JPH07126688A - 洗浄剤 - Google Patents

洗浄剤

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JPH07126688A
JPH07126688A JP30696593A JP30696593A JPH07126688A JP H07126688 A JPH07126688 A JP H07126688A JP 30696593 A JP30696593 A JP 30696593A JP 30696593 A JP30696593 A JP 30696593A JP H07126688 A JPH07126688 A JP H07126688A
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JP
Japan
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power
fatty acid
ester
acid
sugar
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Pending
Application number
JP30696593A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Mori
信博 森
Tetsuo Kobayashi
哲夫 小林
Ryozo Iwasaki
亮三 岩崎
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)炭素数6〜22の脂肪酸と、ジヘキソ
ースからなる二糖類、炭素数4〜6の糖アルコールから
選ばれた糖類からなる糖エステル系界面活性剤の1種又
は2種以上と、(B)ポリオキシエチレン系又はアミド
系ノニオン界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上
を、(A)/(B)成分比が1/5〜5/1(w/w)
でかつ、(A)+(B)が5〜50重量%の範囲で含有
する洗浄剤。 【効果】 互いの相乗効果により気泡力、洗浄力が増大
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、起泡力、乳化力、可溶
化力、分散力等の基本的な界面活性能に優れた洗浄剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衣料用洗剤、台所用洗剤、毛髪用
洗剤、身体用洗剤においては、目的とする被洗物の種類
及び汚れの種類に応じた洗浄剤組成が確立され、いずれ
の洗浄剤においても主成分としては、起泡力、乳化力、
可溶化力、分散力などの基本的界面活性能に優れたアニ
オン界面活性剤が主に使用されてきた。
【0003】しかし近年、地球環境保護の立場から、主
成分をアニオン活性剤からノニオン活性剤にシフトしよ
うとする試みが積極的になされている。ところが一般的
にノニオン界面活性剤はアニオン界面活性剤に比べ起泡
力、洗浄力に劣ることが知られており、洗浄剤としての
洗浄性能を保ちつつ、かつノニオン界面活性剤を主成分
とした組成を確立することは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、起泡力、乳
化力、可溶化力、分散力等の基本的界面活性能が要求さ
れる洗浄剤において、ノニオン界面活性剤を主成分と
し、しかも優れた起泡力、洗浄力を有する洗浄剤の提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、(A)炭素数6〜22の
脂肪酸と、ジヘキソースからなる二糖類、炭素数4〜6
の糖アルコールから選ばれた糖類からなる糖エステル系
界面活性剤の1種又は2種以上と、(B)ポリオキシエ
チレン系又はアミド系ノニオン界面活性剤から選ばれる
1種又は2種以上を,(A)/(B)成分比が1/5〜
5/1(w/w)の比率で組み合わせた場合、起泡力、
洗浄力に強い相乗効果が発揮される事を知見し、本発明
に至ったものである。
【0006】本発明の(A)成分である糖エステル系界
面活性剤は、炭素数6〜22の脂肪酸又は脂肪酸エステ
ルのような脂肪酸誘導体と、二糖類、糖アルコール又は
それらの一価アルコールエーテルとから合成される。
【0007】ここで脂肪酸とは、飽和でも不飽和でも、
また直鎖でも分岐を有していてもよい。このような脂肪
酸の具体例としては、例えば、カプロン酸、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、カプロレイン酸、ラウロレイン
酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン
酸、メチルウンデカン酸等が挙げられ、好ましい脂肪酸
残基数は糖アルコール類エステルで炭素数が8〜12の
もの、二糖類エステルで炭素数が10〜14のものであ
る。
【0008】又脂肪酸誘導体としては、上記脂肪酸と低
級アルコールとの脂肪酸エステル等が用いられ、例えば
上記脂肪酸のメチルエステル、エチルエステル、プロピ
ルエステル等が挙げられる。
【0009】ジヘキソースからなる二糖類としては、還
元性二糖としてマルトース、セロビオース、ラクトー
ス、イソマルトース、ゲンチオビオース、ニゲロース、
ソホロース、非還元性二糖としてシュクロース、トレハ
ロース等が挙げられる。
【0010】糖アルコールとしては、エリスリトール、
リビトール、キシリトール、アリトール、ソルビトー
ル、マンニトール、ガラクチトール等が挙げられる。
【0011】本発明において(A)成分の糖エステル系
界面活性剤は、糖1分子中、脂肪酸残基が1個結合した
モノエステル型を主成分とする事が望ましく、トリエス
テル以上のポリエステルが、1重量%以下である事が望
ましい。
【0012】又、(B)成分のノニオン界面活性剤とし
ては、ポリオキシエチレン系又はアミド系ノニオン界面
活性剤が用いられ、具体例として以下のものが例示でき
る。 (1)下記化1で示されるポリオキシエチレンアルキル
エーテル又はアルキルアリルエーテル
【化1】
【化2】
【化3】
【0013】又その他に、他のノニオン界面活性剤、ア
ニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性
剤、アルキルアミンオキシド、アルカノールアミン、脂
肪酸アルカノールアミド、ハイドロトロープ剤、イオン
封鎖剤、抗菌剤、色素、香料等を添加する事ができる。
【0014】本発明の洗浄剤組成物によれば、(A)糖
エステル系界面活性剤の1種又は2種以上と、(B)ノ
ニオン界面活性剤の1種または2種以上を、(A)/
(B)成分比が1/5〜5/1(w/w)でかつ、
(A)+(B)が5〜50重量%の範囲で併用すること
により、優れた起泡力と洗浄力を得ることができる。
【0015】
【実験例1】オクタノイル−マンニトールエステル及び
オクタノイル−ソルビトールエステルの調製
【0016】マンニトール101.1g(0.56mo
le)及びオクタン酸メチル438.5g(2.78m
ole)の混合物に、反応溶媒としてβ−ピコリン50
0gを加え、70℃にて攪拌した。触媒としてキャンデ
ィダアンタークティカ由来固定化リパーゼSP−382
(ノボ社製)を10g添加した。減圧(45mmHg)
下に副生するメタノールをパーシャルコンデンサーによ
り除去しながら攪拌を続けた。5時間後反応を停止し、
酵素を吸引濾過により除去した。反応溶媒と未反応メチ
ルエステルの約3/4を減圧蒸留により除去し、更に4
倍量のヘキサンを用いて再結晶を行った。その結果3%
フラクトースを含むオクタノイル−フラクトースモノエ
ステル(160g)が得られた。生成物中のジエステル
含量は1%以下であった(GLC分析)。
【0017】フラクトースをソルビトール101.1g
(0.56mole)に変更し、同様の手順によりエス
テル交換反応と反応物の精製を行った。その結果、5%
ソルビトールを含むオクタノイル−ソルビトールモノエ
ステル(170g)が得られた。生成物中のジエステル
含量は1%以下であった。
【0018】
【実験例2】ドデカノイル−マルトースエステル及びド
デカノイル−シュクロースエステルの調製
【0019】無水マルトース201.8g(0.56m
ole)及びドデカン酸557.0g(2.78mol
e)の混合物に、反応溶媒としてβ−ピコリン700g
を加え、70℃にて攪拌した。触媒としてキャンディダ
アンタークティカ由来固定化リパーゼSP−382(ノ
ボ社製)を20g添加した。減圧(50mmHg)下に
副生水をパーシャルコンデンサーにより除去しながら攪
拌を続けた。15時間後反応を停止し、酵素を吸引濾過
により除去した。得られた反応溶液から、反応溶媒を通
常の減圧蒸留(90℃、1mmHg)により除去し、さ
らに5倍量のヘキサンを用いて再結晶を行った。その結
果1%マルトースを含むドデカノイル−マルトースモノ
エステル(280g)が得られた。生成物中のジエステ
ル含量は1%以下であった(GLC分析)。
【0020】マルトースをシュクロース191.7g
(0.56mole)に変更し、同様の手順によりエス
テルを作成した。その結果、0.5%シュクロースを含
むデカノイル−シュクロースモノエステル(270g)
が得られた。
【0021】実験例1、2で得られた各種糖エステル系
界面活性剤を用い、以下の実施例で本発明を実証する。
【0022】
【実施例1】 −起泡力試験− 毛髪洗浄剤用のモデル汚垢として、液体ラノリン0.2
gをエプトン管(100ml)に採る。更に(a)0.
9%糖エステル界面活性剤10mlと(b)0.9%ノ
ニオン界面活性剤10mlを加え、室温で10秒間に2
0回振盪する。水溶液と起泡界面が明確になった時点で
の泡高(ml)を測定した。結果を表1に示す。
【0023】
【実施例2〜7、比較例1〜3】表2に示す組成の液体
洗浄剤組成物を調製し、油性汚垢洗浄力、バター汚垢洗
浄力を下記方法で評価した。結果を表2に併記する。
【0024】−油性汚垢洗浄力− 日本薬局方に規定された大豆油と牛脂各10gを60m
lのクロロホルムに溶解した後、オイルレッド0.1g
を加えてよく混合し、汚垢溶液を調製する。この溶液に
ガラスプレートを浸して汚染し、25℃の温度で30分
以上風乾してクロロホルムを除去し、汚垢片を作成する
(汚垢量20〜23mg/枚)。この汚垢片6枚を25
℃、700mlの0.15重量%の洗浄剤液中で250
rpmの回転速度で3分間かき混ぜて洗浄した後、風乾
して重量を測定し、洗浄後の油除去率を下記の式により
算出して洗浄力とした。
【0025】−バター汚垢洗浄力− 組成物0.15重量%を含む水溶液を調製し、その3リ
ットルを直径30cm、深さ12cmのバットに入れ、
液温25℃において空気を含んだスポンジを液中で圧縮
する操作を10回繰り返して泡立てたのち、1枚あたり
0.5gのバターを塗布した皿の表面を10回、裏面を
5回ずつスポンジで擦り洗いし、泡高が3mmになるま
でに洗える皿の枚数を洗浄力とした。
【0026】
【実施例8〜10、比較例4〜5】 −洗濯実験− 界面活性剤15%(糖エステル系界面活性剤/ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル(7EO)=1/1)、ゼ
オライト15%、炭酸カリウム20%、Ash50%か
らなる重質粉末洗剤を調製し、8.3g/lの濃度で洗
濯実験を行った。
【0027】洗濯実験は、以下の条件下でTerg−O
−tometer中で実施した。 温度:25℃ 時間:10分 水 :3°DH
【0028】洗濯後の脂肪酸残留量を、ソックスレー抽
出によりに測定し残留脂肪酸量として表3に示した。洗
濯前の被洗布中脂肪酸含量は2.87%であった。
【0029】表1、2、3の結果より、本発明に係る糖
エステル系界面活性剤とノニオン界面活性剤を組み合わ
せた洗浄剤は、互いの相乗効果により起泡力、洗浄力の
増大することが確認された。
【0030】
【表−1】
【0031】
【表−2】
【0032】
【表−3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 1/74

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)炭素数6〜22の脂肪酸と、ジヘキ
    ソースからなる二糖類、炭素数4〜6の糖アルコールか
    ら選ばれた糖類からなる糖エステル系界面活性剤の1種
    又は2種以上と、(B)ポリオキシエチレン系又はアミ
    ド系ノニオン界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上
    を,(A)/(B)成分比が1/5〜5/1(w/w)
    でかつ、(A)+(B)が5〜50重量%の範囲で含有
    してなることを特徴とする洗浄剤。
JP30696593A 1993-11-02 1993-11-02 洗浄剤 Pending JPH07126688A (ja)

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