JPH0113490Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0113490Y2
JPH0113490Y2 JP6268683U JP6268683U JPH0113490Y2 JP H0113490 Y2 JPH0113490 Y2 JP H0113490Y2 JP 6268683 U JP6268683 U JP 6268683U JP 6268683 U JP6268683 U JP 6268683U JP H0113490 Y2 JPH0113490 Y2 JP H0113490Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
winding
circuit
voltage
oscillation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6268683U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59169175U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6268683U priority Critical patent/JPS59169175U/ja
Publication of JPS59169175U publication Critical patent/JPS59169175U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0113490Y2 publication Critical patent/JPH0113490Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はカラー陰極線管のシヤドウマスクの磁
化を自動的に取り除く消磁回路に関する。
背景技術 一般に磁化された磁性金属から磁化を取り除く
ために、交番磁界を与え、これを時間とともに減
衰させることが行なわれている。テレビジヨン受
信機、コンピユータのデイスプレイなどに使われ
るカラー陰極線管(以下CRTと略す)において
は、シヤドウマスクは薄い鋼板製であるため、地
磁気など外部磁界によつて磁化され、電子ビーム
の軌道が乱され、色純度が劣化する。したがつ
て、この磁化を打ち消すために、CRTのシヤド
ウマスクに近接するフエース面の周辺またはネツ
ク周辺に取り付けられた消磁コイルに、時間とと
もに減衰する交流電流を流し、残留磁気を消磁し
ている。
従来、CRTの消磁回路は第1図に示すように、
消磁コイル1と正特性のサーミスタ2の直列回路
をCRT装置3の電源回路4の入力側に並列に挿
入している。いま電源スイツチ5をオンすると、
商用交流電源6から消磁コイル1および正特性サ
ーミスタ2に交流電流が流れる。このとき正特性
サーミスタ2は電流のため自己発熱を生じ、時間
とともに抵抗値が増大するので、消磁コイル1に
流れる交流は減衰し、シヤドウマスクに加えられ
る磁界が時間とともに減衰する。しかし一度消磁
動作が行なわれると、再び消磁作用を行なわせる
ためには、正特性サーミスタ2が充分冷却するま
で10分以上の時間を要する欠点がある。
考案の開示 本考案の目的は従来の欠点を除き、シヤドウマ
スクを用いたカラーCRTのシヤドウマスクの磁
化を短時間に自動的に消磁するにある。
本考案は、消磁コイルと第1の抵抗を直列に接
続し、前記消磁コイルと第1の抵抗を介して、供
給される交流電源を整流、平滑して得られる直流
電源と、この直流電源に一端が接続されたコンバ
ータトランスの第1の巻線と、このコンバータト
ランスの第1の巻線の他の一端に接続され、前記
コンバータトランスを駆動するべく設けられたト
ランジスタと、前記直流電源に一端が接続された
第2の抵抗と、この第2の抵抗に直列に接続され
たコンデンサと、このコンデンサの両端電圧を電
源電圧として動作する発振回路と、この発振回路
の発振出力を整形して前記トランジスタのオン、
オフ比を制御するスイツチング制御回路を備えた
電源回路であつて、前記消磁コイルと第1の抵抗
とが直列に接続された回路に、アノードとカソー
ドとが並列に接続された双方向性3端子サイリス
タを設け、前記コンバータトランスに第2の巻線
を設け、この第2の巻線の一端を前記カソードに
接続し、前記第2の巻線の他の一端にダイオード
と第3の抵抗からなる直列接続回路を介して前記
双方向性サイリスタのゲートを駆動するべく構成
された電源回路において、前記コンデンサの両端
電圧が前記発振回路の発振開始電圧を越えて上昇
したとき、前記発振出力が前記スイツチング制御
回路を介して前記トランジスタをオン、オフし、
前記コンバータトランスの第2の巻線に誘起され
た電圧により前記双方向性サイリスタをオンさせ
て、前記消磁コイルに流れる電流を遮断すること
を特徴としたものである。
本考案の効果としては、従来のように正特性サ
ーミスタの自己発熱がなく、したがつてその冷却
時間を要せず、再び電源を投入しても充分な消磁
効果が得られる。
考案を実施するための最良の形態 つぎに本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
本考案の実施例は第2図に示すように、交流電
源6と全波整流器7の間に第1の抵抗たとえば突
入電流制限抵抗8を介して消磁コイル1が接続さ
れる。また全波整流器7の出力には平滑コンデン
サ9が接続され、コンバータトランスホーマ10
の巻線11を介してスイツチングトランジスタ1
2に電源が供給される。また第2の抵抗たとえば
抵抗13、平滑フイルタ400の平滑コンデンサ
14、定電圧ダイオード15を介し発振・制御回
路16に直流定電圧が供給され、スイツチング制
御回路16Bの出力はスイツチングトランジスタ
12のベースに入力される。またコンバータトラ
ンスホーマ10の他の巻線17の出力側は、第3
の抵抗たとえば抵抗18、ダイオード19を介し
突入電流制限抵抗8を短絡する双方向性3端子サ
イリスタ20を含む回路に電圧を供給するドライ
ブ回路21を構成する。また他の巻線22は整流
器23、コンデンサ24とともにCRT装置3の
電源となる。
いま電源スイツチ5をオンすると、突入電流制
限抵抗8を通して消磁コイル1に交流電流が流れ
る。このとき全波整流器7で整流される直流電圧
は、抵抗13、平滑フイルタ400の平滑コンデ
ンサ14、定電圧ダイオード15を含む平滑フイ
ルタ400を介して発振・制御回路16に供給さ
れる。また一方平滑コンデンサ9の充電電圧はコ
ンバータトランス10の巻線11を通つてスイツ
チングトランジスタ12に印加され、スイツチン
グ制御回路16Bがそのベースに接続されて印加
されるので、トランジスタ12がスイツチング動
作して巻線11にパルスを発生し、そのため巻線
22、および巻線17に電圧が誘導される。
消磁コイル1と接がる突入電流制限抵抗8は、
平滑コンデンサ9が充電されていないときに電源
スイツチ5を投入すると、過大な電流が流れ電源
スイツチ5、全波整流器7の破壊を来すが、これ
を防止するために挿入される。しかし電源スイツ
チ5を投入するときの過大電流を小さくするため
には、抵抗値を大きくしなければならないが、消
費電力が大きくなる。特にコンピユータの端末機
器として使われるCRTデイスプレイなどでは、
複数個の機器に対して同時に電源の接断を行なう
ために、突入電流を小さくすることが望ましい。
したがつて直流電源の平滑フイルタ400の平
滑コンデンサ14および平滑コンデンサ9が充電
されて正規の電圧に達すると、スイツチングトラ
ンジスタ12に直流電源が印加されるとともに発
振・制御回路16が作動する。このときスイツチ
ングトランジスタ12で断続されて巻線11に流
れる電流によつて、他の巻線17に電圧が誘導さ
れる。すなはち巻線17に誘導された電圧はダイ
オード19で直流となり、抵抗18を介し双方向
性3端子サイリスタ20よりなるドライブ回路2
1が作動し、3端子サイリスタ20のゲートに印
加される。したがつて突入電流制限抵抗8を短絡
する双方向性3端子サイリスタ20の抵抗が小さ
くなるので、電流制限抵抗8を流れる電流は小さ
くなり、その消費電流は小さくなる。
これらの電流関係は第3図に示すように、電源
スイツチ5を投入した時点t0から電源スイツチ5
を流れる電流はaとなり、突入電流制限抵抗8を
流れる電流はb、双方向3端子サイリスタを流れ
る電流はcとなる。電源スイツチ5を投入した時
点t0から双方向性3端子サイリスタ8がオンする
時間t1までの時間は、整流された電源の平滑フイ
ルタを構成する抵抗13と平滑コンデンサ14の
時定数によつて定められる。また双方向性3端子
サイリスタ8がオンする時点t1は、巻線17に電
圧が誘導されたときであり、これはスイツチング
トランジスタ12がスイツチング動作を開始した
時点である。したがつて、時点t0から、抵抗13
を通して平滑フイルタ400の平滑コンデンサ1
4に充電がなされ、平滑フイルタ400の平滑コ
ンデンサ14の両端電圧が徐々に上昇していき、
この平滑フイルタ400の平滑コンデンサ14の
両端電圧が発振回路16Aの発振開始電圧に達す
ると、発振回路からスイツチング制御回路16B
を介してスイツチングトランジスタ12がスイツ
チング動作を開始する。つまり、t1は発振回路1
6Aの発振開始時点となる。そして、このt0から
t1までの時間にあつてはスイツチングトランジス
タ12が作動していないので、平滑コンデンサ9
の放電ループは形成されなく、平滑コンデンサ9
の電圧が上昇するにしたがつて、その充電電流は
減衰していくため、整流器7に流れ込む電流を非
常に小さく減衰させることができる。つまり、t0
からt1までの時間は平滑平滑フイルタ400の平
滑コンデンサ14が放電ループを形成しない状態
で、ほとんどその充電を完了するまでの時間以上
にとればよいことになる。したがつて突入電流制
限抵抗8と直列に挿入されている消磁コイルに流
れる交流電流も時間とともに減衰する。
以上に述べたように、本考案によれば、双方向
性3端子サイリスタが作動し電流を流すようにな
ると、消磁コイルの減衰する電流は遮断されるの
で、一度電源スイツチ5を切断し、再び接続する
ことによつて消磁作用が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のCRT装置の消磁回路のブロツ
ク図、第2図は本考案の実施例によるCRT装置
の消磁回路のブロツク図、第3図は回路を流れる
電流の波形図で、aは電源スイツチを流れる電流
の波形図、bは突入電流制限抵抗および消磁コイ
ルを流れる電流の波形図、cは双方向性サイリス
タを流れる電流の波形図である。なお図面に記載
の記号は下部のものを示す。 1……消磁コイル、5……電源スイツチ、6…
…交流電源(商用交流電源)、7……全波整流器、
8……第1の抵抗(突入電流制限抵抗)、100
……直流電源、10……コンバータトランス、1
1……第1の巻線、12……トランジスタ、13
……第2の抵抗(抵抗)、14……コンデンサ
(平滑フイルタ400の平滑コンデンサ)、9……
コンデンサ(平滑コンデンサ)、16……発振・
制御回路、16A……発振回路、16B……スイ
ツチング制御回路、20……双方向性3端子サイ
リスタ、17……第2の巻線、18……第3の抵
抗(抵抗)、200……直列回路、300……直
列接続回路、400……平滑フイルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 消磁コイルと第1の抵抗を直列に接続し、前記
    消磁コイルと第1の抵抗を介して、供給される交
    流電源を整流、平滑して得られる直流電源と、こ
    の直流電源に一端が接続されたコンバータトラン
    スの第1の巻線と、このコンバータトランスの第
    1の巻線の他の一端に接続され、前記コンバータ
    トランスを駆動するべく設けられたトランジスタ
    と、前記直流電源に一端が接続された第2の抵抗
    と、この第2の抵抗に直列に接続されたコンデン
    サと、このコンデンサの両端電圧を電源電圧とし
    て動作する発振回路と、この発振回路の発振出力
    を整形して前記トランジスタのオン、オフ比を制
    御するスイツチング制御回路を具備し、前記消磁
    コイルと第1の抵抗とが直列に接続された回路
    に、アノードとカソードとが並列に接続された双
    方向性3端子サイリスタを設け、前記コンバータ
    トランスに第2の巻線を設け、この第2の巻線の
    一端を前記カソードに接続し、前記第2の巻線の
    他の一端にダイオードと第3の抵抗からなる直列
    接続回路を介して前記双方向性サイリスタのゲー
    トを駆動するべく構成され、前記コンデンサの両
    端電圧が前記発振回路の発振開始電圧を越えて上
    昇したとき、前記発振出力が前記スイツチング制
    御回路を介して前記トランジスタをオン、オフ
    し、前記コンバータトランスの第2の巻線に誘起
    された電圧により前記双方向性サイリスタをオン
    させて、前記消磁コイルに流れる電流を遮断する
    ことを特徴とした自動消磁回路。
JP6268683U 1983-04-26 1983-04-26 自動消磁回路 Granted JPS59169175U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6268683U JPS59169175U (ja) 1983-04-26 1983-04-26 自動消磁回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6268683U JPS59169175U (ja) 1983-04-26 1983-04-26 自動消磁回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59169175U JPS59169175U (ja) 1984-11-12
JPH0113490Y2 true JPH0113490Y2 (ja) 1989-04-20

Family

ID=30192877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6268683U Granted JPS59169175U (ja) 1983-04-26 1983-04-26 自動消磁回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59169175U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59169175U (ja) 1984-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3784868A (en) Degaussing circuit for portable television color picture tube
JP2661925B2 (ja) 消磁回路
JPH0113490Y2 (ja)
JPH04324790A (ja) 減磁回路
JPS5811151B2 (ja) カラ−テレビ受像機の消磁回路
EP0219287A1 (en) Cathode ray tube degaussing circuitry
JPS62178173A (ja) 電源装置
JPS5842994B2 (ja) 水平発振回路の電源装置
JPS5992690A (ja) 消磁回路
JP2563306B2 (ja) テレビジョン受像機の消磁回路
JPS5916486A (ja) 消磁回路
JPH0140552B2 (ja)
JPS625033Y2 (ja)
JPH06217334A (ja) 消磁回路
KR890005239B1 (ko) 절연형 자동 정전압 회로
JPH05153606A (ja) 消磁回路
JPH062472Y2 (ja) 磁気増幅器制御型スイツチング電源
JPH02248185A (ja) 消磁回路
KR100326563B1 (ko) 소자회로 및 그 구동방법
JPH0514629Y2 (ja)
JPH02166990A (ja) 陰極線管表示装置の消磁回路
JPS6031325Y2 (ja) 水平出力装置
JPH06178535A (ja) スイッチング・レギュレータ
JPH0740465B2 (ja) マグネトロン用インバータ回路のトランス
JPH09322184A (ja) スイッチング電源回路