JPH07122430B2 - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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JPH07122430B2
JPH07122430B2 JP61119710A JP11971086A JPH07122430B2 JP H07122430 B2 JPH07122430 B2 JP H07122430B2 JP 61119710 A JP61119710 A JP 61119710A JP 11971086 A JP11971086 A JP 11971086A JP H07122430 B2 JPH07122430 B2 JP H07122430B2
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JP
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sealed
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JP61119710A
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勝晴 藤尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は圧縮機内の高低圧室形成構造に関するものであ
る。
従来の技術 低振動、低騒音特性を備えたスクロール圧縮機は、吸入
室が外周部にあり、吐出ポートがうず巻の中心部に設け
られ、圧縮流体の流れが一方向で往復動式圧縮機や回転
式圧縮機のような流体を圧縮するための吐出弁を必要と
せず吐出脈動が比較的小さくて大きな吐出空間を必要と
しないことがよく知られている。
また、この種の高圧ガス密閉シェル構造の圧縮機は、第
6図に示す構成が知られ、密閉ケース101の内部を固定
スクロール111やフレーム102により高圧側空間182と低
圧側空間180とに仕切り、両空間180,182の密封には密閉
ケース101に固定スクロール111やフレーム102を圧入す
る方法、あるいは特公昭59−2800号公報で知られる第7
図のような固定スクロール部材225を圧縮機ハウジング2
10にボルト211で固定し、吐出ポート235に通じる周囲室
部分222と吸入ポート234に通じる空間との間をシールリ
ング231で密封する方法などで構成されていた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の第6図のような密閉ケース101への
圧入のみによる両空間の仕切り密封では、仕切り密封不
完全な場合が多く、高圧側空間182から低圧側空間180へ
の高圧ガスの流入量が多くなり、圧縮機効率の低下を招
くという問題があった。
また、第7図のようなシールリング231による両空間の
密封とボルト211による圧縮機ハウジング210への固定ス
クロール部材225の固定とによる組合せでは、部品コス
トが高いなどの問題があった。
そこで、本発明は高低圧空間の仕切り部材の外周部と分
割した密閉ケースの外周部とを単一手段で確実に各々を
密封固定して安価で高高率な密閉型圧縮機を提供するも
のである。
問題点を解決するための手段 上記問題を解決するために本発明の密閉型圧縮機は、密
閉ケース内を高圧側と低圧側とに仕切る仕切り部材を挟
んで密閉ケースを2分割し、仕切り部材の外周囲部を挟
んで密閉ケースを2分割し、仕切り部材の接合密封外周
部と密閉ケースの各分割端外周部との3部品全周囲接合
密封を単一の接合密封手段により同時に可能な構成とし
たものである。
作用 本発明は上記構成によって、製作容易に分割された密閉
ケースを接合密封すると共に、高圧側の密閉ケースと仕
切り部材との間、および低圧側の密閉ケーストと仕切り
部材との間を単一の手段で接合密封し、接合密封時間が
短縮すると共に密封効果が向上する。
実施例 以下、本発明の実施例のスクロール圧縮機について、図
面を参照しながら説明する。
第1図,第2図は本発明の異なる実施例における密閉型
スクロール冷媒圧縮機の縦断面図を示し、第3図は本発
明の第3の実施例における接合部の部品組合せ形状を示
し、第4図,第5図はその後の溶接合状態を示す。
第1図において、1・2は軟鉄製の密閉ケース、3は軟
鉄製の接合環4に溶接合された鋳鉄製のフレームで結合
環4の外周突環部5を挟んで密閉ケース1・2と結合環
4とがその外接面で形成された円周溝に充填された単一
の溶接ビード6によって溶接密封されている。
フレーム3に支承されモータ7によって駆動される駆動
軸8の上端部の偏心穴9にはアルミニウム合金製の可動
スクロール10が自転阻止部品を係合して装嵌され、これ
にかみ合うアルミニウム合金製の吐出ポート30を有した
固定スクロール11が鋳鉄製の鏡板12に固定され、鏡板12
は同材質のフレーム3にネジ固定されている。
密閉ケース1とフレーム3と鏡板13とで形成された吐出
空間13は、密閉ケース1に設けられた吐出管14を通じて
外部の配管系に連通している。フレーム3と密閉ケース
2とで形成された低圧側のモータ室15は、密閉ケース2
に設けられた吸入管16を通じて外部の配管系に連通し、
モータ室15の底部には油溜17が設けられている。偏心穴
9と油溜17とを連通する偏心油穴18を有した駆動軸8の
下端が油溜17に埋設している。
吐出空間13とモータ室15との間は接合環4に設けられた
吐出油戻し用の極細通路19によって連通している。
また第2図は、フレーム3aを同一材質で一体成形し、軟
鉄製の鏡板12aと密閉ケース1・2とを単一の溶接ビー
ド6で溶接合され、吐出空間13aとモータ室15aとの間
は、フレーム3aに設けられた鋼玉20とバネ装置21とで構
成される吐出油戻し用の減圧装置22によって連通してい
る。
以上のように構成された密閉型スクロール冷媒圧縮機に
ついて、以下その動作を説明する。
モータ7によって駆動軸8が回転駆動されると旋回スク
ロール10が旋回運動をし、吸入管16を通して冷媒ガスが
モータ室15に流入後、冷媒ガス中に含まれる潤滑油の一
部を分離して旋回スクロール10と固定スクロール11の間
に形成された圧縮室内に閉じ込められ、旋回スクロール
の旋回運動にともなって圧縮され、吐出ポート30より吐
出空間13へ吐出される。吐出冷媒ガス中に含まれる潤滑
油の一部はその自重などによって吐出冷媒ガスから分離
して極細通路19や減圧装置22を通して圧縮効率を著しく
低下させない範囲内でモータ室15内に戻され、残りの潤
滑油は吐出冷媒ガスと共に吐出管14を経て外部の冷凍サ
イクルへ搬出される。
一方、冷媒ガス圧縮行程で発生し旋回スクロール10を固
定スクロール12から軸方向に離そうとするスラスト力
は、フレーム3(3a)で支持される。フレーム3(3a)
は最終的には溶接密封された密閉ケース1・2で支持さ
れる。
また、モータ室15の底部の油溜17に収集された潤滑油
は、駆動軸8の偏心油穴18の遠心ポンプ作用により軸受
摺動面などに給油された後、吸入冷媒ガスと共に圧縮吐
出される。
本実施例では、接合環4の外周突起部5の外周が密閉ケ
ース1・2より小さい場合の組合せ例を示したが、第3
図のように外周突起部5の外周が密閉ケース1・2より
大きい寸法設定で組み合わせた後、第4図のように外周
突起部5aの一部を溶かして接合してもよく、また第5図
のように溶接ビード6を肉盛りしてもよい。
以上のように上記実施例によれば、密閉ケース1・2で
構成される圧縮機内部空間を高圧側の吐出空間13と低圧
側のモータ室15とに仕切る仕切り部材を、駆動軸8を支
承するフレーム3(または圧縮室形成部品の固定スクロ
ール11を固定する鏡板12)で構成し、フレーム3(また
は鏡板12)を挟んで密閉ケース1・2の端部を隣接配置
し、フレーム3(または鏡板12)の接合密封するための
外周突起部5と密閉ケース1・2の端部外周部との3部
品外周接合密封を単一の溶接ビード6で構成したことに
より、溶接合時間短縮によるコスト低減と共に、溶接合
時の各部品への熱影響が少なくなって、圧縮室を形成す
る固定スクロール11や駆動軸8を支持フレーム3の寸法
歪が少なく、圧縮効率低下や入力損失を防止することが
できる。
また、フレーム3(または鏡板12)の外周部と密閉ケー
ス1・2の端部との溶接合によって、高圧側の吐出空間
13と低圧側のモータ室15との間の密封効果が高く、各部
品の剛性も向上し圧縮機も信頼性が高くなる。
また、上記実施例では仕切り部材を構成する接合密封部
5には密閉ケース1・2と同材質で溶接密封が容易な軟
鉄系材料で、その他の部分は他の機能(製作、コスト、
剛性、重量、耐摩耗など)を優先した材料(アルミニウ
ム合金、鋳鉄など)で構成することにより、溶接合機能
に優れ、溶接合時間の短縮やコスト低減、溶接合時の熱
影響を少なくして圧縮要素部品の寸法精度維持による信
頼性の確保や部品機能向上によって圧縮効率や耐久性を
高めることもできる。
発明の効果 以上のように本発明は、密閉ケース内を高圧側と低圧側
とに仕切る仕切り部材を、駆動軸を支承するフレームと
圧縮室形成固定部品のいずれか一方で構成し、仕切り部
材の外周囲部を挟んで密閉ケースを2分割し、仕切り部
材の接合密封外周部と密閉ケース1.2の各分割端外周部
との3部品全周囲接合密封を単一の接合密封手段により
同時に可能な構成としたことにより、2分割によって製
作容易な形状になった各密閉ケース1.2の密封結合と仕
切り部材の外周部との結合および仕切り部材による密閉
ケース内全体の高低圧仕切りとを同時にしかも単一の接
合密封手段で、且つ全周囲を接合密封できるので、関係
部品の製作コストが安く、密閉ケース内の高低圧仕切り
が簡易に構成でき、しかも接合時間の短縮や接合材料の
節約により、接合密封コストが極めて安い。また、各密
閉ケース1.2は仕切り部材との全周囲接合によって、剛
性が向上するので薄肉化による軽量化と低コストを促進
できる。また、高低圧仕切り差圧力を支持する仕切り部
材が各密閉ケース1.2の端部に挟まれた形態で高圧側と
低圧側との間の境界外周部も同時に接合密封されるの
で、仕切り部材と各密閉ケース1.2との結合(駆動軸主
軸方向の結合)を強めることができ、特に、両空間仕切
り手段のコスト低減および密閉ケース内仕切り差圧を大
きく設定することもできる。更に、各部品の剛性向上の
結果、圧縮機耐久性向上および部品寸法精確保による圧
縮機効率の向上の波及効果を伴うことができる。
また、仕切り部材を構成する溶接密封部には接合密封が
容易な材料で構成したことにより、最適の接合密封手段
の選択ができ、接合密封機能の向上と接合密封コストの
低減、接合密封部品および関連部品の機能向上によって
圧縮機の効率、耐久性向上もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における密閉型スクロー
ル圧縮機の縦断面図、第2図は本発明の第2の実施例に
おける密閉型スクロール圧縮機の縦断面図、第3図は本
発明の第3の実施例における接合部組合せ説明図、第4
図,第5図は第3図の接合部組合せにもとづく他の溶接
合状態説明図、第6図,第7図はそれぞれ異なる従来の
スクロール圧縮機の縦断面図である。 1,2……密閉ケース、3……フレーム、4……接合環、
6……溶接ビード、11……固定スクロール、12……鏡
板、13……吐出空間、15……モータ室。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉ケース内を高圧側と低圧側とに仕切る
    仕切り部材を、駆動軸を支承するフレームと圧縮室形成
    固定部品のいずれか一方で形成する構成において、前記
    仕切り部材の外周囲部を挟んで前記密閉ケースを2分割
    し、前記仕切り部材の接合密封外周部と前記密閉ケース
    の各分割端外周部との3部品全周囲接合密封を単一の接
    合密封手段により同時に可能な構成とした密閉型圧縮
    機。
  2. 【請求項2】仕切り部材を構成する溶接密封部には接合
    密封が容易な材料で、その他の部分は他の機能を優先し
    た材料で構成した特許請求の範囲第1項記載の密閉型圧
    縮機。
JP61119710A 1986-05-23 1986-05-23 密閉型圧縮機 Expired - Lifetime JPH07122430B2 (ja)

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JPS62276282A JPS62276282A (ja) 1987-12-01
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