JPH07122668A - 半導体装置及びそのパッケージ - Google Patents
半導体装置及びそのパッケージInfo
- Publication number
- JPH07122668A JPH07122668A JP27071693A JP27071693A JPH07122668A JP H07122668 A JPH07122668 A JP H07122668A JP 27071693 A JP27071693 A JP 27071693A JP 27071693 A JP27071693 A JP 27071693A JP H07122668 A JPH07122668 A JP H07122668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- semiconductor device
- package
- case body
- insole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Die Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】内部に整合回路等を有するマイクロ波電力用途
のパッケージにおいて、整合回路等をその上に載せる中
敷の金属板のロー付時のロー材はい上がりを防ぎ歩留を
確保する。 【構成】中敷きの金属板2の側面に斜めの切れ込みを形
成しておくことにより、それがケース本体1の凸部につ
き当てられる際に空間を保ち、ロー材3が上部にはい上
がるのを防ぐことができる。
のパッケージにおいて、整合回路等をその上に載せる中
敷の金属板のロー付時のロー材はい上がりを防ぎ歩留を
確保する。 【構成】中敷きの金属板2の側面に斜めの切れ込みを形
成しておくことにより、それがケース本体1の凸部につ
き当てられる際に空間を保ち、ロー材3が上部にはい上
がるのを防ぐことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に関し、特に
内部に整合回路もしくは整合用素子を有し、数ワット以
上のマイクロ波電力用半導体装置をパッケージする半導
体装置に関する。
内部に整合回路もしくは整合用素子を有し、数ワット以
上のマイクロ波電力用半導体装置をパッケージする半導
体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内部に整合回路もしくは整合用素子を有
する数ワット以上の高出力マイクロ波電力用半導体装置
のパッケージは特性の向上を計る為に熱抵抗,接地イン
ピーダンスを下げると共に、信頼性を確保する為、その
パッケージの反り量も考慮しなければならない。図5に
おいて、ケース本体25の温度変化による応力ひずみに
より一般に中心部が浮き、厚さdの反り量が生じる。こ
の反り量は温度サイクル数、及びケース本体の長さlに
比例して大きくなり、例えばケース本体が銅の場合l=
17mm,−65〜+175℃の温度サイクル50回に
おいて約100μm程度の反り量が観測される。この反
り量が多いとパッケージクラックが発生し、信頼度を著
しく低下させるので、反り量を小さくする必要がある。
加えて熱抵抗及び接地インピーダンスを下げるため、厚
みが60μm程の薄いチップを用いているのが通例とな
っている。これらの要求を満足させるため、従来は図4
に示す様に、銅のケース本体18の一部に凸部を設け、
凸部最高部をチップの載置部24とし、さらに反り量を
温度サイクル50回で約50μm程度に抑えるため、例
えばモリブデンから成る厚み0.2〜0.8mm程の中
敷の金属板19を金シリコン等のロー材20でケース本
体18にロー付けし、基板ないしチップコンデンサの表
面がチップコンデンサの表面とほぼ同じ高さになるよう
にして、ボンディング性を良くしている。ここで、通常
中敷の金属板19はチップの載置部24と、基板ないし
チップコデンサの載置部との間を狭め、ボンディングワ
イヤ長を短くするためにケース本体18の一部の凸部に
つき当てて用いられる。またロー材ははい上がり防止用
の溝25を設けた例も報告されている(実願昭57−9
2725)。
する数ワット以上の高出力マイクロ波電力用半導体装置
のパッケージは特性の向上を計る為に熱抵抗,接地イン
ピーダンスを下げると共に、信頼性を確保する為、その
パッケージの反り量も考慮しなければならない。図5に
おいて、ケース本体25の温度変化による応力ひずみに
より一般に中心部が浮き、厚さdの反り量が生じる。こ
の反り量は温度サイクル数、及びケース本体の長さlに
比例して大きくなり、例えばケース本体が銅の場合l=
17mm,−65〜+175℃の温度サイクル50回に
おいて約100μm程度の反り量が観測される。この反
り量が多いとパッケージクラックが発生し、信頼度を著
しく低下させるので、反り量を小さくする必要がある。
加えて熱抵抗及び接地インピーダンスを下げるため、厚
みが60μm程の薄いチップを用いているのが通例とな
っている。これらの要求を満足させるため、従来は図4
に示す様に、銅のケース本体18の一部に凸部を設け、
凸部最高部をチップの載置部24とし、さらに反り量を
温度サイクル50回で約50μm程度に抑えるため、例
えばモリブデンから成る厚み0.2〜0.8mm程の中
敷の金属板19を金シリコン等のロー材20でケース本
体18にロー付けし、基板ないしチップコンデンサの表
面がチップコンデンサの表面とほぼ同じ高さになるよう
にして、ボンディング性を良くしている。ここで、通常
中敷の金属板19はチップの載置部24と、基板ないし
チップコデンサの載置部との間を狭め、ボンディングワ
イヤ長を短くするためにケース本体18の一部の凸部に
つき当てて用いられる。またロー材ははい上がり防止用
の溝25を設けた例も報告されている(実願昭57−9
2725)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体装置
のパッケージは通常中敷の金属板をケース本体18の凸
部につき当てて用いるため、金シリコン等のロー材20
がはい上がりしばしばチップマウント部まで達し、半導
体チップが金すずロー材にてロー付けできなくなるため
無視できない歩留り低下が生じている。ケース本体18
に溝25を設けた場合においても中敷の金属をケース本
体18の凸部につき当てて用いる場合は、ロー材20の
はい上がりを防ぐことはできない。
のパッケージは通常中敷の金属板をケース本体18の凸
部につき当てて用いるため、金シリコン等のロー材20
がはい上がりしばしばチップマウント部まで達し、半導
体チップが金すずロー材にてロー付けできなくなるため
無視できない歩留り低下が生じている。ケース本体18
に溝25を設けた場合においても中敷の金属をケース本
体18の凸部につき当てて用いる場合は、ロー材20の
はい上がりを防ぐことはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置のパ
ッケージは中敷の金属板の側面に斜めの切れ込みや凹み
を設けた構造をしている。凹みの深さは約0.2mm以
上が望ましい。
ッケージは中敷の金属板の側面に斜めの切れ込みや凹み
を設けた構造をしている。凹みの深さは約0.2mm以
上が望ましい。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の半導体パッケージの
断面図である。
る。図1は本発明の第1の実施例の半導体パッケージの
断面図である。
【0006】例えば銅から成るケース本体1にはリード
5及びリード5との絶縁を保つためのセラミック4がロ
ー付され、またそのケース本体1の内部には凸部が設け
られ、その上にチップの載置部7がある。例えばモリブ
デンから成る厚さ約0.3mm前後のモリブデン板は一
方の側面を上面の方が低面より約0.2mm以上長くな
るように斜めに切断しておく。これによりケース本体1
の凸部につき当てられた時ロー材3の留まる空間ができ
るためロー材3は上部にはい上がらずパッケージの歩留
りが確保できる。
5及びリード5との絶縁を保つためのセラミック4がロ
ー付され、またそのケース本体1の内部には凸部が設け
られ、その上にチップの載置部7がある。例えばモリブ
デンから成る厚さ約0.3mm前後のモリブデン板は一
方の側面を上面の方が低面より約0.2mm以上長くな
るように斜めに切断しておく。これによりケース本体1
の凸部につき当てられた時ロー材3の留まる空間ができ
るためロー材3は上部にはい上がらずパッケージの歩留
りが確保できる。
【0007】図2は本発明の第2の実施例である。この
場合、モリブデン板9は一部を削られている。ひさしの
長さは約0.2mm以上が望ましい。
場合、モリブデン板9は一部を削られている。ひさしの
長さは約0.2mm以上が望ましい。
【0008】図3は本発明の第3の実施例である。この
場合、中敷の金属板は側面をエッチングにより加工され
凹部が形成されている。
場合、中敷の金属板は側面をエッチングにより加工され
凹部が形成されている。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は中敷の金属
板の側面に斜の切れ込みや凹みを設けているため、ロー
材のはい上がりを防止でき、中敷の金属板をロー付けす
る時の歩留低下を防止できるという効果を有する。
板の側面に斜の切れ込みや凹みを設けているため、ロー
材のはい上がりを防止でき、中敷の金属板をロー付けす
る時の歩留低下を防止できるという効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施例の断面図。
【図2】本発明の第2の一実施例の断面図。
【図3】本発明の第3の一実施例の断面図。
【図4】従来の実施例の断面図。
【図5】ケース本体の反りを表わす断面図。
1,8,13,18,26 ケース本体 2,9,14,19 中敷の金属板 3,10,15,20 ロー材 4,11,16,21 セラミック 5,12,16,22 リード 6,23 基板ないしチップコンデンサの載置部 7,24 チップの載置部 25 溝
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体装置を搭載し、中敷の金属板を設
けるパッケージにおいて、前記中敷の金属板の側面に斜
めの切れ込み或いは凹みを設けたことを特徴とするパッ
ケージ。 - 【請求項2】 前記ヘッダー半導体チップとチップ載置
用基台と、前記半導体チップと基台との間に存在する金
属板とを有する半導体装置において、前記金属板の側面
の少なくとも一面に凹凸部又は傾斜部を有することを特
徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5270716A JP2522183B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5270716A JP2522183B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07122668A true JPH07122668A (ja) | 1995-05-12 |
JP2522183B2 JP2522183B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=17489968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5270716A Expired - Fee Related JP2522183B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522183B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003188318A (ja) * | 2001-12-19 | 2003-07-04 | Denso Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
US7617731B2 (en) | 2006-07-18 | 2009-11-17 | Panasonic Corporation | Ultrasonic measuring apparatus and ultrasonic measuring method |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP5270716A patent/JP2522183B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003188318A (ja) * | 2001-12-19 | 2003-07-04 | Denso Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
US7617731B2 (en) | 2006-07-18 | 2009-11-17 | Panasonic Corporation | Ultrasonic measuring apparatus and ultrasonic measuring method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2522183B2 (ja) | 1996-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6261868B1 (en) | Semiconductor component and method for manufacturing the semiconductor component | |
JPH08203924A (ja) | 半導体装置 | |
JP2956786B2 (ja) | 合成ハイブリッド半導体ストラクチャ | |
JP2003204020A (ja) | 半導体装置 | |
JPH06177178A (ja) | 半導体チップの構造 | |
US6512674B1 (en) | Package for semiconductor device having radiating substrate and radiator fin | |
JPH1174439A (ja) | 樹脂モールドパッケージ | |
JPH07122668A (ja) | 半導体装置及びそのパッケージ | |
JP2980066B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2833592B2 (ja) | 半導体容器 | |
JP2010027953A (ja) | 半導体装置 | |
JPH07335792A (ja) | 半導体素子搭載用パッケージ | |
JP3229816B2 (ja) | 樹脂封止型半導体装置の製造方法 | |
JPH0547953A (ja) | 半導体装置用パツケージ | |
JPH0682704B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH10275879A (ja) | 半導体パッケージ | |
JP2522165B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2629653B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2845634B2 (ja) | セラミックパッケージ | |
KR940010549B1 (ko) | 반도체 리드프레임 | |
JP2001060646A (ja) | 半導体装置 | |
JPH0738037A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2000286371A (ja) | 放熱板付セラミックパッケージ | |
JPH0661386A (ja) | 半導体装置 | |
JPS61150251A (ja) | 半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960402 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |