JPH07122503A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH07122503A
JPH07122503A JP28736993A JP28736993A JPH07122503A JP H07122503 A JPH07122503 A JP H07122503A JP 28736993 A JP28736993 A JP 28736993A JP 28736993 A JP28736993 A JP 28736993A JP H07122503 A JPH07122503 A JP H07122503A
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JP
Japan
Prior art keywords
processing chamber
opening
exhaust pipe
closing valve
semiconductor manufacturing
Prior art date
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Pending
Application number
JP28736993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kojima
宏之 小島
Toshirou Kizakihara
稔郎 木崎原
Taiji Kato
泰司 加藤
Isao Motohori
勲 本堀
Hirohisa Koriyama
広久 郡山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空排気中に開閉バルブを閉じた際の排気管
中のダストの処理室側へ流れ込みを防止する。 【構成】 ウエハSの処理室10と、処理室10に排気
管13を介して接続された真空ポンプ15と、排気管1
3に設けられた開閉バルブ14とを備えた半導体製造装
置において、処理室10と開閉バルブ14との間の排気
管13内に逆止弁20を設ける。この逆止弁20は、複
数のバーを、処理室10側から開閉バルブ側14に向け
て一定の勾配を有した状態でかつ放射状に形成すること
により構成されるものであり、また前記バーは開閉バル
ブ14が閉じられた際に開閉バルブ14側に向けて気体
を吹出すように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空ポンプを用いてウエ
ハの処理室の排気を行う半導体製造装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8はウエハの表面処理を行う従来の半
導体製造装置の一例を示したものである。図中10は処
理室であり、処理室10内には内部に反応ガスGの導入
路(図示せず)が形成された上部電極11と、処理時に
ウエハSが載置される下部電極12とが設けられてい
る。また、この処理室10には排気管13を介して真空
ポンプ15が接続されており、排気管13には開閉バル
ブ14が取り付けられている。
【0003】このような装置においては、まず真空ポン
プ15によって処理室10内の排気を行い、開閉バルブ
14で処理室10内の真空度を調節して所定の真空状態
にする。そしてその後、反応ガスGを処理室10内に導
入して反応処理を行うことにより、ウエハSの表面に成
膜したりウエハSの表面をエッチングしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の装置
ではウエハSの表面の成膜時の反応生成物やエッチング
時に生じた処理室10内のダストは、真空排気によって
真空ポンプ15側へと流れ、外部に排気される他、排気
口13aや処理室10近傍の排気管13の内壁に堆積し
ていた。ところが真空排気している状態で開閉バルブ1
4を閉めると、排気が図9に示したように処理室10側
へと逆流して、排気に含まれているダストDが処理室1
0側へ流れてしまい、また開閉バルブ14を閉じた衝撃
で堆積していたダストDも剥がれて処理室10側へと流
れ込んでしまうことがあった。
【0005】その結果、処理室10を汚染し、ひいては
ウエハSの表面を汚染して加工不良等の歩留り低下を起
こすという問題が生じていた。また処理室10をクリー
ニングするために装置を停止しなければならない等、メ
ンテナンスに時間を要し生産性を低下させるという問題
も発生していた。今後、微細化が進むに伴ってこのダス
トDの問題は深刻になると予想される。本発明は上記課
題に鑑みてなされたものであり、真空排気中に開閉バル
ブを閉じた際の排気管中のダストの処理室側へ流れ込み
を防止することができる半導体製造装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ウエハの処理室と、該処理室に排気管を介
して接続された真空ポンプと、前記排気管に設けられた
開閉バルブとを備えた半導体製造装置において、前記処
理室と前記開閉バルブとの間の排気管内に、逆止弁を設
けるようにしたものである。また上記装置において前記
逆止弁は、複数のバーを、前記処理室側から前記開閉バ
ルブ側に向けて一定の勾配を有した状態でかつ放射状に
形成することにより構成されると共に、前記バーは前記
開閉バルブが閉じられた際に、前記開閉バルブ側に向け
て気体を吹出すようにしたものである。さらに上記装置
において前記逆止弁は、断面略三角状の複数のバーを前
記排気管の経路に略直交する状態で格子状に設けると共
に、前記断面略三角状の頂点を前記開閉バルブ側に向け
かつ底辺を前記処理室側に向けた状態で配置することに
より構成されるようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、吹出し機構を備えた逆止弁か
ら吹出された気体によって、開閉バルブを閉じた瞬間に
生じるダストの処理室側への逆流が押し止められる。ま
た排気管の内壁に堆積しているダストにも前記気体が吹
き付けられて、そのダストが剥がれて前記処理室側へ流
れ込むのが防止される。また断面略三角状の複数のバー
からなる逆止弁を設けると、前記ダストを含む排気が前
記処理室側へと逆流した際に、前記バーの底辺付近で渦
となって停滞するため、前記ダストが前記処理室内へ逆
流する割合が少なくなる。また、前記堆積しているダス
トが剥がれても、そのダストは逆流した排気と共に前記
バーの底辺付近で停滞し、前記処理室側へ流れ込むのが
防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る半導体製造装置の実施例
を図面に基づいて説明する。図1は本発明の半導体製造
装置の一例を示した概略図である。図中10は処理室で
あり、処理室10内には内部に反応ガスGの導入路(図
示せず)が形成された上部電極11と、処理時にウエハ
Sが載置される下部電極12とが設けられている。ま
た、この処理室10には排気管13を介して真空ポンプ
15が接続されており、排気管13には開閉バルブ14
が取り付けられている。さらにこの半導体製造装置にお
いては、処理室10と開閉バルブ14との間の排気管1
3内に逆止弁20が設けられている。
【0009】図2は本発明の一例の要部断面図であり、
逆止弁20付近を示している。また図3は図2における
A線矢視図である。図示したように逆止弁20は、複数
のバー21を、処理室10側から開閉バルブ14側に向
けて一定の勾配を有した状態でかつ放射状に形成するこ
とによって構成される。つまり逆止弁20は傘の親骨状
に形成され、処理室10内を真空排気する際の処理室1
0側から開閉バルブ14側に向けての排気の流れXに逆
らわないように、各バー21の排気管13の内壁側の端
部を開閉バルブ14側に向けて配置されている。
【0010】この実施例では、上記した逆止弁20を開
閉バルブ14側に向けて所定の間隔で例えば2つ設けて
おり、2つの逆止弁20は後述する供給管23によって
接続されている。なお、逆止弁20の数はこれに限定さ
れるものではなく、一つ又は複数個設けることも可能で
ある。また逆止弁20は、開閉バルブ14が閉じられた
際にバー21から開閉バルブ14側に向けて気体Fを吹
出す吹出し機構22を備えている。
【0011】すなわち、逆止弁20の各バー21は筒状
をなし、各バー21の排気管13の内壁側の端部には後
述する不活性ガス等の気体Fの吹出し口21aが形成さ
れている。また逆止弁20の略中心には、開閉バルブ1
4方向に各バー21に連通する供給管23が取り付けら
れている。この供給管23は不活性ガス等の気体Fの供
給源24に接続されており、開閉バルブ14が閉じられ
た際に供給源24から気体Fが供給管23を介して逆止
弁20の各バー21に送られ、吹出し口21aから開閉
バルブ14側に向けて吹出されるようになっている。
【0012】上記のように構成された半導体製造装置に
おいては、従来と同様に真空ポンプ15で処理室10内
を真空排気し、所定の真空状態となった時点で開閉バル
ブ14を閉じると、それと略同時に吹出し機構22によ
って各バー21の吹出し口21aから気体Fが吹出され
る。この気体Fは開閉バルブ14側に向けて吹出され、
吹出された気体Fによって開閉バルブ14を閉じた瞬間
に生じるダストの処理室10側への逆流が押し止められ
る。
【0013】そのうえ、図4に示したように排気管13
の内壁に堆積しているダストDにも気体Fが開閉バルブ
14側に向けて吹き付けられるので、開閉バルブ14を
閉じた衝撃によって、堆積しているダストDが剥がれて
処理室10側へ流れ込むのが防止される。
【0014】したがってこの実施例装置によれば、真空
排気中に排気管13中に開閉バルブ14を閉じた際のダ
ストの処理室10側へ流れ込みを防止することができる
ので、ダストの流れ込みによる処理室10内の汚染を防
ぐことができる。その結果、処理室10内に載置された
ウエハSの表面を汚染させることなくその表面に成膜や
エッチング等の処理を施すことができることとなり、良
好に表面処理されたウエハSを得ることが可能となる。
【0015】図5は本発明の他の例の要部断面図であ
り、図6は図5におけるB線矢視図である。この実施例
では、上記した半導体製造装置の逆止弁20に代えて断
面略三角状の複数のバー31からなる逆止弁30が配置
される。すなわち逆止弁30は、排気管13内に断面略
三角状の複数のバー31を、排気管13の経路に略直交
する状態、つまり排気管13の径方向に所定の間隔で格
子状に設けることにより構成される。またこのとき各バ
ー31は、その断面略三角状の頂点31aを開閉バルブ
14側に向けかつ底辺31bを処理室10側に向けた状
態で配置される。
【0016】このような逆止弁30を設けた半導体製造
装置においては、真空排気中に開閉バルブ14が閉じら
れると、図7に示したようにダストDを含む排気は処理
室10側へ逆流し、逆止弁30の各バー31間を通過し
た後、バー31の底辺31b付近で渦となって停滞す
る。その結果、排気中のダストDが処理室10内へ逆流
する割合が少なくなる。
【0017】また、開閉バルブ14を閉じた衝撃によっ
て堆積しているダストDが剥がれた場合でも、剥がれた
ダストDは逆流した排気と共に逆止弁30のバー31の
底辺31b付近で渦となって停滞し、処理室10側へ流
れ込むのが防止される。また上記渦は、真空ポンプ15
によって処理室10内を真空排気する際には発生しない
ため、バー31の底辺31b付近に停留している又は底
辺31bに付着したダストDは、真空ポンプ15を作動
させかつ開閉バルブ14を開くことによって外部に排気
される。
【0018】したがってこの実施例装置においても、真
空排気中に開閉バルブ14を閉じた際の排気管13中の
ダストの処理室10側へ流れ込みを低減することができ
るので、ダストの流れ込みによる処理室10内の汚染を
防ぐことができる。したがって、処理室10内に載置さ
れたウエハSの表面をほとんど汚染させることなくその
表面に成膜やエッチング等の処理を施すことができ、良
好に表面処理されたウエハSを得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
真空排気中に開閉バルブを閉じた際の排気管中のダスト
の処理室側へ流れ込みが防止され、ダストの流れ込みに
よる処理室内の汚染を防ぐことができるので、ウエハを
良好に表面処理することができる。したがって、前記ウ
エハの汚染による歩留りの低下を防止することができる
うえ、前記処理室をのメンテナンスにかかる時間を短縮
することができるので、半導体製造の生産性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体製造装置の一例を示した概略図
である。
【図2】本発明の半導体製造装置の一例の要部断面図で
ある。
【図3】図2におけるA線矢視図である。
【図4】吹出し口付近の拡大図である。
【図5】本発明の半導体製造装置の他の例の要部断面図
である。
【図6】図5におけるB線矢視図である。
【図7】逆止弁付近の排気の流れの説明図である。
【図8】従来の半導体製造装置の一例を示した概略図で
ある。
【図9】ダストの逆流を説明する図である。
【符号の説明】
10 処理室 13 排気管 14 開閉バルブ 15 真空ポンプ 20、30 逆止弁 21、31 バー 21a 吹出し口 22 吹出し機構 31a 頂点 31b 底辺 D ダスト F 気体 S ウエハ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/31 (72)発明者 本堀 勲 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 郡山 広久 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハの処理室と、該処理室に排気管を
    介して接続された真空ポンプと、前記排気管に設けられ
    た開閉バルブとを備えた半導体製造装置において、 前記処理室と前記開閉バルブとの間の排気管内に、逆止
    弁を設けたことを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記逆止弁は、複数のバーを、前記処理
    室側から前記開閉バルブ側に向けて一定の勾配を有した
    状態でかつ放射状に形成することにより構成されると共
    に、前記バーは前記開閉バルブが閉じられた際に、前記
    開閉バルブ側に向けて気体を吹出すことを特徴とする請
    求項1記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記逆止弁は、断面略三角状の複数のバ
    ーを前記排気管の経路に略直交する状態で格子状に設け
    ると共に、前記断面略三角状の頂点を前記開閉バルブ側
    に向けかつ底辺を前記処理室側に向けた状態で配置する
    ことにより構成されることを特徴とする請求項1記載の
    半導体製造装置。
JP28736993A 1993-10-22 1993-10-22 半導体製造装置 Pending JPH07122503A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202644A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Megatorr Corp 逆止弁及び真空ポンプ装置
JP2009156441A (ja) * 2007-12-28 2009-07-16 Possible Inc クイッククローズバルブ
US9314824B2 (en) 2013-11-08 2016-04-19 Mks Instruments, Inc. Powder and deposition control in throttle valves

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