JPH0712231B2 - 保留警報時間設定装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、構内用電子交換機、ボタン電話装置等に利用
するための保留警報時間設定装置に関する。

従来の技術 第２図は、従来の電子交換機の保留時間設定装置の構成
を示してる。第２図において、この電子交換機は、内線
電話機１が局線回路２を通じて局と通話中に保留操作を
行なったことを検出する端末制御装置３と、中央制御装
置５により制御されて内線電話機１と局線回路２とを接
続する通話路４と、中央制御装置５によって設定されタ
イムアウトを中央制御装置に通知する保留警報タイマ６
と、中央制御装置５が保留警報タイマ６に設定する時間
を読み出すために使用する保留警報時間記憶装置７とで
構成されている。

そして、保留警報タイマ６が中央制御装置５のタイムア
ウト通知を行い、中央制御装置５はこのタイムアウト通
知を検出して、保留操作を行なった内線電話機１に対し
て保留警報音を送出する。

このように、上記従来の保留警報時間設定装置でも保留
操作を行なった人に対して、長時間保留の警報音を送出
することができる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の保留警報時間設定装置では保
留時間が固定であるため、状況に応じた保留警報時間を
設定できないという問題があった。

本発明はこのような従来の問題を解決するものであり、
保留するときの状況に応じた保留警報時間を設定できる
優れた保留警報時間設定装置を提供することを目的とす
るものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、内線電話機が保留
した相手の情報を格納する保留者情報記憶装置と、この
内線電話機でタイムアウト前に保留警報時間の変更操作
が行なわれたことを検出して内線電話機に対応する前記
保留者情報記憶装置の記憶内容を読み出して保留警報タ
イマを再設定するように中央制御装置に設けた保留警報
時間変更手段とを具備したものである。

作用 したがって、本発明によれば、内線電話機のダイヤル等
でタイムアウト前に保留警報時間の変更操作を行なう
と、この変更操作を検出した中央制御装置の保留警報時
間変更手段で保留者情報記憶装置から内線電話機に対応
する記憶内容を読み出して保留警報タイマを再設定する
ことにより、状況に応じた保留警報時間を変更できると
いう効果を有する。

実 施 例 第１図は、本発明の一実施例の構成を示すものである。
第１図において、11は複数の内線電話機、12は複数の局
線回路、13aは、複数の内線電話機11が接続された端末
制御装置、13bは、複数の局線回路12が接続された端末
制御装置、14は、中央制御装置15により制御されて、内
線電話機11と局線回路12とを接続する通話路、16は、中
央制御装置15によって設定され、タイムアウトを中央制
御装置５に通知する保留警報タイマ、17は、中央制御装
置15が保留警報タイマ16に設定する時間を読み出すため
に使用する保留警報時間記憶装置、18は、内線電話機11
が保留した相手の情報を格納する保留者情報記憶装置で
ある。

次に上記従来例の動作について説明する。上記実施例に
おいて、内線電話機11が局線回路12を通じて局線の相手
と通話中に保留操作を行なうと、端末制御装置13a,13b
はこの保留操作を検出して中央制御装置15に通話する。

中央制御装置15は、通話路14を制御して局線回路12に保
留音を送出するとともに、保留警報時間記憶装置17の内
容を読み出し、保留警報タイマ16に設定する。

そのままであれば、設定時関経過後に保留警報タイマ16
がタイムアウトし、中央制御装置15にタイムアウト通知
を行なう。中央制御装置15はこのタイムアウト通知を検
出して、保留操作を行なった内線電話機11に対して保留
警報音を送出する。

しかしながら、保留操作をした内線電話機11で、保留警
報タイマのタイムアウト前に保留警報時間の変更を要求
する操作（通常は、特番ダイヤル）を行なうと、端末制
御装置13aを通して中央制御装置15が前記保留警報時間
の変更要求を検出して、内線電話機11に対応する保留者
情報記憶装置18の内容を読み出し、保留者に対応する保
留警報タイマ16を一度キャンセルして要求された時間を
再設定する。

そして、新しく設定された保留警報時間の経過後に保留
警報タイマ16がタイムアウトすると、中央制御装置15は
内線電話機11に保留警報音を送出する。

このように、上記実施例によれば、内線電話機11が保留
操作を行なった後、保留警報タイマ16の設定時間を変更
することが可能であるため、保留操作を行なったときの
状況に応じて、最適の保留警報時間を設定できるという
効果を有する。

なお、上記実施例では、保留警報時間を直接設定してい
るが、システムで複数の保留警報時間を決めておき、こ
の中から１つの保留警報時間を選択するように構成する
ことにより、保留警報時間変更操作を簡便にすることが
可能である。

発明の効果 本発明は上記実施例により明らかなように、以下の示す
効果を有する。

（１） 保留警報時間を自由に設定できることにより、
保留時間が長くなることが最初からわかっている場合等
には、保留警報を長く設定しておくことにより、保留警
報音の煩しさから解放される。

（２） 保留警報時間を変更したくないときは、システ
ム固定の標準値が設定されるため、通常は特別な操作を
必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例における保留警報時間設定
装置の構成図、第２図は従来の保留警報時間設定装置の
構成図である。 11……内線電話機、12……局線回路、13a,13b……端末
制御装置、14……通話路、15……中央制御装置、16……
保留警報タイマ、17……保留警報時間記憶装置、18……
保留者情報記憶装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】第１の端末制御装置に接続された複数の内
   線電話機と、第２の端末制御装置に接続された複数の局
   線回路と、中央制御装置により制御されて前記内線電話
   機と前記局線回路を接続する通話路と、前記中央制御装
   置で設定されタイムアウトを前記中央制御装置に通知す
   る保留警報タイマと、前記保留警報タイマに設定する時
   間を記憶する保留警報時間記憶装置と、前記内線電話機
   が保留した相手の情報を格納する保留者情報記憶装置
   と、前記内線電話機で前記タイムアウト前に保留警報時
   間の変更操作が行なわれたことを検出して内線電話機に
   対応する前記保留者情報記憶装置の記憶内容を読み出し
   て前記保留警報タイムを再設定するように前記中央制御
   装置に設けた保留警報時間変更手段とを備えた保留警報
   時間設定装置。