee Related JP3198762B2 (ja) | 1993-10-30 | 1993-10-30 | 内燃機関の可変動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198762B2 (ja) |
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