JPH07127152A - 外断熱壁構造 - Google Patents
外断熱壁構造Info
- Publication number
- JPH07127152A JPH07127152A JP27544493A JP27544493A JPH07127152A JP H07127152 A JPH07127152 A JP H07127152A JP 27544493 A JP27544493 A JP 27544493A JP 27544493 A JP27544493 A JP 27544493A JP H07127152 A JPH07127152 A JP H07127152A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- heat insulating
- groove
- tile
- reinforced concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄筋コンクリート外壁面に対する断熱材の取
付及びタイルの外装が簡単、確実に行なわれ、外装材の
剥落が防止される外断熱壁構造を提供する。 【構成】 鉄筋コンクリート外壁Aの表面に断熱材Bを
層着し、同断熱材層の表面に、裏面に縦方向凹条溝2を
有するタイルCをモルタル1を介して組積、重層すると
ともに、前記凹条溝2に縦鉄筋3を挿通し、前記外壁に
基端部を定着され、且つ前記断熱材層を貫通するアンカ
ー部材Dの先端折曲係止部6を前記縦鉄筋3に係止し
た。
付及びタイルの外装が簡単、確実に行なわれ、外装材の
剥落が防止される外断熱壁構造を提供する。 【構成】 鉄筋コンクリート外壁Aの表面に断熱材Bを
層着し、同断熱材層の表面に、裏面に縦方向凹条溝2を
有するタイルCをモルタル1を介して組積、重層すると
ともに、前記凹条溝2に縦鉄筋3を挿通し、前記外壁に
基端部を定着され、且つ前記断熱材層を貫通するアンカ
ー部材Dの先端折曲係止部6を前記縦鉄筋3に係止し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造物の外断熱壁構造に
係るものである。
係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の構造物における鉄筋コンクリート
造外壁の外装に際しては、壁面からの剥離を防止するた
め、図3に示すように多数の蟻足aが突設されたタイル
bがモルタルを介して層着されることが多かった。
造外壁の外装に際しては、壁面からの剥離を防止するた
め、図3に示すように多数の蟻足aが突設されたタイル
bがモルタルを介して層着されることが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、図4に示す
ように相隣る蟻足a間に形成される凹条溝dにおける内
奥部隅部eに対するモルタルcの充填が微細な空間のた
め不十分となり、タイル壁体に対する付着強度の増大に
つながらない結果となっていた。また接着効果を向上す
るために、多数の蟻足が設けられているがタイルの厚み
が薄いためd部に充填されるモルタルの量も少なくな
り、また蟻足と蟻足との間の壁部分の巾厚も蟻足状にす
るために少なくなりこの個所のe部とe部の間が破断さ
れる結果となっていた。
ように相隣る蟻足a間に形成される凹条溝dにおける内
奥部隅部eに対するモルタルcの充填が微細な空間のた
め不十分となり、タイル壁体に対する付着強度の増大に
つながらない結果となっていた。また接着効果を向上す
るために、多数の蟻足が設けられているがタイルの厚み
が薄いためd部に充填されるモルタルの量も少なくな
り、また蟻足と蟻足との間の壁部分の巾厚も蟻足状にす
るために少なくなりこの個所のe部とe部の間が破断さ
れる結果となっていた。
【0004】更にまた壁体コンクリートとタイル張付モ
ルタルとの剥離事故が多発していたので、本発明はこれ
を金属で連結して外装材の剥離事故が防止され、且つ壁
体コンクリート面に対する断熱材の取付及びタイルの外
装が簡単に行われる外断熱壁構造を提供することを目的
として提案されたものである。
ルタルとの剥離事故が多発していたので、本発明はこれ
を金属で連結して外装材の剥離事故が防止され、且つ壁
体コンクリート面に対する断熱材の取付及びタイルの外
装が簡単に行われる外断熱壁構造を提供することを目的
として提案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る外断熱壁構造は、鉄筋コンクリート外
壁面に断熱層を層着し、同断熱層の表面に、裏面に縦方
向に延びる凹条溝を有するタイルをモルタルを介して組
積、重層するとともに、前記凹条溝に縦鉄筋を挿通し、
同縦鉄筋に基端部が定着され、且つ前記断熱層を貫通す
るアンカー部材の先端フック部を係止して構成されてい
る。
め、本発明に係る外断熱壁構造は、鉄筋コンクリート外
壁面に断熱層を層着し、同断熱層の表面に、裏面に縦方
向に延びる凹条溝を有するタイルをモルタルを介して組
積、重層するとともに、前記凹条溝に縦鉄筋を挿通し、
同縦鉄筋に基端部が定着され、且つ前記断熱層を貫通す
るアンカー部材の先端フック部を係止して構成されてい
る。
【0006】
【作用】本発明によれば前記したように、鉄筋コンクリ
ート外壁面に層着された断熱層の外表面に、縦方向凹条
溝が裏面に設けられたタイルをモルタルを介して重層
し、前記凹条溝内に縦鉄筋を挿通したことによってタイ
ル又は煉瓦が連結強化される。
ート外壁面に層着された断熱層の外表面に、縦方向凹条
溝が裏面に設けられたタイルをモルタルを介して重層
し、前記凹条溝内に縦鉄筋を挿通したことによってタイ
ル又は煉瓦が連結強化される。
【0007】更に同縦鉄筋を利用して、基端部を鉄筋コ
ンクリート外壁内に定着され、前記断熱層を貫通するア
ンカー部材の先端フック部を係止することによって、前
記タイルが鉄筋コンクリート外壁に確固と定着され、剥
落する惧れがなく、前記断熱材を確実に保護するととも
に、壁体の外装部を構成するものである。
ンクリート外壁内に定着され、前記断熱層を貫通するア
ンカー部材の先端フック部を係止することによって、前
記タイルが鉄筋コンクリート外壁に確固と定着され、剥
落する惧れがなく、前記断熱材を確実に保護するととも
に、壁体の外装部を構成するものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。Aは鉄筋コンクリート外壁で、同外壁の外表面にス
タイロホーム、ウレタン等より構成された断熱材Bが重
層され、同断熱材Bの外表面にタイルCがモルタル1を
介して縦横に組積される。
る。Aは鉄筋コンクリート外壁で、同外壁の外表面にス
タイロホーム、ウレタン等より構成された断熱材Bが重
層され、同断熱材Bの外表面にタイルCがモルタル1を
介して縦横に組積される。
【0009】同タイルCは裏面に突設された蟻足間に一
双の縦方向凹条溝2が設けられ、同凹条溝2内に縦鉄筋
3が挿通されている。前記鉄筋コンクリート外壁A内に
はアンカー部材Dにおけるアンカー金物4が定着され、
同アンカー金物4から延びるJ型フック金物5の先端の
折曲係止部6が、前記断熱材Bを水平に貫通して、タイ
ルCの裏面の凹条溝2内において縦鉄筋3に係止してい
る。
双の縦方向凹条溝2が設けられ、同凹条溝2内に縦鉄筋
3が挿通されている。前記鉄筋コンクリート外壁A内に
はアンカー部材Dにおけるアンカー金物4が定着され、
同アンカー金物4から延びるJ型フック金物5の先端の
折曲係止部6が、前記断熱材Bを水平に貫通して、タイ
ルCの裏面の凹条溝2内において縦鉄筋3に係止してい
る。
【0010】図示の実施例は前記したように構成されて
いるので、縦鉄筋3によって強化されたタイル壁が鉄筋
コンクリート外壁Aの外表面に構成され、同壁Aと前記
タイル壁との間に断熱材Bを挟んだ外断熱壁が構成され
るものである。
いるので、縦鉄筋3によって強化されたタイル壁が鉄筋
コンクリート外壁Aの外表面に構成され、同壁Aと前記
タイル壁との間に断熱材Bを挟んだ外断熱壁が構成され
るものである。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば前記したように構造物の
鉄筋コンクリート外壁面に層着された断熱層の表面にモ
ルタルを介して組積されたタイルの裏面に縦方向の凹条
溝が設けられ、同凹条溝に縦鉄筋が挿通されているの
で、縦鉄筋で補強された壁厚の薄いタイル壁が構成され
る。
鉄筋コンクリート外壁面に層着された断熱層の表面にモ
ルタルを介して組積されたタイルの裏面に縦方向の凹条
溝が設けられ、同凹条溝に縦鉄筋が挿通されているの
で、縦鉄筋で補強された壁厚の薄いタイル壁が構成され
る。
【0012】更に同タイル壁は前記構造物の鉄筋コンク
リート外壁に基端部が定着され、前記断熱層を貫通する
アンカー部材の先端フック部が前記タイル裏面の凹条溝
内を縦貫する縦鉄筋に係止されたことによって、前記鉄
筋コンクリート外壁には同外壁と前記タイル外壁との間
に断熱材を挟着した外断熱外壁が一体的に構成されるこ
ととなり、同外断熱外壁が薄い壁厚となり、重量が大幅
に軽減され、縦鉄筋はタイル壁の補強用とアンカー部材
の取付用を兼用する。また本発明によればタイル壁によ
って耐久性が大となりメンテナンスフリーの外壁が構成
される。
リート外壁に基端部が定着され、前記断熱層を貫通する
アンカー部材の先端フック部が前記タイル裏面の凹条溝
内を縦貫する縦鉄筋に係止されたことによって、前記鉄
筋コンクリート外壁には同外壁と前記タイル外壁との間
に断熱材を挟着した外断熱外壁が一体的に構成されるこ
ととなり、同外断熱外壁が薄い壁厚となり、重量が大幅
に軽減され、縦鉄筋はタイル壁の補強用とアンカー部材
の取付用を兼用する。また本発明によればタイル壁によ
って耐久性が大となりメンテナンスフリーの外壁が構成
される。
【0013】またこのタイル壁は、セメント材表面に吹
付塗装を施した一般の外壁に比して外観が美しい。この
ように本発明によれば作業性がよく、工費が節減された
外断熱壁構造が構成される。
付塗装を施した一般の外壁に比して外観が美しい。この
ように本発明によれば作業性がよく、工費が節減された
外断熱壁構造が構成される。
【図1】本発明に係る外断熱壁構造の一実施例を示す平
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】従来の蟻足付きタイルの側面図である。
【図4】図3のタイルに対するモルタルの充填状態を示
す部分拡大縦断面図である。
す部分拡大縦断面図である。
A 鉄筋コンクリート外壁 B 断熱材 C タイル D アンカー部材 1 モルタル 2 凹条溝 3 縦鉄筋 4 アンカー金物 5 J型フック金物 6 折曲係止部
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄筋コンクリート外壁面に断熱層を層着
し、同断熱層の表面に、裏面に縦方向に延びる凹条溝を
有するタイルをモルタルを介して組積、重層するととも
に、前記凹条溝に縦鉄筋を挿通し、同縦鉄筋に基端部が
定着され、且つ前記断熱層を貫通するアンカー部材の先
端フック部を係止してなることを特徴とする外断熱壁構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27544493A JPH0816358B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 外断熱壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27544493A JPH0816358B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 外断熱壁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07127152A true JPH07127152A (ja) | 1995-05-16 |
JPH0816358B2 JPH0816358B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=17555617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27544493A Expired - Fee Related JPH0816358B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 外断熱壁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0816358B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3875705A1 (en) * | 2020-03-03 | 2021-09-08 | Dimitri Anna A Vervaet | Method for cladding a wall with stone strips and impression mould and stone strips applied thereby |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP27544493A patent/JPH0816358B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3875705A1 (en) * | 2020-03-03 | 2021-09-08 | Dimitri Anna A Vervaet | Method for cladding a wall with stone strips and impression mould and stone strips applied thereby |
BE1028120B1 (nl) * | 2020-03-03 | 2021-10-06 | Dimitri Anna A Vervaet | Werkwijze voor het bekleden van een wand met steenstrips en indrukmal en steenstrips daarbij toegepast. |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0816358B2 (ja) | 1996-02-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |