JPH07123236B2 - 双方向通話状態検出回路 - Google Patents
双方向通話状態検出回路Info
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- JPH07123236B2 JPH07123236B2 JP4339056A JP33905692A JPH07123236B2 JP H07123236 B2 JPH07123236 B2 JP H07123236B2 JP 4339056 A JP4339056 A JP 4339056A JP 33905692 A JP33905692 A JP 33905692A JP H07123236 B2 JPH07123236 B2 JP H07123236B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
- H04B3/23—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二線の通信線路を用いた
単向二重通信と四線双方向通信との境界点に利用する。
本発明はハイブリッドトランスのインピーダンス不整合
によるエコーを除去するエコーキャンセラに利用する。
特に、双方向通話時の通話品質の改善技術に関する。
単向二重通信と四線双方向通信との境界点に利用する。
本発明はハイブリッドトランスのインピーダンス不整合
によるエコーを除去するエコーキャンセラに利用する。
特に、双方向通話時の通話品質の改善技術に関する。
【0002】
【従来の技術】双方向通話方式において、受信線路から
入力された相手方の送信した信号が、ハイブリッドトラ
ンスを通過して送信線路から再び相手方に送出されてし
まう現象をエコーという。エコーは送信信号の品質を劣
化させるため、相手方に送出される以前に除去してしま
うことが必要である。
入力された相手方の送信した信号が、ハイブリッドトラ
ンスを通過して送信線路から再び相手方に送出されてし
まう現象をエコーという。エコーは送信信号の品質を劣
化させるため、相手方に送出される以前に除去してしま
うことが必要である。
【0003】図9および図10を参照して従来例を説明
する。図9は従来例の双方向通話装置のブロック構成図
である。図10は従来例の双方向通話状態検出回路のブ
ロック構成図である。エコーキャンセラは、送話側話者
の送信信号がない状態において、エコー経路を推定する
ことによりエコーを除去する。送信信号があるときに
は、エコー経路の推定の妨害になるため、送信信号があ
る状態すなわち、双方向通話状態を検出し、そのときは
推定動作を停止させる双方向通話状態検出回路14が必
要になる。
する。図9は従来例の双方向通話装置のブロック構成図
である。図10は従来例の双方向通話状態検出回路のブ
ロック構成図である。エコーキャンセラは、送話側話者
の送信信号がない状態において、エコー経路を推定する
ことによりエコーを除去する。送信信号があるときに
は、エコー経路の推定の妨害になるため、送信信号があ
る状態すなわち、双方向通話状態を検出し、そのときは
推定動作を停止させる双方向通話状態検出回路14が必
要になる。
【0004】電話回線用のエコーキャンセラでは、ふつ
う通信路の鳴音余裕のために回り込みには6dB以上の
損失がある。したがって、送信信号がないときには双方
向通話状態検出回路14に入力される送信入力信号SI
Nは受信出力信号ROUTより6dB以上小さくなる。
一方、双方向通話時にはこのレベル差は維持されず、送
信入力信号SINと受信出力信号ROUTとは同等のレ
ベルになると考えられる。この特性を利用して双方向通
話状態の検出を行う。
う通信路の鳴音余裕のために回り込みには6dB以上の
損失がある。したがって、送信信号がないときには双方
向通話状態検出回路14に入力される送信入力信号SI
Nは受信出力信号ROUTより6dB以上小さくなる。
一方、双方向通話時にはこのレベル差は維持されず、送
信入力信号SINと受信出力信号ROUTとは同等のレ
ベルになると考えられる。この特性を利用して双方向通
話状態の検出を行う。
【0005】図10に示すように、送信入力信号SIN
および受信入力信号RINのレベル検出をレベル検出回
路210および220により行い、レベル比較推定動作
停止判断回路230により送信入力信号レベルが大きく
なり、送信入力信号レベルと受信入力信号レベルとの相
対値があるレベルより大きくなると双方向通話状態であ
ると判断し、推定動作停止信号INHを出力する。こう
して、推定が乱れるのを防ぐ。
および受信入力信号RINのレベル検出をレベル検出回
路210および220により行い、レベル比較推定動作
停止判断回路230により送信入力信号レベルが大きく
なり、送信入力信号レベルと受信入力信号レベルとの相
対値があるレベルより大きくなると双方向通話状態であ
ると判断し、推定動作停止信号INHを出力する。こう
して、推定が乱れるのを防ぐ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなレ
ベル比較だけでは必ずしも適正な双方向通話状態検出は
行えない。例えば、エコー経路における減衰量が10d
Bで受信出力信号ROUTレベルが−10dBのとき、
エコー成分は−20dBになる。これに対し、送信信号
レベルが3dBのときに、送信信号とエコーが加算され
送信入力信号SINレベルは−17dBとなり、見かけ
上エコー経路減衰量が7dBになる。エコー経路減衰量
を6dB以上として考え、それ以上の減衰がある場合に
は片方向通話状態であると判断すると双方向通話状態検
出を誤ってしまう。
ベル比較だけでは必ずしも適正な双方向通話状態検出は
行えない。例えば、エコー経路における減衰量が10d
Bで受信出力信号ROUTレベルが−10dBのとき、
エコー成分は−20dBになる。これに対し、送信信号
レベルが3dBのときに、送信信号とエコーが加算され
送信入力信号SINレベルは−17dBとなり、見かけ
上エコー経路減衰量が7dBになる。エコー経路減衰量
を6dB以上として考え、それ以上の減衰がある場合に
は片方向通話状態であると判断すると双方向通話状態検
出を誤ってしまう。
【0007】その他、送信出力信号SOUTのピーク電
圧等から検出などもされているが閾値が固定であること
から適正な検出は行えず、双方向通話時における通話品
質の劣化が生ずる。
圧等から検出などもされているが閾値が固定であること
から適正な検出は行えず、双方向通話時における通話品
質の劣化が生ずる。
【0008】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、双方向通話状態の検出をより的確に、より速く
検出することによりエコー経路推定の誤りをなくし、双
方向通話時におけるより高い通話品質を実現できる双方
向通話状態検出回路を提供することを目的とする。
であり、双方向通話状態の検出をより的確に、より速く
検出することによりエコー経路推定の誤りをなくし、双
方向通話時におけるより高い通話品質を実現できる双方
向通話状態検出回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、双方向通話状
態検出回路であり、本発明の特徴とするところは、受信
入力信号と送信入力信号とのレベル差を検出する第1レ
ベル差検出回路と、この第1レベル差検出回路の出力か
らエコー経路において生ずる減衰量を推定する減衰量推
定回路と、前記第1レベル差検出回路のレベル差出力お
よび前記減衰量推定回路の推定値出力から通話状態を判
断する第1通話状態判断回路と、送信入力信号とエコー
キャンセラ残留エコーとのレベル差を検出する第2レベ
ル差検出回路と、この第2レベル差検出回路の出力から
エコーキャンセラのエコー消去量を推定する消去量推定
回路と、前記第2レベル差検出回路のレベル差出力およ
び消去量推定回路の推定値出力から通話状態を判断する
第2通話状態判断回路と、前記第1通話状態判断回路の
出力および前記第2通話状態判断回路の出力から前記エ
コーキャンセラのエコー経路推定動作を停止させる判断
をする推定停止判断回路と、前記第1通話状態判断回路
の出力および前記第2通話状態判断回路の出力から前記
減衰量推定回路と前記消去量推定回路の各推定値を制御
する推定値制御回路とを備えたところにある。
態検出回路であり、本発明の特徴とするところは、受信
入力信号と送信入力信号とのレベル差を検出する第1レ
ベル差検出回路と、この第1レベル差検出回路の出力か
らエコー経路において生ずる減衰量を推定する減衰量推
定回路と、前記第1レベル差検出回路のレベル差出力お
よび前記減衰量推定回路の推定値出力から通話状態を判
断する第1通話状態判断回路と、送信入力信号とエコー
キャンセラ残留エコーとのレベル差を検出する第2レベ
ル差検出回路と、この第2レベル差検出回路の出力から
エコーキャンセラのエコー消去量を推定する消去量推定
回路と、前記第2レベル差検出回路のレベル差出力およ
び消去量推定回路の推定値出力から通話状態を判断する
第2通話状態判断回路と、前記第1通話状態判断回路の
出力および前記第2通話状態判断回路の出力から前記エ
コーキャンセラのエコー経路推定動作を停止させる判断
をする推定停止判断回路と、前記第1通話状態判断回路
の出力および前記第2通話状態判断回路の出力から前記
減衰量推定回路と前記消去量推定回路の各推定値を制御
する推定値制御回路とを備えたところにある。
【0010】双方向通話装置に設けられ、受信入力信号
と送信入力信号とエコーキャンセラ残留エコーとが入力
され、双方向通話時には前記エコーキャンセラの動作を
停止させる手段を備えることが望ましい。
と送信入力信号とエコーキャンセラ残留エコーとが入力
され、双方向通話時には前記エコーキャンセラの動作を
停止させる手段を備えることが望ましい。
【0011】
【作用】受信入力信号のレベルから送信入力信号のレベ
ルを減算した結果と、送信入力信号のレベルから残差信
号のレベルを減算した結果との二つのレベル差を用いて
双方向通話状態の判断を行う。
ルを減算した結果と、送信入力信号のレベルから残差信
号のレベルを減算した結果との二つのレベル差を用いて
双方向通話状態の判断を行う。
【0012】さらに、通話状態判断出力を監視し、各推
定値の適正度を確認して誤っている可能性のある場合に
は各推定値を変更する。これにより、双方向通話状態の
検出精度を高めている。
定値の適正度を確認して誤っている可能性のある場合に
は各推定値を変更する。これにより、双方向通話状態の
検出精度を高めている。
【0013】
【実施例】本発明実施例の構成を図1および図2を参照
して説明する。図1は本発明実施例の双方向通話状態検
出回路のブロック構成図である。図2は双方向通話装置
のブロック構成図である。
して説明する。図1は本発明実施例の双方向通話状態検
出回路のブロック構成図である。図2は双方向通話装置
のブロック構成図である。
【0014】本発明は、双方向通話状態検出回路14で
あり、本発明の特徴とするところは、受信入力信号RI
Nと送信入力信号SINとのレベル差を検出する第1レ
ベル差検出回路25と、この第1レベル差検出回路25
の出力からエコー経路において生ずる減衰量を推定する
減衰量推定回路26と、第1レベル差検出回路25のレ
ベル差出力および減衰量推定回路26の推定値出力から
通話状態を判断する第1通話状態判断回路27と、送信
入力信号SINとエコーキャンセラ残留エコーである残
差信号RESとのレベル差を検出する第2レベル差検出
回路21と、この第2レベル差検出回路21の出力から
エコーキャンセラ13のエコー消去量を推定する消去量
推定回路22と、第2レベル差検出回路21のレベル差
出力および消去量推定回路22の推定値出力から通話状
態を判断する第2通話状態判断回路23と、第1通話状
態判断回路27の出力および第2通話状態判断回路23
の出力からエコーキャンセラ13のエコー経路推定動作
を停止させる判断をする推定停止判断回路24と、第1
通話状態判断回路27の出力および第2通話状態判断回
路23の出力から減衰量推定回路26と消去量推定回路
22の各推定値を制御する推定値制御回路28とを備え
たところにある。双方向通話装置に設けられ、受信入力
信号RINと送信入力信号SINと残差信号RESとが
入力され、双方向通話時にはエコーキャンセラ13の動
作を停止させる手段を備えている。NLP回路15は、
センタクリッパ回路であり微小な残留エコー成分を強制
的に取り除く非線形処理(Non Liner Processing)を行っ
ている。
あり、本発明の特徴とするところは、受信入力信号RI
Nと送信入力信号SINとのレベル差を検出する第1レ
ベル差検出回路25と、この第1レベル差検出回路25
の出力からエコー経路において生ずる減衰量を推定する
減衰量推定回路26と、第1レベル差検出回路25のレ
ベル差出力および減衰量推定回路26の推定値出力から
通話状態を判断する第1通話状態判断回路27と、送信
入力信号SINとエコーキャンセラ残留エコーである残
差信号RESとのレベル差を検出する第2レベル差検出
回路21と、この第2レベル差検出回路21の出力から
エコーキャンセラ13のエコー消去量を推定する消去量
推定回路22と、第2レベル差検出回路21のレベル差
出力および消去量推定回路22の推定値出力から通話状
態を判断する第2通話状態判断回路23と、第1通話状
態判断回路27の出力および第2通話状態判断回路23
の出力からエコーキャンセラ13のエコー経路推定動作
を停止させる判断をする推定停止判断回路24と、第1
通話状態判断回路27の出力および第2通話状態判断回
路23の出力から減衰量推定回路26と消去量推定回路
22の各推定値を制御する推定値制御回路28とを備え
たところにある。双方向通話装置に設けられ、受信入力
信号RINと送信入力信号SINと残差信号RESとが
入力され、双方向通話時にはエコーキャンセラ13の動
作を停止させる手段を備えている。NLP回路15は、
センタクリッパ回路であり微小な残留エコー成分を強制
的に取り除く非線形処理(Non Liner Processing)を行っ
ている。
【0015】次に、本発明実施例装置の動作を図3を参
照して説明する。図3は通話状態と受信入力信号RIN
と送信入力信号SINと残差信号RESとのレベル差の
関係を示す図である。双方向通話装置が取り得る通話状
態を分類すると、第1の通話状態:受送信信号レベル
なし(音声なし、背景ノイズ、回線ノイズ含む)、第
2の通話状態:受信信号レベルあり、送信信号レベルな
し(片方向通話状態)、第3の通話状態:受信信号レ
ベルなし、送信信号レベルあり(片方向通話状態)、
第4の通話状態:受信信号レベルあり、送信信号レベル
あり(双方向通話状態)、となる。図2に示した受信入
力信号RINのレベルから送信入力信号SINのレベル
を減算し(RIN−SIN)、そのレベル差の範囲を求
めたものを図3(a)に示す。第1の通話状態は、約3
dBから−3dB、第2の通話状態は、約6dBから2
0dB、第三の通話状態は、約−20dBから−60d
B、第4の通話状態は、約10dBから−30dBであ
る。
照して説明する。図3は通話状態と受信入力信号RIN
と送信入力信号SINと残差信号RESとのレベル差の
関係を示す図である。双方向通話装置が取り得る通話状
態を分類すると、第1の通話状態:受送信信号レベル
なし(音声なし、背景ノイズ、回線ノイズ含む)、第
2の通話状態:受信信号レベルあり、送信信号レベルな
し(片方向通話状態)、第3の通話状態:受信信号レ
ベルなし、送信信号レベルあり(片方向通話状態)、
第4の通話状態:受信信号レベルあり、送信信号レベル
あり(双方向通話状態)、となる。図2に示した受信入
力信号RINのレベルから送信入力信号SINのレベル
を減算し(RIN−SIN)、そのレベル差の範囲を求
めたものを図3(a)に示す。第1の通話状態は、約3
dBから−3dB、第2の通話状態は、約6dBから2
0dB、第三の通話状態は、約−20dBから−60d
B、第4の通話状態は、約10dBから−30dBであ
る。
【0016】図2に示した送信入力信号SINのレベル
から残差信号RESのレベルを減算し(SIN−RE
S)、そのレベル差の範囲を求めたものを図3(b)に
示す。第1の通話状態は、約3dBから−3dB、第2
の通話状態は、約6dBから35dB、第3の通話状態
は、約3dBから−3dB、第4の通話状態は、約20
dBから0dBである。
から残差信号RESのレベルを減算し(SIN−RE
S)、そのレベル差の範囲を求めたものを図3(b)に
示す。第1の通話状態は、約3dBから−3dB、第2
の通話状態は、約6dBから35dB、第3の通話状態
は、約3dBから−3dB、第4の通話状態は、約20
dBから0dBである。
【0017】本発明実施例装置では、これらの二つのレ
ベル差を用いて双方向通話状態の検出を行っている。図
3(a)に示したレベル差を第1レベル差検出回路25
により検出し、減衰量推定回路26がその最大値を保持
する。
ベル差を用いて双方向通話状態の検出を行っている。図
3(a)に示したレベル差を第1レベル差検出回路25
により検出し、減衰量推定回路26がその最大値を保持
する。
【0018】また、図3(b)に示したレベル差を第2
レベル差検出回路21が検出し、消去量推定回路22が
その最大値を保持する。この二つの情報をもとに通話状
態判断回路23および27が双方向通話状態を判断して
いるので双方向通話が行われているタイミングにエコー
キャンセラ13が誤動作してしまうことをなくしてい
る。
レベル差検出回路21が検出し、消去量推定回路22が
その最大値を保持する。この二つの情報をもとに通話状
態判断回路23および27が双方向通話状態を判断して
いるので双方向通話が行われているタイミングにエコー
キャンセラ13が誤動作してしまうことをなくしてい
る。
【0019】さらに、推定値制御回路28は、通話状態
判断回路23および27の出力を監視し、各推定値の適
正度を確認し、誤っている可能性のある場合には各推定
値を変更させることにより、双方向通話状態の検出精度
を高めている。
判断回路23および27の出力を監視し、各推定値の適
正度を確認し、誤っている可能性のある場合には各推定
値を変更させることにより、双方向通話状態の検出精度
を高めている。
【0020】次に、各部の動作を説明する。図4を参照
して第1レベル差検出回路25および第2レベル差検出
回路21について説明する。図4は第1レベル差検出回
路25および第2レベル差検出回路21のブロック構成
図である。第1レベル差検出回路25および第2レベル
差検出回路21は、通話状態に関係なくレベル差を検出
している。第1レベル差検出回路25では、送信入力信
号SINと受信入力信号RINとを入力とし、第2レベ
ル差検出回路21では、送信入力信号SINと残差信号
RESとを入力としている。これらの入力信号をレベル
平均化回路31および32で平均化する。レベル平均化
回路31および32の出力をそれぞれL31およびL3
2とし、消去量推定回路22または減衰量推定回路26
に出力されるレベル差出力を記憶するレベル差記憶回路
35の出力をL35とすると、加算器33および34に
より L32−L31−L35 の計算が行われ、この結果が正の値の場合は、レベル差
変更回路36はレベル差記憶回路35の値に1dB加
え、記憶回路35に入力する。負の値の場合は、レベル
差変更回路36はレベル差記憶回路35の値を1dB減
じ、レベル差記憶回路35に入力する。また、この値を
レベル差として消去量推定回路22または減衰量推定回
路26に出力する。この第1レベル差推定回路25およ
び第2レベル差検出回路21により音声のようなレベル
変動の激しい信号からレベル差を安定的に検出すること
ができる。
して第1レベル差検出回路25および第2レベル差検出
回路21について説明する。図4は第1レベル差検出回
路25および第2レベル差検出回路21のブロック構成
図である。第1レベル差検出回路25および第2レベル
差検出回路21は、通話状態に関係なくレベル差を検出
している。第1レベル差検出回路25では、送信入力信
号SINと受信入力信号RINとを入力とし、第2レベ
ル差検出回路21では、送信入力信号SINと残差信号
RESとを入力としている。これらの入力信号をレベル
平均化回路31および32で平均化する。レベル平均化
回路31および32の出力をそれぞれL31およびL3
2とし、消去量推定回路22または減衰量推定回路26
に出力されるレベル差出力を記憶するレベル差記憶回路
35の出力をL35とすると、加算器33および34に
より L32−L31−L35 の計算が行われ、この結果が正の値の場合は、レベル差
変更回路36はレベル差記憶回路35の値に1dB加
え、記憶回路35に入力する。負の値の場合は、レベル
差変更回路36はレベル差記憶回路35の値を1dB減
じ、レベル差記憶回路35に入力する。また、この値を
レベル差として消去量推定回路22または減衰量推定回
路26に出力する。この第1レベル差推定回路25およ
び第2レベル差検出回路21により音声のようなレベル
変動の激しい信号からレベル差を安定的に検出すること
ができる。
【0021】図5を参照して消去量推定回路22および
減衰量推定回路26について説明する。図5は消去量推
定回路22および減衰量推定回路26のブロック構成図
である。消去量推定回路22および減衰量推定回路26
は第2の通話状態のレベルを検出し、推定するように動
作する。推定値記憶回路42に記憶されている推定値
は、図3に示したレベル差入力信号と推定値記憶回路4
2の値(推定値はある小さな値から推定値まで徐々に大
きくなるものとする)とを比較し、判定回路43にて、
比較結果が零または正の場合、推定値がまだ十分な値
に大きくなっていないと考えられる。このとき、判定回
路はカウンタ45を加算する、比較結果が負のある値
以下の場合、第2の通話状態ではないと考え、カウンタ
45の変更は行わない、比較結果が負のある値より上
の場合、第2の通話状態であり、ある程度安定している
と考え、カウンタ45の値を減算する。
減衰量推定回路26について説明する。図5は消去量推
定回路22および減衰量推定回路26のブロック構成図
である。消去量推定回路22および減衰量推定回路26
は第2の通話状態のレベルを検出し、推定するように動
作する。推定値記憶回路42に記憶されている推定値
は、図3に示したレベル差入力信号と推定値記憶回路4
2の値(推定値はある小さな値から推定値まで徐々に大
きくなるものとする)とを比較し、判定回路43にて、
比較結果が零または正の場合、推定値がまだ十分な値
に大きくなっていないと考えられる。このとき、判定回
路はカウンタ45を加算する、比較結果が負のある値
以下の場合、第2の通話状態ではないと考え、カウンタ
45の変更は行わない、比較結果が負のある値より上
の場合、第2の通話状態であり、ある程度安定している
と考え、カウンタ45の値を減算する。
【0022】このような判断結果からカウンタ45を加
算、減算させる。カウンタ45はある値をカウンタフル
(最大カウント値)の値とし、その値を越えるとカウン
トアップ信号を出力し、ある初期値にリセットする。ま
た、カウントダウンし、零になるとカウント零信号を出
力し、初期値にリセットする。このカウンタ零またはカ
ウントアップの信号により、推定値変更回路44は推定
値記憶回路42の値を1dB加算させたり、減算させた
りする。また、この動作とは別に、推定値制御信号によ
っても推定値記憶回路42の値を加減算させる。この出
力をレベル推定値として出力する。このような考えにも
とづき推定を進めると、安定時には推定値は最大値の前
後を常に変動し続ける。したがって、最大値の小さな変
動に追従することが可能となる。大きな変動に対しては
推定値制御信号により追従する。すなわち、レベル差信
号が推定値より大きなときカウントアップし、推定値が
レベル信号の最大値に近づくとアップダウンし、その結
果レベル差信号の最大値を安定的に推定することが可能
となる。
算、減算させる。カウンタ45はある値をカウンタフル
(最大カウント値)の値とし、その値を越えるとカウン
トアップ信号を出力し、ある初期値にリセットする。ま
た、カウントダウンし、零になるとカウント零信号を出
力し、初期値にリセットする。このカウンタ零またはカ
ウントアップの信号により、推定値変更回路44は推定
値記憶回路42の値を1dB加算させたり、減算させた
りする。また、この動作とは別に、推定値制御信号によ
っても推定値記憶回路42の値を加減算させる。この出
力をレベル推定値として出力する。このような考えにも
とづき推定を進めると、安定時には推定値は最大値の前
後を常に変動し続ける。したがって、最大値の小さな変
動に追従することが可能となる。大きな変動に対しては
推定値制御信号により追従する。すなわち、レベル差信
号が推定値より大きなときカウントアップし、推定値が
レベル信号の最大値に近づくとアップダウンし、その結
果レベル差信号の最大値を安定的に推定することが可能
となる。
【0023】図6を参照して通話状態判断回路23およ
び27を説明する。図6は通話状態判断回路23および
27のブロック構成図である。消去量推定回路22およ
び減衰量推定回路26の出力から閾値決定回路51によ
り閾値を決定する。閾値決定回路51は、入力信号にあ
る定数を加算するかあるいは乗算することにより閾値を
決定する。この閾値と第1レベル差検出回路25および
第2レベル差検出回路21の出力とを加算器52により
比較する。この結果の正負により第2の通話状態か否か
判断する。
び27を説明する。図6は通話状態判断回路23および
27のブロック構成図である。消去量推定回路22およ
び減衰量推定回路26の出力から閾値決定回路51によ
り閾値を決定する。閾値決定回路51は、入力信号にあ
る定数を加算するかあるいは乗算することにより閾値を
決定する。この閾値と第1レベル差検出回路25および
第2レベル差検出回路21の出力とを加算器52により
比較する。この結果の正負により第2の通話状態か否か
判断する。
【0024】図7を参照して推定値制御回路28につい
て説明する。図7は推定値制御回路28のブロック構成
図である。通話状態の判断は受信入力信号RINと送信
入力信号SINとの間および送信入力信号SINと残差
信号RESとの間のレベル差により判断される。この2
通りの判断が正しいか否か、各推定値が適正か否かをお
互いの値から判断する。
て説明する。図7は推定値制御回路28のブロック構成
図である。通話状態の判断は受信入力信号RINと送信
入力信号SINとの間および送信入力信号SINと残差
信号RESとの間のレベル差により判断される。この2
通りの判断が正しいか否か、各推定値が適正か否かをお
互いの値から判断する。
【0025】通話状態判断回路23および27からの相
互適正値判断回路61の入力をそれぞれD23およびD
27とする。また、第2の通話状態と判断した場合をO
N、しない場合をOFFとすると、D23=ON、D
27=ONのとき、各推定値は適正か、または適正値に
到達する過程にあると考えられる。このとき相互適正値
判断回路61はカウンタ加算の出力はしない、D23
=OFF、D27=ONのとき、D23の閾値を決定す
る推定値に誤りがある可能性があるとして、カウンタ6
2を加算し、カウンタ63をリセットする、D23=
ON、D27=OFFのとき、D27の閾値を決定する
推定値に誤りがある可能性があるとして、カウンタ63
を加算し、カウンタ62をリセットする、D23=O
FF、D27=OFFのとき、第2の通話状態ではない
と考えられるので各カウンタをリセットする。
互適正値判断回路61の入力をそれぞれD23およびD
27とする。また、第2の通話状態と判断した場合をO
N、しない場合をOFFとすると、D23=ON、D
27=ONのとき、各推定値は適正か、または適正値に
到達する過程にあると考えられる。このとき相互適正値
判断回路61はカウンタ加算の出力はしない、D23
=OFF、D27=ONのとき、D23の閾値を決定す
る推定値に誤りがある可能性があるとして、カウンタ6
2を加算し、カウンタ63をリセットする、D23=
ON、D27=OFFのとき、D27の閾値を決定する
推定値に誤りがある可能性があるとして、カウンタ63
を加算し、カウンタ62をリセットする、D23=O
FF、D27=OFFのとき、第2の通話状態ではない
と考えられるので各カウンタをリセットする。
【0026】これらの判断からカウンタを進め、カウン
トアップを各制御判断回路により判断し、各推定回路を
制御する。
トアップを各制御判断回路により判断し、各推定回路を
制御する。
【0027】図8を参照して推定停止判断回路24を説
明する。図8は推定停止判断回路のブロック構成図であ
る。前記ON、OFFの値をそれぞれ1、0とし、AN
D回路71により判断し推定停止を0、推定動作を1と
して出力する。
明する。図8は推定停止判断回路のブロック構成図であ
る。前記ON、OFFの値をそれぞれ1、0とし、AN
D回路71により判断し推定停止を0、推定動作を1と
して出力する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
双方向通話状態の検出をより的確に、より速く検出する
ことによりエコー経路推定の誤りをなくし、双方向通話
時におけるより高い通話品質を実現できる。
双方向通話状態の検出をより的確に、より速く検出する
ことによりエコー経路推定の誤りをなくし、双方向通話
時におけるより高い通話品質を実現できる。
【図1】本発明実施例のブロック構成図。
【図2】双方向通話装置のブロック構成図。
【図3】通話状態と受信入力信号と送信入力信号と残差
信号とのレベル差の関係を示す図。
信号とのレベル差の関係を示す図。
【図4】第1および第2のレベル差検出回路のブロック
構成図。
構成図。
【図5】消去量推定回路および減衰量推定回路のブロッ
ク構成図。
ク構成図。
【図6】第1および第2の通話状態判断回路のブロック
構成図。
構成図。
【図7】推定値制御回路のブロック構成図。
【図8】推定停止判断回路のブロック構成図。
【図9】従来例の双方向通話装置のブロック構成図。
【図10】従来例のブロック構成図。
11 送話側話者 12 ハイブリッドトランス 13 エコーキャンセラ 14 双方向通話状態検出回路 15 NLP回路 21 第2レベル差検出回路 22 消去量推定回路 23 第2通話状態判断回路 24 推定停止判断回路 25 第1レベル差検出回路 26 減衰量推定回路 27 第1通話状態判断回路 28 推定値制御回路 31、32 レベル平均化回路 33、34、41、52 加算器 35 レベル差記憶回路 36 レベル差変更回路 42 推定値記憶回路 43 判定回路 44 推定値変更回路 45 カウンタ 51 閾値決定回路 53 判断回路 61 相互適正値判断回路 62、63 カウンタ 64、65 制御判断回路 71 AND回路 SIN 送信入力信号 RIN 受信入力信号 RES 残差信号 SOUT 送信出力信号 ROUT 受信出力信号 INH 推定動作停止信号
Claims (2)
- 【請求項1】 受信入力信号と送信入力信号とのレベル
差を検出する第1レベル差検出回路と、 この第1レベル差検出回路の出力からエコー経路におい
て生ずる減衰量を推定する減衰量推定回路と、 前記第1レベル差検出回路のレベル差出力および前記減
衰量推定回路の推定値出力から通話状態を判断する第1
通話状態判断回路と、 送信入力信号とエコーキャンセラ残留エコーとのレベル
差を検出する第2レベル差検出回路と、 この第2レベル差検出回路の出力からエコーキャンセラ
のエコー消去量を推定する消去量推定回路と、 前記第2レベル差検出回路のレベル差出力および消去量
推定回路の推定値出力から通話状態を判断する第2通話
状態判断回路と、 前記第1通話状態判断回路の出力および前記第2通話状
態判断回路の出力から前記エコーキャンセラのエコー経
路推定動作を停止させる判断をする推定停止判断回路
と、 前記第1通話状態判断回路の出力および前記第2通話状
態判断回路の出力から前記減衰量推定回路と前記消去量
推定回路の各推定値を制御する推定値制御回路とを備え
たことを特徴とする双方向通話状態検出回路。 - 【請求項2】 双方向通話装置に設けられ、受信入力信
号と送信入力信号とエコーキャンセラ残留エコーとが入
力され、双方向通話時には前記エコーキャンセラの動作
を停止させる手段を備えた請求項1記載の双方向通話状
態検出回路。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4339056A JPH07123236B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 双方向通話状態検出回路 |
DE69325979T DE69325979T2 (de) | 1992-12-18 | 1993-12-20 | Anordnung zur Feststellung der Anwesenheit von Sprachsignalen zur Regelung eines Echokompensators |
CA002111939A CA2111939C (en) | 1992-12-18 | 1993-12-20 | Voice activity detector for controlling echo canceller |
US08/169,634 US5434916A (en) | 1992-12-18 | 1993-12-20 | Voice activity detector for controlling echo canceller |
EP93120547A EP0604870B1 (en) | 1992-12-18 | 1993-12-20 | Voice activity detector for controlling echo canceller |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4339056A JPH07123236B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 双方向通話状態検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06188789A JPH06188789A (ja) | 1994-07-08 |
JPH07123236B2 true JPH07123236B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=18323843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4339056A Expired - Fee Related JPH07123236B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 双方向通話状態検出回路 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5434916A (ja) |
EP (1) | EP0604870B1 (ja) |
JP (1) | JPH07123236B2 (ja) |
CA (1) | CA2111939C (ja) |
DE (1) | DE69325979T2 (ja) |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69612480T2 (de) * | 1995-02-15 | 2001-10-11 | British Telecomm | Detektion von sprechaktivität |
US5606550A (en) * | 1995-05-22 | 1997-02-25 | Hughes Electronics | Echo canceller and method for a voice network using low rate coding and digital speech interpolation transmission |
US5764753A (en) * | 1995-09-29 | 1998-06-09 | Crystal Semiconductor Corp. | Half-duplex controller |
TW432855B (en) | 1996-04-25 | 2001-05-01 | Mitsubishi Electric Corp | Echo eliminator |
US5765130A (en) * | 1996-05-21 | 1998-06-09 | Applied Language Technologies, Inc. | Method and apparatus for facilitating speech barge-in in connection with voice recognition systems |
US5771440A (en) * | 1996-05-31 | 1998-06-23 | Motorola, Inc. | Communication device with dynamic echo suppression and background noise estimation |
US5953412A (en) * | 1996-09-04 | 1999-09-14 | Teltrend, Inc. | Method and apparatus for controlling line conditioner equalizer |
US5963638A (en) | 1996-09-04 | 1999-10-05 | Teltrend, Inc. | Adjustable hybrid having improved biasing configuration |
US6111949A (en) * | 1996-09-04 | 2000-08-29 | Teltrend, Inc. | Method of rapid automatic hybrid balancing |
US5974137A (en) * | 1996-09-04 | 1999-10-26 | Teltrend, Inc. | AGC amplifier for two-wire line conditioner |
US6031908A (en) * | 1997-11-14 | 2000-02-29 | Tellabs Operations, Inc. | Echo canceller employing dual-H architecture having variable adaptive gain settings |
US6198819B1 (en) * | 1997-11-14 | 2001-03-06 | Tellabs Operations, Inc. | Echo canceller having improved non-linear processor |
US6148078A (en) * | 1998-01-09 | 2000-11-14 | Ericsson Inc. | Methods and apparatus for controlling echo suppression in communications systems |
DE19850271A1 (de) | 1998-10-31 | 2000-05-04 | Alcatel Sa | Verfahren zur Bestimmung eines Echokopplungsfaktors und der Echolaufzeit in einem bidirektionalen Telekommunikationssystem |
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US6754337B2 (en) * | 2002-01-25 | 2004-06-22 | Acoustic Technologies, Inc. | Telephone having four VAD circuits |
US6961421B2 (en) * | 2002-06-17 | 2005-11-01 | Texas Instruments Incorporated | Echo analysis for identification of hybrid induced echo in a communication link |
US7856097B2 (en) | 2004-06-17 | 2010-12-21 | Panasonic Corporation | Echo canceling apparatus, telephone set using the same, and echo canceling method |
GB2416971A (en) | 2004-08-04 | 2006-02-08 | Mitel Networks Corp | Calculating an expected echo return loss enhancement (erle) in an echo canceller |
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EP2107553B1 (en) * | 2008-03-31 | 2011-05-18 | Harman Becker Automotive Systems GmbH | Method for determining barge-in |
EP2148325B1 (en) * | 2008-07-22 | 2014-10-01 | Nuance Communications, Inc. | Method for determining the presence of a wanted signal component |
US20100304679A1 (en) * | 2009-05-28 | 2010-12-02 | Hanks Zeng | Method and System For Echo Estimation and Cancellation |
EP2491549A4 (en) * | 2009-10-19 | 2013-10-30 | Ericsson Telefon Ab L M | DETECTOR AND METHOD FOR DETECTING VOICE ACTIVITY |
US9502050B2 (en) | 2012-06-10 | 2016-11-22 | Nuance Communications, Inc. | Noise dependent signal processing for in-car communication systems with multiple acoustic zones |
US9805738B2 (en) | 2012-09-04 | 2017-10-31 | Nuance Communications, Inc. | Formant dependent speech signal enhancement |
US9613633B2 (en) | 2012-10-30 | 2017-04-04 | Nuance Communications, Inc. | Speech enhancement |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0053202B1 (en) * | 1980-12-06 | 1985-03-27 | Communications Satellite Corporation | Improved double talk detector for echo cancellers |
FR2517499A1 (fr) * | 1981-11-27 | 1983-06-03 | Cit Alcatel | Procede et dispositif de detection de signaux de donnees et de signalisation sur une voie telephonique |
US4918727A (en) * | 1988-06-09 | 1990-04-17 | Tellabs Incorporated | Double talk detector for echo canceller and method |
DE3840433A1 (de) * | 1988-12-01 | 1990-06-07 | Philips Patentverwaltung | Echokompensator |
FR2651077B1 (fr) * | 1989-08-18 | 1994-06-10 | Letourneur Gregoire | Dispositif de traitement d'echo notamment acoustique dans une ligne telephonique |
JP3200932B2 (ja) * | 1992-03-24 | 2001-08-20 | 株式会社日立製作所 | 電子対話システム |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP4339056A patent/JPH07123236B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-12-20 CA CA002111939A patent/CA2111939C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-20 US US08/169,634 patent/US5434916A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-20 EP EP93120547A patent/EP0604870B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-20 DE DE69325979T patent/DE69325979T2/de not_active Expired - Fee Related
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CA2111939C (en) | 1998-10-27 |
DE69325979D1 (de) | 1999-09-16 |
DE69325979T2 (de) | 1999-12-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |