JPH07122383B2 - 建具の気密装置 - Google Patents
建具の気密装置Info
- Publication number
- JPH07122383B2 JPH07122383B2 JP19323992A JP19323992A JPH07122383B2 JP H07122383 B2 JPH07122383 B2 JP H07122383B2 JP 19323992 A JP19323992 A JP 19323992A JP 19323992 A JP19323992 A JP 19323992A JP H07122383 B2 JPH07122383 B2 JP H07122383B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- crescent
- sealing member
- receiver
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、引違い障子、片引き障
子等クレセント錠を有する建具の気密装置に関する。
子等クレセント錠を有する建具の気密装置に関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の建具は、クレセント受けを建具の召合せ部材に仮留め
した状態でガラス溝にガラスを装着し、シーリング部材
をシーリング部材装着溝に装着し気密装置とするが、ク
レセント受けが邪魔でクレセント受けの裏側にはシーリ
ング部材を装着しないことがあった。そのため、ガラス
溝内に入った水がクレセント受けの裏面より流出すると
いった問題や、隙間があるため意匠性が悪いといった問
題があった。また、クレセント受けの裏側にシーリング
部材を装着する場合には、仮留めされているクレセント
受けを一旦外して、シーリング部材を装着し、再度クレ
セント受けを取付けるため作業性が悪いという問題があ
った。
の建具は、クレセント受けを建具の召合せ部材に仮留め
した状態でガラス溝にガラスを装着し、シーリング部材
をシーリング部材装着溝に装着し気密装置とするが、ク
レセント受けが邪魔でクレセント受けの裏側にはシーリ
ング部材を装着しないことがあった。そのため、ガラス
溝内に入った水がクレセント受けの裏面より流出すると
いった問題や、隙間があるため意匠性が悪いといった問
題があった。また、クレセント受けの裏側にシーリング
部材を装着する場合には、仮留めされているクレセント
受けを一旦外して、シーリング部材を装着し、再度クレ
セント受けを取付けるため作業性が悪いという問題があ
った。
【０００３】本発明は上記問題点に鑑み、クレセント受
けの裏側の水密性、気密性を高めた建具を提供すること
を目的とする。
けの裏側の水密性、気密性を高めた建具を提供すること
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも一対の建具のうち、一方の召
合せ部材にクレセント受けが取付けられ、他方の召合せ
部材にクレセント錠が取付けられた建具において、一方
の建具のクレセント受けが取付けられた部分を除いたシ
ーリング部材装着溝にシーリング部材を連続して装着
し、前記クレセント受けのガラス側面には、ガラス側面
とガラス溝内に装着されたガラスの室内側面の間隔と同
一またはこれよりも大なる肉厚を有するシーリングブロ
ックを設け、該シーリングブロックにガラスの室内側面
と密着するガラス密着面と、前記シーリング部材と接続
される接続面を形成したことを特徴とする。
め、本発明は、少なくとも一対の建具のうち、一方の召
合せ部材にクレセント受けが取付けられ、他方の召合せ
部材にクレセント錠が取付けられた建具において、一方
の建具のクレセント受けが取付けられた部分を除いたシ
ーリング部材装着溝にシーリング部材を連続して装着
し、前記クレセント受けのガラス側面には、ガラス側面
とガラス溝内に装着されたガラスの室内側面の間隔と同
一またはこれよりも大なる肉厚を有するシーリングブロ
ックを設け、該シーリングブロックにガラスの室内側面
と密着するガラス密着面と、前記シーリング部材と接続
される接続面を形成したことを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明は、建具のクレセント受けが取付けられ
た部分を除いたシーリング部材装着溝にシーリング部材
を連続して装着し、クレセント受けのガラス側面にはシ
ーリングブロックを設けてなるので、クレセント受けの
裏側において、シーリングブロックがガラスに密着する
とともに、前記シーリング部材と接続される。
た部分を除いたシーリング部材装着溝にシーリング部材
を連続して装着し、クレセント受けのガラス側面にはシ
ーリングブロックを設けてなるので、クレセント受けの
裏側において、シーリングブロックがガラスに密着する
とともに、前記シーリング部材と接続される。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図１は本発明による引違い窓の正面図、図２は図１
におけるＡ−Ａ線の断面図、図３はクレセント受けの一
実施例を示す平面図及び正面図である。
る。図１は本発明による引違い窓の正面図、図２は図１
におけるＡ−Ａ線の断面図、図３はクレセント受けの一
実施例を示す平面図及び正面図である。
【０００７】引違い窓３０は、四方枠組してなるサッシ
枠３１に引違い障子１、２を装着してなり、一方の引違
い障子１の召合せ框１ａにはクレセント受け５が取付け
られ、他方の引違い障子２の召合せ框２ａにはクレセン
ト錠４が取付けられている。一方のクレセント受け５を
取付けた引違い障子１は、ガラス溝１０にガラス３を装
着し、ガラス３の室内側、室外側において、クレセント
受けが取付けられた部分を除いたシーリング部材装着溝
１１にシーリング部材９を装着してなり、他方のクレセ
ント錠４を取付けた引違い障子２はガラス溝２０にガラ
ス３を装着し、ガラス３の室内側、室外側において、シ
ーリング部材装着溝２１にシーリング部材９を装着して
なる。
枠３１に引違い障子１、２を装着してなり、一方の引違
い障子１の召合せ框１ａにはクレセント受け５が取付け
られ、他方の引違い障子２の召合せ框２ａにはクレセン
ト錠４が取付けられている。一方のクレセント受け５を
取付けた引違い障子１は、ガラス溝１０にガラス３を装
着し、ガラス３の室内側、室外側において、クレセント
受けが取付けられた部分を除いたシーリング部材装着溝
１１にシーリング部材９を装着してなり、他方のクレセ
ント錠４を取付けた引違い障子２はガラス溝２０にガラ
ス３を装着し、ガラス３の室内側、室外側において、シ
ーリング部材装着溝２１にシーリング部材９を装着して
なる。
【０００８】一方の召合せ框１ａに取付けられたクレセ
ント受け５は、障子の閉鎖状態において他方の召合せ框
１ｂに取付けられたクレセント錠４の回動可能に軸着さ
れた弧状の掛け金４ａを受けて互いに係合する断面略コ
字形の受け金５ｄを延設してなるクレセント受け本体５
ａと、該クレセント受け本体５ａの裏側に取付けられる
裏板５ｂからなり、該クレセント受け本体５ａに挿通し
たビス孔５１ａに挿入した取付ビス６ａを該裏板５ｂに
挿通したビス孔５１ｂに螺合してクレセント受け本体５
ａと裏板５ｂを一体状にしている。さらに、裏板５ｂは
平面略Ｌ字状形成された取付け部５ｃに挿通したビス孔
５１ｃに取付ビス６ｃを挿入し召合せ框１ａのガラス溝
１０内に固定されている。なお、クレセント受け本体５
ａに挿通したビス孔５１ａは引違い障子１の引違い方向
に長い長孔になっており、クレセント受け本体５ａと召
合せ框１ａに固定された裏板５ｂの相対位置を調整する
ことにより、クレセント受け本体５ａに延設された受け
金５ｄと他方の召合せ框１ｂに取付けられたクレセント
錠４の掛け金４ａの係合を調整する。
ント受け５は、障子の閉鎖状態において他方の召合せ框
１ｂに取付けられたクレセント錠４の回動可能に軸着さ
れた弧状の掛け金４ａを受けて互いに係合する断面略コ
字形の受け金５ｄを延設してなるクレセント受け本体５
ａと、該クレセント受け本体５ａの裏側に取付けられる
裏板５ｂからなり、該クレセント受け本体５ａに挿通し
たビス孔５１ａに挿入した取付ビス６ａを該裏板５ｂに
挿通したビス孔５１ｂに螺合してクレセント受け本体５
ａと裏板５ｂを一体状にしている。さらに、裏板５ｂは
平面略Ｌ字状形成された取付け部５ｃに挿通したビス孔
５１ｃに取付ビス６ｃを挿入し召合せ框１ａのガラス溝
１０内に固定されている。なお、クレセント受け本体５
ａに挿通したビス孔５１ａは引違い障子１の引違い方向
に長い長孔になっており、クレセント受け本体５ａと召
合せ框１ａに固定された裏板５ｂの相対位置を調整する
ことにより、クレセント受け本体５ａに延設された受け
金５ｄと他方の召合せ框１ｂに取付けられたクレセント
錠４の掛け金４ａの係合を調整する。
【０００９】次に、本実施例ではクレセント受け５の裏
板５ｄに形成されているガラス側面５ｅに、シーリング
ブロック７の取付面７ａが接着剤で固定されている。シ
ーリングブロック７は図４に示すように召合せ框１ａの
ガラス溝１０に装着されたガラス３の室内側面３ａとク
レセント受け５のガラス側面５ｅの間隔Ｌよりも大なる
肉厚Ｄを有してなる軟質ゴムであり、本実施例では発泡
ＣＲを成形したものを使用している。そしてシーリング
ブロック７はガラス側にガラス３の室内側面３ａに密着
する密着面７ｂと、シーリング部材装着溝１１に連続し
て装着されるシーリング部材９と接続される接続面７
ｃ，７ｄを形成してなり、前述の間隔Ｌよりも大なる肉
厚Ｄを有してなるから、密着面７ｂがガラス３の室内側
面３ａに弾性的に密着し、さらに図５に示すように接続
面７ｃ，７ｄが上下に連続するシーリング部材９と接続
されるので、クレセント受け５の裏側において水密性、
気密性を保っている。
板５ｄに形成されているガラス側面５ｅに、シーリング
ブロック７の取付面７ａが接着剤で固定されている。シ
ーリングブロック７は図４に示すように召合せ框１ａの
ガラス溝１０に装着されたガラス３の室内側面３ａとク
レセント受け５のガラス側面５ｅの間隔Ｌよりも大なる
肉厚Ｄを有してなる軟質ゴムであり、本実施例では発泡
ＣＲを成形したものを使用している。そしてシーリング
ブロック７はガラス側にガラス３の室内側面３ａに密着
する密着面７ｂと、シーリング部材装着溝１１に連続し
て装着されるシーリング部材９と接続される接続面７
ｃ，７ｄを形成してなり、前述の間隔Ｌよりも大なる肉
厚Ｄを有してなるから、密着面７ｂがガラス３の室内側
面３ａに弾性的に密着し、さらに図５に示すように接続
面７ｃ，７ｄが上下に連続するシーリング部材９と接続
されるので、クレセント受け５の裏側において水密性、
気密性を保っている。
【００１０】以上のとおり説明された建具は、図５の
（ａ）、（ｂ）に示すようにあらかじめ召合せ框１ａの
クレセント受け取付け位置のシーリング部材装着溝１１
を形成する溝壁１１ａ，１１ｂを切欠いてクレセント受
け５を仮留めした状態において、ガラス溝１０にガラス
を装着し、ガラス３の室外側および室内側においてシー
リング部材装着溝１１にバックアップ材８を装着した後
シーリング部材９を装着する。なお、室内側におけるク
レセント受け５のガラス側面５ｅに設けられたシーリン
グブロック７の上下においては、シーリングブロック７
の接続面７ｃ，７ｄにシーリング部材９が接続される。
（ａ）、（ｂ）に示すようにあらかじめ召合せ框１ａの
クレセント受け取付け位置のシーリング部材装着溝１１
を形成する溝壁１１ａ，１１ｂを切欠いてクレセント受
け５を仮留めした状態において、ガラス溝１０にガラス
を装着し、ガラス３の室外側および室内側においてシー
リング部材装着溝１１にバックアップ材８を装着した後
シーリング部材９を装着する。なお、室内側におけるク
レセント受け５のガラス側面５ｅに設けられたシーリン
グブロック７の上下においては、シーリングブロック７
の接続面７ｃ，７ｄにシーリング部材９が接続される。
【００１１】以上本発明を引違い窓の実施例により説明
したが、本発明を片引き窓に実施する場合には、クレセ
ント受け５は嵌殺し障子に取付けられる。また、本発明
の一対の建具は３枚建て、４枚建て等種々が用いられ
る。なお本発明は要旨を逸脱しない範囲で、クレセント
受け５、シーリングブロック７等の具体的形状、構成、
組合せ等について種々の変更、付加が可能である。
したが、本発明を片引き窓に実施する場合には、クレセ
ント受け５は嵌殺し障子に取付けられる。また、本発明
の一対の建具は３枚建て、４枚建て等種々が用いられ
る。なお本発明は要旨を逸脱しない範囲で、クレセント
受け５、シーリングブロック７等の具体的形状、構成、
組合せ等について種々の変更、付加が可能である。
【００１２】
【発明の効果】請求項１によれば、建具のクレセント受
けが取付けられた部分を除いたシーリング部材装着溝に
シーリング部材を連続して装着し、クレセント受けのガ
ラス側面に設けたシーリングブロックがガラスの室内側
面と密着するとともに、前記シーリング部材と接続され
るのでクレセント受けの裏側において水密性、気密性を
保つことができる。
けが取付けられた部分を除いたシーリング部材装着溝に
シーリング部材を連続して装着し、クレセント受けのガ
ラス側面に設けたシーリングブロックがガラスの室内側
面と密着するとともに、前記シーリング部材と接続され
るのでクレセント受けの裏側において水密性、気密性を
保つことができる。
【００１３】請求項２によれば、シーリング部材を装着
した後でも、クレセント受けとクレセント錠の係合を調
整できる。
した後でも、クレセント受けとクレセント錠の係合を調
整できる。
【図１】本発明による引違い窓の正面図
【図２】図１におけるＡ−Ａ線の断面図
【図３】クレセント受けの一実施例を示す平面図及び正
面図
面図
【図４】シーリングブロックの肉厚示す断面図
【図５】シーリング部材の装着状態を示す召合せ框の斜
視図
視図
１，２ 引違い障子 １ａ，２ａ 召合せ框 ３ ガラス ３ａ ガラス室内側面 ４ クレセント錠 ５ クレセント受け ５ａ クレセント受け本体 ５ｂ 裏板 ５ｄ 受け金 ５ｅ ガラス側面 ７ シーリングブロック ７ｂ ガラス密着面 ７ｃ，７ｄ 接続面 ９ シーリング部材 １０，２０ ガラス溝 １１，２１ シーリング部材装着溝 ３０ 引違い窓 ３１ サッシ枠
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも一対の建具のうち、一方の召
合せ部材にクレセント受けが取付けられ、他方の召合せ
部材にクレセント錠が取付けられた建具において、一方
の建具のクレセント受けが取付けられた部分を除いたシ
ーリング部材装着溝にシーリング部材を連続して装着
し、前記クレセント受けのガラス側面には、ガラス側面
とガラス溝内に装着されたガラスの室内側面の間隔と同
一またはこれよりも大なる肉厚を有するシーリングブロ
ックを設け、該シーリングブロックにガラスの室内側面
と密着するガラス密着面と、前記シーリング部材と接続
される接続面を形成したことを特徴とする建具の気密装
置。 - 【請求項２】 クレセント受けが、受け金を有するクレ
セント受け本体と、ガラス溝内に固着される裏板からな
り、シーリングブロックは該裏板に取付けられたことを
特徴とする請求項１に記載の建具の気密装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19323992A JPH07122383B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 建具の気密装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19323992A JPH07122383B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 建具の気密装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0610570A JPH0610570A (ja) | 1994-01-18 |
| JPH07122383B2 true JPH07122383B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=16304649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19323992A Expired - Lifetime JPH07122383B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 建具の気密装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07122383B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5574371B2 (ja) * | 2010-05-27 | 2014-08-20 | Ｙｋｋ Ａｐ株式会社 | 建具 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP19323992A patent/JPH07122383B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0610570A (ja) | 1994-01-18 |
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