JPH07122759A - 半導体加速度センサ - Google Patents

半導体加速度センサ

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JPH07122759A
JPH07122759A JP29281893A JP29281893A JPH07122759A JP H07122759 A JPH07122759 A JP H07122759A JP 29281893 A JP29281893 A JP 29281893A JP 29281893 A JP29281893 A JP 29281893A JP H07122759 A JPH07122759 A JP H07122759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cantilever beam
acceleration sensor
weight
semiconductor acceleration
pedestal
Prior art date
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Pending
Application number
JP29281893A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Umemaru
尚登 梅丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH07122759A publication Critical patent/JPH07122759A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体加速度センサの組立て工程を容易にす
ると共に、落下衝撃等の衝撃力に対しても高精度な特性
を維持し、更にベース側より発生した熱応力を吸収緩和
させることを目的とする。 【構成】 台座11の中間側周に切り込み溝11aを形
成し、その両端に凸部11bを設けて、その一端はベー
ス1の凹部分1bに挿入嵌合すると共に、凸部11bの
他端はカンチレバービーム4の一端にある窓穴4bに挿
入嵌合する。また、カンチレバービーム4の他端にある
窓穴4cは、出力感度を高める為に用いた重り5に構成
された凸部5aと接合させることにより、組み付け位置
を一定にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物理的振動を測定す
る機器に使用される半導体ひずみゲージを有する半導体
加速度センサに係り、特に、組立時の位置決め支持手段
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば特開昭62−221164
号公報に示された従来の半導体加速度センサを示すもの
で、(a)は平面断面図、(b)は(a)のX−X線断面図、(c)
は(a)のY−Y線断面図である。図において、1は金属
等からなり外周部に溶接部1aが形成されたベース、2
は金属等からなり外周部に溶接部2aが形成されたキャ
ップで、ベース1とキャップ2とでパッケージを構成す
る。3はベース1上に固定された台座、4は一端が台座
3に接着され、他端には出力感度を高める為に用いた重
り5と接着するカンチレバービームで、、このカンチレ
バービーム4には薄肉部4aが形成されている。6はこ
の薄肉部4aの上に形成された検出素子で、熱拡散又は
イオン注入法により半導体ひずみゲージが形成され、ア
ルミニウム蒸着などにより構成された配線により電気的
に接続され、フルブリッジ回路を構成している。7はベ
ース1を貫通し外部に出されたリード端子、8はリード
端子7の外周と貫通穴との間に充てんされた硬質ガラ
ス、9はリード端子7と検出素子6とをワイヤボンディ
ングした金線又はアルミニウム線などからなるワイヤ、
10はパッケージ内に封入されたシリコンオイルなどか
らなるダンピング液である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の半
導体加速度センサでは、組立接合時それぞれの部品の結
合が接着にて行われるため、組立て位置が定まりにく
く、組立て作業性が低下するという問題点があった。ま
た、接着完了までの間で位置ずれが生じ重りの重心位置
が変化することにより特性不良が発生することがあると
いう問題点があった。さらに、台座部分及び重り部分に
ついては、接着面に対してかかる応力は全て接着強度の
みで保持されており、落下衝撃等大きな衝撃で加わるせ
ん断力により接着面から剥がれることがあるという問題
点があった。又、ベース側よりベース材もしくはガラス
とシリコンの線膨張係数の差によって熱応力が発生する
という問題点があった。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、組立構成が簡単で位置ずれが発
生することなく精度よく位置決めができ、組立て作業性
を向上した精度の良い半導体加速度センサを得ること、
及び、落下衝撃等大きな衝撃が加わった時でも、嵌合面
で衝撃力を受け止め接着接合面から剥がれることなく信
頼性の高い半導体加速度センサを得ること、更にベース
側より発生した熱応力を吸収緩和させることを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体加
速度センサは、側面に応力緩和用切り込み溝を設けた台
座の上下凸部をそれぞれベースとカンチレバービームの
凹部にはめ込んで固定するようにし、一方、カンチレバ
ービームの他方の重りとの固定も凹凸嵌合手段により差
し込み式で連結するようにしたものである。また、カン
チレバービームの先端に接合される重りを、カンチレバ
ービームに対し、角穴などの穴形状の差し込み式にした
ものである。
【0006】
【作用】この発明における半導体加速度センサは、台座
の側面に切り込み溝を設けることにより、ベース側より
発生した熱応力を吸収緩和させることができる。又、カ
ンチレバービーム,重り,台座,及びベースが、凹凸部
を用いて組み付け配置されているので、落下衝撃等大き
な衝撃が加わった時でも、凹凸部嵌合面で衝撃力を受け
止め接合面から剥がれることを防止している。また、組
立て時は凹凸部に導かれ容易に位置決め挿入ができ、組
立ての作業性が向上する。さらに、カンチレバービーム
に対し、重りを差し込み式にしたことにより、重りはカ
ンチレバービームに導かれ容易に位置決め挿入ができ、
組立ての作業性及び、重りの重心位置が一定となり精度
向上が図れる。
【0007】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例1による
半導体加速度センサを図に基づいて説明する。図1は実
施例1による半導体加速度センサを示す側面断面図、図
2は分解斜視図である。図において、従来技術と同一部
分は同一符号により示すものとする。11はベース1上
に固定される台座であり、この台座11には側面周辺に
切り込み溝11aが設けられており、これによりベース
1側よりベース材もしくはガラスとシリコンの線膨張係
数の差によって発生した熱応力を吸収緩和させている。
また、台座11は両端に凸部11bを構成しており、凸
部11bの一端はベース1の凹部分1bに挿入嵌合され
ており、他方の凸部11bはカンチレバービーム4の一
端にある窓穴4bに挿入嵌合されている。また、カンチ
レバービーム4の他端にある窓穴4cには出力感度を高
めるために用いた重り5に形成された凸部5aと嵌合し
ている。なお、カンチレバービーム4には薄肉部4aが
形成されており、この薄肉部4aの上に半導体ひずみゲ
ージ6が形成されている。
【0008】実施例2.上記実施例においては、台座1
1の側面周辺に角形の切り込み溝11aを設けた例を示
したが、図3に示すような円形型の溝11cであっても
同一の効果を奏し、台座11の断面積を減少させる構造
であればどのような形であってもよい。
【0009】実施例3.図4(a)(b)はカンチレバービー
ム4に対し、重り5を有底の穴に差し込み嵌合式にした
場合を示す平面断面図及びそのZ−Z線における側面断
面図である。重り5の重心Gはカンチレバービーム4の
片持ちはり中心線H上に配置し、又重り5の位置はカン
チレバービーム4に中心線H上に沿ってくり抜かれた有
底の穴5bの内部端面5cで規制され、組立て位置が定
められている。
【0010】実施例4.尚、カンチレバービームに対し
中心線上に沿ってくり抜かれる穴5bの形状は、重り5
の重心Gが片持ちはりの中心線上に位置するよう配置で
きれば、図4に示される形状に限定されるものではな
く、例えば図5(a)(b)に示されるような形状であっても
よい。
【0011】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、台座の
側面に切り込み溝を設けることにより、ベース側より発
生した熱応力を吸収緩和させることができる。又、加速
度センサを構成するカンチレバービーム,重り,台座及
び、ベースの組立接合される各部分の凹,凸部に沿って
挿入するようにしたこと、又、重りを差し込み嵌合式に
したことにより組立て位置が一定となり、組立て作業性
の向上が図れ、さらにまた接合完了までの間で位置ずれ
を生じることがなく、重りの重心位置が一定で特性不良
のない半導体加速度センサを得ることができる。さら
に、落下衝撃等大きな衝撃が加わった時でも凹,凸の嵌
合面で衝撃力を受け止め、接合面から剥がれることがな
く、高精度な特性が維持され信頼性の高い半導体加速度
センサが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による半導体加速度センサ
を示す側面断面図である。
【図2】この発明の実施例1による半導体加速度センサ
を示す分解斜視図である。
【図3】この発明の実施例2による半導体加速度センサ
を示す側面断面図である。
【図4】(a)はこの発明の実施例3による半導体加速度
センサを示す平面断面図、(b)は(a)のZ−Z線の側面断
面図である。
【図5】(a)(b)はこの発明の他の実施例による半導体加
速度センサにおける重り部分を示す斜視図である。
【図6】(a)は従来の半導体加速度センサを示す平面断
面図、(b)は(a)のX−X線断面図、(c)は(a)のY−Y線
の断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 カバー 4 カンチレバービーム 4b,4c 窓穴 5 重り 5a 凸部 5b 穴 5c 重り内部端面 6 半導体ひずみゲージ 11 台座 11a 切り込み溝 11b 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に台座を介してカンチレバービ
    ームが片持ち支持されると共に、上記カンチレバービー
    ムには半導体ひずみゲージ及び他端に重りが取付けられ
    た半導体加速度センサにおいて、上記台座の側面に応力
    緩和用切り込み溝を設けると共に、その上下の凸部をこ
    れに相対するカンチレバービーム及びベースの凹部には
    め込んで位置決めし、一方カンチレバービームの他端部
    に重りを凹凸嵌合手段により固定したことを特徴とする
    半導体加速度センサ。
  2. 【請求項2】 重りの重心がカンチレバービームの片持
    ちはり中心線上にくるよう、重りの位置がカンチレバー
    ビームに中心線上に沿ってくり抜かれた有底の穴に挿入
    され位置決めされていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体加速度センサ。
JP29281893A 1993-10-27 1993-10-27 半導体加速度センサ Pending JPH07122759A (ja)

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JP29281893A JPH07122759A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 半導体加速度センサ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0793103A2 (en) * 1996-02-27 1997-09-03 Seiko Instruments R&D Center Inc. Semiconductor acceleration sensor
US6158283A (en) * 1996-02-28 2000-12-12 Seiko Instruments R&D Center Inc. Semiconductor acceleration sensor
JP2011528185A (ja) * 2008-07-17 2011-11-10 ジャン−フレデリック・マルタン 電圧を発生するための自律型圧電デバイス

Cited By (4)

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