JPH0712165A - ダンパ装置 - Google Patents

ダンパ装置

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JPH0712165A
JPH0712165A JP15391893A JP15391893A JPH0712165A JP H0712165 A JPH0712165 A JP H0712165A JP 15391893 A JP15391893 A JP 15391893A JP 15391893 A JP15391893 A JP 15391893A JP H0712165 A JPH0712165 A JP H0712165A
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JP
Japan
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piston
cylinder body
cylinder
damper device
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP15391893A
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English (en)
Inventor
Asaharu Nakagawa
朝晴 中川
Mitsuru Tanigawa
満 谷川
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Kitagawa Industries Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kitagawa Industries Co Ltd filed Critical Kitagawa Industries Co Ltd
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Publication of JPH0712165A publication Critical patent/JPH0712165A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で減衰力を変化させることがで
き、しかもシリンダ内に流体を充填することなく実現で
きる減衰力可変型のダンパ装置を提供する。 【構成】 シリンダ本体4の内壁間の間隔を、シリンダ
本体4の両端側では広く、内部では狭くなるように形成
すると共に、ピストン6には、シリンダ本体4の内壁間
の間隔に応じて伸縮する可動腕16を取り付ける。ピス
トンロッド8に外力が加わり、その先端に取り付けられ
たピストン6がシリンダ本体4内をその軸方向に移動す
る際に、ピストン6が受ける抵抗は、可動腕16とシリ
ンダ本体4の内壁との間に生じる摩擦抵抗により決定さ
れ、この摩擦抵抗は、可動腕16がシリンダ本体4に押
し付けられる力、延いては、シリンダ本体4の内壁間の
間隔によって変化する。従って、内壁間の間隔が狭い位
置にピストン6があるときは、ピストンロッド8に加わ
った外力を大きく減衰させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストンロッドの軸方
向に加わる力を、シリンダ内に設けられたピストンの移
動抵抗により減衰させるダンパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ピストンロッドの軸方向に加
わる力を、シリンダ内でのピストンの移動抵抗により減
衰させるダンパ装置として、例えば、シリンダ内に粘性
を有する油等の流体を充填すると共に、ピストンにこの
流体を通過させるオリフィスを形成し、ピストンがシリ
ンダ内を移動する際に、ピストンがこの流体から受ける
圧力により生じる移動抵抗によって、減衰力を発生する
ように構成されたダンパ装置が知られている。
【0003】また、この種のダンパ装置においては、ピ
ストンに形成されたオリフィスの絞り開度により減衰力
が決定されるので、例えば実開平3−41238号公報
に開示されている如く、ピストンに形成するオリフィス
の絞り開度を可変にして、減衰力を調整できるようにし
たものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の減衰力可変型ダンパ装置においては、減衰力を
変化させるために、オリフィスの絞り開度を変化させる
特別な部材を設けなければならず、構造が複雑になると
いった問題があった。
【0005】また、従来の減衰力可変型ダンパ装置は、
流体を通過させるオリフィスの絞り開度を変更させるも
のであるため、シリンダ内には必ず流体を充填しなけれ
ばならず、シリンダを液密に形成する必要があった。本
発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、簡単な構
成で減衰力を変化させることができ、しかもシリンダ内
に流体を充填することなく実現できる減衰力可変型のダ
ンパ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、シリンダと、該シリンダ内部に移動
可能に設けられたピストンと、一端が上記ピストンに接
続され、他端が上記シリンダの外部に突出されたピスト
ンロッドとを備え、上記ピストンロッドの軸方向に加わ
る外力を上記ピストンの移動抵抗によって減衰させるダ
ンパ装置において、上記シリンダを、上記ピストンが移
動する中心軸から上記ピストンが当接する内壁までの間
隔が、上記ピストンの移動方向に沿って、連続的に変化
するように形成すると共に、上記ピストンを、上記ピス
トンが上記シリンダ内を移動する際、上記シリンダの内
壁に当接することにより、該内壁に沿って上記ピストン
の幅が伸縮するように構成したことを特徴とするダンパ
装置を要旨とする。
【0007】
【作用および発明の効果】上記のように本発明のダンパ
装置においては、ピストンロッドからピストンの端部が
当接するシリンダの内壁までの間隔が、ピストンの移動
方向に沿って連続的に変化しており、ピストンの端部が
シリンダの内壁に当接することにより、ピストンの幅
は、ピストンロッドからシリンダの内壁までの間隔に応
じて伸縮する。
【0008】このため、ピストンロッドに外力が加わ
り、ピストンがシリンダ内を移動する際には、ピストン
の端部をシリンダの内壁に押し付けながら移動すること
になる。そして、ピストンの端部を押し付ける力はピス
トンが押し縮められている程大きく、このときピストン
の移動抵抗も大きい。つまり、ピストンの移動抵抗は、
ピストンロッドとシリンダの内壁との間隔、延いてはシ
リンダの内壁の形状によって変化することになる。
【0009】従って、本発明のダンパ装置によれば、シ
リンダの内壁の形状を調整することにより、ピストンの
移動抵抗、延いては減衰力を、任意に設定することがで
きる。また、このように減衰力は、シリンダの内壁の形
状によって自由に設定できるので、従来のようにシリン
ダ内に流体を充填することなく実現できる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は、本実施例のダンパ装置全体の構成を表
す説明図であり、図1において(a)は本実施例のダン
パ装置2の平面図、(b)は(a)におけるA−A断面
図である。
【0011】図1(a),(b)に示すように、本実施
例のダンパ装置2は、両端が開放された中空四角柱状の
シリンダ本体4と、シリンダ本体4の内部にその軸方向
に移動可能に設けられたピストン6と、一端がピストン
6に接続され、他端がシリンダ本体4の上部開放端から
外部に突出されたピストンロッド8と、シリンダ本体4
の上部開放端をピストンロッド8を摺動自在な状態で閉
塞する上部キャップ10と、シリンダ本体4の下部開放
端を閉塞する下部キャップ12と、下部キャップ12の
上面に設けられ、ピストン6が下部キャップ12に衝突
した際の衝撃を吸収する弾性層を形成するゴム板14と
から構成されている。
【0012】なお、便宜上、図1(b)において、ピス
トン6およびピストンロッド8は、外観を表している。
ここで、シリンダ本体4を上部からみた断面は長方形で
あり、その長手方向に対向する内壁間の間隔は、その内
壁にピストン6が移動する中心軸に対して対称に形成さ
れた凸部4aによって、シリンダ本体4の上下両端側で
は広く、中心部では狭くなっている。
【0013】次に上部キャップ10は、ネジ11によ
り、シリンダ本体4の上部開放端に固定されている。ま
た、上部キャップ10には、ピストンロッド8を摺動自
在に支持するための孔10aが形成されており、この孔
10aのシリンダ本体4側には、ピストン6がシリンダ
本体4内を移動して最上部位置に達したときに、ピスト
ン6の凸部15bを収納可能な凹部10bが形成されて
いる。
【0014】また、下部キャップ12は、図示しないネ
ジにより、シリンダ本体4の下部開放端に固定されてお
り、更に、下部キャップ12のシリンダ4本体側には、
ゴム板14が接着剤などで固定されている。一方、シリ
ンダ本体4内に設けられるピストン6は、図2(a),
(b),(c)に示すように、シリンダ本体4の内壁間
の間隔が最も狭くなる箇所より、若干狭い幅を有する四
角柱の形状をしたピストン本体15と、ピストン本体1
5の両端に伸縮自在に取り付けられた可動腕16とから
なる。
【0015】そして、ピストン本体15において、シリ
ンダ本体4の凸部4aが形成されている内壁に対向する
面には、可動腕16を収納可能な凹部15aが形成され
ており、この凹部15a内で摺動自在となるように可動
腕16は取り付けられている。また、ピストン本体15
の上面には、ピストンロッド8を固定するための凸部1
5bが形成されており、ピストンロッド8の一端はこの
凸部15bに埋め込み固定されている。
【0016】可動腕16において、ピストン本体15を
向いた面には凹部16aが形成されており、この凹部1
6aには、可動腕16をシリンダ本体4の内壁に押し付
けるためのバネ18が収納される。また、可動腕16に
おいて、シリンダ本体4の内壁に当接する面は、ピスト
ン6がスムーズに移動可能なように曲面状に形成されて
いる。さらに、可動腕16の上面および下面の中央部に
は、溝16bが形成されている。
【0017】そして、ピストン本体15の上面および下
面に形成されたネジ孔15cを挿通するネジ20の先端
が、溝16bと遊嵌し、また、溝16bの縁部16cと
係合するので、可動腕16は、バネ18によりピストン
本体15の凹部15aから飛び出して脱落することな
く、凹部15a内を摺動することができる。
【0018】なお、図2において、(a)はピストン6
の形状を表す平面図、(b)は(a)におけるB−B断
面図、(c)はピストン6の右側面図である。上記のよ
うに構成されたダンパ装置2は、まず、ピストン本体1
5に設けられた凹部15aにバネ18を挿入し、次に可
動腕16の凹部16aにバネ18を収納しつつ凹部15
aに可動腕16を収納した状態で、ネジ20を固定する
ことにより、可動腕16をピストン本体15に取り付け
る。そして、下部キャップ12の上面にゴム板14を接
着し、この下部キャップ12をシリンダ本体4の下部開
放端側に固定した後、上部開放端側から、可動腕16が
取り付けられピストンロッド8と一体化されたピストン
6を、可動腕16を両側からピストン6の中心方向に押
すことにより、シリンダ本体4の内壁の間隔より小さい
幅に保ち、その状態でシリンダ本体4内にピストン6を
挿入した後、両側から押す力を解放して、シリンダ本体
4の内壁に可動腕16を当接させるようにはめ込み、更
に、ピストンロッド8を上部キャップ10の孔10aに
挿通して、上部キャップ10をシリンダ本体4の上部開
放端側に固定する、といった手順で作製される。
【0019】以上説明したように、本実施例のダンパ装
置2においては、シリンダ本体4の内壁にピストン6の
移動方向に沿った凸部4aが形成され、ピストン6に
は、シリンダ本体4の内壁間の間隔に応じて伸縮する可
動腕16が取り付けられている。
【0020】このため、ピストンロッド8に外力が加わ
り、ピストン6がシリンダ本体4内をその軸方向に移動
する際には、ピストン本体15に取り付けられた可動腕
16が、シリンダ本体4の内壁に形成され凹凸に沿って
伸縮することとなる。またこのピストン6の移動時にピ
ストン6が受ける抵抗は、可動腕16とシリンダ本体4
の内壁との間に生じる摩擦抵抗により決定され、この摩
擦抵抗は、可動腕16がシリンダ本体4に押し付けられ
る力、延いては、シリンダ本体4の内壁間の間隔によっ
て変化する。
【0021】そして、本実施例のダンパ装置2において
は、シリンダ本体4の内壁間の間隔が、シリンダ本体4
の両端側では広く、内部では狭くなっているため、ピス
トン6がシリンダ本体4の内壁間が狭くなっている位置
にあるときは、ピストンロッド8に加わった外力を大き
く減衰させることができるようになり、従来のようにシ
リンダ内に流体を充填することなく、減衰力可変型のダ
ンパ装置を実現できる。
【0022】また、シリンダ内にオイルなどの流体を充
填しなくてもよいため、オイル漏れ等を防止する構造が
不要であり、ダンパ装置全体の構成を簡単にできる。以
上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において、種々の態様をとることができ
る。
【0023】例えば、本実施例では、四角柱状のシリン
ダ本体4と、一対の可動腕16が取り付けられたピスト
ン6とから構成されているが、多角柱状または円筒状の
シリンダ本体と、等角度間隔に取り付けられた多数の可
動腕を有するピストンとから構成してもよい。
【0024】また、上記のように本発明のダンパ装置に
よれば、シリンダ内に流体を充填することなく減衰力を
変化させることができるが、シリンダ内に流体を充填し
たダンパ装置であっても、そのシリンダの内壁に凹凸を
形成して、ピストンにこの凹凸に応じて伸縮自在な可動
腕を設けることにより、その減衰力を可変とすることが
できるため、減衰力を変化させるための構成を簡素化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のダンパ装置の全体の構成を表す説
明図である。
【図2】 本実施例のダンパ装置におけるピストンの構
成を表す説明図である。
【符号の説明】
2…ダンパ装置 4…シリンダ本体
6…ピストン 8…ピストンロッド 10…上部キャップ
11…ネジ 12…下部キャップ 14…ゴム板
15…ピストン本体 16…可動腕 16b…溝
18…バネ 20…ネジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、該シリンダ内部に移動可能
    に設けられたピストンと、一端が上記ピストンに接続さ
    れ、他端が上記シリンダの外部に突出されたピストンロ
    ッドとを備え、上記ピストンロッドの軸方向に加わる外
    力を上記ピストンの移動抵抗によって減衰させるダンパ
    装置において、 上記シリンダを、上記ピストンが移動する中心軸から上
    記ピストンが当接する内壁までの間隔が、上記ピストン
    の移動方向に沿って、連続的に変化するように形成する
    と共に、上記ピストンを、上記ピストンが上記シリンダ
    内を移動する際、上記シリンダの内壁に当接することに
    より、該内壁に沿って上記ピストンの幅が伸縮するよう
    に構成したことを特徴とするダンパ装置。
JP15391893A 1993-06-24 1993-06-24 ダンパ装置 Pending JPH0712165A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15391893A JPH0712165A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 ダンパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15391893A JPH0712165A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 ダンパ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0712165A true JPH0712165A (ja) 1995-01-17

Family

ID=15572946

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15391893A Pending JPH0712165A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 ダンパ装置

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JP (1) JPH0712165A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0816710A1 (en) * 1996-07-03 1998-01-07 ADLER S.p.A. Device comprising elements telescopically slidable with respect to each other with friction for connecting relatively movable bodies
JP2006189151A (ja) * 2004-12-06 2006-07-20 Kobayashi Seisakusho:Kk ダンパー
JP2011041597A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Emiko Matsumura グラウンドゴルフ用のクラブおよびセット物

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0816710A1 (en) * 1996-07-03 1998-01-07 ADLER S.p.A. Device comprising elements telescopically slidable with respect to each other with friction for connecting relatively movable bodies
JP2006189151A (ja) * 2004-12-06 2006-07-20 Kobayashi Seisakusho:Kk ダンパー
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