JPH07121730A - 円描画装置 - Google Patents

円描画装置

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JPH07121730A
JPH07121730A JP29140293A JP29140293A JPH07121730A JP H07121730 A JPH07121730 A JP H07121730A JP 29140293 A JP29140293 A JP 29140293A JP 29140293 A JP29140293 A JP 29140293A JP H07121730 A JPH07121730 A JP H07121730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circle
radius
polygon
angles
approximate
Prior art date
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Pending
Application number
JP29140293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yasuzuka
弘 安塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 どのような半径の円でも、多角形と誤認識さ
れず、かつ過剰品質とならないよう描画する。 【構成】 円の半径に応じて、多角形と誤認識されない
近似多角形の最小角数nを算出し、最小角数nを有する
近似多角形の各角点の座標を算出するとともに、各角点
を順次結ぶ直線データにより、円を描画する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータの表示
装置、プリンタ、もしくはXYプロッタ等に円を描画す
る円描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ等において、C
RTや、プリンタ、XYプロッタ等に円を描画する場合
には、取扱えるデータがデジタルデータであり、また、
図形がビットマップにより表されるため、近似多角形に
より表現されている。この場合、円は、一般に、その半
径に関係なく、一定の角数を有する近似多角形の各角を
直線により結ぶことにより描画されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の円描画装置では、近似多角形の角数を多くするほど
滑らかな輪郭を有する円となるが、表示速度が極めて遅
くなるという欠点がある。逆に、角数を少なくすると、
表示速度は速くなるが、半径の大きな円を描画した際、
角が目立つため、品質の低下が避けられず、多角形との
区別が困難になるという問題を生じる。
【0004】これに対して、円の大きさに比例して角数
を多くする円描画装置も存在するが、この装置では半径
が大きくなるほど、過剰品質となるとともに、表示速度
が遅くなるという問題を生じる。
【0005】そこで本発明は、どのような半径の円で
も、高速で、かつ、滑らかに描画でき、多角形と誤認識
することがなくなるとともに、過剰品質の近似多角形が
なくなる円描画装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発
明による円描画装置は、円を近似多角形として描画する
円描画装置において、円と認識でき、かつ、多角形と誤
認識しない近似多角形の最小角数を円の半径に応じて算
出し、前記最小角数を有する近似多角形の各角点を直線
で結ぶことにより円を描画する演算手段を具備すること
を特徴とする。また、前記演算手段は、円の半径をrと
した場合、 (1)n=2.0×√(r+3.0) (0<r<100
×最小描画単位の時) (2)n=1.4×√r+6.0 (100×最小
描画単位≦rの時) なる式より、前記近似多角形の角数nを算出するように
してもよい。
【0007】
【作用】本発明では、演算手段により、描画しようとす
る円の半径に応じて、円と認識でき、かつ、多角形と誤
認識しない近似多角形の最小角数を算出し、該最小角数
を有する近似多角形の各角点を直線で結ぶことにより円
を描画する。したがって、どのような半径の円でも、滑
らかに描画でき、多角形と誤認識することがなくなると
ともに、過剰品質の近似多角形がなくなるため、高速で
描画できる。また、前記演算手段は、円の半径をrとし
た場合、(1)n=2.0×√(r+3.0) (0<r
<100×最小描画単位の時)、(2)n=1.4×√r
+6.0 (100×最小描画単位≦rの時)な
る式より、前記近似多角形の角数nを算出する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
において、1はCPU(中央処理装置)であり、円デー
タ(半径)に基づいて、所定の円描画プログラムに従っ
て、円の近似多角形における角数を求め、該角数に従っ
てCRT(陰極線管)4に近似多角形を表示する。な
お、演算を高速化するために、専用の数値演算プロセッ
サを別途設けるようにしてもよい。
【0009】RAM2(ランダム・アクセス・メモリ)
には、図示しない入力装置から入力される円のデータ
(半径)が記憶されるとともに、近似多角形を求める際
の演算途中のデータ等が記憶される。ROM(リード・
オンリ・メモリ)3には、上述した円描画プログラムが
記憶されている。また、CRT4は、この実施例では、
テクトロニクス社の4014、ストレージチューブ型グ
ラフィックスディスプレイ(解像度4096×409
6)を採用している。
【0010】次に、本実施例による近似多角形の算出法
について説明する。まず、描画しようとする円の半径
と、円として認識できる多角形の角数との関係を求め
る。そこで、半径1〜5000ドットの円について、そ
の円を多角形として描画したとき、その多角形が円とし
て認識できる最小角数を求める。
【0011】図2は、上記結果を表したグラフである。
図において、横軸は、円の半径rをドットで表し、縦軸
は円と認識できた近似多角形の角数nを表している。図
2に示すグラフから明らかなように、半径rが0〜10
0ドットの間では、半径rの増加に対して近似多角形の
角数nは指数関数的に増加しており、一方、半径rが1
00ドット以上では、角数nはほぼ直線的に増加してい
る。
【0012】次に、図2に示すグラフから、半径rと近
似多角形の角数nとの関係を表わす関数を求める。本実
施例では、円をよりよく近似するため、すなわち、円と
認識でき、かつ、多角形と誤認識しない近似多角形を求
めるために、上述した半径rと近似多角形の角数nとの
関係に基づいて、次に示す(1)式および(2)式で関
数を表す。
【0013】 n=2.0×√(r+3.0) (0<r<100の時)…………(1) n=1.4×√r+6.0 (100≦rの時)………………(2) なお、上記定数としての「2.0」、「3.0」、
「1.4」および「6.0」は、図2に示すグラフに基
づいて求めたものであって、どの程度の誤差を許容する
かに応じて増減可能である。
【0014】次に、上述した構成における円描画動作に
ついて図3および図4を参照して説明する。まず、図3
に示すステップS1において、円の中心点(cx、c
y)と半径rとが所定の入力装置から与える。入力装置
としては、キーボードや、マウス、タブレット等を想定
している。次に、ステップS2において、上記半径rに
応じて、上述した(1)式もしくは(2)式を用いて、
近似多角形の角数nを求める。
【0015】そして、ステップS3へ進み、近似多角形
の各角点iの座標(x(i),y(i))を次の(3)
式と(4)式によって求める。 x(i)=cx+r・cos((2π/n)×i)……………………(3) y(i)=cy+r・sin((2π/n)×i)……………………(4) ここで、0≦i≦nとする。
【0016】次に、ステップS4において、上記ステッ
プS3で求めた角点iを順次結ぶ直線Liを各種グラフ
ィックス関数を用いて、図示しないグラフィックメモリ
のビットマップへ書込み、CRT4上に表示する。直線
Liの始点、終点の座標は、ステップ3で求めた座標値
を用いて求める。 始点:(x(i−1),y(i−1)) 終点:(x(i),y(i)) ここで、1≦i≦nとする。
【0017】ここで、半径25〜400ドットまでの円
を、25ドットの間隔でペンプロッタにより描画した例
として、図4(a)に、近似多角形の角数を12に固定
して描画した場合の表示例を示し、図4(b)に、上述
したステップS1〜S4により多角形を求めて描画した
場合の表示例を示す。
【0018】図4(a)に示すように、近似多角形の角
数を12に固定して描画した場合には、近似多角形の角
が目立つため、品質の低下が避けられず、円と多角形と
の区別が困難である。これに対して、図4(b)に示す
ように、上述したステップS1〜S4により多角形を求
めて描画した場合には、いかなる半径の円でも滑らかに
表示でき、多角形と誤認識することがなくなる。また、
過剰品質の近似多角形がないため、高速で描画される。
【0019】なお、上述した実施例では、CRT4に円
を描画したが、これに限定されることなく、プリンタ
や、XYプロッタ等の印字装置でもよい。また、上述し
た実施例では、円を描画するようにしたが、これに限定
されることなく、円弧であってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の円描画装置
によれば、演算手段により、描画しようとする円の半径
に応じて、円と認識でき、かつ、多角形と誤認識しない
近似多角形の最小角数を算出し、該最小角数を有する近
似多角形の各角点を直線で結ぶことにより円を描画する
ようにしたため、どのような半径の円でも、滑らかに描
画でき、多角形と誤認識することがなくなるとともに、
過剰品質の近似多角形がなくなり、高速に描画できると
いう利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】同実施例における描画する円の半径と、円とし
て認識できる多角形の角数との関係を表す関係図であ
る。
【図3】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】同実施例の円描画の例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU(演算手段) 2 RAM 3 ROM 4 CRT

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円を近似多角形として描画する円描画装
    置において、 円の半径の二乗根に比例する角数を有する近似多角形を
    円の半径に応じて算出し、前記近似多角形の各角点を直
    線で結ぶことにより円を描画する演算手段を具備するこ
    とを特徴とする円描画装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、円の半径をrとした場
    合、 (1)n=2.0×√(r+3.0) (0<r<100
    ×最小描画単位の時) (2)n=1.4×√r+6.0 (100×最小
    描画単位≦rの時) なる式より、前記近似多角形の角数nを算出することを
    特徴とする請求項1記載の円描画装置。
JP29140293A 1993-10-27 1993-10-27 円描画装置 Pending JPH07121730A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29140293A JPH07121730A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 円描画装置

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JP29140293A JPH07121730A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 円描画装置

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ID=17768436

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JP29140293A Pending JPH07121730A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 円描画装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196290A (ja) * 2015-04-02 2016-11-24 ジーイー・アビエイション・システムズ・リミテッドGe Aviation Systems Limited アビオニクス表示システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196290A (ja) * 2015-04-02 2016-11-24 ジーイー・アビエイション・システムズ・リミテッドGe Aviation Systems Limited アビオニクス表示システム
US9892551B2 (en) 2015-04-02 2018-02-13 Ge Aviation Systems Limited Avionics display system

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