JPH07125279A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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Publication number
JPH07125279A
JPH07125279A JP14483793A JP14483793A JPH07125279A JP H07125279 A JPH07125279 A JP H07125279A JP 14483793 A JP14483793 A JP 14483793A JP 14483793 A JP14483793 A JP 14483793A JP H07125279 A JPH07125279 A JP H07125279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
element array
gap
scanning direction
heat generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14483793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Sato
正倫 佐藤
Mitsuru Sawano
充 沢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP14483793A priority Critical patent/JPH07125279A/ja
Publication of JPH07125279A publication Critical patent/JPH07125279A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 サーマルヘッド10には、一定のギャップG
を保って複数の発熱素子11a〜11eを主走査方向に
ライン状に配列した第1の発熱素子アレイ11が設けら
れている。第1の発熱素子アレイ11と平行で、かつ副
走査方向に距離Pだけずれた状態で第2の発熱素子アレ
イ12が設けられている。この第2の発熱素子アレイ1
2は、各発熱素子間にギャップGが形成されているが、
第1の発熱素子アレイ11のギャップGと副走査方向に
おいて食い違っている。 【効果】 発熱素子間に形成されるギャップによって、
画素間に白スジが形成されるのを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタに用
いられるサーマルヘッドに関し、更に詳しくは、主走査
方向の温度分布が均一となるように改良したサーマルヘ
ッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマル記録には、大別にして感熱記録
方式と熱転写記録方式とがある。感熱記録方式は、サー
マルヘッドを感熱記録紙に押し当てて加熱することによ
って、画像を発色記録するものである。この感熱記録紙
には、シアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロ
ー感熱発色層を層設し、上層から熱記録を行うととも
に、次の感熱発色層を熱記録する前に紫外線を照射して
熱記録済みの感熱発色層を定着させるようにしたカラー
感熱記録紙がある。熱転写記録方式は、記録紙にインク
フイルムを密着させ、インクフイルムの背後からサーマ
ルヘッドで加熱し、インクフイルムのインクを記録紙に
転写するものである。
【0003】従来のサーマルヘッドは、矩形状をした複
数の発熱素子が一定のギャップ(非発熱部)を保ってラ
イン状に配列されており、各発熱素子を選択的に通電す
ることによって、各発熱素子は1個の画素内にインクド
ットを記録する。このサーマルヘッドを用いて熱記録す
る場合に、例えばサーマルヘッドと記録紙との相対移動
を等速で連続的とし、かつ各発熱素子の通電パルスを制
御することによって、副走査方向での記録濃度を均一に
することができる。しかし、主走査方向では、各発熱素
子間のギャップに温度の谷間が生じるので、このギャッ
プ部分の記録濃度が小さくなり、副走査方向に伸びたス
ジが表れる。
【0004】前述したスジを小さくするために、図3の
(A)に示すサーマルヘッド2が知られている。このサ
ーマルヘッド2は、複数の発熱素子3a〜3eが比較的
に狭いギャップ4を保って主走査方向にライン状に配列
されている。これらの各発熱素子3a〜3eには、狭い
スリット5が形成されている。また、発熱素子3a〜3
eの一端には個別の電極6a〜6eが形成され、他端に
は共通電極7が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3の(A)に示すサ
ーマルヘッド2は、各発熱素子3a〜3dにスリット5
を設けることで、ギャップ4の幅を狭くし、ギャップ4
によるスジの発生防止を図っているが、図3の(B)に
示すように、スリット5の部分は発熱しないから、その
温度が低くなってしまう。このために、主走査方向での
記録濃度を完全に一定にすることができなかった。
【0006】本発明は、主走査方向での記録濃度を均一
にし、副走査方向に平行に伸びたスジの発生を防止する
ことができるようにしたサーマルヘッドを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサーマルヘッドは、一定のギャップを保っ
て複数の発熱素子が主走査方向にライン状に配列された
第1の発熱素子アレイと、この第1の発熱素子アレイの
各発熱素子の端部にそれぞれ接続された複数の個別電極
と、第1の発熱素子アレイと同じギャップを保って複数
の発熱素子が主走査方向にライン状に配列されており、
各ギャップが第1の発熱素子アレイのギャップと主走査
方向で食い違うように、第1の発熱素子アレイに対して
主走査方向にずらした第2の発熱素子アレイと、第1及
び第2の発熱素子アレイのうち対応するもの同士を電気
的に接続する複数の中間電極と、第2の発熱素子アレイ
の各発熱素子の端部に接続された共通電極とを設けたも
のである。
【0008】
【作用】中間電極を介して接続された一対の発熱素子
が、同時に発熱して1個の画素を記録する。第1の発熱
素子アレイのギャップの延長線上に、第2の発熱素子ア
レイの発熱素子が位置するから、1画素内で主走査方向
の記録濃度を均一にすることができる。
【0009】
【実施例】図1(A)は、本発明のサーマルヘッド10
を模式的に示した平面図である。このサーマルヘッド1
0は、第1の発熱素子アレイ11、第2の発熱素子アレ
イ12、中間電極13a〜13e、個別電極14a〜1
4e、及び共通電極15等から構成されている。第1の
発熱素子アレイ11は、一定のギャップGを保って複数
の発熱素子11a〜11eを主走査方向にライン状に配
列したものである。この第1の発熱素子アレイ11の各
発熱素子11a〜11eの端部には、複数の個別電極1
4a〜14eがそれぞれ接続されている。
【0010】第2の発熱素子アレイ12は、第1の発熱
素子アレイ11と同じギャップGを保って複数の発熱素
子12a〜12eを主走査方向にライン状に配列したも
のであり、各ギャップGが第1の発熱素子アレイ11の
ギャップGと主走査方向で食い違うように、第1の発熱
素子アレイ11に対して主走査方向にPの長さだけずら
して配置されている。この第2の発熱素子アレイ12の
各発熱素子12a〜12eの端部には、共通電極15が
接続されている。
【0011】中間電極13a〜13eは、第1及び第2
の発熱素子アレイ11,12のうち対応する発熱素子1
1a〜11e,12a〜12e同士を電気的に接続して
いる。これにより、共通電極15と個別電極14a〜1
4eとの間にパルス電圧を印可すれば、中間電極13a
〜13eの各々を介して第1及び第2の発熱素子11a
〜11e,12a〜12eが同時に導通して発熱する。
【0012】図1(B)に示すように、第1の発熱素子
アレイ11を通電すると、点線で示すように発熱する。
他方、第2の発熱素子アレイ12を通電すると実線で示
すように発熱する。したがって、2つの発熱素子アレイ
11,12によって、主走査方向での発熱量はほぼ均一
となる。
【0013】各画素の記録時には、中間電極で接続され
た一対の発熱素子が同時に発熱する。例えば、共通電極
15に+電極を印可しておき、個別電極14aに−電極
を印可すると、発熱素子11a,12aが通電され、こ
れによって1個の画素が記録される。
【0014】図2は、厚膜タイプで作ったサーマルヘッ
ド10を示すものである。耐熱絶縁基板20の上には、
部分グレーズ21が積層されている。部分グレース21
は円柱面状に隆起して形成されている。この部分グレー
ズ21上には、第1の発熱素子アレイ11と第2の発熱
素子アレイ12とが形成されている。図面では、第1の
発熱素子アレイ11の発熱素子11aと、第2の発熱素
子アレイ12の発熱素子12aが示されている。これら
の発熱素子11,12aは、抵抗物質を蒸着、焼結等に
よって積層することで形成される。また、各発熱素子1
1a,12aの積層後に、中間電極13aが蒸着によっ
て形成される。これらの上には、保護層24が被膜され
ている。
【0015】上記実施例では、第1の発熱素子アレイ1
1と第2の発熱素子アレイ12とが個別に形成されてい
るが、部分グレーズ21上に、ジグザグ状をした1個の
発熱素子を積層し、これらの中央に中間電極13を積層
してもよい。こうすると、最も高温となる部分が中間電
極13によって短絡され、発熱することがないので、画
素の中央部分の記録濃度が高くなるので防ぐことでき
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1及び第2の発熱素子アレイを、各ギャップが第1の
発熱素子アレイのギャップと副走査方向で食い違うよう
に、第1の発熱素子アレイに対して主走査方向にずらし
て配置し、複数の中間電極で第1及び第2の発熱素子ア
レイのうち対応するもの同士を電気的に接続したから、
第1の発熱素子アレイのギャップの部分を第2の発熱素
子アレイで記録するから、主走査方向での記録濃度がほ
ぼ均一となる。したがって、隣接する発熱素子間のギャ
ップに起因する副走査方向に伸びた白スジの発生をなく
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のサーマルヘッドを模式的に示
した平面図であり、(B)は主走査方向における発熱量
を示すグラフである。
【図2】厚膜タイプのサーマルヘッドの副走査方向の断
面図である。
【図3】(A)は従来のサーマルヘッドを模式的に示し
た平面図であり、(B)は主走査方向における発熱量を
示すグラフである。
【符号の説明】
11 第1の発熱素子アレイ 12 第2の発熱素子アレイ 13 中間電極 14 個別電極 15 共通電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のギャップを保って複数の発熱素子
    が主走査方向にライン状に配列された第1の発熱素子ア
    レイと、この第1の発熱素子アレイの各発熱素子の端部
    にそれぞれ接続された複数の個別電極と、第1の発熱素
    子アレイと同じギャップを保って複数の発熱素子が主走
    査方向にライン状に配列されており、各ギャップが第1
    の発熱素子アレイのギャップと主走査方向で食い違うよ
    うに、第1の発熱素子アレイに対して主走査方向にずら
    した第2の発熱素子アレイと、第1及び第2の発熱素子
    アレイのうち対応するもの同士を電気的に接続する複数
    の中間電極と、第2の発熱素子アレイの各発熱素子の端
    部に接続された共通電極とを設けたことを特徴とするサ
    ーマルヘッド。
JP14483793A 1993-06-16 1993-06-16 サーマルヘッド Pending JPH07125279A (ja)

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JP14483793A JPH07125279A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 サーマルヘッド

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JP14483793A JPH07125279A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 サーマルヘッド

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JPH07125279A true JPH07125279A (ja) 1995-05-16

Family

ID=15371592

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JP14483793A Pending JPH07125279A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 サーマルヘッド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019064129A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 京セラ株式会社 サーマルヘッド及びサーマルプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019064129A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 京セラ株式会社 サーマルヘッド及びサーマルプリンタ

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