JPH07124660A - ピアス加工方法 - Google Patents
ピアス加工方法Info
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- JPH07124660A JPH07124660A JP27201093A JP27201093A JPH07124660A JP H07124660 A JPH07124660 A JP H07124660A JP 27201093 A JP27201093 A JP 27201093A JP 27201093 A JP27201093 A JP 27201093A JP H07124660 A JPH07124660 A JP H07124660A
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- work
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- hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被加工部の内側に芯金を配置できない形状の
ワークに、芯金を用いることなく孔周縁の変形が小さい
孔又はピアス孔を簡単な加工工程で加工することができ
るピアス加工方法を提供する。 【構成】 この発明に係るピアス加工方法は、ワーク1
0の被加工部10aをクランプする第1工程と、ワーク
10の一方側から他方側に向って第1のパンチ30を打
ち込み、この第1のパンチ30の先端30aをワーク1
0の他方側に突出せしめる第2工程と、第1のパンチ3
0の対向側、つまりワーク10の他方側から第2のパン
チ40を一方側に向って打ち込み、この第2のパンチ4
0の先端40aをワーク10の一方側に突出せしめる第
3工程とからなり、所定形状の一対の孔又はピアス孔1
1,12をワーク10に加工するようにしたことを特徴
としている。
ワークに、芯金を用いることなく孔周縁の変形が小さい
孔又はピアス孔を簡単な加工工程で加工することができ
るピアス加工方法を提供する。 【構成】 この発明に係るピアス加工方法は、ワーク1
0の被加工部10aをクランプする第1工程と、ワーク
10の一方側から他方側に向って第1のパンチ30を打
ち込み、この第1のパンチ30の先端30aをワーク1
0の他方側に突出せしめる第2工程と、第1のパンチ3
0の対向側、つまりワーク10の他方側から第2のパン
チ40を一方側に向って打ち込み、この第2のパンチ4
0の先端40aをワーク10の一方側に突出せしめる第
3工程とからなり、所定形状の一対の孔又はピアス孔1
1,12をワーク10に加工するようにしたことを特徴
としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パイプ状のワークに
直径方向に貫通した一対の孔又はピアス孔を加工するピ
アス加工方法に関する。
直径方向に貫通した一対の孔又はピアス孔を加工するピ
アス加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイプ状のワークへのピアス加工
方法としては、例えば図13に示すものが一般に採用さ
れている。
方法としては、例えば図13に示すものが一般に採用さ
れている。
【0003】すなわち、従来のピアス加工方法は、図1
3(a)に示すワーク1の被加工部1a内面にリング状
の芯金2を挿入する予備工程と、同図(b)に示す芯金
2を挿入したワーク1の被加工部1aを一対のクランプ
ダイス3によりクランプする第1工程と、同図(c)に
示すワーク1の被加工部1aを挟んで直径方向に対向し
て配置された一対のパンチ4をワーク1の被加工部1a
に同時に又は所定のタイムラグをもって打ち込み、パン
チ4の先端4aを芯金2内に突出せしめる第2工程とか
らなっており、これらの各工程によって図13(d)に
示すように直径方向に貫通した所定形状、例えば楕円形
状の一対の孔又はピアス孔1bをワーク1に加工するこ
とができる。
3(a)に示すワーク1の被加工部1a内面にリング状
の芯金2を挿入する予備工程と、同図(b)に示す芯金
2を挿入したワーク1の被加工部1aを一対のクランプ
ダイス3によりクランプする第1工程と、同図(c)に
示すワーク1の被加工部1aを挟んで直径方向に対向し
て配置された一対のパンチ4をワーク1の被加工部1a
に同時に又は所定のタイムラグをもって打ち込み、パン
チ4の先端4aを芯金2内に突出せしめる第2工程とか
らなっており、これらの各工程によって図13(d)に
示すように直径方向に貫通した所定形状、例えば楕円形
状の一対の孔又はピアス孔1bをワーク1に加工するこ
とができる。
【0004】上記予備工程において、芯金2の外周面
は、孔又はピアス孔1bの孔周縁の変形を極力小さくす
るために被加工部1aの内周面に接するように配置され
ており、また、芯金2には加工されるべき一対の孔又は
ピアス孔1bと対向する位置に、孔又はピアス孔1bの
孔形状より少許大きい一対のにげ孔2aが直径方向に貫
通して形成されている。
は、孔又はピアス孔1bの孔周縁の変形を極力小さくす
るために被加工部1aの内周面に接するように配置され
ており、また、芯金2には加工されるべき一対の孔又は
ピアス孔1bと対向する位置に、孔又はピアス孔1bの
孔形状より少許大きい一対のにげ孔2aが直径方向に貫
通して形成されている。
【0005】また、第1工程において、クランプダイス
3には、芯金2の一対のにげ孔2aと対向する位置に孔
又はピアス孔1bの孔形状と同一の一対のガイド孔3a
が貫通して形成されている。
3には、芯金2の一対のにげ孔2aと対向する位置に孔
又はピアス孔1bの孔形状と同一の一対のガイド孔3a
が貫通して形成されている。
【0006】さらに、第2工程において、パンチ4は孔
又はピアス孔1bと同一の断面形状を有しており、クラ
ンプダイス3のガイド孔3aに沿ってワーク1に打ち込
まれる。
又はピアス孔1bと同一の断面形状を有しており、クラ
ンプダイス3のガイド孔3aに沿ってワーク1に打ち込
まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したピアス加工方
法は、図13(d)に示すようにワーク1の被加工部1
aに芯金2を配置することができるワーク1に対して
は、適用することができるが、図7に示すように、被加
工部10aの直径が左右両端部10b,10cの直径よ
り大きいワーク10の場合には、被加工部10aの内周
面に接するような芯金2を被加工部10aに配置するこ
とができない。したがって、上述したピアス加工方法を
適用することができない。
法は、図13(d)に示すようにワーク1の被加工部1
aに芯金2を配置することができるワーク1に対して
は、適用することができるが、図7に示すように、被加
工部10aの直径が左右両端部10b,10cの直径よ
り大きいワーク10の場合には、被加工部10aの内周
面に接するような芯金2を被加工部10aに配置するこ
とができない。したがって、上述したピアス加工方法を
適用することができない。
【0008】しかしながら、芯金2を配置しないでピア
ス加工すると孔又はピアス孔の周縁の変形が非常に大き
くなり、品質を大幅に低下させるばかりでなく、摩擦抵
抗増大等により機能も低下させるという問題が発生す
る。
ス加工すると孔又はピアス孔の周縁の変形が非常に大き
くなり、品質を大幅に低下させるばかりでなく、摩擦抵
抗増大等により機能も低下させるという問題が発生す
る。
【0009】そこで、図7に示すようなワーク10のピ
アス加工方法として従来は、パンチにより数回部分カッ
トしたり、又は機械加工して孔又はピアス孔を加工して
いた。このため、製造工程が多くなったり、又は機械加
工費が高くなったりしてコスト高の要因となっていた。
アス加工方法として従来は、パンチにより数回部分カッ
トしたり、又は機械加工して孔又はピアス孔を加工して
いた。このため、製造工程が多くなったり、又は機械加
工費が高くなったりしてコスト高の要因となっていた。
【0010】この発明は、上述した従来技術の問題点を
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
被加工部の内側に芯金を配置できない形状のパイプ状の
ワークに、孔周縁の変形が小さい孔又はピアス孔を、芯
金を用いることなく簡単な加工工程で加工することがで
きるピアス加工方法を提供することにある。
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
被加工部の内側に芯金を配置できない形状のパイプ状の
ワークに、孔周縁の変形が小さい孔又はピアス孔を、芯
金を用いることなく簡単な加工工程で加工することがで
きるピアス加工方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、被加工部の内側に芯金を配置できない
形状のパイプ状のワークに、芯金を用いることなく、ワ
ークの直径方向に貫通した一対の孔又はピアス孔を加工
するピアス加工方法であって、ワークの被加工部をクラ
ンプする第1工程と、ワークの一方側から他方側に向っ
て第1のパンチを打ち込み、この第1のパンチの先端を
ワークの他方側に突出せしめる第2工程と、前記第1の
パンチの対向側、つまりワークの他方側から第2のパン
チを前記一方側に向って打ち込み、この第2のパンチの
先端をワークの一方側に突出せしめる第3工程とからな
り、所定形状の一対の孔又はピアス孔をワークに加工す
るようにしたことを特徴としている。
め、この発明は、被加工部の内側に芯金を配置できない
形状のパイプ状のワークに、芯金を用いることなく、ワ
ークの直径方向に貫通した一対の孔又はピアス孔を加工
するピアス加工方法であって、ワークの被加工部をクラ
ンプする第1工程と、ワークの一方側から他方側に向っ
て第1のパンチを打ち込み、この第1のパンチの先端を
ワークの他方側に突出せしめる第2工程と、前記第1の
パンチの対向側、つまりワークの他方側から第2のパン
チを前記一方側に向って打ち込み、この第2のパンチの
先端をワークの一方側に突出せしめる第3工程とからな
り、所定形状の一対の孔又はピアス孔をワークに加工す
るようにしたことを特徴としている。
【0012】
【作用】この発明に係るピアス加工方法によれば、被加
工部の内側に芯金を配置出来ないパイプ状のワークに、
芯金を用いることなく、第1のパンチと第2のパンチと
の協働作用により孔周縁の変形が殆どない一対の孔又は
ピアス孔を、直径方向に貫通して加工することができ
る。これによって、加工工程を簡易化することができる
と共に、製造コストを低減化することができる。
工部の内側に芯金を配置出来ないパイプ状のワークに、
芯金を用いることなく、第1のパンチと第2のパンチと
の協働作用により孔周縁の変形が殆どない一対の孔又は
ピアス孔を、直径方向に貫通して加工することができ
る。これによって、加工工程を簡易化することができる
と共に、製造コストを低減化することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
【0014】この発明は、図1に示すように、被加工部
10aの内側に芯金を配置できない形状のパイプ状のワ
ーク10に、芯金を用いることなく、ワーク10の直径
方向に貫通した一対の孔又はピアス孔11,12を加工
するピアス加工方法であって、この加工工程の概要を図
1に基づいて説明する。
10aの内側に芯金を配置できない形状のパイプ状のワ
ーク10に、芯金を用いることなく、ワーク10の直径
方向に貫通した一対の孔又はピアス孔11,12を加工
するピアス加工方法であって、この加工工程の概要を図
1に基づいて説明する。
【0015】図1(a)は、ワーク10の被加工部10
aを一対のクランプダイス50によりクランプする第1
工程、図1(b)はワーク10の一方側から他方側に向
って第1のパンチ30を打ち込み、この第1のパンチ3
0の先端30aをワーク10の他方側に突出せしめる第
2工程、図1(c)は第1のパンチ30の対向側、つま
りワーク10の他方側から第2のパンチ40を一方側に
向って打ち込み、この第2のパンチ40の先端40aを
ワーク10の一方側に突出せしめる第3工程をそれぞれ
示しており、これらの各工程によって図1(d)に示す
ようにワーク10に一対の孔又はピアス孔11,12を
加工することができる。
aを一対のクランプダイス50によりクランプする第1
工程、図1(b)はワーク10の一方側から他方側に向
って第1のパンチ30を打ち込み、この第1のパンチ3
0の先端30aをワーク10の他方側に突出せしめる第
2工程、図1(c)は第1のパンチ30の対向側、つま
りワーク10の他方側から第2のパンチ40を一方側に
向って打ち込み、この第2のパンチ40の先端40aを
ワーク10の一方側に突出せしめる第3工程をそれぞれ
示しており、これらの各工程によって図1(d)に示す
ようにワーク10に一対の孔又はピアス孔11,12を
加工することができる。
【0016】さらに、この発明に係るピアス加工方法を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0017】この実施例に係るパイプ状のワーク10
は、図7に示すように被加工部10aの直径が左右両端
部10b,10cの直径より大きく設定されている。
は、図7に示すように被加工部10aの直径が左右両端
部10b,10cの直径より大きく設定されている。
【0018】このワーク10の被加工部10aに直径方
向に貫通した一対の孔又はピアス孔、例えば楕円状の孔
又はピアス孔11,12を加工するに際しては、まず、
図2及び図3に示すようにワーク10の被加工部10a
の外周に一対のクランプダイス50を装着し、このクラ
ンプダイス50によりワーク10に圧縮力を加える(図
1(a)に示す第1工程)。このクランプダイス50に
は、加工されるべき一対の孔又はピアス孔11,12と
対向する位置に、孔又はピアス孔11,12と同一形状
の一対のガイド孔51,52が貫通して形成されてい
る。
向に貫通した一対の孔又はピアス孔、例えば楕円状の孔
又はピアス孔11,12を加工するに際しては、まず、
図2及び図3に示すようにワーク10の被加工部10a
の外周に一対のクランプダイス50を装着し、このクラ
ンプダイス50によりワーク10に圧縮力を加える(図
1(a)に示す第1工程)。このクランプダイス50に
は、加工されるべき一対の孔又はピアス孔11,12と
対向する位置に、孔又はピアス孔11,12と同一形状
の一対のガイド孔51,52が貫通して形成されてい
る。
【0019】ついで、図4に示すように、ワーク10の
一方側、すなわちクランプダイス50の上方のガイド孔
51に対向して配置された第1のパンチ30を、ガイド
孔51の左端縁51aに沿って挿入する。
一方側、すなわちクランプダイス50の上方のガイド孔
51に対向して配置された第1のパンチ30を、ガイド
孔51の左端縁51aに沿って挿入する。
【0020】この第1のパンチ30のシャー角部30b
は、図8に示すように、大きな曲率半径をもって右側に
45゜以下に設定されている。また、第1のパンチ30
の軸部30cの断面形状は、孔又はピアス孔11の左端
縁11aを基準として中央部より右端縁11b側に若干
延出した孔又はピアス孔11の一半部と同一の形状に形
成されている。
は、図8に示すように、大きな曲率半径をもって右側に
45゜以下に設定されている。また、第1のパンチ30
の軸部30cの断面形状は、孔又はピアス孔11の左端
縁11aを基準として中央部より右端縁11b側に若干
延出した孔又はピアス孔11の一半部と同一の形状に形
成されている。
【0021】そして、この第1のパンチ30をワーク1
0の他方側に向って打ち込み、第1のパンチ30の先端
30aを下方のガイド孔52内に突出させることによっ
て、ワーク10の一方側に孔又はピアス孔11の一半部
を加工する(図1(b)に示す第2工程)。
0の他方側に向って打ち込み、第1のパンチ30の先端
30aを下方のガイド孔52内に突出させることによっ
て、ワーク10の一方側に孔又はピアス孔11の一半部
を加工する(図1(b)に示す第2工程)。
【0022】ついで、図5に示すように第1のパンチ3
0を旧位置させた後、ワーク10の他方側、すなわちク
ランプダイス50の下方のガイド孔52に対向して配置
された第2のパンチ40を、ガイド孔52の右端縁52
aに沿って挿入する。
0を旧位置させた後、ワーク10の他方側、すなわちク
ランプダイス50の下方のガイド孔52に対向して配置
された第2のパンチ40を、ガイド孔52の右端縁52
aに沿って挿入する。
【0023】この第2のパンチ40のシャー角部40b
は、図9に示すように、大きな曲率半径をもって左側に
45゜以下に設定されており、また、第2のパンチ40
の軸部40cの断面は、孔又はピアス孔12の右端縁1
2aを基準として中央部より左端縁12b側に若干延出
した孔又はピアス孔12の他半部と同一の形状に形成さ
れている。
は、図9に示すように、大きな曲率半径をもって左側に
45゜以下に設定されており、また、第2のパンチ40
の軸部40cの断面は、孔又はピアス孔12の右端縁1
2aを基準として中央部より左端縁12b側に若干延出
した孔又はピアス孔12の他半部と同一の形状に形成さ
れている。
【0024】そして、この第2のパンチ40をワーク1
0の他方側から一方側に向って打ち込み、その先端40
aを上方のガイド孔51内に突出させる(図1(c)に
示す第3工程)。
0の他方側から一方側に向って打ち込み、その先端40
aを上方のガイド孔51内に突出させる(図1(c)に
示す第3工程)。
【0025】ついで、図6に示すように、第2のパンチ
40を旧位置に復帰させることによって、同図及び図7
に示すように、ワーク10に一対の孔又はピアス孔1
1,12を加工することができる。
40を旧位置に復帰させることによって、同図及び図7
に示すように、ワーク10に一対の孔又はピアス孔1
1,12を加工することができる。
【0026】なお、この孔又はピアス孔11,12加工
時に、図10に示すように、ワーク10の一方側のピア
ス11の左端縁にダレ11dが、右端縁側に少許のバリ
11eがそれぞれ発生すると共に、ワーク10の他方側
のピアス12の左端縁側に少許のバリ12eが、右端縁
側にダレ12dがそれぞれ発生するが、このバリ11
e,12eはヤスリなどによって簡単に取り除くこがで
きる。
時に、図10に示すように、ワーク10の一方側のピア
ス11の左端縁にダレ11dが、右端縁側に少許のバリ
11eがそれぞれ発生すると共に、ワーク10の他方側
のピアス12の左端縁側に少許のバリ12eが、右端縁
側にダレ12dがそれぞれ発生するが、このバリ11
e,12eはヤスリなどによって簡単に取り除くこがで
きる。
【0027】また、第1のパンチ30及び第2のパンチ
40のシャー角部30b,40bは、図11及び図12
に示すように直線状にしてもよい。
40のシャー角部30b,40bは、図11及び図12
に示すように直線状にしてもよい。
【0028】また、上記実施例では、第1のパンチ30
を旧位置に復帰させた後、第2のパンチ40を打ち込む
ようにしたが、第1のパンチ30を旧位置に復帰させつ
つ、第2のパンチ40を打ち込むようにしてもよい。
を旧位置に復帰させた後、第2のパンチ40を打ち込む
ようにしたが、第1のパンチ30を旧位置に復帰させつ
つ、第2のパンチ40を打ち込むようにしてもよい。
【0029】上述したように、この発明に係るピアス加
工方法によれば、被加工部10aの内側に芯金を配置で
きない図7に示すような形状のワーク10に、第1のパ
ンチ30と第2のパンチ40との協働作用により、芯金
を用いることなく、孔周縁の変形が小さい一対の孔又は
ピアス孔11,12を直径方向に貫通して加工すること
ができる。これによって、加工工程を簡易化することが
できると共に、製造コストを低減化することができる。
工方法によれば、被加工部10aの内側に芯金を配置で
きない図7に示すような形状のワーク10に、第1のパ
ンチ30と第2のパンチ40との協働作用により、芯金
を用いることなく、孔周縁の変形が小さい一対の孔又は
ピアス孔11,12を直径方向に貫通して加工すること
ができる。これによって、加工工程を簡易化することが
できると共に、製造コストを低減化することができる。
【0030】また、ワーク10の外周にクランプダイス
50により圧縮力を加えながら孔又はピアス孔11,1
2を加工をしていると共に、第1のパンチ30及び第2
のパンチ40のシャー角を45゜以下に設定しているの
で、孔又はピアス孔11,12の孔周縁の変形を極めて
小さくすることができる。
50により圧縮力を加えながら孔又はピアス孔11,1
2を加工をしていると共に、第1のパンチ30及び第2
のパンチ40のシャー角を45゜以下に設定しているの
で、孔又はピアス孔11,12の孔周縁の変形を極めて
小さくすることができる。
【0031】
【発明の効果】上述した通り、この発明によれば、ピア
ス加工部の内側に芯金を配置できない形状のワークに、
第1のパンチと第2のパンチとの協働作用により、芯金
を用いることなく、孔周縁の変形が小さい一対の孔又は
ピアス孔を直径方向に貫通して加工することができる。
これによって、加工工程を簡易化することができると共
に、製造コストを低減化することができる。
ス加工部の内側に芯金を配置できない形状のワークに、
第1のパンチと第2のパンチとの協働作用により、芯金
を用いることなく、孔周縁の変形が小さい一対の孔又は
ピアス孔を直径方向に貫通して加工することができる。
これによって、加工工程を簡易化することができると共
に、製造コストを低減化することができる。
【図1】(a)はこの発明に係るピアス加工方法の第1
工程の概要を示す説明図、(b)は同じく第2工程の概
要を示す説明図、(c)は同じく第3工程の概要を示す
説明図、(d)は同じく孔又はピアス孔加工後のワーク
の概要を示す説明図である。
工程の概要を示す説明図、(b)は同じく第2工程の概
要を示す説明図、(c)は同じく第3工程の概要を示す
説明図、(d)は同じく孔又はピアス孔加工後のワーク
の概要を示す説明図である。
【図2】この発明に係るピアス加工方法の第1工程の詳
細を示す断面説明図である。
細を示す断面説明図である。
【図3】図2のIII −III 矢視断面説明図である。
【図4】この発明に係るピアス加工方法の第2工程の詳
細を示す断面説明図である。
細を示す断面説明図である。
【図5】同じく第3工程の詳細を示す断面説明図であ
る。
る。
【図6】同じく第3工程終了後の状態を示す断面説明図
である。
である。
【図7】同じく孔又はピアス孔加工後のワークの斜視説
明図である。
明図である。
【図8】第1のパンチの斜視説明図である。
【図9】第2のパンチの斜視説明図である。
【図10】孔又はピアス孔の孔周縁の拡大断面説明図で
ある。
ある。
【図11】第1のパンチの変形例を示す断面説明図であ
る。
る。
【図12】第2のパンチの変形例を示す断面説明図であ
る。
る。
【図13】(a)は従来例に係るピアス加工方法の予備
工程を示す断面説明図、(b)は同じく第1工程を示す
断面説明図、(c)は同じく第2工程を示す断面説明
図、(d)は同じく孔又はピアス孔加工後のワークの斜
視説明図である。
工程を示す断面説明図、(b)は同じく第1工程を示す
断面説明図、(c)は同じく第2工程を示す断面説明
図、(d)は同じく孔又はピアス孔加工後のワークの斜
視説明図である。
10 ワーク 10a 被加工部 11 孔又はピアス孔 12 孔又はピアス孔 30 第1のパンチ 30a 先端 30b シャー角部 40 第2のパンチ 40a 先端 40b シャー角部 50 クランプダイス 51 ガイド孔 52 ガイド孔
Claims (5)
- 【請求項1】 被加工部の内側に芯金を配置できない形
状のパイプ状のワークに、芯金を用いることなく、ワー
クの直径方向に貫通した一対の孔又はピアス孔を加工す
るピアス加工方法であって、ワークの被加工部をクラン
プする第1工程と、ワークの一方側から他方側に向って
第1のパンチを打ち込み、この第1のパンチの先端をワ
ークの他方側に突出せしめる第2工程と、前記第1のパ
ンチの対向側、つまりワークの他方側から第2のパンチ
を前記一方側に向って打ち込み、この第2のパンチの先
端をワークの一方側に突出せしめる第3工程とからな
り、所定形状の一対の孔又はピアス孔をワークに加工す
るようにしたことを特徴とするピアス加工方法。 - 【請求項2】 前記第1工程において、ワークに圧縮力
を加えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のピ
アス加工方法。 - 【請求項3】 前記第2及び第3の各工程において、前
記第1のパンチを打ち込み後、この第1のパンチを旧位
置に復帰させ、しかる後、前記第2のパンチを打ち込む
ようにしたことを特徴とする請求項1記載のピアス加工
方法。 - 【請求項4】 前記第2及び第3の各工程において、前
記第1のパンチを打ち込み後、この第1のパンチを旧位
置に復帰させつつ、第2のパンチを打ち込むようにした
ことを特徴とする請求項1記載のピアス加工方法。 - 【請求項5】 前記第1及び第2のパンチのシャー角を
45゜以下に設定したことを特徴とする請求項1記載の
ピアス加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27201093A JPH07124660A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | ピアス加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27201093A JPH07124660A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | ピアス加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07124660A true JPH07124660A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17507883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27201093A Pending JPH07124660A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | ピアス加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07124660A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101245707B1 (ko) * | 2010-12-23 | 2013-03-25 | 주식회사 포스코 | 하이드로포밍 제품의 슬러그리스 홀 가공 방법 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27201093A patent/JPH07124660A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101245707B1 (ko) * | 2010-12-23 | 2013-03-25 | 주식회사 포스코 | 하이드로포밍 제품의 슬러그리스 홀 가공 방법 |
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