JPH07121511B2 - パッキンの取外具 - Google Patents

パッキンの取外具

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JPH07121511B2
JPH07121511B2 JP10319189A JP10319189A JPH07121511B2 JP H07121511 B2 JPH07121511 B2 JP H07121511B2 JP 10319189 A JP10319189 A JP 10319189A JP 10319189 A JP10319189 A JP 10319189A JP H07121511 B2 JPH07121511 B2 JP H07121511B2
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JP
Japan
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packing
main body
sandwiching
claw
striking
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10319189A
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JPH02284878A (ja
Inventor
忠人 大川
Original Assignee
株式会社中部プラントサービス
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばフランジ継手に組み込まれて老化した
パッキンを、パッキン溝から能率的に取り出す為のパッ
キンの取外具に関する。
(従来の技術) 例えば、原子力発電所等では、多数の配管継手が使われ
ており、老化した継手パッキンを新品と交換するには、
第5図に示した様にネジ類の着脱用のドライバー20を用
い、その先端部をパッキン21に差し込み、こじ上げて抜
き取っていた。
(発明が解決しようとする課題) 然し乍ら、上記方法によると、ドライバー20を強く差し
込み過ぎて、パッキン溝22の表面に擦り傷を付けていま
い、肝心のシール機能が損なわれてしまう場合も少なく
なかった。
その上、パッキンがかなり老化している場合には、ドラ
イバーの先でパッキンをこじ取る作業も簡単には行かな
かった。
そこで、本発明の目的は、パッキン溝から老化したパッ
キンを抜き取る作業を能率的に、然もパッキン溝を傷付
けずに行うことの出来るパッキンの取外具を提供するに
ある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成する為に、本発明によるパッキンの取
外具は、ペンチの如き挟み工具としての形態を有する本
体1と、 該本体1の一対の挟み部4bの先端に突設されてパッキン
7に挿し込まれる一対の挟み爪5と、 該挟み爪5がパッキン溝8の底面に達するのを防ぐスト
ッパ部6と、 前記本体1に設けられて前記挟み爪5に押圧力を及ぼす
打撃部3とを具備し、 前記打撃部3は、前記本体1の回動軸2にその一端を枢
支された押圧杆から成り、 前記ストッパ部6として、前記パッキン溝8の深さより
は短い前記挟み爪5の基端部に於いて、前記挟み部4bに
段差箇所を設ける構成とした。
(作用) ペンチ状をなす本体1の挟み部4bを拡開させた状態で、
挟み爪5をパッキン溝8内のパッキン7の上面に当接さ
せ、打撃部3をハンマー等で打つと、挟み爪5はパッキ
ン7に食い込むが、その先端がパッキン溝8の底面に達
する前に、ストッパ部6がパッキン溝8の口縁部に当た
って、それ以上の食い込みが阻止される。
次いで、本体1のグリップ部4aを握って持ち上げれば、
挟み爪5が確実にパッキン7をくわえ込むので、パッキ
ン溝8からたやすく取り出せる。
挟み爪5を打ち込んだ時に、その尖端がパッキン溝8の
底面に達する前に、ストッパ部6がそれ以上の打ち込み
を阻止するので、この底面が傷付けられずに済む。
(実施例) 以下に、本発明の一実施例に就き第1図乃至第3図を参
照しながら説明する。
取外具Aは第1図及び第2図に示した様に、ペンチ状を
した本体1の回動軸2に、打撃部としての押圧杆3の一
端を枢支して構成されている。
本体1は、回動軸2の挿通孔が設けられて、その一端側
がグリップ部4aをなし、他端側が挟み部4bとなる1組の
テコ4,4を、回動軸2を用いてラジオペンチ状に組み立
てた形態を備えている。
5は、各挟み部4bの先端に突設した挟み爪で、パッキン
溝8の深さより幾分短い。そして、挟み爪5の基端部に
於いて、挟み部4bに設けた段差箇所を、ストッパ部6と
している。
押圧杆3は、上記グリップ部4aより長い寸法を有して、
その一端側は二股に分岐されており、その先端に設けた
軸孔に、本体1の回動軸2の両端部を挿嵌させている。
押圧杆3の他端側3aは拡径せて、その端面をハンマー等
によって打撃し易い形状にしている。
次に、上記構成の作用を、原子力発電所に配設した配管
のフランジ継手パッキンを取り替える場合に就いて、第
3図を参照しながら説明する。
先ず、第3図(a)の様に本体1の挟み部4bを拡開させ
た状態で、取り外すべきパッキン7の上面に一対の挟み
爪5を宛てがったうえ、押圧杆3の他端側3aをハンマー
で打撃すると、第3図(b)の様に挟み爪5がパッキン
7に押し込まれる。
その際に、挟み爪7の先端がパッキン溝8の底面に達す
る前に、ストッパ部6がパッキン溝8の口縁部8aに当接
されるので、挟み爪5の尖った先端がパッキン溝8の底
面を傷付けなる恐れが無くなる。
然る後、本体1のグリップ部4aを握り締めると、第3図
(c)の様にパッキン7は一対の挟み爪5によって確実
に把持される。そこで、第3図(d)の様に取外具Aを
持ち上げれば、パッキン7が千切れたりすること無く、
確実・容易にパッキン溝8から抜き取ることが出来る。
この様に、上記構成によれば、従来のドライバーを利用
した場合とは異なって、ドライバーの先端でパッキン溝
8の内面を傷付け、その為に、パッキンのシール機能が
低下してしまうと言った、重大な不都合を招くかなくて
済む様になる。
又、老化しているパッキンを無理にごじることによっ
て、パッキンが破断されてしまい、その取り外しに手間
取るといった従来の問題も略解消される。
第4図は、本発明の他の実施例を示すもので、上記実施
例との相異点は、打撃部9の構成にある。
即ち、打撃部9は一対のテコ4,4の各グリップ部4aの末
端部間に、打撃杆10を係脱可能に橋絡させた構成となっ
ている。
この打撃杆10は、一端側を一方のグリップ部4aの末端に
枢支され、他端側には他方のグリップ部4aの末端部に当
接される係合部10aを設けている。11は打撃杆10をこの
当接方向に回動付勢するばねで、取外具Aの不使用時に
は、打撃杆10を図中に一点鎖線で示した位置に回動させ
る様になっている。
この実施例の取外具Bの使用方法は、第3図(a)の状
態で、打撃杆10を第4図の実線位置にもたらして、打撃
杆10をハンマー等で打撃したうえ、以後は前記実施例の
場合と同様に操作すればよい。
尚、上記各実施例に於ける、本体1、打撃部3、挟み爪
5、ストッパ部5等の各部材の形状や取り付け方等は、
本発明の技術思想を逸脱しない範囲に於いて適宜に変更
しても、本発明の目的は達成される。
[発明の効果] 以上に説明によって明らかな様に、本発明によれば、例
えばフランジ継手のパッキン溝に挿嵌されたパッキンを
取り替えるのに、従来の様に手近に有るドライバー等を
流用した場合と異なって、ドライバー等の鋭角な先端で
パッキン溝の内面を傷付け、パッキンによるシール機能
が低下してしまうと言った不都合も招かなくて済む。
又、老化したパッキンも確実に把持できるので、取り外
し中にパッキンが破断して取り外し作業に手間取る等と
いった不具合を生じることも無い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は正面図、第2図は第1図のa−a線に沿う断面
図、第3図は取外具の使用方法の説明図である。 第4図は本発明の他の実施例を示す部分正面図である。 第5図は従来例を示した、第3図相当図である。 符号表 1……本体、2……回動軸 3……押圧杆(打撃部) 4a……グリップ部、4b……挟み部 4……テコ、5……挟み爪 6……ストッパ部、7……パッキン 8……パッキン溝 A……取外具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペンチの如き挟み工具としての形態を有す
    る本体1と、 該本体1の一対の挟み部4bの先端に突設されてパッキン
    7に挿し込まれる一対の挟み爪5と、 該挟み爪5がパッキン溝8の底面に達するのを防ぐスト
    ッパ部6と、 前記本体1に設けられて前記挟み爪5に押圧力を及ぼす
    打撃部3とを具備し、 前記打撃部3は、前記本体1の回動軸2にその一端を枢
    支された押圧杆から成り、 前記ストッパ部6は、前記パッキン溝8の深さよりは短
    い前記挟み爪5の基端部に於いて、前記挟み部4bに設け
    た段差箇所であることを特徴とするパッキンの取外具。
JP10319189A 1989-04-21 1989-04-21 パッキンの取外具 Expired - Lifetime JPH07121511B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10319189A JPH07121511B2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 パッキンの取外具

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JP10319189A JPH07121511B2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 パッキンの取外具

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JPH02284878A JPH02284878A (ja) 1990-11-22
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ID=14347629

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JP10319189A Expired - Lifetime JPH07121511B2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 パッキンの取外具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4746487B2 (ja) * 2006-06-22 2011-08-10 シーケーディ株式会社 取外し工具

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JPH02284878A (ja) 1990-11-22

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