JPH0712136A - 円筒ブッシュ組立体 - Google Patents

円筒ブッシュ組立体

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JPH0712136A
JPH0712136A JP18087393A JP18087393A JPH0712136A JP H0712136 A JPH0712136 A JP H0712136A JP 18087393 A JP18087393 A JP 18087393A JP 18087393 A JP18087393 A JP 18087393A JP H0712136 A JPH0712136 A JP H0712136A
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cylindrical
bush
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Yoichiro Hayashi
洋一郎 林
Kimiki Fukukura
公樹 福倉
Katsutoshi Kumazawa
勝利 熊沢
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Oiles Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持部材への嵌着、固定部に応力緩和が生じ
ても、円筒ブッシュが支持部材から抜け出るような事態
をなくすることができ、円筒ブッシュにより軸を長期に
亘って所望に摺動自在に支持することができる円筒ブッ
シュ組立体を提供することにある。 【構成】 円筒ブッシュ組立体1では、内周面2におい
て軸3を摺動自在に支持する合成樹脂製の円筒ブッシュ
4の外周面5が、締め代をもって支持部材6の貫通孔7
に嵌着、固定されており、支持部材6の一方の側面8か
ら突出した円筒ブッシュ4の一方の端面9側において、
円筒ブッシュ4の外周面5には、当該円筒ブッシュ4の
周方向に伸びる無端溝10が形成されており、円筒ブッ
シュ4の端面9から支持部材6の側面8までの距離A
が、円筒ブッシュ4の端面9から当該端面9側に位置す
る無端溝10の開口端11までの距離Bよりも長くなる
ように、円筒ブッシュ4は支持部材6の貫通孔7に圧入
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内周面において軸を摺動
自在に支持する円筒ブッシュの組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】軸を回転自在又は軸方向に移動自在(こ
れらを本発明では摺動自在という)に支持する円筒ブッ
シュは、従来、一般に、支持部材の孔に締め代をもって
圧入されて、支持部材に嵌着、固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような円
筒ブッシュ組立体では、繰り返して熱変動が円筒ブッシ
ュの嵌着、固定部に加わると、そこに応力緩和が生じて
締め代がなくなり、支持部材への円筒ブッシュの固定が
確実になされなくなり、円筒ブッシュが支持部材から抜
け出てしまい、軸を所望に摺動自在に支持し得なくなる
虞がある。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、支持部材への嵌着、
固定部に応力緩和が生じても、円筒ブッシュが支持部材
から抜け出るような事態をなくすることができ、円筒ブ
ッシュにより軸を長期に亘って所望に摺動自在に支持す
ることができる円筒ブッシュ組立体を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、内周面において軸を摺動自在に支持する合成樹脂製
の円筒ブッシュがその外周面で締め代をもって支持部材
の孔に嵌着、固定されており、支持部材の一方の側面か
ら突出した円筒ブッシュの一方の端面側において、円筒
ブッシュの外周面には、当該円筒ブッシュの周方向に延
びる溝が形成されており、円筒ブッシュの一方の端面か
ら支持部材の一方の側面までの距離が、円筒ブッシュの
一方の端面からこの円筒ブッシュの一方の端面側に位置
する溝の開口端までの距離よりも長くなるように、円筒
ブッシュは支持部材の孔に圧入されている円筒ブッシュ
組立体によって達成される。
【0006】本発明では、円筒ブッシュの少なくとも一
方の端面側において溝が形成されておればよいが、円筒
ブッシュの他方の端面側での抜け止めをも必要とする場
合には、例えば、支持部材の他方の側面からも円筒ブッ
シュの他方の端面を突出させ、この突出端において、円
筒ブッシュの外周面に鍔部等を一体的に形成してもよい
が、これに代えて、支持部材の他方の側面から突出した
円筒ブッシュの他方の端面側における円筒ブッシュの外
周面にも、当該円筒ブッシュの周方向に延びる他の溝を
形成し、円筒ブッシュの他方の端面から支持部材の他方
の側面までの距離が、円筒ブッシュの他方の端面からこ
の円筒ブッシュの他方の端面側に位置する他の溝の開口
端までの距離よりも長くなるように、円筒ブッシュを支
持部材の孔に圧入して円筒ブッシュ組立体を構成しても
よい。
【0007】本発明におけるいずれの溝も、円筒ブッシ
ュの周方向に延びておればよいが、好ましい例では連続
的な凹所からなる無端溝である。このような無端溝等は
少なくとも一つあればよいが、場合により、複数個の無
端溝等を軸方向に間隔をもって設けてもよい。溝の断面
形状は、矩形、半円形又は台形等のいずれであってもよ
いが、支持部材の孔への円筒ブッシュの圧入が容易とな
る一方、使用時、円筒ブッシュの支持部材の孔からの抜
け出しをその形状でも阻止し得るものが好ましい。な
お、軸の回転と共に円筒ブッシュ自体が回転するのを防
止するために、円筒ブッシュの外周面とこの円筒ブッシ
ュが嵌着される支持部材の孔とのそれぞれの一部に、相
補的な形状の平坦面部を形成するとよい。
【0008】
【作用】本発明の円筒ブッシュ組立体を用いることによ
り、軸は円筒ブッシュを介して支持部材に摺動自在に支
持されることになる。そして使用中、熱変化等により円
筒ブッシュの支持部材への嵌着、固定部において応力緩
和が生じても、円筒ブッシュの外周面に形成された溝に
よって、当該溝から円筒ブッシュの一端面までの部位は
この応力緩和の影響を受けないようになる。
【0009】次に本発明を、図に示す好ましい具体例に
基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら具
体例に何等限定されないのである。
【0010】
【具体例】図1から図4において、本例の円筒ブッシュ
組立体1では、内周面2において軸3を摺動自在に支持
する合成樹脂製の円筒ブッシュ4はその外周面5で締め
代をもって支持部材6の貫通孔7に嵌着、固定されてお
り、支持部材6の一方の側面8から突出した円筒ブッシ
ュ4の一方の端面9側において、円筒ブッシュ4の外周
面5には、当該円筒ブッシュ4の周方向に延びる無端溝
10が形成されており、円筒ブッシュ4の端面9から支
持部材6の側面8までの距離Aが、円筒ブッシュ4の端
面9から当該端面9側に位置する無端溝10の開口端1
1までの距離Bよりも長くなるように、円筒ブッシュ4
は支持部材6の貫通孔7に圧入されている。
【0011】また本例の円筒ブッシュ組立体1では更
に、支持部材6の他方の側面21から突出した円筒ブッ
シュ4の他方の端面22側において、円筒ブッシュ4の
外周面5には、当該円筒ブッシュ5の周方向に延びる他
の無端溝23が形成されており、円筒ブッシュ4の端面
22から支持部材6の側面21までの距離Cが、円筒ブ
ッシュ4の端面22から当該端面22側に位置する無端
溝23の開口端24までの距離Dよりも長くなるよう
に、円筒ブッシュ4は支持部材6の貫通孔7に圧入され
ている。
【0012】本例の無端溝10及び23のそれぞれの断
面形状は略台形であり、その一方の側壁31及び32は
軸方向に対して直交して配されており、その他方の側壁
33及び34は傾斜して配されている。
【0013】円筒ブッシュ4の外周面5と支持部材6の
貫通孔7とのそれぞれの一部には、軸3の回転と共に円
筒ブッシュ4自体が回転するのを防止するために、相補
的な形状の平坦面部41及び42が形成されている。
【0014】以上のように形成された本例の円筒ブッシ
ュ組立体1によれば、軸3は円筒ブッシュ4を介して支
持部材6に摺動自在に支持される。ところで、使用中、
熱変化等により円筒ブッシュ4の嵌着、固定部61に応
力緩和が生じて当該部位61での締め代が減少されて
も、本例の円筒ブッシュ組立体1では、無端溝10及び
23が円筒ブッシュ4の外周面5に形成されているた
め、当該無端溝10及び23の開口端11及び24から
円筒ブッシュ4の端面9及び22までのそれぞれの部位
62及び63はこの応力緩和の影響を受けないようにな
り、部位62及び63は、その外径64及び65が支持
部材6の貫通孔7の径66に対して締め代分だけ大きい
状態で維持されたままとなる。したがって、部位61に
応力緩和が生じてその締め代が減少されても、円筒ブッ
シュ4は部位62及び63に阻止されて支持部材6の貫
通孔7から抜け出すようなことがなくなる。また、本例
の無端溝10及び23ではそれぞれ、側壁33及び34
が傾斜しているため、支持部材6の貫通孔7への円筒ブ
ッシュ4の圧入が容易となり、一方、側壁31及び32
が軸方向に対して直交しているため、支持部材6の貫通
孔7からの円筒ブッシュ4の抜け出しが、上記の効果に
加えて更に効果的に阻止される。
【0015】ところで上記の円筒ブッシュ4では両端に
無端溝10及び23を形成したが、無端溝23に代え
て、例えば図5に示すように、支持部材6の他方の側面
21から突出した円筒ブッシュ4の他方の端面22側に
おいて、円筒ブッシュ4の外周面5に環状の鍔部81を
一体的に形成して、これにより円筒ブッシュ4が貫通孔
7から抜け出さないようにしてもよい。
【0016】なお上記例で、円筒ブッシュ4の平坦面部
41の領域には溝を形成しないようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、支持部材への嵌着、固
定部に応力緩和が生じても、円筒ブッシュが支持部材か
ら抜け出るような事態をなくすることができ、円筒ブッ
シュにより軸を長期に亘って所望に摺動自在に支持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一具体例の断面図である。
【図2】図1に示す具体例において図3に示すII−I
I線断面図である。
【図3】図1に示す具体例の正面図である。
【図4】図1に示す具体例の一部拡大詳細図である。
【図5】本発明の好ましい他の具体例の断面図である。
【符号の説明】
1 円筒ブッシュ組立体 2 内周面 3 軸 4 円筒ブッシュ 5 外周面 6 支持部材 7 貫通孔 8 一方の側面 9 一方の端面 10 無端溝 11 開口端

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面において軸を摺動自在に支持する
    合成樹脂製の円筒ブッシュがその外周面で締め代をもっ
    て支持部材の孔に嵌着、固定されており、支持部材の一
    方の側面から突出した円筒ブッシュの一方の端面側にお
    いて、円筒ブッシュの外周面には、当該円筒ブッシュの
    周方向に延びる溝が形成されており、円筒ブッシュの一
    方の端面から支持部材の一方の側面までの距離が、円筒
    ブッシュの一方の端面からこの円筒ブッシュの一方の端
    面側に位置する溝の開口端までの距離よりも長くなるよ
    うに、円筒ブッシュは支持部材の孔に圧入されている円
    筒ブッシュ組立体。
  2. 【請求項2】 溝が、無端溝である請求項1に記載の円
    筒ブッシュ組立体。
  3. 【請求項3】 支持部材の他方の側面から突出した円筒
    ブッシュの他方の端面側において、円筒ブッシュの外周
    面には、当該円筒ブッシュの周方向に延びる他の溝が形
    成されており、円筒ブッシュの他方の端面から支持部材
    の他方の側面までの距離が、円筒ブッシュの他方の端面
    からこの円筒ブッシュの他方の端面側に位置する他の溝
    の開口端までの距離よりも長くなるように、円筒ブッシ
    ュは支持部材の孔に圧入されている請求項1又は2に記
    載の円筒ブッシュ組立体。
  4. 【請求項4】 支持部材の他方の側面から突出した円筒
    ブッシュの他方の端面側において、円筒ブッシュの外周
    面には鍔部が一体的に形成されている請求項1又は2に
    記載の円筒ブッシュ組立体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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