JP2980141B2 - センタクリッパ回路 - Google Patents
センタクリッパ回路Info
- Publication number
- JP2980141B2 JP2980141B2 JP4317785A JP31778592A JP2980141B2 JP 2980141 B2 JP2980141 B2 JP 2980141B2 JP 4317785 A JP4317785 A JP 4317785A JP 31778592 A JP31778592 A JP 31778592A JP 2980141 B2 JP2980141 B2 JP 2980141B2
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- JP
- Japan
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- signal
- circuit
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- absolute value
- threshold value
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、通信路の２線４線変換
等によって生じるエコー信号を消去するエコーキャンセ
ラに関し、特にエコーキャンセラに接続されるセンタク
リッパ回路に関する。
等によって生じるエコー信号を消去するエコーキャンセ
ラに関し、特にエコーキャンセラに接続されるセンタク
リッパ回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】エコーキャンセラは、適応ＦＩＲ（Ｆｉ
ｎｉｔｅ Ｉｍｐｕｌｓｅ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）形フィ
ルタを用いてエコー経路を推定し、推定したエコー経路
により疑似エコー信号を生成し、生成した疑似エコー信
号によって送信入力信号のエコー信号（受信入力信号が
送信入力信号に廻り込むことによって生じるエコー信
号）を消去している。すなわち、送信入力信号から疑似
エコー信号を引いた残差信号を送信出力信号としてい
る。
ｎｉｔｅ Ｉｍｐｕｌｓｅ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）形フィ
ルタを用いてエコー経路を推定し、推定したエコー経路
により疑似エコー信号を生成し、生成した疑似エコー信
号によって送信入力信号のエコー信号（受信入力信号が
送信入力信号に廻り込むことによって生じるエコー信
号）を消去している。すなわち、送信入力信号から疑似
エコー信号を引いた残差信号を送信出力信号としてい
る。
【０００３】しかし、送信入力信号の雑音成分や推定エ
コー経路と真のエコー経路との誤差等により、若干の残
留エコー信号が残差信号（すなわち、送信出力信号）中
に残ってしまう。この残留エコー信号は、通話に関与す
る人間の聴覚の識別能力が高い場合には、その人間によ
って認識されてしまう。特に、遠端で受信信号のみが存
在する場合（シングルトークの場合）には、遠端に戻っ
ていく送信出力信号は残留エコー信号のみとなり、その
残留エコー信号は通話の妨げとなる。
コー経路と真のエコー経路との誤差等により、若干の残
留エコー信号が残差信号（すなわち、送信出力信号）中
に残ってしまう。この残留エコー信号は、通話に関与す
る人間の聴覚の識別能力が高い場合には、その人間によ
って認識されてしまう。特に、遠端で受信信号のみが存
在する場合（シングルトークの場合）には、遠端に戻っ
ていく送信出力信号は残留エコー信号のみとなり、その
残留エコー信号は通話の妨げとなる。
【０００４】一方、シングルトークの場合には、送信出
力信号となる残差信号は残留エコー信号のみであるの
で、残差信号は微弱な信号となる。
力信号となる残差信号は残留エコー信号のみであるの
で、残差信号は微弱な信号となる。
【０００５】そこで、このこと（シングルトークの場合
には残差信号が微弱な信号となること）を利用して、送
信入力信号が一定のレベル以上の信号であり残差信号が
一定のしきい値以下のレベルの信号であるときには送信
出力信号を強制的にゼロに抑圧するセンタクリッパ回路
が、エコーキャンセラに接続されて用いられている。
には残差信号が微弱な信号となること）を利用して、送
信入力信号が一定のレベル以上の信号であり残差信号が
一定のしきい値以下のレベルの信号であるときには送信
出力信号を強制的にゼロに抑圧するセンタクリッパ回路
が、エコーキャンセラに接続されて用いられている。
【０００６】従来、このようなセンタクリッパ回路（エ
コーキャンセラに接続されるセンタクリッパ回路）は、
図２に示すように構成されていた。すなわち、このセン
タクリッパ回路は、レベル検出回路２０と、しきい値決
定回路３０と、絶対値化回路４０と、比較回路５０と、
切替え回路６０とを含んで構成されている。また、この
センタクリッパ回路は、エコーキャンセラ１０に接続さ
れている。
コーキャンセラに接続されるセンタクリッパ回路）は、
図２に示すように構成されていた。すなわち、このセン
タクリッパ回路は、レベル検出回路２０と、しきい値決
定回路３０と、絶対値化回路４０と、比較回路５０と、
切替え回路６０とを含んで構成されている。また、この
センタクリッパ回路は、エコーキャンセラ１０に接続さ
れている。
【０００７】このように構成された従来のセンタクリッ
パ回路では、次のような動作が行われていた（図２参
照）。
パ回路では、次のような動作が行われていた（図２参
照）。
【０００８】レベル検出回路２０は、受信信号ｘ（ｊ）
（受信入力信号でもあり受信出力信号でもある信号）の
信号レベル（時間平均レベルで示される信号レベル）の
検出（測定および計算）を行う。
（受信入力信号でもあり受信出力信号でもある信号）の
信号レベル（時間平均レベルで示される信号レベル）の
検出（測定および計算）を行う。
【０００９】しきい値決定回路３０は、レベル検出回路
２０の出力（レベル検出回路２０によって検出された信
号レベル）に基づいて、しきい値を決定する。例えば、
受信信号ｘ（ｊ）の信号レベルが−３７ｄＢｍ以上であ
る場合には当該信号レベルの１８ｄＢダウン点をしきい
値として決定し、当該信号レベルが−３７ｄＢｍ未満で
ある場合には−∞をしきい値として決定する。
２０の出力（レベル検出回路２０によって検出された信
号レベル）に基づいて、しきい値を決定する。例えば、
受信信号ｘ（ｊ）の信号レベルが−３７ｄＢｍ以上であ
る場合には当該信号レベルの１８ｄＢダウン点をしきい
値として決定し、当該信号レベルが−３７ｄＢｍ未満で
ある場合には−∞をしきい値として決定する。
【００１０】一方、絶対値化回路４０は、エコーキャン
セラ１０の出力信号である残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベ
ルの絶対値を計算する。このように、比較回路５０の前
段に絶対値化回路４０を設けて残差信号ｅ（ｊ）を絶対
値化回路４０に通すのは、比較回路５０において残差信
号ｅ（ｊ）の瞬時レベルが比較の対象とされるので、ま
ず残差信号ｅ（ｊ）の大きさ（すなわち、絶対値）を知
る必要があるからである。
セラ１０の出力信号である残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベ
ルの絶対値を計算する。このように、比較回路５０の前
段に絶対値化回路４０を設けて残差信号ｅ（ｊ）を絶対
値化回路４０に通すのは、比較回路５０において残差信
号ｅ（ｊ）の瞬時レベルが比較の対象とされるので、ま
ず残差信号ｅ（ｊ）の大きさ（すなわち、絶対値）を知
る必要があるからである。
【００１１】比較回路５０は、絶対値化回路４０によっ
て計算された残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの絶対値
と、しきい値決定回路３０によって決定されたしきい値
とを比較する。
て計算された残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの絶対値
と、しきい値決定回路３０によって決定されたしきい値
とを比較する。
【００１２】切替え回路６０は、比較回路５０による比
較で残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの絶対値がしきい値
以下である場合に、比較回路５０からの指示に基づいて
残差信号ｅ（ｊ）の信号線と送信出力信号ｓ（ｊ）の信
号線とを切断（開放）し、送信出力信号ｓ（ｊ）をゼロ
に抑圧する。
較で残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの絶対値がしきい値
以下である場合に、比較回路５０からの指示に基づいて
残差信号ｅ（ｊ）の信号線と送信出力信号ｓ（ｊ）の信
号線とを切断（開放）し、送信出力信号ｓ（ｊ）をゼロ
に抑圧する。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のセンタ
クリッパ回路では、受信信号に基づいてしきい値が決定
されている。一方、その受信信号の影響によるエコー信
号がエコー経路を介して送信側に戻ってくるまでには時
間的な遅延が存在し、その遅延時間は一定ではない。そ
のために、音声信号のような信号レベルが非定常な信号
の送受信が行われる場合には、センタクリッパ回路によ
る判定（送信出力信号をゼロに抑圧すべきか否かの判
定。以下、抑圧判定という）が適正に行われないおそれ
があるという欠点があった。すなわち、抑圧すべき送信
出力信号の抑圧が行われないおそれ（遠端方向に通過さ
せるべきでない残留エコー信号を誤って通過させてしま
うおそれ）が多くなるという欠点があった。
クリッパ回路では、受信信号に基づいてしきい値が決定
されている。一方、その受信信号の影響によるエコー信
号がエコー経路を介して送信側に戻ってくるまでには時
間的な遅延が存在し、その遅延時間は一定ではない。そ
のために、音声信号のような信号レベルが非定常な信号
の送受信が行われる場合には、センタクリッパ回路によ
る判定（送信出力信号をゼロに抑圧すべきか否かの判
定。以下、抑圧判定という）が適正に行われないおそれ
があるという欠点があった。すなわち、抑圧すべき送信
出力信号の抑圧が行われないおそれ（遠端方向に通過さ
せるべきでない残留エコー信号を誤って通過させてしま
うおそれ）が多くなるという欠点があった。
【００１４】本発明の目的は、上述の点に鑑み、送信入
力信号に基づいてしきい値を決定し、エコー経路の遅延
時間（受信信号の影響によるエコー信号がエコー経路を
介して送信側に戻ってくるまでの遅延時間）に依存しな
い抑圧判定を行うことにより、適正な抑圧判定を行うこ
とができ、抑圧すべき送信出力信号の抑圧が行われない
おそれ（遠端方向に通過させるべきでない残留エコー信
号を誤って通過させてしまうおそれ）を少なくすること
ができるセンタクリッパ回路（エコーキャンセラに接続
される送信入力信号依存形センタクリッパ回路）を提供
することにある。
力信号に基づいてしきい値を決定し、エコー経路の遅延
時間（受信信号の影響によるエコー信号がエコー経路を
介して送信側に戻ってくるまでの遅延時間）に依存しな
い抑圧判定を行うことにより、適正な抑圧判定を行うこ
とができ、抑圧すべき送信出力信号の抑圧が行われない
おそれ（遠端方向に通過させるべきでない残留エコー信
号を誤って通過させてしまうおそれ）を少なくすること
ができるセンタクリッパ回路（エコーキャンセラに接続
される送信入力信号依存形センタクリッパ回路）を提供
することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明のセンタクリッパ
回路は、エコーキャンセラに接続されるセンタクリッパ
回路において、送信入力信号の信号レベルを検出するレ
ベル検出回路と、このレベル検出回路によって検出され
た送信入力信号の信号レベルに基づいてしきい値を決定
するしきい値決定回路と、残差信号の瞬時レベルの絶対
値を計算する絶対値化回路と、前記しきい値決定回路に
よって決定されたしきい値と前記絶対値化回路によって
計算された残差信号の瞬時レベルの絶対値とを比較する
比較回路と、この比較回路による比較でしきい値が残差
信号の瞬時レベルの絶対値よりも大きい場合に送信出力
信号をゼロに抑圧する切替え回路とを有する。
回路は、エコーキャンセラに接続されるセンタクリッパ
回路において、送信入力信号の信号レベルを検出するレ
ベル検出回路と、このレベル検出回路によって検出され
た送信入力信号の信号レベルに基づいてしきい値を決定
するしきい値決定回路と、残差信号の瞬時レベルの絶対
値を計算する絶対値化回路と、前記しきい値決定回路に
よって決定されたしきい値と前記絶対値化回路によって
計算された残差信号の瞬時レベルの絶対値とを比較する
比較回路と、この比較回路による比較でしきい値が残差
信号の瞬時レベルの絶対値よりも大きい場合に送信出力
信号をゼロに抑圧する切替え回路とを有する。
【００１６】
【作用】本発明のセンタクリッパ回路では、レベル検出
回路が送信入力信号の信号レベルを検出し、しきい値決
定回路がレベル検出回路によって検出された送信入力信
号の信号レベルに基づいてしきい値を決定し、絶対値化
回路が残差信号の瞬時レベルの絶対値を計算し、比較回
路がしきい値決定回路によって決定されたしきい値と絶
対値化回路によって計算された残差信号の瞬時レベルの
絶対値とを比較し、切替え回路が比較回路による比較で
しきい値が残差信号の瞬時レベルの絶対値よりも大きい
場合に送信出力信号をゼロに抑圧する。
回路が送信入力信号の信号レベルを検出し、しきい値決
定回路がレベル検出回路によって検出された送信入力信
号の信号レベルに基づいてしきい値を決定し、絶対値化
回路が残差信号の瞬時レベルの絶対値を計算し、比較回
路がしきい値決定回路によって決定されたしきい値と絶
対値化回路によって計算された残差信号の瞬時レベルの
絶対値とを比較し、切替え回路が比較回路による比較で
しきい値が残差信号の瞬時レベルの絶対値よりも大きい
場合に送信出力信号をゼロに抑圧する。
【００１７】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【００１８】図１は、本発明のセンタクリッパ回路の一
実施例の構成（本実施例のセンタクリッパ回路が接続さ
れるエコーキャンセラ１を含む）を示すブロック図であ
る。
実施例の構成（本実施例のセンタクリッパ回路が接続さ
れるエコーキャンセラ１を含む）を示すブロック図であ
る。
【００１９】本実施例のセンタクリッパ回路は、レベル
検出回路２と、しきい値決定回路３と、絶対値化回路４
と、比較回路５と、切替え回路６とを含んで構成されて
いる。また、このセンタクリッパ回路は、エコーキャン
セラ１に接続されている。
検出回路２と、しきい値決定回路３と、絶対値化回路４
と、比較回路５と、切替え回路６とを含んで構成されて
いる。また、このセンタクリッパ回路は、エコーキャン
セラ１に接続されている。
【００２０】次に、このように構成された本実施例のセ
ンタクリッパ回路の動作について説明する（図１参
照）。
ンタクリッパ回路の動作について説明する（図１参
照）。
【００２１】レベル検出回路２は、エコーキャンセラ１
の送信入力信号ｙ（ｊ）の信号レベル（時間平均レベル
で示される信号レベル）の検出（測定および計算）を行
う。
の送信入力信号ｙ（ｊ）の信号レベル（時間平均レベル
で示される信号レベル）の検出（測定および計算）を行
う。
【００２２】しきい値決定回路３は、レベル検出回路２
の出力（レベル検出回路２によって検出された信号レベ
ル）に基づいて、しきい値を決定する。例えば、送信入
力信号ｙ（ｊ）の信号レベルが−３７ｄＢｍ以上である
場合には当該信号レベルの１８ｄＢダウン点をしきい値
として決定し、当該信号レベルが−３７ｄＢｍ未満であ
る場合には−∞をしきい値として決定する。
の出力（レベル検出回路２によって検出された信号レベ
ル）に基づいて、しきい値を決定する。例えば、送信入
力信号ｙ（ｊ）の信号レベルが−３７ｄＢｍ以上である
場合には当該信号レベルの１８ｄＢダウン点をしきい値
として決定し、当該信号レベルが−３７ｄＢｍ未満であ
る場合には−∞をしきい値として決定する。
【００２３】一方、絶対値化回路４は、エコーキャンセ
ラ１の出力信号である残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの
絶対値を計算する。このように、比較回路５の前段に絶
対値化回路４を設けて残差信号ｅ（ｊ）を絶対値化回路
４に通すのは、比較回路５において残差信号ｅ（ｊ）の
瞬時レベルが比較の対象とされるので、まず残差信号ｅ
（ｊ）の大きさ（すなわち、絶対値）を知る必要がある
からである。
ラ１の出力信号である残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの
絶対値を計算する。このように、比較回路５の前段に絶
対値化回路４を設けて残差信号ｅ（ｊ）を絶対値化回路
４に通すのは、比較回路５において残差信号ｅ（ｊ）の
瞬時レベルが比較の対象とされるので、まず残差信号ｅ
（ｊ）の大きさ（すなわち、絶対値）を知る必要がある
からである。
【００２４】比較回路５は、絶対値化回路４によって計
算された残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの絶対値と、し
きい値決定回路３によって決定されたしきい値とを比較
する。
算された残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの絶対値と、し
きい値決定回路３によって決定されたしきい値とを比較
する。
【００２５】切替え回路６は、比較回路５による比較で
残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの絶対値がしきい値以下
である場合に、比較回路５からの指示に基づいて残差信
号ｅ（ｊ）の信号線と送信出力信号ｓ（ｊ）の信号線と
を切断（開放）し、送信出力信号ｓ（ｊ）をゼロに抑圧
する。
残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの絶対値がしきい値以下
である場合に、比較回路５からの指示に基づいて残差信
号ｅ（ｊ）の信号線と送信出力信号ｓ（ｊ）の信号線と
を切断（開放）し、送信出力信号ｓ（ｊ）をゼロに抑圧
する。
【００２６】以上のように、本実施例（ひいては本発
明）のセンタクリッパ回路では、送信入力信号ｙ（ｊ）
に基づくしきい値と残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの絶
対値との比較（エコーキャンセラ１によって残差信号ｅ
（ｊ）が生成される際に送信入力信号ｙ（ｊ）から引か
れる消去量）に基づいて抑圧判定（送信出力信号ｓ
（ｊ）をゼロに抑圧すべきか否かの判定）が行われてい
るので、エコー経路の時間遅延に依存しない（無関係
な）抑圧判定を実現することができる。
明）のセンタクリッパ回路では、送信入力信号ｙ（ｊ）
に基づくしきい値と残差信号ｅ（ｊ）の瞬時レベルの絶
対値との比較（エコーキャンセラ１によって残差信号ｅ
（ｊ）が生成される際に送信入力信号ｙ（ｊ）から引か
れる消去量）に基づいて抑圧判定（送信出力信号ｓ
（ｊ）をゼロに抑圧すべきか否かの判定）が行われてい
るので、エコー経路の時間遅延に依存しない（無関係
な）抑圧判定を実現することができる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、送信入力
信号と残差信号との比較に基づいて抑圧判定、すなわち
送信出力信号をゼロに抑圧すべきか否かの判定を行うこ
とにより、エコー経路の遅延時間に依存しない抑圧判定
を行うことができ、適正な抑圧判定を行うことができ、
抑圧すべき送信出力信号の抑圧が行われないおそれ（遠
端方向に通過させるべきでない残留エコー信号を誤って
通過させてしまうおそれ）を少なくすることができると
いう効果がある。
信号と残差信号との比較に基づいて抑圧判定、すなわち
送信出力信号をゼロに抑圧すべきか否かの判定を行うこ
とにより、エコー経路の遅延時間に依存しない抑圧判定
を行うことができ、適正な抑圧判定を行うことができ、
抑圧すべき送信出力信号の抑圧が行われないおそれ（遠
端方向に通過させるべきでない残留エコー信号を誤って
通過させてしまうおそれ）を少なくすることができると
いう効果がある。
【図１】本発明のセンタクリッパ回路の一実施例の構成
等を示すブロック図である。
等を示すブロック図である。
【図２】従来のセンタクリッパ回路の一例の構成等を示
すブロック図である。
すブロック図である。
１ エコーキャンセラ ２ レベル検出回路 ３ しきい値決定回路 ４ 絶対値化回路 ５ 比較回路 ６ 切替え回路
Claims (1)
- 【請求項１】 エコーキャンセラに接続されるセンタク
リッパ回路において、 送信入力信号の信号レベルを検出するレベル検出回路
と、 このレベル検出回路によって検出された送信入力信号の
信号レベルに基づいてしきい値を決定するしきい値決定
回路と、 残差信号の瞬時レベルの絶対値を計算する絶対値化回路
と、 前記しきい値決定回路によって決定されたしきい値と前
記絶対値化回路によって計算された残差信号の瞬時レベ
ルの絶対値とを比較する比較回路と、 この比較回路による比較でしきい値が残差信号の瞬時レ
ベルの絶対値よりも大きい場合に送信出力信号をゼロに
抑圧する切替え回路とを有することを特徴とするセンタ
クリッパ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4317785A JP2980141B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | センタクリッパ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4317785A JP2980141B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | センタクリッパ回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06152474A JPH06152474A (ja) | 1994-05-31 |
| JP2980141B2 true JP2980141B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=18092021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4317785A Expired - Lifetime JP2980141B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | センタクリッパ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2980141B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4877083B2 (ja) * | 2007-06-12 | 2012-02-15 | 沖電気工業株式会社 | 残留エコー抑圧制御装置、方法及びプログラム |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP4317785A patent/JP2980141B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06152474A (ja) | 1994-05-31 |
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