JPH07125121A - 表皮材と発泡体を有する樹脂積層物 - Google Patents

表皮材と発泡体を有する樹脂積層物

Info

Publication number
JPH07125121A
JPH07125121A JP27442693A JP27442693A JPH07125121A JP H07125121 A JPH07125121 A JP H07125121A JP 27442693 A JP27442693 A JP 27442693A JP 27442693 A JP27442693 A JP 27442693A JP H07125121 A JPH07125121 A JP H07125121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
resin
base material
propylene
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27442693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3173932B2 (ja
Inventor
Kazuo Ito
一男 伊藤
Hirofumi Murakami
博典 村上
Takashi Nakayama
隆 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP27442693A priority Critical patent/JP3173932B2/ja
Publication of JPH07125121A publication Critical patent/JPH07125121A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3173932B2 publication Critical patent/JP3173932B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 煩雑な操作を伴う前処理を必要とせず、具体
的にはプライマーや接着剤を使用することなく、ポリプ
ロピレンフォームなどの樹脂発泡体をラミネートした塩
ビレザー等の表皮材と特定の熱可塑性樹脂組成物から成
る基材との接着性良好な積層物を提供することを目的と
する。 【構成】 樹脂発泡体が裏面に積層された表皮材と基材
とがエチレン系三元共重合体を介して接着された積層物
であり、該基材が (A)プロピレン系重合体 30〜80重量% (B)変性プロピレン系重合体 5〜50重量% (C)末端に官能基を有するオリゴマー 0.5〜20
重量% から成る組成物から構成されて成る表皮材と発泡体を有
する樹脂積層物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂から成る基
材とポリプロピレンフォームなどの発泡体が裏面にラミ
ネートされた表皮材とをエチレン系三元共重合体を介し
て接着された積層物に関する。
【0002】
【従来の技術】プロピレン系重合体は、周知のごとく、
成形性が優れるばかりでなく、機械的特性、耐熱性、耐
溶剤性、耐油性及び耐薬品性のごとき特性が良好である
ため、広く工業用に製造され、自動車、電機器具、電子
器具などの部品及び日用品として多方面にわたって利用
されている。しかし、プロピレン系重合体は分子内に極
性基を有さないのみならず、殆どの有機溶剤に対する溶
解性が極端に低く種々の接着剤との密着性が非常に乏し
いため、種々の問題が生じてくる。一例として自動車内
装部品の一部であるドアライニングについて説明する。
自動車用ドアライニングは通常表皮材として塩ビレザー
が使用されており、この塩ビレザーにポリプロピレンフ
ォーム、ポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォーム
などの樹脂発泡体がラミネートされた積層物が使用され
ているが、塩ビレザーは剛性が低いためそのままでは使
用できず、ライニング材としての剛性を高めるために、
基材としてABS樹脂などの樹脂成形物や木粉などの充
填剤を配合したポリプロピレン系樹脂などのボードを用
い、これらの基材と接着剤を介在させて接着して用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車の軽量化
やコストダウン志向のもとに、ABS樹脂や木粉含有ポ
リプロピレン樹脂のかわりに安価でありかつ成形加工性
が良好なプロピレン系重合体が使われるようになってき
ている。しかし、前記のごとく、プロピレン系重合体は
分子内に極性基を有さないので化学的に極めて不活性な
物質であるため、塩化ビニルレザーにポリプロピレンフ
ォーム、ポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォーム
がラミネートされた積層物を接着するにあたり、あらか
じめ成形物(ドアライニング)にプロピレン系重合体に
親和性の高いプライマーを下塗りするか、あるいはプラ
ズマ処理、コロナ放電処理、紫外線照射処理などの前処
理を施した後、接着剤を塗布して前記塩ビレザー積層物
を接着させているのが現状である。このためにドアライ
ニングの生産工程に時間がかかり、コスト高となってい
る。従って、本発明は、前記した従来技術における問題
がなく、すなわち煩雑な操作を伴う前処理を必要とせ
ず、具体的にはプライマーや接着剤を使用することな
く、ポリプロピレンフォームなどの樹脂発泡体をラミネ
ートした塩ビレザー等の表皮材と特定の熱可塑性樹脂組
成物から成る基材との接着性良好な積層物を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意研究した結果、エチレン系三元重合体が
特定のプロピレン系重合体組成物から成る成形体基材及
び樹脂発泡体の両者に接着性が良好であることを見出
し、本発明をするに至った。
【0005】即ち、本発明に従えば、樹脂発泡体が裏面
に積層された表皮材と基材とがエチレン系三元共重合体
を介して接着された積層物であり、該基材が (A)プロピレン系重合体 30〜80重量% (B)変性プロピレン系重合体 5〜50重量% (C)末端に官能基を有するオリゴマー 0.5〜20
重量% から成る組成物から構成されて成る表皮材と発泡体を有
する樹脂積層物が提供される。
【0006】先ず基材から本発明を具体的に説明する。
本発明に使用される基材は、プロピレン系共重合体、変
性プロピレン系重合体、末端に官能基を有するオリゴマ
ー及び必要により無機充填材とから成る組成物で構成さ
れる。
【0007】(A)プロピレン系重合体 本発明に係る基材用組成物に配合されるプロピレン系重
合体は、例えばプロピレン単独重合体、プロピレンを主
成分とするエチレン及び/又はα−オレフィンとのブロ
ック共重合体並びにプロピレンを主成分とするエチレン
及び/又はα−オレフィンとのランダム共重合体から選
ばれる。このプロピレン系重合体のメルトフローレート
(MFR)(JIS K7210の方法に従って条件14
で測定)は好ましくは1.0〜100g/10分であ
り、特に好ましくは2.0〜60g/10分である。M
FRが1.0g/10分未満のプロピレン系重合体を使
用すると、変性プロピレン系重合体との混練性が悪くな
る傾向にあるばかりでなく、得られる組成物の成形性も
悪くなるおそれがあり、逆にMFRが、100g/10
分を超えるプロピレン系重合体を使用すると、得られる
組成物の機械的強度が低下する傾向にある。
【0008】(B)変性プロピレン系重合体 本発明に係る基材用組成物に配合される変性プロピレン
系重合体を製造するのに使用するプロピレン系重合体
は、前記したプロピレン系重合体と同じもので良いが、
変性すると一般にはMFR値が大きくなるので、変性前
のプロピレン系重合体のMFRは0.1〜5.0のもの
が好ましい。またエチレンを含む共重合体は変性のとき
に架橋されるので、これを避けたい場合にはプロピレン
単独重合体を使用するのが好ましい。本発明の変性プロ
ピレン系重合体は、これらのプロピレン系重合体をカル
ボキシル基、ヒドロキシル基、アミノ基、エポキシ基等
から選ばれた官能基を有する不飽和化合物で変性するこ
とによって製造したものである。
【0009】本発明において前記変性プロピレン系重合
体の製造に使用されるカルボキシル基を有する不飽和化
合物としては、例えば一塩基性不飽和カルボン酸及び二
塩基性不飽和カルボン酸並びにこれらの不飽和カルボン
酸の金属塩、アミド、イミド、エステル及び無水物が挙
げられる。これらのうち、一塩基性不飽和カルボン酸の
炭素数は通常多くとも30個が好ましく、25個以下が
特に好ましい。一塩基性不飽和カルボン酸の代表例とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸及びクロトン酸が挙げ
られる。また、二塩基性不飽和カルボン酸及びその誘導
体の代表例としては、二塩基性不飽和カルボン酸として
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸及びナディック酸、
その無水物として無水マレイン酸、ナディック酸無水物
及びテトラヒドロ無水フタル酸、そのエステルとしてマ
レイン酸モノエチル又はジエチル及びグリシジルメタク
リレート、更にイミドとしてマレイミドが挙げられる。
これらの不飽和カルボン酸又はその誘導体のうち、二塩
基性不飽和カルボン酸の無水物が好ましく、特に無水マ
レイン酸が好適である。
【0010】本発明において前記変性プロピレン系重合
体の製造に使用されるヒドロキシル基を有する不飽和化
合物としては、少なくとも1個の不飽和結合を有し、か
つヒドロキシル基を含有する化合物が挙げられる。この
ような化合物としては、例えばヒドロキシプロペン、ヒ
ドロキシブテン、ジヒドロキシブテン、ヒドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルクロトネート、ペンタヒドロ
キシヘキシルアクリレートなどを例示することができ
る。
【0011】本発明において前記変性プロピレン系重合
体の製造に使用されるアミノ基を有する不飽和化合物と
しては、アミノ基又は置換アミノ基を有する各種の不飽
和化合物が使用することができるが、工業的に入手し易
い点から、例えばN,N−ジメチルメタクリル酸−2−
アミノエチル、アリルアミン、アミノスチレン、メタク
リル酸アミノプロピルなどが好ましい。
【0012】本発明において前記変性プロピレン系重合
体の製造に使用されるエポキシ基を有する不飽和化合物
としては、不飽和グリシジルエステル類、不飽和グリシ
ジルエーテル類、エポキシアルケン類などで、例えばグ
リシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエー
テル、3,4−エポキシブテン、3,4−エポキシ−1
−ペンテンなどを挙げることができる。
【0013】前記した変性プロピレン系共重合体の製造
に使用される官能基含有不飽和化合物の使用量は少な過
ぎると得られた変性プロピレン系重合体を配合した組成
物から得られる表面層への接着性が悪くなるおそれがあ
り、また逆に多過ぎると使用量に応じた改良効果が得ら
れず、むしろプロピレン系重合体が有する本来の特性が
損なわれるおそれがあるため、プロピレン系重合体10
0重量部に対し、1.0〜10重量部の範囲で使用する
のが好ましい。
【0014】本発明における前記変性プロピレン系重合
体にはプロピレン系重合体と前記官能基を有する不飽和
化合物の共重合体も含まれるがグラフト変性が好まし
い。このような変性方法の例としては、プロピレン系重
合体と前記官能基含有不飽和化合物及びラジカル開始剤
を混合し、熱処理する方法がある。この熱処理は、押出
機、ニーダー、バンバリーミキサーなどを用い、150
〜300℃程度の温度で行うことができる。また他の方
法はプロピレン系重合体と前記官能基含有不飽和化合物
及びラジカル開始剤を有機溶媒に溶解し、加熱する方法
がある。更に他の方法としてはプロピレン系重合体の製
造時に共重合あるいはグラフト重合させる方法がある。
【0015】上記グラフト変性などの変性において使用
されるラジカル開始剤としては、ジクルミパーオキサイ
ド、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−第三級−ブチルパ
ーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第三級
−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,2′−ビル(t−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、第三級−ブ
チルパーオキシベンゾエートなどの有機過酸化物が挙げ
られる。このラジカル開始剤の使用量には特に制限はな
いが、プロピレン系重合体100重量部に対し、好まし
くは0.001〜10.0重量部である。
【0016】(C)末端に官能基を有するオリゴマー 本発明に係る基材用組成物に配合される末端に官能基を
有するオリゴマーとは、液状ゴム又はワックス状固体で
あって1分子中の少なくとも1つの末端に官能基を有す
るオリゴマーである。ここで官能基としては、ヒドロキ
シ基、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基、チオー
ル基等であり、互いに反応しないものであれば、これら
の2種以上を含んでもよい。これらのうちエチレン系三
元共重合体との親和性から、ヒドロキシ基又はアミノ基
を含むことが望ましい。
【0017】末端に官能基を有するオリゴマーの数平均
分子量は10,000以下であるのが好ましく、8,0
00以下が更に好ましく、1,500〜6,000が特
に好ましい。数平均分子量が10,000を超えると接
着性の向上が得られにくくなる傾向にある。
【0018】前記した末端に官能基を有するオリゴマー
は内部に不飽和結合を有するものが一般に安価に入手可
能である。該オリゴマーのヨウ素価(オリゴマー100
g中にヨウ素が付加するg数)は0〜50であることが
好ましく、更に好ましくは0〜30、特に好ましくは0
〜10である。このヨウ素価は低い方が本発明の樹脂組
成物成形体とエチレン系三元共重合体との接着強度に優
れる。
【0019】前記した末端に官能基を有するオリゴマー
は、それぞれ単独でも複数を混合物としても使用するこ
とができる。本発明における末端に官能基を有するオリ
ゴマーを具体的に例示すると、ポリブタジエン(重合様
式は1,2−又は1,4−のどちらでもよく、後者の場
合は2重結合がシス、トランスの何れであっても良
い)、ポリイソプレン、イソブチレン−イソプレン共重
合体(ブチルゴム)、ポリブタン、ブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体
(ブロック、ランダムの何れでも良い)、石油樹脂及び
これらを部分的もしくは完全に水素添加したもの等であ
って、1分子中の少なくとも一つの末端に官能基を有す
る数平均分子量が10,000以下のオリゴマーであ
る。
【0020】前記した末端に官能基を有するオリゴマー
は周知の方法によって製造することができる。これらは
市販品として例えば三菱化成(株)製ヒドロキシ基末端
水素添加1,4−ポリブタジエン(商品名ポリテール
H、ポリテールHA)、出光石油化学(株)製ヒドロキ
シ基末端水素添加ポリオレフィン(商品名エポール)、
日本曹達(株)製ヒドロキシ基末端1,2−ポリブタジ
エン(商品名NISSO−PB G−1000)、日本
曹達(株)製ヒドロキシ基末端水素添加1,2−ポリブ
タジエン(商品名NISSO−PB GI−100
0)、宇部興産(株)製アミノ基末端アクリロニトリル
−ブタジエンゴム(商品名Hycar−ATBN)等が
入手容易であり、好適に用いることができる。
【0021】(D)その他の添加物 本発明に係る基材用組成物には、前記各成分の他に一般
の合成樹脂及びゴムの分野において剛性や耐熱性をあげ
る目的で広く用いられている無機充填材を配合すること
ができる。このような無機充填材としては、例えばアル
ミニウム、銅、鉄、鉛、ニッケル、マグネシウム、カル
シウム、バリウム、亜鉛、ジルコニウム、モリブデン、
ケイ素、アンチモン、チタンなどの金属の酸化物、その
水和物(水酸化物)、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩のよう
な化合物、これらの複塩並びにこれらの混合物などを挙
げることができる。
【0022】これらの無機充填材のうち、粉末状のもの
はその径が30μm以下(更に好適には10μm以下)
のものが好ましい。また繊維状のものでは、径が0.1
〜20μm、長さが1.0〜150μmのものが好まし
い。更に、平板状のものは径が30μm以下のものが好
ましい。これらの無機充填材のうち、タルク、マイカ、
クレー、ワラストナイト、チタン酸カリ、炭酸カルシウ
ムなとが好適である。
【0023】本発明に係る基材用組成物には、更に、ポ
リオレフィン系樹脂、特に、ポリプロピレン系樹脂の分
野において一般に使用されている紫外線吸収剤、抗酸化
剤、耐候性安定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤
(顔料)などの添加剤をそれぞれの組成物や合成樹脂が
有する物性を実質的に損なわない範囲で配合することが
できる。
【0024】(E)組成割合 本発明に係る樹脂積層物を構成する基材は、前記したプ
ロピレン系重合体(A)、変性プロピレン系重合体
(B)、末端に官能基を有するオリゴマー(C)及び必
要に応じて無機充填材(D)を均一に混合した組成物か
ら構成される。
【0025】本発明に係る基材を構成する組成物に占め
る成分(A)、即ちプロピレン系重合体(A)の割合
は、組成物全重量に対し、30〜80重量%であり、好
ましくは35〜75重量%であり、特に好ましくは40
〜75重量%である。組成物中におけるプロピレン系重
合体(A)の割合が30重量%未満では、得られる積層
物の衝撃性が低下するので好ましくなく、逆に80重量
%を超えると、基材とエチレン系三元共重合体との接着
性が落ちるので好ましくない。
【0026】本発明に係る基材を構成する組成物に占め
る成分(B)、即ち変性プロピレン系重合体(B)の割
合は、組成物全重量に対し、5〜50重量%であり、好
ましくは5〜45重量%であり、特に好ましくは7〜4
0重量%である。組成物中における変性プロピレン系重
合体(B)の割合が5重量%未満では、基材とエチレン
系三元共重合体との接着性が良くなく、逆に50重量%
を超えて配合したとしても、使用量に応じた接着性の改
良効果が得られないのみならず、むしろ得られる積層物
の機械的強度が低下する傾向にあるので好ましくない。
【0027】本発明に係る基材を構成する組成物に占め
る成分(C)、即ち末端に官能基を有するオリゴマー
(C)の組成割合は、組成物全重量に対し、0.5〜2
0重量%であり、好ましくは1.0〜20重量%であ
り、特に好ましくは1.0〜15重量%である。組成物
中における末端に官能基を有するオリゴマーの割合が
0.5重量%未満では、基材とエチレン系三元共重合体
との接着性の向上が見られず、逆に20重量%を超える
と、むしろ得られる積層物の機械的強度が低下するので
好ましくない。
【0028】更に本発明に係る基材を構成する組成物に
無機充填材(D)を配合する場合には、無機充填材
(D)の配合量が少な過ぎると基材の剛性等の向上効果
が見られず、逆に多過ぎると耐衝撃性が低下するので、
その割合は(A),(B)及び(C)から成る樹脂成分
100重量部に対し、1〜35重量部が好ましい。更に
組成物中における無機充填材の割合が1重量%未満で
は、積層物の耐熱性や剛性の改良効果が見られない。
【0029】基材の製造方法 本発明に係る樹脂積層物に用いる基材を前記した基材用
組成物から製造する場合、各組成成分を均一に混合して
もよく、組成成分の一部をあらかじめ混合し、いわゆる
マスターバッチを製造し、このマスターバッチと残りの
組成成分を混合してもよい。
【0030】本発明において用いる前記基材用組成物を
製造するには、合成樹脂の分野において一般に行われて
いる方法を適用すればよい。混合方法としては、ヘンシ
ェルミキサーのごとき混合機を使ってドライブレンドす
る方法並びにロールミル、スクリュー式押出機、ニーダ
ー及びバンバリーミキサーのごとき混合機を用いて溶融
混練する方法が挙げられる。この際、あらかじめ組成成
分をドライブレンドし、得られた混合物を更に溶融混練
させることによって一層均一な組成物を得ることができ
る。また、組成物はペレット状とするのが、以下におい
て説明する成形物を製造する場合に、取扱い上の点にお
いて好ましい。
【0031】本発明に係る基材は、熱可塑性樹脂の分野
において一般に行われている射出成形法、プレス成形
法、押出成形法などの成形方法によって、あらかじめ所
望の成形物に製造されたものを使用することができる。
前記の溶融混練する場合でも、成形する場合でも、使わ
れる熱可塑性樹脂の融点よりも高い温度で実施する必要
がある。しかし、あまり高い温度で実施すると、用いら
れる前記高分子材料が熱分解することがある。溶融混練
温度及び成形温度は、それぞれの材料の種類、組成割合
によって一概に規定することはできないが、一般には1
80〜300℃、好ましくは180〜280℃である。
【0032】表皮材 本発明に係る表皮材と発泡体を有する樹脂積層物を構成
する表皮材の代表的なものとしては塩化ビニルレザーが
あり、その他熱可塑性エラストマー、ファブリックなど
も使用することができる。表皮材の塩化ビニルは、一般
に使用されている軟質塩化ビニル樹脂を、カレンダー加
工もしくはTダイ押出機によりシート状に成形した、い
わゆるレザーであり、レザーの肉厚は好ましくは0.2
〜1.5mmであり、表面硬度(ショアーA硬度)は好ま
しくは25〜60である。これらの表皮材の裏面には樹
脂発泡体(フォーム)が通常接着剤を用いてラミネート
されている。
【0033】本発明に従って表皮材の裏面に用いられる
樹脂発泡体としては、一般にはポリプロピレンフォー
ム、ポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォームなど
が使用される。該フォームの発泡倍率は好ましくは15
〜40倍であり、肉厚は好ましくは2〜5mmである。
【0034】エチレン系三元共重合体 本発明に係る樹脂積層物を構成するのに使用されるエチ
レン系三元共重合体は代表的にはエチレンと無水マレイ
ン酸と重合性不飽和炭素結合を有する第三成分の化合物
を高圧下でラジカル重合して得られる共重合体である。
かかる第三成分の化合物としては、α,β−不飽和カル
ボン酸アルキルエステルが望ましく、具体的には、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル
酸オクチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ベンジ
ル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メ
タクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸N,N−ジメチルアミノエチル、フマル酸メチル、
フマル酸エチル、フマル酸プロピル、フマル酸ブチル、
フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジプロ
ピル、フマル酸ジブチル、マレイン酸メチル、マレイン
酸エチル、マレイン酸プロピル、マレイン酸ブチル、マ
レイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジ
プロピル、マレイン酸ジブチル等を例示することができ
る。
【0035】本発明に係る樹脂積層物を構成するエチレ
ン系三元共重合体中に占める無水マレイン酸の組成量は
全共重合体成分の0.5〜20重量%が好ましい。無水
マレイン酸の組成量が0.5重量%より少なくなると接
着性の向上が見られず、20重量%を超えると共重合体
が非晶性となり、取扱が困難になるばかりでなく、ポリ
エチレンの持つ特性が失われる傾向にある。エチレン系
三元共重合体中に占める第三成分の組成量は全共重合体
成分の0.5〜30重量%が好ましい。第三成分の組成
量が0.5重量%より少なくなると柔軟性が失われるば
かりでなく、接着性の向上が見られず、逆に30重量%
を超えると共重合体が非晶性となり、取扱が困難になる
ばかりでなく、ポリエチレンの持つ特性が失われる傾向
にある。
【0036】前記したエチレン系三元共重合体は好まし
くはメルトインデックスが5〜40g/10min であ
り、融点が70〜100℃になるように調整される。本
発明において使用することができる、その他のエチレン
系三元共重合体としては前記の無水マレイン酸に代え
て、無水イタコン酸、ヒドロキシエチルアクリレート等
を用いたエチレン系三元共重合体を挙げることができ
る。これらのエチレン系三元共重合体は、驚くべきこと
に、比較的低温の熱プレスなどで表皮材材の外観や樹脂
発泡体の形状などを損なうことなく、表皮材裏面の樹脂
発泡体と基材との間に介在して両者を強力に接着する。
【0037】積層物の製法 本発明に係る樹脂積層物を、表皮材、樹脂発泡体、基材
及びエチレン系三元共重合体より製造する一般的な例を
示せば、表皮材と樹脂発泡体は一般的な接着剤(例えば
エポキシ系接着剤、クロロプレン系接着剤等)を使用し
てラミネートし、次にインフレーション成形又はTダイ
成形によって50〜100μm程度の厚さのフィルムに
したエチレン系三元共重合体を前記ラミネート及び基材
に挟み熱プレスで加熱圧着する方法やこれを真空成形す
る方法、ラミネートした樹脂発泡体面に三元共重合体を
押し出しコーティングした積層材を基材に熱プレス又は
熱ロールで加熱圧着する方法、更には、三元共重合体を
粉砕して粉末にしたのち熱プレス上に置いた基材に振り
かけ、その上、前記ラミネートを熱プレスする方法等を
挙げることができる。更に具体的には、例えば基材の表
面をイソプロピルアルコールのような揮発性の高い有機
溶剤によりワイピングし、その後80℃オーブン内にて
15分間加温したあと予めエチレン系三元共重合体の融
点以上、好ましくは70〜100℃に加熱された表皮材
裏面の樹脂発泡体とエチレン系三元共重合体を介して相
互に貼り合わせ加熱プレスもしくは真空成形を使って圧
力が0.5kg/cm2 で30秒間圧着し接着された樹脂積
層物を得ることができる。
【0038】
【作用】本発明に係る樹脂積層物においては、基材とし
て用いる熱可塑性樹脂組成物中に配合した変性プロピレ
ン系重合体(B)及び末端に官能基を有するオリゴマー
(C)が基材の表面に極性基に富んだ化学的に活性なサ
イトを与え、エチレン系三元共重合体の官能基と結合
し、強力な接着力を付与し、またエチレン系三元共重合
体は表皮材の裏面に積層された樹脂発泡体との接着力も
良好であり、基材と樹脂発泡体との間に、従来のように
プライマーや接着剤を使用しなくても表皮材と基材との
接着性が著しく向上するという所望の効果が得られる。
【0039】実施例及び比較例 以下、実施例によって本発明を更に詳しく説明する。表
I(その1及びその2)に実施例及び比較例で使用し
た、市販のポリプロピレンフォームがラミネートされた
塩ビレザー(以下、表皮材という)と、基材及びエチレ
ン系三元共重合体の種類を示した。
【0040】表II(その1及びその2)に示す組合せの
表皮材と基材を使用し、これらを80℃の温度にて15
分間加温した後、エチレン系三元共重合体の75μm厚
みのフィルムをこれらの間に挟んで相互に貼りあわせ、
加熱プレス機を使って圧力0.5kg/cm2Gで30秒間圧
着し、積層物を作成した。得られた積層物を、恒温室
(温度23℃、相対湿度50%)の中で48時間放置し
た後、積層物からサンプルを切り取り、落錘衝撃強度、
室温接着性、耐熱接着性の測定を行った。それらの結果
を表II(その1及びその2)に示す。
【0041】なお、実施例及び比較例における強度、室
温接着性及び耐熱接着性の評価に使用した積層物は、以
下に示す方法で作成した。落錘衝撃強度は、室温23
℃、RH50%の恒温室内において、1/4インチRの
撃心を用い、3kgの重りを任意の高さから落とし、撃心
が積層物を貫通しないときの値を求めた。
【0042】室温接着性は、試験片を25mm幅に切断
し、試験片の樹脂部より塩化ビニルシートを強制的に剥
離させた後、残りの密着部を引っ張り試験機を用いて2
00mm/分の速度でPVCシートに対して逆方向(18
0度)に引っ張り、剥離強度を測定することによって求
めた。
【0043】耐熱接着性は、試験片を80℃に調整した
恒温室にて300時間放置した後、80℃の温度におい
て前記と同様に引っ張り、剥離強度を測定することによ
って求めた。表II(その1及びその2)の室温接着性及
び耐熱接着性の欄において、「材質破壊」とは、表皮材
の樹脂発泡体が破壊したことを意味する。
【0044】尚、実施例及び比較例において表皮材とし
て使用した塩ビレザー及び基材の熱可塑性樹脂組成物に
使用した(A)〜(D)の重合体及び無機充填剤につい
て物性などを下記に示す。
【0045】塩ビレザー 塩ビレザー(1):表面層の塩ビレザーの肉厚が0.5
mm、ショアーA硬度が40であり、樹脂発泡体の肉厚が
2.5mmで発泡倍率が35倍であるポリプロピレンフォ
ーム 塩ビレザー(2):表面層の塩ビレザーの肉厚が0.7
mm、ショアーA硬度が50であり、フォームの肉厚が
3.0mmで発泡倍率が30倍であるポリウレタンフォー
ム 塩ビレザー(3):表面層の塩ビレザーの肉厚が1.0
mm、ショアーA硬度が35であり、フォームの肉厚が
2.5mmで発泡倍率が25倍であるポリエチレンフォー
【0046】エチレン系三元及び二元共重合体 ET(1):エチレン含有量が82重量%、無水マレイ
ン酸含有量が3.5重量%、メチルメタクリレート含有
量が14.5重量%から成る共重合体 ET(2):エチレン含有量が93重量%、無水マレイ
ン酸が5.2重量%、メタクリレート含有量が1.8重
量%から成る共重合体 ET(3):エチレン含有量が99.2重量%、無水マ
レイン酸含有量が0.8重量%から成る共重合体 ET(4):及びエチレン含有量が99.6重量%、メ
チルメタクリレート含有量が0.4重量%から成る共重
合体
【0047】プロピレン系重合体(A) PP(1):MFRが15g/10分であり、エチレン
含有量が8.8重量%であるプロピレン/エチレンブロ
ック共重合体 PP(2):MFRが20g/10分であるプロピレン
単独重合体 PP(3):MFRが17g/10分であり、エチレン
含有量が3.1重量%であるプロピレン/エチレンラン
ダム共重合体
【0048】変性プロピレン系重合体(B) 変性樹脂(1):MFRが0.5g/10分であるプロ
ピレン単独重合体100重量部、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(第三級−ブチル−パーオキシ)ヘキサン
1.2重量部及び無水マレイン酸0.8重量部をヘンシ
ェルミキサーに添加し、5分間ドライブレンドした。得
られた混合物をフルフライト型スクリューを装備したノ
ンベント式押出機(径40mm)に供給し、180〜20
0℃の温度範囲で溶融させながら混練反応を行い、変性
オレフィン系樹脂を製造した。 変性樹脂(2):プロピレン系重合体は前記と同じもの
を使用し、その100重量部に対し0.6重量部のベン
ゾイルパーオキサイド及び5重量部のグリシジルメタク
リレートをヘンシェルミキサーに添加し、5分間ドライ
ブレンドを行った。これを前記押出機に供給し170〜
190℃の温度範囲で溶融させながら混練反応を行い、
変性オレフィン系樹脂を製造した。 変性樹脂(3):MFRが0.5g/10分であるプロ
ピレン単独重合体85重量部とムーニー粘度が20のエ
チレン/α−オレフィン共重合ゴム15重量部に0.5
重量部の2,2−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロ
ピル)ベンゼン及び4重量部の2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートをヘンシェルミキサーに添加し、5分間ド
ライブレンドを行った。これを押出機温度170〜20
0℃で前記同様変性オレフィン系樹脂を製造した。 変性樹脂(4):MFRが0.5g/10分であるプロ
ピレン単独重合体85重量部とムーニー粘度が20のエ
チレン/α−オレフィン共重合ゴム15重量部に1重量
部のジクミルパーオキサイド及び5重量部のN,N′−
ジメチルメタクリル酸−2−アミノエチルをヘンシェル
ミキサーに添加し、5分間ドライブレンドを行った。こ
れを押出機温度165〜200℃で前記同様変性オレフ
ィン系樹脂を製造した。
【0049】末端に官能基を有するオリゴマー(C) オリゴマー(1):ワックス状水素添加両末端ヒドロキ
シ化1,4−ポリブタジエン、1,4−結合80%、数
平均分子量2,800、ヨウ素価1.5、平均ヒドロキ
シ基数2.3個分子 オリゴマー(2):両末端アミノ化ブタジエン−ニトリ
ルゴム、アクリロニトリル含有量16.5%、数平均分
子量4,000、ヨウ素価330、アミン当量900
【0050】無機充填材(D) 炭カル:無機充填材として、平均粒径が2.0μmであ
り、かつアスペクト比が5.0であるタルク、平均粒径
が0.5μmである軽質炭酸カルシウム マイカ:平均粒径が5.0μmのマイカ
【0051】調製例1〜12 表I(その1及びその2)にそれぞれの種類及び配合量
を示した各重合体及び無機充填材(使用する場合)をあ
らかじめヘンシェルミキサーを使って5分間ドライブレ
ンドし、得られた各混合物を樹脂温度200℃において
ベント付二軸押出機(径30mm)を用いて溶融混練を行
い、ペレット状の各組成物を製造した。得られた各組成
物の各ペレットを、5オンスの射出成形機を使用して平
板状成形物(厚さ3mm、140×140mm)を成形し
た。このようにして得られた平板状成形物を表I(その
1及びその2)に示すように成形物(A)〜(F)(実施
例)及び成形物(I)〜(VI)(比較例)とした。この各
平板状成形物を積層物の基材として使用した。
【0052】実施例1〜6及び比較例1〜8 表II(その1及びその2)に実施例及び比較例で使用し
た、市販のポリプロピレンフォームがラミネートされた
塩ビレザー(以下、表皮材材という)と、基材及びエチ
レン系三元共重合体の種類を示した。表II(その1及び
その2)に示す組合せの表皮材材と基材を使用し、これ
らを80℃の温度にて15分間加温した後、つまりエチ
レン系三元共重合体の75μm厚みのフィルムをこれら
の間に挟んで相互に貼りあわせ、加熱プレス機を使って
圧力が0.5kg/cm2 で30秒間圧着し、積層物を作成
した。得られた積層物を、恒温室(温度23℃、相対湿
度50%)の中で48時間放置した後、積層物からサン
プルを切り取り、落錘衝撃強度、室温接着性、耐熱接着
性の測定を行った。それらの結果を表IIに示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂発泡体が裏面に積層された表皮材と
    基材とがエチレン系三元共重合体を介して接着された積
    層物であり、該基材が (A)プロピレン系重合体 30〜80重量% (B)変性プロピレン系重合体 5〜50重量% (C)末端に官能基を有するオリゴマー 0.5〜20
    重量% から成る組成物から構成されて成る表皮材と発泡体を有
    する樹脂積層物。
  2. 【請求項2】 前記エチレン系三元共重合体がエチレン
    50〜90重量%、無水マレイン酸0.5〜20重量%
    及びα,β−不飽和カルボン酸アルキルエステル0.5
    〜30重量%から成る請求項1に記載の樹脂積層物。
  3. 【請求項3】 前記変性プロピレン系重合体がプロピレ
    ン系重合体をヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ
    基及びエポキシ基から選ばれた少なくとも一つの官能基
    を有する不飽和化合物で変性したものである請求項1又
    は2に記載の樹脂積層物。
JP27442693A 1993-11-02 1993-11-02 表皮材と発泡体を有する樹脂積層物 Expired - Fee Related JP3173932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27442693A JP3173932B2 (ja) 1993-11-02 1993-11-02 表皮材と発泡体を有する樹脂積層物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27442693A JP3173932B2 (ja) 1993-11-02 1993-11-02 表皮材と発泡体を有する樹脂積層物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07125121A true JPH07125121A (ja) 1995-05-16
JP3173932B2 JP3173932B2 (ja) 2001-06-04

Family

ID=17541514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27442693A Expired - Fee Related JP3173932B2 (ja) 1993-11-02 1993-11-02 表皮材と発泡体を有する樹脂積層物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3173932B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3173932B2 (ja) 2001-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1672046B1 (en) Thermoplastic elastomers having improved adhesive properties
JPH0730217B2 (ja) 熱可塑性エラストマ−組成物
US4562230A (en) Modified polyolefin composition and process for producing the same
TW201609916A (zh) 黏著性改質之烯烴系熱塑性彈性體,特別是tpe-v,tpe-o
JP2017210608A (ja) 接着剤及びこれよりなる積層体
US20020077427A1 (en) Process for producing epoxidized organic polymer, thermoplastic resin composition, primer composition, unvulcanized rubber composition, rubber moldings, and process for producing the moldings
WO2001068785A1 (fr) Adhesif, procede de production de stratifie avec l'adhesif, et stratifie
JP5270855B2 (ja) 水分散型ヒートシール剤用組成物
JPH08164588A (ja) 複合プラスチック成形品
JP3173932B2 (ja) 表皮材と発泡体を有する樹脂積層物
JP3173931B2 (ja) 表皮材及び発泡体を有する樹脂積層物
EP4023683A1 (en) Modified polyolefin resin, and dispersion composition
JPS629135B2 (ja)
JPS61296079A (ja) ポリアミド系接着剤組成物および積層物
JPH0345101B2 (ja)
JP2000143896A (ja) 官能化エラストマー組成物の製造方法
JP3194813B2 (ja) サンドイッチ樹脂成形物
JP7333766B2 (ja) 電解質膜接着用樹脂組成物、電解質膜接着用樹脂フィルム、及び電解質膜接着用樹脂フィルムの製造方法
JP2000119455A (ja) エチレン−酢酸ビニル共重合体組成物、その成形品とその塗装方法
JPH10273586A (ja) 変性ゴム・ウレタン樹脂組成物、その製造法および成形品
JPH08269252A (ja) 熱可塑性重合体組成物、その製造法及び該組成物からなる射出成形体
JPH0781012A (ja) 複合プラスチック成形品
JP4919532B2 (ja) ポリエチレン系樹脂組成物
JP2804493B2 (ja) プロピレン系重合体組成物,その成形物および接着方法
JPS61272255A (ja) プロピレン系重合体組成物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees