JPH0691482B2 - ダブルト−ク検出回路 - Google Patents
ダブルト−ク検出回路Info
- Publication number
- JPH0691482B2 JPH0691482B2 JP61142573A JP14257386A JPH0691482B2 JP H0691482 B2 JPH0691482 B2 JP H0691482B2 JP 61142573 A JP61142573 A JP 61142573A JP 14257386 A JP14257386 A JP 14257386A JP H0691482 B2 JPH0691482 B2 JP H0691482B2
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- JP
- Japan
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- circuit
- echo canceller
- echo
- double
- threshold
- Prior art date
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 エコーキャンセラ送信部の残差エコーと受信入力Rinと
の比較結果に応じて、電力比較判定回路でのSoutとの比
較のための閾値を可変として、エコーキャンセラの未収
束時の動作を安定させる。
の比較結果に応じて、電力比較判定回路でのSoutとの比
較のための閾値を可変として、エコーキャンセラの未収
束時の動作を安定させる。
〔産業上の利用分野〕 本発明はダブルトーク検出回路の改良に関する。
ダブルトークとは、送受両方向にて同時に通話が行われ
る場合を指すものとする。
る場合を指すものとする。
受信時にエコーキャンセラは、受信回路から送信回路に
回り込むエコー成分を抑圧消去する作用を持ち、エコー
の変化に応じてフイルタのタップ係数を切り替え、残差
エコーを所定値以下に維持させる。
回り込むエコー成分を抑圧消去する作用を持ち、エコー
の変化に応じてフイルタのタップ係数を切り替え、残差
エコーを所定値以下に維持させる。
しかし、受信と同時に送話が行われると、エコーキャン
セラが送話信号成分をエコー成分とみなして抑圧作用を
行うので、エコーキャンセラの作用が異常になる。
セラが送話信号成分をエコー成分とみなして抑圧作用を
行うので、エコーキャンセラの作用が異常になる。
この様なエコーキャンセラの異常動作を防止するため
に、ダブルトークを検出し、検出信号によってエコーキ
ャンセラを制御して安定な動作を維持させることが望ま
しい。
に、ダブルトークを検出し、検出信号によってエコーキ
ャンセラを制御して安定な動作を維持させることが望ま
しい。
従来のエコーキャンセラを第4図のブロック回路図にて
示す。
示す。
エコーキャンセラには、ダブルトーク検出機能をもつダ
ブルトーク検出器2、電力比較回路3、電力比較判定回
路4、基準値回路5等のダブルトーク検出回路を備えて
おり、特に第4図ではこの機能回路を他の総ての機能を
含むエコーキャンセラ1から抜き出して示している。
ブルトーク検出器2、電力比較回路3、電力比較判定回
路4、基準値回路5等のダブルトーク検出回路を備えて
おり、特に第4図ではこの機能回路を他の総ての機能を
含むエコーキャンセラ1から抜き出して示している。
エコーキャンセラ1の受信入力Rinと送信入力Sinのそれ
ぞれの電力は電力比較回路3で比較される。即ち電力比
較回路3では10log10(Sin/Rin)の値が計算される。こ
の比較結果はダブルトーク検出器2に供給され、ダブル
トークが検出される。
ぞれの電力は電力比較回路3で比較される。即ち電力比
較回路3では10log10(Sin/Rin)の値が計算される。こ
の比較結果はダブルトーク検出器2に供給され、ダブル
トークが検出される。
ダブルトークでない状態の場合、受信信号は受信出力Ro
utの一部がハイブリッド回路10を介しエコー成分として
送信入力Sinに回り込む。
utの一部がハイブリッド回路10を介しエコー成分として
送信入力Sinに回り込む。
エコー成分はハイブリッド回路10によって理論的には6d
Bの減衰を受けるから、送信側入力Sinレベルは、受信側
出力Routレベルに比べ、少なくとも6dB低下するはずで
ある。
Bの減衰を受けるから、送信側入力Sinレベルは、受信側
出力Routレベルに比べ、少なくとも6dB低下するはずで
ある。
一方、ダブルトークがある状態の場合、送信側入力Sin
に、エコー成分だけでなく、送信信号が加わる。従って
送信側入力Sinレベルは受信側出力Routレベルに比較し
て6dB低下とはならず、これより高いレベルになる。
に、エコー成分だけでなく、送信信号が加わる。従って
送信側入力Sinレベルは受信側出力Routレベルに比較し
て6dB低下とはならず、これより高いレベルになる。
従って、電力比較回路3の比較結果によって、ダブルト
ークの有無を検出することが出来る。
ークの有無を検出することが出来る。
また別のダブルトーク検出方法として、Rin−(ハイブ
リッド回路での減衰量)−(エコーキャンセラでの抑圧
量)で示される残差エコーを基準閾値と比較し、その値
が基準値を超過するときにダブルトーク有りと判定する
ものがある。
リッド回路での減衰量)−(エコーキャンセラでの抑圧
量)で示される残差エコーを基準閾値と比較し、その値
が基準値を超過するときにダブルトーク有りと判定する
ものがある。
受信信号Rinは受信出力Routとなり、ハイブリッド回路
のエコー経路を介しそのエコー成分が送信入力Sinに回
り込む。この回り込んだ成分はエコーキャンセラ1によ
って抑圧されるが、消去されずに残った残差エコーが送
信出力Soutに現れる。
のエコー経路を介しそのエコー成分が送信入力Sinに回
り込む。この回り込んだ成分はエコーキャンセラ1によ
って抑圧されるが、消去されずに残った残差エコーが送
信出力Soutに現れる。
残差エコーには許容値があり、その許容基準値は入力レ
ベルや伝送路に関係して定められる。
ベルや伝送路に関係して定められる。
残差エコーは充分小さくなる様に、予め基準閾値は基準
値回路5によって設定され、この一定基準値と比較した
ときに、この値を超えるSout信号を検出した場合、ダブ
ルトークであると判定する。
値回路5によって設定され、この一定基準値と比較した
ときに、この値を超えるSout信号を検出した場合、ダブ
ルトークであると判定する。
前述した、受信入力Rinと送信入力Sinの電力を電力比較
回路で比較し、その結果が入力されるダブルトーク検出
回路は、両比較信号の経路長の相違により、信号遅延が
あり、検出動作に遅れを生じる。そこで、従来は上記2
種類の検出回路を組合せ使用することにより検出遅延を
回避するようにしている。
回路で比較し、その結果が入力されるダブルトーク検出
回路は、両比較信号の経路長の相違により、信号遅延が
あり、検出動作に遅れを生じる。そこで、従来は上記2
種類の検出回路を組合せ使用することにより検出遅延を
回避するようにしている。
上記従来のダブルトーク検出回路はエコーキャンセラの
送信出力Soutのエコー残差レベル監視において一定の基
準閾値を使用している。
送信出力Soutのエコー残差レベル監視において一定の基
準閾値を使用している。
しかし、エコーキャンセラはその動作開始直後直ちに収
束することは出来ず、エコーを最小にする迄には時間が
必要である。従って送信出力Soutはエコーキャンセラが
収束する迄は大きい値を持つ。そして送信出力Soutが一
定の基準閾値内の場合、エコーキャンセラではフイルタ
のタップは正常に切り替えられて収束状態となる。しか
しSoutが基準閾値より大となると、電力比較判定回路4
はダブルトークと判定するが、この様にSoutが基準閾値
より大となる状態ではエコーキャンセラでのタップの切
り替えが乱され、エコーキャンセラ収束を遅らせるとい
う問題点がある。
束することは出来ず、エコーを最小にする迄には時間が
必要である。従って送信出力Soutはエコーキャンセラが
収束する迄は大きい値を持つ。そして送信出力Soutが一
定の基準閾値内の場合、エコーキャンセラではフイルタ
のタップは正常に切り替えられて収束状態となる。しか
しSoutが基準閾値より大となると、電力比較判定回路4
はダブルトークと判定するが、この様にSoutが基準閾値
より大となる状態ではエコーキャンセラでのタップの切
り替えが乱され、エコーキャンセラ収束を遅らせるとい
う問題点がある。
上記問題点は本発明により第1図の原理図に示す如く、
エコーキャンセラ1に対し、 ダブルトーク検出の際検出信号をエコーキャンセラに出
力するダブルトーク検出器6、 エコーキャンセラ1への受信入力Rinと送信入力Sinとを
比較し、比較結果をダブルトーク検出器に出力する第一
の電力比較回路3′ エコーキャンセラ1への受信入力Rinと送信出力Soutと
を比較しエコー消去量を出力し、このエコー消去量を所
定値と比較する第二の電力比較回路7、 通話開始後エコーキャンセラが、この通話に対する通話
路の収束を開始し、第二の電力比較回路でエコー消去量
が所定値に達することを検出するまでのエコーキャンセ
ラの初期状態に対応する高い閾値と、エコー消去量が所
定値以上となるエコーキャンセラの収束状態に対応する
低い閾値とを有する閾値回路9、 エコーキャンセラの初期状態では閾値回路の高い閾値
を、エコーキャンセラの収束状態では閾値回路の低い閾
値を選択して電力比較判定回路に出力する選択回路及び エコーキャンセラ1よりの送信出力Soutと選択回路8が
出力する閾値とを比較判定し、判定結果をダブルトーク
検出器6に出力する電力比較判定回路4を備えることを
特徴とするダブルトーク検出回路によって解決される。
エコーキャンセラ1に対し、 ダブルトーク検出の際検出信号をエコーキャンセラに出
力するダブルトーク検出器6、 エコーキャンセラ1への受信入力Rinと送信入力Sinとを
比較し、比較結果をダブルトーク検出器に出力する第一
の電力比較回路3′ エコーキャンセラ1への受信入力Rinと送信出力Soutと
を比較しエコー消去量を出力し、このエコー消去量を所
定値と比較する第二の電力比較回路7、 通話開始後エコーキャンセラが、この通話に対する通話
路の収束を開始し、第二の電力比較回路でエコー消去量
が所定値に達することを検出するまでのエコーキャンセ
ラの初期状態に対応する高い閾値と、エコー消去量が所
定値以上となるエコーキャンセラの収束状態に対応する
低い閾値とを有する閾値回路9、 エコーキャンセラの初期状態では閾値回路の高い閾値
を、エコーキャンセラの収束状態では閾値回路の低い閾
値を選択して電力比較判定回路に出力する選択回路及び エコーキャンセラ1よりの送信出力Soutと選択回路8が
出力する閾値とを比較判定し、判定結果をダブルトーク
検出器6に出力する電力比較判定回路4を備えることを
特徴とするダブルトーク検出回路によって解決される。
本発明によれば、エコーキャンセラの初期状態とは、通
話開始後エコーキャンセラがこの通話に対する通話路の
収束を開始し、第二の電力比較回路でエコー消去量が所
定値に達することを検出するまでの状態を意味し、エコ
ーキャンセラの収束状態とは、エコー消去量が所定値以
上となる状態を意味しており、初期状態用の高い閾値、
収束状態用の低い閾値が閾値回路に準備される。
話開始後エコーキャンセラがこの通話に対する通話路の
収束を開始し、第二の電力比較回路でエコー消去量が所
定値に達することを検出するまでの状態を意味し、エコ
ーキャンセラの収束状態とは、エコー消去量が所定値以
上となる状態を意味しており、初期状態用の高い閾値、
収束状態用の低い閾値が閾値回路に準備される。
そして受信入力Rin電力と送信出力Soutとについての10l
og10(Sout/Rin)であるエコー消去量ERLEに応じて、ダ
ブルトーク監視のための電力比較判定回路での閾値が変
化される。例えば、エコーキャンセラの受信入力Rinと
送信出力Soutとの間において、エコーキャンセラが収束
した状態でのレベル差が−30dBとなるように規定された
とすれば、 収束前、閾値は0dB乃至−30dBの間にある。
og10(Sout/Rin)であるエコー消去量ERLEに応じて、ダ
ブルトーク監視のための電力比較判定回路での閾値が変
化される。例えば、エコーキャンセラの受信入力Rinと
送信出力Soutとの間において、エコーキャンセラが収束
した状態でのレベル差が−30dBとなるように規定された
とすれば、 収束前、閾値は0dB乃至−30dBの間にある。
従って、例えばエコーキャンセラの初期状態を ERLE<20dB とし、 エコーキャンセラの収束状態を ERLE≧20dB と定め、その初期状態では、 |Sout|>電力(Rin)×(0dB) を満足するとき、即ちSoutの絶対値(Soutの振幅の絶対
値)が、 Rinに0dBである1を乗じた値の閾値より大であるダブル
トーク状態とし、 収束状態では、 |Sout|>電力(Rin)×(−20dB) を満たすとき、即ちSoutの絶対値(Soutの振幅の絶対
値)が、Rinに−20dBである(1/100)を乗じた値の閾値
より大であるときダブルトーク状態と判断する。
値)が、 Rinに0dBである1を乗じた値の閾値より大であるダブル
トーク状態とし、 収束状態では、 |Sout|>電力(Rin)×(−20dB) を満たすとき、即ちSoutの絶対値(Soutの振幅の絶対
値)が、Rinに−20dBである(1/100)を乗じた値の閾値
より大であるときダブルトーク状態と判断する。
この様にエコーキャンセラの初期状態では、送信出力So
utとの比較のために電力比較判定回路に与えられる閾値
は大きな値となっているので、初期状態での送信出力が
大であってもダブルトークでない状態でのダブルトーク
の誤検出が防止されるか、またダブルトークであっても
その検出は緩やかなものとなり、その間にエコーキャン
セラでのタップの切り換えによるエコーの収束は迅速に
正常に行なわれ、エコーキャンセラは収束状態となる。
utとの比較のために電力比較判定回路に与えられる閾値
は大きな値となっているので、初期状態での送信出力が
大であってもダブルトークでない状態でのダブルトーク
の誤検出が防止されるか、またダブルトークであっても
その検出は緩やかなものとなり、その間にエコーキャン
セラでのタップの切り換えによるエコーの収束は迅速に
正常に行なわれ、エコーキャンセラは収束状態となる。
そしてこの状態では電力比較判定回路への閾値は低い値
となっているのでダブルトークの検出は厳しく行なわれ
る。即ちエコーキャンセラの初期状態では誤ったダブル
トークの検出によるタップ係数の切り替えの停止は防止
され、タップ切り替えは正常に行なわれ、収束は遅延な
く迅速に行なわれる。
となっているのでダブルトークの検出は厳しく行なわれ
る。即ちエコーキャンセラの初期状態では誤ったダブル
トークの検出によるタップ係数の切り替えの停止は防止
され、タップ切り替えは正常に行なわれ、収束は遅延な
く迅速に行なわれる。
また一般に、エコー消去量は送信入力Sinと送信出力Sou
tとの比と定義されている。しかし人間の耳は、自分の
声とそれに対応した残差エコーとによってエコー消去量
を認識する。しかし送信入力Sinは受信入力Rinからハイ
ブリッドの減衰を減じたものであり、自分の声に最も近
いのは受信入力Rinである。従ってこのRinとSoutとの比
が人間にとってエコーキャンセラのエコー消費量を評価
する尺度に適し、かかる観点より本願発明では、RinとS
outの比によって初期状態と収束状態の切り分けを行な
い実際に即した制御としている。
tとの比と定義されている。しかし人間の耳は、自分の
声とそれに対応した残差エコーとによってエコー消去量
を認識する。しかし送信入力Sinは受信入力Rinからハイ
ブリッドの減衰を減じたものであり、自分の声に最も近
いのは受信入力Rinである。従ってこのRinとSoutとの比
が人間にとってエコーキャンセラのエコー消費量を評価
する尺度に適し、かかる観点より本願発明では、RinとS
outの比によって初期状態と収束状態の切り分けを行な
い実際に即した制御としている。
図示実施例に従い本発明の詳細を説明する。
第2図は本発明の一実施例のエコーキャンセラのブロッ
ク回路図である。
ク回路図である。
図において、1はエコーキャンセラ、3′は第一の電力
比較回路、4は電力比較判定回路、6はダブルトーク検
出器、7は第二の電力比較回路、81,82は選択回路、9
は閾値回路である。
比較回路、4は電力比較判定回路、6はダブルトーク検
出器、7は第二の電力比較回路、81,82は選択回路、9
は閾値回路である。
閾値回路9はエコーキャンセラ1の初期状態時に使用さ
れる閾値91として高い閾値、例えば受信入力Rin×1の
値に等しい閾値と、収束状態時に使用される閾値92とし
て低い閾値、例えば受信入力Rin×〔−(1/100)〕の値
に略等しい閾値を備える。
れる閾値91として高い閾値、例えば受信入力Rin×1の
値に等しい閾値と、収束状態時に使用される閾値92とし
て低い閾値、例えば受信入力Rin×〔−(1/100)〕の値
に略等しい閾値を備える。
第二の電力比較回路7は本発明により閾値回路9の閾値
を選択する選択回路81を制御する。選択回路81は送信出
力Soutと受信入力Rinとの第二の電力比較回路7の比較
結果としてのエコー消去量、即ち10log10(Sout/Rin)
の値によって、初期状態、或いは収束状態に応じ、ダブ
ルトーク検出器6へ供給する閾値91,92を切り替える。
を選択する選択回路81を制御する。選択回路81は送信出
力Soutと受信入力Rinとの第二の電力比較回路7の比較
結果としてのエコー消去量、即ち10log10(Sout/Rin)
の値によって、初期状態、或いは収束状態に応じ、ダブ
ルトーク検出器6へ供給する閾値91,92を切り替える。
即ち、エコー消去量の少ない、初期状態にはダブルトー
ク検出を緩やかなものとし、収束状態に達した場合には
厳しくなる様に閾値を上記の様に設定する。
ク検出を緩やかなものとし、収束状態に達した場合には
厳しくなる様に閾値を上記の様に設定する。
本発明によれば収束状態の際に使用される閾値92を複数
個設けることが出来る。これらの閾値は選択回路82によ
り選択される。選択回路82はダブルトーク検出器6の出
力を計数するカウンタ回路11によって制御される。
個設けることが出来る。これらの閾値は選択回路82によ
り選択される。選択回路82はダブルトーク検出器6の出
力を計数するカウンタ回路11によって制御される。
即ち通話が正常に行なわれている場合、その話者のほか
に他の話者が加わり、線路の1端の電話機が並列接続と
なった場合とか、話者が交替して他の電話機を使用する
場合、エコーパスである接続経路がそれまでの減衰量と
は異なった値を示すようになると、ハイブリット10が一
次断状態とり、ハイブリッドではRoutは入力されるがSi
nが0となる様になる。
に他の話者が加わり、線路の1端の電話機が並列接続と
なった場合とか、話者が交替して他の電話機を使用する
場合、エコーパスである接続経路がそれまでの減衰量と
は異なった値を示すようになると、ハイブリット10が一
次断状態とり、ハイブリッドではRoutは入力されるがSi
nが0となる様になる。
この場合Rinは存在するのでエコーキャンセラは動作を
はじめ、Rinは入力するがSinは0であるのでエコーキャ
ンセラの動作は異常となり、エコーキャンセラより大き
な値の疑似Soutを出力する。
はじめ、Rinは入力するがSinは0であるのでエコーキャ
ンセラの動作は異常となり、エコーキャンセラより大き
な値の疑似Soutを出力する。
即ちこの場合Rinは入力されるがSinは0であるため、第
一の電力比較回路3′はダブルトーク検出器6にダブル
トークとはならない比較結果を出力するのにエコーキャ
ンセラよりの疑似出力Soutは大となるので、第二の電力
比較回路7での出力であるエコー消去量は小となる。
一の電力比較回路3′はダブルトーク検出器6にダブル
トークとはならない比較結果を出力するのにエコーキャ
ンセラよりの疑似出力Soutは大となるので、第二の電力
比較回路7での出力であるエコー消去量は小となる。
そしてこの場合電力比較判定回路には選択回路を介して
収束状態に対応する低い値の閾値が接続されているの
で、電力比較判定回路からの出力によってダブルトーク
検出器6はダブルトーク判定する。
収束状態に対応する低い値の閾値が接続されているの
で、電力比較判定回路からの出力によってダブルトーク
検出器6はダブルトーク判定する。
即ち第一の電力比較回路3′よりの入力ではダブルトー
クとはならないで、エコーキャンセラが収束状態で動作
している時に電力比較判定回路からの入力ではダブルト
ークとなる。この場合にはダブルトーク状態と、そうで
はない状態が交互に表れるので、直ちにダブルトークと
はしないで、カウンタ回路11がダブルトークを所定回数
以上検出した場合はじめてダブルトークとし、しかもこ
の場合、閾値回路よりの閾値を初期状態用の高い閾値に
急に切り替えるとエコーキャンセラの制御が乱れるの
で、例えば低い閾値と高い閾値の間の閾値とし、以後段
階的に閾値の切り替えを行なう。
クとはならないで、エコーキャンセラが収束状態で動作
している時に電力比較判定回路からの入力ではダブルト
ークとなる。この場合にはダブルトーク状態と、そうで
はない状態が交互に表れるので、直ちにダブルトークと
はしないで、カウンタ回路11がダブルトークを所定回数
以上検出した場合はじめてダブルトークとし、しかもこ
の場合、閾値回路よりの閾値を初期状態用の高い閾値に
急に切り替えるとエコーキャンセラの制御が乱れるの
で、例えば低い閾値と高い閾値の間の閾値とし、以後段
階的に閾値の切り替えを行なう。
即ち閾値回路9の収束状態時用閾値としては、収束状態
時の低い閾値のほか、初期状態時閾値と収束状態時閾値
との間の複数の中間状態時閾値を備える。
時の低い閾値のほか、初期状態時閾値と収束状態時閾値
との間の複数の中間状態時閾値を備える。
この様に閾値切り替えを行なえばエコーキャンセラはエ
コーパスの変化に対して迅速に追従させることが出来
る。
コーパスの変化に対して迅速に追従させることが出来
る。
第3図はエコーキャンセラの動作状態と閾値回路9から
選択された閾値の関係図である。
選択された閾値の関係図である。
初期状態においては閾値は0dB、即ち受信入力Rinに等し
い閾値に設定される。エコー消去量が20dB以上に達した
場合は収束状態に達したときであり、閾値は−20dBに切
り替わる。
い閾値に設定される。エコー消去量が20dB以上に達した
場合は収束状態に達したときであり、閾値は−20dBに切
り替わる。
エコーキャンセラが収束状態で動作している時に、ダブ
ルトーク検出頻度が基準回数を超え、かつSoutの値がRi
n×(−20dB)以上となった時には、閾値を直ちに高い
閾値であるRin×0dBの値とすると収束に乱れを生ずるの
で閾値をRin×(−6dB)に切り替え、続いてエコーキャ
ンセラがエコー消去を行わない状態のRin×0dBの閾値か
ら最終的にはRin×(−20dB)になる迄、段階的に閾値
の切り替えを行う。
ルトーク検出頻度が基準回数を超え、かつSoutの値がRi
n×(−20dB)以上となった時には、閾値を直ちに高い
閾値であるRin×0dBの値とすると収束に乱れを生ずるの
で閾値をRin×(−6dB)に切り替え、続いてエコーキャ
ンセラがエコー消去を行わない状態のRin×0dBの閾値か
ら最終的にはRin×(−20dB)になる迄、段階的に閾値
の切り替えを行う。
上述の様に本発明によれば、エコーキャンセラの収束状
態に対応してダブルトークの検出が行われ、エコー消去
が安定化され迅速に収束されるものであり、その作用効
果は極めて大きい。
態に対応してダブルトークの検出が行われ、エコー消去
が安定化され迅速に収束されるものであり、その作用効
果は極めて大きい。
第1図は本発明の原理図、 第2図は本発明一実施例のエコーキャンセラとダブルト
ーク検出回路のブロック図、 第3図は本発明のエコーキャンセラの状態と閾値の関係
図、 第4図は従来のエコーキャンセラとダブルトーク検出回
路のブロック図である。 図において、 1はエコーキャンセラ、 2,6はダブルトーク検出器、 3は電力比較回路、 3′は第一の電力比較回路、 4は電力比較判定回路、 5は基準値回路、 7は第二の電力比較回路、 8,81,82は選択回路、 9は閾値回路、 10はハイブリッド回路、 11はカウンタ回路である。
ーク検出回路のブロック図、 第3図は本発明のエコーキャンセラの状態と閾値の関係
図、 第4図は従来のエコーキャンセラとダブルトーク検出回
路のブロック図である。 図において、 1はエコーキャンセラ、 2,6はダブルトーク検出器、 3は電力比較回路、 3′は第一の電力比較回路、 4は電力比較判定回路、 5は基準値回路、 7は第二の電力比較回路、 8,81,82は選択回路、 9は閾値回路、 10はハイブリッド回路、 11はカウンタ回路である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−93738(JP,A) 特開 昭61−56526(JP,A) 特開 昭58−219837(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】エコーキャンセラ1に対し、 ダブルトーク検出の際検出信号をエコーキャンセラに出
力するダブルトーク検出器6、 エコーキャンセラ1への受信入力Rinと送信入力Sinとを
比較し、比較結果をダブルトーク検出器に出力する第一
の電力比較回路3′ エコーキャンセラ1への受信入力Rinと送信出力Soutと
を比較しエコー消去量を出力し、このエコー消去量を所
定値と比較する第二の電力比較回路7、 通話開始後エコーキャンセラが、この通話に対する通話
路の収束を開始し、第二の電力比較回路でエコー消去量
が所定値に達することを検出するまでのエコーキャンセ
ラの初期状態に対応する高い閾値と、エコー消去量が所
定値以上となるエコーキャンセラの収束状態に対応する
低い閾値とを有する閾値回路9、 エコーキャンセラの初期状態では閾値回路の高い閾値
を、エコーキャンセラの収束状態では閾値回路の低い閾
値を選択して電力比較判定回路に出力する選択回路及び エコーキャンセラ1よりの送信出力Soutと選択回路8が
出力する閾値とを比較判定し、判定結果をダブルトーク
検出器6に出力する電力比較判定回路4を備えることを
特徴とするダブルトーク検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61142573A JPH0691482B2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | ダブルト−ク検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61142573A JPH0691482B2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | ダブルト−ク検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62299120A JPS62299120A (ja) | 1987-12-26 |
JPH0691482B2 true JPH0691482B2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=15318464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61142573A Expired - Fee Related JPH0691482B2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | ダブルト−ク検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0691482B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4312227B2 (ja) | 2006-11-21 | 2009-08-12 | 富士通株式会社 | エコー処理方法及び装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0612882B2 (ja) * | 1982-06-15 | 1994-02-16 | 富士通株式会社 | エコ−キャンセラ |
JPS6156526A (ja) * | 1984-08-28 | 1986-03-22 | Toshiba Corp | 反響信号打消装置 |
-
1986
- 1986-06-18 JP JP61142573A patent/JPH0691482B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62299120A (ja) | 1987-12-26 |
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