JPH0712279A - 排水管路用自在継手 - Google Patents

排水管路用自在継手

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JPH0712279A
JPH0712279A JP5155227A JP15522793A JPH0712279A JP H0712279 A JPH0712279 A JP H0712279A JP 5155227 A JP5155227 A JP 5155227A JP 15522793 A JP15522793 A JP 15522793A JP H0712279 A JPH0712279 A JP H0712279A
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JP
Japan
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joint body
joint
male
curved
female
Prior art date
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Pending
Application number
JP5155227A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunari Okubo
康成 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 雄形継手体1の彎曲接続部11が雌形継手体
2の本体部23とカバー材3との間に形成された彎曲し
た溝31の中に挿入されて雄形継手体1と雌形継手体2
とが回転自在に接続され、本体部23の内周面が先広が
りの円錐状になっている。そして、本体部23の外周面
とカバー材との間にシール材4が水密に設けられてい
る。 【効果】 カバー材3が本体に取り付けられているから
簡単に組み立てて排水管路用自在継手が容易に製造でき
る。又、本体部23の内周面が先広がりの円錐状になっ
ているから、排水が流れても淀みができず、従って、浮
遊物が蓄積したり微生物が繁殖し難く流れを悪くならな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排水管路用自在継手に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、排水管路用自在継手は、主とし
て、排水管路の角度を変更するときに用いられていて、
種々な継手が発明、考案されている。例えば、特公平1
−21393号公報には、図3に示されるように、円筒
状の接続口部111と球面状に彎曲した内周面を持つ継
手部112とからなる外側継手体110と、外周面が前
記継手部112に回転自在に内接する彎曲面121で、
内周面が円筒面123である内側継手体120と、前記
外側継手体110と内側継手体120との間に挿入され
た密封環130とからなる排水管路用自在継手の製造方
法が記載されている。
【0003】しかし、かかる排水管路用自在継手で排水
管を接続し、排水を流すと、内側継手体120の先端に
デッドスペース140ができる。そして、排水の中に
は、種々な固形物が浮遊しているから、このデッドスペ
ース140で排水が淀むと、ここに排水の中の浮遊物が
蓄積し、次第に、その量が増加し、排水の流れを悪くす
るという問題がある。又、排水の中に浮遊物がなくと
も、このようなデッドスペース140があると、ここに
排水中の栄養分を取り込む微生物が繁殖し、排水の流れ
を悪くするという問題がある。
【0004】かかる問題を解決するものとして、最近、
実開昭63−24484号公報に記載あるように、外側
継手体の接続口部の中心線と球面状に彎曲した内周面を
持つ継手部の中心線とが同一線上になく、偏心させた排
水管路用自在継手が考案されている。この実開昭63−
24484号公報記載の考案を、図4を参照しながら説
明すると、内側継手体110の接続口部111の中心線
xとこの接続口部111に接続している球面状に彎曲し
た内周面を持つ継手部112の中心線yとを、同一線上
になく、偏心させているのである。又、実開平4−93
591号公報には円筒状の2つの継手体の先端面をそれ
ぞれ傾斜させた面で切断して接続端面となし、この両方
の傾斜した接続端面を回転自在に接続した管継手が記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記、接続口部111
の中心線xと継手部112の中心線yとが、同一線上に
なく、偏心させた自在継手を使用し、内側継手体120
を回転させて、管路の角度を変更させるように、排水管
を接続し、排水を流すと、内側継手体120先端と外継
手体110との間のデッドスペース140が少なくな
り、好ましいが、未だ、不完全である。
【0006】又、傾斜した接続端面を回転自在に接続さ
れた管継手では、円筒を傾斜させた面で切断した接続面
は楕円形であるから、外側継手体と内側継手体とが一直
線状又は180°回転させた状態に接続させると接続端
面は一致するが、接続端面をそれ以外の角度に回転させ
た状態で接続すると一方の管接続面と他方の管接続面と
がピッタリと一致せず、段差ができた状態に接続され、
従って、この段差の前後に固形物が蓄積したり、微生物
が繁殖するという問題がある。そこで、本発明の目的
は、内側継手体先端と外側継手体との間のデッドスペー
スをなくし、固形物が蓄積したり微生物が繁殖すること
のない排水管路用自在継手を提案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
し、上記目的を達成するためになされたものであって、
雄形継手体と雌形継手体とが回転自在に接続された排水
管路用自在継手であって、前記雄形継手体は先端の側壁
が球形のほぼ最大径部分まで膨出された球面状の彎曲接
続部を有し、前記雌形継手体は雄形継手体の彎曲接続部
に内接する外周面と先拡がりの円錐状の内周面とを有す
る本体部と彎曲接続部に外接する内周面を有するカバー
材とからなる接続部を有し、このカバー材は本体部から
彎曲接続部の側壁の厚みとほぼ等しい距離を隔てた位置
に取り付けられて本体部とカバー材との間に球面状に彎
曲した溝が形成されたものであり、雄形継手体の彎曲接
続部が雌形継手体の溝の中に挿入されて雄形継手体と雌
形継手体とが回転自在に接続され、雄形継手体の彎曲接
続部と雌形継手体の本体部との間にシール材が水密に挿
入されているものである。
【0008】本発明排水管路用自在継手は雄形継手体と
雌形継手体とが回転自在に接続されている。そして、こ
の接続されている端部と反対側の端部、即ち、それぞれ
の自由端に管体を接続して使用するものである。その
際、雄形継手体の自由端を挿し口にし、雌形継手体の自
由端を受け口にすると排水の流れが更にスムーズになり
淀みが発生し難くなるので好ましい。
【0009】
【作用】本発明排水管路用自在継手は、雄形継手体と雌
形継手体の本体部とカバー材とを別々に製造し、雄形継
手体の彎曲接続部の中にシール材を挟んで雌形継手体の
接続部を挿入する。この際、雄形継手体の彎曲接続部は
先端の側壁が球形のほぼ最大径部分まで膨出されその先
端が狭くなっていないから、雄形継手体の接続部の中に
内接する雌形継手体の接続部を簡単に挿入することがで
きる。その後、ガバー材を外側から雄形継手体の彎曲接
続部に被せるようにして雌形継手体に取り付けると簡単
に本発明排水管路用自在継手が製造できる。このように
して製造した本発明排水管路用自在継手の使用方法は、
先ず、雄形継手体と雌形継手体を回転させて自由端を所
望の方向に曲げ、雄形継手体の自由端に一方の管体を接
続し、雌形継手体の自由端に別の管体を接続する。尚、
上記手順は適宜変更できる。例えば、一方の継手体の自
由端に管体を接続した後に、他方の継手体の自由端に管
体を接続して所望の方向に向けてもよいし、又、一方の
継手体の自由端に管体を接続した後に、他方の自由端を
所望の方向に向けて管体を接続してもよい。
【0010】このようにして配管した後に排水を流して
使用する。このように排水を流すと、従来、内側継手体
の先端にデットスペースが生じて、この部分に水の淀み
が生じていたが、本発明においては、雌形継手体の内周
面が先拡がりの円錐状になっているから、雄形継手体と
雌形継手体との曲がる角度がこのテーパー状の拡がりの
範囲内であると、この雌形継手体の背後にデードスペー
スが生じない。従って、この部分に排水の淀みがなくな
り、排水の浮遊物が蓄積せず、又、微生物の繁殖がなく
なり、排水の流れがスムーズに行われる。特に、雄形継
手体の自由端を挿し口にし、雌形継手体の自由端を受け
口とし、雄形継手体の挿し口に下流側の管体を接続し、
雌形継手体の受け口に上流側の管体を接続すると、更に
排水がスムーズに流れて淀みができないので好ましい。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら、説明する。図1は本発明の一実施例を示すもので、
排水管路用自在継手の断面図である。図2は本発明のカ
バー材の取り付け状態を示す他の実施例を示すもので、
(イ)はネジ方式で取り付けた状態を示す説明図、
(ロ)は接着剤で取り付けた状態を示す説明図、(ハ)
は嵌合方式で取り付けた状態を示す説明図である。
【0012】図1において、1は雄形継手体であり、こ
の雄形継手体1は先端の側壁が球形のほぼ最大径部分ま
で膨出された球面状の彎曲接続部11を、又、他方の端
部は挿し口からなる管体接続部12を有する。2は雌形
継手体であり、この雌形継手体2は先端に雄形継手体1
の彎曲接続部11に内接する外周面21と、先拡がりの
円錐状の内周面22とを有する本体部23を有する。
又、この本体部23から彎曲接続部11の側壁の厚みと
ほぼ等しい距離を隔てた位置に、彎曲接続部11に外接
する内周面31を有する2つ割りのカバー材3がビス3
5で取り付けられている。
【0013】従って、この本体部23の外周面21とカ
バー材3の内周面31との間には彎曲接続部11が入る
球面状に彎曲している溝32が形成されている。又、こ
の雌形継手体2は他端に管体の中に挿入する受け口から
なる管体接続部25を有する。この管体接続部25の内
周面には、円周方向に溝が設けられ、この溝の中にゴム
製のシール材26が嵌合されていて、管体を挿入して接
続したときに接続部内周面と管体の外周面との間が水密
になるようになっている。
【0014】4は合成ゴム製のシール材であり、本体部
23の外周面21に溝が設けられて、この溝の中にシー
ル材4が嵌合されていて、この内周面31に彎曲接続面
11が取り付けられると、内周面31と彎曲接続面との
間が水密になるようになっている。5と下流側管体であ
り、この下流側管体5は管体接続部12に接続される。
6は上流側管体であり、この上流側管体6は管体接続部
25に接続される。
【0015】次に、この排水管路用自在継手の組立方法
を説明する。先ず、雌形継手体2の本体部23を雄形継
手体1の彎曲接続部11の中に挿入する。この挿入は彎
曲接続部11が球形のほぼ最大径部分まで膨出された球
面状であるから簡単に挿入できる。次に、2つ割れのカ
バー材3をビス35で取り付けると、雄形継手体1と雌
形継手体2とが回転自在に接続された排水管路用自在継
手が製造できる。
【0016】次に、この排水管路用自在継手の管体接続
部25、12を所望の方向に向け、受け口からなる管体
接続部25を上流側管体6に接続し、挿し口からなる管
体接続部12を下流側管体5に接続する。このようにし
て配管された管路に排水を流す。すると、排水はスムー
ズに流れ、この管路用自在継手の部分で流れが淀むこと
がなく、従って、固形物が蓄積したり微生物が繁殖する
ことがなかった。
【0017】次に、図2に示す実施例に付いて説明す
る。図2に示す実施例ではカバー材の取付構造が異なる
だけで他は図1と同じであるから、カバー材の取付構造
を示し、他は省略する。図2の(イ)に示すカバー材3
aはネジ方式で本体部23aに取り付けている。又、図
2の(ロ)に示すカバー材3bは接着剤を使用して本体
部23bに接着して取り付けている。又、図2の(ハ)
に示すカバー材3cは嵌合方式で本体部23cに嵌合し
て取り付けている。
【0018】
【発明の効果】本発明排水管路用自在継手は雄形継手体
の彎曲接続部の中にシール材を挟んで雌形継手体の接続
部を挿入し、カバー材を雄形継手体の彎曲接続部に被せ
るようにして雌形継手体に取り付けるだけで簡単に製造
できるので便利である。又、従来、内側継手体の先端に
デッドスペースが生じて、この部分に水の淀みが生じて
いたが、本発明では雌形継手体の接続部内周面が先拡が
りの円錐状になっているから、この先拡がりの範囲内の
曲がりであれば、段差が生ぜず、従って、排水がスムー
ズに流れて淀むことがなく、従って、固形物が蓄積した
り微生物が繁殖することがない。
【0019】本発明において、雄形継手体の自由端を挿
し口とし、雌形継手体の自由端を受け口にすると、受け
口に上流側管体を、挿し口を下流側管体をそれぞれ接続
することにより、更に、排水がスムーズに流れるように
なるから便利である。このように本発明は種々な効果が
あるから極めて価値のあるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すもので、排水管
路用自在継手の断面図である。
【図2】図2は本発明のカバーの取付状態を示すもの
で、(イ)はネジ方式で取り付けた状態を示す説明図、
(ロ)は接着剤で取り付けた状態を示す説明図、(ハ)
は嵌合方式で取り付けた状態を示す説明図である。
【図3】図3は従来の排水管路用在継手の断面図であ
る。
【図4】図4は従来の他の排水管路用在継手の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 雄形継手体 11 彎曲接続部 12 管体接続部 2 雌形継手体 21 本体部の外周面 22 本体部の内周面 23、23a、23b、23c 本体部 22 内周面 25 管体接続部 3、3a、3b、3c カバー材 31 カバー材の内周面 32 溝 4 シール材 5 下流側管体 6 上流側管体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄形継手体と雌形継手体とが回転自在に
    接続された排水管路用自在継手であって、前記雄形継手
    体は先端の側壁が球形のほぼ最大径部分まで膨出された
    球面状の彎曲接続部を有し、前記雌形継手体は雄形継手
    体の彎曲接続部に内接する外周面と先拡がりの円錐状の
    内周面とを有する本体部と彎曲接続部に外接する内周面
    を有するカバー材とからなる接続部を有し、このカバー
    材は本体部から彎曲接続部の側壁の厚みとほぼ等しい距
    離を隔てた位置に取り付けられて本体部とカバー材との
    間に球面状に彎曲した溝が形成されたものであり、雄形
    継手体の彎曲接続部が雌形継手体の溝の中に挿入されて
    雄形継手体と雌形継手体とが回転自在に接続され、雄形
    継手体の彎曲接続部と雌形継手体の本体部との間にシー
    ル材が水密に挿入されていることを特徴とする排水管路
    用自在継手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の雄形継手体の自由端が挿
    し口であり、雌形継手体の自由端が受け口であることを
    特徴とする請求項1記載の排水管路用自在継手。
JP5155227A 1993-06-25 1993-06-25 排水管路用自在継手 Pending JPH0712279A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030051115A (ko) * 2001-12-17 2003-06-25 조문건 각도 변경이 가능한 엘보우
KR20050007122A (ko) * 2003-07-10 2005-01-17 김민철 관 연결구
JP2006152861A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Sanden Corp 可変容量斜板式圧縮機の容量制御弁

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