JPH0712661U - 3部材間の接合面密封構造 - Google Patents

3部材間の接合面密封構造

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JPH0712661U
JPH0712661U JP4281193U JP4281193U JPH0712661U JP H0712661 U JPH0712661 U JP H0712661U JP 4281193 U JP4281193 U JP 4281193U JP 4281193 U JP4281193 U JP 4281193U JP H0712661 U JPH0712661 U JP H0712661U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密封性能を飛躍的に向上可能とした3部材間
の接合面密封構造を提供する。 【構成】 フロントカバー1とクランクケース2との接
合面1a,2a間に介設したハードガスケット4にはオ
イルパン3の接合面3aに向かって突出する舌片4aを
設け、この舌片4aが嵌入する凹部3bをオイルパン3
の接合面3aに形成すると共に、凹部3bを含むオイル
パン3の接合面3a側の間隙内に液状ガスケット5を充
填してなる3部材間の接合面密封構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車用エンジンにおけるフロントカバー,クランクケース ,オイルパンのように、相互に面接合する3部材間の接合面密封構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
相互に面接合する3部材間の接合面密封構造として、ジョイントシートやビタ ーシートなどのソフトガスケットを使用したものが従来一般に知られている。図 3はその一例として自動車用エンジンにおけるフロントカバーaとクランクケー スbとオイルパンcとの間の接合面密封構造を示すもので、フロントカバーaと クランクケースbとの接合面間には第1のソフトガスケットdが介設され、また フロントカバーa及びクランクケースbとオイルパンcとの接合面間には第2の ソフトガスケットeが介設されている。
【0003】 ここでフロントカバーaとクランクケースbとに挟持される第1のソフトガス ケットdは、オイルパンc側の端面fが図3(a)に示すように第2のソフトガ スケットeに圧接することで密封性を保つのであり、その端面fが同図(b)の ように第2のソフトガスケットeから離れて隙間gができると、密封不良を生じ る虞がある。そこでこの場合、第1のソフトガスケットdはフロントカバーaと クランクケースbとに挟持された状態でこれらのオイルパンcに対する接合面か らはみ出す大きさに設定されており、そのはみ出し部分を切除し、あるいは折曲 げてから第2のソフトガスケットeを介してオイルパンcを接合することで、第 1のソフトガスケットdの端面fを第2のソフトガスケットeに圧接させるよう にされている。
【0004】 なお、このような3部材間の接合面密封構造に関しては、実開平2−1453 57号公報や、実開平1−106675号公報に記載の先行技術も知られている 。図4(a),(b)は前者の実開平2−145357号公報に記載の先行技術 を示し、クランクケースカバーhとシリンダブロックiとの間には金属ガスケッ トjが挟持され、クランクケースカバーh及びシリンダブロックiとオイルパン kとの間にはガスケットlが挟持されている。そしてこのガスケットlに圧接す る金属ガスケットjの端面には、同図(b)に示すように、ガスケットlに喰い 込む連続した凹凸mが形成されている。
【0005】 また、図5は後者の実開平1−106675号公報に記載の先行技術を示し、 シリンダブロックnとタイミングギヤケースoとの間には成形ガスケットpが挟 持され、これらの接合面とオイルパンqの接合面との間には液状ガスケットrが 充填されている。そしてオイルパンqの接合面には、上記成形ガスケットpの端 面に対応した位置に液状ガスケットrを確実に保持するための凹溝sが設けられ ている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図3に示した従来例ではソフトガスケットdの使用を前提としてお り、鉄芯入りなどのハードガスケットが使用できないので強度及び密封性能の向 上に限界がある。また図4に示した従来例では、金属ガスケットjの端面に形成 したの凹凸mがガスケットlに喰い込む構造であって、ガスケットlの密封性能 が低下する虞がある。さらに、図5に示した従来例では、成形ガスケットpの端 面が液状ガスケットrに没入しない構造であるため、成形ガスケットpの端面と 液状ガスケットrとの間に隙間が生じる虞があって密封性能に不安が残る。
【0007】 そこで本考案は、密封性能を飛躍的に向上可能とした3部材間の接合面密封構 造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は、相互に面接合する3部材間の接合面密封 構造であって、第1部材と第2部材との接合面間には第3部材の接合面に向かっ て突出する舌片を有する成形ガッスケットを介設し、第3部材の接合面には上記 舌片が嵌入する凹部を形成すると共に、この凹部を含む第3部材の接合面側の間 隙には液状ガスケットを充填したことを手段としている。
【0009】 また本考案は、第1部材と第2部材との接合面間に第3部材の接合面に向かっ て突出する舌片を備えた成形ガスケットを介設し、第1部材及び第2部材と第3 部材との接合面間に上記舌片が嵌入する貫通孔を有するプレートを介設すると共 に、このプレートの両面側及び貫通孔の内面側の間隙に液状ガスケットを充填し たことも手段としている。
【0010】
【作用】
このような手段を採用した本考案の3部材間の接合面密封構造では、第1部材 と第2部材との接合面間が成形ガスケットにより密封され、また第1部材及び第 2部材と第3部材との接合面間が液状ガスケットにより密封される。この場合、 成形ガスケットはその舌片が液状ガスケットに十分没入してこれと一体化される ので、従来より確実な密閉性能が確保される。
【0011】 また、成形ガスケットは鉄芯入りなどのハードガスケットとすることができ、 そうすることで密封性能がより向上する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。 自動車用エンジンに適用した本考案の第1実施例を示す図1において、符号1 は第1部材としてのフロントカバー、符号2は第2部材としてのクランクケース 、符号3は第3部材としてのオイルパンをそれぞれ示している。
【0013】 図1(a)に示すように、フロントカバー1とクランクケース2との接合面1 a,2a間には、成形ガスケットとしての例えば鉄芯入りのハードガスケット4 が介設されて挟持されている。そしてこのハードガスケット4には、同図(b) にも示すように、その端面4aからオイルパン3の接合面3aに向かって突出す る舌片4bが一体に形成されている。
【0014】 一方、前記オイルパン3の接合面3aには、ハードガスケット4に形成された 舌片4bを嵌入させる凹部3bが形成されている。そしてこの凹部3b内を含め てオイルパン3の接合面3aと、これが対面するフロントカバー1の接合面1a ,クランクケース2の接合面2b,ハードガスケット4の端面4aとの間の間隙 内に液状ガスケット5が充填され、この状態でオイルパン3がフロントカバー1 及びクランクケース2に締結されている。
【0015】 このように構成された本考案の第1実施例では、フロントカバー1の接合面1 aとクランクケース2の接合面2aとの間がハードガスケット4により密封され 、またフロントカバー1の接合面1b,クランクケース2の接合面2b,及びハ ードガスケット4の端面4aと、オイルパン3の接合面3aとの間が液状ガスケ ット5により密封される。この場合、ハードガスケット4は、その舌片4bがオ イルパン3の凹部3bに嵌入して液状ガスケット5に十分没入しているので、液 状ガスケット5と一体化して確実な密封性能を発揮する。
【0016】 しかも、従来のようなソフトガスケットに代えてハードガスケット4を使用し ていることから、フロントカバー1とクランクケース2との締結力の増加にも強 度的に十分対応でき、密封性能を飛躍的に向上することができる。
【0017】 図2(a),(b)は本考案の第2実施例を示している。この第2実施例は、 フロントカバー1の接合面1aとクランクケース2の接合面2aとの間に挟持さ れるハードガスケット4にその端面4aからオイルパン3の接合面3aに向かっ て突出する舌片4bが一体に形成されている点は前記第1実施例と同様であるが 、オイルパン3の接合面3aには第1実施例のような凹部3bが形成されていな い。
【0018】 ここで、フロントカバー1及びクランクケース2の接合面1b,2bとオイル パン3の接合面3aとの間にはプレート6が介設され、このプレート6には前記 ハードガスケット4に形成された舌片4bを嵌入させる貫通孔6aが形成されて いる。そして上記貫通孔6a内を含めてプレート6とオイルパン3の接合面3a との間、及びプレート6とフロントカバー1の接合面1b,クランクケース2の 接合面2b,ハードガスケット4の端面4aとの間の間隙内に液状ガスケット5 が充填され、この状態でオイルパン3がフロントカバー1及びクランクケース2 に締結されている。
【0019】 このように構成された本考案の第2実施例においても、フロントカバー1の接 合面1aとクランクケース2の接合面2aとの間がハードガスケット4により密 封され、またフロントカバー1の接合面1b,クランクケース2の接合面2b, 及びハードガスケット4の端面4aと、オイルパン3の接合面3aとの間がプレ ート6及びその両面の液状ガスケット5により密封される。そしてこの場合も、 ハードガスケット4は、その舌片4bがプレート6の貫通孔6aに嵌入して液状 ガスケット5に十分没入しているので、液状ガスケット5と一体化して確実な密 封性能を発揮する。
【0020】 なお、本考案は前記実施例のように自動車用エンジンのフロントカバー1とク ランクケース2とオイルパン3との接合面間に限らず、相互に面接合する3部材 間の接合面には広く一般に適用できるものである。
【0021】
【考案の効果】
以上説明した通り本考案によれば、第1部材と第2部材との接合面間が成形ガ スケットにより密封され、また第1部材及び第2部材と第3部材との接合面間が 液状ガスケットにより密封されるのであり、成形ガスケットはその舌片が液状ガ スケットに十分没入してこれと一体化されるので、従来より確実な密閉性能を確 保することができる。
【0022】 また、成形ガスケットは鉄芯入りなどのハードガスケットとすることができ、 そうすることで密封性能を飛躍的に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示し、(a)は3部材間
の接合状況と共にその密封構造を示す断面図、(b)は
(a)のA−A線断面図である。
【図2】本考案の第2実施例を示し、(a)は3部材間
の接合状況と共にその密封構造を示す断面図、(b)は
(a)のB−B線断面図である。
【図3】本考案の従来例を示し、(a)及び(b)は共
に3部材間の接合状況と共にその密封構造を示す断面図
である。
【図4】本考案の先行例を示し、(a)は3部材間の接
合状況と共にその密封構造を示す断面図、(b)は
(a)のC−C線断面図である。
【図5】本考案の他の先行例につき、3部材間の接合状
況と共にその密封構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フロントカバー 1a 接合面 1b 接合面 2 クランクケース 2a 接合面 2b 接合面 3 オイルパン 3a 接合面 3b 凹部 4 ハードガスケット 4a 端面 4b 舌片 5 液状ガスケット 6 プレート 6a 貫通孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に面接合する3部材間の接合面密封
    構造であって、第1部材と第2部材との接合面間には第
    3部材の接合面に向かって突出する舌片を有する成形ガ
    ッスケットを介設し、第3部材の接合面には上記舌片が
    嵌入する凹部を形成すると共に、この凹部を含む第3部
    材の接合面側の間隙には液状ガスケットを充填したこと
    を特徴とする3部材間の接合面密封構造。
  2. 【請求項2】 相互に面接合する3部材間の接合面密封
    構造であって、第1部材と第2部材との接合面間には第
    3部材の接合面に向かって突出する舌片を備えた成形ガ
    スケットを介設し、第1部材及び第2部材と第3部材と
    の接合面間には上記舌片が嵌入する貫通孔を有するプレ
    ートを介設すると共に、このプレートの両面側及び貫通
    孔の内面側の間隙には液状ガスケットを充填したことを
    特徴とする3部材間の接合面密封構造。
JP1993042811U 1993-08-04 1993-08-04 3部材間の接合面密封構造 Expired - Lifetime JP2595733Y2 (ja)

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