JPH07123735A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH07123735A
JPH07123735A JP5267637A JP26763793A JPH07123735A JP H07123735 A JPH07123735 A JP H07123735A JP 5267637 A JP5267637 A JP 5267637A JP 26763793 A JP26763793 A JP 26763793A JP H07123735 A JPH07123735 A JP H07123735A
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inductor
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で入力電流歪み及び電源投入時の突
入電流を抑制し、しかも制御の容易な電源装置を提供す
る。 【構成】インダクタL2を介して電解コンデンサC1に
平滑直流電圧を出力する降圧チョッパーと、インダクタ
L2と直流導通要素Zとを介して電解コンデンサC1に
平滑直流電圧を出力する昇降圧チョッパーと、脈流電圧
Vinと電解コンデンサC1に得られる直流電圧Vdc
の大小関係に応じて、交流電源Vsの投入時には降圧チ
ョッパーにより電解コンデンサC1を充電して入力突入
電流を抑制し、定常時には昇降圧チョッパーにより電解
コンデンサC1を充電して電解コンデンサC1の直流電
圧Vdcを負荷Fに供給するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交流電源を整流平滑し、
負荷に供給する電源装置であって、特に入力電流歪みと
電源投入時の突入電流を抑制する機能を備えた電源装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の昇圧チョッパー式の電源装
置の回路図である。以下、その回路構成について説明す
る。交流電源VsはダイオードブリッジDBの交流入力
端子に接続されている。ダイオードブリッジDBの直流
出力端子には、インダクタL2とトランジスタQ3の直
列回路が接続されている。トランジスタQ3の両端に
は、ダイオードD3を介して平滑用のコンデンサC1が
接続されている。コンデンサC1には負荷Fが並列接続
されている。トランジスタQ3がONのときには、ダイ
オードブリッジDBの整流出力によりインダクタL2に
電流が流れてエネルギーが蓄積される。トランジスタQ
3がOFFすると、前記インダクタL2の蓄積エネルギ
ーによりインダクタL2の両端に電圧が誘起され、この
電圧がダイオードブリッジDBの整流出力と重畳され
て、ダイオードD3を介してコンデンサC1が充電され
る。これにより、コンデンサC1にはダイオードブリッ
ジDBの整流出力を昇圧した直流電圧が得られる。
【0003】図8は従来の昇降圧チョッパー式の電源装
置の回路図である。この回路では、ダイオードブリッジ
DBの直流出力端子にインダクタL2とトランジスタQ
3を直列接続し、インダクタL2の両端にダイオードD
3を介して平滑用のコンデンサC1が接続されている。
トランジスタQ3がONのときには、ダイオードブリッ
ジDBの整流出力によりインダクタL2に電流が流れて
エネルギーが蓄積される。トランジスタQ3がOFFす
ると、前記インダクタL2の蓄積エネルギーによりイン
ダクタL2の両端に電圧が誘起され、この電圧がダイオ
ードD3を介してコンデンサC1が充電される。
【0004】図9は従来の降圧チョッパー式の電源装置
の回路図である。この回路では、ダイオードブリッジD
Bの直流出力端子の一端にインダクタL2を介してコン
デンサC1の一端を接続し、ダイオードブリッジDBの
直流出力端子の他端にトランジスタQ3を介してコンデ
ンサC1の他端を接続したものであり、インダクタL2
とコンデンサC1の直列回路にはダイオードD3が図示
された極性で接続されている。トランジスタQ3がON
のときには、インダクタL2を介してコンデンサC1に
電流が流れて、コンデンサC1が充電されると共に、イ
ンダクタL2にエネルギーが蓄積される。トランジスタ
Q3がOFFすると、インダクタL2の蓄積エネルギー
によりインダクタL2の両端に電圧が誘起され、ダイオ
ードD3を介してコンデンサC1に電流が流れる。これ
により、コンデンサC1には、ダイオードブリッジDB
の整流出力を降圧した直流電圧が得られる。
【0005】一般に知られる平滑直流電源回路として
は、図7の昇圧チョッパー回路、図8の昇降圧チョッパ
ー回路、図9の降圧チョッパー回路があるが、これらの
電源回路に対する課題として、電源投入時の突入電流抑
制と入力電流歪み改善が挙げられる。昇圧チョッパー回
路は入力電流歪み改善の効果はあるが、電源投入時の突
入電流抑制が困難である。また、降圧チョッパー回路は
電源投入時の突入電流抑制の効果はあるが、入力電流歪
み改善が困難である。昇降圧チョッパー回路のみが両方
の課題を解決できる。
【0006】一方、負荷として高周波インバータ回路を
用いた場合、小型化、薄型化、コストダウンのために、
インバータ回路とチョッパー回路のスイッチング素子を
兼用することがある。その従来例(特願平4−3819
2号)を図10に示した。この回路は、昇降圧チョッパ
ー回路のスイッチング素子とハーフブリッジ式インバー
タ回路のスイッチング素子を兼用した例である。以下、
その回路構成について説明する。交流電源Vsには、ダ
イオードブリッジDBの交流入力端子が接続されてい
る。ダイオードブリッジDBの直流出力端子には、イン
ダクタL2とトランジスタQ1の直列回路が接続されて
いる。インダクタL2の両端には、ダイオードD4を介
して平滑用のコンデンサC1が接続されている。コンデ
ンサC1の両端には、コンデンサC3,C4の直列回路
が接続されており、また、トランジスタQ1とダイオー
ドD3とトランジスタQ2の直列回路が接続されてい
る。負荷Fの一端はトランジスタQ2とダイオードD3
の接続点に接続されており、負荷Fの他端はコンデンサ
C3,C4の接続点に接続されている。トランジスタQ
2の両端にはダイオードD2が逆並列接続されている。
トランジスタQ1とダイオードD3の直列回路には、ダ
イオードD1が逆並列接続されている。
【0007】以下、この回路の動作について説明する。
まず、昇降圧チョッパー回路としての動作について説明
する。トランジスタQ1がONのとき、ダイオードブリ
ッジDB、インダクタL2、トランジスタQ1、ダイオ
ードブリッジDBを介して電流が流れて、インダクタL
2にエネルギーが蓄積される。トランジスタQ1がオフ
すると、インダクタL2、コンデンサC1、ダイオード
D4、インダクタL2の経路で電流が流れて、コンデン
サC1が充電される。次に、ハーフブリッジインバータ
回路としての動作について説明する。トランジスタQ1
がオン、トランジスタQ2がオフのときには、コンデン
サC1、トランジスタQ1、ダイオードD3、負荷F、
コンデンサC4、コンデンサC1の経路で電流が流れ
る。また、トランジスタQ2がオン、トランジスタQ1
がオフのときには、コンデンサC1、コンデンサC3、
負荷F、トランジスタQ2、コンデンサC1の経路で電
流が流れる。この動作を交互に繰り返し、コンデンサC
1の平滑直流電圧が高周波に変換されて、負荷Fに供給
される。
【0008】この回路では、トランジスタQ1が昇降圧
チョッパー回路とインバータ回路の両方のスイッチング
素子として動作する。また、昇降圧チョッパー回路を備
えるので、突入電流抑制及び入力電流歪み改善の効果は
得られる。しかしながら、昇降圧チョッパー回路による
コンデンサC1の充電は、トランジスタQ1のオフ時に
インダクタL2の誘起電圧のみによって行われる。この
とき、インダクタL2の電流はコンデンサC1の電圧に
比例した傾きで減少して行く。トランジスタQ1のオン
時のストレス等を考えると、インダクタL2の電流がゼ
ロになるまでトランジスタQ1はオフしておくのが望ま
しい。電源投入直後のコンデンサC1の電圧が低いとき
は、インダクタL2の電流の減少は緩やかでトランジス
タQ1のオフ期間が長くなる。トランジスタQ1のオン
・オフとインダクタL2の電流の関係を図11に示す。
図中、VinはダイオードブリッジDBの整流出力とし
て得られる入力電圧、VdcはコンデンサC1に得られ
る直流電圧である。
【0009】ここで、インバータの動作を考えると、ト
ランジスタQ1がオフのとき、トランジスタQ2はオン
しており、トランジスタQ1とトランジスタQ2のオン
時間比が極端に異なることになる。すると、負荷Fに安
定な高周波電力を供給できないばかりでなく、負荷Fに
LC共振回路を含むときは進相モードになり、スイッチ
ング素子に過大なストレスが加わる場合がある。
【0010】図12は他の従来例であり、切替スイッチ
SWがB側に接続されているときは、昇降圧チョッパー
回路として動作し、A側に接続されているときは、昇圧
チョッパー回路として動作する。電源投入時には、切替
スイッチSWをB側に接続することにより昇降圧チョッ
パー回路として動作させて突入電流を抑制し、定常時に
は切替スイッチSWをA側に接続することにより昇圧チ
ョッパー回路として動作させるものである。この従来例
においても、チョッパー回路とインバータ回路とでスイ
ッチング素子を兼用しているので、図10の従来例と同
様の問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、簡単な構成で入力電流歪み及び電源投入時の突入電
流を抑制し、しかも制御の容易な電源装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置にあっ
ては、上記の課題を解決するために、図1に示すよう
に、交流電源Vsを整流する整流器DBと、整流器DB
が出力する脈流電圧を受け、第1のインダクタL2を介
して電解コンデンサC1に平滑直流電圧を出力する降圧
チョッパーと、前記整流器DBが出力する脈流電圧を受
け、前記第1のインダクタL2と直流導通要素Zとを介
して電解コンデンサC1に平滑直流電圧を出力する昇降
圧チョッパーと、整流器DBが出力する脈流電圧Vin
と電解コンデンサC1に得られる直流電圧Vdcの大小
関係に応じて、交流電源Vsの投入時には降圧チョッパ
ーにより電解コンデンサC1を充電して入力突入電流を
抑制し、定常時には昇降圧チョッパーにより電解コンデ
ンサC1を充電して電解コンデンサC1の直流電圧Vd
cを負荷Fに供給するように、前記降圧チョッパー又は
昇降圧チョッパーから電解コンデンサC1に平滑直流電
圧を出力するように切り換える切換手段とを有すること
を特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、電源投入時には突入電流抑制
のために降圧チョッパーを動作させ、定常時には入力電
流歪みの改善のために昇降圧チョッパーを動作させ、し
かも両チョッパーの動作が交流電源Vsからの入力電圧
Vinと電解コンデンサC1に得られる直流電圧Vdc
の大小関係により自動的に切り替わるように構成したの
で、回路構成が簡単であり、小型・軽量で安価な電源装
置ができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の回路図である。
以下、その回路構成について説明する。交流電源Vsは
ダイオードブリッジDBの交流入力端子に接続されてい
る。ダイオードブリッジDBの直流出力端子には、イン
ダクタL2とダイオードD5の直列回路を介して、トラ
ンジスタQ1とQ2の直列回路が接続されている。トラ
ンジスタQ1の両端には、ダイオードD1が逆並列接続
されており、また、共振用のインダクタL1と直流カッ
ト用のコンデンサC3の直列回路を介して放電灯Laが
並列接続されている。放電灯Laのフィラメントの非電
源側端子間には、共振用のコンデンサC2が並列接続さ
れている。共振用のコンデンサC2は予熱電流経路を兼
ねている。ダイオードブリッジDBの直流出力端子に
は、ダイオードD4,D6の直列回路が図示された極性
で接続されている。ダイオードD4,D6の接続点は、
ダイオードD3を介してトランジスタQ1,Q2の接続
点に接続されている。トランジスタQ1とダイオードD
3の直列回路には、平滑用のコンデンサC1が接続され
ている。コンデンサC1には直流電圧Vdcが得られ
る。インダクタL2とダイオードD5の接続点とトラン
ジスタQ1,Q2の接続点の間には、直流導通要素Zが
接続されている。トランジスタQ2の両端には、ダイオ
ードD2を逆並列接続しても良い。このダイオードD2
は省略しても良い。なお、本実施例では、インダクタL
1とコンデンサC2及び放電灯Laを含む共振回路を負
荷としているが、これに限定されるものではない。
【0015】以下、本実施例の動作について説明する。
まず、電源投入時の突入電流抑制のための動作について
説明する。トランジスタQ2がオンのときには、ダイオ
ードブリッジDB、インダクタL2、ダイオードD5、
コンデンサC1、ダイオードD3、トランジスタQ2、
ダイオードブリッジDBを通る第1の経路で電流が流れ
る。また、ダイオードブリッジDB、インダクタL2、
直流導通要素Z、トランジスタQ2、ダイオードブリッ
ジDBを通る第2の経路で電流が流れる。これら2つの
電流経路のうち、第1の電流経路は降圧チョッパーを構
成している。電源投入直後のコンデンサC1が未だ充電
されていないときにはダイオードブリッジDBの整流出
力として得られる入力電圧Vinは、コンデンサC1の
直流電圧Vdcよりも高く、入力電流は主に第1の電流
経路を流れて、降圧チョッパーとして動作する。その理
由は、ダイオードD5、コンデンサC1、ダイオードD
3の直列回路に対して直流導通要素Zが並列接続されて
いるので、直流導通要素Zの電圧はコンデンサC1の電
圧Vdcによってクランプされる。したがって、第2の
電流経路は制限され、実質上、第1の電流経路のみを介
して電流が流れて、降圧チョッパーの動作となる。トラ
ンジスタQ2がオフしたときには、インダクタL2、ダ
イオードD5、コンデンサC1、ダイオードD4、イン
ダクタL1を通る経路、あるいは、インダクタL2、直
流導通要素Z、ダイオードD1、コンデンサC1、ダイ
オードD4、インダクタL2を通る経路で電流が流れ
て、インダクタL2の誘起電圧でコンデンサC1を充電
する。コンデンサC1がある程度充電されても、電源電
圧の瞬時値VinがコンデンサC1の電圧Vdcよりも
高いとき、即ち、Vin>Vdcの期間には同様の動作
となる。
【0016】次に、コンデンサC1が充電され、常にV
in<Vdcの状態では、トランジスタQ2がオンする
と、前記第2の電流経路でのみ入力電流が流れる。これ
は昇降圧チョッパーの動作となり、入力電流歪みの改善
がなされる。この回路は、電源投入後の突入電流抑制を
降圧チョッパーの動作によって行い、入力電流歪みの改
善を昇降圧チョッパーの動作によって行っている。しか
も、降圧チョッパーと昇降圧チョッパーとの切替えは入
力電圧VinとコンデンサC1の直流電圧Vdcの大小
関係で自動的に行われる。したがって、回路構成は複雑
にならず、小型で安価なものとなる。さらに、本回路で
は、突入電流抑制を降圧チョッパーにより行うようにし
たので、トランジスタQ2がオンのときには、コンデン
サC1を充電しながら入力電流が流れるため、インダク
タL2の電流の立上りが緩やかとなり、電流のピークが
低くなる。したがって、トランジスタQ2のオフ時間も
従来例に比べて短くなり、制御が容易である。図2にト
ランジスタQ2のオン時とオフ時にインダクタL2に流
れる電流の波形を示す。これにより、非常に簡単で小型
な照明用インバータ装置が実現できる。
【0017】図3は本発明の第2実施例の回路図であ
る。本実施例では、直流導通要素ZとしてインダクタL
3を用いたものである。電源投入直後のVin>Vdc
のとき、トランジスタQ2がオンすると、ダイオードD
5,D3が導通し、インダクタL3にはコンデンサC1
の電圧Vdc以上の電圧は印加されない。したがって、
実質的にダイオードブリッジDB、インダクタL2、ダ
イオードD5、コンデンサC1、ダイオードD3、トラ
ンジスタQ2、ダイオードブリッジDBを通る第1の電
流経路を通る降圧チョッパーのみの動作となる。トラン
ジスタQ2がオフすると、インダクタL2,L3、ダイ
オードD1、コンデンサC1、ダイオードD4、インダ
クタL2の経路で電流が流れてコンデンサC1を充電す
る。Vin<Vdcになると、トランジスタQ2がオン
してもダイオードD5,D3は非導通であり、インダク
タL2,L3には入力電圧Vinをインダクタンス値で
分圧した電圧が印加され、ダイオードブリッジDB、イ
ンダクタL2、インダクタL3、トランジスタQ2、ダ
イオードブリッジDBの経路で入力電流が流れる。トラ
ンジスタQ2がオフすると、インダクタL2,L3、ダ
イオードD1、コンデンサC1、ダイオードD4、イン
ダクタL2の経路で電流が流れてコンデンサC1を充電
する。これにより、昇降圧チョッパー動作に切り替わ
る。本実施例の効果については、図1の実施例と同様で
ある。
【0018】図4は本発明の第3の実施例の回路図であ
る。本実施例では、直流導通要素Zとして抵抗Rを用い
たものである。動作及び効果は図1の実施例と同様であ
るが、この例では第2の電流経路上に抵抗Rが存在する
ため、効率上不利である。この場合には、抵抗RをNT
Cサーミスタ、つまり、負温度特性のサーミスタとする
と、定常時には自己温度上昇のために抵抗値が下がり、
電力ロスが減るようになる。
【0019】図5は本発明の第4実施例の回路図であ
る。本実施例では、負荷部分をトランスTで電源から絶
縁したものである。動作及び効果は図1の実施例と同様
である。また、インバータはハーフブリッジインバータ
に限る必要はなく、フルブリッジインバータ、プッシュ
プルインバータにも適用可能である。
【0020】図6は本発明の第5実施例の回路図であ
る。本実施例では、インバータとして一石インバータを
用いたものであり、トランジスタQ1とダイオードD1
の並列回路に代えて、共振用のインダクタL3とコンデ
ンサC4の並列回路が接続されている。また、直流カッ
ト用のコンデンサC3は省略されている。電源投入時の
降圧チョッパー動作並びに定常時の昇降圧チョッパー動
作及び効果は図1の実施例と同様である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、電源投入時には突入電
流抑制のために降圧チョッパーを動作させ、定常時には
入力電流歪みの改善のために昇降圧チョッパーを動作さ
せ、しかも両チョッパーの動作が電源からの入力電圧と
電解コンデンサに得られる直流電圧の大小関係により自
動的に切り替わるように構成したので、回路構成が簡単
であり、小型・軽量で安価な電源装置が実現できる。ま
た、負荷に高周波電力を供給するインバータのスイッチ
ング素子をチョッパー用の素子として兼用させれば、非
常に小型のインバータ装置が実現でき、例えば照明用イ
ンバータ装置として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の動作波形図である。
【図3】本発明の第2実施例の回路図である。
【図4】本発明の第3実施例の回路図である。
【図5】本発明の第4実施例の回路図である。
【図6】本発明の第5実施例の回路図である。
【図7】昇圧チョッパー式電源装置の従来例を示す回路
図である。
【図8】昇降圧チョッパー式電源装置の従来例を示す回
路図である。
【図9】降圧チョッパー式電源装置の従来例を示す回路
図である。
【図10】インバータ兼用チョッパー回路の従来例を示
す回路図である。
【図11】インバータ兼用チョッパー回路の従来例の動
作波形図である。
【図12】インバータ兼用チョッパー回路の他の従来例
の回路図である。
【符号の説明】
Q1,Q2 トランジスタ D1〜D6 ダイオード L1〜L3 インダクタ C1〜C3 コンデンサ DB ダイオードブリッジ La 放電灯 Vs 交流電源 Z 直流導通要素

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流器と、整流器
    が出力する脈流電圧を受けて第1のインダクタを介して
    電解コンデンサに平滑直流電圧を出力する降圧チョッパ
    ーと、前記整流器が出力する脈流電圧を受けて前記第1
    のインダクタと直流導通要素とを介して電解コンデンサ
    に平滑直流電圧を出力する昇降圧チョッパーと、整流器
    が出力する脈流電圧と電解コンデンサに得られる直流電
    圧の大小関係に応じて、交流電源の投入時には降圧チョ
    ッパーにより電解コンデンサを充電して入力突入電流を
    抑制し、定常時には昇降圧チョッパーにより電解コンデ
    ンサを充電して電解コンデンサの直流電圧を負荷に供給
    するように、前記降圧チョッパー又は昇降圧チョッパー
    から電解コンデンサに平滑直流電圧を出力するように切
    り換える切換手段とを有することを特徴とする電源装
    置。
  2. 【請求項2】 直流導通要素として第2のインダクタ
    を有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 直流導通要素として抵抗を有すること
    を特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 直流導通要素としてNTCサーミスタ
    を有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 負荷はインバータであり、チョッパー
    とインバータとでスイッチング素子を兼用したことを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 インバータはハーフブリッジインバー
    タ又は一石式のインバータであることを特徴とする請求
    項1記載の電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0739142A (ja) * 1993-07-15 1995-02-07 Matsushita Electric Works Ltd 電源装置

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