JPH0712713Y2 - 斜流ファン - Google Patents

斜流ファン

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JPH0712713Y2
JPH0712713Y2 JP266988U JP266988U JPH0712713Y2 JP H0712713 Y2 JPH0712713 Y2 JP H0712713Y2 JP 266988 U JP266988 U JP 266988U JP 266988 U JP266988 U JP 266988U JP H0712713 Y2 JPH0712713 Y2 JP H0712713Y2
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JP
Japan
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drive shaft
plate
fan
moving blade
flow fan
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JP266988U
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JPH01108387U (ja
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信行 山口
知己 政次
陽次 小桜
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はラジエータ用冷却フアン、換気フアン、空気調
和機用フアン等に好適な斜流フアンに関する。
(従来の技術及びその課題) 従来のラジエータ冷却用プロペラフアンの1例が第7図
に示されている。
第7図において、01は動翼、02はスパイダー、03は駆動
軸、04はラジエータ、05はシュラウドケーシングであ
る。動翼01は板状でほぼ矩形または台形の平面形状を持
っており、また、スパイダー02は板状でほぼ円形のハブ
部2aとその外周縁から放射方向に伸長する複数の支柱02
bを持っている。動翼01は支柱02bに鋲止めされ、スパイ
ダー02はそのハブ部02aの中心で駆動軸03に固定されて
いる。そして、支柱02bは駆動軸03に直交する面に傾斜
しており、動翼01の内周縁と直交するようにその中央に
沿って伸長している。動翼01はその一方の側縁から他方
の側縁に沿って反りを持つようにされている。
駆動軸03を駆動することによりスパイダ02を介して動翼
01が回転し、冷却用空気がラジエータ04を流過して矢印
に示すように流れる。
このプロペラフアンは第8図に曲線Aで示すような特性
を具えており、従って、その上流側に配設されたラジエ
ータ04による圧力損失が大きい場合には作動点が低流量
側に移行して失速状態となり、所要の流量、圧力を得る
ことができない。
この失速状態における動翼01を通る気流を観察すると、
気流は軸方向ではなく斜め方向に向かって流れているこ
とが判明した。
そこで、これに対処するため、斜流フアンがこの種ラジ
エータ用冷却フアンとして採用されつつある。
従来のこの種斜流フアンの1例が第9図に示され、第9
図において、06は動翼、07はハブ、08は駆動軸、09はラ
ジエータ、010はシュラウドケーシング、011はベルマウ
スである。
この斜流フアンにおいては、動翼06の内周縁を円錐台形
のハブ07に溶接又は鋲止めし、また、ベルマウス011を
図示のようにシュラウドケーシング010或いは動翼06の
外周縁に取り付ける必要があるため、製作に高度の技術
を要するのみならずコストが嵩むという問題があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために提案されたものであ
って、その要旨とするところは、駆動軸に固着された板
状スパイダーの放射方向に伸長する複数の支柱を上記駆
動軸に直交する面に対して傾斜させ、これら各支柱にほ
ぼ矩形又は台形の平面形状を持つ板状動翼をそのほぼ対
角線に沿って上記支柱が伸長するように取り付けるとと
もにこれら各動翼にその内側の気流入口からその外側の
気流出口に沿う反りを持たせたことを特徴とする斜流フ
アンにある。
(作用) 本考案においては上記構成を具えているため、駆動軸に
板状スパイダーを固着し、その放射方向に伸長する複数
の支柱にそれぞれほぼ矩形又は台形の平面形状と反りを
持つ板状動翼を取り付けることによって斜流フアンが構
成される。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図ないし第4図に示されてい
る。第1図ないし第4図において、1は動翼、2はスパ
イダー、3は駆動軸、4はラジエータ、5はシュラウド
ケーシング、6は背板である。
動翼1は金属又はプラスチック板からなり、ほぼ矩形又
は台形の平面状を有し、かつ、第4図(A)、(B)に
示すように、その内側の気流入口からその外側の気流出
口に沿う反り(弯曲)を持っている。スパイダー2は第
3図及び第4図に示すように、金属又はプラスチックの
板からなり、ほぼ円形状のハブ部2aとその外周縁から放
射方向に伸びる複数(図には6ケ)の支柱2bを具え、各
支柱2bはその根元で捩じられ、駆動軸3に直交する面に
対して動翼1の取付角に相当する角度傾斜せしめられて
いる。
しかして、スパイダー2はそのハブ部2aの中心が駆動軸
3の軸芯と整合するように駆動軸2の前端にナット7で
締結される。動翼1はそのほぼ対角線に沿ってスパイダ
ー2の支柱2bが伸長し、かつ、その反りが気流に沿って
第4図(A)、(B)に示すようにその内側の気流入口
からその外側の気流出口に向かって変化するように鋲8
で支柱2bに鋲止めされる。背板6は円形をなし、動翼1
の後縁部に近接してその背後に配設され、この外径D2
動翼1の後縁部のルート径とほぼ同じとされている。
この斜流フアンは図示のように動翼1の外周縁がシュラ
ウドケーシング5に設けた穴9の付近に位置するように
配置されている。
そして、駆動軸3を駆動することによってスパイダ2を
介して動翼1が第2図に実線矢印で示す方向に回転し、
これに伴って、冷却空気がラジエータ4を流過して第1
図に実線矢印で示すように動翼1の表裏両面に沿ってそ
の内側の気流入口から外側の気流出口に向かって流れ
る。
この斜流フアンの特性は第8図に曲線Bで示すように低
流量側に移行するに従って圧力が上昇する。従って、ラ
ジエータ4による圧力損失が増大すると、作動点が低流
量側に移行して、圧力が上昇するので、ラジエータ4は
効果的に冷却される。そして、ラジエータ4による圧力
損失が増大した場合、気流は放射方向に向かい、この気
流の急激な曲りのために動翼1の後縁部ハブ側から気流
の1部が剥離して再びハブ側に流入しようとするが、動
翼1の後縁に近接して配設された背板6によって気流の
剥離が制限され気流の乱れが少なくなるので、騒音の発
生が防止又は軽減される。なお、ラジエータ4による圧
力損失が大きくなるに従い、気流が次第に放射方向に向
かうので、第5図に示すように、背板6の外径D2を動翼
1の外径D1とほぼ同じにし、また、第6図に示すよう
に、背板6の内径側を動翼1の後縁ハブ側に沿うように
テーパ状としてこのテーパ部で気流を案内するようにし
て気流の剥離を防止することもできる。
以上、本考案をラジエータ冷却用フアンに適用した実施
例について説明したが、本考案は上流側に圧力損失をも
たらす負荷が配置されているフアンに広く適用できる。
また、上記実施例においては動翼が支柱に鋲止めされて
いるが溶接その他によって取り付けることができるのは
勿論である。
(考案の効果) 本考案においては駆動軸に固着された板状スパイダの放
射方向に伸長する複数の支柱を上記駆動軸に直交する面
に対して傾斜させ、これら各支柱にほぼ矩形又は台形の
平面形状を持つ板状動翼をそのほぼ対角線に沿って上記
支柱が伸長するように取り付けるとともにこれら各動翼
にその内側の気流入口からその外側の気流出口に沿う反
りを持たせたため、第7図に示す従来のプロペラフアン
と同様のコストで安価に製造できる。しかも、その特性
は第9図に示す従来の斜流フアンと同様風量の減少に伴
って圧力が増大する特性が得られるので、この斜流フア
ンの上流に配設された熱交換器等の負荷が増大した場合
であってもこの斜流フアンが失速状態になることはな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の1実施例を示し、第1図
は縦断面図、第2図は第1図のII-II線に沿う矢視図、
第3図は板状スパイダの正面図、第4図(A)は駆動軸
の軸心に沿う断面図、(B)は(A)のI-I線、II-II
線、III-III線、IV-IV線に沿う断面図である。第5図及
び第6図はそれぞれ本考案の他の実施例を示す第1図に
相当する縦断面図、第7図は従来のプロペラフアンの縦
断面図、第8図は従来のプロペラフアンと本考案の斜流
フアンの特性を対比して示す特性線図、第9図は従来の
斜流フアンの縦断面図である。 駆動軸……3、スパイダ……2、ハブ部……2a、支柱…
…2b、動翼……1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 政次 知己 兵庫県明石市魚住町清水1106番地4 新キ ャタピラー三菱株式会社油圧ショベル設計 センター内 (72)考案者 小桜 陽次 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通7丁目1番14 号 西菱エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸に固着された板状スパイダーの放射
    方向に伸長する複数の支柱を上記駆動軸に直交する面に
    対して傾斜させ、これら各支柱にほぼ矩形又は台形の平
    面形状を持つ板状動翼をそのほぼ対角線に沿って上記支
    柱が伸長するように取り付けるとともにこれら各動翼に
    その内側の気流入口からその外側の気流出口に沿う反り
    を持たせたことを特徴とする斜流フアン。
JP266988U 1988-01-14 1988-01-14 斜流ファン Expired - Lifetime JPH0712713Y2 (ja)

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JP266988U JPH0712713Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 斜流ファン

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JP266988U JPH0712713Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 斜流ファン

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Publication Number Publication Date
JPH01108387U JPH01108387U (ja) 1989-07-21
JPH0712713Y2 true JPH0712713Y2 (ja) 1995-03-29

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ID=31203637

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JPH01108387U (ja) 1989-07-21

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