JPH07121127B2 - 地磁気キャンセル回路 - Google Patents

地磁気キャンセル回路

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JPH07121127B2
JPH07121127B2 JP15333287A JP15333287A JPH07121127B2 JP H07121127 B2 JPH07121127 B2 JP H07121127B2 JP 15333287 A JP15333287 A JP 15333287A JP 15333287 A JP15333287 A JP 15333287A JP H07121127 B2 JPH07121127 B2 JP H07121127B2
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寿久 熊崎
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラーテレビジョン受信機の地磁気キャンセ
ル回路に関するものである。
〔従来の技術〕
ブラウン管に地磁気キャンセルコイルを取り付けこれに
直流電流を流し、キャンセルする方法は公知の事実であ
る。
実際の装置は、電子技術出版株式会社発行「テレビ技
術」1986年2月号P49〜P51及び特開昭61−111085号公報
に記載されているようになっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記テレビ技術に記載された従来技術は、外部磁気シー
ルドを用い、これにキャンセルコイルを巻きつけ、キャ
ンセルコイルによる磁界で直接ブラウン管電子ビームに
影響を与え、地磁気をキャンセルする方法であった。
外部磁気シールドを用いるため高価になる問題があっ
た。
また、特開昭61−111085号公報に記載された技術は、ブ
ラウン管内部にシールド板を設けたインナーシールド形
になっていはいるが、地磁気補正の磁界と消磁磁界との
影響による効率の低下については何ら考慮されていなか
った。
本考案の目的は廉価なインナーシールド付ブラウン管を
用いて、効率よく、地磁気によるビーム移動をキャンセ
ルすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、電源スイツチON後、ブラウン管、消磁動作
を完了させ、インナシールドによる磁気しゃへい効果が
少ない状態でキャンセル磁界により、ブラウン管電子ビ
ームを補正することにより達成される。
〔作用〕
これを達成するために電源スイッチON後消磁動作を開始
し、この消磁動作完了後キャンセル動作が開始するよう
キャンセル回路に遅延回路を設ける。このためシールド
板が着磁されることがないため、キャンセル磁界が有効
に作用する。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図に示す。点線内が本考案回路
部である。
第2図は第1図の各部電流,電圧波形である。
第3図は、インナーシールド付ブラウン管内のキャンセ
ルコイルによる磁界を示す。′で示す。
第4図は、外部シールド付ブラウン管内のキャンセルコ
イルによる磁界を示す。で示す。
第5図は、インナーシールド付ブラウン管内の磁界の強
さ′の影響で移動した螢光面ビーム移動量を、各状態
に於いて示す。
第6図〜第10図は第5図の各状態の′の強さ解析説明
図である。
以下これらの図を用いて説明する。
第3図に於いて、27キャンセルコイルは、ブラウン管、
上,下部に示す位置に1回巻きの輪の状態で取り付けら
れ、直流電流が流れている。
キャンセルコイル発生磁界は、強磁性体で出来たインナ
ーシールドにより影響を受けて、ブラウン管内部に侵入
する磁界′は様々に変化することが考えられる。
第4図は、第3図と同様な動作説明図であるがインナー
シールドがないため、キャンセルコイルの磁界が直接電
子ビームに影響を与え、キャンセル動作を行なう。これ
は従来の方法であり、何んら問題はない。
第5図は、第3図′の磁界の強さの影響で、移動した
螢光面ビーム移動量であり、実験結果である。
第5図各状態の′の強さ説明は第6〜第10図で示す。
簡単なため、キャンセルコイルによる磁界発生を、等価
キャンセルコイル磁石で表わし、キャンセルコイル磁界
の強さは、地磁気による磁界を打ち消す程度の弱いもの
とする。
詳細は東京電機大学出版局発行電磁理論P97,P105〜P106
によった。
第5図Iモードは第6図、IIモードは第7図、IIIモー
ドは第8図、IVモードは第9図、Vモードは第10図であ
る。
第6図Iモード…キャンセル磁界OFF、外部消磁動作で
は、インナーシールドが消磁され内部磁気分子は様々な
方向を向いて、磁界成分が発生していない。電子ビーム
に与える磁界はなく電子ビーム移動量は0である。
IIモード…キャンセル磁界ONでは、キャンセル磁界によ
り、インナーシールド内部の磁気分子は若干磁界方向に
向こうとするが完全ではなく弱い磁極しか生じない。こ
の磁極N,Sと、キャンセル磁石のN,S成分との差がブラウ
ン管内部に生じ、′とする。キャンセル磁石の磁力が
強く、この磁界により、ビームは大きく移動する。
インチシールド効果が少なくキャンセル磁界がブラウン
管内部まで侵入し大きく影響を受けたと考えられる。
IIモード…外部消磁動作により大消磁磁界でインナーシ
ールド内部の磁気分子は、回転し、最後にはキャセル磁
界の方向にそろうことになる。
インナシールド内部の磁極による発生磁界と、キャンセ
ル磁界がブラウン管内部で打ち消して、′は小さくな
る。これによりビーム移動量は減少することになる。シ
ールド効果が増大し、キャンセル磁界がブラウン管内部
に侵入しにくくなったと考えられる。
IVモード…キャンセル磁界OFFでは、インナーシールド
内部の磁極しか残らず、この磁界でビーム移動させる。
′の方向が反対になり、大きく逆く方向にビーム移動
する。
Vモード…キャンセル磁界ONにより、IIモードに戻り、
IIIモードと同様なビーム移動量となる。
本発明はインナーシールド効果の小さいIIモードで動作
させるようにした地磁気キャンセル回路である。
第1図、第2図で動作説明をする。
1…コンセント,2…電源スイッチ,3…正特製サーミス
タ,4…消磁コイル,5…全波整流ダイオード,6…フライバ
ックトランス1次巻線,7,8,9,10,11…水平出力回路,12
……高圧巻線,13…高圧整流ダイオード,14……低圧巻線
(+12V用),15…低圧巻線(+25V用)、16,18…整流ダ
イオード,17,19…平滑用コンデンサ,20…抵抗,21…積分
コンデンサ、22,…ツェナーダイオード,23…トランジス
タ,24…コンデンサ,25…キャンセル動作スイッチ,26…
電流制限抵抗,27…キャンセルコイルであり、キャンセ
ル動作は電源スイッチ2オン時より、点線内遅延回路を
通って、キャンセルコイル27に電圧を与えて成ってい
る。点線波形内以外は、よく知られた回路であり説明は
省略する。
第2図、(a)は、2電源スイッチON直後3正特性サー
ミスタを通って流れる消磁コイル電流である。
(b)はフライバックトランスで作成される小信号回路
用電源+12Vの立ち上がり波形であり、トランジスタ23
のコレクタに電圧与えている。
(c)は、垂直出力回路で使用する+25Vを抵抗20コン
デンサ21で積分した立ち上がり波形図であり、ツェナー
ダイオード22を通してトランジスタ23のベースに接続さ
れている。(c)立ち上がり電圧がツェナーダイオード
22電圧以上になるとツェナーダイオード22がONし、トラ
ンジスタ23もONし、キャンセルコイル27に電圧が加えら
れる。
抵抗20,コンデンサ21の時定数と、ツェナーダイオード2
2決定される電圧で遅延時間が決定され、実験によれば3
00mS以上遅延すれば第5図に示すIIモードのビーム移動
量を得ることが出来た。
〔発明の効果〕
本発明によれば、廉価な回路構成で、インナーシールド
付ブラウン管でも効率良く地磁気キャンセル動作を行な
わせることが出来る。
又、サービスマンによるテレビジョン受信機の顧客据付
時に於いては、たとえ第1図3正特性サーミスタが緩ま
って消磁動作が効かなくても、手持の消磁道具で消磁し
てからキャンセル磁界発生スイッチONすればよく何ら問
題ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図、第2図は、
第1図各部電圧及び電流波形を示す波形図、第3図は、
インナーシールド付ブラウン管内のキャンセル磁界説明
の磁界分布図、第4図は外部シールド付ブラウン管内の
キャンセル磁界説明の磁界分布図、第5図は、インナー
シールド付ブラウン管内のキャンセルコイルによる各状
態時の螢光面ビーム移動量の説明図、第6図〜第10図は
第5図に於ける各状態時のキャンセル磁界の強さを示す
動作説明図である。 1……コンセント、2……電源スイッチ、 3……正特性サーミスタ、4……消磁コイル、 14,15……フライパックトランス低圧巻線、 16,18……整流ダイオード、 17,19……平滑コンデンサ、 20……抵抗、21……コンデンサ、 22……ツェナーダイオード、 23……トランジスタ、24……コンデンサ、 25……地磁気キャンセルスイッチ、 26……抵抗、 27……地磁気キャンセルコイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 誠 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日 立ビデオエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−85592(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インナーシールド付ブラウン管の周囲に配
    設され直流通電により地磁気によるビーム移動を補正す
    るキャンセルコイル(27)を備えたテレビジョン受信機
    の地磁気キャンセル回路において、 上記ブラウン管の周囲に配設され交流通電によりブラウ
    ン管の磁性材の残留磁気を消磁する消磁コイル(4)
    と、 該消磁コイルに接続され該コイルの交流電流を減衰させ
    る電流減衰手段と、 上記キャンセルコイルの前段側にあって該コイルへの直
    流通電開始を遅延させる遅延手段と、を備え、 上記消磁コイルの交流電流の減衰後に上記キャンセルコ
    イルへの通電が開始され、上記磁性材の消磁後にキャン
    セルコイルの地磁気キャンセル動作がなされるように構
    成したことを特徴とした地磁気キャンセル回路。
JP15333287A 1987-06-22 1987-06-22 地磁気キャンセル回路 Expired - Fee Related JPH07121127B2 (ja)

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JPS63318885A (ja) 1988-12-27

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